POPPO NEWS archive

ウェブコンテンツ制作事務所 ピジョンズ・パーク

POPPO NEWS ARCHIVE.

ポッポニュース記事まとめ

2024

 
2024.0524
⚫️瞬間を描く光の絵師「螢」.
まだ涼しい朝夕にも、空気が少し湿気を帯びてきたように感じる。梅雨入りが近づいているからだろう。庭のアジサイも開花に向けてツボミを大きくしている。ジメジメしてあまり居心地のいい時期ではないけれど、ピジョンズ・パーク(P.P)はどちらかといえば悪くない季節だと思っている。雨に洗われた表通りはキラキラと輝くし、先のアジサイも色鮮やかな表情で笑うから。そうして忘れてならない梅雨の名物にもうひとつ「ホタルの乱舞」がある。人里に近い小川の周辺や森の中で、小さな光を無数に点滅させ、あるいは流れるように光線を引いて、ベタ塗りの空に、一瞬の絵を描いてみせる。──まさに「螢」は、瞬間を描く光の絵師なのだ──。近くの公園に、異常水温で知られる不思議な湧水が流れこむ池がある。遠くに「よしこの」の音を聞きながら、ホタルが群れ飛ぶ光景を夢想しながら散歩するのが(P.P)は好きだ。瞬間を描く光の絵師「螢」が、ふるさと徳島でにもうすぐ舞い上がる。
 
2024.0523
⚫️栴檀三樹の花は初夏の香り.
3本の幹が絡み合って一本の大樹に見えることから「栴檀三樹」と名付けたピジョンズ・パーク(P.P)のお気に入りの木。立っているのは、吉野川中流の牧草が繁る河川敷。小さな薄紫の花を無数に咲かせるのは、梅雨入りを前にした今。昨年はドローンを飛ばし、栴檀三樹や栴檀が群生するセンダン森を鳥瞰しました。今年は土手の上から、そして幹に触れて、ふるさと徳島に咲くセンダンの花を見上げようと思います。絵のモチーフは(P.P)お気に入りの栴檀三樹。に香りを閉じ込めてみました。ご覧ください。
 
2024.0522
⚫️牧歌ロールを描く.
ふるさと徳島のほぼ中央を西から東へ流れて地域を潤す大河・吉野川。その中流域に位置する河川敷で今、牧草づくりが盛んに行われています。土手道でジョギングを楽しむピジョンズ・パーク(P.P)の視線の先に、巨大なバウムクーヘンがいくつも転がっていました。近づいてみると直径は1m超ほど。干し草がぎっしりと円柱状に巻き込まれています。冬場の牛の飼料となる牧草ロールだと思われます。ひょっとすると麦稈ロールのように寝わらの代わりに使われるのかもしれません。ひっそりと広がる牧歌の光景を見逃すのはあまりにも惜しい──ふるさと徳島を彷徨い訪ねて歩くピジョンズ・パーク(P.P)に油断と死角はありません。絵のタイトルは「牧歌ロール」に決めました。
 
2024.0521
⚫️ふるさと徳島のランドマーク高越山.
銭湯の脱衣フロアで腰に手を当ててやることといえば「フルーツ牛乳をビンから口のみしてプハー!」だろうか。じゃあ、川田川の河川敷で高越山を見上げてやることといえばなんだろう? ふるさと徳島で、ことに県西部地域で育ったひとなら「お〜い おこうっつぁ〜ん!」と空に叫ぶ一択に違いない。こだまする余韻のなかで、かつて高越山の中腹にあった県立山川少年自然の家での宿泊訓練を懐かしく思い出したりもするだろう。高越山とは、ふるさと徳島をいつでも近くに感じさせてくれる存在なのだ。
 
2024.0520
⚫️栴檀三樹が映える.
吉野川中流域で河川敷が無数の紫コバナで覆われるシーズンがやってくる。ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りのセンダンの森が、初々しい微笑みを投げかけてくれるのだ。その姿は、まるで花のドレスをまとったかのようで、(P.P)の視線の先で夕日に映えて魅せてくれる。吉野川河川敷で孤高の佇まい。一本に見えるが実は3本の幹が絡みあう栴檀三樹は、今年も元気だ。
 
2024.0517
⚫️脱兎の如く.
ピジョンズ・パーク(P.P)が信条とする座右の銘のなかでも、ことに気に入っている言葉ある。すなわち孫子の兵法に由来する「脱兎の如く」である。文字面から逃げ足が早いことのように捉えられがちだが、真意は深い。その時が来たならば、素早く動くこと──そのために備えておくことが寛容であることを諭したものだ。およそ一年前に決意したピジョンズ・パーク(P.P)の「三年道」は険しく遠く、そして短い。来る時「脱兎の如く攻める己が姿」を思って過ごす今が、実のところ本当に楽しかったりするのである。
 
2024.0515
⚫️皐月のねこ.
早朝のことだった。ごみステーションからの帰り、地域を見回る古参のオスネコに呼び止められた。「よう元気そうだな(老猫)」「そちらもお変わりなさそうですね(P.P)」「ああ、歳を重ねた今も、バリバリニャ(老猫)」「それは良かった。足取りもしっかりされてて(P.P)」「おお、3本ともな!(老猫)」「あははは(老猫とP.P)」と腹を抱えた。──令和6年の5月に出会ったネコの話である。///その朝から一週間くらい後の昼休みのことだった。花壇を手入れしていたおり、あの老猫に呼び止められた。「今朝な!いいことがあったんじゃ(老猫)」「それは良かったですねぇ。何があったんです?(P.P)」「朝からオッ立ってニャ(老猫)」「お若いですね(P.P)」「茶柱の話なんだけどニャ(老猫)」「あははは(老猫とP.P)」と笑った。──令和6年の5月に出会ったネコの話である。
 
2024.0426
⚫️お花見は春告鳥の唄声とともに.
ウグイスの美声は春の名残──季節が深まるほどに唄も艶を帯びていく。知る人ぞ知る名水「龍王水」が湧く鴨島町森藤にある隠れ名所でひっそりと桜花が咲き誇っていた。近くには樹齢1000年近い檀の大楠や平康頼公が祀られた神社などがあり、まとめて巡るのも乙なピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りのお花見スポットである。そうしてもちろん春告げる小鳥たちの合唱も堪能できたりする。
 
2024.0424
⚫️大谷川のほとりで記憶を愛でる.
たとえばお好み焼きをおかずにごはんをいただくとしよう。炭水化物づくしと言って過言でない食事だけれど、ピジョンズ・パーク(P.P)のお好みの味だ。そして、花を添え物に花を鑑賞させていただく花づくしの宴。これも、言わずもがな(P.P)のお好みの時だ。美馬市脇町を流れて吉野川にそそぐ大谷川に、その昔、築かれたデ・レーケ堰堤(えんてい)。この文化遺産を中心とした公園は、春に、色とりどりカラフルに咲くチューリップ畑と河岸に咲き誇る桜並木が共演する稀有なお花見ポイント。(P.P)とっておき。通い詰め、自慢するに値する、ふるさと徳島の花園なのだ。そう──。盛りを過ぎたとて、記憶が散ることはない。
 
2024.0423
⚫️失われた娯楽の殿堂跡にて.
あの日の寂しさは今も忘れられない。遡ること13年。2011831日のことだった。何度も通った吉野川遊園地の閉園だ。園の中心で小ぶりの観覧車が回り、高低差は小さく距離も短いジェットコースターがカタカタと揺れながら疾走していたのを思い出す。園に入るのに江川湧水がそそぐ弁天池にかけられた、赤い欄干の阿弥陀籤のような迷路の橋を渡った。そして春。ここは当時、桜花の名所としても人気だった。遊具は跡形もないが、お花見名所としての名残はいまも健在である。
 
2024.0419
⚫️ザナドゥ.
絶景とは言わない。類稀な光景でもなく、誰もが息を呑むこともない。なんということもない、高台からの眺めだ。ただし、ふるさと徳島に親しむことができたなら全く話は変わってくる。愛着という名のレンズフィルターを履かせたファインダーの向こうには、何物にも替え難い大地が広がっていることに気づくのだ。居心地の良さは、深く広く柔らかく暖かい陽の香りがする寝床だ。デスクに向かっているときの倍、空気を吸い込むことができる気がする。なんと呼べばいいだろう?シャングリラ、ユートピア、パライソ…、響としてはザナドゥ(xanadu)が一番好きだ。ここはチェリーロードライン(県道43号線)の高台・堀割峠にある展望所。2024年春。桜の巨木の下で、西から東へ流れるふるさとの大河・吉野川と日本一の広さを誇る川中島の善入寺島を望んだ。
 
2024.0418
⚫️たとえば桜の街道の始まりで.
年を重ねるといろいろと変化があるのは当然だ。たとえば精神面。諦めることができるようになるし、おかげで焦ることもなくなる。たとえば体力。しっかりと衰えている^^;) けれど、その代わり経験値が上がって、まぁ体力を使わずにうまく切り抜ける手立てを講じることができるようになってきた気もする。それから、たとえば体質にも明らかな違いを確信している。これまでは大事な場面で雨が降ったり忘れ物をしたり体調が悪くなったりすることもあったのだけれど、いまやここぞというときにはきっと「晴れ男」である。勘違いでなければ、近くにいる人にも幸運が伝播しているようにも思える。なんとも不思議なことがあるものだ。さて翻って、ふるさと徳島の名所も経年により魅力という名の色合いが濃くなることもある。そのひとつが吉野川市美郷の東山さくらの里。川島町と美郷をつないで神山町に抜ける県道43号線。その中間点に位置する桜花の名所。ここ数年、ピジョンズ・パーク(P.P)が欠かさず通う桜の花見のお気に入りポイントの一つ。昨年よりも花の数が増えたようで色合いに厚みを感じた2024年の桜花。今春も存分に堪能したという話である。
 
2024.0414
⚫️社寺のサクラ.
吉野川市鴨島町森藤。古刹・三谷寺と森藤八幡神社が軒を並べて見下ろす小川に、参道に育った一本の桜の古木が桜花の傘を広げていました。傘の下では、鶯たちが美声を競い合い、温んだ春の風に薄桃色の花びらが舞っています。ピジョンズ・パーク(P.P)は赤い欄干に頬杖をついて、しばし、ふるさとの自然の振る舞いに身を委ねる幸福に浸っていたのであります。
 
2024.0412
⚫️花筏.
吉野川市鴨島町に湧き地域を潤して流れる江川。夏冷たく冬に温かい水が地表に噴き出す不思議な湧水源を起点に2kmほど流れ下ると、川幅は広くそのほとりに歴史ある江川鴨島公園が整備されています。市民が憩う人気の公園は、桜花の花見名所として地域外にも広く知られています。もちろんピジョンズ・パーク(P.P)にとってもお気に入りの場所。シーズン中は必ず足を運び、一度ならず気付けば公園で桜を見上げているのも珍しくはありません。そうして見上げるのと同じくらい、視線を落としてもいるわけなのです。
 
2024.0411
⚫️さくらの誘い.
吉野川市鴨島町中島に鎮座する諏訪神社。全国におよそ25000社祀られている中の一社ですが、参道の桜並木が醸し出す華やかさは、類稀であるように感じられるのです。2024年春に咲き誇る桜花を前に、二拝二拍手一礼。ピジョンズ・パーク(P.P)は、神々しくさえあるその光景を見逃す愚行を冒すことはなかったのです。
 
2024.0410
⚫️花祭りのあと.
今春も桜花に酔った。通りすがりに、一見の場所で、何ヶ所もハシゴして、何度も通って、そうしてふらふらになるまで桜花を見上げたのです。川島町と美郷をつなぐチェリーロード、川島町と山川町をつなぐフルーツロード、忌部神社、江川鴨島公園、江川湧水公園、川島神社、鴨島町内の神社群…。近隣だけでも、こんな調子。ふるさと徳島で巡った桜花名所を数え上げれば切りがないのです。これからは降り注ぐ花吹雪、池や流れに浮かんだ花筏や地面を覆う桜花の絨毯も楽しまなければと思うのです。土鍋料理のあとの雑炊みたいな感じかな。
 
2024.0405
⚫️丘の上の傘桜.
ふるさと徳島を東西に割る大河吉野川。その雄大な流れを見下ろす峯八山の丘の上でその桜花は咲き誇っている。丘は六地蔵展望台と呼ばれる吉野川市の名所のひとつで、その頂を覆う様は、さながら桜花柄の和傘だ。東西南北に伸ばした枝は樹勢を示し、これからまだずっと先までボクらの目を楽しませてくれることを約束する。
 
2024.0402
⚫️花は待っている.
桜の花は、咲いて人を誘うかのように見える。だが本当のところは、じっと待っている健気な存在なのだ──。大正池のほとりから南の山へたどるチェリーロードラインで、桜花を愛でた勢いをそのままに、花見どころを梯子する。向かったのは川島町との境に近い山川町忌部山。そこに鎮座する山崎忌部神社に参拝。見上げる花は見頃の5分咲き。幸せな気分を存分にいただく。これもご利益のひとつに違いない。ピジョンズ・パーク(P.P)は、そう思う。
 
2024.0329
⚫️春の狂喜乱舞.
公園も街道も山も校庭も川沿いも、うずうずしている。待ち焦がれた心を糧に、無数のつぼみは今にも破裂せんばかりだ。ウグイスはすでに声をからしてる。群れを成すメダカたちは右往左往。鳩だって踊りくるってる。喜怒哀楽の日々を忘れて、ただただ、みんな上を向いて歩く。そんな一週間が始まろうとしている。
 
2024.0303
⚫️梅花の宴.
片道約20km.往復するだけの価値を見出すことができる目的地がある。もちろん峠越えの徒歩旅でである。県道245号線をたどる。その旅先とは、県内屈指の梅どころとして知られる美郷(徳島県吉野川市)の梅園だ。2024年上巳の節句あるいは桃の節句。ピジョンズ・パーク(P.P)は、すっきりと晴れた青空の下へ、意気揚々と飛び出していた。今年最後の梅花の宴に酔いしれるため。往復する道すがら、道端で声援を贈ってくれたのは、満開の見頃を迎えたばかりの河津桜・蜂須賀桜たちだった。
 
2024.0229
⚫️いちばん花.
河津桜である。ピジョンズ・パーク(P.P)の仕事場近くにあり、ジョギングコース上にもあたり、毎春、角を曲がって、この花景に出会うたび「はっ!」とする。個人宅の桜だが、一段低くなった庭からガードレールを越えて、車道を覗き込む、桜花の様は、ひとなつっこさすら感じる。だから、親しみをこめて、2024年の春をつげる満開の河津桜を(P.P)はこう呼ぶ。「いちばん花」と。春はお遍路さんとともにやってくる──といわれる。桜花はそれを祝福して咲くのかもしれない。
 
2024.0216
⚫️旅のきおく・奇跡の石垣.
いきなりだけれど「愛の奇石」と呼ばれているそうだ。さて場所は、どこだと?答えは岡山県津山市にある津山城跡(鶴山公園)の石垣。近くに案内板が立てられていて、ハート型をした石に触れると、若い人には、なんかいいことがあるようなことが伝えられていた。初代城主は森忠政候という。本能寺の変で織田信長とともに討死した森蘭丸の弟にあたり、安土桃山時代の武将だった。城を築いたとき、なにかいいことがあるように願ったのだろうか。いまは桜花の花見名所として、みんなの笑顔が集う場所になっている。
 
2024.0215
⚫️森の奥の花畑.
深い森の奥で偶然、出会うことができると信じられている花の苑。色とりどりに揺れる表情のひとつ一つを見れば、ピジョンズ・パーク(P.P)を歓迎していることは疑いようがない。鳩の羽ばたきが起こす小さな波紋が、どこへ辿り着くのか知りたいものだが、分かりようもないことだけは知っているのだ。ラプラスの魔物でもなければ…。
 
2024.0213
⚫️森の奥へ誘う香り.
ご近所の庭や公園から甘い香りが漂ってくるのに気づいて、面(おもて)を上げると、紅白の梅花に見下ろされていたりする季節になりました。ピジョンズ・パーク(P.P)が、常々語って憚(はばか)らないのは、早春にのみ楽しめる梅花の香りこそ樹花の最高峰でり、芳香の女王と呼んで差し支えないということ。梅花はひととき里を包み込んで、春の幕開けを謳い、しだいに森の奥へ波及させていきます。森に踏み込む理由は、無数にあるが、梅花の芳香は際立っている。──Adobe designed it./モチーフは剣山に連なるナカ奥の森.
 
2024.0211
⚫️神秘の海の歌を聴け.
ふるさとの海は神秘の光景を隠しもっている──と、ピジョンズ・パーク(P.P)は信じて疑わない。打ち寄せる波は、穏やかな時もあれば、荒々しい日もある。海の声を聞き逃しさえしなければ、大きな体の後ろで捉えにくくなっている色合いが光にさらされることがある。そこに圧倒的な驚きが控えているのだ。
 
2024.0208
⚫️ふるさと東奔西走.
ふるさと徳島は山国と言われる。標高1955mの剣山を筆頭に高山が連なり、県土のほぼ8割が山地であることから当然の評価だ。地形も変化に富み、明媚な風光が溢れ、四季の表情も大変豊かである。そんなふるさとを隅々まで知り尽くしたいと思うのは自然な心の流れであって、そのために費やす時間や労力をまったく惜しみたいとは思わないのである。そこでピジョンズ・パーク(P.P)が欲しているのは、どこにでも連れていってくれる理想の乗り物。雪だろうが、嵐だろうが怯まず、泥濘だろうが、荒地であろうが、易々と走破するクルマ。ボンネットには「鳩」のエンブレムを冠し、ルーフには風の抵抗を受けづらい強力なキャリアを配し、足回りの頑強さは言わずもがなの(P.P)仕様SUV。とりあえずシルエットだけはイメージできた。あとは開発だけなのだが…。──Adobe designed it.
 
2024.0201
⚫️捨身ヶ嶽の魔物.
ふるさと徳島(那賀町)と高知県(香美市)の県境にそびえる石立山(標高約1708m)を知っているだろうか。頂には険しい登山道を辿らなければならないが、そんなコース取りもあわせて、ピジョンズ・パーク(P.P)をはじめ老若男女、さまざまな山行客を惹きつけてやまない。石立神社が建立されている山頂周辺は、石灰岩が剥き出しで山肌は白く輝いている。そんな山頂の北西で、ひときわ険しく美しい山容で誘う岩山がある。「捨身ヶ嶽」である。切り立つ岩山は、踏み外せば瞬く間にあらゆるものを呑み込むのはあきらかに見えるのだが、それでも決意させるに足りる力を秘めていたりする。──モチーフを得たのは石立山捨身ヶ嶽
 
2024.0131
⚫️集会迫る.
辰年が明けてはやひと月。師走に忙しなく焦燥し、睦む暇もなく、如月を迎えようとしています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、石井町にある、とある神社の境内を訪ねました。集会を覗いて、少し立ち止まってみるのも悪くないと思ったから。つもる話に耳を傾け、展望を見極め、再会を約す。至福はどこにでもあるものだけれど、いつでも浸れるものでもない。一期一会の貴重であることをいつだって思い知るのです。──モチーフを得たのは石井町の曽我氏神社
 
2024.0125
⚫️幻想氷瀑.
ふるさと徳島を最強寒波が覆う季節が到来した。ふるさと徳島は山国と呼ばれるだけあって、高く急峻ないただきが連なり、そこを源流とする深い深い谷が無数に彫られている。分水嶺によって方向を定められた一滴の水が、渓谷に潜り、岩肌を下り、時に垂直に落下して、黒い淵に集う。止まることを知らない谷の流れだが、ときに淵にうずくまったまま動かなくなることがある。それが氷瀑だ。ふるさと徳島を最強寒波が覆う今、山々の深みで凍りついた世界がひっそりと横たわっていることがある。──モチーフを得たのは神通滝(神山町上分江田)
                                                     
2024.0123
⚫️天啓.
今日は日がいい。123でジャンプする。今日は日がいい。ふるさと徳島は朝から寒風が吹き、夕方には雪が舞い、夜になってもまだ窓外を風が甲高い声をあげて走り回っている。それでも、今日は日がいい。明日からの新たな試みに、はずみをつける軽やかなリズムが響いている。アイデアという名の天啓が舞い降りる時を知ることはできないのだけれど、尻尾を捉えて離さないことはできる。休まず考え続けるという方法でなら。
 
2024.0119
⚫️道端のビンテージアイテム.
ピジョンズ・パーク(P.P)のテリトリーは、それほど広いわけではないけれど、見回りするたびに新しい発見がある。もちろんでっかい「発見」というわけではない。せいぜい、ああこんな風景があったんだといった、「見つける」程度の小さな喜び──。それが得難く、何ものにも変え難いのだ。で、今回出会ったのは、地面に無造作に転がされたピンクの箱。これって古い電子レンジ? ノンノンノン。答えはテレビだ。わかるかな。古いという点では、ダイヤルでチャンネルを変えるタイプでその通りで、厚みがあるのはモニター部分がブラウン管仕様だから。ピンクに見えた筐体は、もとはきっと鮮血のように瑞々しい赤だったのに違いない。この古いテレビが現役だった頃、ブラウン管の前でどんな団らんがあったのだろう。モノトーンで振り返るのは、いろいろな物語。それらが目の前で、鮮やかに色づいていく。とめどなくあふれて飛び立っていくカラフルな想像。(P.P)はそれを捉えきれないのだ。──鴨島町西麻植
 
2024.0111
⚫️神饌.
阿波のたぬき合戦といえば金長ダヌキ親分の名が浮かびます。その金長ダヌキのもとで輸送隊の長として活躍したとされる「四輪大明神」(徳島市南庄町2)を祀る祠に参拝することができました。ご利益は商売繁盛!十日戎にも近く、招かれたことを喜び、謹んでお参りさせていただきました。祠の脇に立てられた説明板を読むと、四輪ダヌキ様の好物は稲荷ずしと書かれています。鴨島にある自宅から眉山山頂経由の徳島駅をゴールに、恒例の年始ランニングを楽しむピジョンズ・パーク(P.P)は、今回に限って偶然にも稲荷ずしを背負って走っていたのです。しかもまだ、手をつけていない! これはもう稲荷ずしの匂いに感づいた四輪ダヌキ様が引き寄せたとしか考えられず、商売繁盛などといった下心は彼方へうっちゃって、丁重にお供えさせていただきました。自らの空腹などは忘れて、晴々とした気持ちでランニングを続けた(P.P)ですが、ひとつ課題が。「四輪大明神」様の読みがわからない? 仏語から辿れば「しりん」となりますが、「よつわ」「しわ」なども考えられます。図書館に答えが眠っていることを願って巡ってみようと思います。いや、ひょっとすると、招いてくださった四輪ダヌキ様が今度は自ら夢枕に立ってくれるかもしれません。愉しみです。
 
2024.0109
⚫️蝋梅.
吉野川市鴨島町の名所「江川湧水」は、冬暖かく、夏に冷たい水がわくことで知られ、周辺は江川湧水公園として整備されています。四国88ヶ所霊場を巡るお遍路さんの休憩ポイントとして園内には東屋やトイレも用意され、湧水を囲むように樹木や花が植えられて、四季の移ろいをみんなに見せてくれるのです。カチカチの風が吹く早春の今、スイセンが純白の花を咲かせ、ロウバイが黄色い花と甘い香りでゆるい春を手招きしていました。
 
2024.0106
⚫️栴檀三樹.
吉野川市川島町を流れる吉野川と県西部の幹線道路・R192を隔てる堤防みちは、ジョギングやウォーキングを楽しむ市民のメインコースとなっています。もちろんピジョンズ・パーク(P.P)にとってもお気に入りの道のり。自動車が走ることはほとんどなく安全で、四季折々に移ろう大河沿いの色合いを安心して楽しむことができるのです。そんなコースの途中、河川敷を耕作した広場に一本の栴檀の木が立っています。ずっと昔から。根っこは一つですが、幹は3本ならんで天に向い、それぞれが十分に力強く、周囲に広げた太い枝をしっかりと支えています。下草の枯れた冬季。根元まで容易に近づくことができます。(P.P)は、「栴檀三樹」と呼んで、肌触りを確かめるのを早春の愉しみのひとつとしているわけなのであります。
 
2024.0105
⚫️ことでんドラゴン.
JR琴平駅の西隣。金倉川にかかる大宮橋のたもとに置かれた琴電琴平駅。高松築港駅から乗客を乗せてきた3両編成の客車が停車していた。金刀比羅宮北神苑の高灯籠に趣を感じる。三が日の中日、参拝を終えた客らを列車は待っている。まもなく多くの笑顔を満載して、青空の下を、黄金のドラゴンのように疾走するのだ。
 
2024.0104
⚫️金刀比羅宮もうで.
隣県琴平町の象頭山に鎮座するこんぴらさん(金刀比羅宮)。「こんぴら狗(いぬ)」の伝承でも知られるように、全国的にも人気が高く年間を通じて、方々から多くの参拝者を迎え入れています。三が日ともなれば、その賑わいは言うまでもありません。人混みはときに煩わしく感じますが、活気の言動力であって、そこに立つだけで高揚感を味わうことができるのも本来です。つまり元気になれる。三が日の中日では賑わいもピークに達していて、さすがに785段の参道石段を駆け上がれるような隙間はありませんが、ゆっくりと進む参拝の流れに乗ることで、お正月気分を存分に味わえました。車道に連なる車の列にハマるのだけは避けたかったピジョンズ・パーク(P.P)は、3kmほど離れた公園駐車場から、ジョギングを兼ねて参拝。運転疲れすることなく、祭神大物主神が祀られた御本宮をはじめ、石段1368段を数えた先に建立された奥社まで境内諸所に鎮座する神々に、辰年への誓いを申し上げることができました。
 
2024.0101
⚫️辰の年賀.
新年あけましておめでとうございます。旧年中は多くのみなさまにお世話になりました。おかげさまで、辰の年を無事に迎えることができました。今年はなお一層精進し、感謝の気持ちをお伝えしていきたいと思います。今年は天高く昇る辰が干支。これまで積み重ねてきた努力に、ひとつの完成形として魂の輪郭を彫るにふさわしい年であろうと思います。画竜点睛──さらに未来へ進むための道標。ぼんやりとした思いに、手探りの歩みに、ハリ(羅針盤)を打ち道を照らす。その先に結実がきっと待っていると確信しています。


2023

 
2023.1229
⚫️飛び込め!光の坩堝へ.
県西部を代表する光の祭典「池田冬のオブジェ・夢来人イルミネーション2023」。今回で開催30回目を数える記念イベントは、回を重ねるごとに輝きを増し、JR阿波池田駅に隣接する「へそっ子公園」会場は、まさに色とりどり光の坩堝! 見上げ続けて見飽きることがない光景は、ピジョンズ・パーク(P.P)を酔わせるのに余り有り、「会期中できる限り足を運びたい」と、決意させるのです。開催は新年110()まで。ふるさと徳島のお正月。帰省したなら見逃せないイベントひとつです。
 
2023.1228
⚫️似て非なるものについて.
年の暮れになると考えるのは新年の抱負。年が明けてからでは遅いから毎年このタイミングなのだが、どんなに困難な希望であったとしても、決意を新たにするのは清々しくて気持ちがいいものだ。ところで抱負は毎年考えて、ころころと変わるものだけれど、一貫して保ち続ける思い、いわゆる信念というものがある。断っておくけれど、新年だけに!という駄洒落で持ち出したわけではない。ピジョンズ・パーク(P.P)にも、もちろん信条を言葉にした座右名がいくつかある。そのひとつは「考え続けること」。かつてプロ野球の名監督・野村克也氏は「考えることは才能に恵まれなかった者の最強武器である」と語ったそうだ。さすがに、うまいことを言うものだ。(P.P)もその思いは同じで、今朝も起き抜けにあることを考え続けていた。似て非なるものであっても、非なる方を好んでしまうことが決して悪いことではない!ということだ。「裸一貫」という言葉がある。辞書によれば「体のほかには何も資本を持たないこと」とある。そして「裸一貫から出発して財を成した」と使われるのが一般で、とても肯定的な意味合いがある。ただ、(P.P)の感覚からすると、その道のりは重厚長大でなんだか重苦しい。これに対して裸はハダカでも「パンイチ」という言葉がある。これはまさにパンツ一丁、おパンツしか身につけていない状況をいう。同じ意味なのにとても軽い。軽薄短小である。あえて言ってみよう。「パンイチから財を成す!」──ちょっと笑ってしまう。軽やかな気分は味わえたが、新年の抱負とするには、もう一考必要だろう(=PP=)。考えることをやめてはいけないのだ。※写真は徳島市沖洲の沖合に顔を出した「だるま朝日」
 
2023.1227
⚫️そら参拝.
標高1955m。ふるさと徳島の最高峰に鎮座する剣山本宮社。かつてピジョンズ・パーク(P.P)は年末年始に参拝し、初日の出を待つのを恒例としていました。腰まで埋まるような積雪を掻き、頬を凍らせ耳を削ぐ寒風を蹴散らし、歩を重ねた先に出会える光景に酔いしれたのです。1週間後、里は雨の予報となっています。果たして頂は…。仕舞い参りと初詣の時が近づいています。
 
2023.1225
⚫️ドラゴンに想うこと.
年末クイズをおひとつ。深まったり、厚くなったり、近づいたり、強まったりするものな~んだ? チクタクチクタク…。答えはいくつかあるかと思いますが、人と人の関係もそのひとつ。溝が深まることもあれば、心の距離が近づくこともある。絆が強くなることもあれば、関係が希薄になることもある。親密さが増すこともあれば、縁の切れることもある。情に厚くなることもあれば、信頼も高まったりもする。いずれにしても、良い関係に発展するためには、まず礼儀が下敷きにあるというのはいうまでもないことでしょう。たとえば、スマホのシャッターを押してほしいなら、「これ押してもらっていいですか?」の前に、「申し訳ありませんが」と一言つけるのが良いだろうと思うのです。一方的に時間を譲ってくれという無礼を許してもらいたい気持ちを伝えることが必要じゃぁ~ないかと。2024年は、とりあえず人間関係で正解を出し続けていきたいと思う、ピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。
 
2023.1222
⚫️仕舞い参り飯尾天神社.
吉野川市の森林公園「少年の森野外活動センター」に隣接するというより、森が社叢(しゃそう)といって差し支えなさそうな飯尾天神社。四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺の東方1kmほどの場所にあり、ピジョンズ・パーク(P.P)は札所とセットでお参りさせていただくのを恒例としています。森の中には静寂に満ちた小径が延びて、いまは枯れ葉を踏むかすかな音色が足元に小さく弾けます。拝殿の前に鎮座する撫牛のご利益にもあやかり、今年も一年お世話になりました。二拝二拍手一礼。「払い給え、潔め給え、鎮め給え、守り給え、幸い給え」。新しい年の導きが、はやもう楽しみでならない(P.P)なのであります。
 
2023.1220
⚫️仕舞い参り藤井寺.
四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺。88霊場のなかで、唯一「てら/でら」と発音する霊場なのであります。ご本尊には薬師如来を祀り、厄除けなどのご利益をいただけます。境内にある藤棚は、もとは弘法大師お手植えが起源と伝えられ、何代目になるのか幹は太く、開花のシーズンにはたわわに垂れる紫花が、流れ落ちる滝のような色とまとわりつくような甘い香りで参拝者を迎えてくれます。「おんころころせんだりまとうぎそわか」「南無大師遍照金剛」。2023年の仕舞い参りをさせていただきました。
 
2023.1219
⚫️仕舞い参り種穂忌部神社.
2023年も残り2週間。しっかり仕事を納めて、クリスマスムードに浮かれ、しみじみと年末を過ごして、晴れやかに新年を迎えたいと願います。そのためにピジョンズ・パーク(P.P)は、一年を良いように導いてくれたお柱様方にお礼の仕舞い参りを恒例としています。今回は、種穂山(標高約379m/吉野川市山川町)の山頂に建立されている種穂忌部神社。二拝二拍手一礼。お礼を申し上げ、新年の参拝を約束して、早くも暮れかけた下りの山道参道を辿りました。
 
2023.1216
⚫️ふるさと並木百景.
ふるさと徳島の懐は深い。味覚にしても文化や産業にしても、そして景勝も外すことはできない。例えばどこにでもある並木の風景であっても、知る人ぞ知る感動の光景を見せてくれる場所をいくつも抱え込んでいたりします。そのひとつが今日のポッポニュースフォト。吉野川にかかる岩津橋の下流南岸で、吉野川と国道192号を隔てる土手みちが、流れに沿って東に位置するバンブーパークに延びています。ここにピジョンズ・パーク(P.P)のお気に入り並木景がひっそりと形成されているのです。形成と表現したのは、この並木、人が植えたものではなく、実生から育った木々であって、下草が刈られたことで、偶然にも並木の公園が土手みち沿いに出来上がっているように感じられるから。萌葱色の葉をそよ風に揺らせて春を教え、強烈な日差しを遮って夏の酷暑を和らげてくれる。そうして葉を落とした今、太い幹の間を川の上流から吹き抜けてくる向かい風が、年の仕舞いをつけようとしています。
 
2023.1215
⚫️師走の候 かもじま全景.
四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺の南側山麓。敷地地区を東西に町道が延びています。森の中を抜ける道は、夏涼しく冬の寒風を防ぎ、春に花を、そして秋に紅葉で目を楽しませてくれます。地元であっても、知る人ぞ知る絶好の散歩道なのです。森が切れた高い台で、北方に広がる鴨島の町並み、東西に横たわって流れる大河吉野川、そこに浮かぶ全国一の川中島・善入寺島を眼下に一望しました。呼吸が整うのを待って目を細め、耳を澄ませると、新しい年の足音が聞こえたような気がしました。
 
2023.1214
⚫️吉野川渡渉.
第十堰は吉野川河口から14kmほど上流に設けられている利水設備です。その歴史は古く、今から350年ほど遡る藩政の時代に最初の工事が行われたそうです。そして大渇水期に入る師走の中旬。吉野川の水量もかなり削られて、第十堰が水面にすべて露出することがあります。そうしたときには、大河も歩いて渡ることができるようになります。南岸(石井町藍畑第十)から北岸(上板町第十新田)へ北岸から南岸へ。好機を逃すことを知らないピジョンズ・パーク(P.P)は、存分に大河渡渉を楽しみました。
 
2023.1208
⚫️朝立彦神社を参拝.
国道55号から勝浦川沿いに県道16号線を車で10分ほど遡り、潜水橋を渡って勝浦川西岸へ進む。そこから案内板に従って、曲がりくねった細い林道を辿って行くと「水飲み場」があり、そこで車を降り、鬱蒼とした森の中を抜ける参道を辿った。石段を登り切った先、徳島市を望む高台に建立されている朝立彦神社(あさだてひこじんじゃ)の拝殿が目に飛び込んでくる。ひな祭りのシーズンに勝浦町を目指し、夏の涼を求めて上勝町を訪ねる際に、いつも気になっていた朝立彦神社の案内板。ついに、ピジョンズ・パーク(P.P)は、当社のご祀神よりお招きをいただくことができました。朝立彦神社(徳島市飯谷町小竹)が勝浦町との境に位置し、北が徳島市、南が勝浦町となっています。この日は参拝者の姿はなく、境内はひっそりと静まり返っていました。ひんやりとした冬山の空気をたっぷり吸い込み一呼吸。二礼二拍手二拝。紅葉に彩られた境内を奥へ進んだ先の展望台からは勝浦川の流れや徳島市につらなる山々を眺望することができました。(P.P)は昼食の時間が無くなったのも忘れて見惚れたのであります。お招きに感謝しつつ、平安時代より続くという歴史に思いを馳せながら下山しました。
 
2023.1204
⚫️冬の吉野川とおこうっつぁん.
2023年の最後の月が走り始めました。「おこうっつぁん」の愛称で親しまれる高越山(こうつさん・標高約1133m)が冠雪する朝が訪れるのも、もうまもなくのことでしょう。冬の吉野川にかかる阿波中央橋から西の方向、川上を眺めました。川面も山並も青く凍えて、そうして硬い光を放って、見つめるピジョンズ・パーク(P.P)を迎えいれてくれます。新しい年に向けて、(P.P)も飛び込んでいくつもりです。
 
2023.1130
⚫️光の夜に、はしゃぐマチ.
11月も最終日。はやもう2023年も師走の前日となりました。日本中の夜がLEDなどのイルミネーションの光に彩られ、マチをあげてはしゃぐクリスマスシーズンの到来です。そんなわけで本日のポッポニュース。新たなワクワクを目前に、過去の賑わいを振り返ってみましょう。今から7年を遡る2016年の1216日から25日クリスマスまでの10日間、徳島市中心部を会場にした光イベント「徳島LEDアートフェスティバル」が開催されていました。デジタルアートで世界的に知られるチームラボによる光の作品が広場や通り、橋や水上を問わず町中にあふれました。初日から多くの人出があり、大変な賑わいとなっていたにも関わらず、あまりに幻想的な夜の光景に、音の記憶が欠落していることに、いま気づいています。今シーズン、ピジョンズ・パーク(P.P)はどんな光の幸景(こうけい/しあわせを感じられる光景・景色)に出会えるのか、楽しみでならないのです。写真は、イベント初日に新町川にかかる「ふれあい橋」で見惚れたにぎわいの一コマ。
 
2023.1127
⚫️幸せ小春日和.
吉野川中流北岸のまち市場町に広がる田園を駆け回りたくなったのは、やはり気候のせいだったのに違いありません。雪が降って、喜び庭駆け回る小動物がいるいっぽうで、ピジョンズ・パーク(P.P)は、小春日和の誘いを断れない「衝どうぶつ!」なのであります。休日となればなおさらです。そうして出会ったのが、今回の地蔵景。目にした瞬間、かつて歌手・坂本九さんが歌った「幸せなら手を叩こう🎵」というヒットソングが、(P.P)の頭の中いっぱいに広がり、唇から溢れ出していました。ただ、不思議なことに、本来の歌詞には存在しない「幸せなら手をつなごう」というフレーズがしっくりして、周りにひとがいないのをいいことに、何度もリピート__テへ(´∀`*)ペロ。ふるさと徳島にまたひとつ、自慢の幸景(こうけい/しあわせを感じられる光景・景色)を見つけました。
 
2023.1124
⚫️奇跡はすべての今.
ふるさと徳島に横たわるL字の大河・吉野川。その中流河川敷に、センダンの巨木が群生する壮大な森が広がっています。前回のポッポニュースでご紹介した通り、いまセンダンの森は無数の木の実をたわわに実らせ晩秋、初冬の風景で、訪ねる者を迎え、楽しませてくれています。ただその実は有毒なのだそうで、簡単に味わえないのが残念なのですが。さて、本日の掲載写真であります。ピジョンズ・パーク(P.P)の仕事場がある吉野川市の吉野川南岸土手みちから、センダンの森へ続く未舗装道で、夜明け前に降った雨が鏡の池を作っていました。池の底に沈んだセンダンの実の色合いに、当然ながら抗う術を持たない(P.P)は、フチにしゃがみ込んで、飽くでもなく水の底に心を囚われていたのです。
──そんなときに、一粒のセンダンの実が降ってくるのは自明の理。すでにフラグは立っているわけです。よって、鏡面に弾む水滴、広がる波紋を(P.P)が見逃し、撮り逃すなどといった道理や愚行は存在しないのです。もちろん「奇跡の光景」だということを否定しません。だけど、(P.P)は、「一刻一刻、すべての今が奇跡の連続である!」と言い続けていたい。ふるさと徳島の奇跡の光景を見逃さないために。
 
2023.1122
⚫️センダンの森にも稔りの季節.
一年で最も過ごしやすい五月中旬。薄紫色の小花を満開にして、甘い香りでミツバチやピジョンズ・パーク(P.P)を誘ったのは、吉野川河川敷に横たわるセンダンの森でした。そして小春日和に恵まれた小雪前日の昨日、たわわに実らせた木の実を風に振るわせて、かすかな歌声を載せて、土手道を行く(P.P)をまたしても河岸の森へ誘い込んだのは、稔りのシーズンを迎えたセンダンの木々でした。ちなみにセンダンの実は、生薬(動植物や鉱物などの天然素材を加工して作られた医薬品)の原料として、塗り薬などで利用されたこともあるようですが、有毒のため食用にはならないとのこと。そう思ってみれば、美味しくもないのか、たしかに野鳥やリスなどの小動物に食べられた様子はなく、いつまでもたわわのまま。それでも、というかそれだからこそ、ピジョンズ・パーク(P.P)の関心をひいてやまないのでしょう。この森は。
 
2023.1120
⚫️記憶の器はザルであり、アイデアは瞬足である.
突然降りてきて、心のほとんどを埋め尽くすような想いであるのにもかかわらず、ピジョンズ・パーク(P.P)の記憶の貯金箱はザルのごとしであるようです。そのままにしておくと、ほとんど垂れ流して、あとには大して意味のない石くれが残されるばかりなのです。思いついたら、すぐに、なにがあろうとメモを取る──この単純で簡単な作業が、ひたすら難しかったりもするのです。やらなければと思いつつも、このアイデアの泉は深夜あるいは明け方に湧く、いわゆる間欠泉であって、ペンを取って紙に向かうのはもちろん、スマホに向かって語りかけることすら難儀な状況であったりするのです。食事をしていたり、誰かと話していたり、散歩していたり、なんならパソコンに向かっているときに湧き出てくれるならと、願うばかり。で、今朝方も面白いアイデアを懐にしまったはずなのに、どこをどう探しても見つからず、悶々とした思いで今にいたっているわけです。そんな次第なので、本日のポッポニュースはこれといった話題もなく、ちょっと気が早いのですが来年の干支をモチーフにキャラクターを育て、久しぶりに足を運んだ新町川河口に泳がせてみました。龍が手前の橋は末広大橋、見えにくいですが奥には、すでに供用が始まっている新町川橋(四国横断自動車道・徳島南部自動車道)が架かっています。
 
2023.1117
⚫️国を生み、神を産んだ女神を想う.
「イザナミノミコト」は、ご存知のとおり淡路島を皮切りに日本列島を創り出した女神さま。国生みだけでなく、アマテラス、スサノオ、ツクヨミなどそうそうたる神々を産んだ「神生み」でも知られます。そして、ついには火の神さまカグツチを出産する際に大火傷を負って亡くなった後には、黄泉の国で新たな神となったそうです。これを迎えに行った日本神話イザナギノミコトの冒険話も、われわれの想像力をかき立ててくれます。そんなイザナミノミコトを祀る神社があると聞き、ピジョンズ・パーク(P.P)は、国道192 号を一路西進。大河・吉野川中流の川中島「中鳥」の伊射奈美神社原社を、南岸から拝むことができる「伊射奈美神社元宮跡遥拝所」の前に立ったのは数日前のこと。ひとが生まれる遥か以前。個性豊かな神さまたちが躍動した時を想い、恍惚と、空想の世界を吉野川上流に連なる山並みに重ね合わせていました。
 
2023.1110
⚫️色づく大歩危峡に架かる橋.
ふるさと徳島が誇る景勝・大歩危小歩危──。小春日和のこの日、紅葉の真っ盛りを迎えていました。JR土讃線・大歩危駅から見上げた大歩危橋の欄干に反射した陽光は、吉野川の透明度を上げ、木の葉をいっそう赤く輝かせていました。昭和48年に通行が可能になった橋は全長165mJR大歩危駅がある西祖谷側に延びる県道163号線・45号線と対岸の国道32号を繋いで多くの人や荷物が行き交ってきたのでしょう。時の流れを思うと、感慨深いのです。そしてピジョンズ・パーク(P.P)は、新緑の5月、そして大紅葉に染まる11月、吉野川が削った峡谷を旅する楽しみを、もう何年も忘れられないでいるのです。
 
2023.1101
⚫️この森に無い色は無い.
白黒の世界が近づいている。それを知っているからこそ、すべての色は刹那にひしめく。見逃してはならないと、ピジョンズ・パーク(P.P)は強く思う。すべてのものが、あらゆる事象が、時限のしばりから解かれることはないのだ。あと幾度、こうした光景に出会えるだろう。われわれに出来ることは、ほとんどなにもないと知る。そこでは、ふるさと徳島の奇跡の色に、ただただ感動するしかないのだ。
 
2023.1031
⚫️山頂の鬩ぎ合い.
ハッピーハロウィン🎵 ウェブやテレビや折り込みチラシやまちかどや、いろいろな場面で耳目にします。何がハッピーなのか、よく理解していないピジョンズ・パーク(P.P)なのでありますが...。そうは言いつつも、音の響きに幸福を覚えていたりするのだから不思議なものです。10月も今日で仕舞()い、いよいよ2023年も終盤が見えてきました。年替わりに向けて、ラストスパートを切るつもりの(P.P)です。変わり目といえば、季節も秋から冬へ。先日の日曜日(1029)に、気が向いて剣山(標高1955m)に登ってきました。登山口のひとつ「見ノ越」あたりで紅葉が見頃の最盛期を迎え、同時に山頂は木々が霧氷に覆われる、凍てつく世界が広がっていました。そうして、ふたつの季節の間に立った(P.P)は、鬩(せめ)ぎ合う気配を感じ、ハッピーハロウィン🎵の響きに似た高揚感に包まれたのであります。
 
2023.1025
⚫️どんどん、ひゃらら、どんひゃらら🎵.
クラシカルアルペジオを奏でるとき、コードC→コードAmよりも、コードC#→コードA#mの方が煌びやかに聴こえて、もっと言えばコードD→コードBmのほうがおしゃれで、ノリがいいように感じるピジョンズ・パーク(P.P)です。ちなみにBm7だとテンションかかり過ぎて、抑揚という輪郭の箍(タガ)が外れて、ペラペラな音色に「見え」てしまうのです。この先はどうだかわかりませんが。
 
さて、本日のポッポニュースブログ写真は、ご近所にある西麻植八幡神社の境内で、秋祭りの日に担ぎ出されたお神輿。大鳥居の外に停められた屋台から「どんどん、ひゃらら、どんひゃらら🎵」と笛太鼓の音も流れてきました。豊作に感謝し来年の恵みを願う儀式を通して、氏子という名で地域がつながっていることを喜ぶ笑顔がありました。
 
思いついて、唱歌「村祭り」をウェブ検索してみました。引っかかった「村祭り」の楽譜(日本音楽生涯学習振興協会サイト)のひとつを読むと、サビの部分のオノマトペというか、スキャットというのか、「どんどん、ひゃらら、どんひゃらら🎵」では、コードFDmFC7という進行になっていました。Dよりも3度高いため、一層祭りの弾む気持ちが表現されているように思います。とはいえ、しつこいようですが、(P.P)の好みはD6mの組み合わせなのです。明るいけど、はしゃぎすぎていない感じがいいのかもしれません。
 
2023.1019
⚫️石堂神社の秋祭り.
今朝。仕事場の西向きに開いた窓から吹き込んでくる肌寒い風に、金木犀の香りが乗っかっていました。閉めようと伸ばしたピジョンズ・パーク(P.P)の手を引っ込めさせるのに十分な芳しさであって、「嗚呼ついに秋が里まで降りてきたんだなぁ」と移ろう趣に、しばし身を任せたのであります。秋といえば、祭り。激しく熱く情を傾けて、フィジカルでもぶつかり合い、怪我を負うことも辞さない荒々しい祭りのニュースを耳目にしながら、(P.P)は、社に寄り合い、持ち寄った手作りの味覚で秋の酒肴を楽しみ過ごす、ローカルな祭りにも愛着を覚えるのです。写真はつるぎ町半田の山中に建立されている石堂神社の境内。隣接する三好市東祖谷との境にそびえる石堂山(標高約1636m)の登山口にもなっています。この日、令和51015()が秋祭りにあたり、東祖谷から神主さんを迎え、つるぎ町半田、一宇、東祖谷の氏子さんたちが車座になって談笑していました。柴栗を拾って秋を満喫していた(P.P)に、「朝1030分から祈祷しているから、来年は早めに来たらええわ」と、まだやわらかいお餅とお札を分けてくれながら笑顔のお誘い。賽銭を納め、来年の予定が一つ決まったのをメモした(P.P)なのであります。
 
2023.1016
⚫️太鼓坂奥に横たわる蛇の目淵.
踏んだ足の下からドンドンと太鼓を打つような音が返ってくると言われるのが、阿波市土成町宮川内の名所「太鼓坂」。何度か試してみたけれど、残念ながらまだその音を聴くことができないでいます。ピジョンズ・パーク(P.P)の仕事場近くの西麻植八幡神社にある太鼓橋なら、毎度成功するのだが。話を戻して、太鼓坂の脇に延びる細い道を山へ向かって1kmほど進むと、道は行き止まりになり、その奥へ谷川が続いています。細い山道があり、入り口の古い看板に「蛇の目淵」の文字が読み取れました。紅葉には少し早い10月半ば。流れるのを忘れた山水が淵をとろりと満たしていました。大きく赤い口を開けた大蛇が、ピジョンズ・パーク(P.P)を待ち受けている!そんな想像を楽しんだのです。
 
2023.1011
⚫️暑さ寒さも...
ご近所の景色が秋のそれに移ってきました。近所の田んぼでは稲刈りが終わり、乾田の風景が広がっています。冬野菜の苗の定植を待つ畑では、コスモスの花が咲き始め、少し肌寒さを感じるようになった風に揺れていました。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。つい先日までの茹だるような酷暑はどこへやら。里にも秋が訪れたことを、その名も彼岸花が、鮮やかな色合いで悟らせてくれます。
 
2023.1005
⚫️番猫に想う.
当家の番猫は17歳。200622日に、生後1ヶ月ちょっとでやってきた。譲ってくれた方によると誕生日は前年の暮れだそうだが、正確に覚えていないとのことで、ならばと出会った日にすることにした。最初は誕生日にひっかけてニィニィと呼んだが、どうも呼びにくいのと、幼稚性を感じたりもして、「みぃこ」に落ち着いた。ネコも長く生きていると、いろいろと学習するのであって、「遊んでくれてもいいよ」とか「トイレ掃除をしてくれてもいいよ」とかなんとなく仕草で伝えてきたり、驚くことに「おきゃえりっ(お帰り!)」と、声に出すこともできるようになった。そして最近だが、はっきりと「ごはん!」と言えるよに。早朝、かなり早い時刻にベッドの枕元に座り、耳に口をくっつけてゴ・ハ・ン! これはかなりくすぐったくて、たちまち目が醒める。ふらふら立ち上がって、先に自分のトイレを済ませドアを開けると、座ったまま、瞳を丸くしてゴ・ハ・ン! 失笑しつつ手を洗い、15歳以上から!と書かれた(=^^=)用ウェットフードの封を開けてやると、やっと落ち着いてくれる。消化するチカラが弱くなっているようで、吐き戻しする番猫の体調をみながら、だいたい日中2時間に1回少量与えるよにした。おなかも空くだろう。だから「ゴハン!」と言えるよになったのかもしれない。もうすぐ18歳を迎える当家の番猫。次は、どんな知恵を身につけ、言葉を発するのか、楽しみでならないのだ。写真は、サトウキビ。土成町ですくすく育っているのに出会った。阿波和三盆糖のふるさとのひとつである。
 
2023.1003
⚫️にし阿波のニホンカモシカ.
黒沢湿原で中秋の名月を見上げるため県道という名の山道にクルマを走らせたピジョンズ・パーク(P.P)は、どんな光に出会えるのかと想像を膨らませ、胸を躍らせ、気持ちを高ぶらせていました。そんな一途な思いが通じたのか、道中で思わぬ歓迎を受けました。出迎えてくれたのは、特別天然記念物のニホンカモシカ。しばらく見つめ合ううちに、観月の成果を祈ってくれていることを確信しました。
 
2023.0928
⚫️キャット・ザ・ハロウィン03.
「良かったら、シャッター押しましょうか?」は、ありがた迷惑な言葉になってしまっているようだ。花畑を背景に撮影を楽しむ男女を見かけて、気さくに声をかけてしまったのだが、逆に「こうやって撮るといいですよ!」と、ピジョンズ・パーク(P.P)のスマホを使ってパノラマ撮影をしてくれた。横にして撮るのではなくて、縦に撮るのが主流なのだ。横長もグイッと左から右へ流し撮りすればいい。かつてのように、あとで噛み締めるための「記念」の意味合いよりも、評価を期待する「映える」撮影が目的になっているのだな。つまり、思い入れのある作品を作ろうとしているわけで、他人の指は必要ないということだ。若い二人に、こちらが逆に「ありがとう」と、礼を言う始末だ。ちなみに撮ってもらったパノラマに写った(P.P)は、ブレていて苦笑したが、もとより映える佇まいでもないわけで、ブレてるくらいがちょうどいいとも思った次第なのである。というわけで、本日のポッポニュース。キャット・ザ・ハロウィンの第3弾を制作した。番猫と都会とちょっと苦手なクモをあしらってみた。いかがだろう。
 
2023.0927
⚫️キャット・ザ・ハロウィン02.
山歩きをよしとするピジョンズ・パーク(P.P)だが、この時期、困ったことがひとつある。それは蜘蛛の巣。ひとも通りやすが、蛾や蜂などの昆虫も飛びやすいのだろう。山道の左右に元糸を伸ばし、進路を遮って巣を広げて待ち受けている。(P.P)は、ことに女郎蜘蛛が苦手だ。トラジマも凶暴そうだし、大きいし、吐き出した糸はひどく粘るしで、手に追えない。繁殖力が旺盛なのか、他の蜘蛛よりも強いのか、どういうわけだか、やたらと多くて、100mも進めば、蜘蛛の巣よけに振り回した木の枝の先に、立派な綿飴が出来上がっているありさまである。苦手意識につながっているのは、名前も関係あるのかもしれない。家の中で時々であう、ぴょんぴょん飛び跳ねる小さなクモは少しも怖くない。かたや女郎「グモ」と聞くと震え上がってしまう。音。クモとグモ、この差は大きい。トラと人喰いドラ、サメと人喰いザメ、ヒルと血吸いビル、さらに活用を進めて、味噌汁とたぬきジル、徳と毒、金と銀、混乱しそうだが、まぁ、そういうことである。さて、本日のポッポニュース。前回に引き続き、キャット・ザ・ハロウィンの第2弾を制作した。テーマは15年若返らせた2歳の番猫。どうやら番猫も気に入ったようで、少し安心しているのである。
 
2023.0926
⚫️キャット・ザ・ハロウィン.
朝、ジョギング中に、引っかかる光景に出会った。ピジョンズ・パーク(P.P)の足元から、一匹のコオロギ勢いよくジャンプした。うまく逃げたつもりだったのだろうが、着地したのは側溝の小さな穴。暗がりの中へ吸い込まれるように消えていった。見ている(P.P)にとっては奇跡の瞬間だったが、コオロギにとっては不運というよりほかはない。ひるがえって、卯年だからといって、無闇にジャンプすれば良いのではないことを、教えられた気がした。挑戦の先の、着地点をしっかり押さえておくことが肝要なのだ。今年も終わりのほうが近くなっている。番猫をモチーフに「キャット ・ザ・ハロウィン」と題して作品を描いた。表情がよく似ていると、満足している(P.P)なのである。
 
2023.0920
⚫️湿原道中+AI画像.
2023年の敬老の日。ピジョンズ・パーク(P.P)は、標高550mの山頂付近に広がる湿地の公園を目指しました。湿地に生えるランの仲間「サギソウ」が護られていることで知られるその公園は、夏草がきれいに刈られて、手入れが行き届いた遊歩道には、涼風がたむろっていました。どこまでも上り坂の道中、曲がり角で路線バスに出会いました。道幅いっぱいの大きなフロントガラスに映る森の緑を見て、遠い昔、遊園地にフワフワと遊ばせた、膨らんだ気持ちを(P.P)は思い出していました。
 
2023.0915
⚫️青天の霹靂.
PCのドックから、見慣れたアイコンが消えて「?」マークになっていました。「何ごと?」と、狼狽しつつアプリケーションを確認して驚いた。「勝手に24'になってるぅじゃぁないか!(荒木飛呂彦マンガ風)」。なんということでしょう! google検索に続きフォトショップにも生成AIが搭載されておりました。で、さっそくやってみたのが、本日のポッポニュース。吉野川市の名所チェリーロードの高台から望む、日本一広い川中島「善入寺島」。その上空に飛来したモノは! 楽しいっ! ただし指令書であるプロンプトは脳内で生成するしかないわけで、今後の特訓でどうにかできるものかと、思案中ではあります。
 
2023.0914
⚫️シロバナ彼岸花
ふるさと徳島が誇る名水のひとつに江川湧水があります。吉野川市鴨島町にわく地下水で、はじめ小さな流れは、湧水源の東隣にある吉野川医療センター脇の弁天池に流れ込み、江川鴨島公園を潤して次第に大きくなり、高い透明度を保ちながら東進しています。不思議なのは、その水温。夏季は10度前後と冷たく、冬季は20度以上になることが知られています。そんな江川湧水源を囲む江川湧水公園で、毎年9月中旬になると花を咲かせるのが彼岸花です。彼岸花というと緋色の花を想像しますが、ここで少し黄色味がかった乳白色。今朝、通りかかったピジョンズ・パーク(P.P)に、秋の訪れを教えてくれました。
 
2023.0809
⚫️タイヨウノキセツニオモウ.
ひまわりは夏の象徴である。フォルムやカラーやシーズンやらが、ひとまとまりのイメージとなってピジョンズ・パーク(P.P)はもちろん、誰もにそう感じさせるのだ。セミもそうだ。フォルムやシーズンやらに加えて鳴き声が暑い季節の到来を教えてくれる。ところでセミは、脱皮して飛び立てば、たちまちその声は上級者のそれだ。それはつまり鳴ける期間が限定されているうえにとてもショートだから、そうならざるを得なかったのだろう。不思議なのは、ウグイスである。毎春、素人の歌声からはじめて、初夏というより夏にやっと一人前の鳴き声が出せるようになっている。前年に修練した技は一冬で忘れてしまうようだ。もしもだけれど、セミが越冬することができるようになれば、どれだけ魅力的な鳴き声を聴かせてくれるようになるだろうか。もしくは大変なレベルのボリュームも出せるようになるのではなかろうか。ひまわり野原に立って(P.P)は、ぼんやり考えていた。
 
2023.0725
⚫️より良く生きるため3年道.
人生100年と言われるようになって久しく、自らの意識もそんなふうに知らず知らず染まっていたのです。ひと月ほど前から、本日今日を起点にした期限3年の中期計画を練り始めていたのは、そのせいでもあるのでしょう。長期を満足して生きるため、中期で何かを手に入れなければならないのは当たり前のことで、ピジョンズ・パーク(P.P)は、まずはどうやっても到達した目標を定める必要があったのです。あれやこれやと思案をすすめ、先日やっと啓示をいただくできました。あとは達成するための道筋を見極め設計し、試行錯誤はあれど小さなレンガを一つひとつ積み上げて、大台を迎える年にはきっと、自分なりの高みへ到達するつもりです。──10日ほど前、25年来の友人の訃報を受け取りました。同い年の同僚として出会い、お互いに独立してからは、ピジョンズ・パーク(P.P)のしごと場を、前触れなくふらりと訪れ、豪快に笑う彼と過ごす時は悪くなく、何がということもないのですが、気が合っていたのでしょう。彼の通夜で、末期の水をとりながら、人生が必ずしも100年も続かないことをハッキリと思い知りました。長期をより良く生きるために考えついた中期計画ですが、それに加えて、今年今月今夏に立ち止まり、もはや明日を歩けない友を想って、ピジョンズ・パーク(P.P)は己が未来へ続く3年道をひたすら大切に踏みしめたいと思うのです。──この夏はとても暑くなりそうだよ。友よ、安らかに眠ってください。
 
2023.0623
⚫️次の季節の足音が.
ふるさと徳島は、降ったり止んだりの一日。キーボードを叩く指の滑りが悪いなと思ったら、汗だく💦。夢中になっていてエアコンを入れ忘れていました。まだ梅雨真っ只中ですが、本格的な夏が近づいているのを感じます。それは、部屋にいても、近隣を歩いても。
 
2023.0622
⚫️あめごと相席メシ.
お弁当を広げる場所を探していて、たどり着いたのは人の気配が途絶えた谷のほとりでした。ピジョンズ・パーク(P.P)には、少なからずこだわりがあります。その一つが、お弁当を広げる場所とタイミング。晴れた日に眺めが良い木陰とか、蚊が飛んでいないのはもちろん犬のフンとかが近くに落ちていなくて、人工的な音の少ない時とところ。そういう場所を探していると、意識は無になり、いつの間にか、山奥や波打ち際や廃墟に立っていたり、座り込んだりしていたり。で、先日の梅雨の晴れ間にたどりついたのは神山町の某所。水面に跳ねる川魚を相席にして、うまいメシを堪能しました。
 
2023.0609
⚫️雨が洗う箸蔵山へ.
県立自然公園の巡視をお手伝いをしています。買われるような健脚でも、山の知識が豊かなわけでもないのですが、山歩きをそれほど苦に思わないので、続いているのだろうとピジョンズ・パーク(P.P)は思うのです。で先日、歩いたのは三好市池田町にある箸蔵山。標高約720mの山は、山頂近くに建立されている箸蔵寺への参道がメインの登山道を兼ねています。四国別格二十霊場第15番札所、四国三十六不動霊場第4番札所、四国三十三観音霊場第28番札所、阿波西国三十三ヶ所第23番札所…。いろいろな顔を持つ箸蔵寺へ参拝もできる、ありがたい山行は雨模様の道のりも悪くない。2023年の梅雨の色とともに記録しておきます。
 
2023.0606
⚫️AIと紡ぐ霊峰の唄.                                      
高越山に魅せられて
心の旅路を歩む
修験道の山頂へ
魂を清める旅立ち
 
オンツツジ、紅く燃ゆる
峰々に彩りを添えて
赤い花弁、命の証
厳しき修行の誇り
 
山風が吹き抜ける中
心静かに花は咲き誇る
赤い炎、魂を照らし
修験の道を示す灯火
 
岩々にしがみつきながら
自我を捨てて登る旅
オンツツジの花は激情の証
熱き魂の奥底に秘めて
 
高越山、厳格なる存在
修験の心を刻み込む
オンツツジの花、唯一色
紅き誇りを胸に抱いて
 
山岳信仰の道を歩む
高越山、永遠の舞台
オンツツジの花、闘志の証
赤き情熱を胸に揺蕩う
 
2023.0519
⚫️紫花に染まるセンダンの森.
センダンの森が満開の時を迎えていました。直径1cmほどの小さな薄紫の花が無数に咲き誇り、20mを超える巨樹を覆う光景はピジョンズ・パーク(P.P)の視線を奪います。ほんの僅かな芳香が無数に重なりあって、(P.P)を森の奥へと誘うのです。抗えず、薄紫に染まる森に彷徨っていると、何もかも忘れた心が、ふわりふわふわと梢の間を通り抜けていく。ピジョンズ・パーク(P.P)にとっては、かけがえのない初夏恒例の愉しみなのです。
 
2023.0511
⚫️なら、まず誕生満了日を祝え!
「誕生日、おめでとう!」と、祝福されるケースを目にするし、多くはないけれど相互体験もしました。笑顔が咲くし、笑い声も弾けるだろうし、思い出にも残って、とても結構なことです。ただね、ボクはね、思うのです。ほんとうのところ、前日が大事なんじゃないかって。だってそうでしょ? 学校でいえば卒業の日に当たるし、勤め先でいえば退職の日であり、積立定期預金なら満期と同等。言い換えれば、誕生日の前日は「誕生満了日」であるのです。一生懸命にがんばった、一年間の締めくくりですよ? にもかかわらず!!! これまで祝っている場面に出会ったことはありません。かくいう自らを振り返ってみても、ただ、ひとりで酒を汲み、自己満に浸るくらいが関の山であったわな。だから、ボクは誓います。今年から誕生満了日を盛大に祝うと。ちなみに、ボクは今日が誕生日でも、明日が誕生日でもないけれど、思いが溢れた今、情熱が冷めてしまう前に、つぶやいておきました。─ピジョンズ・パーク(P.P)の金言シリーズ─
 
2023.0410
水面に映る賑わい.
ふるさと徳島のお花見名所として知られる前山公園は、石井町にある、みんなの憩いの場所。親子が遊び、友人知人が待ち合わせ、ご近所の人々が散策を楽しんでいます。今春、ようやく新型コロナが下火となるなか、満開の桜を楽しむ笑顔が戻り、公園の中央に広がるお池に映って、弾んでいるように見えました。歳を重ねるほどに、過度な賑わいを求める気持ちは薄れてきたものの、平穏に過ぎて行く日常が帰ってきたことを喜ばずにはいられないのです。
 
2023.0330
令和5.
年の満開
梅花の満開を満喫する間もなく、ふるさと徳島の公園や神社や山肌や川辺で桜花が咲き乱れています。今春の桜はどうも早咲きのようで、ピジョンズ・パーク(P.P)のそしてみんなの楽しみがいきなり、町にやってきました。居ても立ってもいられない(P.P)は、色や香りや賑わいに誘われて、ご近所をほんの少し巡ってきました。けれどそれで期待を遥かに上回る、どこもかしこも、桜の花見名所といって差し支えない先っぷり。今週いっぱい、いや来週も花に包まれたと願うのです。
 
2023.0226
戦国の山城を思う.
ふるさと徳島の隣県の町、新居浜市で金子城跡に出会いました。往時、標高約80mの金子山の山頂に築かれて戦国時代の新居浜平野や沖合の瀬戸内海を望み、国を守っていたのでしょう。その日、それと見て城と分かるような建築物は見つけられませんでしたが、公園に整備された山頂の眺望は、きっと今のように広がっていたのに違いありません。山をおりた麓は、花見の名所としても市民に人気の滝の宮公園となっていて、中央に横たわる大池の周りをゆっくり、遠い昔を思いながらのんびり、散策しました。今春もう一度、花見に足を運びたいなと思うピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。
 
2023.0214
旧西条藩陣屋跡を散策す.
西条陣屋跡の大手門です。現在は愛媛県立西条高等学校の正門として使われています。ピジョンズ・パーク(P.P)は出張の合間に、西条藩主・一柳直重が拠点とした西条陣屋跡を訪ね、周囲に構築された濠を巡り、堀之内にある愛媛民芸館や西条郷土博物館、五百亀(いおき)記念館などで往時を偲びました。愛媛県史跡に指定されている西条藩陣屋跡の堀には澄んだ水が湛えられて大きな鯉が泳ぎ、縁には鳩をおしやってウミネコが群れて休んでいました。
 
2023.0111
きっと花咲くふるさとの駅.
幸運にも旬がある。JR四国徳島線の学駅は、この時期、受験生のパワースポットとして人気を集める。「学」駅の「入」場券の文字づらから「入学」が連想されるためだそうだ。5枚まとめ買いすれば御入学になると言って、売り手側も性根逞しくPRに余念がない。ただ、ネット検索すると、藩政の頃に寺子屋だか学問所だかがあったとかで、駅名に採用されたとも伝えられていて、何がしかのご利益を感じたりもする。駅舎の建て替えが進む中、昔ながらの佇まいを残す、ふるさと徳島のラッキープレイスを記録しておこう。立ち寄ったピジョンズ・パーク(P.P)の耳に、列車の放つ汽笛の音が、「桜咲く♫」と聴こえたのは空耳だろうか。


2022

 
2022.1221
Xmasの夜に.
JR阿波池田駅に隣接する「へそっ子公園」で、冬季恒例のライトアップイベントが開催されています。「池田冬のオブジェ 夢来人イルミネーション」2022。来年110日までの期間、およそ5万個の電球が夜の10時まで点灯されます。そして1224日と25日はオールナイト点灯。ロマンチックに輝くXmasの夜に、無数の光球が踊り、雪も舞うかもしれません。
 
2022.1214
冬の里色.
コスモスといえば秋をイメージします。だけれど、最近は暮れも押し詰まった時期に見頃を迎えるようになりました。それでも、冬や早春にみんなのおなかを満たしてくれる大地の恵みは変わらず微笑んでくれる。日本一広大な川中島、吉野川に浮かぶ善入寺島では、変わる表情と変わらない味覚が同居しています。今年も残すところ2週間あまり。ピジョンズ・パーク(P.P)は、うまいものと美しいいろを記憶のアルバムに加え続けます。
 
2022.1212
光が踊る夜.
冷たい風が通りを駆け巡る夜に、光はどうやら「はしゃぐ」ようです。公園や町角でライトアップされ、個人宅でもイルミネーションが踊る季節がやってきました。ふるさと徳島の西部地区で冬の風物詩となった光の祭典も目を覚ましました。阿波池田駅の東隣に設けられている池田へそっ子公園を舞台に「池田冬のオブジェ2022 夢来人イルミネーション」が開催されています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、夜空に跳ねる光を求めて、12月3日のオープニングに出かけてきました。
 
2022.1201
赤い師走.
気づけば、はや今年最後の月が始まっていました。ただ、朝夕の冷え込みは本格的になっていて、大寒の到来を実感します。そして今の空気を、目前に広がる風景の色合いにも見出すことができます。ふるさと徳島に2022年の終わりが近づいていることを、吉野川市にある飯尾天神社の境内でも、それをたっぷり浴びることができます。
 
2022.1121
阿波の太鼓坂.
踏みしめる足の下で、トントンと太鼓の音が響くと言われる阿波の名所。阿波市土成町と東かがわ市を結ぶ山越の古い道。宮川内谷川の支流沿いに延びる道沿いに、ひっそりと息づくお気に入りのポイントを見つけました。
 
2022.1116
神と登る野鹿池山.
三好市山城町にある県境の湿地「野鹿池」の周辺には、オオミズゴケやホンシャクナゲが群生し、鳥のさえずりがこだましていました。徳島県立自然公園の中にあり、ピークは二ヶ所あり野鹿池山の西峰(1303m)と東峰(1294m)。野鹿池まで来れば、山頂はそれほど苦労することなく頭頂することができます。まずは、野鹿池のほとりにある野鹿池神社に参拝。ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りのふるさとの歩き方です。
 
2022.1111
池田城跡浪漫.
今から440年ほど以前。阿波徳島藩の藩祖・蜂須賀家政が藩内にあった砦を整備して使えるようにしたそうです。その数から総称で、阿波九城(あわくじょう)と呼ばれました。11月の晴れた先日のこと。戦国末期に、ふるさとを守護した城のようすを思い、想像を膨らませたのは、九城のうちの一つ「大西城」。三好市池田町ウエノに建っていたそうで、別名は池田城。今は城跡が池田幼稚園の建物の礎になっています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、残り8つの城跡(一宮城、撫養城、西条城、川島城、海部城、牛岐城、脇城、仁宇城)も訪ねてみようと思っています。
 
2022.1031
ハッピーハロウィン2022.
気づけば、はや10月も最終日。2022年の残り2ヶ月を懸命に生きるため、一応の区切りが必要だとピジョンズ・パーク(P.P)は思うわけです。ここ数年の恒例行事(P.P)的ハロウィンDAY&NIGHTで締めくくります。といっても、コツコツ買い貯めた100均オーナメントを飾りつけるだけなのですが、雰囲気は十分に高められます。そして今回は、キャンプ気分も加え、安全快適な室内で10月を振り返りたいと思います。読者のみなさんにも、今日がハッピーハロウィンでありますように!
 
2022.1021
山野上の古刹.
吉野川の北岸に位置する阿波市市場町に得道山灌頂院大野寺が建立されています。創建は663年のことだったそうですが、2回ほどの移転を経て現在の山野上地区に建立されたのは1700年台前半とのことだったので、300年前後の時を経て今に至っています。これまでに修復は行われてきたのでしょうが、境内を囲む土壁の漆喰はほうぼうで崩れ落ち、虚空蔵堂の屋根瓦も剥がれ落ちて、まさに古刹然とした趣を見せています。山門をくぐり、ピジョンズ・パーク(P.P)はしばし静謐に身を委ねました。
 
2022.1019
食欲の秋と吉野川.
ふるさとを代表する風景を想うとき、青空の下に横たわる大河の姿体が現れます。心のありようで、ゆったりとも躍動的とも感じ、爽やかでもあり気だるくも見える、吉野川。偉大なる川は、ふるさとに無限の食・味覚をはぐくみ流れていく。食欲の秋。偉大(great)な姿には食(eat)に向かわせる大きなチカラが宿っています。
 
2022.0921
絶世の美女を偲ぶ五輪塔.
平安時代──。「平家にあらずんば人にあらず」とまで傲った栄華の絶頂から、急転直下の滅亡を経験する平氏。源平合戦の終盤に悲運の最後を遂げたとされる安徳天皇の足跡がふるさと徳島の吉野川沿い、剣山系の各所に残されています。そんな悲運の幼帝の生母といわれる人物を祀る遺跡が三野町太刀野に残されています。高倉天皇の中宮(皇后)にして、絶世の美女と謳われた建礼門院(平徳子)。ピジョンズ・パーク(P.P)は県道11(鳴門池田)線にクルマを走らせるたび、「建礼門院五輪塔」と書かれた目立つ看板に興味を持っていたのですが、先日ついに訪ねることができました。五輪塔は夏草に埋もれて見えにくくなっていましたが、背の伸びた草を払うと5基建っているようです。建礼門院に付き従った人たちの慰霊も祀られているのでしょう。夏草や兵どもが夢の跡…敵方の源氏の繁栄を偲んだ俳句が頭に浮かんだのは、茂る雑草のためかもしれません。ふるさと徳島に眠る伝説を目覚めさせるため、ボランティアで下草刈りをして差し上げようかなどと、ピジョンズ・パーク(P.P)は思ってしまうのです。
 
2022.0907
魅了には理由がある.
2014年制定、2016年施行された国民の祝日「山の日(811)」。ピジョンズ・パーク(P.P)は、龍光寺・富士の池と呼ばれる登山口から剣山山頂を目指しました。天候は晴れ。山頂では恒例の山の日イベントが開催され、多くの登山客で賑わっていました。(P.P)は、一の森、二の森を経て剣山山頂を踏み、天涯の花と称されるキレンゲショウマが咲き誇る群生地をめぐり、をしぶりの山行を満喫しました。剣山は東西南北さまざまな方向から登ることができます。(P.P)は、いろいろな登山道を辿って、ふるさと徳島の主峰の魅力をもっと発見したい、と思っています。
 
2022.0805
猛々しい茅の輪.
近所の小さな聖域を久しぶりに訪ねました。7月の末のことでした。中内神社の境内の見慣れた石の鳥居に草の装飾を見つけました。茅の輪です。夏越の祓で行われる茅の輪くぐりに使われます。茅の輪くぐりは、今年前半の穢れを落とし清めて、残り半年の災厄を祓い、無病息災に過ごせるようお願いする儀式です。中内神社の祭りは夕刻からということで、茅の輪のお祓いはまだ済んでいなかったため、ピジョンズ・パーク(P.P)は、後日に招かれた川島神社で、茅の輪をくぐらせていただきました。それにしても?!と、(P.P)は思うのです。川島神社をはじめ、方々の聖域で茅の輪に出会いますが、中内神社の茅の輪はかなり荒々しい姿。素戔嗚尊にも由来するという伝説を知れば、まぁ、こうした猛々しい茅の輪こそ、本来の姿なのだろうと感じ入るのです。
 
2022.0729
奇跡の花咲く園.
山深いふるさと徳島にあっていっそう緑が濃い──ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りの神山町の名所が本日のポッポニュースの話題。このマチで、深山を連ねる隣町ナカ(那賀町)との町境になっているのが土須峠(どすとうげ)です。そんな峠の直下、標高約1000mの山肌に個人の手によって拓かれているのが四国山岳植物園『岳人の森』(園主・山田勲さん)です。令和4年の7月の夕刻、久しぶりに園内を散策させてもらいました。剣山系では絶滅が伝えられるレンゲショウマやキレンゲショウマがここでは群生し、花の見頃を迎えていました。「本州で見られる同種のものは茎に赤みがありますが、当園のレンゲショウマは淡いグリーンで花ビラも可憐な白色です」(山田さん)。見頃はお盆前くらいまでだそうです。ほかに園内ではシラヒゲソウやキツネノカミソリ、キレンゲショウマなどの希少な花々もシーズンを迎えています。ヒグラシが鳴く森で避暑を兼ねたお花見散策! 活動的(P.P)読者のみんなにおすすめですよ。
 
2022.0727
愉しみあまた焼野峠.
ふるさと徳島で美郷と神山をつなぐ県道43号線。美郷方面から四国88ヶ所霊場第12番札所焼山寺へ参拝する際にも利用される遍路みちの一本です。ルートの最頂部は焼野峠(やけのとうげ)と呼ばれ、ピジョンズ・パーク(P.P)iPhoneアプリでは標高700mを超えていましたが、道標には標高約600mと記されています。今回は、美郷の東山郵便局に隣接する旧東山小学校をスタート地点に、上り約8kmのランニング。出発地点では30度以上あったのが、焼野峠では27度にまで下がり、風が肌寒く感じるほどでした。次回は出発時間を早めて、左右内地区まで下り、焼山寺への道を踏んでみようか。あるいは県道245号線を辿り、柳水庵を目指すのもいいかもと思案を楽しめる焼野峠コースなのです。
 
2022.0726
苔むす杜.
徳島県南部山間に位置するナカ(那賀町)。マチの中心的な地域である鷲敷地区に建立されている古社のひとつに蛭子(ひるこ)神社があります。大鳥居を入ると静寂がいっそう深まり、手水石をつかった後に樹齢1000年とも伝えられる夫婦杉の大古木に参拝すると、仁王門の奥にうずくまる緑の境内へと誘われます。シンと静まり返った拝殿に、柏手を打つと、透き通った音が本殿に当たって反転、向き合うピジョンズ・パーク(P.P)自らの身をすり抜けて、浄化の響きを強烈に感じるのです。蛭子神社にこの後も何度足を運ぶことだろう。県南山間の聖域は、遠路という言葉を(P.P)の記憶から消し去ってしまうようです。
 
2022.0725
二ツ丸山に初登頂.
急な上り坂である県道31号線を鴨島町から南方へ辿り、神山町との町境にある梨ノ峠まで自転車を駆ったのは、とある夏の朝。ここから二ツ丸山(標高約586m)の頂を目指しました。そこは往復3kmの小さな登山コースでしたが、列車や街の喧騒はもちろん、峠道を越える自動車やバイクの音も聞こえてはこず、ただ、ひぐらしの鳴く声だけが降ってくる緑の森。鮮度のいい青い空気をたっぷり味わい歩く、ピジョンズ・パークの道。近くにありながら、機会を得られないまま見過ごしていた、ふるさと徳島の一座に初登頂を果たしました。
 
2022.0713
ひまわり島の大冒険.
善入寺島は人が住まなくなって久しいものの、一年を通じてさまざまな野菜や穀物が栽培生産されています。農作物が豊かに実るため、肥沃な大地が欠かせません。大河・吉野川が運んでくる栄養や惜しみなく降り注ぐ太陽光、そして肥料も大切です。人工的な肥料とは別に土にすき込むために育てるレンゲやライ麦といった緑肥作物の存在があります。なかでも知られるのはヒマワリ。ヒマワリのメリットは栄養をたくさん吸い上げ蓄える力に加えて、鑑賞に耐える笑顔の花。夏、善入寺島は秋冬春野菜を育てるための畑にヒマワリが栽培され、無数の笑顔を太陽に向けています。週末にもなると大勢の花見客で賑わい、日本一の広さを誇る川中島はいっそう熱く輝きます。ピジョンズ・パーク(P.P)は先日、週末の混雑を避けた早朝に、ひまわりを追って島内一周ランニング。草原あり、ジャングルあり、石ころの河川敷あり、地平線さえ感じる直線道路ありの変化に富んだ「ひまわり島」大冒険を楽しみました。
 
2022.0627
若ひまわり.
ここ数年、善入寺島のひまわり群が人気を集めています。多くの人が花咲く光景を楽しむことで、やがては未来の原風景となるのかもしれません。植えた時期によって、開花をコントロールできるひまわりですが、なんと言っても、イメージは夏。梅雨の入り、若いひまわりたちが満開のタイミングを図っていました。梅雨明けの善入寺島は、きっと黄金色に染まっているのに違いありません。
 
2022.0626
弁天池の睡蓮.
吉野川市鴨島町に湧く名水「江川湧水」。源流からすぐの場所に弁天池はあります。かつては吉野川遊園地の中にあり、ボート遊びを楽しむ客で賑わっていました。いまは、吉野川医療センターの駐車場脇で、桜の花見名所や地域のひとや患者さんの散歩コースにもなっています。紫陽花が水面を彩る季節に、睡蓮も負けじと花を咲かせていました。
 
2022.0622
願いを奏でる風鈴.
石井町城の内にある童学寺を訪ねました。大きな藤棚を紫色に染める藤の花の寺としても知られています。花の散った後になる今回のお目当ては、八十八ケ所堂(ミニ四国霊場)に吊られた無数の風鈴が風に揺れる夏景。ひとつひとつに参拝した方々の願いが込められ、20173月に焼失した本堂の再建に向けて寄与するたくさんの心根が、涼しげな音色となって境内に沁みています。風鈴は大小2種あって、一個600()700()で無人販売されていました。風鈴に命を吹き込む短冊には、それぞれ願い事が書き込めるようになっていて、八十八ケ所堂の天井部分に吊るすことができます。梅雨の晴れ間。みんなの願いをのせて奏でられる風鈴の響き。風の吹くままに生まれる音色は、その場限りの神仏が奏でる至高のアドリブ。ピジョンズ・パーク(P.P)も耳を澄ませ、参拝させていただき、一日も早い再建を願ってきました。
            
2022.0616
水の神に逢いに行く.
大正池から伸びる山際の道。ある日。深緑に包まれた湯吸山(ゆすさん・標高約513m)に棲みついた水の神様に誘われるままに、ピジョンズ・パーク(P.P)は歩を進めていました。梅雨直前の朝。空気は冷たく、木漏れ日は絶え間なく、山は囀りを投げ合って、ひと息ひと呼吸に得難い醍醐を加味してくれるのです。ふるさと徳島の絶景は、すぐ近くでドアを開けて待っていてくれます。
2022.0615
清流を下る青龍の威厳.
映画「眉山」のロケ地と書いても、今から15年も以前に公開された映画で、どんな内容かを知る人は少ないかもしれません。徳島市のランドマーク眉山を題材テーマ、いわゆるモチーフにして、さだまさしさんが書き下ろした小説がもとになっている人間愛ドラマです(かな?)。眉山に落ちる小滝が小説に登場しますが、実物はいかんせん涸滝。ということで、ロケハンが行われ白羽の矢がたったのが、吉野川市川島町の湯吸山中腹に落ちる、水神の滝でした。湯吸山と書いて「ゆすさん」と読み、標高は約513m。中腹を流れる湯吸谷川が作る水神の滝は、ふるさと徳島が誇る、知る人ぞ知る景勝なのです。流れ落ちる滝の落差は17mほどと大きくはありませんが、丸く整った滝壺には澄んだ谷水が満ち、夏の暑い日など、靴を脱ぎ捨て滝行によって心身を清めるのが、ピジョンズ・パーク(P.P)のお気に入りだったりします。先日、足を運んだ(P.P)の視線の先で、滝壺に清流とともに光がまっすぐに降り、「清流ならぬ青龍の威厳」を放っているかのように見えたのです。
 
2022.0610
紫陽花のとき来たる.
ふるさと徳島は、花の見どころにあふれています。季節の移ろいとともに、足元や頭上を淡く、ときに極彩の色で彩って、ボクたちの目を楽しませてくれます。梅雨入りを目前にして、花見名所はもちろん、ご近所の公園や街角で、赤や青、紫など色とりどりに咲く、紫陽花の色に出逢うようになりました。カミナリは怖いけれど、雨が降ったら、降ったで、傘を持って出かけようと思います。ふるさと徳島のいい顔を見逃さないために。
 
2022.0601
梅雨直前の見どころ.
はや6月。和名でいえば水無月。梅雨のシーズンなのに、なぜ? いろいろと説はあるそうですが、田植えの時期にあたり、谷の水はほとんど田んぼに引いてしまうため、かつての社会では、工業や果ては生活の水まで足りなくなったからだとか。梅雨入り前の残り晴天。一刻を争って、お気に入りの光景をふるさと徳島に探しました。四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺から第12番札所焼山寺へ向かう巡礼の道には、いくつもの道草名所が存在しています。
 
2022.0530
収穫の時と黒南風の予感.
梅雨がもうソコに。今日のふるさと徳島は午前中は小雨が降ったりやんだり。夕刻になって雨あしも風も強くなって、暗雲が包む空を見上げて「黒南風(くろはえ)や、うんぬん」と何やら捻ってしまいたくなるのです。今日のポッポニュースは、二日前の善入寺島で眺めたふるさと徳島の実りの光景。日本一広大な川中島にもたらされる恵みは、吉野川が運んでくるたくさんの栄養と燦々と降り注ぐ暖かな陽光、そして農家の思いが三位一体となって育まれたものです。ピジョンズ・パーク(P.P)は、目の前に広がる味覚の海に心を奪われ、胃袋を掴まれて、出番を待つ農業機械の存在を、ひたすら格好いいと思ってしまっていたのです。
 
2022.0527
ロールベールラップサイロ.
ピジョンズ・パーク(P.P)の事務所では、番猫がそれらしい仕事をしています。番犬はいません。散歩する犬に出会うと可愛らしいと感じることもあります。ただ番犬と言えば、庭でグデッとしてるか、通りかかると無闇に吠え立てるか、そんなもんだろうと思っていました。今朝までは。いつものランニングコースで白い中型犬がいつもの通り寝そべっています。常には面倒臭そうな視線を送ってくるだけなのですが、今朝は違っていて、ワンワン吠えて番犬らしい。よく見ると庭の隅で飼い主のおばあさんが草抜きをしていて、どうやらお役を果たしてる姿をアピっているようなのです。あざとくもあり、健気でもあり、ピジョンズ・パーク(P.P)は、脇目も振らない犬の心根に感動を覚えたりして...。そんなことを思い返しながら、吉野川の堤防みちで歩を進めていて出会ったのが、本日のポッポニュースで紹介する風景。トラクターが引いているのはロールベーラーと呼ばれる刈り取った草を筒状にまとめる機械。ある程度の大きさになるとラップに巻かれてコロンと出てきます。そのまま発酵を待って、肥料や牛舎の敷物に使われているようです。絵で見る北海道のそれにはまるで及びませんが、ふるさと徳島の河川敷も、なかなか捨てたものではないのです。
 
2022.0526
咲いた! センダンの花が.
樹花にとっては、冬の季節は短いのかもしれません。早春にマンサクの花の便りを聞いて以来、ロウバイ、サザンカ、ボケ、ウメ、蜂須賀桜、ソメイヨシノ、桐、ウツギと樹花が途切れることなく咲き乱れます。そうして初夏を感じる今、ピジョンズ・パーク(P.P)のお気に入りセンダンが薄紫の小花を無数に咲かせて、甘い香りを纏い、穏やかな表情で迎えてくれます。吉野川沿いの堤防みちをゆっくりランニング。モニターを睨みすぎて焦点が合わなくなったピジョンズ・パーク(P.P)にとって、最良の目のリラックスタイムです。
 
2022.0517
中の郷から高越寺へ.
ウィークデーに重ねた運動不足を解消するために、週末はあるのだとピジョンズ・パーク(P.P)は思い知ることが度々あります。そうして体を動かす方法には2種類あって、それはジムなどでさまざまな運動器具を使って筋力・心肺を鍛えるやり方と、もうひとつはできるだけ遠くへ人力で移動するやり方です。(P.P)が好むのは後者。もちろん経済的な一面もありますが、移動距離に従って風景が変化していくことで飽きずに楽しめることが大きな理由です。それに密集密接の心配もなく、ひと目を気にすることも少ないのは、心の解放にもつながります。そうした意味で、ふるさと徳島は、(P.P)が運動不足解消するのに好適な環境をふんだんに備えています。先週末、買ってからあまり乗る機会のないマウンテンバイクを駆り、吉野川沿いの堤防道を西進。阿波富士・高越山の中腹「中の郷」まで登って、そこから高越寺まで表参道を伝い参拝山行。船窪つつじ公園までランニングして、満開のオンツツジを堪能し、帰途へ。自転車&登山&ランニングの(P.P)的変則トライアスロンで、完全にリフレッシュすることができました。今回のポッポニュースブログは、運動不足の解消に導き、遍くすべてを照らすことで、心の闇を祓ってくれる除闇遍明の功徳を与えてくださった高越大権現が祀られる高越寺を紹介します。
 
2022.0511
盛大に咲け! 真紅の森.
好天に恵まれた、ふるさと徳島のゴールデンウィーク。家族や親戚や友人や観光客や、ふるさと徳島に関係する多くの人びとが空から海から、橋を越えて楽しみ、たくさんの笑顔の思い出を残して帰っていきました。──祭りのあとの空虚? そんなことはありません。ふるさと徳島に愉しみは季節を追って次々と芽吹き、また人びとを招き入れます。「おこうっつぁん」の愛称で知られる阿波富士・高越山(標高約1133m)の尾根沿いに船窪(ふなくぼ)と呼ばれる窪地の広場があります。ここは知る人ぞ知る樹花の名所。樹花の名は「オンツツジ」。窪地は船窪つつじ公園と呼ばれています。3haにも及ぶ窪地におよそ1200株の木が群生し、中には樹齢300年を数えるものも多く生きています。そしてゴールデンウークを過ぎた5月中旬。真っ赤な花が無数に開くと、窪地全体を埋める「赤花の森」が出現します。視界を覆って盛り上がる壮大な赤花の光景! 今年もそろそろシーズン到来。ピジョンズ・パーク(P.P)は毎年、自宅から高越山の麓に建つ川田八幡神社までランニングを楽しみ、ここから表参道コースを伝って山行。高越寺、高越神社に参拝し、山頂と奥野院を経由して船窪つつじ公園を目指します。さて、今年の仕上がり具合はどんなものでしょうか。開花の便りが楽しみでなりません。
 
2022.0510
Road3××88th temple. 
109passEpisode 3.
ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りの峠道は、スペシャルな香りや色や体験を分けてくれます。クルマの通り抜けは絶望的な県道3号志度山川線も、(P.P)を引きつけてやまない一本。県道3号線を駆けて、109峠というチェックポイントを経由して、四国88ヶ所霊場最後の札所、大窪寺を訪ねた往復20kmの旅ラン。最終話となる第3話は、大窪寺の境内をご紹介します。
 
2022.0509
Road3××88th temple. 
109passEpisode 2.
ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りの峠越えランニング。今回はふるさと徳島から阿讃山脈を越えて第88番札所大窪寺へ至る片道10kmの山道です。山道と言っても県道。その名も県道3号志度山川線。ここに109というナンバーが振られた峠があると、先日、本ブログで紹介した「すえどん♪」さんから教えてもらい、興味を覚えた(P.P)。さっそく目指してみた次第です。県道であるにもかかわらず、クルマでは到達できないという話に、嬉々として挑んだ峠探索。一応の目的は果たせたものの、ただそれだけでは物足らず、峠の先に建立されている四国88ヶ所霊場の最後の札所、大窪寺へ参拝することに決めた (P.P)。午後からのチャレンジだったため、急ぐ旅になってしまいましたが、青空の森で薫風を満喫することができました。
 
2022.0508
Road3××88th temple. 
109passEpisode 1.
知る人ぞ知る峠道のひとつに県道3号志度山川線があります。阿波市阿波町の吉野川北岸に流れ込む大久保川沿いを北進し、徳島自動車道と交差するあたりから西側の伊沢谷川沿いに位置を変えて阿讃山脈の女体山(標高約774m)を越えて隣県さぬき市に至ります。ただこの峠の街道...県道の名を冠していますが、途中で自動車の通行はできなくなります。道が崩れている場所があったり、大きな岩が転がり落ちていたり、何より細いため車幅を入れることができないポイントがあるためです。このためオフロードバイクやマウンテンバイク、ヒッチハイクを楽しむ向きには好まれているようです。ピジョンズ・パーク(P.P)は、ランニングスタイルを選び、県道制覇にトライしました。県境の近く徳島県側にある尾根に「109峠」という文字が刻まれた石碑が立っています。昭和36年に当時の阿波町長・割石易次郎氏を企業者として、陸上自衛隊善通寺駐屯109施設大隊により開通したことを記念して命名設置された道路碑です。ピジョンズ・パーク(P.P)はゴールデンウィークの陽気に誘われるままお昼を過ぎて、この109峠を目指し、気づけば新緑に酔うまま四国88ヶ所霊場大窪寺を参拝していました。片道ちょうど10km──県道3号志度山川線往復の記録を紹介します。その第1回はクルマを止めた阿波町引地から109峠まで。
 
2022.0506
風薫る頂の聖地.
吉野川中流の旧船着場「岩津」を見下ろす種穂山(標高約363m)の山頂に、阿波忌部氏の伝説を残す式内社「種穂忌部神社」が建立されています。薫風に青葉が揺れる境内には静寂が満ち、地面に降る木漏れ日も無言で踊っています。蝉の声はまだ響かず、小鳥のさえずりも青い空に柔らかに染み込んでいきます。雄大な吉野川の青、鳴門の大麻山の稜線、海の向こうにゆらめく淡路島、そしてその先に浮かぶ沼島の輪郭まで、のんびりと眺めて過ごすゴールデンウィーク。ピジョンズ・パーク(P.P)は、この心地よい薫りをきっと忘れないだろうと思うのです。
 
2022.0505
種穂神社とすえどん♪.
ふるさと徳島の2022年のゴールデンウィークは、天候に恵まれ、新型コロナウイルスの拡散も抑えられているようで、帰省にも、またイベント開催にも支障なく、まちかどに笑顔があふれています。陽光に誘われて、ピジョンズ・パーク(P.P)は阿波忌部氏にゆかりあると伝えられる種穂(たなぼ)神社に参拝させていただきました。当日のお招きに感謝し、無事に参拝できたことを喜んでいると、思わぬ邂逅にも恵まれました。阿波忌部の伝説や古墳にまつわる歴史、郷土の地質に詳しく、精細画でも知る人ぞ知る「すえどん♪」こと須恵泰正さんが大きなカメラをぶら下げて、忌部山山頂の境内に登ってこられました。境内に残されている史跡をいくつか案内いただき、吉野川から鳴門の大麻山、その先にある淡路島や沼島の眺望を楽しみながら、忌部氏にまつわる逸話をうかがうことができました。近い将来、すえどん♪と巡る忌部氏伝説探訪ができればと、ピジョンズ・パーク(P.P)は願ってやまないのです。
 
2022.0502
春の阿波踊り.
行動制限のないゴールデンウィーク前半。3年ぶりということもあって、ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場の前を走る幹線道路にも県外車が連なり、帰省に旅行にと楽しげな表情が溢れています。イベントも少しずつ開催されるようになり、昨日51日には、徳島中央公園を会場に、ふるさと徳島の伝統芸能「阿波踊り」をテーマにした春の祭典を見ることができました。観客はマスクをつけ、踊り子らはフェイスガードマスクの下に笑顔を輝かせ、全身で躍動していました。このまま夏の本番を無事迎えられるよう願いながら、連休の賑わいを、遠巻きに愉しませてもらいました。
 
2022.0429
春の太々神楽祭.
大滝山(標高約946m)の山頂近く。月読尊を祭神にする西照神社(美馬市脇町西大谷)が建立されています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、当社で行われる春の祭事を思うと、浮き立つ気持ちを抑えられないのです。祭事は太々神楽祭と呼ばれ、衆生の健康や繁栄、そして世界の平和を神様に祈願する舞が奉納されます。開催日は毎年決まっていて、4月の第4日曜日。島根県や広島県から本格的な石見神楽の演舞座が訪れ、勇壮な神楽の舞や迫力ある大蛇の舞などが見られます。今春は残念ながら鑑賞することができませんでしたが、来年はきっと足を運びたいと願うのです。
 
2022.0428
小歩危・大歩危の峡谷美.
四国三郎に刻まれた渓谷のなかで最も難所とされているのが、小歩危(こぼけ)と呼ばれるポイント。その昔、渓谷伝いに伸びる小道を大股で歩くのは難しいとされたのが大歩危(おおぼけ)の由来という。小歩危はさらに用心して歩かなければ進めないほどだったのでしょう。そんな小歩危に架けられているのが、全長100mの吊り橋「国政橋」(くにまさばし・山城町重実)。幅員2m弱の細い吊り橋を恐る恐る.....中央まで渡り望む渓谷は、何物にも変え難いふるさと徳島の宝もの。秋の大紅葉シーズン、そして新緑に包まれるゴールデンウィークには、吊り橋に揺られたいと願うピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。
 
2022.0426
ナカ奥の聖域.
四国22ヶ所霊場第21番札所太龍寺に向かう空中参道「太龍寺ロープーウェイ」の山麓駅の近く。ピジョンズ・パーク(P.P)は県南のまち那賀町を訪ねるたび、機会を作って大河那賀川を望む杜に参拝するのを楽しみにしています。しんと静まる杜の奥に建立されている蛭子(ひるこ)神社の拝殿で、二杯二拍手一礼。お招きに感謝し、旅の安全と未知との出逢いを願います。
 
2022.0425
季節が流れ落ちる秘瀑.
切り立つ山々に囲まれ、ひっそりと息づくナカ奥(那賀町木沢)。手付かずといって不足のない自然がすぐ傍に横たわって微笑み、温かく迎え入れてくれます。大轟(おおとどろ)の滝は、那賀町木沢支所から車を走らせること約15分。国道193号の脇を流れる沢谷川に落差約20m、3段の滝が落ちています。ここ数十年の間に、四季が分かりにくくなったとピジョンズ・パーク(P.P)は感じています。そんな現代において、大轟の滝とそれを育む風景はメリハリのきいた季節に出会える、ふるさと徳島のスイートスポット。萌え盛る秋の大紅葉に包まれる滝壺、真っ白に塗られた雪景色の真ん中で凍りつく直瀑、そしていま新緑に躍り輝く沢谷川の流れ.....。もう少しすれば、蝉の声がこだまする濃緑の森の風景を目の当たりにできるでしょう。だからピジョンズ・パーク(P.P)は、四季を感じたくなったとき、きっとここを訪れてしまうのです。
 
2022.0424
名瀑足らしめる大蛇伝説.
ふるさと徳島は山国として知られています。西日本第2位の標高を誇る剣山(つるぎさん・標高約1955m)を筆頭に1500mから2000m近い山々が連なり、県土の8割以上が山地ということから、登山客も多く訪れています。そんな山深いふるさと徳島にあって、最も深淵部にあるのが剣山の南面に位置するナカ奥(那賀町木沢地区)と呼ばれる地域です。高峰が取り囲み、無数の流れが長年をかけて谷底を深く削り、目もくらむ渓谷を刻んで、ロストワールドとはまさにこれか!と得心させてくれる光景が立ちはだかります。ここに名瀑が落ちています。雲早山(くもそうやま・標高約1496m)を源流にする釜ヶ谷川の上流部で、落差約20mの直瀑が轟音を響き渡らせています。滝壺が釜の形をしていることから「大釜の滝」と呼ばれています。水深は15mとも推測されていますが、清涼な谷水がたくわえられているにもかかわらず、目を凝らしても、底は暗く揺れているばかりで、計り知れません。この滝壺には巨大な蟒蛇(うわばみ)が潜んでいるという.....。数百年それ以上の時を飲み干すなかで、山の獲物をたらふく仕留めてきたのかもしれない.....。よもや淵の傍らで汗を拭く旅人の背後に迫ったこともあったのでは・・・・!と、そこまで想像を膨らませたピジョンズ・パーク(P.P)は、美しさを超えた迫力に体毛の逆立つのを感じていたのです。
 
2022.0422-2
のぼり藤の画角美.
神山町鬼籠野(おろの)に神光寺(じんこうじ)という真言宗のお寺が建立されています。山号は鬼飯山。鬼の文字が印象的に並んでいるものの、境内はいたって普通。ただ、普通でないのは、山門から本堂までの参道を覆ってまだ足りず、地上から15mにも及ぶ高さまで延びた藤の大木。青々と茂らせた葉を少しの風に揺らして、境内を訪れ見上げる参拝者を丸呑みにするかのような圧倒的な存在感で迫ってきます。圧巻は4月中旬。紫の花房がまるで山を思わせるように盛り上がり、滝を思わせるように流れ落ちて、巨人をも一瞬で酔わせる甘い香りを放ちます。車窓観察のみで済ませようとしたピジョンズ・パーク(P.P)でしたが、一瞥(いちべつ)の後は、クルマを引き返すのに何のためらいも感じさせなかったのです。
 
2022.0422-1
素戔嗚尊の元へ.
木々は萌え、森は新緑に輝く街道にクルマを走らせました。深い雪に阻まれて、久しくご挨拶できていなかった小劔神社(神影神社)の祭神に、ついにピジョンズ・パーク(P.P)は招かれたのです。素戔嗚尊(すさのおのみこと)と安徳天皇の二柱に深々と頭を垂れ、二杯二拍手一礼。目を開き、空を見上げて立ち尽くす、それがご褒美となる。釜ヶ谷渓谷を削った清流の音が、野趣に満ちた境内にサラサラと響き、永く寒風に磨かれた山の香りが胸をいっぱいに満たして、その味わいはまさしく甘露──。山国で知られる、ふるさと徳島にあってさらに山深いナカ奥(那賀町木沢)で、至福の時をいただきました。
 
2022.0418
渓谷に掘られた弔い石碑.
空海の道が細くのびる、とある渓谷の底。頭上約5メートル、直径3メートルほどの赤い円の中に、朱塗りの文字で南無阿弥陀佛と深く彫られた大岩がそそり立っています。真言宗の弘法大師が念頭にあったため、余計に気になって立ち止まり見上げてしまいます。傍らに昭和2年春の文字が刻まれ、「勤王志士並ニ関東」また「丹後震災死者各霊」の弔いのために、施主を「野田耕造家祖先霊」として造られたものであろうと想像できます。昭和2(1927)37日にマグニチュード7.3の巨大地震(北丹後地震)が京丹後市を襲い、死者は3000人近く、倒壊家屋は5000を超える大変な被害となったそうです。その死者を弔うために彫られたものでしょう。また、北丹後地震の4年前、大正12(1923)には「三つ子地震」とも呼ばれ、最大規模マグニチュード7.9の地震が3度立て続けに発生し、翌日を合わせて計6回もの大地震を伴った関東大震災が発生していました。当時の軍隊はもちろん全国から多くの救援が行われ、北丹後地震の折には、その恩返しのため、関東からも多くの救援があったと伝えられています。鎮魂を願うひとの想いが、ふるさと徳島の古道に残されています。
 
2022.0417
空海お手植えの藤香る.
豊かな自然を残すふるさと徳島は、花の名所にあふれています。これから見頃を迎える藤の花の見どころにもことを欠きません。四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺(吉野川市鴨島町)も、そんな藤の花が香る名所のひとつ。境内ではいま弘法大師お手植えと伝えられる藤が蔓を伸ばし、紫の花を一輪また一輪と咲かせながら見頃のピークへ向かっています。ちなみに藤井寺は札所のなかで唯一「寺」を「てら」と読むお寺なのだそうです。藤の花香に酔わされたのか、四国霊場87()1(てら)──を考え始めると、藤井寺の寺号に何かしら謎めいた歴史を感じずにはいられないのです。
 
2022.0415
徳島中央公園の見どころ.
徳島市民のみならず働く人、学ぶ人、楽しむ人、県内外の誰もに憩いを与える徳島中央公園。旧徳島藩主・蜂須賀家の居城跡に作られた広場には、徳島城博物館や国の名勝に指定されている庭園、往時を偲ばせる石垣や堀、広大なバラ園など見所も多く、日々多くの来園者を迎えいれています。公園の脇を流れる助任川に沿って延びる緑地の遊歩道を歩けば初夏の気配に気づきます。
 
2022.0414
藤香る地福寺.
地福寺(徳島県名西郡石井町)の藤が、もう間もなく見頃を迎える頃。地元はもちろん県内でも藤の花の名所として知られ、樹齢は200年にもなると伝えられる古木。それでも樹勢は衰えず、紫の花をたっぷりと咲かせて、甘い香りを放っています。境内の傍らでは、白花の木も根をしっかりとはり、蔓を伸ばして、見応えのある花を咲かせます。見頃は例年4月中旬から5月初旬。ピジョンズ・パーク(=P_P=)も、地福寺を訪ねるのが楽しみでなりません。
 
2022.0413
遍路ころがしの飴と鞭.
「遍路ころがし」と呼ばれる険しい巡礼の古道があります。四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺から第12番札所焼山寺へ延びる山越え谷越えの山道です。踏破には健脚自慢であっても骨が折れ、途中にある長戸庵(ちょうどあん)や柳水庵(りゅうすいあん)、特大のお大師像が境内で迎えてくれる一本杉庵(浄蓮庵とも呼称される)などの一休みポイントがお遍路さんの拠り所になっています。今回ポッポニュースで紹介するのは、道中のちょうど中間あたりにある柳水庵の境内。かつては遍路宿だったのか茶店だったのか、今は人の住まなくなった廃屋が並んで、旅人たちで賑わったであろう往時の色合いに思いをはせることができます。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、年に数回ですが古道をたどり焼山寺を参拝します。そんなとき柳水庵に湧く冷たい谷水に浸したハンカチが、火照った首筋に心地よい潤いを与えてくれ、この至福がまた次回の参拝へはずみとなるのです。
 
2022.0412
萌える堤防みち.
桜花のイメージを一言でいえば祭り。始まる前の膨らむ期待感。一気に迎える開花の絶頂に、足が地に着かず浮遊しているような高揚感。ただ祭りと違うのは、終わった後の抜け殻のような淋しさがないこと。風に舞う花びらは新たな熱気の膨張を喚び、いやが上にも我々の気持ちを高ぶらせ続けるのだ。天高く鳥たちが謳い、四方で森が萌えている──。ボクたちを躍らせる、次のステージが幕を開けたようだ。
 
2022.0411
六地蔵展望台の花天井.
川島町桑村と山川町忌部山の忌部神社を結ぶ市道の尾根(峯八古墳群)に、ひときわ小高い丘があり、てっぺんは整備されて六地蔵展望台と呼ばれています。ここは眺望に優れ、蛇行して流れるふるさと徳島の大河・吉野川の涼しげな表情や日本一の広さを誇る川中島・善入寺島のカラフルな季節の笑顔、遠く浮かぶ淡路島の謎めく面影をも眼下に見ることができます。桜花に覆われる春──丘は、ピジョンズ・パーク(=P_P=)イチ押しのベストプレイスになります。
 
2022.0408
峠越えの桜並木.
県立川島高等学校前を通り、南斜面に延び、掘割峠を越えて美郷へ抜ける県道43号線。ここは通称:チェリーロード(ライン)と呼ばれています。川島高校の少し南側に広がる上桜公園あたりから美郷の東山地区にかけて、道路脇にソメイヨシノがひしめく吉野川市屈指の桜花名所。しかもこの桜の並木は東山に住む個人の方がコツコツと植えたもので、桜花が咲き誇るたび、みんなに喜んでもらいたいという熱意とふるさとを想う深い愛情を感じます。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、感謝しながら時にドライブし、時に自転車で、時に自らの脚でチェリーロードを辿ります。
 
2022.0407
向麻山のヤマザクラ.
令和43月末の晴れた日。JR麻植塚駅の南方向。国道192号を挟んだ山の上で、一目でそれと分かる桜花の森が萌えていました。その山は、向麻山(こうのやま/標高約92m/鴨島町)。吉野川の向こうにある大麻山(おおあさやま/標高約538m/鳴門市)を望んで鎮座することから、この山名が生まれたとも伝えられています。裾野から山頂にかけて広がる公園には、ソメイヨシノを中心にさまざまな桜が植えられて、シーズンには町内外から多くの花見客が訪れます。なかでも、3mほどの高さがある石垣の上から、垂れた枝先が道路に達するほどの「しだれ桜の巨木」は見応えがあり、花見客の熱い視線を集めています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、公園内の随所で背丈を伸ばすヤマザクラがお気に入りで、今回のポッポニュースでは、あえてしだれ桜以外のお花見ポイントを選び掲載しました。森の中から好みの一本を探す楽しみも、お花見の醍醐味といえるでしょう。
 
2022.0406-2
丘の上の朽社.
かつて麻植(おえ)郡だった吉野川市川島町から名西郡石井町を経由して徳島市へ流れる用水が完成したのは明治41(1908)年。それぞれの頭文字に由来するのでしょう。麻名(あさな)用水と命名され114年にわたって地域の田畑を潤しています。そんな麻名用水に沿って、ジョギングするのにちょうど良い感じの道が延びています。JR徳島線の南を流れてきた用水は麻植塚駅の西側で線路の北側に位置を移して牛島体育館を過ぎてすぐ、鯨が横たわったような丘に出会います。丘の上に上ってみると、古びて朽ちかけた社()がありご祭神が祀られていました。さっそく初参拝。小さなお社のそばで、楠の大樹が太い枝を広げてピジョンズ・パーク(=P_P=)を受け入れてくれました。根元に大きな穴が開いていて、のぞいてみたものの結構深いようで底の見当がつきません。見たこともない生きものが居座っているような気がします。丘の上では風も柔らかくて、居心地はいい。そんなわけで、(=P_P=)は近くもう一度、参拝させていただこうと思ったのです。
 
2022.0406-1
春のタイムトラベル.
鴨島町と神山町をつなぐ徳島県道31(鴨島神山)線を主要幹線道にする森藤地区。鴨島町と神山町の町境「梨の峠」近くに水源を持つ、三谷川(飯尾川)の上流部に森藤八幡宮が建立されています。三谷川を挟んで東側に石の鳥居が立ち、鳥居の内の参道脇に今は閉店している商店がうずくまっています。ほかにも小さな社や木造倉庫が軒を連ねて静かに佇んでいます。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、昭和いや明治以前にタイムスリップしたようなこの風景に魅入られて、機会をつまんでは幾度となく足を運びます。(=P_P=)とっておきのタイムトラベルスポットを、ポッポニュース読者のみんなにだけ、こっそり教えます。
 
2022.0405-2
ふるさと徳島の歓待.
ふるさと徳島は、県土のおよそ80%を山地が占めます。そのため多くの谷が刻まれ、無数の川が大地を潤しています。そんな川のほとりに立つとき、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、いつだってとてつもなく大きな期待をいだいてしまいます。だって、こんなにもたくさんの花たちが、みんな楽しげに、大声で両手を広げて迎えてくれるのだから。
 
2022.0405-1
世界を分ける水鏡.
旧吉野川遊園地跡地にそそり立つ白亜の建物、吉野川医療センター(JA徳島厚生連)。青く抜けた空と青く塗られた弁天池をつなぐ蝶番(ちょうつがい)のように見えました。水面を境に上下に現れるシンメトリーの光景に、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は引き寄せられて、朝に夕に足を運んでしまうのです。ふるさと徳島のご近所名所のひとつです。
 
2022.0404-2
阿波忌部に献上する桜花の舞.
天日鷲命(アメノヒワシノミコト)を主祭神に祀る忌部神社(吉野川市山川町忌部山)の桜花を訪ねました。忌部神社は、天皇が即位するときに執り行う大嘗祭で献上する、麻製の麁服(あらたえ)を織る儀式が行われたことで近年、注目を集めました。神話の時代にまで遡る長い歴史と深い興味を宿す境内に、今春も桜花が舞い落ちていました。
 
2022.0404-1
景勝に暮れゆく桜花.
帰宅途中、ふと思い立って、景勝・美濃田の淵に立ち寄りました。えっとぶり(本当に久しぶり)に望んだ桜花の名所は、相変わらずの咲きっぷりで、懐かしさを感じながら、ピジョンズ・パーク(=P_P=)はホッとしていたのです。土曜日ということもあって、夕刻の名所には、たくさんのテントが張られ、バーベキューを楽しむ人たちで賑わっていました。(=P_P=)は、少し離れた場所に佇み、しばし風に吹かれて、景勝に沈む春の夕陽を、桜花とともに名残惜しみました。闇に溶けていくテントの輪郭を追い、次は、朝日に笑う桜花に出会いたいと思ったのです。
 
2022.0401
水鏡に踊る桜花.
吉野川市民なら一目瞭然の江川鴨島公園の桜景。隅々まで掃き清められた公園を覆う、ソメイヨシノの桜花は、樹勢もあって、年を追うごとに豪華になっているようにピジョンズ・パーク(=P_P=)には見えます。ただ、例年と違うのは木々の間に提灯が吊られていないこと。新型コロナウイルス感染症対策のため、今春も夜桜見物は控えてくださいというメッセージなのでしょう。(=P_P=)は、さんさんと降り注ぐ春の陽光をスポットライトに、舞い踊る桜花を見上げ、恍惚をしばしむさぼったのでした。
 
2022.0331
弁天池の桜花饗宴.
はや3月も終わり。ふるさと徳島の桜花は開花宣言から、とても勤勉で、一気に満開宣言となりました。吉野川市鴨島町の吉野川医療センター敷地内にある弁天池のほとりは地域が誇るお花見名所。かつてここは吉野川遊園地であったことを知る人は、まだ少なくないと思います。江川湧水が流れこむ弁天池にかかる赤い橋は、当時から残る風景。同時に池の真ん中で咲き誇るしだれ桜も、いつかの賑わいを今に伝える生き証人です。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、二つの時代を同時に楽しめるこの場所がとても気に入っています。
 
2022.0330
大歩危峡に咲く桜花.
JR阿波川口駅(三好市山城町大川持)は、たぬきを模した愛らしい駅舎で、知る人ぞ知る隠れ人気駅。密かに注目している鉄道ファンも少なくないのではないでしょうか。そんな阿波川口駅の近くで、ふるさと徳島が誇る景勝・大歩危峡を望み、咲き誇る桜花に出会いました。圧倒的な本数で見る者の心を鷲づかみにする桜花名所を抜きにお花見スポットは語れませんが、凜として、あるいは儚げに佇み咲いた桜花は、ピジョンズ・パーク(=P_P=)の心を射貫き、そして目を釘付けにするのです。
 
2022.0329
丘上の饗宴「丸山桜林」
ふるさと徳島の空を覆う桜花に、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は落ち着きを失っています。あちらでもこちらでも、これでもかと弾け乱舞して、待ちわびた(=P_P=)の心を、樹林の中へ、花の下へと、追い立てるのです。本当は、ハンモックを吊って、桜花をのんびり日に透かしていたいと思うのですが、こうもたくさんの名所から頼りが届けられると、(=P_P=)はおちおち寝転んでもいられないのです。今号のポッポニュースで紹介する桜花は、三好市池田町の名所「丸山公園」の花景。JR池田駅を中心に町全体を眺望できる高台にあり、開放感あふれる地元でも有数のお花見名所です。芝生の公園が広がり、無料の駐車場やトイレも整備されていて、のんびり花見を楽しむのに、これ以上はない好適地です。
 
2022.0328
古刹の桜源郷.
ふるさと徳島は、今どこもかしこも花まみれ。浮かれたい、浮かれたいけれども、記録もしておきたい! うずうずとうれしい葛藤にさいなまれるピジョンズ・パーク(=P_P=)は、一年のうちで、一番早起きになって、遅くまで起きているシーズンを迎えています。早朝の桜花、ライトアップされた桜花。名所を巡っては、恍惚から我に返り、また忘我を繰り返す幸せな時を過ごしています。今回のポッポニュースで取り上げるのは東みよし町にある桜花名所。長善寺(四国三十六不動霊場、阿波西国三十三観音霊場)境内と最上位経王稲荷そして隣接する三加茂駅南公園の桜花。エドヒガンザクラが微笑み、すぐにソメイヨシノが圧倒的な存在感で大歓迎してくれます。満開の桜の林に迷い込めば、そこはまるで極楽浄土。まさに見頃のピークを迎えています。
 
2022.0326
ふるさと桜開花宣言.
ふるさと徳島の標本木のソメイヨシノが昨日25日に開花したそうです。いよいよ満開の見頃に向けて淡いピンクの花が怒濤の開花を始めます。自らの目で、すべてを見上げて回りきることは困難であることを思えば、「無数」といって過言でない県内に存在する桜の花見名所。どこをどの順番で巡るのか、満開が予想されている来週末の予定を分刻みで計画しなければなりません。ふるさと徳島の桜開花のピークハンターを自認するピジョンズ・パーク(=P_P=)の年度末は、シゴトと花見に忙殺されるのが恒例。そして一年で一番の至福の時でもあります。
 
2022.0325
佐那河内村の花天井.
平成の大合併を生き抜き、ふるさと徳島唯一の「村」となった佐那河内村。村の中央を西から東へ流れる園瀬川は山間を潤し、田畑を肥やし、里山には美しい色合いを添えて、風景を飾りたてます。そんな美しい村に、樹花の名所が誕生していました。神山町との町境に開通した新府能トンネルの佐那河内村側出入口の付近。南側の斜面に早咲きの蜂須賀桜と河津桜が植えられ、しだれ桜やソメイヨシノに先駆け、開花した桜花を見上げる花見客で連日賑わっているようでした。ピジョンズ・パーク(=P_P=)が訪ねた日、すでに満開のピークは過ぎていましたが、散って空を舞う花びらには穏やかな風情が感じられます。そうして桜の林にさまよえば、いまだ花咲き誇る枝が腕を伸ばし、その間を踊り渡る花びらが埋めて、まさに花天井と呼ぶに相応しい光景を見せてくれるのです。
 
2022.0324
旧道はふるさとの秘宝.
人は「たき火」と「道づくり」が、とても好きな生きものだと思う。ことに険しい地域での道づくりにはとても積極的だったりします。一方で、新しく道が作られることで、古くから使われてきた道は、ひとびとから忘れられ、いつしか草に埋もれてしまうのが運命です。ただし表舞台から去り、隠れてしまった「暮らしや文化の痕跡」は、それを嗅ぎつけ探して訪ねる者にとっては、まさに秘宝。想像のたがを外し、目もくらむ輝きをもってよみがえる、ピジョンズ・パーク(=P_P=)がイチオシにする、ふるさと徳島の宝ものなのです。20071226日に開通した新府能トンネルは、佐那河内村と神山町を結ぶ国道438号バイパスの一部として機能しています。旧国道には、佐那河内側「府能嶺隧道」〜神山町側「郭山通道」の文字が入り口に刻まれた細いトンネルが掘られていました。現在も現役ではありますが、中でクルマが対向することはできず、行き会った際には、いずれか一方のクルマが出入口でまたなければなりません。旧トンネルを案内してくれた神山町の生き字引「雨乞滝の女神さま(愛称)」の話では、材木を積んだトラックも、ひとびとを乗せて満員のバスも、この道をせっせと往来したのだそうです。かつての賑わいに想像を膨らませて、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、トンネルの出入口で、耳を澄ませていました。
 
2022.0323-2
8番札所の白木蓮。
樹花の名所、四国88ヶ所霊場第8番札所普明山真光院熊谷寺で、早咲きの蜂須賀桜が散りゆくなか、山門前のハクモクレンが純白の花びらを開き、境内へ参拝者を誘っていました。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は樹上を見上げ、清々しい気持ちで仁王門をくぐらせていただくことができました。こころおどる花のシーズンがやってきました。
 
2022.0323-1
父母ヶ浜の夕景。
難所として知られた猪ノ鼻峠を回避する国道32号猪ノ鼻道路(新猪ノ鼻トンネル)が開通(20201213)して、県西部のまち池田町と香川県三豊市や観音寺市がとても近くなりました。つまりうまいうどんがすぐに味わえるようになったということのみならず! あまりなじみのなかった名所にも足を運ぶ機会が確実に増えたということです。三豊市の海水浴場・父母ヶ浜(ちちぶがはま)は、「日本の夕陽百選」にも選ばれた映えスポット。ピジョンズ・パーク(=P_P=)としては、夕陽百選ってなんだろ(=^_^=)?と思いながらも、とにもかくにも見ておくことにしました。夕景はもちろん、土産物屋やレストラン、フードカーが並び、笑顔の賑わいに出会うことができました。期待を込めて、隣県に足を伸ばす機会が増えそうです。
 
2022.0322
やつが起つ。
ピジョンズ・パーク(=P_P=)の仲間で、呑み友だち、そしてバンドの主要メンバーでもある「田埜泰弘(たのやすひろ)」氏が、三好市の市議を目指すことになりました。ふるさと徳島の西部地域に広がる三好市は、四国のなかで最も広大な面積を誇り、そこには、山あり川あり伝統の文化やうまい郷土食がひしめいて、県内はもちろん国内外からも注目を集める地域です。ピジョンズ・パーク(=P_P=)にとっても、もちろんとっておきのベストプレイス。遊んでよし、学んでよし、暮らしてよし。ただ、それでもいわゆる少子高齢社会の波は高く押し寄せ、最近では新型コロナウイルス禍による人流・物流の滞りなどもあいまって、魅力的な地域に経済的な疲弊が感じられるようになっています。イベント開催の縮小も他の地域の例に漏れずマチの活気に少なからず暗雲がかかりはじめています。そこで、こうした状況を打破すべく、元気で魅力的なまちづくりに尽力しようと立ったのが、くだんの田埜泰弘氏。「四国酒まつり実行委員長」「にぎわい創出・交流委員会委員長」「NPO法人ツール・ド・にし阿波プロジェクト理事長」を歴任した経験を糧に、「子育て」「福祉」「文化」「くらし」「経済」など、広い視野からマチの活気の底上げと創出に取り組んでいってくれるのに違いありません。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、市外に籍を置くものの、心は「ふるさと徳島」県西部にあると断言して、陰ながら熱く応援したいと思っています。がんばれ!田埜くん!
 
2022.0316
8番札所の蜂須賀桜
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四国88ヶ所霊場第8番札所普明山真光院熊谷寺は、樹花の名所と、39日の記事で紹介しました。さて、今期はどんな具合かと訪ねたのは13()のお昼前。山門前のハクモクレンはしっかりとツボミを膨らませていました。境内では早咲きの蜂須賀桜がさっそく開花。満開の見頃ももう間近に迫っているようです。
 
2022.0311
国譲りの伝説社.
「ホントですか(゚Д゚)⁉」と、声が漏れてしまうような珍事に出会うことが稀にあります。当然、眉唾の話を疑ったのではなく、ただただ驚嘆してしまった時に、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、知らず知らずうなってしまっているのです。ふるさと徳島の石井町浦庄に多祁御奈刀弥(タケミナトミ)神社が建立されています。その歴史は古く千数百年以前から当地に祀られていたと伝えられています。この神社がなぜ、(=P_P=)をこうまで驚かせたのか…。神話の時代にこの地を治めていた大国主神に、天照大御神から国を譲るよう求められた折、大国主神の息子であった建御名方神(タケミナカタノカミ)が抗ったそうです。そこで決着をつけるべく天照大御神の使者・建御雷神(タケミカズチノカミ)と力比べに挑んだものの破れて、国を立ち退くことになった、いわゆる「国譲り」伝説が当社に残されています。そしてこの建御名方神が国を譲り退いた先が、全国諏訪神社を束ねる信濃国(長野県)の諏訪大社でした。このため、多祁御奈刀弥神社は別名・元諏訪神社の二つ名を持ち、武運長久や開運、豊作のご利益をいただける、知る人ぞ知る聖地となっています。全国に25千社を数えると言われる諏訪神社の御祭神が、ふるさと徳島の出身かもしれないと想像したとき、(=P_P=)は思わず感嘆し、表情は(゚Д゚)こうなったのです。
 
2022.0310
ふるさとを暖める春霞.
今日のふるさと徳島は、ぽかぽかと暖かい一日でした。風はほどほど、花粉もぼちぼち飛んで、空には靄(もや)がかかって遠望もききにくくなっています。頭痛につながりそうなお天気ですが、これはいわゆる春霞。ふるさと徳島は、ゆっくり暖められて膨張しているのです。そうしてピジョンズ・パーク(=P_P=)は、移ろう時の流れに身を浮かべていることを実感するのです。
 
2022.0309
山門のハクモクレン.
土成町の札所は春の花の名所でもあります。そこは、四国88ヶ所霊場第8番札所普明山真光院熊谷寺。4月境内を埋めるのは、桜花の王道ソメイヨシノ。シーズンには花見を兼ねた参拝客で賑わっています。それよりも少し早い3月中旬の今頃は、より赤い色の花びらで艶やかな蜂須賀桜が見頃を迎えます。そうしてピジョンズ・パーク(=P_P=)をはじめ、ディープな当寺ファンが目指すのは山門(仁王門)前で咲き誇るハクモクレンの巨樹。純白や乳白色の花が山門を覆うように咲き乱れ、見上げる視線の先に圧巻の光景を作り出してくれます。花は純白の期間が短く、咲いてしばらくすると色あせてしまいます。今春もチャンスを逃さず見上げたいと(=P_P=)は思っているのです。
 
2022.0308
小道の吐息は紅梅の香り.
いつもの見慣れた小道で、ふと声が聞こえたような気がして、視線を少し上げました。ずっと灰色に痩せ細っていた木々がふっくらと色づき、高い場所で紅梅が花を咲かせて甘酸っぱい香りを振りまいています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)に、ゆっくりだけれど、確かに移ろっていく時を、草木が色や香りで、鳥たちが声で教えてくれるのです。ふるさと徳島は、いつもそこにあって、昨日とは違う表情で(=P_P=)を迎えてくれます。
 
2022.0304
期待も膨らむ季節.
ふるさと徳島には、たくさんの名所があります。史跡や観光地や山河に海に…。そして桜花の名所も無数といって差し支えないくらいに。吉野川市鴨島町にある「江川湧水」公園の周辺も知る人ぞ知るしだれ桜の桜花名所。今日、お昼休みに確認したところ、プックリと蕾を膨らませていました。ピジョンズ・パーク(=P_P=)の期待は、蕾の膨らみを超えて、どこまでも膨張していくのです。
 
2022.0303
ふるさと徳島のひな祭り.
2月はあっという間に通り過ぎ、3月もはや3日。今日は「桃の節句」と呼ばれ、雛壇を飾り付けて、女の子の健やかな成長を願うひな祭りの日です。ふるさと徳島では、およそ3万体にもおよぶ、ひな人形が集められたおひな様の祭典「ビッグひな祭り」(勝浦町)が盛大に開催されていて、今回で34年目を迎える伝統のイベントとして親しまれています。同時に、隣接する上勝町の「おひな様の奥座敷」「坂本おひな街道」も歴史を重ねて、地元はもちろん県内外から注目を集める春の人気行事です。梅が咲き、花桃が彩り、桜花の芽が膨らむ季節。ピジョンズ・パーク(=P_P=)の心も浮き立つのです。
 
2022.0302-2
文字どおり大正池.
大正時代に造られたため池は、その名も「大正池」(川島町桑村)と呼ばれます。近隣の水田に使用する水源地のひとつとして整備されました。現在、池の周囲は運動場のほか、遊具を備え、市民の憩いの公園となっています。桜花の名所としても知られ、例年320日頃から、開花が楽しめます。
 
2022.0302-1
高知城プロジェクトマッピング.
新型コロナウイルス拡散防止のため、三密が避けられ、そうした中で外出、旅行なども控えられています。現在第6波が猛威を振るっています。少しでも早く、この波が収束し、安心安全の外出を気軽に楽しめるようになるのを願ってやみません。以前に眺めた、高知城ライトアップイベント「NAKED FLOWERS -高知城-」の様子を紹介します。夜の高知城をスクリーンに見立て、光の花々が咲き乱れるアートプロジェクト。いずれまた、夜の高知城を、のんびり散策しながら眺められる日をピジョンズ・パーク(=P_P=)は待ち焦がれています。
 
2022.0301
黄金の流れ.
ふるさと徳島の数ある「春の風物詩」のひとつ。吉野川に沿って咲き乱れる菜の花の風景。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、菜の花の海を見つけると、たまらずダイブしてしまいます。心浮き立つ色合いに惹かれ、抗うことはかなり難しいのです。菜の花とさんざん戯れると、どんな色のズボンも靴も、黄色に染まります。そして(=P_P=)は、そんなスガタを誇らしく思ってしまうのです。
 
2022.0228
115年の時を生きる柿原堰
ウェブ検索情報によれば、今から115年前の明治40(1907)に仮堰として誕生。その後、12年の時を経て大正8(1919)に完成したのが取水堰「柿原堰」(阿波市吉野町柿原)です。当時は石積みだったようですが、なにしろ四国三郎と称される暴れ川の堰。川底は年に何度も削られ、あるいは埋められ、流れる姿も変えながら、補修を重ねることで、今に伝えられています。渇水期真っ只中の早春。柿原堰がそのスガタを顕わにして、ピジョンズ・パーク(=P_P=)を迎え入れてくれました。(=P_P=)お気に入りの、ふるさと徳島ベストプレイスです。
 
2022.0227
春にほころぶ番外修行山「長戸庵」
四国88ヶ所霊場巡礼では、弘法大師空海に由来する88ヶ寺の札所を巡ります。その札所にもれた修行の道場が番外として空海が辿った道筋に残されています。徳島県には6ヶ所、高知県4ヶ所、愛媛県6ヶ所、香川県5ヶ所となっています。道程が険しいことから「遍路ころがし」と呼ばれて畏怖される11番札所藤井寺から12番札所焼山寺へ向かう参道があります。その道中にある「長戸庵」「柳水庵」「一本杉浄蓮庵」の3ヶ所も番外修行山に数えられています。藤井寺から上りはじめ、鴨島町を見下ろす眺望を得る山の北斜面に建立され、最初に出会うのが「長戸庵」。本格的な春の遍路シーズンを目前に、山の空気も柔らかく暖かにほころんでいます。
 
2022.0225
ふるさとのせめぎ合い
通りのあちらこちらで、民家の庭先や田畑の隅で、梅の花がほころんでいるのを見かけるようになりました。ふるさと徳島に本格的な春が近づいているのを感じます。暴れる大河をしつけて延びる堤防の上に立つと、河原の、町の、菜の花たちが、雪の白を山の上に、高いところ、遠い場所へ、追いやっているようにも見えたのです。いや、見送っているのかもしれません。あたたかな黄色い春の歌の合唱で。
 
2022.0224
キャンキャン狛犬
ピジョンズ・パーク(=P_P=)のジョギングルート上に西麻植八幡神社(鴨島町西麻植字壇ノ原)があります。歴史を感じる両部鳥居をくぐり、境内へ向かう参道に石で造られた太鼓橋を足で踏みならすと、石階段を登り詰めた境内入り口に建立された対の狛犬が「キャンキャン」と鳴いて応えてくれます。案内板によると「備前焼の本場伊部の窯元・森嘉太郎中節の作品で、天保五年(1835)に焼かれた」ものだそうです。足を踏みならすと振動が伝わって内定いるように聞こえるのでしょう。そんなわけで、狛犬には愛称があって、西麻植八幡神社の「鳴き狛犬」と呼ばれています。200年近い時を経て、額に汗を浮かべて見上げる(=P_P=)を、いつも笑顔で迎えてくれます。
 
2022.0222
ぽかぽかのあくび。
四国88ヶ所霊場第8番札所熊谷寺を目指した日。ふるさと徳島は、穏やかな晴れのお天気に恵まれていました。土成町の山間浦池地区の浦ノ池ダムを満たして流れくだる九頭宇谷川はところどころ水が切れるような、か細い谷川。それでも水が流れている場所では、青い陽光が跳ねて、早い春の訪れを喜び浮かれているように見えます。谷川をまたいで延びる徳島自動車道にほど近い場所で、数頭の牛が遊んでいるのに気づきました。あるものはぼんやり寝そべり、あるものはうつろに立ち止まって、反芻にふけり、ぽかぽか陽気にくるまっているようで…。気づけば、ピジョンズ・パーク(=P_P=)も、立ち止まって、ふるさと徳島の空に、あくびで応えていたのです。
 
2022.0220
朝夕の吉野川絶景
誕生したのは今から67年前の昭和28(1953)年。吉野川南岸の鴨島町知恵島と北岸の吉野町柿原を結ぶ一般国道318号「阿波中央橋」です。WEBの情報によれば、吉野川橋と穴吹橋の中間あたりに架けられる橋ということで、この名称が与えられたのだそうです。橋の両端に配された、世界的な彫刻家で造園家として知られる「イサム・ノグチ」のモニュメント作品が、永い年月を見つめています。そんな阿波中央橋から眺める吉野川は、ピジョンズ・パーク(=P_P=)がイチオシにする、ふるさと徳島自慢のひとつ。朝日、夕日の鑑賞絶好ポイント。片道821mの歩道をのんびり歩く楽しみはやめられません。
 
2022.0218
美馬橋65

南岸はつるぎ町貞光、北岸は美馬市美馬町を結んで吉野川に架かる美馬橋。赤い欄干が青い流れに映える、ふるさと徳島の原風景のひとつです。誕生したのは昭和33(1958)年です。長さは418m、国道438号の一部となっています。橋は補修を重ねながら、65歳となった令和4年の今も、現役で多くのクルマや人の往来を文字通り支えています。
 
2022.0217
雪降る朝に。
ふるさと徳島が白く染まりました。山間部では頻繁に雪が降っていましたが、町中に積もるのは、今年初めてのこと。今朝の国道192号は雪に覆われて、行き交うクルマは屋根に積もった雪を散らせながら走り去って行きます。県民の足「JR徳島本線」の駅は、冷たく凍り付くものの通勤通学する人々を温かく迎え入れていました。
 
2022.0216
所狭し寒玉キャベツ
日本一の広さを誇る川中島「善入寺島」は、そのほとんどで季節の野菜が耕作されています。菜の花、ブロッコリー、ダイコンなど今が旬の冬野菜がすくすくと育ち、そして巻きがしっかりしている冬キャベツも、所狭しとひしめき合っています。水にさらしてサラダでいただくのもおいしいですが、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は炒めたり、茹でたりと火を通したものが食べやすいと感じています。あ! 今日はお昼にチェーン店で餃子をいただきましたがキャベツの食感と香りが感じられて食が進みました。次は、ふるさと徳島の冬キャベツを使用しているお店を探して、回鍋肉なんか注文しようかな。野菜を目当てに、お店探しも楽しいと思うのです。
 
2022.0215
再建から百余年の粟島神社
ピジョンズ・パーク(=P_P=)が以前から注目する、ふるさと徳島の名所のひとつ善入寺島。かつて村があり人の暮らしがあった頃に建っていた複数の神社を、立ち退き施策に従った旧住民、氏子のみなさんが、その後協力して合祀再建したのが粟島神社だそうです。場所は吉野川の北岸、阿波市市場町八幡。東隣に建つ八幡宮の拝殿神殿が大きく立派なため、小さな神殿の粟島神社は見つけにくかったりします。ただ、神社の前に立つと、ここで100年以上の時を見守り続けている祭神の存在を感じずにはいられない、そんな不思議な雰囲気が満ちていました。
 
2022.0214
桜街道から。
川島町と美鄕を結ぶ県道43号線は、道路沿いに植えられた桜並木で「桜街道」あるいは「チェリーロード」の愛称でも知られています。春に桜花の名所として花見客を集める街道は、掘割峠をピークとする山越えの道で、道中の眺望も圧巻の光景だったりします。パッチワークのようにも見える畑は、吉野川に浮かぶ善入寺島を桜街道から俯瞰したものです。そしてこの日ピジョンズ・パーク(=P_P=)が一番気に入ったのは、ふるさと徳島の空を彩る白雲のスガタ。流れていないのに風があるようで、たくさん浮かんでいるのに質量を感じない。(=P_P=)は、気持ちまで軽やかに浮き立ってくるのです。
 
2022.0213
阿波富士と呼ばれた山
ふるさと徳島のご当地富士は?と問われれば、均整の取れた独立峰「高越山」を、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は最初にイメージします。標高約1133m、山頂に修験の道場をはじめ大師像や高越神社、高越寺をいただき、麓からは「おこうっつぁん」の愛称で親しまれる山です。一方、かつて阿波富士と呼ばれた山が、吉野川を挟んだ高越山の対岸、阿波市市場町に鎮座しています。山名は城王山(じょうおうやま・標高約652m)。山頂に城王神社、龍王池を配し、静謐の森を境内としています。標高は現阿波富士に劣るものの、山容は一歩も引けを取らない美麗な佇まい。ピジョンズ・パーク(=P_P=)の仕事場からも遠望でき、吉野川南岸からの眺めを、より魅力的に仕上げてくれるのです。
 
2022.0211
文化財の宝庫「熊谷寺」
四国88ヶ所霊場第8番札所「普明山熊谷寺」。阿波市土成町に815年に建立された弘法大師により開かれた古刹だそうです。仁王門は高さ約13mもあり、高速道路からも一目瞭然の四国88ヶ所霊場の中で最大。この仁王門を始め、大師座像や多宝塔、天邪鬼を踏みつける持国天と多聞天が立つ中門、鐘楼など県指定有形文化財があふれています。ただピジョンズ・パーク(=P_P=)がお気に入りなのは、花の寺ということ。ふるさと徳島にあって指折りの桜花の名所であり、山門のハクモクレンは、桜の開花を待つ早春の楽しみ。今春も満開に出会えることを(=P_P=)は願っているのです。
 
2022.0210-2
春は時を守る。
ふるさと徳島の春といえば、花。早春を彩る菜の花が田園や吉野川沿いで、少し温んだ春風に揺れていました。スイセンやロウバイ、梅花は香りで、菜の花は数でピジョンズ・パーク(=P_P=)の心を浮き立たせてくれます。春は皆勤──。かならずやって来ます。なぜって? そりゃ、ふるさとに暮らす、すべての生き物の喜ぶ姿を見たいと思っているのだから。
 
2022.0210-1
JR鴨島駅前の移りゆく日常。
見慣れた風景は、移り変わって、また見慣れた風景になる──。駅前再開発というには小規模だけれど、ただただ廃れていくのとは違って、改修されているのを見ると、何かしらの活気を未来に感じてうれしくなってしまいます。吉野川市民プラザ・吉野川市多目的グラウンドのオープンに合わせて、近隣にあった金融機関支店が移転し、駅ナンバリングB09JR鴨島駅の周辺も整備が始まっています。今日、ふるさと徳島で新型コロナウイルス感染者が過去最多330人に上ったそうです。今夏、阿波踊りをはじめ地元の名物イベント「五九郎まつり」や花火大会は開催されるのでしょうか。一日も早くピークアウトを迎え、せっかく整備された通りや町に賑わいが戻ることを願ってやみません。誰もが安心して集える日常が、いつもの見慣れた風景になるようにと。
 
2022.0209
三つ巴あるいは栴檀三樹。
ピジョンズ・パーク(=P_P=)のお気に入り樹景のひとつ。吉野川市川島町の吉野川河川敷の畑の真ん中にポツンと立っている栴檀(せんだん)の木です。ポッポニュース・ブログでは、これまでになんども紹介してきた栴檀の木ですが、ポツンという「孤」の表現は違っていることに最近になって気がつきました(=P_P=;)。一本に見えたこの木は、葉を落として裸になり、幹が3本、ギュッと寄り添って暖め合うように立っている。その様子は三つ巴あるいは、そう! 沙羅双樹に倣って「栴檀三樹」と呼ぶに相応しい。名付けてみるとその姿は、なんとも神々しい。(=P_P=)にとって、ご神木に値する、ふるさと徳島の宝ものの樹景なのであります。
 
2022.0208
氷瀑回顧。
山国と呼ばれる、ふるさと徳島は、たくさんの谷や川に恵まれています。標高1500mから2000m近い山々を流れる谷川は無数の滝を削り出し、ふるさと徳島の表情をいっそう複雑で豊かに彩っています。とはいえ数(あまた)の滝が存在するといっても、滝頭から滝壺まで凍り付かせる「氷瀑」に出会える場所は、そう多くはありません。神山町上分を流れる神通谷川の上流。そこに落ちる神通滝は2月上旬頃、限られた日に氷瀑を生みます。数日前にも氷瀑の記事が氷瀑ファンの心を浮き立たせました。神山町を知り尽くす雨乞滝の女神さま(麻空さん)や四国山岳植物園岳人の森の主・山田勲さんから氷瀑の魅力を伺ったピジョンズ・パーク(=P_P=)も四季を通じて通っています。今日の掲載写真はちょうど10年前の2月。白い表情で笑う神通滝に巡り会ったときのものです。
 
2022.0207
ご近所名所探し始めませんか?
「名所は訪ねる場所ではなく、見つけるものだ!」とピジョンズ・パーク(=P_P=)は常々言い続けています。世間に認められた確定名所ではなく、己が気に入った色合いならそこがバラ色の世界なんじゃないかなと考えるから。だってそうだよね?居心地がすべてなのだから。そんなわけで(=P_P=)が言うところの名所はご近所で出会うことが少なくありません。飯尾の引割渓谷(いいおのひきわりけいこく)もそのひとつ。四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺から続く遍路ころがし道中の入り口近く。ミニ88ヶ所の祠が見下ろす渓谷は、深く静かで柔らかに迎えてくれます。出会った瞬間、迷わず(=P_P=)のお気に入り名所に加わえていました。そして自分の名所探しの利点は、My good place.に命名権を持っていること。ふるさと徳島のご近所名所「飯尾の引割渓谷」も、これからみんなに知ってもらえればいいじゃないかな、といった感じで名付けました。これだから、ふるさと徳島ご近所名所探しはやめられません。
 
2022.0206
飯尾天神社の梅の香に寒さ緩む。
現在の流行のレジャーのひとつにキャンプがあります。ふるさと徳島は、山深いだけにテント泊しようと思えば、どこでもできそうですが(=^_^=;)。もちろん快適に楽しめる多くのキャンプ施設も数多。吉野川市少年の森野外活動センター(吉野川市鴨島町飯尾)の敷地内にある飯尾天神社の傍らで梅花がほころんでいました。厳寒のキャンプも十分に楽しめますが、気温が緩むにつれて、屋外レジャーはいっそう身近なものになってきます。
 
2022.0204
冬も赤いオンツツジ。
この世界には色々な赤があふれています。たとえば阿波富士おこうっつぁんの山頂近くに群生するオンツツジは、5月中旬によく漬かった美鄕の梅干しのように赤い花を無数に咲かせて、ボクたちを迎えてくれます。そして今は葉を落とし、まだ小さく固いつぼみをつけているだけなのですが、その幹や枝もまた白い雪に映えて、やはり赤く見えるのです。きっとそれは、ふるさと徳島の宝ものの色なのです。
 
2022.0202
冬野菜で描く大地のアート。
日本最大の広さ(500ha5平方キロメートル)を誇る無人の川中島「善入寺島」は、かつて3000人もの島民が暮らしていたのだそうです。現在は畑のみで、夏冬野菜が栽培されています。昨日、ピジョンズ・パーク(=P_P=)が空から訪ねると、ダイコン、白菜、キャベツ、レタスなどの冬野菜が育ち、方々の畑で収穫が行われていました。ピジョンズ・パーク(=P_P=)お気に入りのジョギングコースは、思った通りの直線であり、囲まれた畑もまた、精密な長・正方形。色の組み合わせや栽培されている野菜を想像しながら写真を眺めると、少しも飽きることがないのです。
 
2022.0201
島内最長を誇る学島橋。
日本最大の広さ(およそ500ha)を誇る無人の川中島「善入寺島」へ、人々を招き入れてくれる橋は現在5本。すべてコンクリート造の潜水橋(沈下橋)です。川島橋、大野島橋、千田橋、香美橋、そして写真の学島橋。学島橋は5本の橋のなかで最長の362m1955(昭和30)年に共用が開始され、善入寺島の西端近くで、今も川島町と善入寺島をつないでいます。
 
2022.0131
標高700m
の赤景。
山肌を赤く染めているのは、昨夏に散った常磐木(ときわぎ/杉)の落ち葉。無数の杉の葉が傾斜に降り積もって、とても大きな壁なのに、そして凍てつく朝なのに、なぜだかホカホカの「赤しそのふりかけご飯」をイメージしていました。川田川の源流近く、船窪つつじ公園につながる道路脇で出会った、ふるさと徳島の赤景(せっけい)です。またひとつ、ふるさと徳島の自慢を見つけました。
 
2022.0130
凍てつく母衣暮露滝。
「こんな寒い時期に…」ではなくて、冬だからこそ面白い風景があります。山深いふるさと徳島にあって、さらに深山。梅の産地で知られる吉野川市美鄕(みさと)を流れる川田川の上流に、岩肌を伝い落ちる秘瀑「母衣暮露滝(ぼろぼろたき)」も、そうした貴重な風景のひとつです。おこうっつぁん(高越山)、船窪つつじ公園に連なる山の中腹(標高約700m)の滝周辺には、冬場は雪が残り、凍り付いて自動車では近づくことができない日が多くなっています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)が出かけた昨日(129)も距離500mほど離れた道路脇から徒歩でのアプローチとなりました。氷瀑とまではいきませんでしたが、静寂の滝壺には、研ぎ澄まされた冷気が蜷局(とぐろ)を巻いているのが、気のせいにも見えるようでピジョンズ・パーク(=P_P=)は、ふるさと徳島の名所に、足を運ぶことができた喜びを実感したのです。
 
2022.0128
青藍を裂く青の橋。
善入寺島の西の端に橋脚を下ろすのは、川島町と市場町をつなぐ阿波麻植大橋です。供用が開始されたのは昭和54年。時を遡ること43年前。バブル期に向かって世の中に、活気があふれていた頃です。全長1084mのトラス橋は、もちろん今も現役で、日々多くの荷物や人々を渡しています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)が善入寺島の学島(潜水)橋から望んだ日。空と吉野川の青藍に挟まれて、阿波麻植大橋の鋼の青は、飲み込まれるどころか、いっそう鮮やかに輝いて見えたのです。
 
2022.0126
白菜畑に絆を見た。
これはどうしたことだ! かつての列車ごっこのように無数の白菜が一本の紐でつながっていました。よくは分からないままに、パチリ。帰って調べてみると、気温が下がって霜焼けしてしまうのを防ぐためのようです。白菜のおいしい食べ方としては、水炊きなどの鍋料理が思い浮かびます。もちろんピジョンズ・パーク(=P_P=)も、鍋料理に白菜は欠かせないと信じて疑わないのですが、もっと好きな食べ方があって、それは浅漬け。シャキシャキとシナッが併存する食感にスダチを搾りかけて、味の素をさっと振り、醤油を少し垂らしたら、炊きたてご飯にオン! 晩酌の仕上げに、二日酔いした朝に、忙しい昼の食事にも、超簡単大満足の逸品になります。ふるさと徳島の宝もの「善入寺島」に育つ、文字通り垂涎の味覚です。
 
2022.0125
宝石の輝き、ふるさとの大河。
ふるさとの大河は、瓶ヶ森(愛媛県/標高1896.2m)に源流を発し、大歩危小歩危といった景勝を造って、総延長約194kmを流れて紀伊水道に注いでいます。かつては四国三郎の二つ名を持つ三大暴れ川の一つに数えられた、吉野川。台風など大雨に見舞われると、ピジョンズ・パーク(=P_P=)が注目する善入寺島に渡るためにかけられた川島潜水橋を飲み込むほどに増水します。ただ今は治水対策が進み、渇水期も相まって穏やかな表情を見せて流れています。
 
2022.0124
日本最大の川中島に育つ旬野菜。
およそ500ha。日本最大の広さを誇る無人の川中島「善入寺島」は、かつて人が暮らし耕作が行われていました。島民が退去した今も、耕作は盛んに行われていて、四季を通じて豊かな食をふるさとに実らせています。吉野川市と阿波市の町境に浮かぶ善入寺島に、今後も通って行こうとピジョンズ・パーク(=P_P=)は考えています。
 
2022.0120
寒中お見舞い申し上げます。
寒中のお見舞いを申し上げます。今日2020120()は令和4年の大寒(だいかん)。令和4年の大寒は来月(2)3日まで続く、一年で最も寒い時期とされています。文字どおり、北から通りを吹き抜ける風は磨かれて鋭く、頬を切る冷たさで、背筋まで凍らせるようです。またしても流行の兆しを見せる新型コロナはもちろん、インフルエンザや風邪などにかからないよう、行動を管理し体調に気を配りたいものです。ふるさと徳島の山々は昼になっても山頂を白く尖らせています。本日のポッポニュース(ブログ)掲載写真は、jr徳島線の西麻植駅の南口です。といっても北口は無く、出入口(改札)はここだけ。朝焼けに赤く照らされる無人の駅舎に列車を待つ客の姿はなく、ひっそりとした佇まいを見せていました。今冬は町中にも雪が降りそうな、予感がします。
 
2022.0116
藤井寺山門の旧商店と猫
藤井寺(吉野川市鴨島町飯尾)は、年間を通して多くのお遍路さんが訪れる四国88ヶ所霊場第11番札所。弘法大師のお手植えと言われる藤が寺名の由来となっています。事務所の近所であり、ピジョンズ・パークのランニングコースとしても、頻繁に足を運んでいます。そんな山門の前に今はもう営業をやめている商店が朽ちかけていて、時の流れを感じさせてくれる場所にもなっています。この日、まるで店主のように、一匹の猫が迎えてくれました。
 
2022.0113
白銀のふるさとを行く
今日のふるさと徳島は寒気に覆われ、午前中から山間部を中心に雪が降りました。日が落ちた後も寒風の中に雪が混じり、ところによっては雪はいっそう深くなるのに違いありません。温暖化の影響か、ここ数年、近所の町なかに雪が積もるのを見ていません。そんなわけで、久しぶりに出会った雪のダンスに少なからず気分を高揚させたピジョンズ・パーク(=P_P=)。思い切れず、クルマを高越山に走らせていました。あいにく足回りの準備が追いつかなかったため、山頂までとはいかず、高越鉱山跡を抜け、奥野井谷川を望む雪景で、ひとまずの満足を得た次第です。ふるさと徳島の雪景色は、寒さを忘れさせてくれるチカラを持っています。
 
2022.0111
心機一転!2022
1が3つも並ぶ今日、ウェブコンテンツ制作事務所ピジョンズ・パークは、ホームページをデザイン一新! 新たな年に新たな装いで臨みます。ふるさと徳島に根を張り、ふるさとの期待に応えて、ふるさとの笑顔につなげることを目的に、目の前のおシゴトに向き合っています。ピジョンズ・パークのシゴトのご紹介はもちろん、当事務所の最新情報をお知らせするブログ(ポッポニュース)やふるさとの今を見つめるFacebookページも楽しんでいただける内容で更新していきます。ご愛読ください。
 
2022.0103
令和4
年の初山行
新年あけましておめでとうございます。暮らしを一変させた新型コロナ禍を生き抜き、新しい年明けの通りは、車の通行量もぐっと増えてほぼ2年ぶりに賑わいが戻っています。このまま変異型の拡散も防止されて、かつての日常が戻ってくることを願っています。元日にご近所の氏神様を初詣させていただいたピジョンズ・パーク(=P_P=)は、昨日令和412日に、阿波富士「おこうっつぁん」の愛称で親しまれる高越山(標高約1133m)に山行。山頂直下の高越寺に参拝し、新型コロナ沈静化と、ふるさと徳島の賑わい復活を祈願してきました。山川町の川田八幡神社から延びる表参道沿いでは昨年に間伐が行われていて、降り注ぐ陽光が冬の参道を暖めていました。ちょうど中間地点の中ノ郷(標高約555m)から、うっすらと積雪があり、冬山山行ならではの風景も楽しむことができました。片道5kmほどの距離で、登りはゆっくり2時間〜2時間30分の行程。ふるさと徳島の山こそ至宝。みんなに楽しんでもらいたいと、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は思うのです。


2021

 
2021.1122
大山寺ルートの紅葉狩り
力餅の祭事で知られる大山寺(上板町神宅大山)の境内にある大銀杏の紅葉は、ピジョンズ・パーク(=P_P=)が毎秋楽しみにしている、ふるさと原風景のひとつだ。そしてカラダに余力のある限り、徒歩で紅葉狩りに行きたいというのが信条なのである。今回は技の館(上板町泉谷原東)から県道34号線をたどり、和泉寺前を経由して大山寺奥の院「黒岩大権現」に参拝、大山の頂(標高691.3m)を踏んで、大山寺境内に至るコースを選んだ。帰りは、南面に下る登山道を降りるルートだ。20211121()は、小春日和の好天に恵まれ、隠れ名所も処々めぐりながら、紅葉狩りを堪能できた。目的の大山寺境内では、見頃のピークを迎えた大銀杏の黄色や燃えるような紅葉の赤がピジョンズ・パーク(=P_P=)を、満面の笑みで迎え入れてくれた。
 
2021.0601
負けない心
大都市圏で緊急事態宣言が延長され、いまだ徳島アラート(警報ステージ3:感染拡大注意急増)も維持されたまま。明日はそう簡単にやってくるものじゃないことを思い知らされています。それでも誰かが誰かを思い、みんなでみんなを支えているから、ふとした折に、小さな笑い声も遠くから聞こえてきたりします。今日から、徳島市内の飲食店も午後8時以降の営業が可能になるそうです。長い間我慢してきたことでしょう。感染の再拡大防止に気を配りながら、せいぜい活気を取り戻してもらいたいものです。そうして「気を配る!」ことでいえば、これまでも、これからも少しも気を抜けない仕事がたくさんあります。身近なところでいえば老若男女に関わる散髪屋さんや、高齢者に接することも多い整骨院さん、お口の健康を守る歯医者さん…などなど。それぞれに感染防止対策に努めながら、頑張っています。そんな町のみんなを、ピジョンズ・パーク(P.P)もネット越しではあるけれど、思いっきり応援したいと思うのです。
 
2021.0218
相思相愛のカタチ
ふるさと徳島は、寒波に覆われて昨夜から今日日中にかけて雪が降りました。遠く西方にそびえる「おこうっつぁん(高越山)」も凍えて見えました。山間部では結構積もったのに違いありません。近所の田んぼも雪化粧して、一面の白。さて、ふるさと徳島の雪景に映えるモノ! それが「干し柿」だとピジョンズ・パークは思っています。コントラストの妙といい、北風すら甘味に代える照りといい、光線に揺れる柔肌といい、干し柿のすべてを雪景が求め、そんな雪景に干し柿も身をゆだねている。カタチなき相思相愛が奏でるエモーションが、柔らかな甘味と色艶を羽織って、ふるさとの原風景として、目前に具現化し揺れている。ピジョンズ・パーク(=PP=)は、ふるさと徳島に、スペシャルなカップリングが生み出す称賛すべき光景・風景を探し続けていきたいと思うのであります。
 
2021.0107
シゴト場の初雪
1月は、何ごとにつけ「初」が付く。書き初め、初詣、初競り、仕事始め…。シゴト場にこもってエアコンの熱を逃さぬようブラインドをしっかり下ろしてデスクワークしていると、当然ながら窓外の様子の変化に気づきにくいものだ。ブラインドの向こうがやけに静かなことをいぶかしんで、指を差し入れると、黒い地面が一様に白く塗り替えられていた。初雪。明日から、しばらくはふるさと徳島も寒さが続くそうだ。そうだな、今夜は「七草」の食事であたたまろうか。あ! そしてポッポニュースもお初である。
 


2020

 
2020.1231
●干支の引継式
大変な年だった令和2年も今日で店じまい。コロナ禍のもとで、イベントや冠婚葬祭、ちょっとした呑み会に至るまで、人の集まる機会が徹底して失われた年として記憶に残ることでしょう。日本中が静かな年末年始となる中で、新しい年、令和3年は未来を覆っていた雲が切れ、次第に晴れていくことを願わずにはいられません。ピジョンズ・パーク恒例の干支の引継式では、毎年のことではあるのだけれど、いつもより強く、世の中の賑わいとみんなの笑顔を祈念しました。「シアワセがギュウっと詰まった、それはモウ、とても良い年になりますように。」
 
2020.1201
●詩作『ふるさと奇跡の光景』シリーズ(1)
※ふるさと徳島でピジョンズ・パークは「奇跡の光景」に希に出くわします。このシリーズでは、スマホやデジカメで記録した一枚の写真をモチーフに、刹那の感動を綴った叙情詩を添えて紹介します。
 
◎ボクは目を凝らす
ボクは目を凝らす
小刻みに揺れて渡っていく
薄雲を透かしてみる
さざ波の凪ぐのを計って
水底をのぞき込むのだ
真っ直ぐに伸びた青竹たちは
風雨を凌いで水に没し
白骨の姿となったのちに
なにやら匿っている
ボクは耳を澄ます
それは輪郭さえ見せてはくれない
百も承知で水底をのぞき込むのだ
#令和2年12月1日 #善入寺島 #吉野川 #ふるさと奇跡の光景
 
2020.0306
ピジョンズ・パーク(=P_P=)のセルフイベントで早春の恒例、観梅ランニングを楽しんできました。時は3月1日(日)。場所は、ふるさと徳島で指折りの梅どころ「美郷」。新型の何だかウィルスが見えない恐怖を広め、春のイベントを次々と浸食していくなか、「美郷梅の花まつり」と大書きされたノボリが、暖気を含んで弱く吹く貝寄風(かいよせ)になびいていました。期待を膨らませ山越えした(=P_P=)の眼下には、見頃を迎えた梅花の海が広がっています。美郷地域内に16000本ともいわれる梅林が紅白の花を咲かせる光景は、(=P_P=)のみならず、居合わせたみんなの心を弾ませるチカラを持っているのだと信じられるのです。花が散る頃には、ワクチンとか自然消滅とか、少しは好転の兆しがあればと願うのです。地域にイベント会場と、たくさんの笑顔が戻ってくるように。
 
2020.0203
令和2年2月2日(日)に剣山(つるぎさん/標高約1955m)に山行しようという友人からの誘いに、二つ返事で応じたピジョンズ・パーク(=P_P=)。久しぶりに雪山歩きを楽しんできました。今年の冬はこれまでとは大きく違って、気温が日々高く、平地にも例年1、2回は降る雪の姿をまだ見ていません。2000m近い山上も同じような状況らしく、この時期1mはくだらない積雪はどこにもなく、苦労せずに山頂にたどり着くことができました。とはいえ、(=P_P=)にとっては初雪。初雪景色。気候が正常に戻ることを願いつつ、目の前に広がる幸運を喜び、山頂で令和2年2月2日2時22分22秒を確認して下山しました。
 
2020.0123
吉野川市鴨島町の数ある名所のひとつ「江川湧水」。夏に冷たく、冬にぬるい清水が吉野川医療センター脇(旧吉野川遊園地跡)に湧いています。湧水の周りは小さな公園になっていて、お四国周りをするお遍路さんが休むことのできる小屋やゲートボウル場も整備されています。そんな公園の中、湧水のほとりに甘い香りを放ち、梅の花に似た黄色い小さな樹花が満開していました。ロウバイの花。今日は朝から、ふるさと徳島を生暖かい雨が洗っています。淡い色合いの春を磨き、鮮やかな輝きを取り出してくれる──。早春に咲く黄色い樹花には、そんなチカラがあるように思えるのです。
 
2020.0102
年始恒例の参拝の梯子。今号は鴨島駅前通りに面して建立されている鴨島八幡神社。御祭神は武運の神様ですが、平和主義者のピジョンズ・パーク(=P_P=)は、みんなと自分の厄除けを願います。拝殿には大書き初め「創」の文字が。そうだ(=P_P=)も何かしら創造しなくては!と焦燥感まじりとはいえ、年頭に当たり挑戦する気持ちの昂揚を感じさせてもらいました。境内に合祀されている事代主神社と稲荷神社にも二拝二拍手一礼。さて、次はどちらの神様をお訪ねするかな。
 
2020.0101
あけまして、おめでとう、ございます。令和2年も変わらずピジョンズ・パーク(=P_P=)の綴るポッポニュースブログをお楽しみください。今年最初の記事は、NHKの紅白歌合戦が終わると同時に始まる年末年始番組「ゆく年くる年」にまつわる話。昨、令和元年に行われた大嘗祭に向け製作され、調進された織物「麁服(あらたえ)」の初織り式が行われたのが、吉野川市山川町にある山﨑忌部神社でした。ちなみに調進(ちょうしん)とは、天皇家から注文を受けて製作納入することを意味して、とても名誉なことだったりします。閑話休題。「ゆく年くる年」では、全国の社寺に初詣する様子が映し出されていますが、そのひとつに山﨑忌部神社が今年、採用されていました。その情報を得た(=P_P=)も紅白歌合戦を最後まで見ることなく、年明け差し迫る境内に待機。わずかな映像に数時間をかけて設置とリハーサルを繰り返すNHKの番組づくりの様子を楽しませてもらいました。そうして境内に集ったみなさんとともに、賑やかななかにも、厳かな年明けを迎えました。ライブ中継終了後、(=P_P=)も初詣参拝。二拝二拍手一礼で、無事年明けを迎えられたことへのお礼と、(=P_P=)読者のみんなのご多幸を祈りました。


2019

 
2019.1224
今年も残すところ一週間。時の流れは勢いを増すばかり。ピジョンズ・パーク(=P_P=)が櫂を漕ぐ、日常という小さなカヌーは、鋭く突き出す岩のようなハプニングを何とか除けながらの這々の体(ほうほうのてい)。それでも何とか無事に新しい年を迎えられそうです。そんなわけで、平成最後にして令和最初の干支「亥」さんを労(ねぎら)いつつ、新しい年の干支「子」さんを思ってみるのです。で、どうせ想像するなら、ナンバーワン!というわけで(=P_P=)は、とくしま動物園に齧歯類最大、ネズミの王を探しました。その動物の名前は、カピバラさん。群れてのんびりと過ごしています。中型犬ほどもある体格を、不釣り合いに細い四肢が支えているにもかかわらず、素早く動くこともできるようです。干支の最初に数えらるのも、素早い身のこなしがあったればこそなのかもしれません。 (=P_P=)もカピバラさんに倣(なら)い、新しい年を大抵はのんびりと過ごし、激流にあっては旨く躱(かわ)していこうと思うのです。
 
2019.1219
今日のふるさと徳島はぽかぽか陽気に包まれて、あたかい一日になりました。今シーズンは冬がとても短いような気がしています。それでも冬の気配が少しも無いかといえば、そんなことはなくて、数日前の朝、ご近所の畑が粉砂糖をかぶったように白く輝いているのを見つけて、てけてけ近づいてみると、草の葉に霜が降りて、霜柱が畑の土を持ち上げていました。目と鼻の先に近づいているクリスマスとお正月には、やっぱり雪景色が似合うし、見たいものだとピジョンズ・パーク(=P_P=)は思うのです。
 
2019.1203
農作物の収穫体験と採れたての食材を使った料理を堪能できるということで、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は久しぶりに、農家民宿『中島』~そらの宿さよちゃん~を訪ねました。「そらの宿さよちゃん」が開業したのは2018年4月のことで、今年で営業2年目の知る人ぞ知る農業観光の隠れ名所。日は浅いもののリピーターも増えているようで、SNSや口コミを通じて「そらの宿さよちゃん」を訪れるお客さんは国内と海外の比率は半々くらいだそうです。気になる場所は、美馬市脇町横倉地区。大滝山(標高約946m)の中腹、約600mの高地にあり、旧家を改築して営業が行われています。この日は、女性4人組が農業体験に訪れ、サツマイモや落花生、ミニトマトなどの収穫を体験し、サツマイモを使った芋餅づくりに挑戦されていました。できあがった芋餅はみんなで試食。(=P_P=)もひとついただきました。塩味の効いた餡子に、サツマイモの甘味がほどよく絡んで、結構大きなサイズをペロリ。晩秋の色合いに癒されながら、新鮮な経験と味覚を堪能しました。
 
2019.1025
南岸の山川町と北岸の阿波町を結び吉野川に架かる斜張橋「岩津橋」。開通したのは26年前の1993年のこと。清々しい青空が広がった休日。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、橋の真ん中に立って眼下を流れる大河の行方を眺めていました。川底は水鏡で見えません。その代わり、どんな魚や生き物が泳いでいるのか、水中メガネを付けた(=P_P=)の想像はどんどん深みへ潜っていきます。見上げた空は底が抜けたように果てしなく、どこまでも見えるのに何もない。ヘリウムガスでパンパンに膨らんだ(=P_P=)の想像は、ふわふわ浮かんで流れていきます。空想と思考は別物。心地よい休養を取りました。ちなみに斜張橋の斜張というのは、ロープの端と端を持ってたるませたときにできる形状「カテナリー曲線」を上下反転させたカタチだそうです。荷重を分散して受け止めることで、よりしっかりした安定を得られる。(=P_P=)お気に入りのこの場所は、頭の中にもカテナリー曲線を描いて、思考と想像のバランスをとってくれるのです。
 
2019.1004
秋の始まりは、夏の終わり。いつの間に終わってしまったのか…。それを多くの季節で知ることはありません。なんとなれば、やってくる新しい季節はいつだって輝いて眩しく、どっぷりはまる心地よさをともなっているものだから。数ヶ月前、光あふれる時間を無防備に受け入れたボクたちは、やがてついに、つるべ落としの暮れに気づいて、物思いという新たな喜びに耽るのである。
 
2019.1002
昨日10月1日から消費税10%に。令和が始まって最初の大騒動。テレビも新聞も「混乱」「対策」をテーマに大騒ぎの正体は2%の増税。令和の家計は、ひょっとすると、ひどく苦しくなるのだそうです。それでも人口の高齢化が進行した高齢社会日本で、みんなが助け合って生きていくために、たぶん必要なんだろうなと思うピジョンズ・パーク(=P_P=)なのであります。まぁ、景気が良ければ、増税分もへっちゃらになるのに違いありません。新時代が明るい未来であるように願って、(=P_P=)は去る9月10日(日)、山川町山﨑の忌部神社を参拝しました。そして奇しくも、今上(きんじょう)天皇徳仁(なるひと)様に献上する麁服(あらたえ)の織り初め式が執り行われていました。県知事をはじめ多くのみなさんが境内に集い、青空のもとでの厳かな儀式に、しばし見入らせてもらった(=P_P=)。代替わりの皇室行事「大嘗祭」は11月14日、15日の二日間。テレビ中継だろうとは思うのですが、見逃せないと期待を膨らませています。
 
2019.0925
一度は、日本の空から消えたコウノトリ。ふるさと徳島の自然を気に入って、舞い降りてくれたのは5年前の2015年のこと。以来、数を増やしはじめ、先日の地元紙によると1日の最多目撃数は25羽にも及んだそうです。ちなみにコウノトリが野外繁殖する先駆けとなった地域は、瀬戸内海を挟んだ兵庫県の豊岡市。同市にある兵庫県立コウノトリの郷公園の取り組みの奏効があったためです。幸運の鳥をひと目みたいと、ピジョンズ・パーク(=P_P=)も、コウノトリが営巣し、餌場にする、鳴門市大麻町のレンコン田を訪ねました。所定の駐車場にクルマを止めさせてもらい、広々としたレンコン田を眺めていると、収穫を控えたレンコン田の一枚で、ゆうゆうと餌を採るコウノトリ2羽。つがいでしょうか? 仲良く餌をついばんでいる姿を目にすることができました。観察は、鳥たちから150m以上、巣から400m以上離れた場所から行う事が推奨されています。遠巻きにしながら、もっと詳しく見たくなった(=P_P=)は、どんな望遠鏡を選ぼうか、わくわくしています。
 
2019.0830
ふるさと徳島の令和最初の夏は台風と雨に見舞われて、多くの人が待ち焦がれた「阿波おどり」は半分の2日間で終わってしまいました。けれど夏は引き続き周囲をうろついていて、出歩ける程度に暑苦しくて、耳をふさがなくてもいいくらいにセミたちが叫んでいます。写真は、お盆前に眺めたJR徳島駅前の町並み。ふるさと徳島の夏は、夜景もどこか踊って見えるから不思議だね。
 
2019.0828
夏に受けた日帰り人間ドックの結果をいただきました。一昨年よりも昨年、昨年よりも今年がいろいろと良くなく(悪く)なっていて、焦りを覚えるのです。窓口の担当の方との会話。「体重はもちろん中性脂肪や内臓脂肪、コレステロールなんかも急増してますね」「そんな感じですね」「食事は朝昼晩ですか?」「はい」「カンショクされてますか?」「はい、大抵は完食します」「お酒も吞まれるようですが、肝臓が処理しきれないで脂肪になっているのが原因のひとつでしょう」カロリーを取り過ぎてるということなのかな。電話越しの会話で微妙な違和感というか、噛み合わせの悪さを感じたのは、カタカナにしたカンショクの部分。電話を切ったあとで、ハタと膝を打ったのは、お菓子などの間食を言ってたのだと…。なるほど腑に落ちるのです。しかし、間食は余りしないピジョンズ・パーク(=P_P=)。晩酌の酒量が過ぎるのと、年齢を重ねたこと、そうして最近めっきり運動しなくなったのも原因してるのかもしれません。いずれにしても、脂肪を落とさなければと思いつつ、ご飯が進む新米の季節がやってきてしまっているのです。そうして新酒のシーズンも付いてきて、サンマやナスや…美味しいものが次々と(=P_p=)。一念発起、ポケモンを駆りまくるしかなさそうです(=^・^=;)。
 
2019.0827
年を取ると暑さをあまり感じなくなるという。同様に、年を重ねると、素直に感情を出せなくなる。その代わりに、忍耐強くもなれるようだ。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、昨年の暮れから歯科医院通いを続けているというか、余儀なくされている。布団から出たその足で、朝昼晩の食事のあと、寝る前に、(=P_P=)は歯を磨く。にもかかわらず、虫歯だらけであったことが発覚した。詰め物がこぼれ落ちたのをきっかけに調べてもらうと、あちらもこちらも虫食いが進んでいたのだ。で、話を忍耐に戻すわけなのだけれど、少々の痛みは耐えて、顔に出さず、微動だにせず、処置イスで鷹揚な雰囲気を醸して過ごす。処置後は、余裕の表情を浮かべて、先生らにお礼をいい立ち去る(=P_P=)なのだけれど…。いかんせん、シートにお尻のカタチがくっきりと残っている。それでも(=P_P=)は、無表情をなんとか、何としてでも保って、今日も会計に向かうのだった。写真は、そんな(=P_P=)の内心を映すかのように、敷地に侵入し堂々と寝そべるシルバーキャット、灰色大猫(はいいろおおねこ)である。彼もまた、内心は穏やかでないに違いないのだけれど、表情や態度にそれを読み取らせない剛毅のもののふなのだ。
 
2019.0825
春の祭りはどちらかといえば午前中に行われ、秋まつりは昼から夕刻の風景をイメージします。そうして夏祭りは断然、夜。夜祭りイコール夏祭りです。打ち上げ開始時間の午後8時より、少し早く始まったのは、本当は8月6日に予定されていたものの荒天のため延期されていて、主催者もうずうずしていたからかもしれません(=P・P=)。8月23日(金)。吉野川に架かる阿波中央橋下の鴨島運動場を主会場に開催された吉野川市納涼花火大会2019をピジョンズ・パーク(=P_P=)ものぞいてきました。ふるさと徳島の夏祭りもそろそろフィナーレ。夜空にポンッと火の花が咲きました。田んぼでは稲穂が頭を垂れ、コオロギの声が涼風に流されてきます。間もなく豊穣を祝い、神様に感謝する秋まつりがシーズンを迎えます。
 
2019.0821
吉野川市山川町を流れる吉野川の河川敷に、親水公園「水辺の楽校・バンブーパーク」が整備されています。芝生の広場を中心に、名称のとおり竹林が広がり、そのなかを幾筋かの散策路が延びています。陽光が降り注ぐ休日の日中など、「木陰を遊ぶ」ことができるこの遊歩道を目当てに、ピジョンズ・パーク(=P_P=)もときどき足を運びます。斧をたたき付けるような夏の陽射しから逃れて、(=P_P=)は遊歩道を抜け、吉野川の流れる光景に涼を求めてきました。川上には、種穂山が横たわり、岩津橋が美しい反りを水面に映していました。
 
2019.0816
JR鴨島駅前通りを主会場に踊られる吉野川市阿波踊り大会は、毎夏、8月14日から16日の3日間開催され、そこそこに見物客を集めて、ほどほどに賑わいます。今回は令和最初となる阿波踊り大会でしたが、台風10号の影響から最終日の16日のみ行われることになりました。ピジョンズ・パーク(=P_P=)も早めに夕食を済ませて、会場まで歩いて向かいました。駅前通りの両サイドに伸びるアーケード下の無料桟敷席は「見る阿呆」がぎっしり。桟敷席が午前中に急ピッチで仕上げられていくのを見ていた(=P_P=)は、「ああ、たくさんのお客さんに座ってもらえて、設置した甲斐があったね」と、作業されていた人たちを心で労ったのです。例年、最終日の16日は総踊りが行われます。吉野川市阿波踊り振興協会というのがあって、そこに所属する阿波おどり連(6連ほど)が、一時に駅前通りに踊り込んで、魅せてくれるもの。(=P_P=)は、これを楽しみに、令和最初のお盆を見送らせてもらいました。
 
2019.0813
丸い月が夜空に輝いた13日の夜。美馬市交流センター「ミライズ」の西側に設けられている憩いの広場で、地域の小さな阿波おどりが開催されていました。規模は小さくても、笑顔は同じか、それ以上だと、ピジョンズ・パーク(=P_P=)の目には映りました。未来にも、こうした小さくとも印象深い阿波おどりが、“お盆”にふるさと徳島で過ごした大切な思い出として、ひとりひとりの心に継承されていくようにと、(=P_P=)もぞめきの音色に揺られながら、のんびり願ったのです。
 
2019.0812
昨日は制定から4年目となる祝日「山の日」。ピジョンズ・パーク(=P_P=)も例年、剣山を舞台にした山登りイベントのお手伝いに参加させていただいています。山行イベントの帰り、名所「脇町うだつの町並み」で知られる脇町で花火大会「美馬市花火大会」が開催されると聞き、打ち上げ会場近くの吉野川堤防道から夜空を見上げてきました。半月が輝き、満天の星が煌めく夜空に、雲はなく、絶好の打ち上げ日和。立秋を過ぎても、まだ艶めかしい夜風が肌を撫でてゆきます。令和元年8月11日午後8時。次々と咲いては、水鏡を焼いて散ってゆく大輪の火の花。ふるさと徳島の夜は、賑やかに更けていきました。※(=P_P=)もお手伝いさせていただいた、剣山山頂で行われた山の日イベントは後日、ポッポニュースにてご紹介します。お楽しみに!
 
2019.0811
2014年に制定され、2016年に施行された祝日「山の日」。令和元年8月11日。施行から4年目となった今夏も、例年通りピジョンズ・パーク(=P_P=)は西日本第2位の高峰「剣山」に登ってきました。抜けるような青空のもと、キレンゲショウマが黄金色の花を咲かせる霊峰の頂を目指し、多くの登山客が清々しい汗を流していました。(=P_P=)も山が与えてくれる恵みに感謝を捧げながら、存分に山行を楽しませてもらいました。5年目となる来年はオリンピックイヤー。何かしらの金メダルを(=P_P=)も目指してみようかな。
 
2019.0808
標高92mの独立峰「向麻山(こうのやま)」。北麓を飯尾川に洗わせる鴨島町上浦のランドマークは、山麓から山頂にかけて向麻山公園が整備され、知る人ぞ知るみんなの憩いスペースです。山麓には國中八幡神社が建立されていて、公園施設も境内に隣接しています。公園を歩いていたピジョンズ・パーク(=P_P=)は、小さな瞳と視線が合ってしまいました。地面にあいた小さな穴から、体長2cmほどのカエルが顔をのぞかせていました。最初、(=P_P=)に驚いたのか、穴の中に転がり落ちるように隠れたカエルでしたが、しばらく待っているとピョンッと外に飛び出してきました。ネットで検索したもののカエルの種類は分かりません。なんとなくですが、成体ではなく子カエルかなと想像を楽しみ、身近に名前も分からない生き物が暮らしている、ふるさと徳島の自然を感じられる場所、それが向麻山なのです。
 
2019.0807
ベストプレイスというのは、気分が良くなって、気持ちが落ち着いて、想像が広がって、アイデアが湧いてくる場所。聖地とかパワースポットとか言われる人気のスポットが、日本や海外のあちらこちらに点在しています。そういう場所に足を運ぶのは楽しいものですが、いつでも行けるわけではなくて時間もお金もかかってしまいます。「あ~あ、近くにパワースポットがあればいいのにな」とは、だれもが思い、熱望するところです。一方で、たくさんのベストプレイスを持っているピジョンズ・パーク(=P_P=)は、読者のみんなに申し訳なく感じるのです。だから、小出しではありますが、(=P_P=)の知るパワースポットをご紹介しています。猛暑の中、水面に涼しげな青を映し、純白の雲が空の青を柔らかな色合いに見せてくれます。そうして水際でてんこ盛りの昼食を食べさせてくれるお店の名には「青」の字が含まれていました。ここは吉野川市鴨島町。本日のポッポニュースで紹介するふるさと徳島の聖地は、江川湧水が流れる江川鴨島公園です。
 
2019.0805
台風8号が九州を縦断して北へ向かっています。かなり強力な台風だそうで、直接上陸のない、ふるさと徳島の空にも黒雲が覆い被さって、夕刻の今は雨が路面を黒く染めはじめました。先週から昨日まで頭が焼け焦げるかと思う強烈な陽射しと、それに伴う猛烈な熱波で沸騰していた大地にも潤いが戻り、気温もほどよく和らぐ恵みの雨になりそうです。暑い夏にエアコンを効かせてカレーを食し、寒い冬には暖房のもとでアイスクリームを舐める喜び同様、雨の日に青空を愛でるのも贅沢な楽しみのひとつなのです。というわけで本日のポッポニュースは、晴れた日にピジョンズ・パーク(=P_P=)がのぞき見た、吉野川医療センターの池。水鏡の空に鯉が浮かんでおりました。
 
2019.0727
日本一広いことで知られる川中島「善入寺島」に、太陽を信仰する黄色い笑顔の集団が現れたというので観に行くことにしました。川島城下から吉野川に架かる川島潜水橋を渡り、善入寺島に上陸。
トウモロコシやキュウリ、ゴーヤーなど夏野菜が実る畑の間に、大きな花を咲かせた向日葵(ひまわり)の花畑が広がっていました。撮影したのは梅雨あけ直前の空の下。どんよりとした色合いの光にも、向日葵たちの笑顔は輝いて見えました。
 
2019.0726
NPO法人剣山クラブ活動報告にかえて。先日の7月24日(水)。ピジョンズ・パーク(=P_P=)が参加させてもらっているNPO法人剣山クラブの会員さんによる勉強会を開催いただきました。会員間の交流促進とクラブ活動の情報伝達スムーズ化を図ることを主目的に、「NPO法人剣山クラブHPの解説と望まれる掲載情報内容の検討」「SNS活用講座」と題し、各種アプリケーションのダウンロードや活用方法など実際の操作方法の解説を通して、活用の意義を学びました。初回ということもあって参加者は少なかったものの、質問が途切れることはなく、僭越ながら講師役を引き受けさせていただいたピジョンズ・パーク(=P_P=)も、午後2時から2時間余り、有意義な時間を過ごさせていただきました。山好きが集まり剣山国定公園を中心としたふるさとの環境保全を願うNPO法人剣山クラブの活動が、いっそう意義深く、また多くのみなさんの共感を得るための、さまざまなアイデアの醸成につなげるためにも、こうした勉強会を今後も重ねていきたいとあらためて感じました。
 
2019.0725
「梅雨あけて 日照りを 仰ぐ花と我」。日照を得た緑は、花壇や庭の隅、コンクリートを割ってまで這い出してきます。抜いて汗を拭い、伸びてため息をつく、無限のループ。何かもがやになって、全部放り出して、昼間からビール片手に吉野川に流れてみようかななんて考えが頭をよぎることもあります。だけど、踏みとどまって、あせあせと仕事に向き合えるのは、庭の片隅に鮮やかな笑顔を見つけることができるから。梅雨あけ。本格的な夏をピジョンズ・パーク(=P_P=)は一生懸命に楽しもうと算段しております。
 
2019.0716
脇町岩倉地区の農家民宿、そらの宿さよちゃんに、雨乞い滝の女神様ご一行をご案内することができました。ピジョンズ・パーク(=P_P=)ではお馴染み、神山町を知り尽くす雨乞い滝の女神様と、そらの宿の女将さよちゃんは、奇しくも同い年。すぐに打ち解けられ、お話も合ったようで、さよちゃんのご用意いただいた食事をいっしょに味わいながら、楽しい時間を過ごしていただけました。今回は雨のため近所の散策はできませんでしたが、次回は「橫倉生活改善グループ作業所」や野菜畑、花畑などごいっしょできればと思います。今号のポッポニュースは雨中のなか下見と味見した、ミニトマト園。ハウスの天井にビニールを貼る前だったため水滴が赤く輝いていました。
 
2019.0711
西暦845年から903年の生涯を送り、その後に学問の神様になったといえば、菅原道真公。先日、日本三大天神に数えられる太宰府天満宮を初めて訪ねたピジョンズ・パーク(=P_P=)は、お招きに深く感謝しつつ、祭神道真公にご挨拶させていただきました。境内のご神牛を撫でて快復と健康を願い、麒麟さんに出会っていっそうのありがたみをおぼえました。
 
2019.0710
徳島市のランドマークのひとつ。街の中心部でお堀に囲まれ、桜花のシーズンには花見客が行き交い、朝夕にはウォーキングやジョギングを楽しむ市民の姿やお昼休みにお弁当を拡げる様子が見慣れた風景にもなっています。また、かつて阿波を治めた徳島藩の歴史資料が展示された徳島城博物館、城跡が残る城山も、年間を通じて県内外から足を運ぶ観光客が少なくない徳島市観光の人気スポットでもあります。ピジョンズ・パーク(=P_P=)にとっても、徳島市内にご用で出かけた際には、積極的に立ち寄りたい場所。ここに住みつくハトやネコに出会えるのも楽しみのひとつとして。
 
2019.0709
「ほんとに、ふるさと徳島は広い!」というのが、ピジョンズ・パーク(=P_P=)の素直な感想です。と同時に、(=P_p=)はまだまだ勉強不足であるし歩いていないと実感したのです。シゴト場からもそれほど遠くはない徳島市国府町観音寺で出会ったのは史蹟「勝間の井(戸)」でした。別名で、舌洗いの池とも呼ばれる古い池で、国道192号に接続する南環状道路から東へ約60mほどの場所で地下水を満たしています。今から850年近く以前のこと。源義経が小松島から屋島へ進軍する際、この池で馬に水を飲ませ休んだと伝えられ、その際、この池の名称が勝間の井であると聞き、戦勝を確信したのだそうです。現在、池の周囲は青石が敷かれた遊歩道に整備され、池の真ん中には辨天さまが祀られています。また、南環状道路の下には観音寺遺跡と観音寺木簡が見つかっています。澄んだ地下水をたたえた池は底まで見通せ、小魚たちが戯れていました。またひとつ、(=P_P=)お気に入りのふるさと自慢を手に入れました。
 
2019.0708
雨は色をしっとり定着させる名人だ。カラカラに乾いて軽い風景に、本来の重厚感を取り戻させてくれます。陰影礼賛。明度をさげて暗くするだけではありません。ものの彩度をあげて、ピジョンズ・パーク(=P_P=)の前に横たわるマチのスガタを鮮やかに彩ってみせてくれます。漆喰が白一色ではなく、多彩で輝いてさえいることを梅雨が(=P_P=)に教えてくれるのです。もう一度、いや何度でも確認したくて、傘はささず、麦わら帽子で細い雨を受けながら、両手はスマホに貸し出して、古い町並みを歩きました。
 
2019.0705
大正時代の終わり頃に、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町で、本格的な調査が始まった吉野ヶ里遺跡。現在は、吉野ヶ里歴史公園として整備され、紀元前5世紀から紀元後3世紀にまたがる弥生時代の集落、そして国づくりの様子を巡回しながら学び、感じることができる施設として公開されています。先日、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は公園を訪ね、邪馬台国そして国を治めた弥生人・卑弥呼にも想像を遊ばせてきました。とはいえ見学できたのは100haを超える広大な敷地のほんの一部。国(集落)を守る堀や砦、そして当時の暮らしを再現した弥生人の家や王の居所、さらに政を行った国会に当たる建物などあり、とても一日では回りきれるものではありません。再訪を約し、少しだけですがポッポニュースに記録しておきます。
 
2019.0704
食用蛙と呼ばれるカエルさんがいます。とくに知られるのがウシガエル。夜のしじまに響く、グゥグゥだか、ゴーゴーだかといった低音のうなり声が印象的です。堂々としたその後ろ姿に出会ったのは梅雨入り寸前の夜の公園でした。夜の黒に溶けてほとんど視界に入らなかったのですが、それでも規則的に踏み出していたピジョンズ・パーク(=P_P=)の足を止めさせたのは、ヤツが周囲に放つ気迫。ウロコのように背筋を覆う無数のイボ、二の腕や太もも、そして尻に盛り上がる筋肉を見れば、それが破格に強靱であることが一目で分かります。これを食用とするとは、いかなる豪傑か、もしくは不届きかと疑うのです。いずれにせよ(=P_P=)は蛙食はいたしませんと誓い、謹んで撮影だけさせていただきました。
 
2019.0619
ピジョンズ・パーク(=P_P=)の作業場近くに、市民憩いのスペース「江川鴨島公園」があります。新鮮な空気が吸いたくなったり、少~し身体を動かしたくなったり、いろいろと煮詰まったときには、いつの間にか足が向く場所なのです。湧水で知られる江川が注ぐ公園脇の池では鯉が泳ぎ、鴨がたちが戯れています。空腹を覚えた(=P_P=)は、久しぶりに対岸の食堂「青柳」に寄りました。味よし、ボリュームありで、お気に入りの一店。どんなメニューに出会えるかな?
 
2019.0618
おみくじというと、100円払ってひく、白い紙がクルクルと畳まれたタイプがすぐに浮かびます。開くと、大吉だの中吉だの末吉だの運勢が大書きされて、詳細な解説が書き込まれています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)も、ときおり買い求めては小さな一喜一憂を楽しんでいます。以前、香川県綾川町に足を運んだ際、川上神社の扁額にお招きいただき、鳥居をくぐり参拝させていただきました。その際、出会ったのが木製のおみくじ筒。両手に余るくらい大きく、重さもかなりありました。勇んで振ってみると、金属のおみくじ棒が出てきました。先のほうに切り込みがあり、数えてみると8本。参拝させていただいた拝殿の入口上部に「御鬮(みくじ)表」と書かれた板が張られています。第8番目の解説が、この日の(=P_p=)の運勢に当たるのでしょう。見事、大吉を引き当てました!
 
2019.0617
●県外編:大嘗祭にまつわる由緒ある祭り。 (綾川町/主基斎田跡地/お田植まつり)
令和に改元され、新天皇陛下の皇位継承にむけ大嘗祭(だいじょうさい)が行われます。そこで使われるお米の産地は占いで決められるそうで、令和天王の大嘗祭では栃木県と京都府が選ばれています。大切な新穀を育てる田んぼのことを、特別に斎田(さいでん)と呼びます。そうして時代は遡り、大正天皇が即位された際、供えられるお米を栽培する田んぼに選ばれたのが香川県綾川町にある主基(すき)斎田でした。それから数えること104年。現在は、「主基斎田お田植まつり」として保存され、当時の儀式の様子が地域の恒例行事として再現されています。6月16日(日)のこと、奇遇にもピジョンズ・パーク(=P_P=)は、まつりの最中に遭遇し、由緒あるお田植まつりを見学させていただくとができました。令和天王の大嘗祭を目前に控える今、数ある祭祀(さいし)のひとつを垣間見ることができたことに、何かしらの導きを感じないではいられないのです。
 
2019.0616
●県外編:ザ・仁淀ブルー「にこ淵」。 (いの町/枝川川/にこ淵)
仁淀ブルーのキーワード検索からすぐにピックアップされるのが「にこ淵」。かつて地元では水神の居所と伝えられ、うかうかと近づくことをはばかれる神聖な場所だったそうです。聖地やパワースポットに敏感を自称するピジョンズ・パーク(=P_P=)は、いそいそとした気持ちを抑え、こころ静かに、厳かに、枝川川が落ちる滝壺「にこ淵」の水際に立たせていただきました。
 
2019.0615
●県外編:清流を愛でる遊歩道。 (仁淀川町/安居渓谷/水晶淵/せり割洞窟)
今号のポッポニュースは安居渓谷編のラスト。清流沿いに設けられた遊歩道からは、人工の景勝と自然の色と風を楽しむことができます。。本格的な仁淀ブルーは梅雨あけ頃からとか。再訪を誓いつつ、全力で今を堪能したピジョンズ・パーク(=P_P=)でした。
 
2019.0614
●県外編:乙女河原から徒歩10分。 (仁淀川町/安居渓谷/飛龍の滝)
前号に引き続き、本日のポッポニュースも仁淀川沿いの景勝編。みかえりの滝からさらに奥へクルマを進めると、今から65年ほど溯る昭和32年に発見された秘瀑「飛龍の滝」に出会えます。安居川に直接触れられる乙女河原というポイントがあり、沈下橋(潜水橋)を渡ると、そこから北方向へ緑の遊歩道が延びています。徒歩約10分。観光客が多く訪れるのでしょう。整備された遊歩道は草刈りもしっかり行われていて歩きやすく、谷の風景をのんびり楽しみながら比較的安全に飛龍の滝にたどり着けました。
 
2019.0613
●県外編:仁淀ブルーな落水。 (仁淀川町/安居渓谷/みかえりの滝)
隣県とはいえ、標高1500m級の山々に隔てられた高知県。そこに仁淀ブルーなる見どころが複数あるそうな。高知県を代表する清流・仁淀川。その上流部にそそぐ安居川が削り出す景勝のひとつが安居渓谷があります。昔から知られる行楽地で新緑、避暑、もみじ狩りを楽しむ人々で賑わうそうです。先日、ピジョンズ・パーク(=P_P=)はシゴトで近くを通るついでに寄り道。渓谷散策してきました。今号は渓谷に至る途中で出会った大屋地区に落ちる「みかえりの滝」。谷風をともなって、深緑に清々しくはじけていました。
 
2019.0607
●色とりどり山岳植物園。 (神山町/岳人の森/オダマキ)
ついさっき雨が降り始めました。しだいに強くなっている。いよいよ梅雨かな。昼が近いのに空は暗く、遠雷が低くうなっています。猛暑に耐えるチカラを得るための雨の季節。標高約1000mの高地。土須峠近くの森に開かれた植物園にも潤いが降る。数日前。雨を待つ間に神山町にクルマを走らせ、四国山岳植物園『岳人の森』を巡りました。
 
2019.0606
●初夏の山岳植物園。 (神山町/岳人の森/ベニバナヤマシャクヤク)
標高約1000m。那賀町との町境「土須峠」近くに拓かれて、およそ半世紀。年を追うごとにたくさんの人気を集める植物園があります。四国山岳植物園『岳人の森』では、その名のとおり高地に咲く希少な花々がシーズンの変化を教えてくれます。昨日の午前、園主の山田勲さんから「初夏の花が園内で次々咲いて見頃を迎えとるでよ」と電話をいただきました。受話器から流れてくる声は、どこで返還されたのかピジョンズ・パーク(=P_P=)の耳には「で、どうする?」と聞こえていました。午後になって万障繰り合わせた(=P_P=)は、いそいそと訪ねさせていただきました。本日のポッポニュースは、たくさんの樹花の下に、うっすら微笑む薄紅の花ベニバナヤマシャクヤクの様子を紹介します。お楽しみください。
 
2019.0605
●狼犬が守る森。 (神山町/岳人の森/森青蛙/矢車草)
標高約1000mの高地「土須峠」近くに拓かれた四国山岳植物園『岳人の森』は、いま初夏の花々が次々に開花し見頃を迎えています。花の香りに誘われて小さな生き物も集まっています。もちろんキャンプ場としても県内屈指の立地条件を備え、自然をより身近に感じようと多くのキャンパーたちも訪れています。
 
2019.0531
●樹花参拝。 (川島神社/あじさい/シャクナゲ/ツツジ)
5月最終日。青臭く蒸れた香りをまとわりつかせて五月雨が落ちてきました。肌寒さで羽織った薄手のパーカーがさっそく暑苦しく、そろそろやってくる梅雨の重みを思い出しています。今朝、雨が落ちる前、涼しさに誘われて軽くジョギングしたピジョンズ・パーク(=P_P=)は、立ち寄った川島神社さんの境内で思わぬ歓迎を受けました。それは色とりどりに咲く樹花たち。明るい笑顔にしばし見とれた(P.P)。そうして曇天を下地にしてこそ、鮮やかさが存在するのだと、あらためて納得したのでした。
 
2019.0528
●灯台もと暗し。 (石井町/前山公園/曽我氏神社)
「灯台もと暗し」とは、まさにこのことで…。シゴトでしばしば出かける石井町には、食事の美味しいお店や雰囲気のある神社、居心地のいい公園など、ピジョンズ・パーク(=P_P=)お気に入りのポイントが少なくありません。時間が許されれば気延山(標高約212m)やすぐそばの前山の散策も楽しく、そんなとき、クルマを置かせてもらっているのが前山公園です。前山の麓にあり、広い池の周囲には見応えあるソメイヨシノが数多く植えられて、シーズンには親子づれやカップル、ウォーキングやランニングに汗を流す老若男女の笑顔が途切れることがありません。(=P_P=)もサクラが咲いたと言ってはお花見に、美味しいお弁当を携えて静かなベンチを探し、眠気に誘われてひとりの時間を満喫したり、せっせと足を運んでいます。そんなわけで公園の隅々まで知り尽くしている気になっていました。ところが先日、目からウロコの新発見がありました。もとい。目からウロコというより、灯台もと暗し。公園の池を望む小高い丘があり、そこに一本の道が延びていました。好奇心から道をたどり丘を越えると、そこには広々とした運動・球技場があり、体育館やテニスコートなども整備されていました。しかも墳墓のような小さな丘の上には東屋が建てられ、(=P_P=)が探し当てるのを今日か明日か、それとも今か今かと待ちわびるような佇まいを見せていました。またひとつふるさと徳島に(=P_P=)のお気に入りプレイスが加わりました。
 
2019.0527
●なつぞら。 (川島町/潜水橋/吉野川/岩ノ鼻展望台)
ふるさと徳島にギラギラの陽光がはじけています。風は湿っぽい肌触りで、春と夏とをつなぐ、あのシーズンがそこまで来てることを教えてくれます。ふるさとの空が雲に覆われる前に、稲(苗)の間にシラサギが隠れる前に、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、つかの間の青空を探しました。川島神社が建立された高台にある岩ノ鼻展望台に登った(=P_P=)が見つけたのは、間違いなく「なつぞら」でした。
 
2019.0516
●公園の妖怪伝説。 (吉野川市/江川鴨島公園/ドンガン池の赤エリ)
ピジョンズ・パーク(=P_P=)お気に入りポイントのひとつに江川鴨島公園があります。季節の変化を身近に感じながら、のんびりお弁当をひろげたり、気の向くままに風の香りを追ってみたり、満足いくまで楽しみます。そんな憩いの広場で視線を落としたとき、目に止まったのは、一枚の石板。妖怪伝説が刻まれていました。鴨島町知恵島にドンガン池と呼ばれる大きな池があったそうです。そこに大きなキツネのような生き物があぐらを組んで座わりこみ、人々を怖がらせたとか…。大正と言いますから、100年くらい前の話。ドンガン池は今もあるのか、あるのなら探し出して、ほとりに立ってみたいと(=P_P=)は思うのです。探すといえば、キツネの姿をした妖怪。当時、地域の人々に、「ドンガン池の赤エリ」と呼ばれていたそうです。
 
2019.0515
●危険な場所ほど美しい。 (三好市/山城町/大歩危峡)
かつて人の往来を拒んだ深い深い渓谷は、今、海外からも観光客を集めるふるさとの自慢になっています。大歩危峡。歩くことが危険な場所だったことから、名付けられた景勝。渓谷の底を流れる暴れ川・四国三郎の異名を持つ吉野川も、この日、初夏の陽光にのんびり温まりながら、ノビをしていました。
 
2019.0514
●夏の赤。 (那賀町/剣山スーパー林道/夕焼け)
今日のピジョンズ・パーク(=P_P=)は一日缶詰。それでも、たまったシゴトの一角に取りついたくらいの進捗だったりして…。集中力の減退を年齢のせいにしたところで、なんの慰めにもなりはしないことを(=P_P=)は知っています。気持ちが切れるのを待ち兼ねて、夢想が逃走をはじめます。(=P_P=)の頭の中で、剣山スーパー林道で出会った夏の色が弾けました。撮りためた、ふるさとの風景データのなかにやっと見つけたホンモノの赤。どうぞお楽しみください。
 
2019.0513
●景勝・大歩危峡の名物駅。 (西祖谷山村/JR大歩危駅/大歩危橋)
山々は新緑に萌え、ピジョンズ・パーク(=P_P=)を誘い出そうとやっきになっています。この時期、(=P_P=)は行楽のアイデアを探して、頭の中にまで花を咲かせています。で、ハタと思いついたのは、公共交通機関を使ったミニ旅。どこへ行くにもクルマで移動することがほとんどで、列車やバスに乗ることはほとんどありません。それでも県内を東西に走る徳島線は時折乗ることはあります。しかし、県内では坪尻駅から大歩危駅を結ぶ土讃線は縁遠い存在。阿波池田駅まで徳島線で足を延ばし、そこから土讃線に乗り換え三縄駅、祖谷口駅、阿波川口駅、小歩危駅、大歩危駅と各駅に降りたって、見たことのなかったふるさとの表情を散策してみたい。今回のポッポニュースで紹介したのはJR大歩危駅。県内で最も西に位置する駅で、大歩危峡へのメジャーなアクセスポイント。無人駅ですが、英語や中国語などが飛び交い、地域観光の国際化が進んでいます。
 
2019.0510
●そこにもここにも薫風絶景。 (つるぎ町/半田長野/半田そうめん/ノスタルジー)
ほどよいコシのしなりが生み出す絶妙な歯ごたえと、ぎりぎりの限度を保つ太い麺が演出する究極ののどごしで、ピジョンズ・パーク(=P_P=)のグルメ魂を魅了する、ふるさと徳島の逸品「半田そうめん」。ノスタルジックな味覚のシーズン本番を目前に、いっそう美味しくいただく覚悟を決めようと、(=P_P=)は逸品の生まれ故郷つるぎ町を訪ねました。逸品を育てるのは、素材と水と半田そうめんづくりに取り組む人々の情熱と熟練の技術。…だけじゃありません。きっと。そうめんをそうめんたらしめるには、半田にしか吹かない特別な寒風が欠かせないのだと(=P_P=)は信じてうたがわないのです。薫風の今、冷気を求め、愛車の悲鳴を聞きながら登ったのは半田長野地区。切り立つと表現するのがふさわしい山の斜面に集落が張り付く里は標高にしておよそ700m。緑がおおう深い谷を望み、吹き下ろす山風を飲んで、(=P_P=)は半田そうめんシーズンの訪れを、あらためて心待ちにしたのです。
 
2019.0507
●地下足袋王子の燻製イノシシ。 (那賀町/ファガスの森『高城』/燻製)
ピジョンズ・パーク(=P_P=)の綴るポッポニュースではお馴染み、ナカの名物山案内人・地下足袋王子こと平井滋さん。平井さんは、ナカ奥(徳島県那賀町木沢)を走る日本一長い未舗装道・剣山スーパー林道のレストハウス・ファガスの森『高城』の管理人で料理長をつとめ、県内外から訪れる多くの林道ファンから指示されています。そんな地下足袋王子がカレーやハンバーグなどの鹿肉料理に続き、今、挑戦しているのが燻製料理。今回はイノシシ肉を使った桜木燻製の試作の様子を取材させていただきました。イノシシ、アメゴ、その他の燻製ジビエが、いずれ令和の新メニューとして登場するかもしれません。楽しみにお待ちください。
 
2019.0506
●剣山スーパー林道のにぎわい。 (那賀町/ファガスの森『高城』)
平成から令和へとバトンタッチが行われた2019年のGW 。10日間という大型連休もあいまって、港間大いに賑わったようです。ただし365日×24時間ワーキングのピジョンズ・パーク(=P_P=)には、さしたる影響はなく、老後に備え、日々コツコツとシゴトさせていただきました。とはいえ、じっと室内にこもっていられないのが(=P_P=)の性分であったりして。新緑の香りを浴びたくなると、矢も盾もたまらず、足を運んだのはナカ奥(那賀町木沢)を走る日本一長い未舗装道「剣山スーパー林道」。令和の幕開けを祝うようにアケボノツツジが見頃を迎え、新緑は光を弾ませて、(=P_P=)の日常に新鮮な風を送り込んでくれました。クルマを止めた宿泊休憩レストラン・ファガスの森『高城』には、芳しい鹿肉入りカレーの香りがただよっています。フロアでは、オフロードツーリングを楽しみに来たライダーやドライバーたちの笑顔があふれていました。長かったGWは昨日で終わりましたが、剣山スーパー林道のツーリングシーズンはこれからが本番。県内外から多くのお客さんを迎えます。
 
2019.0501
●天を突く千年杉。 (美馬市/脇町/西照神社/灯明杉。)
標高約946mの大滝山。美馬市脇町を走る阿讃山脈の山頂近くに建立されている西照神社は、月読尊(つくよみのみこと)を主祭神に祀り「月神の宮」とも呼ばれています。そんな西照神社には様々な霊験が伝えられ、ことに境内にそそり立つご神木の杉には、文字どおり神様が宿っていると言われます。樹高は50m、樹齢は500年と推測され、「灯明杉」「千年杉」の名称で信仰を集めています。新しい元号「令和」が今日から施行されます。ミレニアムの彼方まで「平和が続くように」と、平成の終わりを目前にした先日、ピジョンズ・パーク(=P_P=)もしっかり願ってきました。
 
2019.0430
●春の太々神楽祭。 (美馬市/脇町/西照神社。)
平成が間もなく終わろうとしています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)にとっても激動とはいえ平和な幸せな30年あまりでした。新しい元号「令和」を迎えるにあたり、あらためてお礼を言いたいのです。ありがとう平成。ポッポニュースを綴りはじめたのは2004年のこと。15年近く溯る平成16年でした。ふるさと徳島のチャームポイントに着目して、探して、何年先までつづることができるのか、期待と楽しみな気持ちがあふれています。最後の日をゆっくり味わいながら、(=P_P=)は読者のみんなと新しい時代を迎えます。写真は西照神社の太々神楽のようす。
 
2019.0427
●吉野川を望む高台の桜花。 (川島町/川島城/川島神社/桜花。)
今日からゴールデンウィーク。連休中には平成から令和に年号も変わり、われわれの暮らしも一変していることでしょう。そんなわけはないですね(=P・P=)。世界は変わらなくても、気持ちは心機一転。そして初心を忘れず、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、知られざる、あるいは、知る人ぞ知るであろう「ふるさと徳島のチャームポイント」探り、ポッポニュースに綴ります。そんなわけで、今号も平成最後の桜花シリーズ。川島町のランドマーク川島城と川島神社、岩の鼻展望台を彩る桜をピックアップ。刷新した(=P_P=)のホームページで、お楽しみください。
 
2019.0419
●古刹に咲く穴場の桜花。 (鴨島町/森藤/三谷八幡宮/三谷寺/桜。)
ふるさと徳島を彩る平成最後の桜花を数回にわたり紹介しています。今回、ポッポニュースで取り上げるのは、ピジョンズ・パーク(=P_P=)お気に入りのお花見の穴場。鴨島町森藤の三谷八幡宮と三谷寺の桜花です。ソメイヨシノの古木が飯尾川の流れを覆うように枝を広げています。咲き始めて小鳥を誘い、満開して時折訪れる参拝者の目を楽しませ、散って花筏を作り流れ下って行きます。穴場でのお花見を楽しむとき(=P_P=)はクルマを使いません。てくてく歩いて参拝します。距離は結構あります。そうしなければ成らない理由はハッキリしません。ただ、きっとそうやってお花見させていただくことで、古刹に咲く桜の古木を、いっそう身近に感じられる気がするのです。
 
2019.0418
●丘の上の文化財を彩る桜花。 (美馬市/脇町/旧長岡家住宅/桜。)
 
2019.0417
●ネコたちのお花見。 (鴨島町/向麻山/國中八幡神社/桜。)
 
2019.0416
●しだれ桜の町で焦燥する (神山町/鬼籠野/桜。)
 
2019.0415
●於安御前のお膝元で桜花三昧 (つるぎ町/於安パーク/桜。)
 
2019.0412
●大木に咲く小粒の桜花 (つるぎ町/岡見堂/エドヒガン桜。)
 
2019.0411
●競演!!高台の桜と芝桜 (脇町/広棚/芝桜祭り。)
 
2019.0324
●阿波忌部氏の祭壇? (吉野川市/太鼓岩と大岩。)
 
2019.0323
●ボスネコの再来か…。 (吉野川市/野良猫。)
 
2019.0322
●目をこらした先には…。 (高知市/夕刻の桂浜。)
 
2019.0315
●居心地のいい風景。 (吉野川市/JR鴨島駅周辺の町並み。)
建物や道やそこに生きている人々が少しずつ変化して、ひとつの時代がかたちづくられていきます。見慣れた風景は徐々に移り変わって、だれもが、大きく違う色合いになってしまっていることに気づかなかったりします。古い町並みと新しい風景は、軋むことなく交代します。新しい元号が紹介されるのはもう間もなく。「昔は良かった」なんて、口にしながら、今が何より一番落ち着く場所になっていたりするのです。
 
2019.0314
●火の用心。 (吉野川市/火事の季節。)
ピジョンズ・パーク(=P_P=)のご近所でけたたましいサイレンの音。驚いて飛び出すと、結構大きめの消防車が集まっていました。春が深まっていますが、まだまだ乾燥の季節。ポッポニュース読者のみんなもお気を付けください。
 
2019.0313
●クスノキの紅葉。 (吉野川市/川島神社の杜/川島城の桜花。)
 
2019.0312
●はや散りゆく花。 (徳島市/とくしま中央公園/蜂須賀桜。)
 
2019.0304
●水神の長を祀る社。 (脇町/八大龍王神社/大楠。)
 
2019.0303
●春は、いつだって前倒し。 (山川町/JR山瀬駅/緋寒桜。)
 
2019.0302
●ひとの鼻はどこまで伸びるのか。 (鴨島町/花桃/傘松神社。)
 
2019.0301
●満開梅花2。 (吉野川市美郷/天野梅園。)
 
2019.0225
●満開梅花。 (吉野川市美郷/西梅園(農園)。)
 
2019.0224
●笑顔を集わせる蔵の香り。 (三好市池田町/四国酒まつり。)
 
2019.0219
●厄除の古刹へ参拝。 (美波町/第23番札所医王山無量寿院 薬王寺。)
 
2019.0215
●梅花と桜花の競演!のはじまり。 (鴨島町/鴨島八幡神社。)
 
2019.0212
●路面電車のレトロ終点。 (いの町/とさでん伊野駅。)
 
2019.0211
●やっと冬の使者。 (鴨島町/初雪。)
 
2019.0131
●うだつをあげた町の丘の上の宮。 (美馬市脇町/建神社(天王宮)。)
 
2019.0130
●心ひかれる吉野川の吊り橋。 (山川町/青空と岩津橋。)
 
2019.0129
●春、薫る。 (山川町/満開の紅梅。)
 
2019.0128
●おこうっつぁんが見守るホーム。 (山川町/JR川田駅とスイセン。)
 
2019.0127
●阿波九城跡の落書き。 (川島町/岩の鼻展望台。)
 
2019.0126
●県外編:長宗我部元親公を祀る杜 (高知市長浜町/秦神社。)
 
2019.0125
●県外編:春日神社での出逢い (高知市春野町/山茶花と三毛猫と。)
修行の道場第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺。1200年あまりの年月を重ねた古刹に隣接する丘に春日神が祀られています。石の鳥居をくぐった先には、枝を彩る赤い花と、散ってなお地表を埋め尽くす赤い花びらの光景が丘の奥へと延びていました。丘の上は春日神社の境内。境内の端に密に植えられた山茶花。白花は数えるほどしかなく、ほとんどは赤花の山茶花。二拝二拍手一礼でご挨拶させていただいたピジョンズ・パーク(=P_P=)に、三毛猫さんが幸運を運んで来てくれました。さて、どんな嬉しい目に遭わせていただけるのか、これからが楽しみなのです。
 
2019.0124
●県外編:修行の道場第33番札所へ巡礼! (高知市長浜町/高福山 雪蹊寺。)
御本尊は薬師如来。真言は「オン コロコロ マトウギ ソワカ」。弘法大師により拓かれ、寺が創建されたのは平安時代前期の815年(弘仁6年)。1200年あまりの歴史を重ねた古刹です。四国88ヶ所霊場では珍しく、真言宗ではなく臨済宗の寺。戦国当時にここを納めていた長宗我部氏の菩提寺となり、それに合わせて宗派も臨済宗となったそうです。図らずも第36番札所青龍寺、第35番札所清瀧寺、第34番札所種間寺、そして第33番札所雪蹊寺と逆打ちさせていただいたピジョンズ・パーク(=P_P=)。読者のみんなの幸福を祈って参りました。
 
2019.0123
●県外編:修行の道場第34番札所へ巡礼! (高知市春野町/本尾山 朱雀院 種間寺。)
薬師如来を御本尊とする四国88ヶ所霊場第34番札所『本尾山 朱雀院 種間寺』(もとおざん しゅじゃくいん たねまじ)を訪ねました。第36番、第35番と下って今号は第34番札所。当寺は国道56号からもほど近く、とても参拝しやすい古刹でした。そしてピジョンズ・パーク(=P_P=)の目を引く、2つの見どころが! 写真をお楽しみください。
 
2019.0122
●県外編:修行の道場第35番札所へ巡礼! (高知県土佐市高岡町/醫王山 鏡池院 清瀧寺。)
厄除薬師如来を御本尊にまつる四国88ヶ所霊場第35番札所『醫王山 鏡池院 清瀧寺』。このお寺、細く細い曲がり曲がった車道を恐る恐る登った先にあります。クルマの離合は難しそうだし、次回は、きっと山の麓、山門から歩いて登ろうと思うのです。ちなみに寺名の読み方は「いおうざん きょうちいん きよたきじ」。真言は「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」。
 
2019.0121
●県外編:修行の道場第36番札所へ巡礼! (高知県土佐市宇佐町/独鈷山 伊舎那院 青龍寺。)
ピジョンズ・パーク(=P_P=)は旅するとき、その地域の氏神様にできるだけご挨拶させていただくことにしています。理由はたくさんあるのですが、礼儀として。同じような意味から、ことに四国では神社に加えて四国88ヶ所霊場にも参拝させていただくのを常としています。先日は、札所の中でも「修行の道場」と呼ばれる高知県で、第33番札所から36番まで4ヶ寺を巡りました。今号は第36番札所「独鈷山 伊舎那院 青龍寺」(読み:とっこうざん いしゃないん しょうりゅうじ)の境内をポッポニュース読者のみんなとともに歩いてみたいと思います。
 
2019.0120
●県外編:仁淀川の河口の珍百景! (高知県土佐市宇佐町/クジラとウナギのマチ。)
仁淀ブルーで知られる仁淀川。ピジョンズ・パーク(=P_P=)も名前だけは知ってる色合いで、いつか近いうちに訪問しなければ!と思っている期待値120%プレイスのひとつ。そんな川の河口を渡ることができました。広々とした河口にはどれくらいの深さまで積もっているのか、白い砂がたっぷり蓄えられ、青い水、青い空、青い空気に映えて、佇む(=P_P=)の五感を楽しませてくれるのでした。
 
2019.0115
●高台の古刹参拝。 (阿波市阿波町/八幡日吉神社。)
ふるさと徳島の景勝「阿波の土柱」に近い阿波市阿波町十善地でご利益を恵んでいる八幡日吉神社です。7年前の2012年に社殿の大修理が行われ、現在にその姿を刻み、未来にその歴史を伝えます。ピジョンズ・パーク(=P_P=)も一年に数度、参拝させていただきそのご利益に浴し、お礼に当社の有り様を記録させていただくのです。
 
2019.0114
●三尸の虫を見逃すな。 (阿波市阿波町/史蹟・六十一庚申塚。)
人の体の中には、上巳(じょうし)、中尸(ちゅうし)、下尸(げし)という三匹の悪い虫が巣くっているのだそうです。棲んでいるといっても、ほんとは囚われている状態なのだそうで、自由になるためには宿主が死ぬことが条件になっています。そのため人が眠り込んだ特別な夜、こっそり閻魔大王に連絡を取り、宿主の悪口を伝えて、寿命を縮めてくれるようお願いすると信じられていました。そこで人々は三尸が悪さをしないよう眠らずに番をする日が生まれました。その日が庚申の日。60日に一度巡ってくる2019年の庚申の日は、1月23日(水)、3月24日(日)、5月23日(木)、7月22日(月)、9月20日(金)、11月19日(火)。ピジョンズ・パーク(=P_P=)のポッポニュース読者のみんなには、せいぜい御用心いただきたいのです。
 
2019.0112
●輝く笑顔とそらたびスターの恩恵。 (そらたび/監督と主演女優。)
先日のこと、シゴト場のデスクからあふれた資料が床を侵食をはじめ、アイデアも尽き果てて、思考停止からの活動限界に達しようとしていたまさにそのとき。コンクリートの階段を元気よく駆け上がってくる足音が! 間髪入れず響く呼び鈴の音。ビンの底に沈殿した汚泥を洗い流し、新鮮な空気を送り込んで、ピジョンズ・パーク(=P_P=)を覚醒させてくれたのでした。ドアを開けると、「こんにちは!」「あけましておめでとうございます」と、二つの笑顔が並んでいました。(=P_P=)が微力ながらお手伝いさせていただいている「そらたび」(テレビトクシマ/金、土、日放送/ドローンによる4K動画番組)の監督で映像クリエーター、そして熟練ドローンパイロットの水口知己さんと、そらたび主演女優でプロモデルの近森あえらさん(19歳)。元気なお二人から放たれる未来創造の輝きに浴し、新年早々の垢離取りとなりました。ありがと。訪ねてくれて (=^・^=)!
 
2019.0107
●標高600mのおもてなし。 (美馬市脇町/中島幸代子さんの仕事。)
吉野川を南方に見下ろす高地。大滝山(標高約946m)の中腹、標高約600mほどの斜面に中島幸代子(なかじまさよこ)さん、通称さよちゃんの畑が耕作されています。うだつの町並みで知られる美馬市脇町の山間、県道鳴門池田(12号)線から北へ約30分ほど入った橫倉地区です。昨年の春、中島さんは自宅を開放して旅館業の免許を取得しました。ウリは古民家に滞在しながら農業体験ができる、農家民宿です。“さよちゃん”は、歴史有る橫倉生活改善グループの中心メンバーとしても活躍していて、地元の食材を原料に、お味噌や豆腐、それらを使ったゆず味噌や田楽、お団子などの生産販売を続けています。“さよちゃん”の農家民宿に宿泊すれば、もちろんそれらの手作りの味も堪能できるのだそうです。ピジョンズ・パーク(=P_P=)も15年ほど前から、橫倉生活改善グループの手作りおもてなし商品をポッポニュースで紹介してきました。新たな挑戦をはじめた“さよちゃん”と橫倉生活改善グループ。(=P_P=)は、これからも及ばずながら応援していきたいと思うのです。
 
2019.0106
●冷たい雨にも負けず激走。 (鴨島町西麻植/最終日の徳島駅伝。)
第65回徳島駅伝の最終日。ピジョンズ・パーク(=P_P=)のシゴト場の前が再出発地点で、11時30分がスタート時刻となっています。走り込んでくる小学生ランナー。これを待って再スタートを切るのは中学生ランナーたち。冷たい雨が路面を打つ中、もも上げでカラダを暖めるランナーのみんなに、ガンバレッ!と(=P_P=)も思いっきりエールを贈ります。
 
2019.0105
●鎮守のさざれ石。 (鳴門市大麻町/葛城神社と手水鉢。)
ふるさと徳島の伝統工芸「大谷焼」の里の東に鎮守「葛城神社」が建立されています。県道12号線から真っ直ぐ北へ延びる参道の奥に巨木を茂らせた鎮守の杜がひときわ目を引きます。場所は鳴門市大麻町姫田大森。葛城神社と聞けば、同市北灘町粟田に建立された目の病に霊験あらたかと評判の高い葛城神社が思い浮かびますが、こちら地域を守る氏神さまだそうです。境内で出会った地元の方の話によると、境内の手水鉢が貴重なものだそうで、さざれ石の巨岩を2つ鉢状にくり抜いてもので、存在感をあらわにしています。ずっと昔、遠路運んでくる際、あまりの重さに耐えかねた牛が死んでしまったのだとも。また、社の屋根瓦の装飾や彫り物も技巧に満ち、地域の宝ものとして愛されているのだそうです。ピジョンズ・パーク(=P_P=)にとっても、十数年前に呼ばれて以来、年に数度、機会をいただいてはお参りさせていただくお気に入りスポットなのです。
 
2019.0104
●神話と伝説と。 (山川町/岩戸神社と岩戸の甌穴。)
山川町忌部山に建立されている山崎忌部神社は、ピジョンズ・パーク(=P_P=)お気に入りプレイスのひとつ。そして忌部神社周辺に控える七摂社も年に数回は参拝させていただく聖地です。七摂社の一社に岩戸神社があります。住所は山川町岩戸。忌部神社の北500mほどの場所です。岩戸…神話めいた地名にロマンを感じながら参拝し、伝説が残る境内の名勝「岩戸の甌穴」も見逃せないポイントとなっています。
 
2019.0103
●怠るものではないのです。 ((=P・P=)番ねこ/新年のご挨拶。)
遅ればせながら新年のご挨拶。ピジョンズ・パーク(=P_P=)の番ネコであります。当家に雇われてすぐに「みぃこ」という名をいただき、子ねこから番ネコに進化しました。魔力も格段に向上し、階段もスムーズに降りることができるようなり、ベランダを含めて監視テリトリーが広がりました。当家に奉公して丸12年。ごはんも11歳以上シリーズに換えてもらい、13年目に入る今年も元気いっぱい、番ネコの勤めを怠るものではないのです。
 
2019.0102
●書家のお書き初め! (吉野川市/鴨島八幡神社/元旦)
巨大な和紙に揮毫(きごう)された漢字一文字。毎年暮れに「今年の漢字」として、清水寺で発表されています。昨年は「災」でした。多くの災害に見舞われた年でした。さて、今日2日は「書き初め」の日。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は何を書こうか思案中。書き初めでは、やはり希望に満ちた言葉にしたいなと思うのです。さて、今年2号目となる今日のポッポニュースは、元日、年代わりと同時に鴨島八幡神社の拝殿で揮毫された漢字一文字。ワクワクして待っていると「蓄」という漢字でした。どんな願いが込められているのか、想像が膨らみます。筆を振るったのは、吉野美苑さん。書の脇に書かれている名前を頼りにググってみると、地元の書家さんだそうです。力強い一文字に(=P_P=)も願いを込めてみました。
 
2019.0101
●快晴のお正月! (年末年始/鴨島八幡神社/川島神社)
ポッポニュース読者のみなさま、明けましておめでとうございます。年賀状に換えて、この場をもって新年のご挨拶をさせていただきます。2019年、新しい年もピジョンズ・パーク(=P_P=)がテキスト&フォトで綴るポッポニュースをどうぞご愛読ください。新年最初のポッポニュースは吉野川市に建立されている2社の年末年始の様子。一社はJR鴨島駅前通りに面して建立されている鴨島八幡神社。もう一社は川島城に隣接する川島神社。お焚き上げ、注連縄、お正月飾り、門松などが準備された境内の静けさと賑わいを記録しました。


2018

 
2018.1231
●年末の恒例! (干支の引継式/お正月飾り/シンビジウム)
平成30(2018)年のポッポニュースも今日で唱い納め。ふるさと徳島の魅力を話題に日々更新を目標に掲載してきました。…結構、抜けてしまった日があるのですが、「終わりよければすべてよし」のたとえに則り、平成30年をとてもよい年として記憶に残したいと思います。本日のポッポニュースは僭越ながらピジョンズ・パーク(=P_P=)にまつわる話。恒例の干支の引継式を、今回は干支さん全員そろい踏みでにぎにぎしく執り行わせていただきました。平成最後の年となる2019年が、ポッポニュース読者のみんなにとって明るく楽しい年となるように願った(=P_P=)的干支の引継式の様子をご覧下さい。
 
2018.1229
●ふるさと原風景の立役者! (吉野川市鴨島町/江川遊園地の跡地。)
平成30年ももうすぐ終わろうとしています。それは平成以前に力強く奏でられた昭和という響きが、また一時代遠のくということ。そうして一足先にスガタを消したふるさと徳島における「昭和の娯楽の殿堂」それは、江川遊園地。後に吉野川遊園地に名称を変えながら、そこで笑顔と笑い声がたっぷり詰まった多くの思い出が育まれました。作ったのは故・工藤鷹助翁。今は閉鎖され、吉野川医療センターがその跡地に建っています。残されたのは江川湧水を蓄える美しい池と工藤翁の功績を讃える青石の石碑。吉野川遊園地最後の日から現在の姿になるまでピジョンズ・パーク(=P_P=)は克明に記録しています。いつか、そのうちにこのポッポニュースで振り返りたいと思います。お楽しみに。
 
2018.1228
●県外編:山たこ? (高知県南国市岡豊町/南国サービスエリアの美味。)
前号のポッポニュースでも少し感じていたのは、隣県高知には変わった読み方をする地名が少なくないのでは、ということ。佐川(さかわ)町や名教館(めいこうかん)は昨日紹介したとおり。そして今号は南国サービスエリア。場所は南国市岡豊町小蓮。読めますか? 最後の「こはす」はギリ読めましたが、岡豊町は「おこうちょう」でかなり難しく、南国市に至っては今日の今、初めて「なんこくし」と知りました。お恥ずかしい限り。とはいえ「終わりよければすべてよし」のたとえもあり、年末に少しだけ賢くなれてよかったかなと思うピジョンズ・パーク(=P_P=)なのであります。さて南国サービスエリア(下り)を訪れたのは10日ほど前。そこで「山たこ」の看板に出合い、即購入。クジラオブジェたちに囲まれて箸を使いました。正体は、大判焼きサイズの生姜入りたこ焼き。全国でいろいろと美味(もちろんB級)を探し歩いていますが、高知県は美味しいものがとにかく多い。たとえば(=P_P=)がことに気に入ってる野菜にトマトがあります。他の産地を圧倒して美味しいトマトがあふれていると、何気ないホテルの朝食で感じたりします。素材もうまければ、こうしたB級加工食も美味。山たこに続いて食べた黒潮ラーメンにも心を吸い上げられてしまったのであります。平成30年も残り数日。心残りがあってはいけません。(=P_P=)は、ふるさと徳島で「うまいもの」を探し歩く決意なのであります。
 
2018.1227
●県外編:文教の通りに立つ。 (高知県高岡郡佐川町/名教館と佐川文庫。)
高知県中西部の佐川町(さかわ)を訪ねました。藩政の時代の気配を感じさせる通りには、土佐の銘酒を生む司牡丹酒造の工場から迷い出た麹の甘い香りがほのかに漂い、ピジョンズ・パーク(=P_P=)の目尻を下げさせるのです。そんな魅力的な通りでは、世界的な植物学者として知られる牧野富太郎博士が学んだ郷校「名教館」跡や、高知県最古の木造洋館「佐川文庫庫舎」などにも出会えます。この日、(=P_P=)をご案内くださったのは、贅沢にも、高知県の歴史に深い造詣を持つ郷土史家で、土佐市談会会長の宅間一之先生。あらためてお礼を申し上げます。
 
2018.1218
●地域のクリスマス。 (鴨島町/JR鴨島駅とツリー。)
JR鴨島駅は昇降客で賑わうときもあれば、そうでない時間帯もあります。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、朝に昼に、そして夕に、気が向いたとき足を運ぶのです。ついこの前まで駅前はテレビ番組「西郷どん」をモチーフにした菊人形が彩りを添えていました。いま、クリスマス飾りが雰囲気を盛り上げています。
 
2018.1217
●県外編:散策! たまご城。 (高知市/高知城光の祭。)
大がかりな光のデジタルアートが、隣県の名所「高知城」で開催されていました。シゴトで高知市に宿泊したピジョンズ・パーク(=P_P=)はふらふらと夜の街へ。宿を取ったホテルの近所では巨大なツリーがきらめいて、クリスマス気分を高めてくれます。(=P_P=)は気持ちを高揚させて登城しました。
 
2018.1216
●つるつる、ねこめん。 ((=P・P=)番ねこ/おのまとぺ。)
とぼとぼ。ふらふら。だらだら。対して、さくさく。きりきり。すたすた。歩き方明暗。ぐうぐう。ぺこぺこ。きりきり。対して、ぱんぱん。ぽんぽん。ごろごろ。お腹の調子いろいろ。「おのまとぺ」のみの話の創作を、こそこそ、しずしずと進めております(=P・P=)。
 
2018.1214
●ヒッツキモッツキの記憶。 (鴨島町&神山町/遍路ころがし。)
明確な目的があるわけではないのですが年に数回、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は「遍路ころがし」と呼ばれる山道を辿ります。そこは四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺から焼山寺山の山頂近くにある第12番札所焼山寺まで片道12kmあまりのキツイ坂参道。そうして年末年始も、そこへ向かう衝動がむくむくと(=P_P=)の中に湧いてくる期間だったりします。ギックリ腰が早く良くなることを願いながら、師走の遍路転がしに思いを馳せる(=P_p=)なのです。
 
2018.1213
●どんな衣装にしよっかな。 ((=P・P=)番ねこ/クリスマスの思い出。)
ピジョンズ・パーク(=P_P=)の番ねこ「みぃこ」は、結構コスプレがキライじゃなかったりします。昨年もご覧の通り。この前はハロウィンの仮装だってこなしました。さて、さて、今年はどんな衣装にしてあげようかな。楽しみに待っていなさい。
 
2018.1212
●ナカ奥に輝く隠れ名所。 (那賀町/木沢の風車イルミネーション。)
ナカ奥(那賀町木沢地区)の黒滝山(標高約760m)の山頂近く。那賀川に注ぐ坂州木頭川を望む高台に木造の風車が建っています。毎冬、年末から年始にかけて風車をイルミネーションが飾ります。いつもは暗い山上。冬の夜空に浮かび上がる風車の輪郭。今シーズンの点灯期間は以下の通りです。
期間:2018年12月14日(金)~2019年1月10日(木)
時間:18:00~22:00
場所:徳島県那賀郡那賀町木頭名の高台(那賀町木沢自然花木園)
 
2018.1210
●早くも春の色。 (徳島市国府町/阿波史跡公園で満開のロウバイ。)
今日のふるさと徳島は極寒の一日。想像以上に冷たい空気が、ピジョンズ・パーク(=P_P=)に襲いかかっては、背骨を軋ませるのです。やっと師走にいつもの冬がやって来たといったところなのですが、ずっと暖かい日が続いて、数日前には夏日まで経験したばかりで、(=P_P=)の鍛え上げたカラダにも、少々こたえるのです。ただ先の暖かさが原因なのでしょうか、早春を彩るはずの甘い香りが阿波史跡公園で踊っていました。たっぷり前倒ししてみたり、また急激に引き返してみたり、ふるさとの季節が少し変な感じなのです(=P_p=)。とはいえ、満開の花は見過ごせず、甘い香りを楽しむことも忘れられないのです。
 
2018.1208
●神木の落葉と冬の声。 (板野町羅漢/四国88ヶ所霊場第5番札所地蔵寺。)
はらり、はらはらり。ピジョンズ・パーク(=P_P=)が板野町羅漢にある四国88ヶ所霊場第5番札所地蔵寺の境内に招かれたのは初冬の夕刻。境内中央に、どんと構えるご神木のイチョウは、黄色した葉を落とし、800年以前と同じような夕暮れの空色に溶けていました。今朝は、とても冷たい空気が、ふるさと徳島を包み込んでいます。県西部のスキー場「井川スキー場腕山」もオープンしたそうで、本格的な冬がついに顔をのぞかせました。(=P_p=)も、はやいとこギックリ腰を治して、久しぶりにシュプールを描きたいと思ってみたりするのです。
 
2018.1203
●清流を彩る晩秋色。 (つるぎ町/半田川沿いで赤く萌えるモミジ。)
師走の声が聞こえたかと思えば、もう3日も終盤。陽が落ちて町に明かりが灯り始めました。徳島県西部、つるぎ町を潤し下る清流・半田川のほとりでも、着実に時は進み、季節は移ろい、鮮やかな赤が水面を染めています。極太でコシがあり、色白で香り立つ名物・半田そうめんの里に霜が降りるのももうすぐ。ふわりふわり。空から舞い落ちる氷の結晶が、辺りをやわらかな白で包む季節の足音が大きくなっているのを、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、この色に感じるのです。
 
2018.1129
●ヘソの町を飾るイルミネーション。 (三好市池田町/池田冬のオブジェ設置中!)
秋雨に濡れた昨夜。ピジョンズ・パーク(=P_P=)高知市からのシゴト帰りに、ふと思いついて、徳島自動車道井川池田ICを降り、JR阿波池田駅前にクルマを走らせました。毎冬恒例の光イベント「池田冬のオブジェ 夢来人イルミネーション」が来月から開催されるとファックスをいただいていたからです。駅に隣接する「へそっ子公園」が色とりどりの光に包まれていました。雨脚が強まる中、音楽に合わせてうまくイルミネーションが点灯するようにでしょうか、調整作業を行うスタッフさんらしき複数の人影が踊って見えました。イルミネーションは毎年12月から翌1月上旬まで点灯され、駅利用者を中心に多くのみんなの目を楽しませてくれます。本日のポッポニュース掲載写真は、まだ設置作業半ば。本番の輝きを想像して、(=P_P=)の期待はいっそう膨らむのです。
 
2018.1126
●地下足袋王子のもとへ大集合! 四駆軽自動車。 (那賀町/ファガスの森『高城』)
3連休の最終日。11月最後の日曜日となった昨日、晴天も重なり、剣山スーパー林道は大賑わい。一日中、晩秋に残る芳しい紅葉を目当てにした登山者や、日本一長い未舗装道をサスペンション越しに愉しもうと訪れたライダーやドライバーの笑顔があふれました。そんな剣山スーパー林道で、宿泊もできる山のレストラン・ファガスの森『高城』(管理人・地下足袋王子こと平井滋さん)も大忙し! さっそくお手伝いにかり出されたピジョンズ・パーク(=P_P=)は、鹿肉がたっぷり煮込まれたカレーの大鍋の番をするため早朝から厨房に立っておりました。剣山スーパー林道は、11月一杯で冬期通行止め。レストランも今期の営業を終えます。そうしてファガスの森に、白く長い冬が訪れます。
 
2018.1123
●うとうとと豊穣に感謝。 ((=P・P=)番ねこ/サザンカの朝)
今日は祝日。五穀豊穣に感謝する新嘗祭(にいなめ/しんじょう)が多くの神社で行われることでしょう。ふるさと徳島の山河は、ゆらゆらと舞い降りる陽気に、朝からぽかぽかと暖められています。朝ご飯をすませたピジョンズ・パーク(=P_P=)の番ねこも、豊穣に感謝しつつ、うとうとを愉しんでおります。
 
2018.1122
●うだつの町並みに晩秋の色。 (脇町/道の駅 藍ランドうだつ)
脇町にシゴトがあった帰り道、道の駅「藍ランドうだつ」で休憩したピジョンズ・パーク(=P_P=)は、すっかり秋めいた脇町うだつの町並みの様子に見とれたのでした。かつて藍の取引を中心に、吉野川水運の要衝として栄えた脇町。現在も当時の趣を残す町並みが保存され、年間を通して県内外から観光客が訪れています。いつもうだつをい掲げた町並みを散策する(=P_P=)ですが、たまにはと、外からのんびり眺めさせてもらいました。
 
2018.1121
●猫づくしの雑貨店。 (美馬市脇町/猫雑貨店「ねこのシータ」)
阿波市と美馬市にシゴトがあって足をのばしたピジョンズ・パーク(=P_P=)。前から友人に聞いて興味を膨らませていた雑貨店に道草。店内をのぞかせてもらいました。お店は若い女性店長が切り盛りする猫グッズの専門店で、高い物でも2000円台とリーズナブル。手作り感漂う店内には所狭しとセンスの良い商品が並んでいて(=P_P=)は右往左往、立ったりしゃがんだり、大忙し。ひとやすみしたくなった丁度いいタイミングで雄猫のアンリくん登場。(=P_P=)に抱かれてくれました。お店で飼われている4匹の猫の一匹で、一番人なつっこく気が良いのだそうです。贈り物にもピッタリの猫グッズを手に入れた帰り、次回は店名にもなっているシータさんに、きっと会いに来ようと思う(=P_P=)なのでありました。
 
2018.1120
●田んぼで揺れる笑顔の群れ。 (阿波町/青空とコスモスと。)
20日。阿波町と脇町にシゴトが重なり、それならばと近隣を道草散策。まず出会ったのはお米の収穫を終えた田んぼで色とりどりの笑い顔。秋桜と書いてコスモスと読む…ふむ。先日、神山町で桜花に出会っただけに少し違和感を感じたり。まあアレは寒桜とか十月桜とか呼ばれるみたいで季節は進んでいるわけですが(=P_p=)。何はともあれ、コスモスが群れて笑う風景は、きっとずっと忘れられない思い出になるのに違いないのです。
 
2018.1119
●色づく町の天然記念物。 (神山町神領/大久保の乳イチョウ)
山深いふるさと徳島にあって、いっそう緑が濃いことで知られる神山町。大久保地区の中央を流れる上角谷川を望む高台に樹齢約500年(平成5年当時)、樹高は40mにもおよぶ巨樹イチョウが生きています。イチョウの古木に見られる気根のカタチから通称「大久保の乳イチョウ」と呼ばれています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)が訪ねた日、周りのイチョウはすでに黄色く色づいた葉を落とす中、この巨木の枝にはまだ緑色が残っていました。
 
2018.1113
●寒い朝のこと。 ((=P・P=)番ねこ/うたた寝と冬鳥)
剣山系では霧氷がつく季節になりました。平野部や町なかでも朝の寒さが日増しに強く感じられるようになっています。ピジョンズ・パーク(=P_P=)の番ねこは、日なたを探しては、ぼっこを楽しんでおります。 (=P_P=)番ねこはまどろみのなかで何を思っているのか。たぶん、初氷が張るのはいつ頃かな? 氷といえば、凍った道路ですべるのは、たとえば車ならタイヤと凍った道路の間に水の層ができているからだとか。それで摩擦が減るからなんだね。でも変だよね? スーパーマーケットでナイロン袋の口を開けるのに指先を濡らすと開きやすくなる。抵抗が増すからだよね? 一方で抵抗が減り、一方では増える。ま、こんな具合で、水の不思議に想像を膨らませいる(=P_P=)番ねこなのであります。
 
2018.1112
●昔は良かった。それほんと?  (石井町石井/柿の実)
昔は良かった。ほんとに?昭和と聞くとマンガ「三丁目の夕日」やそれを元にした映画「ALWAYS三丁目の夕日」に出てくる風景や人間模様をイメージします。貧しくとも笑顔があり、生き生きとした暮らしの情景。昔は良かった。ほんとに?その当時にみんなが抱いた夢が平成という時代を生んだことに間違いはない。大量生産大量消費というと聞こえは悪いけれど、貧しくとも前向きでいられたのは飽食の時代を手に入れられると信じていたから。30年の月日は瞬く間に走り去り、平成の終わりが見えてきた今、平成に生きた人々が迎える未来のスガタはどんなカタチをしているのでしょう。新しい時代に立つ人々が、昔は良かったと、平成を振り返ることがないようにと、昭和の味をたっぷり残した秋の風景を目前に、ピジョンズ・パーク(=P_P=)は願うのです。
 
2018.1111
●五嶽と秋の色!  (阿波市阿波町/阿波の土柱)
波濤嶽、橘嶽、筵嶽、不老嶽、燈篭嶽。阿波市阿波町の山際に林立する五つの土の柱。景勝・阿波の土柱です。垂直に削られた白い山肌に、頂や周辺に育った雑木の赤が柔らかに染みはじめています。
 
2018.1110
●白い季節の知らせ!  (鴨島町/サザンカの開花)
ピジョンズ・パーク(=P_P=)のシゴト場の駐車場の端の片隅にある一本の木。毎年、(=P_P=)に白い季節の到来をいち早く教えてくれます。この木の花色は純白。(=P_P=)が他人様(ひとさま)に自慢できるものは皆無ではありますが「それでも何か紹介しろ!」と言われれば、唯一この純白の花だと思っています。香りも無く、咲いてすぐにくすんでしまうけれど、次々と新しい花を咲かせて、視線の先にいつも穢れない微笑みを見せてくれる(=P_P=)のサザンカ。今年も咲き始めました。
 
2018.1109
●二つの一番札所の黄!  (上板町/仏王山大山寺・後編)
前号に続き大山寺の境内。今号は秋らしい黄色をピックアップ。ひなびた石段を登りつめた境内で参拝者を迎えてくれるのは銀杏の巨木。樹齢は分かりませんが、幹回りは6mほど、樹高は30mに及ぶ堂々たる一本銀杏です。ピジョンズ・パーク(=^ェ^=)が参拝させていただいた日、枝先から徐々に黄色みを増す葉が、見応えのあるグラデーションを作っていました。
 
2018.1108
●二つの一番札所の赤!  (上板町/仏王山大山寺)
上板町の大山にも秋の色が降りています。標高は約691m。香川県との県境に近い山頂直下に、建立されているのは四国別格二十霊場と四国三十六不動霊場の両一番札所となっている古刹。千手観音菩薩を本尊とする仏王山大山寺です。歴史を感じる仁王門をくぐりひなびた石段に汗を落としながら参拝する境内に、秋が降りていました。さまざま混じり合い高め逢う色の洪水のなかから、今回のポッポニュースは赤を抽出しました。お楽しみください。
 
2018.1107
●北風に揺れる色!  (阿波市市場町上喜来/田んぼのコスモス)
おシゴトの合間のつれづれに、土柱を目指したピジョンズ・パーク(=^ェ^=)。道すがら、北から吹き始めた冷めた風に、ピンク色の波が立っていました。休耕田に伸びた秋桜(コスモス)が寄り添って笑っていました。見とれてクルマを止めた(=P_P=)も、気づけば、いっしょに笑っていました。
 
2018.1102
●甘い、おもてなし!  (上板町/甘柿)
秋が深まるほどに、食の愉しみも広がるのです。サンマやキノコや、鶏肉や、それからクリとか…。そうして何より、甘い柿に心を揺すぶられるピジョンズ・パーク(=^ェ^=)なのです。吉野川の北岸の町、上板町は柿の産地。知り合いのお宅にお呼ばれした(=P・P=)は、そこの庭先で鈴なりの柿を見上げ、収穫と味覚の幸せに浴したのであります。
 
2018.1101
●青い空の下の邂逅!  (吉野川市鴨島町/吉野川堤防みちとスーさん)
ふるさと徳島の空は青。今日から11月。最近ことに肉付きが良くなったと自認するピジョンズ・パーク(=P・P=)は、思い切って朝早く、シューズに足を突っ込み駆け出しました。新米の香りを乗せて、北から吹き始めた秋の風に逆らい、堤防みちを走る(=P・P=)。その前方にリュックを背負う懐かしい背中を見つけました。市民ランナーの大先輩「スーさん」と、初めて言葉を交わしたのは6年前。喜寿を迎えて「まだまだこれからだよ」と笑っておられました。依頼、堤防みちで何度もお会いしていましたが、(=P・P=)がいろいろとコースを変え、同時にサボり癖も付いてくるのにしたがって、ここ1、2年お会いする機会に恵まれませんでした。そうして今朝、邂逅を果たしたスーさん。83歳になられてなお、かくしゃくとして、いや、跳ねるほどにお元気な走りを見せてくれました。(=P・P=)も出来れば、かくありたいと、あらためて目標にさせていただいたのです。
 
2018.1030
●やっぱり、いたずらするよ!  ((=P・P=)番ねこ/ハロウィーン)
おやつ頂戴! ご飯は高い方を出して! いたずらはどっちにしてもするんだけどねッ! ふむむむ。ピジョンズ・パーク(=P・P=)番ねこは、どこで聞きつけたのか、覚えたのか。ハロウィン的に仮装。喜ばせてくれないと、いたずらしちゃうんだかんねっ(=P・P=)ッと言いつのってきます。港間、賑わっているようだから、まぁ仕方ないかな^^)。
 
2018.1027
●また冬がやってくるね。 (吉野川市鴨島町/高野山の野良たち)
昨年の秋。今くらいに登った向麻山(標高約92m/こうのやま)に、秋が色づけしていました。今年はどうなっているのだろうか。そうして、そこで遊んでくれた獣人(住人)さんたち。しばらく逢っていないけれど元気にしてるのかな? もうすぐ、きみたちにも、分け隔て無く、冷たく美しい季節がやってくる。花の季節までに、また逢えるといいなぁ(=^・^=)。
 
2018.1026
●冬が来る前に。 (那賀町木沢/ファガスの森の晩秋)
徳島県の新人研修がファガスの森で開催されました。NPO法人きさわクラブ(平井滋理事長)が受け入れ、ふるさと徳島の自然とその保護の必要性についてレクチャーされました。1泊2日の研修では、シカやイノシシの捕獲用ワナの製作や設置体験、解体施設の見学などが行われ、地下足袋王子(平井滋さん)お手製シカ肉カレーも堪能していただきました。NPOの末席に加わるピジョンズ・パーク(=P_P=)も山の案内などお手伝い。いっしょに晩秋風景を楽しみました。
 
2018.1025
●賢者の戦略。 (県外編:淡路島/東浦の子ねこ)
淡路島の北部、淡路市浦地区に、猫美術館はあります。淡路市出身の画家・中浜稔さんの作品が展示されています。そしてその名の通りテーマは(=^・^=)。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は道の駅東浦に立ち寄ったその足で、猫美術館を訪ねました。3年ぶり、3回目だか4回目だかになる再訪でしたが、展示作品は当時のものも多く、懐かしく鑑賞させてもらいました。そうして、そんな美術館の玄関前で、雄の子ねこが日光浴を楽しんでいました。次々と訪れる客に愛想を振りまいて。その子は、どうやらノラ。生後ひと月ほどでしょうか。(=^・^=)好きさんが訪れることを知ってか、理想的な場所で未来の飼い主を物色しているのでした。(=P_P=)もたちまちメロメロにされ、車までついてきたら仕方ないと覚悟を決めていたのです。しかし…駐車場に向かう途中、様子のいい老人に興味を覚えたのか、子ねこは(=P_P=)にサヨナラ。トコトコと去って行ったのです。どうか幸せな出会いがありますように…。
 
2018.1024
●耽る季節。 ((=P・P=)番ねこ/思索)
秋は食欲、芸術、読書、行楽…、といろいろな興味が膨らむ季節。いまさらなんだけど、ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、思索に耽るのを遠慮しない。秋だもの。(=P_P=)番ねこが、いくら呼んでも、話しかけても、気づかないこともある。悪いとは思うけれど、謝りはしない。だって、(=P_P=)番ねこも大抵、耽っているのだから。
 
2018.1022
●深まる色の世界で。 (那賀町木沢/ファガスの森の秋)
今朝の徳島新聞に、ファガスの森『高城』管理人の地下足袋王子(平井滋)さんが撮影されたナカの紅葉風景が掲載されていました。ピジョンズ・パーク(=P・P=)が足を運んだ日からまだ1週間。秋の足がとても速いのを(=P_P=)はひしひしと感じています。
 
2018.1021
●苦手じゃないです。ホントは。 ((=P・P=)番ねこ/遊んでくないかな?)
日に日に、気温が上がらなくなってるのを感じます。半袖のTシャツは片づけて、秋の装い。長袖で足りず上着まで羽織ってみたり…。そうしていつもなら隣のイスで寛いでるはずの番ねこが、今日は一日(=^・^=)毛布の上。丸まってぬくもっています。
 
2018.1020
●参拝!! 頭髪の日。 (淡路島/国産み伝説の伊弉諾神宮)
日頃、抜け毛に戦々恐々としているピジョンズ・パーク(=P・P=)の思いを察してくださったのかもしれません。淡路島の東浦ICで降りる気になったのは、まったく説明が付かないのであります。10月20日を頭髪(とうはつ)に引っかけた、奇祭とも言える神事「頭髪感謝祭」が、淡路市の伊弉諾神宮で行われていました。(=P_P=)は3年ほど前にシゴトの道草に参拝させていただいた記憶を頼りに訪ねたのです。まさか何よりも求めていたご利益を授かるとは思いもせず(=^・^=)
 
2018.1019
●秋深まるファガスの森。 (那賀町木沢/高城山の秋)
那賀町を走る剣山スーパー林道のレストハウス・ファガスの森『高城』から、高城山(標高約1630m)に向かう尾根伝いの道のりはファガスの森の愛称で親しまれています。輝く深緑、酷暑日の涼、そしてもてなしの彩り。いつ気づいたのだろう。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は知っています。いずれもほんのつかの間、ボクたちの前にスガタを見せてくれる年に一度の奇跡なのです。
 
2018.1018
●再び高城山の頂へ。 (那賀町木沢/高城山の秋)
10月14日の山行から3日。ピジョンズ・パーク(=P_P=)は、再び標高約1630mの高みに立っていました。17日の高城山は、深まる秋のナカにあり、紅葉に包まれていました。
 
2018.1017
●二つの路線が交わる駅。 (三好市池田町/JR阿波池田駅と街角ライブ)
えっとぶりに懐かしい場所に立ったピジョンズ・パーク(=^ェ^=)。電車じゃなくて、列車に乗ったのも久しぶり、いや、えっとぶりのことでした。若干の興奮を覚えながら、感慨にもふけりながら、ホームに少しだけ佇んだのです。
 
2018.1016
●高地レストラン冬支度。 (那賀町木沢/ファガスの森『高城』)
未舗装道として日本一の長さ87.7kmを誇る剣山スーパー林道。いま紅葉シーズンを迎え、ツーリングとあわせてモミジ狩りを楽しむ人々で賑わっています。剣山スーパー林道を快適に走破するオフロードバイクや四輪駆動車を多く見かけますが、彼らが休憩や本格的な食事、宿泊のために訪れるのがレストハウス・ファガスの森『高城』。地下足袋王子こと平井滋さんが管理運営するファガスの森『高城』は標高1301mの地点にあり、すでに初霜も降りたそうで、冬支度に追われています。
 
2018.1015
●色の季節へ。 (那賀町木沢/秋の高城山へ山行)
高城山は標高約1630m。那賀町と美馬市木屋平との境にそびえる緑濃い山。ブナやミズナラといった広葉樹の森が、夏は木陰をつくり、秋は彩りを添えて、登山者を心からのおもてなしで迎えてくれます。
 
2018.1014
●尾根に咲く秋の花。 (那賀町木沢/ファガスの森の亀甲白熊とブナの実)
標高1301m。那賀町木沢を走る剣山スーパー林道の休憩施設レストハウス・ファガスの森『高城』・から高城山(たかしろやま・標高約1630m)に延びる登山道に、本格的な秋が訪れています。今号のポッポニュースは希少な山岳植物「亀甲白熊」の花。キッコウハグマと呼ばれる、キクの仲間。そして高城山を代表する広葉樹・ブナの実を紹介します。どちらも普段、目にすることのない、ふるさと徳島の宝もの。どうぞご覧ください。
 
2018.1011
●赤煉瓦のミニ鉄橋。 (吉野川市鴨島町/JR徳島線の古鉄橋)
徳島市から吉野川の南岸を三好市池田町まで延びる鉄道・JR徳島線。知る人ぞ知る「よしの川ブルーライン」の愛称でも親しまれる県民の足。全長約67.5kmの単線で駅数は24。電車ではなくディーゼル気動車輌が走るローカルライン。徳島駅から伊予街道(国道192号)の北側に沿って西へ延び、阿波吉野川警察署(川島町)の真下で伊予街道をくぐり、今度は国道の南側を西進します。その変わり目近く、古い赤煉瓦の鉄橋に出会うことがきます。たいていは気動車単独で走っていますが、時には3両、4両編成で走り抜けることも。製作された年代は分かりませんが、補修を重ね、重い列車を走らせ続けて今に生きています。
 
2018.1010
●お囃子の音と御神輿と。 (阿波市市場町・吉野町/吉野川北岸堤防みちと秋祭り)
空は青く高く、雲は白く薄く、風は透けて軽く、笛の音は弾けて響く、吉野川北岸堤防みち。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、赤い穂を白く開き始めたススキがそろって揺れる光景に秋の息づかいを感じ、こころを遊ばせてきました。秋雨が続く肌寒い朝夕に、(=P・P=)が出会った心地よい肌触りを届けられたら…そんなふうに思って、本日のポッポニュースです。
 
2018.1009
●400年の歴史に幕? (阿波市市場町/伝統行事やねこじき)
阿波市市場町の旧道・商店街筋に伝えられてきた歴史ある行事「やねこじき」。2018年10月8日(祝・月)をもって、400年におよぶ足跡がついに途絶えると地元紙が報じていました。10数年前に取材のため足を運んだのをきっかけに、以来毎年のように通っていたピジョンズ・パーク(=P・P=)としては、感慨深く最終日の会場を訪れました。やねこじきは、徳島藩主の蜂須賀家正公がこの地を訪れた際、地域の人々が軒先を飾り立てて、家正公を歓迎したことにはじまり、その際、住民が藩主に向い「やねこいものですが」と言ったのを聞き間違えたのがイベントの名称につながったそうです。やねこいとは、大したものではないけれどといった謙遜の言葉。商店が減り、風刺や流行を模した展示物もわずかとなり、静かに消えていく伝統行事。ファンのひとりとして、決して「やねこいものじゃなかった!」と(=P・P=)は思うのです。
 
2018.1008
●テーマは「西郷どんと糸」。 (吉野川市/第78回鴨島大菊人形)
ふるさと徳島の現風景とひと口に言っても、阿波おどりだったり、吉野川だったり、剣山だったり、花火だったり、渦潮だったり、今なら方々の神社さんの秋祭りだったりします。そして吉野川市鴨島町で開催される菊人形も忘れられない県民みんなのお楽しみ秋イベントです。今回は「第78回鴨島大菊人形」(同時開催/第86回四国菊花品評会)が、10月19日(金)~11月18日(日)の予定で催されます。会場はJR鴨島駅前ロータリーと市役所イベント広場。いずれも観覧無料。毎年NHK大河ドラマの登場人物をモチーフにした菊人形が制作され好評を得ています。今回は「西郷どん」だそうです。菊花の見頃は10月末頃でしょうか。今から楽しみなピジョンズ・パーク(=P・P=)なのです。今回掲載の写真は、昨年のもの。
 
2018.1007
●今秋の塗り加減はどうかな? (剣山/2017年の紅葉懐古)
標高約1955m。ふるさと徳島の屋根「剣山(つるぎさん)」を紅葉の赤が、黄が、鮮やかに染める季節がやってきました。県内で最も早く紅葉が訪れ、そして1週間ほどで冬の色に変わってしまう、その足の速さから出会えることの貴重さと、神秘の光景に包まれた時の幸運を感じずにはいられないのです。今日のポッポニュースに掲載した光景は昨年2017年10月10日、11日のもの。今年の染め具合を思いながら、剣山紅葉を振り返りました。
 
2018.1006
●秋らしさ…って? ((=P・P=)番ねこ/散策)
ふるさと徳島への直撃はなかったものの台風25号の影響で雨続き。やっと現れた晴れ間、風の強さも気にせずご近所散策。椅子のカタチに固まったカラダをほぐしたピジョンズ・パーク(=P・P=)なのであります。
 
2018.1005
●連想ゲーム「秋」編。 (川島町/忌部山フルーツロード/峯八峠)
秋らしい一日は、まだやってきていません。ふるさと徳島は台風の影響と秋雨の毎日と、ぶり返す暑気と湿気でスッキリしません。けれど至るところで出会い、シャッターを切らされた光景の一つひとつには、季節の横顔が垣間見えるのです。
 
2018.1003
●県外編:紅葉を待つ古刹。 (京都府綾部市/君尾山光明寺)
前号で改修中の国宝・二王門を少しだけ紹介しました。今日は、本堂と境内の様子を掲載します。当日はご縁をいただき当寺、君尾山(きみのおさん)光明寺のご住職・楳林誠雄(ばいりんせいゆう)さん自らがご案内くださいました。光明寺は、京都府綾部市睦寄町君尾に、1420年ほど以前の599年に聖徳太子により建立された古刹と伝えられています。境内では鐘楼の修復も行われており、また展望台も新たに整備されるとのことで完成が待ち遠しいのです。「綾部のチベット」とも表される高地に建つ古刹は、間もなく秋色に包まれます。
 
2018.1002
●県外編:修復間際の国宝。 (京都府綾部市/君尾山光明寺/国宝二王門)
ふるさと徳島は、日本全国的にも珍しい国宝を持たない県。いやがうえにも国宝の二文字に反応してしまうのです。逆に日本で最もたくさんの国宝を所有するのが京都府。すべてで285点にものぼるそうです。そのうちのひとつが京都北部のマチ綾部市にあります。君尾山光明寺の仁王門「国宝・二王門」です。建立は1248年と伝えられ770年の時を経ています。老朽化が進んだ朱塗りの二王門は改修が進められて今年中に完成をみるそうです。屋根は入母屋造りで、木製で厚みのある「とち葺き」。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、ありがたいご縁をいただいて、まず見ることのできない改修途中の国宝を拝観させていただきました。
 
2018.1001
●県外編:青空の南国へ。 (高知市/本町と国道32号)
はや10月。今年も残り3カ月。残り日数を意識するようになりました。しかしながら前向きをモットーとするのがピジョンズ・パーク(=P・P=)。焦る代わりに、期待を膨らませる。どれだけ美しいものが見られるのか、楽しい光景に出会えるのか、(=P・P=)のワクワクが止まらないのです。
 
2018.0930
●梺いろ。 (鴨島町&川島町/吉野川土手みちと忌部山ぎわ)
9月最終日。日曜日。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、シゴト場に閉じ込められています。シゴトが溜まってるから? ふむ。それもある。だけど一番の理由は、24号だ。もちろん鉄人の話ではない。鉄人は28号だし。そう沖縄で直角に右折れしてやって来た台風だ。シゴト場のサッシは雨に洗われ、まるでクルマの自動洗車機に入ってるみたいな光景が広がっている。換気扇の覆いを打つ風の音も大したもので、室内に雨粒の音が弾けて騒がしいったらありゃしないのです。とはいえ、今日は9月最後の日でもあり、日曜日でもある。出かけられない代わりに、数日前の晴れた日に出会った、近所の秋を振り返ります(=P・P=)。
 
2018.0926
●道端シーズンズ。 (川島町/実りと祈り)
日中でも気温は20度前半。雲はあり、週末にかけて天気の崩れが伝えられるものの、ふるさと徳島に吹く風は新米の芳しい香りをのせて、時折でも吉野川は絹の雲を映していたりします。実りと祈り。豊作を願い結実した風景がピジョンズ・パーク(=P・P=)の目の前に広がっています。土手みちを歩き、山みちを登り、谷みちを下って、そこに小さな移ろいをみつける。アンニュイではあるけれど、どこかしらこころは軽く、想像を膨らませ、物思いにふける(=P・P=)なのであります。本日のポッポニュースは道端の秋。お楽しみください。
 
2018.0923
●美味か、毒か。 (川島町/フルーツロードのキノコ)
コシにたっぷりと蓄えた脂肪。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、冬眠するわけじゃないから、つまりは不要な荷重であることは論を俟つまい。しかし背負ったものと違い、付いてしまった荷を下ろすのは容易なことでないのは既知である。わずか20kmあまりの距離ではあったけれど、山道をジョギングしてきた。セミの声はわずかに残っていたが、落ち葉が舗装を隠し、イガグリが転がり、色とりどりの傘が地表に開いていた。本日のポッポニュースは、鮮やかに秋を語るキノコに注目。拾い集めてみました(=P・P=)。
 
2018.0922
●邪魔ではないです…。 ((=P・P=)番ねこ。)
番ねこ回想。ひとしきり鳴いて、おやつをもらい、毛繕いをしてもらい、トイレを綺麗にしてもらって、満足した番ねこ。寛いでくれてるスガタを見させていただく。ピジョンズ・パーク(=P・P=)が受け取る報酬である。邪魔ではないの…、ちょっと歩きにくいだけ。
 
2018.0918
●できるかも!が見つかるところ。 (上板町/技の館)
藍染めや和三盆糖といった上板町に残されている伝統工芸を紹介する施設として、平成10年に誕生した「技の館」。ドーナツ型の建物の中心に、丸い緑の芝生広場を備え、2階建ての建物はガラス張り部分が多く、研修室や体験施設が並んでいます。ここで現在、とくしま上板熱中小学校という事業が行われています。さまざな分野で活躍する専門家に学び、自らの可能性を探ることで、「自分にはこれができるかも!」といった未来を手に入れることができる場が提供されています。夏のある日の夜。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、とくしま上板熱中小学校で開催されていたイベントをフラッとのぞいてみました。
 
2018.0917
●県外編:光秀由来の城下町。 (福知山市/賑わいを偲ばせる商店街)
福知山から帰って以来、ナゾの体調不良(たぶん風邪)で、床に伏せっておりました。不覚を取ってしまったピジョンズ・パーク(=P・P=)ですが、連休最後の今日になって、少しノドの調子が戻り、どうやって二日分を取り戻そうかと思案する(=P・P=)なのであります。さて、福知山といえば、ランドマークとして知られるのが、明智光秀が築城した福知山城。内記地区を中心に形成された城下町には、幾筋もの商店街が延び、軒を連ねる商家の佇まいがかつての賑わいを感じさせてくれます。いつのころから静けさが染みたのか知るよしもありませんが、時代が移るのと歩調を合わせてシャッター街化したのでしょう。全国で息を潜める商店街同様に沸き立つようなエネルギーは感じられませんが、1日かけても歩ききれない広さをいまだ有しています。縦横無尽に延びる商店筋を歩いてみました。
 
2018.0916
●絵画の水面。 (吉野川市鴨島町/江川湧水と吉野川市医療センター)
一幅の絵画を見るような…。走りに出たピジョンズ・パーク(=P・P=)は、足を止めざるを得ませんでした。あ、やってきた。カワセミはやつがれ(=P・P=)の友だちです。スイレンを円卓に、水面に浮く花を薄明かりとし、せわしなきよすがを語り合ったのです。ぴぴっ。
 
2018.0909
●晴れるかな。 ((=P・P=)番ねこ。)
青空を願いつつ、傍らで眠る(=P・P=)番ネコ。ピジョンズ・パーク(=P・P=)はベランダを洗濯物でいっぱいにして、階段にたまった番ネコの毛玉を掃除。ついでにトイレも掃除して、ひといき。小分けになったドリップコーヒーをいれ、ロイズのチョコレートでアタマに栄養を補給しつつ、今日も一日エエカッコウするためのスケジュールを按じておるしだいなのであります。そうして(=P・P=)読者のみんなも、今日を晴れ晴れと過ごしてほしい、と願うのです。
 
2018.0908
●吉野川に没し、そして顔出す橋。 (吉野川市川島町/雨中の川島潜水橋。)
日本最大の川中島が吉野川に浮かんでいるのを知っていますか。ピジョンズ・パーク(=P・P=)のポッポニュース読者のみんなにはお馴染みの善入寺島(ぜんにゅうじとう)。500haくらいの広さがあって、田んぼにすると5000反くらいでしょうか。そこに昔は村もあって、多いときには3000人もの村人が暮らしていたといいます。今は田畑として活用され、お米や季節の野菜が育てられています。そんな日本一の川中島に接続している橋の一本が川島潜水橋です。吉野川が増水すると水中に没するため沈下橋とも呼ばれます。今号の写真は、水没する直前の川島潜水橋です。
 
2018.0907
●第83代天皇の居所趾を訪ねる。 (土成町/土御門上皇行宮および御所神社趾。)
遠い昔。ふるさと徳島で崩御(亡くなられた)された元天皇がいらっしゃいました。父の後鳥羽上皇が起こした承久の乱(承久3年・1221年)の責めを自ら負い、土佐そして阿波へ流された土御門上皇です。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、これまでに鳴門市大麻町にある火葬塚や切腹崩御の地と伝えられる土成町宮川内の御所神社、土成町吉田椎ヶ丸に鎮座する御所神社をたびたび訪ねています。主催神の土御門上皇にお気に入りいただけたのかもしれません。そうして先日、ついに行宮趾を訪問することができました。行宮(あんぐう)とは、天皇が一時的に住まわれる居所のことで、御座所とも呼ばれます。土御門上皇が祀られる神社名が御所神社なのもそのためかもしれません。行宮のあった場所は「吉田地域休養施設」公園(土成町吉田御所屋敷)になっており、そこに土御門上皇行宮および御所神社の名残を伝える石の史蹟が残されています。
 
2018.0906
●ふるさと西端のうだつ。 (三好市池田町/本町筋うだつ通り。)
脇町、貞光、井川、そして池田町。共通しているのは寂しい銀座通りではなく、可能性を内包した古き通り「うだつの町並み」だ。街角ウオッチャーを自認するピジョンズ・パーク(=P・P=)が察するところ、同じうだつとは言え、通りのカラーは一様ではないようだ。脇町はうだつをうだつとして修復保存することで観光名所化を図っている。王道だ。二層うだつという特異な形態を見せる貞光の通りは、剣山への登山口という優位性もあって人や車の往来が絶えない。井川町はタバコの商いで栄えたマチだが手つかずのまま寂しく朽ちはじめている一面もある。そして井川町同様に刻みタバコで繁栄したのが池田町だ。本町筋と呼ばれる通りにうだつをあげた商家が残こり、そしていくつかはリノベーションされてカフェや宿泊施設などに生まれ変わり、多くの元気が集まり初めています。エネルギーは笑顔を呼び、駆け足で膨らんでいく。見届けたいな、そんなマチのスガタを。街角ウオッチャー(=P・P=)として楽しみながら。
 
2018.0905
●いっしょに行こ! 雨後にさ。 (つるぎ町半田/土々呂の滝。)
川は表情を変えると表現されるのを耳目にすることは少なくない。滝に関していえば、荒々しいなどではなくて「太っている」とか「痩せている」とかの言葉が合っている。ピジョンズ・パーク(=P・P=)が、土々呂(どどろ)の滝を訪ねたのは9月5日。強く雨が降った翌日のことだった。ふるさと徳島の西部、山間に広がる「つるぎ町半田」の猿飼地区を洗う大藤(おおと)谷川の河口近く。落差30mと紹介されている滝が落ちている。鬱蒼とした森に、木々に覆われ丸い滝壺が穿(うが)たれ、前日の雨で肥え太った滝がドドドッ、と落ちている。森が大口を開けて、極太麺で知られる「半田そうめん」を飲み込んでいるようにも見えた。とあるテレビ番組の下見(ロケハンとかいうのかな?)をしたいという制作スタッフさんを案内した(P.P)だったが、そっちのけで見とれてしまったのは仕方のないことなのだ。
 
2018.0904
●県外編:日本一低い分水界! (丹波市氷上町/水分れ公園と資料館。)
分水界は、おおざっぱに言えば降った雨がどちらに流れるかの境。四国でいえば太平洋側に流れるのか、瀬戸内海側に向かうのかで、水系が分かれるわけです。で境界は、たいてい山の尾根に沿って存在するため分水嶺とも呼ばれています。逆にとても低い位置に走っている分水界を谷中分水界と呼び、日本一低い分水界が丹波市氷上町石生に存在します。その標高は94.45m。そこに降った雨は由良川となって日本海に注ぎ、一方は加古川となって瀬戸内海に接続します。日本一という響きに少なからず興味を覚えてしまうピジョンズ・パーク(=P・P=)は、何はともあれ日本一低い分水界を紹介する「水分れ資料館」を旅の道草の目的地に選びました。
 
2018.0903
●県外編:水分かれ公園の聖域! (丹波市氷上町/いそ部神社とご神木。)
日本一低い(谷中中央)分水界が、現在シゴトで通っている福知山市の近くにあると聞き、非常な興味を覚えていました。で、先日のこと分水界にちなんだ水分(みわ)かれ公園に足を運びました。分水界や公園、そして資料館の紹介に先んじて、今回のポッポニュースはその公園内に建立されている「いそ部神社」境内の様子を掲載しておきます。石偏に山と書いて「いそ」と読む当社境内には、いそ部神社の本殿とともに、春日社と熊野社が祀られ、氷上町の指定文化財となっているそうです。夏の終わりの境内は静かに冷えて心地よく、二拝二拍手一礼でご挨拶するピジョンズ・パーク(=P・P=)を迎え、爽やかにもてなしてくださいました。
 
2018.0902
●競場は水上じゃない。空中だ! (三好市池田ダム湖/ウェイクボード選手権大会)
ウェイクボード選手権大会(第30回記念大会WWAウェイクボード世界選手権大会2018)が、池田ダム湖(三好市池田町イタノ)を競技場に開催され、世界30カ国から約200人にもおよぶ選手が出場。日頃から積み重ねた練習の成果を存分に発揮していました。ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、池田ダム湖事務所に、ダムカードをもらいに行ったのを幸い、ちょこっと会場をのぞかせていただきました。
 
2018.0901
●京都北部の植物園。 (福知山市猪崎/三段池公園の都市緑化植物園)
福知山市の市民憩いスペース「三段池公園」を訪ねました。ずっと以前ですが、ピジョンズ・パーク(=P・P=)は、ランニングイベント「福知山マラソン」に参加した際、スタート地点だったこともあり足を運んでいました。先日、あらためて訪ねてみると、芝生の公園や広池、科学館や動物園武道館、体育館や多目的グランドなど多くの施設を抱える広大な公園で「ちょっと散策」するにもある程度の気合いが必要に思えました。シゴトの合間をみて、 (=P・P=)がのぞいたのは、植物園。数ある施設のなかでものんびりできそうな雰囲気を感じられたからでした。
 
2018.0817
●幕下ろし地域の総踊り。 (吉野川市鴨島町/吉野川市の阿波踊り大会)
昨夕から降り始めた強雨は、午後7時の開幕を待たずあがり、沿道や桟敷には初日よりずっと多くの人が詰めかけていました。カンッ。地元連を中心に演舞場に踊り込む笑顔の波。揺れる高張り提灯に付き従って流れ舞う人と声援を贈る人々。瞬く間に時は過ぎ、地元の6連が一斉に踊り込むフィナーレの時。お盆を過ぎて、陽は少し早く落ちるようになったみたいで、数日前の夜よりも、いっそう深くなっていました。
 
2018.0816
●楽しかったなぁ、阿波おどり。 (徳島市/阿波おどり)
阿波おどりの本場・徳島市の阿波おどりが閉幕。今日16日は「吉野川市阿波踊り大会」「さだみつ阿波踊り大会」「いけだ阿波おどり」など、地域の阿波おどりもフィナーレを迎えます。そうしてピジョンズ・パーク(=P・P=)は目下(もっか)、どこで名残を惜しむか思案中なのです。30を数える多数の連がそれぞれの演舞で魅せてくれる「いけだ阿波おどり」か、風情ある二層うだつの町並みに下駄の音を響かせる「さだみつ阿波踊り大会」か、大会の最後に出演連が一斉に踊り込む「吉野川市阿波踊り大会」か…。あれやこれやと迷うのも、ふるさと徳島の夏の終わりの楽しみなのです。
 
2018.0815
●駅前通りのチャンカチャンカ。 (吉野川市鴨島町/吉野川市阿波踊り大会)
ふるさと徳島が躍動する本場の阿波おどりもあっという間の最終日。そんななか地域の阿波おどりは中日を迎えます。昨夕、ピジョンズ・パーク(P.P)はJR鴨島駅前通りで開幕した吉野川市阿波踊り大会に足を運びました。無料桟敷席が設けられた沿道では、ヨッピー&ピッピーがうちわに踊り、色とりどりのかき氷が舞っています。みんなの視線は「連」に注がれ、呼応する連は喜びにあふれる猫のように、毛を逆立て身体を膨らませます。チャンカチャン♪チャンカチャンカ♬と高張り提灯が練り込み、ズンドコズンドコ♫と太鼓が圧縮空気の玉を打ち込んできます。(P.P)は、缶ビールの冷気を片手に、ふるさとの光景を吞み、記憶の指先まで潤されるのを感じていたのです。
 
2018.0814
●2日目の阿波おどり。 (徳島市/阿波おどり)
ふるさと徳島で、昼の太陽がこんがりと皮膚を焼き、夜の暑気が柔らかく蒸しあげてくれます。そうして出来上がるのは、待ち焦がれた2つの思いの結晶。「踊る阿呆」と「見る阿呆」、それぞれの高ぶりを載せた「ひょうたん」型の皿が、夏の4日間、ボクたちの目の前に饗されます。本場・徳島市の阿波おどり2日目のマチに、ピジョンズ・パーク(P.P)は、足を運びました。ふるさとのディナーを熱いうちに堪能するため。
 
2018.0812
●キレンゲショウマの咲く山へ。 (剣山/第3回山の日イベント。)
制定から3年目の国民の祝日「山の日」。昨日8月11日は、山の日を記念して剣山(標高約1955m・つるぎさん)でも、親子登山イベントが開催されました。時折、小雨が落ちるもののカミナリが近づく気配は感じられず、山行に問題はありません。山の空気は澄んで清々しく、下界の酷暑を忘れさせてくれる避暑登山。笑顔あふれるイベントに、NPO法人剣山クラブ(桑原豊秀理事長)の一員に名を連ねるピジョンズ・パーク(P.P)も及ばずながらサポート役として参加してきました。
 
2018.0808
●ガロになって清流に乗る。 (那賀町木頭/第31回木頭杉一本乗り大会。)
7月29日に予定されていた木頭杉一本乗り大会。台風12号の接近にともない延期されていましたが、以来猛暑が続いた1週間後の8月5日(日)に無事開催されました。当日もお天気は上々。会場のナカ奧(那賀町木頭)木頭出原を流れる那賀川の上空は澄んだ青に塗られ、流れはほどよく浅く、適度なスピードで走り下っていました。今回で31回目の開催を迎える同大会は、かつてナカ奧で発達した木材の運搬方法を今に残し、未来に伝えようという趣旨で開催されています。その運搬方法こそが、木頭産のブランド杉「木頭杉」を那賀川を利用して川下に流すというもの。そのまま流したのでは、途中で引っかかってしまいうまく運べません。そこで長さが約4m、直径約40cmの丸太材に人が乗って、木を操りながら下る技が生まれ、磨かれました。そうして丸太を乗りこなすスガタは、まるで地元に伝わる川妖怪「ガロ」のようだとも。大会を通じて、この神業が、未来につながっていくのです。
 
2018.0803
●第九の初演につながる森。 (鳴門市坂東/大麻比古神社と石橋。)
えっとぶりに大麻比古神社を参拝しました。きっと主祭神(天太玉命)に、お呼びいただけたのに違いありません。ピジョンズ・パーク(P.P)は、境内入り口近くに生きるご神木にご挨拶しつつ、本殿へ。その後は、鎮守の森に第一次世界大戦のころ旧ドイツ兵俘虜が残した古い橋を拝観。こぶりではありますが、石で造られた重厚な「めがね橋」と「ドイツ橋」の佇まいに、第九初演から100年を経た歴史の香りを感じていました。
 
2018.0802
●県外編:洪水の記憶を残す家。 (福知山市/由良川のほとりの治水記念館。)
今日も京都は40度近い気温になるそうです。ふるさと徳島は34度。少しはましです。さて、そんな京都の北部の町、福知山市下柳町に明治10年代に建てられた立派な町屋(商家)が残されています。前に立つと「治水記念館」の看板があり、自由に内部を見学させてもらえるとのこと。ピジョンズ・パーク(P.P)は、さっそくおじゃま。すぐ裏手には由良川の大きな流れが横たわり、かつては水運に利用されていました。町屋は船着き場に近くで賑わった通りに建ち、繁盛したそうですが、同時にたびたび氾濫する由良川の暴れん坊ぶりに悩まされていました。地元では「水が付く」というのだそうですが、床下・床上、酷いと1階部分を越えて2階にまで達する大水になることもあったのだとか。そうした由良川との攻防の歴史を、(P.P)に少し垣間見させてくれました。
 
2018.0801
●県外編:茅葺きの寺。 (綾部市・石よりも重厚な岩王寺。)
空也上人が開基したと伝えられる古刹が綾部市七百石町に建立されています。縁起は949年。1000年以上の時を経てなお境内は深閑として清楚。寺名は神宮山「岩王寺」。岩王寺と書いて、「しゃくおうじ」と読むそうです。ゆらいは、字の上手なことで日本で三本の指に数えられる嵯峨天皇に、この地で採れた硯石を献上したところ、大変気に入られ、愛用されたことにあります。贈られた石の名が「石王寺」。およそ100年後、当寺開基の際に、それを知った空也上人は、石よりも重厚感のある岩の字を用い、読みは「しゃくおうじ」のままにしたのが、当寺名につながっているのだそうです。そしてピジョンズ・パーク(P.P)の関心をひいたのは、茅葺き屋根の本堂と山門のたたずまい。(P.P)はしばし、酷暑を忘れ、瞑想にふける喜びにひたっていたのです。
 
2018.0727
●夕暮れの美湖にて。 (那賀町相生・川口ダム湖畔に吹く夏の肌触り。)
赤くもなければ、青くもない──。恰好良いランドスケープ写真といえば、朝まずめ、夕まずめ、の色合いが主流だったりします。明け方前後、日没前後に世界はかつてない豊かな表情をピジョンズ・パーク(P.P)やみんなにも見せてくれます。けれど、(P.P)は赤くもなければ、青くもない時間帯だって大好きだったりします。赤くないから赤を想像するし、青くないから見たいとも思うんだね。ここはナカ(那賀町相生)で那賀川の澄んだ山水を蓄える川口ダム湖。あじさい湖の愛称でも呼ばれる人工の景勝。夕暮れを前に、そんなことを思いながら、(P.P)は水面を渡ってくる夏の吐息を感じていました。
 
2018.0726
●県外編:緑の水際公園を持つ人工湖。 (香川県東かがわ市・大内ダムとダムカード。)
こんにちは。ダムカード収集の面白さに、ちょっと気づきはじめてるピジョンズ・パーク(P.P)です。今回は、先日行った香川のダムカード収集ドライブの第三弾! 近隣の小山を水源にする小さな谷が流れ込み、緑の水を満々とたくわえた大内ダムの景観を紹介します。ダムの周辺には遊歩道が整備され、芝生の緑がまぶしい大内ダム公園や水主公園と展望エリアなどが水際を彩っています。(P.P)が足を運んだこの日、夏日の陽射しはジリジリと照りつけ、風が通る木陰は居心地のいいオアシスとなってくれました。
 
2018.0725
●県外編:湊川の涼感。 (香川県東かがわ市・五名ダムとダムカード。)
檀特山(だんとくさん・標高約631m)を源流とする湊川の流れ。流域の水不足に対応するため、昭和36年に東かがわ市五名地区を流れる湊川に建設されたのが今号で紹介する五名ダムです。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねた日の気温はおよそ35度。ダムの上から五名ダム下流をのぞき込むとクラクラと目が回るのを感じましたが、深い渓谷の高さのせいばかりではないように、後で思いました。ただしダムには、湊川が運んできた大切な水が満ちて、涼やかな景観を(P.P)に振る舞ってくれるのでした。
 
2018.0724
●県外編:番ネコが迎えてくれるダム。 (香川県さぬき市・大川ダムとダムカード。)
香川県の山笠ヶ峰(標高約547m)を源流に、さぬき市を潤して瀬戸内海に注ぐ津田川。細い流れを上手に利用するために同市大川町に設けられているのが大川ダムです。誕生したのが昭和38年ということで、すでに55年の時を経ています。ピジョンズ・パーク(P.P)がクルマを飛ばしたのは、趣味のひとつダムカード収集のため。そうしてこのダムの管理事務所には、(P.P)のシゴト場を守る番ネコ同様に、ダムを見守るダム番ネコがいます。その名も三毛猫のミケちゃん。飄々(ひょうひょう)とした表情と態度で、(P.P)を迎えてくれました。
 
2018.0723
●夏の三つ巴。 (阿波市市場町・県道2号津田川島線沿いに咲くヒマワリ。)
阿波市阿波町でのシゴトのついで。寄り道を何よりの好物にしているピジョンズ・パーク(P.P)は、同市市場町から北へ延びる県道2号津田川島線にクルマを走らせました。地元新聞に県道沿いの休耕田に植えられたヒマワリたちが見頃を迎えていると書かれた記事を思い出して。遠くからも目立つ黄色いヒマワリの大輪。(P.P)の背丈を余裕で超える高さで見下ろしています。太陽を見上げたいのだろうけれど、花が重すぎて、頭(こうべ)を垂れ、(P.P)とちょうど目が合うような姿勢になっているのです。花の蜜をもらおうとたくさんのミツバチも訪れていました。そんななか、子どもカマキリに捕らえられたミツバチを見つけました。カマキリが小さいため、噛みついてもミツバチはキズが浅く、逃げようともだえ続けています。弱肉強食を思った(P.P)でしたが、そんな緊迫の場面に、ちゃっかり飛び込んできたのはミツバチより遙かに小さいショウジョウバエ。噛みつくカマキリの目に止まり、何やら物色。おこぼれにあずかろうとしているのか、たまごを産み付けようとしているのか。ちゃっかりさんが加わり、三つ巴となった取っ組み合いは、大輪の土俵の上で延々と繰り広げられていたのです。
 
2018.0722
●宮川内谷川ほとりの聖域。 (阿波市土成町・土御門上皇を祀る御所神社。)
阿波名物「たらいうどん」で知られる阿波市土成町。たらいうどんの出汁になるジンゾクを取った宮川内谷川に赤い欄干の御神橋(ごしんきょう)が架かっています。橋は御所神社へ向かう参道の一部で、当社には土御門上皇の御霊が祭神として祀られています。土御門上皇といえば、鎌倉時代に承久の乱を指揮し、北条義時に敗れた後鳥羽上皇の子息。承久の乱の後、土佐に流刑となった土御門上皇は、さすらった末に、当地(宮川内上畑)に至り、そこで崩御(亡くなられた)されたと伝えられています。以前、土御門上皇が埋葬されていると伝えられる火葬塚(鳴門市大麻町池谷)に参拝させていただいて依頼、いつか訪ねさせていただきたいと願っていた神社。やっと、御祭神にお招きにあずかり、参拝させていただくことができました。
 
2018.0714
●県外編:荒倉橋のたもとの聖域参拝。 (京都府綾部市・素佐之男命を祭る荒倉神社。)
大雨の次は、連日、猛暑が列島を覆っています。緑濃いふるさと徳島でも、建物から外に一歩出るとジリジリと焼かれるような感覚を覚えます。こんなときは猫も人も木陰を求めるもの。ピジョンズ・パーク(P.P)は、今回の猛暑がおとずれてすぐのころ、縁あって京都府綾部市高津町を訪ねていました。そこで出会ったのは、素佐之男命(すさのおのみこと)を祭る荒倉神社(あらくらじんじゃ)。荒倉川のほとり、小さな杜が木陰をつくり、吹き出す汗を拭い歩く(P.P)を誘います。そうして参拝させていただいた(P.P)は、主祭神から涼のもてなしをいただきました。
 
2018.0713
●緑の渓谷と青い空と。 (三好市山城町・景勝「大歩危峽」の夏。)
高松市から高知市をつなぐ国道32号。ちょうど中間あたりで吉野川沿いに延び、そこでは景勝「大歩危峡」を望むことができます。昔、徒歩で旅するとき、あまりに急峻なため、安全歩行を促す意味で名付けられたとも聞きます。ピジョンズ・パーク(P.P)が道の駅・ラピス大歩危近くの「とびの巣峽」入り口に立った日、ジリジリ照りつける夏の青に、セミの声がこだましていました。
 
2018.0712
●聖域を守る3本のご神木。 (三好市山城町・大川持の石立神社。)
JR土讃線の阿波川口駅の北方へ2kmあまり。吉野川が造る景勝・大歩危峡を望む旧道沿いの小高い丘の上に、その聖域は開かれています。石立神社。「いわたてじんじゃ」と読めばいいのか、「いしだてじんじゃ」と呼べばいいのか。岡山県にある石立神社(いわたてじんじゃ)あたりから、分社されたのかもしれません。ピジョンズ・パーク(P.P)は、先日、当社の祭神に招かれ参拝させていただきました。昨年の秋から、ちょうど7カ月。ご無沙汰しておりました。
 
2018.0711
●峡谷は変わらない。 (三好市山城町・とびの巣峡。)
人は、自然を征するが、勝ちきることはできない。そうして自然に負けないのは自然だけ。強風は森の木に受け止められて静かになるし、強烈な陽射しは雲が遮ってあたたまる。そうして大雨も谷に飲まれればいつか大人しくなる。三好市山城町栗山地区に刻まれた「とびの巣峡」は、増水していましたが、そう先じゃない日、澄んで流れるのに違いありません。
 
2018.0710
●妖怪村の神域。 (三好市山城町・上名地区の平賀神社。)
三好市山城町。数多くの妖怪伝説に彩られ、急峻な山肌に張り付くように集落が点在する町。ピジョンズ・パーク(P.P)は、ひょっとすると妖怪たちの声が聴こえるかもしれないと思って、ドローン操者で、時々ねこカメラマンになる伊丹迅さんと連れだって、妖怪街道と呼ばれる藤川谷川沿いを溯り、上名地区で静かな杜に出会いました。そこにうずくまっていた聖域は平賀神社。お招きくださった祭神に参拝させていただきました。
 
2018.0709
●熟成で栄養価アップ。 (阿波市吉野町・桑原農園の黒ニンニク。)
夏バテにはまだ早い気もするのですが、どうも疲れ気味のピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。そんな(P.P)の様子を見かねて、山登りの会「NPO法人剣山クラブ」の理事長・桑原豊秀さんが黒ニンニクを分けてくださいました。桑原さんは、阿波市吉野町に広い田畑を所有する兼業農家さん。ニンニクの生産は行っていたそうですが、昨年から黒ニンニクの製造に着手されたそうです。「日数はかかりますが、熟成させることでアミノ酸などの栄養価が大幅に増加するんよ。旨味もアップして、しかも臭いがかなり減るんでよ。食べやすいから、試してみ」と、桑原さん。試作品とはいえ、もうそのまま袋詰めすれば商品になる仕上がり具合。販売チャンネルは後日、ご紹介します。
 
2018.0708
●濁流に吞まれる沈下橋。 (吉野川市川島町・川島潜水橋と吉野川。)
雨が上がり、河川敷にあふれていた濁流がひいて、堤防向こうでも地面が見えるようになっていました。ジョギングコースの土手みちから見る吉野川は、いつもの澄んで流れる表情を一変させていました。その荒れ狂う表情に驚愕し、それでも目を離せず、そうしてそこにあるべき川島潜水橋のスガタを探していました。
 
2018.0707
●希少な仏教木。 (阿波市吉野町・桑原邸の沙羅双樹。)
寒さに弱いといわれ、育ちにくい沙羅双樹(さらそうじゅ)。根付いて育てば20mから30mくらいに成長するのだそうです。この木が2本並んでいる間でお釈迦様が入滅されたとの言い伝えから、沙羅双樹の名称になったのだそうです。阿波市吉野町で黒ニンニク作りに取り組む農家・桑原豊秀さん宅で、珍しい沙羅双樹が育っていました。今年も甘い香りがする純白の花をたくさん咲かせたそうです。種ができたら、ピジョンズ・パーク(P.P)にも少しわけてくれるそうです。果たして芽を出してくれるのか、楽しみなのです(=^・^=)。
 
2018.0706
●県外編:平成30年の豪雨。 (京都府福知山市・荒れる土師川。)
京都府北部の町、福知山市。明智光秀ゆらいの城「福知山城」で知られる小さな町に、梅雨の豪雨が襲いかかりました。ただならぬ雨に増水した土師川(はぜがわ)は、由良川に注ぐ一級河川。川幅はあるものの、いつもは浅い流れ。それがピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねたこの日、表情を一変させていました。
 
2018.0705
●光を待っている。 (吉野川市鴨島町・梅雨の稲田。)
梅雨。まだしばらくは続きそうだ。とはいえ次の季節は間近に迫っていて、夏の声は日増しに大きくなっている。住宅の間に間仕切られた田んぼの稲は、緑を濃くしながら身長を伸ばしている。ピジョンズ・パーク(P.P)が、ジョギングを楽しいと感じるのは、いつもの風景がいつの間にか変わっていたりするからなのだ。
 
2018.0704
●山海と戦の神。 (今治市大三島・大山祇神社に参拝。)
全国に一万社もあると言われる大山祇神社の総本社が、愛媛県今治市大三島町に建立されています。大三島は風光明媚で知られる瀬戸内海に浮かぶ有人の島。大山祇神社の主祭神は、海の神、山の神、そして戦の神として祀られる大山積神(おおやまづみのかみ)。国産み神話で知られる伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)の子で神武天皇の祖先。そんな大山積神についに招かれて、ピジョンズ・パーク(P.P)は意気揚々、足を運び、参拝。幾振りもの国宝刀剣も見学させていただきました。
 
2018.0703
●瀬戸内海を望む島の最高峰。 (大崎上島・神峰山に山行。)
瀬戸内海に浮かぶ大崎上島(広島県豊田郡大崎上島町)の最高峰、神峰山(かんのみねさん・標高約452.6m)の眺望を楽しんできました。山行途中では、瀬戸内海に浮かぶ115にもおよぶ島を眺めることができるそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねた日曜日。瀬戸内海に青空が広がり、気温は急上昇。炎天下での山行となりましたが、どこまでも視界が広がる雄大な風景を楽しむことができました。今日の徳島は、近づきつつある台風7号の影響もあって、朝から雨。夕方には風も出てきました。こんな日には、エアコンの効いた部屋で、(P.P)のポッポニュースでものぞいてもらえればと思うのです。
 
2018.0702
●行き先は木江港。 (大三島町・宗方港フェリーターミナル。)
瀬戸内海に浮かぶ大三島。しまなみ街道から大三島ICを抜け、愛媛県今治市大三島町に上陸したピジョンズ・パーク(P.P)は、海路、木江港を玄関に大崎上島を訪ねました。目的は同島の最高峰・神峰山(かんのみねさん・標高約452.5m)への山行。山頂や途中の眺望はあらためて紹介します。まずは宗方港の空色を記録しておきます。
 
2018.0701
●新葉と新道と青空と。 (市場町大野島・タバコ畑と田園。)
今日から7月。平成30年も、はや半分過ぎて、ピジョンズ・パーク(P.P)は何か実績を積んだだろうかと、自分の足跡を振り返ってみています。早朝から(=^・^=;)。で、何もなし得ていないのことに改めて気づき、そうしてそんな事実に向き合ってしまったことを「喜んで」います。自分を見失わないでいられるくらいには、まだ日常に絶望していないでいられる証拠だから。そんなピジョンズ・パーク(P.P)には、元気の素があります! たくさんあります。 たとえば、ふるさと徳島の何気ない色合いと香りと温度だったりします。昨日6月最後の日の朝、(P.P)は市場町大野島あたりの農道に転がっていました。梅雨の晴れ間。つかの間、現れた光景に目を奪われた代わりに、元気を分けてもらったのです。
 
2018.0629
●昔ながらの風と青。 (川島町・大正池と若い稲田。)
どしゃぶりはどうかと思うけれど、旱のが続くと雨が恋しくなる。ほどよく涼しくなればいいけれど、雨がやたら続くと、青い空を見上げたくなる。川島町の高台に蓄えられた溜池「大正池」を望む棚田に、若い緑がそよぎ、上空には清々しい風が泳いでいました。
 
2018.0628
●ひととひとをつなぐヒト。 (神山町・柳生良夫さんとWEEKティータイム。)
今回のポッポニュースは、ひさしぶりの人物紹介。昨日、ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場を表敬訪問してくれたのは、三好市池田町在住の「やじさん」こと、柳生良夫さん。「三好市で何かはじめるなら、まずこの人に相談しろ!」と言われる柳生さんは、若者や移住者そして地元のみんなの応援を通して、地域の賑わいづくりに尽力を惜しまないヒトとして知られます。たとえば池田町唯一の映画館「やぎう坐」のオーナーとして、あるときは四国最大の酒の祭典「四国酒まつり」の世話人として、またあるときはレンタルスペースや飲食店、宿泊施設などの開業支援人として、みんなに頼られる存在だったりします。県内有名人を記録するのが天命と心得る(P.P)は、表敬訪問くださった柳生さんに促され、あるいは積極的に、神山町にあるクラフトビール工場「KAMIYAMA BEER PROJECT」に同行取材させてもらいました(前号参照)。ブルワリーへ行く前にちょっと一息ということで、やっぱり柳生さんの知り合いが働いているというWEEK神山に立ち寄りました(=^・^=)。柳生さん、お誘いいただきありがとう。お礼を込めて、「前夜のお酒が抜けきらない」という、「やじさん」の笑顔のスナップショットミニアルバムを掲載しておきます。
 
2018.0627
●小さなクラフトビール工場を訪問。 (神山町・KAMIYAMA BEER PROJECT。)
神山町にクラフトビールの醸造所ができると聞いて、ビール大好きピジョンズ・パーク(P.P)は居ても立ってもいられず様子をうかがいに。場所は、神山町神領西上角にあるキャンプ施設コットンフィールドの入り口。清らかに流れる上角谷川のほとりに、その小さなクラフトブルワリーは建っていました。生ビールが飲めるバルなどのグランドオープンは7月1日とのことでしたが、ビンビールはすでに販売されていて、現行4種のクラフトビールを購入。さっそく今夜いただいています。
 
2018.0626
●道端の赤ん坊に、なんか妖怪? (三好市山城町・妖怪の里とツバメの巣立ち。)
道端で赤ちゃんがひとり寝ているのを見つけたら…。それが田舎の山道で夕暮れだったら…。のぞき込むとぐずりだしたら…。とりあえず、抱き上げてしまわないだろうか。そうして近くの村まで連れて行くのに距離があったりしたら背負って行こうと考えないだろうか。もはや、児啼爺(こなきじい)の思う壺、術中にはまってしまったと諦めなければなるまい。負ぶった赤子はじわじわと重くなり、おろそうとすると背中にくっついて離れてくれない。結局、恐ろしく重くなって…。ただ地面に臥して、押しつぶされるのを待つしか無いのだ。ピジョンズ・パーク(P.P)は、そんな噂をたよりに、藤川谷川のほとりを奧へ奧へと辿ったのです。
 
2018.0625
●ダム湖に咲くネムノキの花。 (三好市池田町・池田へそっ湖大橋。)
徳島の水瓶のひとつ池ダム湖に架かる、その名も『池田へそっ湖大橋』。今から18年前の2000年3月に開通した橋で、高速道路・徳島自動車道の一部を担っています。長さは700mあまり、水面までの高さはどれくらいあるのか、かなりあって、しかし橋の幅は対向2車線と狭くて、ドライバーには、なかなかスリリングな橋だったりします。先日、近くを通りかかったピジョンズ・パーク(P.P)は、巨大なコンクリートアーチ橋に魅せられてクルマをとめました。そんな(P.P)の目の前で、さらさらと吹く風にネムノキの花たちが揺れて、文字どおり印象的な光景に花を添えてくれたのです。
 
2018.0624
●此の木何の木栴檀の木。 (吉野川市川島町・吉野川河川敷の一本センダン。)
ピジョンズ・パーク(P.P)のお散歩みち、土手みちと吉野川の間。緑の原に一本のスガタ良い木が立っています。ずっと前から。秋には色づき、冬には冬枯れ、春に若葉を遊ばせて、今は濃緑の装いで森の呈をなしています。ちょっとも悪びれることなく、なんらの気負いもなく、草原に垂らした影をただ涼しげに揺らしている。(P.P)は、いつかこのセンダンの木のようになりたいと思ってみたりもするのです。
 
2018.0623
●雲の海に漂う沈下橋。 (吉野川市・川島潜水橋とひこうき雲。)
普通、飛行機雲というと旅客機が飛び去った後に残る雲の筋を思います。だけど先日、梅雨のある晴れた日に飛んだ飛行機は、薄雲をかき分けて行ったようです。青い吉野川に白い沈下橋「川島潜水橋」の上空には、青い空に白い薄雲が漂い、世の中に青と白しかないのかと、ピジョンズ・パーク(P.P)に勘違いさせるのです。そうして吉野川の土手みちのうえでボンヤリ見上げる(P.P)を、まるで梅雨が過ぎ去ったようなキモチにさえさせてくれるのでした。
 
2018.0622
●県外編:酒呑童子の伝説が生きるマチ。 (福知山市大江町・大江駅前と鬼瓦。)
福知山市の北部に位置する大江町といえば、酒呑童子伝説で知られる鬼のマチ。あらためて言うまでもないのですが酒呑童子は、大江山(標高約832m)を根城にしていた鬼のリーダーで、お酒好きだったことから家来の鬼たちに酒呑童子の名で呼ばれていたのだそうです。そんな鬼の伝説が生きるマチの中心、大江支所・大江駅前を散策したピジョンズ・パーク(P.P)は、黒いお蕎麦「鬼そば」をいただき、伝説を堪能してきました。
 
2018.0621
●県外編:夏至とあじさい寺。 (福知山市・梅雨の花咲く丹州観音寺。)
京都府福知山市に「あじさい寺」と呼ばれ、近隣はもちろん遠くからも多くの花見客を集める古刹があります。関西花の寺霊場第一番札所「丹州(たんしゅう)観音寺」がそれ。関西で最も古いあじさいの寺なのだそうで、園内には1万株にもおよぶ、あじさいが植えられ、参拝客の目を楽しませています。種類も豊富で100種もあるそうで、花の咲き方やカタチ、そして色合いもさまざま。まさに見頃の夏至(6月21日)の日、ピジョンズ・パーク(P.P)もおじゃまさせていただきました。
 
2018.0620
●県外編:明智光秀が築いた城。 (福知山市・桔梗咲く福知山城。)
今から440年くらい以前。日本が戦国時代と呼ばれた頃、武将明智光秀によって丹波の国の現・福知山市内記に築かれた福知山城。縁あって、30年あまり前に再建されたという天守閣を訪ねさせていただきました。
 
2018.0619
●贅沢な休日の過ごし方。 (那賀町木沢・ナカ奧のパワースポット、ファガスの森『高城』。)
剣山スーパー林道の標高1301m地点。雲早入り口から約7km西へ車を走らせると、ファガスの森『高城』が立っています。オフロードバイクを駆るライダーたちや森林浴を楽しむ家族、仲間たちがほっと一息つく憩いの家。ナカ奧と呼ばれる那賀町木沢地区の山を知り尽くす山男で花好きで凄腕のカメラマンで、そしてファガスの森『高城』の名物管理人・地下足袋王子(平井滋さん)との会話を楽しみに訪れる人も少なくありません。ここは、黙っていても、話していても、笑っていても、歌っていても、たっぷり癒してくれる、ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りのナカ奧パワースポットなのです。
 
2018.0618
●ここに梅雨はないの? (那賀町木沢・ファガスの森『高城』の緑。)
梅雨らしいお天気が続いています。降りそうで降らなかったり、黒く道路を濡らしたり。薄暗い空気の色や、窓に垂れる雨粒の濁った感じ…ピジョンズ・パーク(P.P)は、キライじゃありません。けれど、最近太り気味で、カラダの糖分がたまってしまっているのか、(P.P)はすっかり、湿気に弱くなってて、シゴト場のエアコンは一日中かかりっぱなしという状態。まだ、外を歩いている分には平気なのが救いかな。で、剣山スーパー林道の標高1301m地点に開かれているファガスの森『高城』を訪ねました。森の木々の間を抜けてきた風は、さらりと(P.P)のホホをなでて、梅雨の湿気を忘れさせてくれるのです。
 
2018.0617
●すくすく棚田の稲。 (吉野川市川島町・大正池近くの棚田。)
昨年もこの風景に視線を奪われ、心を泳がされたのを、ピジョンズ・パーク(P.P)は思い出しました。場所は吉野川を見下ろす高台で、川島高校にもほど近い大正池を望む、小さな棚田。梅雨を忘れたかのような涼しい日、まだ小さな稲が、初夏の風に揺れていました。
 
2018.0616
●江川湧水に咲く花。 (吉野川市・吉野川医療センター。)
吉野川遊園地の跡地に、地域医療の中核施設として吉野川医療センターが誕生したのは2015年5月。近隣に大きな建物はなく、吉野川を望み、白亜のビルが緑の大地にそそり立つ様は圧巻だったりします。県民の娯楽の殿堂・遊園地はなくなりましたが名所「江川湧水」から湧いた流れは、いまも敷地を潤しています。先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、ジョギングの途中、流れの中に咲くスイレンと、畔を彩るアジサイの風景に出会いました。それはまるで名画のようでもありました。
 
2018.0615
●満開! 愛の花。 (阿波市市場町・日開谷川沿いのアガパンサス。)
市場町を北から南へ流れ吉野川に注ぐ日開谷川。流れに沿って県道12号線から分岐し北へ延びる県道2号線沿いに、無数のアガパンサスが咲き誇っています。最初に見つけたのは1週間ほど前。この時には咲きはじめでしたが、いま、アガパンサスの花が沿道を「愛」色に染めています。※花の名称の由来は、ギリシャ語で愛を意味するアガペーにちなんでいるのだそうです。
 
2018.0614
●季節は転がっていく! (阿波市市場町・田んぼと犬。)
吉野川の北岸、中流域に位置する町。阿波市市場町に、雨がやんだ日。ピジョンズ・パーク(P.P)は、棟上げしたばかりの2階部分、梁の上に立っていました。猫ニンゲンになっていない(P.P)は、高いところは苦手だったりします。──育ち始めたばかりの稲の海を風が泳ぎ、はぐれ犬が畦の橋を歩いていた。梅雨は夏の空にいつか帰ってく──。
 
2018.0613
●梅雨が去るまで寝てようか!  (P.P)番ネコ。
雨は、降ったりやんだり。空は、曇ったまんま。Tシャツはキツイし、文字は見えにくい。だけど、シゴトはひとつ片付いた。てへ(=^・^=)。手に入れたわずかな時間。どうしよかって考える間だけ。次のやること見つけるまで。膝を抱えて、うずくまってる“マ”はなさそうだ。
 
2018.0612
●この誘惑に抗えない! (石井町・食堂「福助」。)
石井町石井字石井444の1。石井町を走る国道192号の南側に平行する旧街道に、食堂「福助」はある。Amazonに入り浸ってはいても書店の前を素通りできなかったり、まんまメジャーよりsus4に指先が泳いだり、決心を揺るがせる何か、よく分からない何かがあったりするのに気づくことがある。食堂「福助」のメニュー「中華そば」も。ピジョンズ・パーク(P.P)が抗えない何かを持っている。金の組み合わせ「うどんとバラ寿司っ」とか超定番「唐揚げ定食!」とか、単品・定食いろいろあって、(P.P)も「今日こそは!」と勢い込んでのれんをくぐるのだけれど、一歩足を踏み込むとスープの香りがほのかに流れて心が揺れる。たちまち初心は絹に包まれて寝息を立てはじめて、席に着く頃には決心なんて熱したフライパンのバターより簡単に溶けてしまってる。そんなわけで、またしても「中華そば」を注文。バテやすい(P.P)の胃腸にほどよく絡むコッテリした味わいで、コシがあるような、ないような麺は、しっかりアツアツで吹いてすすった後の、のどごしもツルリと良い。チャーシューも小振りなのが2枚。多すぎず(P.P)には適量だ。ごちそうさまでした。メニューにあれば、次はカレーを選んでみようか。そのためには、もう少し、のれんをくぐる頻度をあげないとな。
 
2018.0611
●ロケ地に向け発進! (吉野川市鴨島町・浜崎電機とそらぐみ。)
ケーブルテレビ「テレビとくしま」の人気番組「そらたび」は、毎月新映像が更新され、1年余り。徳島県内の知られざる名所を、ドローンを使い動画を撮影。全編澄みわたる4k映像で放送されています。番組は、他のCATVにも配信され県内ネットワークでの視聴はもちろん、和歌山や三重県などの関西近畿地区でも見られるそうです。で、次号以降の放送分取材に出発する「そらたび」制作スタッフ「そらぐみ」のみなさんをパチリ。少しだけお手伝いさせていただいてる特典を駆使した貴重な画を貼らせていただきました。今月は特別編「伊勢志摩・英虞湾」が取り上げられています。次号からは、また知られざる県内チャームポイントが紹介されるようです。楽しみですね。
 
2018.0610
●小径の怪。 (阿波市市場町・日開谷沿いの散歩道。)
日本人は、子ども還りしている──と、ピジョンズ・パーク(P.P)は時々、思ってしまうことがあります。もちろん(P.P)は、アニメもフィギアもチョコレートも気に入っています。でもそれでも、これはいかがなものかと、とまどう光景に鉢合わせることが時折あったりします。(P.P)お気に入りのお花見、散策コース、休憩ポイントを兼ね備えているのが、阿波市市場町を流れる日開谷川沿いの小径(こみち)。桜花や背の低い緑や涼しい木陰や鳥の声や、散策する(P.P)に、たくさんの癒やしが降り注ぎます。ところが、う~ん。少し笑ってしまって…。どうも腰砕けで(=^・^=;)平和な時間を満喫したのです。
 
2018.0609
●咲きはじめた愛の花。 (阿波市市場町・日開谷沿いのアガパンサス。)
阿波市の桜花名所のひとつ、日開谷川沿いの数キロがそれ。県道2号線を挟んだ東側の沿道に、いま青紫色の花が咲き始めています。アガパンサス。別名・紫君子蘭(くんしらん)とも呼ばれる、南アフリカ原産の多年草で、草丈が高く、茎は細く、花部分が大きくて、少しの風にゆらゆら遊んでとても涼やかな光景を見せてくれます。花の名称の由来は、ギリシャ語で愛を意味するアガペーにちなんでいるのだそうです。花言葉もロマンチックで「恋の訪れ」「ラブレター」「恋の季節」だとか、だって。いまだ、なぜこの花の由来に愛が選ばれたのか、ナゾのままですが、ともかく沿道をどこまでも青く彩って揺れるさまは、一見の価値ありなのです。
 
2018.0608
●満開! 花しょうぶ。 (美馬市美馬町・寺町の花菖蒲園。)
ピジョンズ・パーク(P.P)は、誘われているのだろうと思います。花に。花しょうぶに。香りはあまりありません。色は白か青紫。背は高いほう。群生して咲く、花しょうぶにひかれているのでしょう。たったの2度目ですが、もう何度も通い続けたような居心地の良さを感じるのです。場所は美馬市美馬町。古刹が寄り添う寺町と呼ばれる落ち着いた風景の一角を、ふたたび(P.P)は歩いていました。
 
2018.0607
●ほたる祭りの夜。 (上板町・技の館でナイトイベント。)
先週末のこと。上板町のシンボル施設「技の館」で、ほたる祭りが開催されていました。近隣では柿や餅麦、阿波和三盆糖などの特産品が生産され、町内でも活気のある地域として注目されています。技の館の脇を流れる小さな小川「泉谷川」では、ほたるが飛び交い、家族連れなど、ほたる狩りに訪れたみんなの目を楽しませていました。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだ午後8時、ほたるの乱舞が一番の見頃を迎えていました。
 
2018.0606
●伝統を焼く土の香り。 (鳴門市大麻町・大谷焼『佳実窯』。)
ほのかに土の香りが漂っています。鳴門市大麻町大谷は、阿波の伝統工芸「大谷焼」の窯元が軒を並べる焼き物の里。この地に大谷焼が誕生しておよそ240年。藍染めに使われる藍甕や睡蓮鉢といった大物陶器を中心に力強く落ち着いた姿と風合いを進化させてきました。いまでは、花卉や食器、置物など日用品や色合い華やかな装飾品なども焼かれるようになっています。ピジョンズ・パーク(P.P)が、PRのお手伝いをさせていただいている一軒の窯元があります。大谷焼『佳実窯』(窯主・瀧野佳宏さん)です。工房におじゃますると、サラサラとした土の香りが迎えてくれます。冷たい土間に寝そべる番ネコの黒さんや、以前に撮影した懐かしい写真もあわせて紹介します。
 
2018.0605
●無いのに感じる花の香り。 (美馬市美馬町・寺町の花菖蒲園。)
今頃は、見頃を迎えていることでしょう。美馬市美馬町の寺町と呼ばれる寺社が集まる地域があります。その一角で、数枚分の田んぼをハナショウブが咲き、黒い土を華やかに彩っています。先日、近くにシゴトで出かけた際、足を伸ばしました。燦々(さんさん)と降り注ぐ、陽光の下、花は五分咲きでした。
 
2018.0604
●県西部の味覚と休憩の新名所。 (美馬市美馬町・オープンしたばかりの道の駅みまの里。)
美馬市美馬町字願勝寺に新しい道の駅「みまの里」が誕生しました。地名に寺名が入っているのでも分かるとおり、お寺が密集した名所、寺町のすぐそばです。県内16ヶ所目の道の駅として6月2日にオープンしたのを聞いて、ピジョンズ・パーク(P.P)も直に行ってみたいと思っていたのです。そして近所で仕事があったのを機会に、訪ねてきました。トイレも地域交流センターも食堂も真新しく(当然だけれど)、物産センターでは土産物や農産物、加工品なども次第に充実してくるのだろうと期待が膨らみました。
 
2018.0603
●お辞儀が収穫のサイン。 (美馬市美馬町・玉ねぎ畑。)
初夏の陽光が降り注ぐ6月。吉野川では、10m近い竿を伸ばしてアユ釣りに興じる太公望たちの姿が瀬ごとに見られ、遠望するピジョンズ・パーク(P.P)も清流の女王が放つスイカの香りに触れた錯覚を覚えるのです。そんな初夏の畑では、玉ねぎがネギを折って、お辞儀したような格好になると収穫の時期なんだそうです。新玉ねぎの味覚を思って、(P.P)も知らず知らず食いしん坊の表情になってしまっているのです。
 
2018.0602
●すくすく緑の葉畑。 (土成町・初夏に伸びるたばこの葉っぱ。)
かつて徳島県西部の山間や吉野川沿いで、普通に見られた葉たばこ「阿波葉」の栽培風景。この頃ではすっかりみなくなりました。キセルで吸う刻みタバコの原料でしたが、巻きたばこに押され、さらにタバコ離れの昨今、農家さんも葉たばこの栽培から離れて行ったのでしょう。先日、吉野川北岸のマチ・土成町を走る国道318号沿いの畑で、大葉を青々と茂らせたタバコの畑に出会いました。葉たばこなのこ、巻きたばこ用なのか、よくわかりませんが、懐かしい風景でした。
 
2018.0601
●県外編:雨中の庭園。 (京都府綾部市・大本(教)梅松苑。)
前号に続き、ポッポニュースは県外編。綾部市本宮町にある大本(教)の本部・梅松苑を拝観させていただきました。晴れた日などには、拝観、参拝に来る人の姿が多く見られるようですが、この日は平日の昼。さらには雨中と重なって、ピジョンズ・パーク(P.P)のほかに、庭園の世話をする人がひとり。ほかに人影はありませんでした。傘の下で、クツ先がじわじわ濡れていくのを気にするのも忘れて立ち尽くす(P.P)。庭園の緑や池を打つ五月雨が、音色に緩急強弱を加え、それでいて染みいるように統一感のあるリズムが杜にこだましていました。
 
2018.0531
●県外編:みんなの手づくり花園。 (京都府綾部市・グンゼ博物苑の綾部バラ園。)
京都府の北部。明智光秀の城がある福知山市の東隣に綾部市が広がっています。生糸の生産から下着メーカーとして名高いグンゼ創業の地であり、神々の総称「大天主太神(おおもとすめおおみかみ)」を祀る教団、大本(教)の発祥の地としても知られる緑多いマチ。今日のポッポニュースはまずグンゼの歴史を伝えるグンゼ博物苑に設けられている綾部バラ園。市民憩いの広場に、ボランティアの手によって色とりどり、スガタ多様なバラが育てられていました。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねた5月29日。薄曇りの空の下、園内は甘い香りに包まれていました。
 
2018.0528
●丘の上の戦上手。 (小松島市芝生町・旗山の義経騎馬像。)
源平の合戦といえば、源義経の活躍無くしては語れません。一ノ谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いと大きな戦勝をあげた立役者。そして屋島の戦いでは、小松島市の海岸に上陸した義経軍が陸路、屋島へ攻め入り、平家の軍に圧勝したと伝えられています。そんな源義経の勇姿を今に伝える銅像に、小松島市芝生町にある小高い丘「旗山」のいただきで出会えます。台座を含めると高さ6.7mもある立派な騎馬像の背景で、青空に源氏の印「白旗」が舞っています。見上げ見惚れるピジョンズ・パーク(P.P)に、かつての武勇を語ってくれているようでした。
 
2018.0524
●厚み増す杜の緑。 (那賀町&阿南市・四国八十八ヶ所霊場第21番札所太龍寺。)
道の駅鷲の里から太龍寺ロープウェイに乗車。ゴンドラに揺られ空中遊覧を楽しみながら、山犬嶽、舎心(捨身)嶽を過ぎて、虚空蔵菩薩様にご挨拶させていただきました。緑の色を日に日に濃くする境内で、木々の葉は香りを強く放っては虫を誘い小鳥を集め、空に突き刺さる灯籠杉は鮮やかな陰影でボクたちの視線を絡め取るのです。今回のポッポニュースでは、四国88ヶ所霊場第21番札所太龍寺の季節を感じてもらえればと思います。
 
2018.0520
●みどりの少女。 (阿波市阿波町・トウモロコシ畑にて。)
近くのスーパーマーケットをのぞくと、ハウスものスダチが売り場に並んでいました。ああ、夏がやってくるんだなぁ。初夏を遠くに置き去り、本格的なギラギラ陽光が突き刺さった今日のお昼。ピジョンズ・パーク(P.P)は阿波市阿波町にあったシゴトのついでに近くを散策。水が張られてた田んぼには小さな稲苗が強めの風に揺れ、白い砂利が敷かれた庭には弾かれた光線があっちゃこっちゃと反射していました。そしてひざまずく視線の先に、可愛い緑の少女のスガタがありました。どこを見てるのかな。そういえば、そろそろトウモロコシの季節。吉野川市では近年売り出し中の超甘あまのスイートコーン「甘甘娘」が店頭に並び始めます。楽しみなのです(=^・^=)。
 
2018.0518
●神通谷川に初夏の風が吹く。 (神山町上分・せせらぎの里と新緑。)
里山の香りがうたた寝する神山町神領では、はやホタルが舞い始めているのだそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)のポッポニュースではお馴染みの雨乞滝の女神さま宅の庭を明滅する小さな煌めきが、ひとつ、ふたつ、ゆらゆらと光線を描いています。そんな女神さまにお誘いいただき、久しぶりに(P.P)は神山町の深部を訪ねました。上分中津地区を流れる神通谷川のほとり。若葉の緑は透けて、谷を渡る風は濃い色をまとっていました。シーズンを前に(P.P)も、飛び始めたホタルに会いに再訪しようかな。
 
2018.0517
●かちどき橋から。 (徳島市・新町川と眉山のある街。)
徳島市のランドマーク眉山(標高約290m)。小高い丘ほどの高さしかないにもかかわらず、市民はいわずもがな、県民や観光、ビジネスで訪れたお客さんたちみんなに仰がれ、讃えられる存在。流れるようなスガタと秋の空にも似た色合いの変化、ボクたちはいつだって視覚のどこかに意識しているのです。ピジョンズ・パーク(P.P)が、かちどき橋の中央に立ったのは、いつくらい前だったか…。まだ空気はヒンヤリとしていたと記憶しています…。
 
2018.0516
●降り注ぎ満たしてくれるところ。 (阿波市阿波町・四歩一の三社宮。)
吉野川の北岸。ふるさと徳島が誇る稀代の景勝「阿波の土柱」を抱える阿波市阿波町。この町の四歩一(しぶいち)地区に、ピジョンズ・パーク(P.P)を惹きつけてやまない聖域があります。聖域の入り口。堂々とした石の鳥居に掲げられた扁額(へんがく)には「三社宮」と彫られています。鳥居の猛々しさに比べて境内は小さく、ご神木の大クスが太い枝の腕を長々と広げ、聖域全体を暖かく幾重にも包み込んでいます。(P.P)は呼ばれるままに参拝します。そうして大クスが太陽の光線を濾過して搾り取ったチカラの泉を、頭上から降り注ぐままに浴び、ココロの中にあるカラッポのバケツが満ちていくのを感じます。次に招かれるまで、枯れ果てないよに。
 
2018.0515
●おこうっつぁんまであと一息。 (山川町・高越山への中間地点「中ノ郷」。)
今朝の徳島の空は白。強い光が射しているのに、青は見えません。霞も昼にはすっかりとれそうで、ひどく暑くなりそうな気配。さて、本日のポッポニュースは、涼しげな初夏の木陰や花を掲載しました。場所は中ノ郷。川田八幡神社から表参道をたどって約2.5km。標高は555m。おこうっつぁん(高越山・標高約1133m・距離約5km)のほぼ中間地点。丸い溜池ではカエルが鳴き、コイやカメが泳ぎ、水辺でアヤメが花を揺らしていました。扁額に中前寺と書かれた石の鳥居をくぐり、少し休ませてもらった登山者たちは、残りの山行を楽しみにコシをあげるのです。
 
2018.0514
●薫風のスガタを追って。 (川島町・吉野川河川敷の皐月原。)
一年のうちで最も過ごしやすい季節だと感じているのは、ピジョンズ・パーク(P.P)に限ったことではないでしょう。薫風が吹く皐月の草原を思うだけで、ココロは爽やかになり、駆け出したくもあり、うたた寝したくもあり、心地よさだけが先行して肌を撫でていくのです。吉野川市川島町の河川敷。センダンの森が白い花をこぼして、紫色に染まっていく──。風が薫るわずかな時、(P.P)もココロを草原に投げ出してみるのです。
 
2018.0513
●ここにもいたか! 樹齢約700年の大クス。 (山川町・井田の大楠)
出逢いとは、なんとも不思議な縁の結晶なのです。「呼ばれる」「引き合う」といったエネルギーが、何かしらのきっかけをもって、両者の間に生まれることで発生するミラクルイベントなのです。ピジョンズ・パーク(P.P)が、「井田の大楠」と出会ったのは、きっと井田神社の祭神・猿田彦命(あるいは井田権現)の采配をいただいたのだろうと感じるのです。まずはこの大樹を目標に足を運び、そうして近いうちには井田神社に参拝させていただき、史跡・井上城趾もたずねさせてくれるものと期待しています。というわけで今日のポッポニュースは、井田の大楠(山川町井上67)を紹介します。樹齢はおよそ7o0年。吉野川市教育委員会が設置している紹介板によれば、樹高は24m、枝張り直径42m、幹回り8.1m、根回り32.1mの巨樹。吉野川市指定天然記念物となっています。

●香りとろけるローズガーデン。 (藍住町・バラ園の春のバラまつり)
春は花の季節。藍住町のバラ園で恒例の春のバラまつりが5月13日(日)まで開催されています。先日、ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだ折には、園内に甘いバラの香りが立ちこめ、訪れた花見客の表情を蕩(とろ)けさせていました。香りに酔い、彷徨っていた(P.P)に、約270種、1000株が栽培されているといわれる園内で薔薇(ばら)を手入れされていた方が話しかけてくれました。帰ってから追加で調べた内容とあわせて要約すると、園芸品種は現在、世界で3~4万種ほどあるのだそうで、その原種は150~200種ほど。そして重要な原種と考えられているのが7、8種に絞られ、そして、そして、そして…日本原産のものが3種!!! すなわちノイバラ、サンショウバラ、ハマナスと呼ばれるもの。葉っぱの数も園芸品種が5枚であるのに対して、オールドローズは7枚、さらに原種は11枚に増える。葉を減らして見栄えを良くしたのが現在の豪華な園芸品種なのですね。バラの開花季節は初夏に続き、秋。バラのことを少し調べてだけで、はや待ち遠しくなっている(P.P)なのです。

●ロード&登山&トレイルで出会える樹花。 (山川町・船窪つつじ公園のオンツツジ。)
ピジョンズ・パーク(P.P)恒例の初夏Runningイベント敢行! 吉野川医療センターから吉野川土手みちに乗り、山川町の八幡神社に参拝、高越神社・高越寺参道を這い上がって、船窪つつじ公園に向かう尾根道をトレイルRunning。(P.P)的トライアスロンの折り返し地点であり目的地の船窪つつじ公園では、シンクの花を満開させたオンツツジの群落がヘトヘトウキウキの(P.P)を、例年通りの笑顔で出迎えてくれました。
 
2018.0510
●天狗の山の麓の社で。 (山川町・川田八幡神社の注連縄)
秋祭りの勇壮な神輿渡御で知られる川田八幡神社。「おこうっつぁん」の愛称で親しまれる阿波富士・高越山(標高約1133m)の山頂近くに開かれた高越寺、高越神社への参道入り口。ピジョンズ・パーク(P.P)は、初夏の声を聴くため、毎年、ゴールデンウィーク明けに参拝するのです。
 
2018.0509
●県外編:シルクの都へ、初入場。 (京都府綾部市・グンゼ博物苑)
福知山には踏み入れたことはあった。確かにありましたっ! けれど隣町、綾部市は?と問われれば、ピジョンズ・パーク(P.P)は「はじめてっす」と答えなければなりませんでした。でも、縁あってやっと…てへ。そして綾部市といえば、蚕糸(さんし)の生産で栄えた町。というわけで、まず足を運ぶべきはココ、グンゼ博物苑。撮影可能な庭園と、創業蔵、それから近隣の通りを掲載しときます(=^・^=)。
 
2018.0508
●さて、今日もがんばろっ! (P.P)番ネコ。
「ねぇ、ねぇ、ご主人。お腹がすきました」「ノドも乾いています」「トイレも掃除してほしいよ」「毛繕いも忘れないで!」これだけのことを、ピジョンズ・パーク(P.P)の番ネコは、「ニャァ~~~~」の一声と、スリスリのボディランゲージ一発で伝えます。永く一緒にいるとそういうのことができるようになります。うらやましいですか?
 
2018.0507
●咲き乱れる希少な山岳植物。 (吉野川美郷・美郷青少年キャンプ村「ほたるの里」。)
希少な山岳植物が満開しているとの情報に接し、ピジョンズ・パーク(P.P)は直ちに出動、これを目撃せんとす。当日、天気晴朗なれども風強し。というわけでゴールデンウィークの一日、(P.P)は片道21kmあまりの道のりを踏破して、向かったのは、吉野川市美郷の山間に広がる美郷青少年キャンプ村「ほたるの里」。急な山肌に守られた花園はまさに花真っ盛り、希少な山岳植物クリンソウやエビネランが咲き乱れていました。
 
2018.0506
●標高1301mの賑わい。 (那賀町木沢・アウトドア派が集まるファガスの森「高城」。)
ゴールデンウィーク最終日。夕方から、ふるさと徳島は雨になりました。楽しかった長期休暇、みんなはどんふうに過ごしたんだろ? ピジョンズ・パーク(P.P)は請われて、一日、ファガスの森「高城」でお手伝い。ファガスの森「高城」は、未舗装道日本の長さ(総延長87.7km)を誇る剣山スーパー林道のレストハウス。丸太づくりのコテージ(5棟)やバーベキューハウスを備えた宿泊施設でもあります。(P.P)が接客というか洗い場で汗を流したこの日も、全国から多くのアウトドアファンらが訪れ、当施設の名物料理「シカ肉カレー」や「シカ肉ハンバーガー」に舌鼓を打っていました。剣山スーパー林道は緑を深め、いよいよシーズンの本番を迎えます。(P.P)も、新緑や雲海や濃霧や樹花や、そしてファガスの森「高城」の主で、山歩きのプロフェッショナル、さらには最近「地元写真界の巨匠(?)」とも呼ばれていらっしゃる地下足袋王子との談笑を楽しみに、せっせと通いたいと思うのです(=^・^=)。
 
2018.0505
●なんか忘れてないですか? (P.P)番ネコ。
「おいしいおやつとか、毛繕いとか、ちゃんとやることやってから、行楽に出かけてくださいね」と、(P.P)番ネコ。

●忌部神社につながる2摂社参拝。 (山川町・岩戸神社&建美神社)
ジョギングの途中、ピジョンズ・パーク(P.P)が時折、参拝させていただく神社があります。阿波忌部の祖神・天日鷲命がまつられた山川町の忌部神社。この忌部神社に付属する神社、つまり摂社に先日、2社一度に参拝させていただきました。岩戸神社と同じ境内に建つ建美神社さん。二拝二拍手一礼で、お招きくださってありがとうございました。
 
2018.0503
●みどり深まるオフローダーの聖地。 (那賀町木沢・地下足袋王子の宿・ファガスの森「高城」。)
徳島県上勝町の起点から那賀町木頭の終点まで総延長87.7km。日本一の長さを誇る未舗装道「剣山スーパー林道」は、四輪駆動車やオフロードバイクを駆り、自然に親しむみんなの聖地的存在として愛されています。そんな日本一の林道沿いで、休憩・宿泊施設を備えたレストハウスが営業しています。地下足袋王子(平井滋さん)が相棒のブンコさんと、そして登山やお酒や写真を介してつながった愉快な仲間たちと、笑顔のもてなしを続けています。ナカ奧と呼ばれる那賀町木沢・木頭地区につらなりそびえる標高1500m~2000m近い山々も、新緑に輝いています。これからいっそう緑が深まっていくのにしたがって、空気は澄み渡ります。今シーズンも、ピジョンズ・パーク(P.P)は、せっせと通ってリフレッシュさせていただくつもりなのです。

●なにかご用ですか? (P.P)番ネコ。
「いまちょっと眠いので、気が向いたらでいいですか?」と、(P.P)番ネコ。むりに抱っこしなくても、癒やしのおシゴトはこなしてくれてるのです。
 
2018.0501
●若き「かいじょ犬」始動。 (東みよし町・川上和彦くんとあさひ号。)
ピジョンズ・パーク(P.P)がつづるポッポニュースではお馴染み、色えんぴつ画家の川上和彦くん。車いすに乗る画伯のもとに、この春、相棒となる介助犬「あさひ号」がやってきました。介助(かいじょ)犬とは、日々の暮らしの手助けをしてくれる、うれしいパートナー。落としてしまったスマホや床に置いたカバンなどを手の届く高さまで拾い上げたり、クツや靴下などを脱ぐ手伝い、ドアの開け閉めなど、さまざまな暮らしの場面をフォローしてくれる存在なのです。年はまだ、2歳にならない「あさひ」。周囲には興味深い物があふれ、ジッとしていられないお年頃ですが、ご主人である画伯の指示に一生懸命に従っていました。ピジョンズ・パーク(P.P)も、そばに行きたいのを我慢。まだまだ進化途中の「あさひ」からは、少し離れた場所にステイして、様子をみさせてもらいました。もう少し先、次に会う頃には、offの時間をもらってね。あさひを撫でたくて仕方ない(P.P)なのであります。
 
2018.0430
●県外編:花の山へ。 (新居浜市・西赤石山のアケボノツツジとか。)
新居浜市にそびえる石鎚山系の一峰、西赤石山にはじめて登ってきました。標高は約1626m。旧別子銅山の東平(とうなる)から、銅山越からサクサクっと山頂へ。はじめての山でしたが、コースは整備されて分かりやすく、なによりさまざまな花たちが迎えてくれて、ピジョンズ・パーク(P.P)を楽しませてくれたのです。
 
2018.0429
●県外編:ボタンが香る色彩の境内。 (新居浜市・慈眼寺の春まつり。)
先日のこと。ピジョンズ・パーク(P.P)は思いついて、新居浜のマチを走っておりました。そうして行き着いたのは、正法山「慈眼寺」(じげんじ)。境内から甘い香りが漂ってくるのにつられて参拝させていただくと、そこはボタンを中心に生花が色とりどり咲き誇り、来観者を迎え入れていました。折しも、春まつり。秀吉の四国攻めや別子銅山にかかわる伝説が残る曹洞宗のお寺で(P.P)もしばしお花見を楽しませてもらいました。
 
2018.0428
●滝壺に轟く新緑の瀑音。 (那賀町木沢・県内三大名瀑の大釜の滝。)
山国と評され、県民自らも称する徳島県にあって、いっそう山深いことで知られる県南の町ナカ(那賀町)。山があれば、谷が割れ、そこに滴(しずく)が生まれます。しずくはしずくと出逢っていつか清冽な流れに育って、深い淵に落ちて行くのです。徳島県三大名瀑に数えられる大釜の滝は、ナカ奧と呼ばれる深山で、巨岩を洗い続ける沢谷川に彫られた奇絶のひとつ。新緑に萌える4月、ピジョンズ・パーク(P.P)は冴えた空気で髪を梳き、淵の縁で思う存分に、くつろぎの時を過ごしてきました。
 
2018.0427
●逞しく咲く、野生のアヤメ。 (那賀町木沢・シャガの群生。)
国道193号といっても、かろうじて舗装されているだけでセンターラインの無い細く曲がりくねった登坂みち。すなわち道路の際まで、ほぼ手つかずと言ってしまって差し支えない緑が迫っているということです。そんな国道のそば、釜ヶ谷渓谷から流れ出る沢谷川は清廉な水しぶきをあげ、深い緑に染まった森の中に、シャガの群生地を育てています。そうして通りかかったピジョンズ・パーク(P.P)の目に飛び込んで、たやすくココロを奪ったのです。
 
2018.0426
●赤に萌える憩いのランドマーク。 (吉野川市鴨島町・向麻山のツツジ。)
吉野川市鴨島町のランドマーク「向麻山」。「こうのやま」と読み、標高は約92m。丘に近い、可愛らしい山。春、枝垂れ桜やソメイヨシノが山頂をおおい、吉野川や徳島市、遠く淡路島を望む山頂に、多くの花見客が訪れます。そして初夏を間近にした今、憩いの公園はツツジの花色に包まれています。そうしてピジョンズ・パーク(P.P)は、この花の丘をのぼりきり、山頂の竜眼・御嶽神社にお参りさせていただいて、花見のお礼を申し上げるのです。
 
2018.0425
●軽トラック一台分!!!のスリル。 (那賀町簗の上・簗橋と西法寺。)
確かに、細い橋はたくさんあります。吉野川市川島町や美馬市脇町を流れる吉野川にかかる潜水橋(もしくは沈下橋)は欄干もなく、クルマの離合はできないものも多くみられます。でも、高さはそれほどなくて、というか、川面に近く、だからこそ増水時には通れなくなったりするのですが。ただ平時、これほどの高さにあり、そして細く、さらには欄干もコシより低いという恐るべき橋はそうそう出会えるものではありません。ナカ(徳島県那賀町)の相生地区、鮎川と簗の上をつなぐ簗橋(やなばし)を見て、高所ハンターを自認するピジョンズ・パーク(P.P)には、素通りすることなんてのは到底出来ませんでした。一歩目は大胆に、そして二歩目からはおそるおそる、端が見えてきたら素早くというのが、こうした橋を楽しむためのセオリー。(P.P)はそうしてたいてい、中央部で動けなくなり…、ではなくしっかりと踏ん張り、眼下に広がる水景を目蓋に焼き付けるのです。そうやって切り取ってきた風景を読者のみんなにも少しお裾分け。
 
2018.0424
●緑に包まれる山田織部家旧菩提寺。 (那賀町鮎川・延命山瀧寺とねじれた巨木。)
ナカ(徳島県那賀町)を潤して流れる那賀川。清流が見せてくれる景勝・鷲敷ラインを眼下に、上流のナカ奧へ向かう途中、相生地区の鮎川で、いつも気になっていた木がありました。国道195号の縁(へり)にしがみつくように生えた巨木は、太い幹をよじり、ねじって、流れに落ちまいと頑張っているように見えるのです。近くでしっかり見てみようと、道路を挟んだ対面の広場にクルマをとめさせてもらうと、延命山瀧寺の文字が刻まれた案内が。山田織部家旧菩提寺と説明されていました。どうも、蜂須賀(家政)氏に逆らった地元の豪族による反抗「仁宇谷一揆」を鎮圧し、後に仁宇谷一円を治めたのが山田織部家。その当主・山田織部宗重のお墓は現在、徳島市の丈六寺に建っているそうです。ねじれた巨木に誘われて、ピジョンズ・パーク(P.P)は、地域の古い伝説に出会うことができました。
 
2018.0423
●植物界のパンダ?! (那賀町・相生森林美術館のハンカチの木。)
標高2000m付近に自生する中国原産の珍しい木が、木をテーマにした珍しいアートミュージアム相生森林美術館に育っています。木の種類は、ハンカチの木。ジャイアントパンダを発見したフランス人宣教師アルマン・ダヴィッド神父がこれまた発見したことから、植物界のパンダとも称されています。4月下旬ころ、一枚の葉が白く変わり、まるでハンカチを干したように見えることからこんな名前が付けられたそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねたのは、4月20日、三日前の晴れた日のことでした。
 
2018.0422
●旧家の隠し部屋!!! (井川町・島尾菓子店さんの奥座敷。)
お亥の子菓子で知られる菓子店さんが三好市井川町でこうばしい香りと伝統の味を守り続けています。うだつを備えた旧商家の佇まいも残る通りで昭和5年から創業を続けている島尾菓子店さんです。お亥の子菓子というのは、「おいのこがし」と読んで、遠い昔からつい最近まで行われていた行事に使われる菓子で、収穫祭の日に子どもたちが家々を巡ってこの菓子をもらっていたのです。いまは、そうした行事はどこかに潜んでしまいましたが、お亥の子菓子は生き延びて、かつての物語を伝えています。ピジョンズ・パーク(P.P)がおじゃまさせていただいたのは、島尾菓子店の3階。菓子店を始める前は、刻みタバコを作っていた商家だったそうで、たいへん繁盛したのだそうです。で、夜な夜な3階の小部屋に取引先さんやお得意さんらが集まって、会合したり、酒宴したり、ときには賭け事に興じたりと賑やかだったそうです。(P.P)にこの話を聞かせてくれたのは、島尾菓子店の当主さんで、(P.P)ではお馴染みの色えんぴつ画家・川上和彦くんの義父。今から130年も前の話だそうです。
 
2018.0421
●空を目指す甘い香り (神山町・神光寺のぼり藤。)
春爛漫と言えば、百花繚乱する色のシーズン。早春の白色から黄色、桜色、そしてイチハツやアヤメ、桐、センダンと青紫の花色が席捲する今、藤が吠えています。山藤は田舎道の脇や山肌を彩りながらブラ下がり、観賞用の藤は藤棚に頼ってボクらを喜ばせてくれます。そうして、神山町の古刹・神光寺(じんこうじ)では、ぶら下がることに飽き足らず、空に向かうことをはじめた大藤が多くの鑑賞者を集めてます。通称、神光寺のぼり藤。でもね巨体は人々の注目を集めるためだけじゃなくて、きっと空に種子を落とし、根を張りたいと思っているのに違いない!とピジョンズ・パーク(P.P)は思うのだよね。
 
2018.0420
●春に葉を落とし、若葉を育てる木。 (那賀町・相生森林美術館のクスノキ。)
那賀町相生の美術館、相生森林美術館の前には緑があふれています。中でも象徴的なのは枝を大きく広げ、青々と葉を茂らせているクスノキ。春とは思えない夏のような陽光を避けて、ピジョンズ・パーク(P.P)は、やさしい木陰に入らせてもらいました。見上げると真っ赤な紅葉、そして薄緑の新緑、足下には枯れた葉が積もっていました。そうクスノキは4月に紅葉し、葉を落とし、新緑を育てる木なのです。
 
2018.0416
●届いた! 強い味方。(An iMac, I make a setup.。)
本日のふるさと徳島の空は、入浴剤をケチったお風呂のように、間の抜けた白色に霞んでいます。それでも風は心地よく感じられます。モヤモヤしたアタマをスッキリさせるためハシルのが一番なのだけれど、現在まで缶詰状態。外に一切出ていないピジョンズ・パーク(P.P)が、なんでまた風を感じられるのかといえば、宅配の人が(P.P)シゴト場に、待望の新機を届けてくれたから。迎え入れたドアから心地よい肌触りの空気が流れ込んできたのです。で、何が運ばれてきたのかといえば、(P.P)がシゴトをはじめて以来の最強スペックiMacが1機。ま、毎回ストロンゲストなマシーンになるのは当然なのですが…(=^・^=)。さっそくセットアップといきたいのですが、早急に終えなければならない、ひとシゴトが3件ほど。4件目も急ぐのですが、これに新機を導入できればいいなと期待してたりします。今は外箱だけ。さて、残りのシゴトがんばろっ。
 
2018.0414
●水面を映した青空を泳ぐ。(阿波市土成町・宮川内ダム公園の鯉のぼり。)
戸外では、強い風の音が尾を引いています。予報では、これからますます強くなるのだとか。花が落ち始めた、いただきものの蘭を庭に出してしまったのだけれど、残りの花もきっと飛んでってしまうのに違いありません。週末の今日のポッポニュースは、阿波市土成町を流れる宮川内谷川の水を蓄えた宮川内ダム湖畔を眼下におよぶ鯉のぼりの群れを紹介します。ダムは昭和39年、第1回東京オリンピックの年に誕生し、以来、近隣の灌漑に利用されてきました。そうして春の桜や新緑、夏の深緑、秋の紅葉とふるさとの四季を目で楽しませてもくれます。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねた一昨日、薫風を待って、コイたちも大空を泳いでいました。
 
2018.0411
●せせらぎのそばのネコ画展。(三好市山城町・鳥の巣カフェinたなかきみよ個展。)
ポッポニュースでは、お馴染みさんとなっていただいたイラストレーター・たなかきみよさんの個展が、三好市山城町の鳥の巣カフェさんではじまっています。清流・新宮谷川を眼下に楽しめる店内ギャラリースペースには、たなか画伯、恒例の多数の猫たちをモチーフにした作品を中心に、新作をはじめ30点ほどが展示されています。また今回は、販売可能作品の展示もあり、気に入れば額付きでの購入もできます。展示期間は今月末までだそうです。おいしい食事とともに、一匹ずつみんな違う猫たちの表情もお楽しみください。
 
2018.0410
●隣の春色。(吉野川市&阿波市・花爛漫。)
ふるさと徳島の今日の空は、春霞。それでも明るい春の光は満遍に降り注ぎ、ピジョンズ・パーク(P.P)の薄暗いシゴト部屋の隅まで差し込んで、掃除への意欲を駆り立てるのです。本日のポッポニュースは、 (P.P)が近隣で出会った春の元気を紹介します。鮮やかな色に染まり、すっくと伸びた植物たちのスガタに、生命の躍動を感じてもらえればと思います。
 
2018.0409
●桜花シリーズ:桜花の暗渠。(勝浦町・生名谷川のさくらまつり。)
2018年桜花シリーズのラストは、勝浦町を潤して流れる生名谷川を包み込んで咲く桜の並木。まさに桜花の暗渠(あんきょ)。「勝浦さくらまつり」期間中、流れに乗って桜花を楽しむ遊覧舟が営業し、岸辺ではアメゴ料理やコーヒーショップなど屋台が立ち、カラオケ大会なども開かれていました。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだこの日、同町を上げての春イベント「ビッグひな祭り」もちょうど30回の節目の年にあたり、3万体におよぶひな人形が飾られたひな壇人気とあいまって、多くの人出で賑わっていました。
 
2018.0408
●地表に咲く桜。(吉野川市美郷・高開のシバザクラ。)
桜花が散って、寂しくなるかと思いきや、今度は春をいっそう深める地表の桜が開花して、みんなの目を楽しませてくれます。地表に咲く桜、それはシバザクラ。石積みの景観で知られる吉野川市美郷の高開地区でシバザクラが満開しています。晴れが続いたお陰で、シバザクラの咲き具合がここ数年で特にいいそうで、たしかにピジョンズ・パーク(P.P)の期待以上の花景が広がっていました。段々畑ではなく、空にできるだけ近づくために築かれたんじゃないかと信じたくなる石積みの光景を色とりどりのシバザクラが彩る光景は、もうしばらく見られそうです。お茶のお接待や地元の特産品が販売される「高開石積みシバザクラまつり」は23日(日)まで開催されています。
 
2018.0407
●桜花シリーズ:丘上の舞台で踊る花びら。(つるぎ町半田・於安パークの夜桜。)
春の陽光の下で、桜花は輝きます。そしてピジョンズ・パーク(P.P)は知っています。そんな桜花を見上げるとき、ボクたちの瞳も輝いていることを。ある夜、そして(P.P)は知りました。人工の光の上で、桜花が輝くことを。そして光の中で桜花は踊ります。昼も夜も風が奏でるリズムに合わせて。そんな光景を(P.P)が目にしたのは、つるぎ町半田の丘の上。安産や子授けに霊験あらたかな古刹「於安御前」が建立された於安パーク。1000本とも言われるソメイヨシノが植えられた園内は広く、ゆっくりと散策を楽しみ、夜桜の輝きに魅せられた人影と笑い声が、遅くまで絶えることはありませんでした。
 
2018.0406
●桜花シリーズ:古刹を彩り散りゆく春色。(阿波市土成町・第8番札所熊谷寺の桜花。)
吉野川市美郷の高開地区では、シバザクラが満開の見頃を迎えているそうです。連載してきた桜花シリーズもそろそろ終了でしょうか。今号のポッポニュースが取り上げるのは、阿波市土成町の古刹、熊谷寺(くまだにじ)の桜花。ご存じ四国88ヶ所霊場の第8番札所。高野山真言宗のお寺で、本尊は千手観音菩薩。そしてこの古刹の境内なかで最も特徴的な建物が、仁王門です。高さは12.3mの木造建築で、県の重要文化財に指定されています。そんな熊谷寺の境内は枝垂れ桜をはじめ沢山の桜の木が植えられて、お遍路さんをはじめとした参拝客の目を毎シーズン楽しませています。もちろんピジョンズ・パーク(P.P)も、嬉々として足を運ぶのであります。
 
2018.0405
●桜花シリーズ:赤い欄干とさくらの競演。(吉野川市鴨島町・三谷寺と八幡神社の桜花。)
鴨島町森藤地区に真言宗の三谷寺があります。小さな流れを挟んで八幡神社の鳥居があり、その周辺や、赤い欄干の橋の脇に、枝振りのいい桜が花を満開させていました。八幡神社にお参りをすませ、ピジョンズ・パーク(P.P)は、謹んで桜花見物をさせていただきました。※今号は、よくたましげに(=^・^=)たくさん、載せました。楽しんでくださいね。
 
2018.0404-2
●桜花シリーズ:はじめてのお花見名所。(吉野川市鴨島町・梨の峠の桜花。)
吉野川市鴨島町と名西郡神山町を山越えで結ぶ県道31号線。その鴨島町側、森藤地区をつづら折りに延びるワインディングロード(Winding Road)を包み込むように、桜の大樹が育っています。梅花のシーズン。この少し前に、ピジョンズ・パーク(P.P)はこの道を越え、梨の峠を経由して、神山町阿川へ梅花のお花見に行ったとき、桜のたくさん植えられていることに気づいたのでした。満を持して、確認に行くと思ったとおり、咲き乱れる桜花がトンネルを作っていました。ドローンによる画像とともにお楽しみください。
 
2018.0404-1
●桜花シリーズ:峠を彩る春の色。(吉野川市川島町・峯八峠の桜花。)
吉野川市川島町と山川町を結んで、吉野川南岸の山肌に延びる通称フルーツロード。ちょうど中間地点の峯八峠に植えられた桜に花が咲くと、対岸の土成町からも桜花を色を確認できるほど、大きな木があり、そして本数もそろっています。ピジョンズ・パーク(P.P)が毎シーズン、必ず足を運ぶお気に入りのお花見ポイントです。
 
2018.0403
●桜花シリーズ:天日鷲命様とお花見。(吉野川市山川町・忌部神社の桜花。)
あっという間の桜花シーズンでした。一気に咲いて、そして盛大に散った今年の桜花。ピジョンズ・パーク(P.P)もシゴトの合間を縫ってというか、そっちのけみたいになって、走り回りました。というわけで、本「桜花シリーズ」も大詰め。一気に放出します! まずは、山川町の山里に鎮座する忌部神社の境内と周辺の桜花です。ドローンによる画像とあわせて、お楽しみください。
 
2018.0402
●桜花シリーズ:気延山麓の春らんまん。(石井町・前山公園の桜花。)
今号のポッポニュースも石井町の桜花。前山の麓に広がる憩いの公園です。名称は前山公園。30年ほど以前に整備されました。敷地中央の大きな池を中心に植樹されたソメイヨシノや枝垂れ桜などの桜花が咲き乱れて、多くのひとを呼び込んでいます。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは、3月30日(金)のお昼。満開の桜花を楽しみましたが、今日あたり、桜吹雪が楽しめるかもしれません。
 
2018.0401
●桜花シリーズ:神域で、まったりと春。(石井町・神宅神社の桜花。)
場所は、石井町石井字石井2254。石井だらけの小高い杜の中。神宅(かんやけ)神社の境内です。旧農大の桜花のトンネルは県内でも桜の花見名所のひとつとしてよく知られていますが、すぐそばの高台で、ひっそりと開花させる桜の古木。ピジョンズ・パーク(P.P)のお気に入りお花見プレイスの上位だったりします。
 
2018.0331
●桜花シリーズ:スマート回廊その3。(那賀町相生・相生森林美術館を包む桜花。)
山深い徳島県にあっていっそう緑が濃い県南の町、ナカ(那賀町)。森をたくさん抱えるこの町で、木をテーマにした町立美術館がスマート回廊の内に、あじさい湖を望んで建っています。そして美術館の周辺は、ソメイヨシノやエドヒガン、そして樹勢あふれる枝垂れ桜が植樹され、一斉に開花。ピジョンズ・パーク(P.P)は桃源郷を歩いてきました。
 
2018.0330
●桜花シリーズ:スマート回廊その2。(那賀町相生・川口ダムを彩る桜花。)
改修工事が進む川口ダムは、那賀川中流部に設けられている、堤の高さ30mにおよぶ重力式コンクリートダム。せき止められる水量は6,463,000 m³で、東京ドーム5杯分あまり。1960年に誕生して58年。地域にはお馴染みの風景となっています。そしてこのダム施設がこしらえる人工湖はあじさい湖とも別称される紫陽花の花見メッカ。それと同時に桜花の花見どころとしても知られます。ダム施設周辺も言わずもがな。今号のポッポニュースでは満開の桜花を昼、夜、上空から紹介します。
 
2018.0329
●桜花シリーズ:スマート回廊その1。(那賀町相生・もみじ川温泉前のライトアップ。)
ナカ(那賀町相生)の川口ダム湖は、あじさい湖の別名でも親しまれる美しい人工湖。そして今は、湖畔をピンク色に染める桜花のシーズンとなっています。緑濃く花が咲き乱れるナカの中でも、桜花見物の名所として地域のみなさんに親しまれるのはもちろん、町外からも桜花を求めて足を運ぶ花見客は少なくありません。今回のポッポニュースでは、あじさい湖をぐるっと一周するスマート回廊約4kmのうち、もみじ川温泉周辺の桜花を掲載します。
 
2018.0328
●桜花シリーズ:神域の花色。(吉野川市鴨島町・JR鴨島駅前通りの天満神社/八幡神社。)
2018年の桜花シリーズ第3弾は、JR徳島駅前通りの西側に鎮座する天満神社/八幡神社の彩りです。ピジョンズ・パーク(P.P)が御祭神に呼ばれたのは昨日の昼。自転車のブレーキの音を軋ませながら参拝させていただいた境内ではソメイヨシノの大木が満開の見頃を迎え、境内を訪れていた外国人の女の子たちも自撮りに夢中の様子でした。平和な一日は、ひとを惚けさせることはなくて、安心だからこそ、チャレンジする余裕がうまれるのだと、知りました。
 
2018.0327
●桜花シリーズ:いきなり満開だよ。(吉野川市鴨島町・江川鴨島公園の賑わい。)
目が覚めたら、いきなりピンク色の世界になってました(=^・^=)。今日の撮れたて花景は、江川鴨島公園から。昨日の朝、向麻山公園で桜花を見上げたピジョンズ・パーク(P.P)は、焦燥感に駆られて今日のお昼、吉野川市のお花見名所に自転車を走らせました。案の定、公園の空は桜花で覆われ、その下には、家族連れやお花見客の笑顔があふれていました。桜花は満開。今週がお花見のピーク。桜花を心待ちにしていた読者のみんなと同じように、(P.P)も忙しくなりそうです。
 
2018.0326
●桜花シリーズ:丘上の枝垂れ桜は今日満開。(吉野川市鴨島町・向麻山の山頂広場。)
吉野川市鴨島町のランドマーク向麻山(こうのやま・標高約92m)。テニスコートや遊具広場、山頂の展望広場、林間遊歩道などが整備され、市民憩いの公園として親しまれています。向麻山は、桜花の名所としても地元で知られています。枝垂れ桜の巨木がひときわ目を引き、ソメイヨシノ、エドヒガンも大きく育って、花見客を楽しませてくれます。ちなみに、赤い葉が花と同時に咲いている木もあって、これはヤマザクラ。花の数も少なく慎ましやかな印象。これに対してエドヒガンや交雑種のソメイヨシノは花だけが先に咲いて、花の数も多く、いっそう賑やかに感じられます。今日のポッポニュースは今朝の向麻山の桜花のようす。枝垂れ桜や山頂広場のソメイヨシノは満開! 今週前半が見頃のピークのようにピジョンズ・パーク(P.P)には見えました。
 
2018.0325
●里山も花盛り。(吉野川市川島町・フルーツロードの樹花。)
桜の便りをたずねて吉野川市川島町と山川町をつなぐパイロット道路、通称フルーツロードへクルマを走らせたのは3月24日(土)。道路脇のヒガンザクラやヤマザクラが咲き、そして忌部神社のソメイヨシノもパンパンに花芽を膨らませていました。途中、スモモやハナモモ、ハクモクレンやタムシバ、啓翁桜が整然と植えられた傾斜を見つけたピジョンズ・パーク(P.P)。ハナモモの出荷作業をするおじいさんに断って、園内を見学させてもらいました。
 
2018.0324
●新芽と若鳥と。(吉野川市鴨島町・江川鴨島公園の噴水池。)
十日ほど前の晴れの日。ピジョンズ・パーク(P.P)は、吉野川に大昔に作られ維持されている柿原堰でお弁当を広げました。柔らかく降る陽光で甲羅を干し、清々しく吹く春風に髪を梳(す)いてもらって、大満足したその帰り、「欲たましく」(欲張って)、春の公園に道草しました。江川湧水の澄んだ流れを利用して設けられた市民憩いのスポット「江川鴨島公園」です。地元では桜のお花見名所として知られ、普段からお弁当を広げたり、小さな子どもを遊ばせたりと、多くの人たちに親しまれています。桜が花芽を膨らませていたこの日、柳はライトグリーンの新芽を萌やし、一年目の若鴨たちが親鳥といっしょに水浴びを楽しんでいました。そして、お弁当でお腹を膨らませた(P.P)は、来たる開花の感動に想像を膨らませていたのです。
 
2018.0323
●梅花のシーズンに満開する啓翁桜!(神山町・阿川梅の里その②。)
早咲きの桜。河津桜や冬桜、寒桜、徳島なら蜂須賀桜が早々に咲いて、春を心待ちにする花見客を喜ばせ、今がシーズンの梅花を震え上がらせたりします。そして、県内屈指の梅どころとして知られる神山町阿川でも、早咲きの桜が梅花を席捲する勢いで見頃を迎えていました。桜花の名は啓翁桜(けいおうざくら)。ほかの桜のように太い幹から枝をたくさん伸ばすのではなく、細い幹が林立するかたちで育ち、ピンク色の花をたわわに春風に泳がせます。調べると、接ぎ木による品種改良で誕生した桜花だそうで、早春に観賞用の切り花ととして出荷されるのだそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)にこの桜の名前を教えてくれたのは、ポッポニュースではお馴染みの雨乞い滝女神さま(麻空弘美さん)です。山越えで桜花見物にうかがった(P.P)を枝垂れ梅(しだれうめ)の名所へご案内くださる途中、「ピンク色で満開の桜があるやろ。あれが啓翁桜っていうてな、昔はこのあたりでたくさん出荷しよったんじゃけど、高齢化でできんようになったんよ」と教えてくれました。そう聞けば、切られなくなって久しいのか、大きく伸びてもう人の手が届かない高さで花を満開させた啓翁桜が美しくもあり、いっぽうで哀しげにも(P.P)には見えたのです。
 
2018.0322
●しだれ桜の里は今、梅花の香り。(神山町・阿川梅の里その①。)
春分の日。吉野川市鴨島町から県道31号を伝って小山を越え、南に隣接する神山町に梅林を訪ねました。場所は阿川地区。県内屈指の梅どころでは手入れの行き届いた梅林が紅白の花を咲かせて、まるで桃源郷、いや梅源郷を想像させてくれる美しい風景をピジョンズ・パーク(P.P)に分け与えてくれました。雨が続いたけれど、花はまだひょっとすると残っているかもしれません。週末、しだれ桜のつぼみの膨らみ具合を見るのもあわせて、残り梅花(香)を探しに足を運んでもいいかもね。
 
2018.0321
●懐かしいマチとアジと。(徳島市・JR徳島駅前の交差点。)
古き佳き風景は、山間や里や寂れた港やほとんど人通りのない「銀座通り」にのみ残っているわけではありません。県庁所在地の中心地、徳島市寺島本町あたりにも昭和、いやもっと以前かもと思わせてくれる建物や通りや味が息づいていたりします。ひところ前に比べて、ちょっと賑やかになってるかなとピジョンズ・パーク(P.P)には感じられるJR徳島駅前には、知らないお店やビルが登場してたりして…。いずれゆっくり散策する喜びを想像させてくれるのです。21日は国民の祝日「春分の日」。昼が長くなり、暦の上でも春。春のお彼岸でもあります。
 
2018.0320
●まずは早咲きの桜花。(徳島市城の内・満開の蜂須賀桜。)
今日も忙しい一日でした。そして、ふるさと徳島は、昨日に引き続き雨の一日。肌寒さもあって、灯油の残りを使い切ってしまいました。まぁ、ストーブを片付けるのにはちょうど良かったのですが(=^・^=)。梅花の満開のたよりはもう以前、そろそろ散り始め、次は桜花のたよりを待つばかり。今シーズンのピジョンズ・パーク(P.P)はチカラ入ってます。昼の桜、夜の桜はもちろん、早朝や夕刻の桜花も見逃さない決意なのです。
 
2018.0319
●梅花とハッサク。(神山町・県立神山森林公園近くの梅園。)
ふるさと徳島の今日の空は雨模様。気温はそれほど低くはないようですが、シゴト場の石油ストーブはオレンジ色に揺れています。肌寒いと言えばそんな感じもするし、タンク一杯分の灯油も使い切らなければということで、ぜいたくな輝きを閉塞した空間に遊ばせているわけで…。さて、本日のポッポニュースは神山町の県立神山森林公園に向かう道中で出会う梅園の風景。ピジョンズ・パーク(P.P)が出かけた先週中頃、紅白の梅花が満開となって甘酸っぱい香りを春の陽光に放っていました。一年のうち、ほんのつかの間、香りを楽しませてくれる香木。(P.P)は先の桜花より、目前の梅花にひたすら心を引かれるのです。
 
2018.0316
●甘酸っぱい香りの丘へ。(吉野川市美郷・天野梅園の梅花。)
ふるさと徳島は今日、一日、雨模様。このところ花粉が激しく舞っていたようで、強靱を自認し誇ってはばからないピジョンズ・パーク(P.P)も目の周りがかゆく、鼻の奥はかゆく、時折クシャミが止まらなくなってみたり…。しかし、今日は落ち着いた感じ。雨が空気を洗ってくれたんだろうと思うのです。杉の花粉なんかは洗い流してくれるありがたい雨ですが、今がさかりの梅花の香りはもう少し楽しませてほしいと願うのです。吉野川市美郷の梅園では、甘酸っぱい香りが止めどなく立ちのぼり、(P.P)を幸せで包んでくれました。県南の明谷梅林はもう盛りを過ぎたかもしれませんが、神山町阿川、鳴門市の観梅園はきっとこれから花のピーク。梅花が香る、幸せお楽しみスポットへ週末は足を運びたいものです。
 
2018.0313
●大河の瀬を望む新緑。(阿波市吉野町・柿原堰で春色摘み。)
陽気がピジョンズ・パーク(P.P)をしつこく誘うもんで、断り切れず、ペットボトルのお茶をぶら下げて、近くの河原に出かけました。(P.P)の目の前に、青く澄んだ水の大通り「吉野川」が横たわっています。その流れにブレーキをかけ、白銀のしぶきを上げさせる柿原堰(かきはらぜき)を南岸から北岸へ向かって歩くことにしました。春の陽射しは昼を過ぎていよいよ強くなり、やわらいだ陽気は初夏の暑さに置き換わり、涼しい北風が(P.P)に心地よく感じられたから…。渇水ぎみの川は堰を越えられず、カラカラに乾いた堰は流れを切り裂いて延びる白い道。その道端に力強い新緑を見つけました。何度、川が荒れても、こうして川中に根を張り、生き抜いて、今、緑に輝いている。思わぬ陽射しに焼かれて、とぼとぼ歩く(P.P)には、いっそうまぶしく思えたのです。
 
2018.0312
●春の宵は新酒に酔い。(うまい日本酒。)
打ち合わせの帰り、酒屋「天羽」に寄り、ハーフサイズの新酒を3本購入。枕草子の中で、清少納言は「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際 少し明かりて 紫だちたる雲の細くたなびきたる」とつづけれど、ピジョンズ・パーク(P.P)は、暮れ方、黄昏(たそがれ)時も、ことのほか好みであったりします。香り豊かな甘口、切れ味で呑ませる辛口の純米吟醸で、ガラスのちょこに羽紋を描き、菜の花を肴に、夜を待つ。白色LEDのダウンライトにも暖かみが乗る、春うらら。相手は物言わぬネコでも、うつらうつらと幸せに満たされる(P.P)なのであります。
 
2018.0309
●春の便り。(吉野川市川島町・テントウムシと菜の花と。)
一日雨。強く降ったり、緩んでみたり。それでも風は暖かく、きっと梅の開花も進んでいるのに違いないのです。日本一の面積を誇る川中島「善入寺島」では、菜の花がニョキニョキ。夏の虫も這い出して、チョロチョロ。練習するウグイスの声も竹林にこだまして、春の到来を、ピジョンズ・パーク(P.P)に教えてくれるのです。
 
2018.0307
●節句の花、満開!。(吉野川市鴨島町・花桃。)
桃の節句は数日前。勝浦町では、ビッグひな祭りが30周年を迎え、たくさんの来場者、来町者で賑わっているようです。ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場の近くで、花咲き乱れる一本の木に出会います。観賞用に改良された花桃(はなもも)の類いなのでしょう。香りはあまり立っていませんが、見事な咲きっぷりに目を奪われてしまうのです。もうすぐ梅どころから見頃のたよりが届き、そうして待ち遠しい桜花の季節がやってきます。(P.P)のわくわくの芽も、大きく膨らんでいるのです。※ひさしぶりに、うまいことしめくくれたニャ(=^・^=)と番ネコ。
 
2018.0306
●甘酸っぱい春の香り。(吉野川市美郷・梅の花まつり。)
知人によると「梅の花まつり」が開催されている美郷地区で、梅の開花が遅れ気味だとか。寒さが続いたためだそうですが、ピジョンズ・パーク(P.P)にとっては、楽しみが少し先に延びただけ。年に一度、嗅ぐことができる梅花の甘酸っぱい香りは、なんともいえず心地よく、(P.P)が春を好む一番の理由になっています。今日から、寒くなるみたいですが、週末くらいから、開花も進むんじゃないかと想像しています(=^・^=)。
 
2018.0305
●30周年を迎えた元祖街角ひな飾り。(勝浦町・ビッグひな祭り。)
ぽかぽか、春のひより。「ぽかぽか」「ひより」そして「ひな」。いい響きだなぁ。耳に心地よく単語が届くのは、きっと日本語が季節になじみやすいからに違いありません。そう、そして先の三つの単語は春を想像させてくれます。春の思い出から、ふるさと徳島がほこる春のまつり「ビッグひな祭り」をピジョンズ・パーク(P.P)を連想してます。今期で30周年を迎える街角ひな飾りイベント。町をあげて、モモの節句を祝います。休日には、(P.P)も足を運んでみようかな。
 
2018.0304
●イベントシーズンがやってきた。(番ネコ。)
春眠暁を覚えず…というけれど、今日の徳島は朝からぽかぽか陽気。梅林では梅の花が咲き始め、モニターを覗き、キーボードを叩きながらも、ウトウト。お昼を食べて、ウトウト。眠い目をこすると、花粉のせいで少し痒さを感じていた目の縁がキモチいい。ウグイスの声も流れてくるようになり、ピジョンズ・パーク(P.P)は、春のイベントシーズンがやってきたことを知りました。今日は吉野川市の美郷で梅の花まつりが開催されているそうです。(P.P)もせっせとイベント会場を回るつもりです。目の前にあるこのシゴトを片付けて(=^・^=)。
 
2018.0228
●春の色。春の香。(吉野川市鴨島町・江川沿いの梅花。)
夕刻になって、ふるさと徳島は雨に洗われています。気温は高め。寒くはありません。ピジョンズ・パーク(P.P)はこんな日の夜が好きです。夜は静かだし、ノドは痛くないし、駐車場は綺麗になるし、花も潤うし、いうことなし。晩酌も美味しくなるのです。先日、名水で知られる江川のほとりでピンクの花を満開させた木が笑っていました。見てのとおりの梅花です。根元に立った(P.P)に惜しみなく良い香りを降らせてくれました。
 
2018.0225
●四国のヘソでほろよい気分満喫。(三好市池田町・第19回四国酒まつり。)
ぽかぽか陽気に包まれた昨日(2月24日)の土曜日。四国のほぼ真ん中に位置する三好市池田町で、19回目の開催となる四国酒まつりが開催され大勢の日本酒ファンが町を訪れていました。試飲会場には、四国の地酒、銘酒40銘柄以上が一堂に介して、会場を訪れた日本酒ファンらが試飲を楽しんでいました。また、JR阿波池田駅前通りやぎんざ通り、本町筋、フレスポ阿波池田など、まちなかでも市場や屋台が立ち、ダンスイベントや歌謡ショーなどを楽しむ春の笑顔がそここに見られました。え? ピジョンズ・パーク(P.P)も試飲を楽しんだのかって? またしてもクルマの運転手ということで雰囲気に酔うことで満足させてもらいました(=^・^=)。次回第20回は、(P.P)もお祝いを込めて列車で行こうかな。
 
2018.0221
●桜の咲く頃に。(阿波市阿波町・春のぬくもり色が包む阿波の土柱。)
ピョンチャンオリンピックで活躍する日本人アスリートの表情に、ピジョンズ・パーク(P.P)は都度の感動を覚えています。で、彼らがなぜ大きな舞台に立ってさらには輝いているのかを考えたとき2つの条件があることに気づきます。日々鍛えてきた体と磨いてきた技の根源。それは両親から譲られた強い内蔵やしなやかな筋肉や恵まれた体格やといった肉体的素質。そしてもうひとつは、強い心。折れない心は、もらったものではなくて、自分が、自身が、歩んできた時間のなかで、あらやる物事に隠れず向き合うことで育ててきたもの。アスリートたちが、美しく見えるのは、逃げない心をもってオリンピックの舞台に佇んでいるからだろうと(P.P)は考えてみたりするのです。ふるさと徳島が誇る奇勝「阿波の土柱」は、春を前に、思索を遊び、気持ちを澄み渡らせてくれる静かな観光名所です。
 
2018.0212
●今期最強の雪景色。(吉野川市鴨島町・JR西麻植駅の積雪。)
今年に入って2度目の降雪からの積雪。雪は積もって、溶けた雪は凍り付いて道路を厚い氷で覆いました。午後になって国道の氷は溶けましたが、冷たい風はまだ吹いていて、ひょっとすると今晩、また雪が降るのかもしれません。JR西麻植駅あたりの雪景を眺めてきました。
 
2018.0211
●木の香清々しい鐘楼門の工事。(板野町・修繕が進む第4番札所大日寺)
「えっとぶり(久しぶり)」に四国88ヶ所霊場の第4番札所大日寺を訪ねました。第1番札所霊山寺から第12番札所焼山寺の12寺のなかで、ピジョンズ・パーク(P.P)が不思議と足を運ばない寺。数ある仏様たちのなかの最高位にいらっしゃる大日如来様にお声かけいただけなかったのでしょうね。で先日、やっとのことでお呼びいただけました(=^・^=)てへ。こう言っては何なのですが、昔、参拝させていただいた際、なんというか方々荒れ果てて、12寺のなかで最も困窮しているといった印象を持ったのです。それだけに(P.P)は一方的に愛情を抱いていたりもしたのですが…。で、先日、うかがうとアララ! 鐘楼門の修繕が本格的に始まっていました。境内に入ると、すでに納経所なども綺麗になっていました。なんとも嬉しいサプライズ。「おん あびらうんけん ばざら だとばん」と3回繰り返してきました。
 
2018.0210
●早春の畑ですくすくベジタブル。(吉野川市・善入寺島に育つ野菜たち)
今日のふるさと徳島は朝から雨。夕刻6時が近づいてもやむ気配はありません。明日は晴れの予報。青空を待ち遠しくしてくれる、今日の雨に感謝しながら、ピジョンズ・パーク(P.P)は先日目にした青空と、日本一の広さを誇る川中島「善入寺島」ですくすく育つ野菜たちの表情を紹介します。Vegetables are growing up in the field at early spring.早春の畑で、野菜たちがすくすく! ご覧下さい。※英語あってるかなぁ? Hey Siri.
 
2018.0209
●作家の肖像。(吉野川市鴨島町・たなかきみよ画伯の作業)
ピジョンズ・パーク(P.P)ギャラリーでシークレット個展を開催されているイラストレーターたなかきみよさんが不意の来訪。見学していただいたみなさんのコメントが書かれた感想ノートに目を通し、(P.P)にはネコ絵の原画をプレゼントしてくれました。ありがとうございます。折角なので、どんなふうに作品を描いているのか実演もおねだり。つかの間、楽しい夕刻となりました。
 
2018.0206
●白くて寒い朝。(吉野川市鴨島町・JR鴨島駅前に降り積もる雪)
少し陽が差すと、国道192号を覆っていた雪はあっさり溶けて、黒い舗装が東西に真っ直ぐ延びているのがはっきりしました。未明から降り始めた雪は平野部にも積もり、あたりが明るくなるころには、クルマの屋根の雪は3cmくらいの厚さに育っていました。どうしたものか雪に過敏なピジョンズ・パーク(P.P)は、今日みたいな朝には、寒さも忘れ、大急ぎでKEENのブーツに足を突っ込んで、外に転がり出してしまいます。今日のポッポニュースは、吉野川市平野部に現れた、つかの間の雪景を記録しておきます。
 
2018.0205
●春を告げる福の花。(那賀町木頭北川・幸せを招く福寿草)
本日のポッポニュース掲載写真はご覧のとおりの花! 透き通るような黄色い花びらが特徴の福寿草です。早春に咲くことから「元日草」とか「朔日草(ついたちそう)」などとも呼ばれています。花言葉のひとつは「幸せを招く」。ピジョンズ・パーク(P.P)がこの花に出会ったのはナカ奧(那賀町木頭北川)のとある民家の裏手。手入れされた段々畑や石垣の隙間から、黄色い可憐な顔を覗かせていました。今日の徳島はすっぽりと寒波に覆われ、平野部でも雪がちらつく寒い一日になっています。だけど、福寿草の幸せそうな色を見ると、もう春が、花の季節が、そこまでやってきてるのを(P.P)は感じるのです。
 
2018.0204
●クロタビに滝壺坊主、現る!。(那賀町木頭北川・黒滝の氷山)
今日2月4日(日)の、ふるさと徳島の空模様は雪予報。吉野川市の平野部でも、午前中に降った雪であたりの田畑は白く塗られています。午後になって空に青色が見えても、冷たい北風が強く吹いて、寒い週末になりそうです。寒いといえば、昨日、ピジョンズ・パーク(P.P)はお誘いをいただいて久しぶりに滝壺坊主(たきつぼうず)に会いに行ってきました。え?、滝壺坊主を知らない?そんな読者のみんなは以前の記事(黒滝の滝壺坊主シリーズ)を参照ください。滝壺坊主のいる場所は、那賀町木頭北川地区を流れる久井谷川の支流、ジルゾウ谷。手入れの行き届いた木頭杉の山の作業道をたどり、谷を1時間ほど登ると、突然、滝壺坊主がニョキッと顔を覗かせます。普通ではありません、とてもデカイ顔です。切り立つ黒い岩肌を背景に、黒滝と書いて「クロタビ」と呼ばれる落差30mあまりの直瀑が谷水を落としています。その滝壺に盛り上がる氷の山。氷の上にしぶきがかかり、どんどん成長しています。その丸いスガタは、伝説の海の妖怪、海坊主を思わせ7年前にはじめて出会ったピジョンズ・パーク(P.P)が、これしかない!と、命名したのが滝壺坊主です。今期はまだ成長の途中のようで、高さは10mに少し足りないくらいに見えました。来週も寒波は続くそうで、さらなる成長が楽しみなのです。
 
2018.0202
●回想、(P.P)番ネコがやって来た。(みぃこ0歳。)
ピジョンズ・パーク(P.P)のメーンマスコットと言えば(=^・^=)? チッ、チッ、チッ、チッ…はい正解っ。そのとおり(P.P)番ネコさんです。カノジョはマスコットとして、日々(P.P)を癒してくれるばかりではありません。冠の「番」は、そうして伊達ではありません! (P.P)セキュリティ担当として、留守宅を預かってくれてるのです。頼りになるのです。そんな(P.P)番ネコと出逢ったのは2006年2月2日。今日で丸12年。今日から13年目がはじまります。やってきたときは生後約1カ月だった番ネコ。(=^・^=)の年にしたら、何歳くらいになるんだろう。このところ寝てる時間がやたらと長くなってきたけれど、まだまだ元気でいてほしいと思うのです。番ネコの名前は「みぃこ」。年を経ても、名前も見た目も仕草も相変わらず可愛いまんま。
 
2018.0201
●スーパー・ブルー・ブラッドムーン現る!?。(吉野川市・ふるさと徳島の天体ショー皆既月食。)
昨夜、寒さを肴に熱燗の晩酌を楽しんでいたピジョンズ・パーク(P.P)。2018年1月最後の日に満月の皆既月食が見られると知りました。で、大慌て…。ベランダに三脚を据えて、撮影したのが本日のポッポニュース。天候は晴れ。薄雲もかからず、漆黒の空に赤い月が浮かんでいました。せっかくのほろ酔いが抜けていくのが少々もったいなくも感じられましたが、文字どおり刻々とスガタと色を変えていく月を見上げる贅沢を味わえると思えば安いモノ(=^・^=)。しかも今回の満月は、“スーパー・ブルー・ブラッドムーン”なんて、ごっつい名前が付けられた代物(しろもの)。世紀の天体ショーに期待は膨らんだのです。名前の由来は『米航空宇宙局(NASA)は今回の皆既月食を、今年最大級の大きさに見える満月「スーパームーン」と、1カ月で2回目の満月である「ブルームーン」、皆既中には血のような色になる「ブラッドムーン」を合わせた「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」と呼んでいる。』(記事ママ)と、朝日新聞デジタルで紹介されていました。70-200mmレンズのテレ端画像、動画ナシ(きっぱり)!ですが、お楽しみください。
 
2018.0130
●霧にけむる吉野川。 (吉野川市&阿波市・阿波中央橋の北詰。)
吉野川市鴨島町知恵島と阿波市吉野町柿原を結んで吉野川にかかる阿波中央橋。完成したのは昭和28(1953)年と古く、現在、橋の補修工事が行われています。橋長821mの北詰。ピジョンズ・パーク(P.P)がこの場所にたったのは2週間ほど以前の雨上がり。柿原側から南方の四国山地を望みました。雲と霧が山裾でひとつにつながって、おこうっつぁん(高越山・標高約1133m)を呑んで揺れていました。
 
2018.0126
●美容と健康に効く黒?!。 (桑原農園・自家製黒ニンニク。)
あるときは山登りのプロフェッショナル、またあるときはフォークギターバンドのボーカルギタリスト、そして本業は地質調査コンサルタント。いくつもの顔を持つこの方は、美味しいお米を生産して、剣山スーパー林道の休憩宿泊施設ファガスの森「高城」のレストランの「キラキラごはん」を支える農園主でもあります。気になるお名前は、ピジョンズ・パーク(P.P)のポッポニュースではすでに何度かご登場いただいている桑原豊秀さん。先日、(P.P)のシゴト場を不意打ちで訪ねてくださいました。で、「はい、お土産!」と、渡されたナイロン袋から転がりだしたのは、自家製の黒ニンニクでした。美容と健康に効果があるのだそうで、さっそく一片つまみ出して、生食。意外や意外、信じてなかったものの、ほんとに臭いはありません。囓ったあとは、生チョコのようなしっとり黒い見た目と柔らかな歯ごたえ。「一日に3片までにしておいたほうがええみたいよ」と桑原さん。その威力を教えてくれます(=^・^=)。桑原農園に加わった新しい味覚は、今シーズンからファガスの森「高城」でも、味わえるようです。お楽しみに!
 
2018.0125
●これぞ氷瀑っす。 (神山町・凍りついた神通滝。)
落差約30m。神山町を流れる神通谷川の標高約600m付近に落ちる美麗な滝。滝の名前は「神通の滝(神通滝)」。水量は決して少なくはなく、また標高もさほどはないのに、1月末から2月初旬の寒波に合わせて、滝壺や滝の岩壁が凍り付くことで、多くの見物客を集める知る人ぞ知る秘瀑です。今年最強の寒波に見舞われた今日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、満を持してのぞみました。同行者は、ドローンのプロ操縦者でカメラマンの伊丹迅さん。付録画像をプレゼントしてくれました。伊丹さんが撮影された動画は、あらためて、ご紹介させていただきますね(=^・^=)。
 
2018.0124
●午後から雪予報。 (吉野川市鴨島町・今季2度目の雪景色。)
「背骨凍ってないですか?」と、自らに問うくらい寒い朝でした。毛布の中に潜り込んでる手足も痛いくらい凍えています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、われながら異常だと思うくらいに手足が冷たくなります。ずっと若い頃からなので慣れっこになっているのですが…活動できるようになるまで、ごそごそと手足をこすりあわせたりして体温上昇を促すのに少し時間を要します。昔のディーゼル自動車みたいな感じかな。冷え込むと思ったら、案の定、窓外に白い風景が寝そべっていました。でも道路には雪の気配はありません。ふるさと徳島では今日、午後から積雪の予報となっていて、平野部でも積もるかもしれないそうです。クルマの運転される(P.P)読者のみんなはどうぞ気を付けてくださいね。
 
2018.0123
●水の女神様に参拝。 (川島町桑村・弁財天も祀る市杵島神社。)
川島町で、吉野川沿いを延びる堤防みちの南に田園地帯が広がっています。ここは桑村という地区で、地名はひょっとすると養蚕が盛んだった頃の名残なのかもしれません。そんな桑村に建立されているのが市杵島(いちきしま)神社です。社も鳥居も格別変わったところはなく、また大きくもないのですが、ピジョンズ・パーク(P.P)の目にアピールするチカラは強く、たびたび引き寄せられては、お参りさせていただくのです。拝殿に掲げられた扁額には「市杵島神社」と書かれています。しかし、境内入り口に建っている鳥居の扁額は「辨天神社」となっています。これは、弁財天が市杵島神社の主祭神である市杵島姫神(いちきしまひめ)と合体して祀られているためなのだそうです。ちなみに市杵島姫神は「道」の神様・宗像三女神の一柱で、「水」を守る神様でいらっしゃるそうです。このあたりの土地が肥沃で、作物もよく育つのはそんなわけがあったんだと、納得した(P.P)なのです。
 
2018.0119
●小谷に連なる滝壺の景勝。 (徳島市飯谷町・七釜の滝。)
こんな細い流れのどこに、固い岩盤に穴を開けるチカラがあるのでしょう。勝浦川にそそぐ名も無き支流。細い谷が飯谷町に流れています。その流れは一枚岩の上を長い長い年月、流れ続けて、いくつもの丸い滝壺をこしらえました。かつて7つの滝壺が連なっていたそうで、そこから七釜の名称がついたのだとか。徳島市に降った雪がまだ残っていたある日、ピジョンズ・パーク(P.P)は何年かぶりにこの景勝を訪ねました。
 
2018.0118
●県外編:天然記念物の社叢に囲まれた神域。 (新居浜市立川町・龍河神社。)
国領川に沿って走る県道47号を、「えんとつ」山から南方のマイントピア別子へ向かう途中、鬱蒼と茂る小高い丘があり、ピジョンズ・パーク(P.P)は、その奧に登る長い石段を見つけました。どうやら参道のようで入り口には石造りの立派な鳥居があり、扁額(へんがく)には龍河(りゅうかわ)神社と記されていました。お風呂を呼ばれる前に、もう一汗ということで、石段を数えながら、えっちらおっちら。市の天然記念物に指定されている社叢の深部、282段上った先に、物静かに佇む拝殿が建立されていました。
 
2018.0117
●年末イルミネーションの思い出。 (板野町・あすたむらんど徳島の光イベント。)
県外編がちょっと続いたので、今号は昨年末に、ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだ光イベント会場の思い出を振り返りました。場所は板野郡板野町に開かれている「あすたむらんど徳島」。水と緑と光をテーマにした県立公園です。広々とした園内には親水アトラクションや芝生の広場、植物園や未来や今を学べる科学館など楽しみ空間が広がっています。そんな園内にあふれんばかりのイルミネーションが輝き、クリスマスを中心に昨年末の12月7日~27日まで、親子やカップルさんなど、多くの来園者で賑わいました。今年の年末が、早くも楽しみになりませんか(=^・^=)?
 
2018.0116
●県外編:えんとつ山の頂へ。 (愛媛県新居浜市・生子山に山行。)
今号も県外編。愛媛県新居浜市。ランドマークのひとつに煙突山(えんとつやま)の愛称で呼ばれる山があります。正体は「生子山(しょうじやま)」。標高約144.7mの丘山です。そして山頂直下に、別子銅山から産出した鉱石を処理する旧山根製錬所がかつてあり、その施設の一部であるレンガ造りの煙突が保存されていることから、えんとつ山の由来になっているのだそうです。煙突の高さは19m。周囲は公園に整備されていて春、桜の咲く頃にお弁当を広げてみたいものだと、まだまだ膨らむには早い、花のつぼみを見上げながら、ピジョンズ・パーク(P.P)は想いを早々に膨らませていたのです。
 
2018.0115
●県外編:銅で栄えた産業遺産のマチへ。 (愛媛県新居浜市・マイントピア別子。)
国の近代化に貢献したとして産業遺産に登録されている別子(べっし)銅山。ふるさと徳島の隣、愛媛県の新居浜市にかつてあった銅山で、住友財閥が発展するきっかけをつくったことでもしられています。銅山が開発されたのは江戸時代。1690年に発見されたそうで、以来、1973(昭和48)年に閉山されるまで銅の採鉱が行われていたそうです。大規模な銅山で、現場には鉱山列車が走り、掘り進んだ坑道は700km、最高深度は地下1000mにも及んだと記録されています。先週末。ピジョンズ・パーク(P.P)は、ジョギングイベントに参加したついでに、ちょっと寄り道。別子銅山を記念した道の駅や温泉を併設した観光施設マイントピア別子を訪ねました。
 
2018.0113
●残り福をいただきに。 (徳島市通町・事代主神社と通町の賑わい。)
なにかと面目無いピジョンズ・パーク(P.P)だったりするのですが一昨日、残り福をいただきに徳島市通町の事代主神社にお参りさせていただきました。11日は「残りえびす」とも呼ばれるえびす祭り(十日戎)の最終日。歩行者天国となった通町筋には屋台が軒を連ね、香ばしい香りが漂うとおりを多くの参拝客が往来していました。
 
2018.0112
●白銀の公園。 (吉野川市鴨島町・江川鴨島公園。)
現在午後6時30分。吉野川市鴨島町を走る国道192号の雪は良い感じで溶けていますが、気温は-(マイナス)1℃! 背筋も凍りそうな寒さです。 寒さが苦手のピジョンズ・パーク(P.P)には酷な夜になりそうだけれど、対策はあります! おでんに熱燗とか…(=^・^=)。胃袋から暖まればきっと幸せ気分で眠れるのに違いないのです。で、本日のポッポニュース掲載写真は、昨日の朝、江川鴨島公園に降り積もる雪の光景。だれも歩いていない雪原に(P.P)の足跡を残してきました。
 
2018.0111
●真っ白け。 (吉野川市鴨島町・2018年の初雪。)
今朝、目を覚ましたピジョンズ・パーク(P.P)の前に、期待していた光景をはるかにしのぐ白世界、銀世界が広がっていました。周辺の田畑や家々の屋根はもちろん、ふるさと徳島の東西を結ぶ幹線国道192号も一面の雪景色。現在午前7時30分。雪は降り続いています。
 
2018.0109
●鳴き狛犬さんに新春のご挨拶。 (吉野川市鴨島町・西麻植八幡神社に参拝。)
西麻植八幡神社の境内に続く参道の途中、石造りの小さな橋があります。太鼓橋と呼ばれ、知る人ぞ知る、面白い特徴を持っています。というのは、この橋の上を下駄を履いて歩くと、石段を上がった先にある狛犬さんが「キャンキャン」と吠えてくれるというもの。橋を渡るときに出る音が反響して、どうした加減か、狛犬さんの体内を通って口から発せられているのだろうと想像しています。二拝二拍手一礼、今年もお世話になります(=^・^=)。
 
2018.0108
●ふるさとの最高峰で雪遊び。 (三好市東祖谷・剣山に新年のご挨拶山行。)
昨日。古い友人に誘われて、徳島県の最高峰・剣山(つるぎさん・標高約1955m)に山行してきました。友人は、東みよし町にある長善寺に所属する修験者で、賢篤(けんとく)という二つ名もいただいているそうです。そんな友人の目的は、霊峰でもある剣山に祀られている大剱神社参拝と御神水(おしきみず)を迎えに行くというものでした。神仏のご加護に期待したことはないものの、その存在を信じて疑わず、敬愛してやまないピジョンズ・パーク(P.P)も喜んで同行させてもらいました。霊峰の各所に建立された神社、祠を参拝しつつ、もちろん雪にも遊んでいただきました。空は青く、風はやみ、新雪は甘く、賢篤&(P.P)を迎え入れてくれたのでした。
 
2018.0107
●白景凍景。 (三好市東祖谷・冬色の剣山。)
平成30年最初のお山は剣山(つるぎさん・標高約1955m)。友人に誘われて山行してきました。雪山で見どころがあるの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。確かにあたりは基本的にモノトーンに包まれ、白と黒の強いコントラストで網膜を焼かれる心配だってあります。寒いしね…。けれど、けれど、決して退屈という言葉はどこを探しても見つかりません。変化?富んでます。空気?澄んでます。森?呼んでます。新雪はおおきなキャンバス。カラダを全部使って、何描こう?
 
2018.0105
●光のシャワー。 (阿波市吉野町・吉野川に架かる阿波中央橋南詰めの眺望。)
今日は寒い一日となりました。空気もかなり乾燥しているのでしょうね。ピジョンズ・パーク(P.P)も乾いた咳(せき)が続いていて、ノドをいたためてしまいそうです。近くの家電量販店にブルーレイディスクを求めた帰り、雲の切れ間から差し込む光に見とれました。高越山に連なる山々は山頂部を雪化粧で飾り、地表に降りて霧となった雲は、また空へ還ろうと揺らめいています。そこへ冬の透明度の高い光が八方へ分散照射して、このような神々しい風景を(P.P)に見せてくれました。明日から3連休。何して過ごそうか、うきうきと思案中の(P.P)なのであります。
 
2018.0103
●Good timing.に感謝して…。 (吉野川市鴨島町敷地・藤井寺~焼山寺のオアシス長戸庵。)
四国88ヶ所霊場を歩いて巡る歩き遍路。平坦な道ばかりではなく、山を越え谷を渡る険しい道も少なくありません。なかでも第11番札所藤井寺から第12番札所焼山寺へ至る「へんろ道」は、13km弱の道のりとはいえ、いくつもの山と谷を越え、1000m近い焼山寺山の山頂にも遠くない焼山寺に至る苦難の道。その険しさから「へんろころがし」の二つ名でも呼ばれています。この道を辿っていた旅人が足腰を痛め立ち往生しているところへ、弘法大師(空海)が通りかかり、直してくれたのだそうです。旅人はそのお礼に、吉野川を望む高台のそばに大師像を祀り御堂を建てました。それが長戸庵。「ちょうどあん」と読みます。たぶん、ほんとに困っている最中の助けに、「ちょうど良かった」と心から喜んだのでしょうね。そんなわけで、現在は、へんろころがしの道中で、ほっと一息付ける、そして道中の無事を願えるありがたい休憩ポイントとなっています。
 
2018.0102
●山はやっぱり怖い。 (吉野川市&神山町・焼山寺山からの帰りの道迷い。)
本日の、今夕のピジョンズ・パーク(P.P)はへとへと。へとへともへじなのです。遍路ころがしと称されるのは、吉野川市鴨島町にある四国88ヶ所霊場第11番札所藤井寺から名西郡神山町にある第12番札所焼山寺を結ぶ急で長い山道。ここは、トレイルランニングの練習フィールドとしても知られていて、今日も結構な数のランナーさんたちに出会いました。山頂を踏んだ帰り、(P.P)は吉野川市川島町と美郷地区を結ぶ「堀割峠」方向に踏み込んでいました。道は次第に険しくなり、細くなり、しまいには何処にいるのかすら…。今時分のサンセットは17時過ぎ。(P.P)が道迷いに気づいたのは15時過ぎ。明かりはスマホのみ、携帯食は甘い物多数。飲料水500ml。とはいえ、山中で一夜を過ごすのは熱燗も無い状況で、寒さをしのぎ切れる自信はほぼなくて…。火事場のバカヂカラ!枯れたカヤや細い笹藪をかき分ける、いわゆる藪こぎこなしながら、どうにか町並みが見える林道(県道242号線)に出たころには16時を回っていました。そこから、また1時間かけての下りランニング。結局、山中を徘徊すること33km。所要時間7時間余り。というわけで、ホットしつつも、へとへともへじな(P.P)なのであります。当たり前ですが、山は、あなどれないのです。
 
2018.0101
●謹賀新年。 ((P.P)番ネコの獅子舞をどうぞ。)
あけまして、おめでとうございます。新しい年が誕生しました。ピジョンズ・パーク(P.P)の関係者のみなさん、ポッポニュース読者のみんなにとって、2008年が良い年になりますよう、心から願っています。今年もどうぞ、(P.P)のポッポニュースをご愛読ください。何かしら、みんなの気持ちを明るくするヒントが眠っているかもしれません(=^・^=)。


2017

 
2017.1231-2
●年の終わりの初詣。 (吉野川市鴨島町・飯尾天神社に参拝。)
抱負は新年に語るものですが、今夜、大晦日の夜に…(=^・^=)。だって、新年の抱負は、前もって考えてないとだめだものね。というわけで、ピジョンズ・パーク(P.P)の2018年の誓いというか、決意は、たくさん本を読むこと、それと、たくさん走ること。(P.P)の友だちは本をたくさん読みます。しかも、そこそこ高速で。(P.P)は、一度訪れた町並みをもう一度、さらにもう一度くらい歩かないと覚えることができません。なぜなら方向音痴だから。これは、読書にも通じている気がしていて、さらっと読んだだけでは頭に入らず、登場人物の名前はおろかストーリーすらおぼつかない。なので、たくさんの本を高速で読んでしまえる人を尊敬してやまないのです。それとラン! 2017年の(P.P)はどうやら、不甲斐なかったようで、1500kmをすら超えることができませんでした。とほほ。3000kmを普通に超えてたのに…どおりで!と、コシにきびだんごがいくつもくっついたのに納得がいくのです。なので、2つの抱負。きっちりやり遂げたいと思う(P.P)なのです。…もともと、できてたことなんですが、これがやたらと難しいのですね。(=^・^=;)。前置きがやたらと長くなってしまいましたが、2017年の最後のポッポニュースは、なんと、年の終わり、大晦日に、はじめて出会った飯尾天神社。飯尾と書いて、「いのお」と読みます。締めくくりランニングで、結局、道に迷った(P.P)は、幸運にも飯尾天神社の御祭神に招かれることになりました。方向音痴も、あながち悪くはないと思ってみたりする(P.P)なのです。
 
2017.1231
●酉さんから戌さんへ。 (ピジョンズ・パーク(P.P)的 干支の引継式。)
昨年末も同じような感想をいだいておりましたが、2017年もあっという間に過ぎ去って行きました。今年も今日で幕引き。平成29年の年神さまが去り、新しい年神さまをお迎えします。ポッポニュースを愛読いただいたみんなといっしょにピジョンズ・パーク(P.P)の年末恒例の行事「(P.P)的干支の引継式」を執り行いたいと思います。(P.P)読者のみんなのところに、元気と幸福を運んでくれる年神さまがいらっしゃいますように、と願いを込めて。
 
2017.1230-2
●年末の儀式の其の2。 ((P.P)番ネコ・お風呂でくつろぐの巻。)
前号に引き続き、年末のピジョンズ・パーク(P.P)恒例行事について。行事の其の2は、(P.P)番ネコのご入浴。「お風呂はキライではないのだけれど、乾かされるのはちょっとやだニャ」(by番ネコ)。掃除機と同様に、ドライヤーの音が苦手な(P.P)番ネコ。今宵は、我慢していただきました^^)。
 
2017.1230-1
●(P.P)恒例「山麓文化の道」経由市場ラン。 (徳島市幸町・そこそこ賑わう中洲総合水産市場。)
去る者を追わない、というか、追う気力をいつのまにか失ってしまったピジョンズ・パーク(P.P)ではありますが、なごりは惜しみなく惜しむのです。今日は30日。2017年ももう、明日大晦日を残すのみとなりました。(P.P)にとっては、とても印象深い年となりました。例年のことといえばそうなのですが、いつも、今という時間が色濃く、瞳に、心に、鮮明に焼き付くのです。恒例の行事で目にする光景でさえ、やっぱり今、最も確実な手応えを感じます。吉野川市から石井町につながる山々のすそ野をつないで延びる旧道は「山麓文化の道」と呼ばれ、今も地域の欠かせない生活みちとして利用されています。(P.P)はこれを辿り、ついには徳島市役所に隣接する中洲市場にランニングするのが年末の恒例。正式には、中洲総合水産市場(なかすそうごうすいさんしじょう)という仰々しい名称ですが、「なかすいちば」で親しまれています。市役所や県庁、徳島駅にも目と鼻の先という好立地にもかかわらず例年、人出はボチボチ。かわいい市場通りなので、(P.P)のお気に入りポイントの理由のひとつでもあります。空は青。風は微風。リュックの中に昨夜、忘年会の帰りに買った半額のあんパンを積んで、意気揚々。2017年を、たっぷりなごり惜しみつつ、ミニラン旅を楽しんできました。
 
2017.1229
●手水呑んでる?狛犬っさん。 (鳴門市大麻町・暮れの四国88ヶ所霊場第2番札所極楽寺。)
寒い日が続いてますね。寒い夜には鍋で熱燗をキュッとやれば、気分は、やれ極楽。温泉に浸かって、ほっこりあたたまれば、これも、はぁ~極楽ごくらく。ん? 待てよ。 極楽って、気分なの? いや違うな。場所だね、で、一体どこにある? 今更だけれど…。というわけでこっそり調べてみました。そこは、西方十万億土の彼方(かなた)にあるのだそうで、悟りが開かれた世界のことを仏国といい、その国土が10万億ヶ所も連なった先にあるのだそうです。10万億って、10兆ということですよね。仏国がどれくらいの広さだか大きさだかを持っているのか推し量れませんが、きっとすごい距離になるのに違いないのです(分からないけど…)。で、極楽はどんな世界かといえば、とても広くて端っこがなく、みんなが満足していて、苦痛や病もない、とても安心で気楽なところなのだそうです。穢(けが)れのない国土であって、いわゆる浄土(じょうど)。じゃ、いったいどなたがお住まいになっているのでしょうか。極楽浄土の主は阿弥陀仏です。余りにも遠いけれど、ピジョンズ・パーク(P.P)だって、極楽浄土を見てみたい。体験してみたいのです! なもんで年の暮れ。矢も楯もたまらず、四国88ヶ所霊場第2番札所日照山無量寿院「極楽寺」を訪ねました。きっと、御本尊の阿弥陀如来が(P.P)にお声かけくださったのに違いないのです(=^・^=)。
 
2017.1228
●爽快! 年末の憩い。 (吉野川市・早朝の江川鴨島公園。)
きりり。ホホをさし、足先を打つ、今日早朝の江川鴨島公園。ピジョンズ・パーク(P.P)お気に入りの憩いポイントを訪ねました。朝7時過ぎ、それでも犬の散歩をする人や釣り(?)に興じる強者さんまで、なんだかんだ公園散策を楽しまれていました。まだ、雪は来ていません。天気予報によれば大晦日は雨とか。ひょっとすると、ここも真っ白に塗られるかもしれません。ちょっと(P.P)も期待を膨らませていたり…(=^・^=)。
 
2017.1226
●冷たい風にゆらゆら。 (三好市西祖谷山村・雪待ち祖谷のかずら橋。)
クリスマスも終わり、もういくつか寝ると、新しい年がやってきます。シゴトたっぷり残ってるんだけど、まぁ、できるだけ、やれるだけ、こなすだけなのです。さて写真は、県内でも有数の観光名所「祖谷のかずら橋」です。ピジョンズ・パーク(P.P)は、なぜだか、いつも冬のイメージ。雪化粧する頃に訪ねてみたいと想います。
 
2017.1225
●重伝建の通りにも、聖夜は降りる。 (美馬市脇町・揺らめく脇町うだつの町並み。)
「ご主人、世間様ではクリスマスらしいですにゃ(=^・^=)」「クリスマスケーキとか、少しならなめてみていいよっ」と、ピジョンズ・パーク(P.P)の番ネコさん。うむ。しかし、缶詰状態で年末に押し寄せてきた原稿仕事をひたすら書き進めている(P.P)に、クリスマスケーキを買いに行く時間もなければ、いっしょに楽しむ余裕も見当たらないのであります。ゴメンね、(P.P)番ネコ。本日のポッポニュースも生き抜きがてらまとめてみました。夜の脇町うだつの町並みです。ここは重要伝統的建造物群保存地区。いわゆる重伝建という場所で、国の鴨居で大切に保護され、次代へ引き継がれていきます。(P.P)は、四季を問わず、時間を顧みず、気持ちの赴くままに訪ねます。ふるさと徳島の、(P.P)お気に入りポイントのひとつ。クリスマスツリーも華やかなリーフもは飾られていませんが、町並みは静かで、聖夜を感じさせてくれます。
 
2017.1224
●クリスマスイブに。 (美馬市脇町・デ・レイケ公園のイルミネーション。)
現在午前9時過ぎ。イブだけど、メリークリスマス! ラインメールを友だちに贈る際、「クリスマス」の単語を入れると、びろ~んって、プレゼントがたくさん画面の上から垂れて来るんだねっ!気づいてた読者のみんなは! 気づいたといえば、スーパーマーケットの「フジグラン」と今の時間「9時くらい」って似ています(=^・^=)。くだらない前置きはこれくらいで、本日のポッポニュースは美馬市脇町を北から南へ流れ吉野川に注ぐ大谷川の河口近く。ライトアップされたデ・レイケ公園の夜景を紹介します。イブだしね。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは昨夕。年末のお客様ご挨拶回りのついでに立ち寄らせてもらいました。週末の土曜日にもかかわらず、そんなに多くの人が訪れているわけではありませんが、イルミネーションは精一杯、(P.P)のために輝いてくれたのです。
 
2017.1223
●冬至の枯れ峠。 (吉野川市川島町・堀割峠近くの展望広場。)
冬枯れた風景に出会いたくなって、ピジョンズ・パーク(P.P)は、標高約333m(くらいかな?)の堀割峠(ほりわりとうげ)を目指しました。吉野川市川島町と同市美郷の境に位置する峠で、(P.P)のシゴト場からもそれほど遠くはありません。10kmあまりだったかな…? 昨日は一年で最も昼が短い、太陽が早く沈む冬至(とうじ)で、そんなことも手伝って、お昼休みを利用して、ちょこっと足を延ばしました。みち(県道43号線)沿いの木々は黒く引き締まり、峠近くの展望広場ではソメイヨシノが花芽をキュッと縮(ちぢ)こまらせて寒風に耐えていました。吉野川に浮かぶ、日本最大の川中島「善入寺島(ぜんにゅうじとう)」では、色とりどりのパッチワーク柄を想わせる整理された畑が元気な冬野菜を育てていました。
 
2017.1222
●やれうれし。気持ちのいただきもの。 (年末のプレゼント。)
もうい~くつね~るとぅ~♬。クリスマスっ! そして年末とお正月。年の暮れには、いろいろな方から、プレゼントをいただく機会が増えてきます。ホントは、ピジョンズ・パーク(P.P)がお世話になっているみなさまで、こちらが何かしら気持ちを差し上げたい、お伝えしたいと想うのですが、いつも後手後手。昨夜も、弟から殻付きの牡蛎が届き、腕組みして考えたのです。これは豪華だな、しかしどうやって食べたものか???(=^・^=)と。そんなこともあって、本日のポッポニュースは、贈ってくださったみなさまに感謝の気持ちを伝えます。ありがと。ちょっと早いけど、来年もよろしく仲良くしてくださいね。写真は、プレゼント抜粋!
 
2017.1221
●年の暮れのキャンパス歩き。 (徳島市常三島・徳島大学。)
まったくもって久しぶりに、学食でランチ。たくさんの料理が並ぶ棚から、バイキング形式で好きなモノを食べられる分だけ、お皿に取り分け、あとは重さを測ってお支払い。カロリーの計算もされてて、しかも安価! ピジョンズ・パーク(P.P)は迷ったすえに甘口カレーの小とサラダを盛りつけました。ここは徳島大学の常三島キャンパス。(P.P)も、学生さんたちに混じってパクパク。量はいけませんが、若いみんなの話し声をBGMにおいしくいただきました。写真はキャンパスの様子。ちょうど講義がはじまっている時間帯で、学生たちの姿は少なく、冬らしい色合いになりました。
 
2017.1219
●春が待ち遠しくなる高台。 (三好市池田町・諏訪公園と諏訪神社。)
三好市池田町ウエノ。吉野川を見下ろす高台の公園は、池田高校の東に位置しています。その公園には、いまから800年ほども以前、承久の時代に建立されたという諏訪神社が守られていて、そこから名前が付いたのでしょう──諏訪公園と呼ばれています(=^・^=)。ピジョンズ・パーク(P.P)は、数年に一度くらいの割合で、高台の公園を訪ねます。ふるさと徳島の西部地区で指折りの桜の名所として知られ、300本を数えるソメイヨシノが咲き乱れる公園で散策を楽しむのです。今は冬。本格的な雪の季節を目前に、来年の春は久しぶりに、やってこようかなと思ってみるのです。そうして、毎回クルマを運転してくるため、ここでお酒を呑んだ記憶はないのです。で、ここに高らかに宣言します。来春こそは、(P.P)もここで御祭神とお花見酒を酌み交わしたいと考えています。近くを通りかかることがあれば、(P.P)読者のみんなも参加してね。
 
2017.1218
●さすがモデルさんっ!。 (ピジョンズ・パーク(P.P)ギャラリー・in近森あえらちゃん。)
前号に引き続きというか、おまけのポッポニュースです。おまけというには、もったいないのですが、ピジョンズ・パーク(P.P)で開催中のイラストレーター“たなかきみよ”さんの個展「ネコとクリスマス」を、プロモデルで、ケーブルテレビ番組“そらたび”の専属女優を務める「近森あえら」ちゃんが、観賞に来てくれました。で、撮影をお願いすると「いいですっ^^)」と、にっこり。ポーズもお願いするまでもなく、ばっちり決めてくれました。ありがとう。というわけで、読者のみんなにも、応援をお願いして、謹んでここに掲載いたします。
 
2017.1217
●標高1043mでの空撮同行。 (三好市山城町・塩塚高原で“そらたび”撮影。)
ピジョンズ・パーク(P.P)が、タイトルおよびナレーション原稿を制作させていただいている地元のケーブルテレビ番組“そらたび”の第10回放送分撮影に同行してきました。現場は、三好市山城町で、愛媛県に接するススキの丘“塩塚高原”です。最高点“塩塚峰”は標高1043m。冷たい風が吹き付け、雪も積もる高原で、東京デビューしたばかりのモデルさん“近森あえら”ちゃん(18歳)の奮闘ぶりに脱帽した(P.P)なのでありました。本人の許可を得て、ご紹介します。
 
2017.1216
●移転のご挨拶グッズ。 (美馬市脇町・理容室ウィルのカレンダー。)
ピジョンズ・パーク(P.P)がいつもお世話になっている床屋さんの理容室ウィル。来春から店舗を移動して、再オープンします。同じ町内でそれほど距離はないのですが、それでも常連や近隣のお客さんにお知らせしなければということで、(P.P)にハガキやら名刺やらのご相談をいただき、加えてご挨拶ツールとして2018年のカレンダーを制作させてもらいました。遅ればせながら、紹介します。デザインに使用したイラストは、(P.P)読者のみんなにはお馴染みになりつつある、ねこのイラストレーター“たなかきみよ”さんの作品。少しだけ、中見せしますっ。理容室ウィルの新住所は、〒番号779-3604美馬市脇町猪尻西分143 来年1月後半くらいからオープン予定。決まり次第、またお知らせします。現在、ホームページも制作中。常連、新規のお客さんたち、こちらもお楽しみに!
 
2017.1215
●県外編:本願寺と猫。 (京都府下京区・紅葉の盛りを過ぎた本願寺。)
紅葉の盛りに京都を歩いてみたい──というのが、ピジョンズ・パーク(P.P)の以前からの願い。(P.P)に限ったことではありませんね(=^・^=;)。とはいえ、人混みと待つのが苦手な(P.P)は、名所に一番のタイミングで足を運ぶことに、常々抵抗を覚え、躊躇して、そうしている間に、タイミングを失してしまうことがすくなくありません。以前、意を決して飛び込んだ西本願寺、東本願寺、東寺、そして紅葉名所で知られる東福寺の境内も落ち葉の色を楽しむのみ。それでもさすがは京の都。見頃を疾うに過ぎてはいても、(P.P)のココロをつかんで放してはくれないのでした。
 
2017.1214
●川島名所3点セット。 (吉野川市川島町・川島神社と川島城と岩の鼻展望台。)
耳がちぎれそうなくらい冷たい風が吹き付ける季節になりました。ピジョンズ・パーク(P.P)は読者のみんなと同じで、だったら外を歩いてみようって思うのです。そういうキモチをいつも持っていたりするのです。で、カメラを肩に引っかけて、ツッカケとダウンジャケットで出かけたのは川島神社&川島城&岩の鼻展望台。(P.P)は隣接する3名所をあわせて、「川島名所3点セット」と呼んでいます。これに川島潜水橋を加えると4点セットになったりもします。ぜひ、広めてください。(P.P)命名というのも忘れずにネ。どんよりと曇った空の下、すたこら訪ねた(P.P)を、冬服を着た名所は、あたたかく微笑んでくれました(=^・^=)。
 
2017.1212
●なぜ阿波をお選びになったのか。 (鳴門市大麻町池谷・土御門天皇の火葬塚と阿波神社。)
流刑地とはいえ、きっと、お過ごしになり易かったのに違いありません。ネットの解説をあれこれ覗いてみると、そんなふうに思えたのです。いまから800年ほど昔。鎌倉を拠点に日本を支配したのは北条一族でした。鎌倉時代と呼ばれた当時、武家政治から権力を奪還しようと試みたのが後鳥羽上皇でした。いわゆる承久(←読めますか?)の乱。結局のところ、作戦は失敗に終わり、後鳥羽上皇は島根県の隠岐の島に幽閉されることになりました。このとき乱に荷担はしていなかったものの、父の流刑を哀しみ、自らも処罰を求めたのが土御門天皇だったのです。その行き先は最初、土佐の国。のちに阿波の国に移られたそうです。より京の都に近かったからというのが理由だそうですが、当時の幕府の厚遇もあって暮らしやすかったのだとピジョンズ・パーク(P.P)は想像を膨らませます。そうして、当地で崩御された土御門天皇が荼毘(←読めますか?)にふされたのが鳴門市大麻町池谷。ここに火葬塚が残され、そして土御門天皇を祀る阿波神社がひっそりと守られています。そうと知って、(P.P)は謹んでお参りさせていただいたのです。
 
2017.1211
●金の地蔵を守っていたのは…。 (勝浦町生名・第20番札所鶴林寺。)
勝浦川を望み南に小高い鷲が尾山(標高約550m)の山頂に開かれた四国88ヶ所霊場の一寺。霊鷲山宝珠院第20番札所「鶴林寺(かくりんじ)」。山号は鷲なのだけれど、鶴がこの寺の本尊、開基に深くかかわっています。昔、1200年も以前に、弘法大師(空海)がこの地で修行していたおり、杉の老木の上で2羽の鶴が何かを守っているのを見つけたのだそうです。調べてみると小さな黄金の地蔵。Gold Jizo.でした。そこで弘法大師は木の地蔵菩薩像をこしらえて、体内に納めて本尊にし、鶴林寺と名付けたのが開基、はじまりだったのだそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)が久しぶりに御本尊地蔵菩薩さまに呼ばれたのは先週末。夕刻近い境内はしんと静まり帰っていました。
 
2017.1209
●鍾乳洞はいまだ遠く…。 (那賀町和食郷・氷柱観音の本堂参拝。)
那賀町の道の駅「鷲の里」近く、那賀川の流れを望む高台に氷柱(つらら)観音堂はあります。ピジョンズ・パーク(P.P)がここを訪れるのは久しぶりのこと。これまでにも数回足を運んでいるのですが、実は観音堂がメーンの行き先ではなくて、勝浦町に抜けるときに思いついて寄り道する程度。なので、氷柱観音の名前の由来になっている鍾乳洞をのぞいたことはまだありません。次回は、きっと訪ねてみたいな。御本尊・氷柱十一面観世音菩薩さまに呼ばれることを願っている(P.P)なのであります。
 
2017.1208
●ネコの話をしようじゃないか3。 ((P.P)番ネコの宅急便。)
ふるさと徳島を冷たい雨が洗ってくれています。うれしいな。これでまた、いっそうふるさとの風景が輝くことでしょう。うれしいといえば、ピジョンズ・パーク(P.P)に届け物が! 何かと思えば、(P.P)番ネコの気怠いあくびでした。まったりさせてくれてありがとう。今年も残りわずかな日数となって、売れないライター(P.P)でも、少しは忙しくなっています。いっぱしにストレスなんて言葉も浮かんだりして…。そんなとき(P.P)番ネコがゆる~い空気を盆に載せて運んできます。粗茶ですニャ。とか言いながら。癒されます。さて、今日は寒い一日になりそうですが、(P.P)読者のみんなも体調など崩さないよう精一杯楽しんでほしいと思うのです(=^・^=)。
 
2017.1207
●寒い朝の初物。 (吉野川市鴨島町・田んぼの初霜。)
ポッポニュース読者のみんな、おはよ。うれしい話を聞かせます。ふるさと徳島の空は青。間違いなく世界一澄んだ青が今、ピジョンズ・パーク(P.P)の頭上に広がっています。ふるさと徳島は徳島藩と呼ばれていたころから「藍(あい)」の生産で栄えた藍の国。その色は阿波藍と評されて尊(←読めるかな?)ばれました。「青は藍より出でて藍より青し」の言葉は、ノリや冗談ではなく、本当のことをそのまんま伝えてたんだね。そんな世界一の青空の下、今朝、(P.P)のシゴト場の前に広がる田んぼが白く輝いていました。押っ取り刀で駆けつけてみると、霜(しも)! 土も枯れ葉も稲わらのクズもみんなカチコチ。緊張してるんだね。なぜ?って、(P.P)の知る限り、近所では初! はじめての時は、硬くなるものだもの。なんの話をしてるのか分からなくなってきましたが…(=^・^=;)。まとめると、ふるさと徳島は阿波藍の国で青の生みの親。青空の下でこそ、大地はいっそう白く輝くのです。
 
2017.1206
●つるべ落としの旧道を行く。 (石井町・旧童学寺隧道へ向かう旧20号線。)
今朝は清々しく晴れ。ふるさと徳島に青空が広がっています。ポッポニュース読者のみなさん、おはよございます。ピジョンズ・パーク(P.P)は朝からテンション高く、キモチ晴れやかなのであります。というのも昨夕、原稿納品の帰りに道草した旧道歩きが気持ちよく、目覚めたあとにも余韻が残り、目の前の澄んだ空気とあいまって、(P.P)をやさしく包んでくれてるから。旧道というのは、石井町と神山町をかつてつないでいた旧童学寺隧道に続く旧県道20号線。前山公園の南側にある入り口は車止めがされていて、散策専用の歩行者天国。(P.P)は、闇が猛スピードで迫る昨日の夕刻、そんなものは気にせず、のんびり歩かせてもらいました。
 
2017.1205
●能力を高める巨大治水施設。 (那賀町・長安口ダムの改造工事。)
徳島県那賀町を流れる清流・那賀川。その中流に設けられた巨大な治水施設「長安口ダム」の改造工事が進んでいます。万が一の際、十分に放水できる能力を高めることで、大雨による洪水時に、周辺での災害を防ぐのが大きな目的のひとつになっているのでしょう。工事の完成は平成32年3月が予定されているようです。ピジョンズ・パーク(P.P)は2年余り後、ダムの治水能力の増強による安心とともに、完成したスガタを見るのが楽しみになっています。
 
2017.1204
●今年一番!を見上げて。 (吉野川市鴨島町上空・2017年最大の満月。)
なんにせよ一番という言葉の響きには、だれもが興味をそそられるのではないでしょうか。日本で一番、世界で一番、組み合わせでは、たとえば一番風呂、一番星、一番列車、どれもこれも魅力的ですよね。だから、ピジョンズ・パーク(P.P)は列車に乗るなら先頭車両一番前の運転席横に立ち、温泉に泊まったらできるかぎり早起きで大湯船を狙うのです。そんなわけで昨夜から今朝未明にかけて空に浮かんだ月を見上げないではいられなかったのです。理由はひとつ、一番! 何が一番かといえば、昨夜の満月の大きさ。今年現れた満月の中で地球に最も近い軌道を通り、最大の大きさに見えるということ。大きな満月をポッポニュース読者のみんなにも楽しんでもらおうと、(P.P)が用意したのが本日の写真! …なのだけれど、比べるための月がない。一番小さな月を撮影していれば並べられたのに、残念。とはいえ今年最大の満月には違いない、どうぞご覧あれ(=^・^=)。
 
2017.1203
●ネコの話をしようじゃないか2。 ((P.P)番ネコの日常。)
ふるさと徳島は、昨日に引き続き青空に包まれています。キモチいいねぇ、外を歩いてたら、きっと。ピジョンズ・パーク(P.P)は、石油ストーブを付けたシゴト部屋でキーボードを叩いております。シゴトもパチパチ、息抜きのポッポニュースまとめもパチパチ。FキーとJキーのポッチンがすり減って分かりにくくなっています。そんな(P.P)の傍らで、(P.P)番ネコがスヤスヤ、寝息を立てています。そういうスガタをみると、撫でたり抱き上げたりしたくなるのですが、基本、嫌がられます。で、(P.P)がノリノリで原稿をまとめていると、足下で「にゃぁ~~~~っ」。「何かにゃいですか?おいしいもの」「何かにゃいですか?楽しい話」とねだってきます。「…。」仕方なく、おやつ代わりの中身とろ~りネコごはんを少しあげます。手のひらに載せて、そこから食べてもらいます。ペロッ、ペロッと、くすぐったい。手のひらはよだれでベタベタになって、しかもかなり臭いのだけれど、それでもやめられない。番ネコと(P.P)のほどよい距離なのです。番ネコが(P.P)にやってきたのは、2006年2月2日。もう間もなく12年のお付き合いになります。干支でいえば、ひとまわり。カラダも存在感も大きくなりました。
 
2017.1202
●第九初演100周年の夜を祝う光。 (鳴門市大麻町・鳴門市ドイツ館とイルミネーション。)
第一次世界大戦の最中、旧ドイツ兵捕虜と坂東俘(ふ)虜収容所周辺の人々との交流がうんだ奇跡の第九演奏から今年で100年を数えます。鳴門市大麻町坂東にあった俘虜収容所でのドイツ兵捕虜の暮らしぶりや当時の板東周辺の歴史などの資料が展示され、人気を集める鳴門市ドイツ館。その敷地内をイルミネーションで彩る光イベントが昨日12月1日から始まっています。満月に近いお月様が空に浮かぶ好天の夜。ピジョンズ・パーク(P.P)も一番乗り!と、光のただ中に立ってきました。嬉しいことに、第九の作曲者ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)がタクトを振り上げ迎え入れてくれます。寒風避けに、すっぽりと被っていたフードを慌てて脱ぎ、(P.P)も歓喜の表情を持って「こんばんワ!」と、ご挨拶させていただいたのです。
 
2017.1201
●県外編:豊後国一宮。 (大分県大分市・柞原八幡宮に初参拝。)
別府湾に臨む大分市八幡地区。そこにおよそ1200年近く以前、宇佐神宮から分祀されたのが柞原(ゆすはら)八幡宮。まだ、紹介させていただいていませんが、ピジョンズ・パーク(P.P)は、宇佐神宮を参拝させていただいたのち、柞原八幡宮にもお参りさせていただきました。いずれも初詣で。当社が分祀されたのは、平安時代の天長四年(827)。皇族の信仰も厚く、仁平三年(1153)には、鳥羽天皇が60歳の御賀に御祈願を行い、神領を定めたそうです。また元暦元年(1184)には、源範頼が平氏の追討を祈願し、源頼朝やその後の武家領主の信仰も集めたといいます。本殿は嘉永三年(1850)に再建。参道途中に建つ南大門の壁面には優れた彫刻が施されて、参拝者の目を引きます。南大門の入り口には樹齢3000年ともいわれる天然記念物の大楠がどっしりと構え、境内の宝物館には太刀、甲冑、金剛仏等、重文6点など宝物が所蔵されているのだそうです。(P.P)は、お招きの恵に感謝し、ご挨拶させていただきました。
 
2017.1130
●季節の終わりに。 (徳島県・秋の記憶。)
11月も今日で最終日。ほんとに時間の足の速さに驚かされます。ピジョンズ・パーク(P.P)は、シゴト場を暖めてくれる石油ストーブが空気をたくさん食べてしまうためか、思考が緩慢になってしまって…。気がつけば、あっという間に1時間が経過していた! なんてことが多くなって、行ってしまった時間を必死で追いかけなきゃならなかったりするのです。とほほ(P.P)。とはいえ、明日は“最後だけれど真新しい月”のはじまり。乗り遅れないようにと、キモチを古い立たせているのです。本日のポッポニュースは、(P.P)がふるさと徳島で出会った秋の色。どうぞ、お楽しみください。
 
2017.1129
●県外編:国東半島の最高峰にトライ。 (大分県国東市・両子山トレッキング。)
先日のこと。日頃お世話になっている環境保護NPOの県外研修に、ピジョンズ・パーク(P.P)も同行させていただきました。環境保護が目的とはいっても、そして基本的に登山愛好家が集まって結成されたNPOだったりするため、旅のメーンは山行だったりします。今回はふるさと徳島から距離もあり、移動時間を考えて小さな山を楽しむことになったようです。それが、大分県国東(くにさき)市にある両子山。「ふたごやま」と読みます。国東半島の最高峰で、標高は約720m。中腹に建立されている両子寺境内近くの登山口から、NPOのみなさんにくっついて(P.P)も約400mの登山を楽しませていただきました。
 
2017.1128
●県外編:国東半島から四国をにらむ。 (大分県国東市・天台宗の古刹「両子寺」。)
九州大分県から西、瀬戸内海に向かって突き出した国東半島に、ピジョンズ・パーク(P.P)はとある古刹を訪ねました。寺名は、九州西国三十三箇所第六番札所で国東六郷満山霊場第十三番札所、足曳山両子寺(ふたごじ)。比叡山延暦寺の最澄大師に由来する天台宗の寺。国東半島最高峰の両子山(標高約720m)の山頂近くに拓かれた境内で、参拝がてらモミジ狩りも楽しませてもらいました(=^・^=)。
 
2017.1127
●県外編:磨崖仏。 (大分県臼杵市・国宝の臼杵石仏。)
ピジョンズ・パーク(P.P)が出かけようとすると、雨が迎えてくれます。閉じ籠もってシゴトしようとすると、光が誘いにやってきます。やれやれ(=^・^=;)。今号のポッポニュースは県外編。大分県臼杵市にある国宝を見てきました。岩肌に彫刻された仏像群。いわゆる磨崖仏(まがいぶつ)で、正式には臼杵石仏といいます。誰がいつごろ彫ったのか正確には分からないそうですが、1200年くらい以前、平安時代の末期だろうと推定されています。国宝をもたない、ふるさと徳島にも、いつか国宝が発見されることを願いながら、存分に見学させていただいた(P.P)なのであります。
 
2017.1126
●特区の賑わい。 (吉野川市美郷・梅酒まつり。)
梅酒の醸造が特別に許可された地域が、ふるさと徳島にあります。吉野川市美郷地区は、昔から県下で屈指の梅どころとして知られ、おいしい梅の産地として多くの雇用と賑わいを生み出してきました。そして、いま、梅の実と加工品「梅干し」の生産に留まらず、梅の実を使った梅酒の産地として、新たな賑わい創出に挑戦しています。地域の笑顔に会いたくて、ピジョンズ・パーク(P.P)も国道192号から南、山川町で国道193号へ進路を取りました。
 
2017.1125
●(P.P)に似てる羅漢さんは…! (板野町・地蔵寺奥の院の五百羅漢。)
四国88ヶ所霊場の第5番札所無尽山荘厳院「地蔵寺」にお参りさせていただいたピジョンズ・パーク(P.P)は、奥の院「羅漢堂」まで足を延ばし、五百羅漢さんを拝観しようという気になりました。自分に似ている羅漢さんが、必ずいらっしゃるとのことだから、呼ばれたのかもしれません。拝観料200円を支払って、コの字に作られた羅漢堂の土間廊下を巡り、羅漢の彫像を見上げたのです。
 
2017.1124
●樹齢800年の大紅葉は間近! (板野町・地蔵寺の大銀杏。)
四国88ヶ所霊場の第5番札所無尽山荘厳院「地蔵寺」の境内中央に生きる大銀杏は、ピジョンズ・パーク(P.P)が毎年、紅葉を楽しみにしている一本です。今年の具合はいかがなものか、シゴトのついでにちょこっと寄り道。本格的な色づきは少し先のようですが例年、見応えのある紅葉を楽しませてくれる巨樹。待ち遠しいのです。ただ、地蔵寺の銀杏は雌の木が多いようで、実が独特の香りを放って、木にあまり近づけないのが悩ましいところではあるのですが(=^・^=;)。
 
2017.1123
●県外編:冬の桜花にうっとり。 (東京都・目黒川みんなのイルミネーション。)
ホンキの寒さが確実にやってきてる感じ。昨日は午後から冷たい雨が町を洗い、今日は夜になっても凍えるような風が通りを拭(ぬぐ)っています。寒さは、でも、辛いばかりじゃありませんね。ピジョンズ・パーク(P.P)は知っています。空気は冷やされて透明度があがり、光の輪郭さえ見えるくらいに澄んでくるのです。だから、冬のイルミネーションは美しいし、ボクたちの心をとらえるのだと(P.P)は思うのです。今日のポッポニュースは、県外編。東京都の副都心ともいわれる大崎・五反田エリアを、結構な水量の目黒川が流れています。その川岸の木々が赤やピンクのイルミネーションで彩られて、まるで桜が花を咲かせたような光景を見せてくれていました。(P.P)は「冬のお花見」を寒さを忘れて堪能したのです。
 
2017.1122
●モチーフは端四国八十八箇所。 (つるぎ町貞光・須恵泰正さんの鉛筆画展。)
日頃からピジョンズ・パーク(P.P)も何かとお世話になっている鉛筆画家の須恵泰正さんの個展が、徳島県西部つるぎ町貞光の織本屋さんで開催されています。遠い昔、つるぎ町内の貞光地区から半田地区の山中を中心に88の庵が設けられ、これを巡って心身を清める端(はば)四国八十八箇所巡りが、古くから行われてきました。そうした風習も廃れるなか、今に残る庵を一軒一軒探し出して、鉛筆一本で背景とともに描き出されています。すべて巡ると総距離80kmにもおよぶのだそうです。山中の急な坂を考えれば、かなりな難行です。「今回の展示は約50点。残りも数年のうちに仕上げるつもりです」と須恵さん。会場に足を運んだ(P.P)は、圧倒的なリアリティに息を呑みながら、残る作品の完成を今から楽しみに待っているのです。会場は徳島県つるぎ町貞光「織本屋」。会期は2017年11月30日(木)。会館時間は午前9時~午後5時(第3水曜日休み)。入場閲覧は無料。
 
2017.1121
●吉野川の景勝を望む境内。 (三好市山川町・大川持の石立神社。)
邂逅! こんなところで石立神社さんにお呼びいただけるなんて! 友人から「吉野川の絶景ポイントがあるんだよ」と教えてもらった場所を散策して出会ったのが石立神社さん。国道32号と土讃線の線路を挟んで北側に延びる町道沿いで、山城小学校にほど近い斜面にひっそりと立つ鳥居と静かな杜。ピジョンズ・パーク(P.P)は、一も二も無く、石段を登っていました(=^・^=)。
 
2017.1120
●県外編:縁結びの神様。 (兵庫県神戸市・朱塗りの拝殿 生田神社。)
カラダが重い…。どうも、動きが鈍くなったと思ったら、コシにどっかりとお肉が乗っかっていました@@;)。贅肉…ぜいにく…贅沢したあげくにくっついたお肉…と解釈できそうですが、ピジョンズ・パーク(P.P)は、「油断」と読みます。コシの上に乗っかったのは油断。というアブラ肉なのです。だから、もはや油断はしません。食を細くして、運動量を増やして…そうだ、腹筋しよう(=^・^=)!と思うのです。大好物のお餅さんと決別できるかなぁ。だけど、これから出くわすことが多くなるんだよなぁ。出くわすといえば、縁。本日のポッポニュースは、またしてもの県外編!!! 神戸市中央区下山手通に建立されている生田神社さん。縁結びのご利益を賜れると信じられ、(P.P)が参拝させていただいたこの日も多くの笑顔が境内を訪れていました。

●県外編:日本最多の祭神がいらっしゃる神社。 (東京都千代田区九段・英霊を祀る靖國神社。)
きっと招かれたのに違いありません。門前ではありましたが、小さく二拝二拍手一礼でご挨拶させていただきました。戦争とはいえ、日本のために亡くなられたみなさんの英霊を祀る靖國神社。静まり帰った参道を門扉まで歩かせていただきながら、ピジョンズ・パーク(P.P)は、感謝の気持ちをお伝えしたのです。英霊を祭神とするならば、日本で最も多くの神様がいらっしゃる神社。誓い日に再訪し、参拝させていただける機会に恵まれることを願う(P.P)なのです。
 
2017.1118
●県外編:猫たち。 (東京都千代田区・猫と番ネコ。)
東京の一夜。ピジョンズ・パーク(P.P)が品川の新馬場の通りを散策した折、出会ったネコ2匹の様子がとても心地よく、シャッターを切らされてしまったのです。一匹は東海道品川宿の臨海山法禅寺の境内。住職の代理といった佇まい。もう一匹は、新馬場の商店街へ(P.P)を誘ってくれたちょびひげの猫。もちろん、(P.P)番ネコもおまけで、登場します。ご覧下さい。
 
2017.1117
●県外編:お城巡りの一番札所。 (東京都千代田区・江戸城の今。)
えっとぶりに上京してきました。おシゴトがメーンではありましたけど、やっぱりお上りさん観光しないとね。というわけで今回、ピジョンズ・パーク(P.P)が一番の目的地に設定したのは、このところハマリ気味の日本の城。そして、日本の城のなかでも、その存在感は他を圧倒して譲りません。いわば全国お城巡りの一番札所。天守閣は、4代将軍の時に燃え落ちて以来、再建されず、江戸城そのものもないにもかかわらず、イメージはハッキリしている。テレビや映画の時代劇や時代小説に描かれた印象が、ピジョンズ・パーク(P.P)をはじめ、多くの日本のひとの心に刷り込まれているからに違いありません。東京都千代田区千代田1-1。現在は皇居の一部になっている江戸城跡に、遅ればせながら(P.P)も初登城させていただきました。
 
2017.1116
●黒川谷の奇跡。 (三好市山城町・飯台岩の五十鈴神社。その2)
三好市山城町を流れる伊予川の支流、黒川谷の景勝「半田岩」を訪ねたピジョンズ・パーク(P.P)。道路の対岸へ谷を渡り、五十鈴神社の鳥居をくぐると広々とした境内広場があり、奧に、すぐにそれと分かる大岩が控えていました。(P.P)はあえて、岩を回り込む参道ではなく、大岩の裂け目に続く古き参道を使わせていただき、参拝させてもらったのです。(P.P)が呼ばれた理由は、岩の上に立って分かりました。萌える赤の世界。半田岩の上に設けられた社を包み込んだモミジの光景を見せてやろうとお招きくださったのに違いないと確信しました。黒川谷の奇跡。後編をお楽しみください。
 
2017.1115
●黒川谷の奇跡。 (三好市山城町・飯台岩の五十鈴神社。)
今から500年ほど以前。長宗我部の軍勢が田尾城を攻めた際、三好市山城町を流れる伊予川の支流、黒川谷で策略を練ったそうです。その場所は巨大な「飯台(はんだい)」のようなカタチをした岩の上。そこから、半田岩の地名が付いたといわれる場所があります。清廉な谷水に水車がギシギシ回り、涼しい風が吹く半田岩の景勝。そこでしばらく滞在し、散策したピジョンズ・パーク(P.P)は、奇跡の光景に出会いました。きっとここが半田(飯台)岩。五十鈴神社の祠がまつられた岩の上は広く平らで、周囲を見通すにも格好の場所に思えたのです。
 
2017.1114
●色彩繚乱。 (上板町・大山寺境内の紅葉。)
「四国別格二十霊場」および「四国三十六不動尊霊場」のいずれも第一番札所にあたるのが、上板町の大山(おおやま・標高約691m)に建立されているのが仏王山大山寺。真言宗を布教する寺院です。大山寺は、毎年1月の第3日曜日に境内広場を使って行われる「力餅」大会で知られ、かつての徳島藩主・蜂須賀家に由来する新春イベントは、多くの檀家と観客を集めています。そして今、弘法大師が植えたといわれるイチョウの巨樹を中心に周辺の広葉樹が色づき、境内に繚乱する光景を見せています。ピジョンズ・パーク(P.P)も、毎年ここを訪れ、過ぎ去っていく時の存在を感じているのです。
 
2017.1113
●阿波の伝統工芸の祭典。 (鳴門市大麻町・大谷焼窯まつり2017。)
晩秋の恒例イベントのひとつ「大谷焼窯まつり」が、先週末の土、日曜日に開催され、ピジョンズ・パーク(P.P)も昨日、最終日に会場を訪ねました。大谷焼の窯元の一軒、佳実窯(よしみがま)さんで、毎年、干支の置物を買い求めるのが、(P.P)の習わしになっているのです。このところ2日の開催のうち、いずれかは雨になっていたのですが、今年は両日共に快晴。多くの人出で賑わったようです。11月も半ば。あっという間に師走の声を聞き、今年もそうそうに立ち去っていきそうな気配。(P.P)もやり残しのないよう、まずは犬の置物をしっかり選ばせてもらいました。
 
2017.1112
●まっかっか。 (三好市山城町・黒川谷の水車。)
塩塚高原に向かう道中。黒川谷の名所「半田(飯台)岩」で知られるポイントがあります。ドライバーの目を奪う紅葉が踊っているのにもかかわらず、辺りには静けさがうずくまり、ピジョンズ・パーク(P.P)をやさしく受け入れて、落ち着かせてくれたのです。
 
2017.1111
●標高1000mのススキの原っぱ!。 (三好市山城町・塩塚高原と秋の空。)
最高標高1043m。三好市山城町と愛媛県四国中央市の県境に広がる塩塚高原では、ススキが穂を膨らませ、爽やかな秋風に種を飛ばしています。塩塚高原といえば、春の恒例イベント「野焼き」でも知られますが、パラグライダーやトレッキング、キャンプスポットとしても人気を集めています。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだ11月9日。ススキはのびのびと空に遊び、森の木々は真っ赤に萌えていました。今日のふるさと徳島は朝から雨。風は生暖かくて、カラダは良く動きます(=^・^=)。この雨に洗われて、午後の空気は、きっと新米のように、つやつやに輝くことでしょう。
 
2017.1110
●やっぱりええなぁ。吉野川ッ!。 (三好市山城町・大歩危峡と紅葉。)
見慣れたと思っていた吉野川・大歩危峡の表情なのだけれど、どうしたものか季節や時間やそのときの気持ちやで、違って見えるのです。晩秋の夕刻。ピジョンズ・パーク(P.P)は、闇に沈んでいく、ふるさとの流れに、惚けたように見入っていたのです。そうしてスガタが見えなくなった後、水の音が、遠くにあった吉野川をすぐそばに感じさせてくれました。
 
2017.1109
●湖面を染めるイタノの紅葉。 (三好市池田町・夕暮れの池田ダム湖。)
三好市池田町イタノ。今から遡ること42年前。昭和50(1975)年、吉野川に築かれたコンクリートダムは重力式のこれぞダム!といった威容を備え、上流に巨大な湖を作りました。いわゆる池田ダム湖で、かつてはオマルの愛称で呼ばれた観光ボート「スワン号」が遊び、ブラックバスやコイ釣りの好ポイントだったりもしました。ピジョンズ・パーク(P.P)も、ずいぶん昔、ニゴイ釣りに興じては、心の均衡を取っていたこともあったような…(=^・^=;)。先日の夕刻、池田ダム湖の北岸に立った(P.P)は、過ぎし日を懐かしんでみたりしながら秋の風を呼吸していました。
 
2017.1108
●紅葉とシカ肉カレーは11月いっぱい。 (那賀町木沢・ファガスの森「高城」と紅葉。)
日本一長い未舗装道「剣山スーパー林道」(総延長87.7km)にある休憩宿泊施設のレストラン・ファガスの森「高城」も、今シーズンの営業を終えようとしています。最終は11月末。剣山スーパー林道の冬季閉鎖とともに2017年の商いを終えます。地下足袋王子こと管理人の平井滋さんは「まだ、20日余りあるけん、おいしい名物シカ肉カレーを食べに来てよ」と、水曜、木曜の定休日以外、早朝から仕込みに掃除に接客にと大忙し。ファガスの森「高城」の営業時間は午前10時くらいから午後4時くらいまで。今シーズン中にもう一度、足を運びたいとピジョンズ・パーク(P.P)は密かにたくらんでいたりするのです。
 
2017.1107
●標高1628m!。ナカ奧ダイヤモンド。 (那賀町木沢・高城山のレーダー塔と樹氷。)
今日7日は、立冬。「りっとう」と読みます。というわけでついに冬が到来。2018年の立春まで、長い長い白の季節がやってきます。寒い寒い北風には、人と人をいっそう近づけるチカラがあったりして、ピジョンズ・パーク(P.P)は四季の中でも、ことにお気に入りのシーズンだったりするのです。標高1628m。吉野川沿いの平野部からは雲より高い位置にある高城山の山頂付近では、一足も二足も早く冬が訪れていました。(P.P)が足を運んだのは5日(日)の朝。昇ったばかりの陽が、霧氷の森に差し込み、あたかもダイヤモンドのように輝き、(P.P)を包みこんで迎え入れてくれたのでした。
 
2017.1106
●ナカ奧で仰ぎ見る渓谷の美。 (那賀町木頭・“高の瀬峡”大紅葉。続々編)
ふるさと徳島は山国とも評され、称する緑豊かな森林県。山山が連なり渓谷が間を埋める徳島の秋は、無数の色が折り重なる紅葉天国。なかでもナカ奧(那賀町木頭地区)は、大紅葉が360度全天を埋める屈指のモミジ狩り名所。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねた先週。渓谷の底を流れる那賀川を隅々まで色とりどりに染めて、平成29年の秋が横たわり手招きしておりました。
 
2017.1105
●渓谷をおおうナカ奧の秋景。 (那賀町木頭・“高の瀬峡”大紅葉。続編)
ナカ奧(那賀町木頭地区)に深く刻まれた渓谷“高の瀬峡”。赤や黄や橙が入り交じり、そこに「無い色は無い」と、ピジョンズ・パーク(P.P)に言わせしめる光景が今の時季、晩秋に現れます。日本一長い未舗装道「剣山スーパー林道」の終点・起点にもなっている平(たいら)地区から、清流・那賀川の最上流部で、目がくらむほどに高くそびえ、そして深く刻まれた渓谷に、(P.P)は屈指の大紅葉を見ました。
 
2017.1104
●断崖を包む秋色もみじ。 (那賀町木頭・“高の瀬峡”大紅葉。)
ふるさと徳島を代表する紅葉名所『高の瀬峡』。毎シーズン、ピジョンズ・パーク(P.P)は紅葉を楽しみに足を運びます。そして例年、台風や寒暖の差や天候やを気にしながら、色のつき具合に一喜一憂。今秋は、さて、どんな具合かな(=^・^=)? というわけで、いそいそと出かけたのは11月2日。結果は、ご覧の通りの大紅葉が迎え入れてくれました。今号から数回にわたり、ご紹介します。まずは入り口“平(たいら)の里”からすぐの絶景を(P.P)といっしょに楽しんでくらはい!
 
2017.1103
●太龍寺こぼれ秋画像。 (那賀町・太龍寺山の紅葉。)
ふるさとは徳島の平野部は、今日も暑い一日でした。今頃になって、少し雲が出て涼しくなっています。今夜は冷えて、少しは秋が進むかな(=^・^=)? 今号のポッポニュースは、前号に引き続き太龍寺境内と近辺の秋景。どうぞご覧下さい。予告。次回から県内というか四国屈指のもみじ狩り名所「高の瀬峡」の秋景を紹介します。11月2日の染まり具合。渓谷で赤や黄の葉が踊っていました。どうぞお楽しみに!
 
2017.1102
●染まり始めた第21番札所太龍寺の境内。 (那賀町・太龍寺山の紅葉。)
11月に入って、お天気続きのふるさと徳島。爽やかに秋晴れって感じじゃなくて、ジリジリとおでこを焦がし、首筋に汗が流れる、夏のような暑さも混じっています。里に、秋の色はまだまだかなぁ。居ても立ってもいられず、ピジョンズ・パーク(P.P)は、県南の札所山へ向かいました。四国88ヶ所霊場の第21番札所太龍寺が建立されている太龍寺山(標高約618m)。那賀町和食郷のロープ-ウェイ山麓駅から見上げた山は、まだ緑が濃かったのですが、標高476mの山上駅周辺では、紅葉が進み始めていました。
 
2017.1101
●さよなら。夏の記憶。 (吉野川市鴨島町・吉野川堤防のクワガタムシ)
おまけ画像。ピジョンズ・パーク(P.P)が近くの吉野川堤防を散策中、とぼとぼと前を行く一匹の虫に出会いました。よく見れば、今年はじめてのノコギリクワガタさん。アゴのハサミは少し傾いて、足取りはヨレヨレ。けれど、残りの時間を懸命に生きようとする、生きる意味を疑わないスガタに、(P.P)は気持ちを揺すぶられ、自らも時間を少しも無駄にしないよう生きなきゃと振り返えらせてもらったのです。クワガタさん、もう、頑張れ!とは言いません。ただお礼を言います。それから、さよなら、も。
 
2017.1031
●邂逅! ふたりの作家さん。 (イラストレーター:すえドンさんとたなかきみよさん。)
昨日、ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場に、ふるさと徳島で活躍中および注目株の2人のイラストレーターさんがおいで下さいました。おひとりは知る人ぞ知る、もう広く全国に顔が広い「すえドン」こと須恵泰正さん。もうおひとりは、今はネコをモチーフに描きまくる(=^・^=)イラストレーター「たなかきみよ(田中公代)」さん。示し合わせていらっしゃったわけではなく、偶然の出会い──邂逅(かいこう)です。現在、(P.P)のシゴト場で、たなかきみよのシークレットイラスト展第2弾!「ネコとクリスマス」を開催しています。田中さんが追加の作品を持ってきて設置しているところへ、須恵さんが月末恒例の近況交換にいらっしゃり、初対面となりました。須恵さんの描く細密鉛筆画に刺激を受けていたという田中さん。明日から1ヶ月間、つるぎ町貞光二層うだつの町並み織本屋さんを会場に、須恵さんが描かれた端四国八十八ヶ所の鉛筆画展が開催されるそうで、楽しみに足を運びたいと話に花が咲いていました。あ! たなかきみよさんのクリスマス展の会期は年末くらいまで。こちらは(P.P)のお客様だけの特別公開。なので、たなかみきよ作品に出会いたいみんなは、東みよし町のcaféパパラギさんへ。店内で、個展開催中だそうですよ(=^・^=)! 時間は不確定ですが11月3日(文化の日)には、たなかきみよさんも来店されるそうです。運良く邂逅できれば、ネコ絵の話を聞けるかもしれませんよ。
 
2017.1029
●もうすぐ秋のサクラが見頃。 (阿波市:市場町伊月のコスモス畑。)
昨年11月3日に出逢った秋の色。県道11号線・鳴門池田線沿い、市場町の稲の借り入れが終わった田んぼではコスモスが群れて咲いていました。今シーズンは、まだ少し早いのか、遅れているのか、ピジョンズ・パーク(P.P)は花の絨毯の中を歩くチャンスに恵まれていません。昨年見た花景を楽しみに、記憶の糸をちょっぴり引っ張り出しておきます(=^・^=)。
 
2017.1028
●標高92mのサクラ秋色。 (吉野川市鴨島町:向麻山の紅葉。)
吉野川市鴨島町のサクラ名所はたくさんあって、そのひとつに向麻山(こうのやま・標高約92m)も数え入れていいでしょう。そしていっそう早く色づくのもサクラの木の葉。ピジョンズ・パーク(P.P)が山行した昨日のお昼。山頂公園は、赤や黄にすっかり染められていました。
 
2017.1027
●これからが楽しみ! 菊花咲き始め。 (吉野川市:第77回鴨島大菊人形メーン会場。)
第77回開催を迎えた鴨島大菊人形。メーン会場となっている吉野川市役所イベント広場で、咲き具合を確認してきました。花はまだ、つぼみが多く、写真のとおり咲き始めといった感じ。あと、一週間もすれば、かなり咲きそろいそうではありました。これからが楽しみな「鴨島大菊人形」展は、11月15日(水)まで開催されています。
 
2017.1026
●朝のJR鴨島駅前ロータリー (吉野川市:JR鴨島駅と第77回鴨島菊人形。)
昨日に続き、今朝のふるさと徳島の空は晴れ。生まれたての光に洗われた空気が清々しく感じられます。ピジョンズ・パーク(P.P)はココロ軽やかに、JR駅前に足を運んできました。秋季名物の「鴨島大菊人形」展で設置された菊人形の花の具合を探るため(=^・^=)。戦国武将・井伊直虎と直親をモチーフにした2体の菊人形が、通勤・通学のため、列車を目指して足早に改札を抜けていくお客さんたちを見送っているように感じられました。花の咲き具合は、咲き始め。これから、ますます楽しみなのです。
 
2017.1025
●秋の吉野川夕景 (吉野川市:川島潜水橋と阿波中央橋と江川。)
長雨のせいだろうか──。頬杖をついて窓外を眺めるのにすっかり慣れてしまったピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。そんなクセに気づいたのは昨夕。久しぶりに雨があがり、散策にでかけた吉野川堤防みちを辿りながら、夕景の濃い色や風の奥深い香りや水面に映った雲の高さやをあらためて思い、(P.P)は外出の喜びにまみれたのであります。本日のふるさと徳島は陽が射しています。シゴトの作業が遅い(P.P)は、本日も缶詰。台風22号が接近中とのことで、読者のみんなには、つかの間の晴れを満喫してほしいと願うのです。
 
2017.1024
●今年のモチーフは「おんな城主 直虎」 (吉野川市:「第77回鴨島大菊人形」はじまる!)
ふるさと徳島の秋の風物詩。紅葉名所の祭りや人形浄瑠璃の小屋掛け公演など、あれや、これやたくさんありますが、なかでも吉野川市で開催される「大菊人形」の展示は忘れることができません。吉野川市役所イベント広場をメーン会場に、JR鴨島駅前のロータリーで菊人形が展示されます。本日のポッポニュースは、今朝の駅前会場での咲き具合。これから、本番!見頃を迎えます。
 
2017.1021
●絶景! 高度108mのパノラマビュー! (坂出市:瀬戸大橋タワーからの眺望。)
四国の香川県坂出市と岡山県を結ぶ瀬戸大橋。かつてはフェリーや連絡船などの海路しかなく、共用が開始された昭和63(1988)年には、大いに歓迎されました。供用開始にあわせて始まった瀬戸大橋博覧会には多くのお客さんが訪れ、期間中(3月20日~8月31日)を通して賑わったそうです。完成から29年を経た今、瀬戸大橋は日常の道路となり、目新しさはなくなりました。そんななか、香川県側の博覧会場は公園に生まれ変わり、そこで残され、今も稼働しているモニュメントのひとつに瀬戸大橋タワーがあります。一本の支柱が瀬戸内海に望み立てられ、それを伝って円形のゴンドラが回転しながら上昇していく可動式の展望台です。最高点は108m。ピジョンズ・パーク(P.P)が乗ったのは、実のところ、今回がはじめて。雨に煙る瀬戸内海や瀬戸大橋、坂出市のランドマーク讃岐富士(飯野山・標高約422m)を眼下に、(P.P)は空中散策を楽しませてもらいました。瀬戸大橋の共用と同時に営業が始まった瀬戸大橋タワーも29年の時を経ていますが、(P.P)には目新しく映ったのであります。
 
2017.1020
●標高1600mの高山列車! (那賀町木沢:高城山レーダー雨量観測所モノレール。)
標高約1628mの高峰「高城山」の山頂近くに、レーダー雨量観測所(レーダー塔・レーダードーム)が立っています。ここでの観測データによって、四国の東半分以上、兵庫、岡山、広島の一部まで、雨量観測ができるのだそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)は、先日の霧の日、観測所内部を見学させていただく機会に恵まれ、はじめて地上7階に位置する展望ポイントまで上がることができました。色づく絶景とともに保全用に設けられた標高1600mの高地を登る列車(モノレール)の不思議な光景を記録しておきます。
 
2017.1019
●高城山を見上げて! (那賀町木沢:色づく剣山スーパー林道。)
標高約1628m。那賀町木沢にそびえる高城山が秋の色づきを深めていました。高城山は、那賀町にあるにもかかわらず、高丸山、雲早山の2峰とあわせて、勝浦三山に数えられています。剣山スーパー林道に開かれた登山口から分け入ったピジョンズ・パーク(P.P)を迎え入れてくれたのは、紅葉のあたたかい色と霧のやさしい香りでした。
 
2017.1018
●未来のふるさとをよろしくね! (那賀町木沢:ファガスの森「高城」で県新入職員さん研修。)
今日は、徳島県新入職員さんの一部研修がファガスの森(那賀町木沢)であり、ピジョンズ・パーク(P.P)も山歩き引率、県南部地域の振興を掲げるNPO法人きさわクラブの紹介立ち会いなどを兼ねて、お手伝いにうかがっていました。NPO法人きさわクラブ理事長・平井滋さんからは野生シカの捕獲方法について説明があり、また同理事で、NPO法人剣山クラブ理事長・桑原豊秀さんからはシカによる食害などの実体紹介が行われ、参加者は熱心に聞き入り、また真剣に各種体験に取り組んでいました。同席した(P.P)は、聡明かつ元気な新入職員さんたちの笑顔に、明るいふるさとの未来を感じることができました。次号は、新入職員さんたちと歩いた高城山や見学した雨量レーダー塔の紹介など掲載予定です。お楽しみに!
 
2017.1017
●剣山スーパー林道へ行こう! (那賀町木沢:ファガスの森「高城」の賑わい。)
昨日からの雨で、ふるさと徳島は平地でも肌寒さを増しています。標高約1300m。ブナの巨樹が茂るファガスの森では、すでに冬支度がはじまっているそうです。「昼の気温も10度をしたまわるようになった。もうあっという間に冬じゃわ」と、剣山スーパー林道の休憩宿泊施設レストラン・ファガスの森「高城」の管理人、地下足袋王子こと平井滋さんが教えてくれました。剣山スーパー林道は日本一長い未舗装道として知られ、総延長は1市3町にまたがる約87.7km。最高標高は約1500m。真っ赤な大紅葉に染まる秋は足早に去り、すぐに長い長い冬が横たわります。剣山スーパー林道は冬期通行止め。ファガスの森「高城」の営業も11月いっぱいとのこと。まだ、紅葉の残る剣山スーパー林道へ、もう一度出かけてみたいと、早くも暖房を効かせてしまったシゴト場で、ピジョンズ・パーク(P.P)は考えています。
 
2017.1016
●徳島の元気が大集合! (徳島市山城町:徳島ビジネスチャレンジメッセ2017。)
ふるさと徳島の未来をけん引する企業や団体や学生さんたちが、一堂に会して、それぞれの活動や成果品PRする展示会「徳島ビジネスチャレンジメッセ2017」が、徳島市山城町の交流施設「アスティとくしま」で開催されていました。ピジョンズ・パーク(P.P)も「次代を担うアイデアや笑顔に触れる良い機会でもあるし…」と、足を運んできました。広い駐車場はほぼ満車の状態で、会場内には人があふれていました。賑わいのようすをちょこっと記録しておきます。
 
2017.1015
●あれっ! 水も滴る狛犬さんっ。 (吉野川市山川町&川島町:秋雨にけむる忌部神社。)
ふるさと徳島は朝から雨。窓外の風景は灰色に沈み、それだから肌寒さも余計に感じてしまうのかもしれません。こんな日、ピジョンズ・パーク(P.P)は頬杖をついて、水たまりに弾ける雨の音に耳を傾けていたりします。そうして、そこにうずくまっている「もの悲しさ」の正体を探ろうといつのまにか懸命に考えていたりします。(P.P)は、これまでに幾度となく綴ってきましたが、実のところ雨が苦手ではありません。むしろ好き。ピーカンの森に涼風が吹き抜けていくような日はもちろん、みんなに大人気だと思います。一方で蒸したり、肌寒かったりするうえに、雨が降っているなんて日は、嫌がられがちだとも承知しています。けれど雨は、物思いにふけらせてくれる、かけがえのないツールだと(P.P)は知っています。たとえば邂逅、偶然の出会いは胸を躍らせてくれます。反対に、離れる寂しさの中に、たぶんきっと清々しさも感じられるのに違いありません。陽と陰──。どちらにもそれぞれの良さが潜んでいるのです。(P.P)は昨日、週末のジョギングを兼ねて、吉野川市山川町忌部山に鎮座する忌部神社に参拝していました。「もつ」と思っていた天気の読みはハズレて、途中から秋雨がシトシト降りはじめ、思わぬシャワーランとなってしまいました。そうして出会った光景が本日のポッポニュース。いつも拝殿にご挨拶させていただくだけだったのに、この日は、狛犬さんのスガタが目に飛び込んできました。秋雨に濡れて立つ様子は、凛々しく印象的でした。見上げる(P.P)の頬打つ冷たい雨にも「素敵な出逢いをくれてありがとう」と、感謝したくなったのです。
 
2017.1014
●秋早朝の山肌と登山道。 (三好市:剣山の紅葉。)
しつこいくらいに掲載してしまいましたが、おそらくラスト。ふるさと徳島の最高峰「剣山」(つるぎさん・標高約1955m)の紅葉2017。早朝の登山道で見つけた秋の色たち。少しの風に、色づいた葉が舞い、ハラハラと森の奧に降り積もっています。冬支度をはじめた木々の肌は乾いて、こうばしい香りを漂わせます。ピジョンズ・パーク(P.P)は必然、散る葉を数え、香りの主を探して、歩みが遅くなってしまうのです。そうしていつか、立ち尽くした視線の先に、いとおしいすべてが、佇み微笑んでいるのを知りました。──少々気恥ずかしいフレーズも、たぶんきっと季節が運んでくるのだろうな(=^・^=)。
 
2017.1013
●荘厳な日出1955。 (三好市:剣山山頂のご来光。)
快晴と夏日の奇跡に恵まれた日。ふるさと徳島が誇る最高峰の山頂で、ピジョンズ・パーク(P.P)は荘厳な日出、いわゆるご来光を待ち受けておりましたッ! 風に冷気は無く、けれど空気は洗われたように清々しく澄んでいました。そうやってお迎えした朝日は、山肌を赤く焼いて、色づく木々をいっそう鮮やかに染めて昇り、移りゆく季節を教えてくれたのです。今週も今日で最後。やり残さないようにしようって、思っているのです(=^・^=)。
 
2017.1012
●ふるさと第2峰の秋。 (三好市:真っ盛り! ジロウギュウの紅葉。)
ピジョンズ・パーク(P.P)は剣山(つるぎさん・標高約1955m)に登頂したついでに、連なるジロウギュウにも足を延ばしてみることにしました。秋の陽はつるべ落としとは言うけれど、せっかく目の前にあるのだし、お天気はいいのだし、気温も奇跡的に暖かいのだし…ということで、シルエットになる前に、一歩を踏み出していました。ふるさとの第2峰「ジロウギュウ」、標高約1930mの頂をめざした記憶を掲載しておきます。
 
2017.1011
●ふるさと最高峰の秋。 (三好市:真っ盛り! 剣山の紅葉。)
1955m。四国いや西日本、第2位の高峰「剣山」。ケンザンではありません、「つるぎさん」と読みます。発音します(=^・^=)。先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、紅葉を求めて登ってきました。下見のつもりだったのですが、どうも見頃のピークにあたったような…(P.P;)。喜びの光景をご覧下さいね。
 
2017.1010
●城跡公園で秋イベントを楽しむ。 (明石市:明石城跡と明石城まつり。)
淡路ジェノバラインで明石港に渡ったピジョンズ・パーク(P.P)は、JR明石駅に隣接する明石城跡を訪ねることにしました。城跡の周辺は明石公園として整備され、(P.P)が足を運んだちょうどその日、秋イベント「明石城まつり」が開催されているのに出会いました。小笠原忠真(おがさわらただざね)が築城、初代藩主として入城した明石城はすでにありませんが、国の重要文化財に指定されている2つの櫓(やぐら)を見学させてもらいました。そぼ降る雨の日の城跡散策で見た風景を記録しておきます。
 
2017.1009
●波に揺られて岩屋港と明石港を結ぶ高速船。 (淡路島:淡路ジェノバラインに乗船。)
今号は県外編。ふるさと徳島とは海を挟んだお隣県兵庫の海上交通「淡路ジェノバライン」に乗船してきました。明石海峡大橋が開通したのは今から20年近く前の1998年、平成10年4月のこと。淡路島と明石市がつながって、クルマでの往来が可能になったのをきっかけに船の需要はほぼ無くなりました。岩屋と明石を結んでいた「たこフェリー」(通称)なども運航をやめ、もう海路は存在しないのかと、ピジョンズ・パーク(P.P)は勝手に思い込んでいましたが、淡路ジェノバラインが生きていました。片道500円。いざ明石海峡大橋の下をくぐって明石港へ。
 
2017.1008
●アニメキャラに扮したレイヤー天国歩き。 (徳島市:マチ★アソビの街。)
目的といえば目的だったし、偶然といえば偶然でもありました。ピジョンズ・パーク(P.P)は、ちょっと運動がてら徳島市中心地の徘徊を企て、実行に移した10月8日(日)。マチでは、ちょうど7、8、9日の3日間、新町ボードウォークや新町橋、新町水際公園などをメーン会場に、人気アニメのキャラクターに扮したみなさん(いわゆるコスプレイヤーさん・レイヤーさん)が街中を練り歩き、写真を撮ったり、ポーズを決めたり、で、いつもはちょっと寂しい感じのふるさと徳島の中心地を流れる新町川周辺が明るい笑い声に包まれていました。賑わうマチのようすをお分けしちゃうぜぃっ!
 
2017.1007
●駅にも病院にも近い便利な駅。 (徳島市蔵本町:無人改札のJR蔵本駅。)
JR蔵本駅。ピジョンズ・パーク(P.P)は列車に乗ると、可能な限り車両の一番前に陣取り、運転手さんの隣で飛び去っていく風景を楽しむのを良しとしています。基本的に、ふるさと徳島を走っている普通列車は1,2両なので、先頭に立ちやすかったりするのです。そうして、いろいろな駅のホームの賑わいや寂(さび)れ加減を推し量っては、物思いにふけってみたり…。そんなわけで県内すべての駅に下車したことがあるわけではありません。JR蔵本駅もそんな駅のひとつ。下車ではありませんが、ぶらりと立ち寄ってみました。駅舎前には名水「蔵清水」が湧き、この日もたくさんペットボトルを用意した男性が名水をくんでいました。駅正面には大学病院や球場、眉山山頂への登山道などもあり、便利で楽しいマチ蔵本町。この日は人通りは、あまりありませんでしたが、JR蔵本駅前の記憶として残しておきます。
 
2017.1006
●邂逅! 菅原道真公を祀る社。 (徳島市南島田町:街中に鎮座する両八幡神社。)
数日前、ピジョンズ・パーク(P.P)は徳島市南島田町を徘徊しておりました。そこで偶然出会ったのは、菅原道真公と誉田別命(ほんだわけのみこと)を祀る両八幡神社。徳島市の中心地や国道192号に近く、自動車の通りも多い県道1号線沿いで、当神社の境内は、杜が木陰を落とし、静寂が満ちていました。(P.P)を呼んでくださったのは、いずれの神か。よろこんで「初詣で」させていただきました。
 
2017.1005
●四十七義士が鎮座する聖域へ。 (県外編:兵庫県赤穂市・赤穂大石神社に初参拝。)
以前、赤穂城跡を訪ねた際、ピジョンズ・パーク(P.P)は、隣接する赤穂大石神社に参拝させていただきました。昔、年末になると大石内蔵助率いる総勢47人の義士による討ち入りをテーマにした時代劇がテレビ番組の恒例になっていました。主君の恨みを晴らした義士たちの長、大石邸を境内とした赤穂大石神社には、大願成就のご利益があるのに違いありません。(P.P)は、土佐藩藩祖を祀った山内神社に続いての、藩祖詣でをさせていただきました。
 
2017.1004
●剣山スーパー林道のオアシス終盤。 (那賀町木沢・ファガスの森「高城」の秋。)
剣山国定公園の南面を東西に走る剣山スーパー林道。総延長87.7kmは、未舗装道として全国一の長さを誇る、文字どおりのスーパー林道。標高は最高点でおよそ1500m。「徳島のへそ」の愛称が付けられています。先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、それより200mほど低い位置に設けられている休憩・宿泊施設ファガスの森「高城」を訪ねました。名物シカ肉カレーを楽しみに、多くのライダーや家族連れの行楽・キャンプ客、ハイカーなどが訪れ、食堂は一日(午前10時~午後4時)賑わっていました。そうして(P.P)は、ログハウスが点在するファガスの森の小径を歩いて、秋の色を探したのです。
 
2017.1003
●色づき始めた南の森。 (那賀町木沢・堂の窪のカツラとカズラ。)
標高約1300m。ナカ(那賀町)木沢のシコクブシ鑑賞ポイント「堂の窪」にも、秋の色づきが降り始めています。日を追うごとに、気温は下がっていて、日中でも風があったり、木陰に入るとヒンヤリとして肌寒さを感じます。四季のなかで、最も足が速いのは「秋」。気づけばやってきて、あっという間に去って行くのです。前号に続き、堂の窪の風景ですが、今回は堂の窪のシンボルツリー「カツラの木」の冬支度と色づくカズラの葉の様子を掲載。滑り込んできた秋の横顔を記録しておきます。
 
2017.1002
●静かな森に色の賑わいを添える花。 (那賀町木沢・堂の窪のシコクブシ群れ咲き。)
キンポウゲ科トリカブト属シコクブシ。どっかの住所みたいだけれど、これは植物。アルカロイドとかいう毒のある植物として知られてます。上勝町を起点に神山町、ナカ(那賀町)の木沢から木頭に至る総延長約87.7kmの未舗装道「剣山スーパー林道」。そしてナカ木沢の入り口から、剣山スーパー林道に3kmほど侵入したポイントに、カバやカツラの木が鬱蒼と茂る森があります。秋の木漏れ日が射しこむ「堂の窪(どうのくぼ」)と呼ばれるポイントで、紫色の花を咲かせた植物が群生していました。トリカブト、地元ではシコクブシと呼ばれています。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは昨日の早朝。青紫、赤紫の花に混じり白花も数株見つけることができました。
 
2017.1001
●いざ「忠臣蔵」の城へ。 (県外編:兵庫県赤穂市・義士を生んだ「赤穂城跡」へ登城。)
姫路城を訪ねたピジョンズ・パーク(P.P)は、なんとなくそのまま帰るのがもったいなくなってしまい、天塩の産地としても知られる赤穂市に寄り道。赤穂事件、忠臣蔵、赤穂浪士、四十七士などのコトバで知られる赤穂城(跡)を訪ねることにしました。白鷺城から一般国道で西へ約40km。現在は緑の公園となっている城跡で、かつて江戸時代に城、屋敷、家禄などを没収される「改易」の憂き目に見舞われた当時の、侍たちの悲哀を感じられればと思いながら、散策させていただきました。
 
2017.0930
●スーパーホワイト白鷺城。 (県外編:兵庫県姫路市・世界遺産「姫路城」へ登城。)
要塞マニアではないのだけれど、ピジョンズ・パーク(P.P)は、このところ石積みやコンクリート製の巨大建造物に呼ばれることが重なっています。数日前に訪ねたのは、瀬戸内海に架かる瀬戸大橋を渡って、東へ進路を取った先にある世界遺産「姫路城」。3年前の改修時と改修直後、それから今年の2月にも足を運び、今回の再々再訪となりました(=^・^=)。天守閣に祀られている刑部神社に毎度、お参りさせていただいているご利益なのでしょう。(P.P)は、青空にそそり立つ純白の城、別称:白鷺城をまたしても見上げることができました。ちなみに、ネットで調べてみると、白鷺城と書いて「はくろじょう」と読むのが主流なんだそうで、(P.P)などは、ずっと「しらさぎじょう」しかないと思っていました。ふるさと徳島の県鳥が「しらさぎ」で、そんなところにも、深いご縁を感じているのです。
 
2017.0929
●群れて笑うミニわらぐろ。 (板野町・JR川端駅前の田園と稲穂。)
「わらぐろ」って知ってますか? ピジョンズ・パーク(P.P)は知っています。お米を取ったあとの稲をまとめて、田畑の肥やしにするため、稲を三角錐の束にして寒風にさらす農法のひとつ。多分だよ(=^・^=)。で、たいていは、(P.P)の知る限りですが、176cmの(P.P)をしのぐ高さに盛られた大きな三角錐の「わらぐろ」をイメージしていたのです。しかし、板野町を走る鉄道の脇、川端地区の田園に林立する「わらぐろ」は、その数と小ささで(P.P)を圧倒してくれたのです。
 
2017.0928
●夕暮れの鷹城。 (県外編:高知市・現存するニホンの城「高知城」。)
標高約44.4mの大高坂山に登ってきました。場所は高知市。山頂に築かれているのは、現存するニホンの城「高知城」。別名を鷹城とも呼ばれる堂々としたスガタは、築城から400年、再建から250年あまりの時を重ねた風格を漂わせています。春、桜花のシーズンに訪れたピジョンズ・パーク(P.P)は、天守や本丸、追手門はもちろん、枝振りのいい松や栴檀(せんだん)などの樹木、そりを加えて積まれた石垣の威容にもひかれ、ほかの季節にも足を運びたいと願っていました。夕暮れに浮かぶ国宝の風景を少し紹介します。
 
2017.0927
●久方ぶりに太平洋を望むゼヨ。 (高知市・白砂青松の桂浜。)
中秋が近づいています。中秋といえば名月。名月といえば隣県高知の桂浜。というわけで、昼間ではありましたけれど、ピジョンズ・パーク(P.P)は太平洋に臨む白砂青松の浜を訪ねました。平日だったにもかかわらず、多くの観光客が訪れ、砂浜に楽しげなあしあとを残していました。
 
2017.0926
●暴れ川「宮川内谷川」の守。 (阿波市土成町・昭和39年に誕生した宮川内ダム。)
ピジョンズ・パーク(P.P)は、このところ、ダムづいています。ダムの管理事務所でもらえるダムカードに夢中と言ったほうがいいのかもしれませんが…(=^・^=;)。収集癖というのは、対象が何であるにせよ、発動するものだと、つくづく思い知っているのです。今回のポッポニュースは、そんなわけなので、またしてもダムのある風景。場所は阿波市土成町で、名物たらいうどんが食べられるお店が軒を並べる宮川内谷川に設けられた宮川内ダム。ダム湖のほとりに整備された公園をはじめ、周辺はサクラの名所としても知られ、今シーズンまっただ中のぶどう産地でもあります。(P.P)はダム湖をやさしく渡ってくる風に秋を感じながら、ほんの少しだけダム湖畔散策を楽しませてもらいました。
 
2017.0925
●県外編:門入ダムを望む丘。 (香川県さぬき市寒川町・標高203mの山上山。)
栴檀川をせき止め、満々と青い水を蓄える門入ダム。さぬき市寒川(さんがわ)町の名所を見下ろす小山が門入の郷にあります。山上山。標高約203mですが、緑は深く、尾根は痩(や)せて険しく、山頂からの眺望にも長けた、楽しめる山。辛いのが得意じゃないのにカレーは大好物で、汗かきなのに走ってしまうピジョンズ・パーク(P.P)は、高さに目眩を感じながら、登り詰めてしまうのです。(P.P)の旅の思い出・さぬき市寒川町編。今回は山上山を掲載します。
 
2017.0924
●県外編:門入ダムの周辺散策。 (香川県さぬき市寒川町・門入の郷。)
前号に引き続き、さぬき市寒川町を流れる栴檀(せんだん)川をせき止める門入ダムと周辺に整備された公園「門入の郷」の風景をちょびっと掲載します。「さぬきうどん」の味覚を求めたドライブでしたが、秋深まる行楽シーズンを前に、ポッポニュース読者のみんなに紹介したいお手軽お出かけポイントの下調べになりました(=^・^=)。
 
2017.0923
●栴檀川の要塞。 (香川県さぬき市寒川町・門入ダム。)
ピジョンズ・パーク(P.P)は先日、隣県香川県さぬき市に、うどんをいただきにクルマを走らせました。ただ、お腹を満たすだけでは飽き足らないのが読者のみんなと同じく(P.P)。寒川町のダム公園「門入の郷」を訪ねました。門入の郷は、門入ダムを中心に整備された公園。ダムは地元で、古くは暴れ川として知られた津田川。氾濫を食い止めるため、支流の栴檀(せんだん)川に建設されたそうです。今号では、まず、門入ダムの威容をご紹介!
 
2017.0922
●「明日に向かって!」田んぼアート。 (香川県東かがわ市西山・福栄の空ちゃん田んぼ。)
シーズンを迎えた、ふるさとのフルーツぶどうの直販店が建ち並ぶ土成町。甘い香りを楽しみながら宮川内谷川沿いに延びる国道318号を南へ。隣県香川県に入ってすぐ、広々とした田園風景が広がっています。近いこともあって先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、話題の田んぼアートを見学してきました(=^・^=)。
 
2017.0921
●「かんおんじ」だった! (香川県観音寺市・一の宮海水浴場と公園それから、ちょうさ会館。)
「目からウロコ」というか、かなり恥ずかしい話。隣県香川県の西端に位置する町・観音寺市をピジョンズ・パーク(P.P)は「かんのんじ」と発音しておりました。謝して改めます。正しくは、「かんおんじ」。先日、(P.P)は過ごしやすく整備された一の宮海水浴場と隣接する一の宮公園を散策。ついでに観音寺市ちょうさ会館も覗いてきました。
 
2017.0920
●みんなの幸せ願う六地蔵! (つるぎ町半田・中熊地区からの眺望。)
先週のこと。土々呂の滝を訪ねたピジョンズ・パーク(P.P)は、気の向くままに大藤谷川を渡り、そこから急斜面に張り付くようにのたうって延びる細い車道を辿るかとにしました。延々と上り坂。どんどん高度が上がっていくのが面白くて、中熊地区から長野地区へ向かう峠まで登り詰めてGPS腕時計を見ると標高580m。気づけば300mあまり登ったようです。眼下に流れる大藤谷川を挟んだ向かいの山は隣町の東みよし町。急な斜面に張り付くように、集落の屋根が点在しています。峠近く。そんな緑の山河がどこまでも広がる風景を楽しむ6つの人影に気づきました。(P.P)が見上げると、道の端に腰を下ろしたおばあさんたちが、興味深げな表情で迎えてくれます。「どっからきたん」「まぁ、土々呂の滝から走ってきたん?」「どこまで行くん? 長野で?」「えらいなぁ、また来てよ」と口々に励ましてくれます。日当たりがほどよく、風の抜けが心地よく、時間もゆっくり流れるそんな場所に、6人のおばあさんが座ったスガタは、六道から衆生を救ってくれる地蔵菩薩の化身・六地蔵にも思え、緑の風景の中で、ありがたいキモチにさせていただいた(P.P)でありました。
 
2017.0919
●台風を食べて太る! (つるぎ町半田・県西部屈指の名瀑「土々呂の滝」。)
台風18号が通り過ぎた2日目。ピジョンズ・パーク(P.P)は県西部を代表する名瀑のひとつ「土々呂の滝」を訪ねました。ちなみに、読み方は「どどろのたき」。トトロと読みたいところですが、昔からの正式名称ですから仕方ありません。それはおいて、目的は雨後の滝がどう変わっているのか見てみたくなったから。案の定、18号がもたらす雨水をかき集めた滝は太く荒々しく変貌していました。常にも水量は豊富なこの滝の周辺には、森はしずかに沈み、鳥たちのさえずりが木立にこだましているはずなのに、この日はゴーゴーと渦を巻いて流れおちる滝の轟音が響き渡り、怖いほどの迫力で(P.P)を魅せてくれたのでした。
 
2017.0918
●台風一過。空は高く、風は青し! (吉野川市・台風18号が残したもの。)
「大型で強い台風」という響きが、このところの台風の評価として珍しくもなく定着したように感じています。そして、昨日の午後から夜にかけて、ふるさと徳島を、びしょびしょのクツで踏み荒らして行った台風18号も大型で強い台風だったそうです。一転、今日は朝から青空が広がり、風はほどよく冷たいのですが、陽射しはまだ夏の勢いを残して、駐車場のゴミを片付けようと、帽子もかぶらず外に出たピジョンズ・パーク(P.P)の頭皮をジリジリと焼くのでした。でも、台風一過の言葉通り、これできっと灼熱の夏が終わり、過ごしやすい秋がやってくるのでしょうね。
 
2017.0917
●賑わいを目指しアーケードが消えた銀座通り! (三好市池田町・阿波池田銀座街と懐かしい味と人。)
このところピジョンズ・パーク(P.P)は、気づくとノスタルジーにひとり浸っているのに、たびたび気づいています。風景だったり、香りだったり、賑わいだったり、若々しい顔たちだったり、そうして味だったり…。三好市池田町のJR阿波池田駅前から延びる駅前通りの趣や、駅前通りから東に延びる阿波池田銀座街(通称:銀座通り)で、ずっと昔から、そして今もやさしい香りを通りに漂わせる八千代食堂の佇まいとか…。先日のこと、思い立った(P.P)は、懐かしい味を求めて八千代食堂ののれんをくぐりました。注文したのは、一杯450円の中華そば。さらっとのどごしのいいスープはこれといってパンチはないのだけれど、最後まですすらされてしまう深いコクが、どんぶりのあちらこちらにうずくまっているんだね。麺もこれといって特徴はないのに、胃にやさしく落ちていくし、噛みしめたメンマからは、あたかも快楽のため息のように甘味があふれて、どうにも箸を休ませてはくれないのです。そんなわけで、あっという間にノスタルジーあふれる一杯を平らげた(P.P)。お勘定を済ませて、外に出て、そうして感慨深く通りの風景を眺めたのです。新しい通りが誕生したのは、今からちょうど5年前の2012年9月。ほぼ一年をかけて古いアーケードが撤去され、およそ250mの新・銀座街に生まれ変わりました。どこかに残っているかもしれない、思い出の風景を探す(P.P)に、ひとりの女性が声をかけてくれました。八千代食堂の斜(はす)向かいで化粧品店を営む星川恭子さんでした。実は10年ほど以前、三好市で郷土史写真集を製作させていただいた折、銀座街や近隣の歴史を話してくれたのを思い出しました。「どちらから、いらしたの?」「八千代さんのラーメンおいしいでしょ」「アーケードがなくなって、寂しいんじゃけど、阿波おどりは盛り上がっとるでよ。来年ぜったいきたらええわ」と、(P.P)のことを全く思い出してはくれませんでしたが、10年の月日を経て、またしても(P.P)に町のチャームポイントをたくさん教えてくれたのです。ありがとうございます、星川さんっ(=^・^=)。
 
2017.0916
●名水の脇で、白花の曼珠沙華が満開! (吉野川市鴨島町・江川湧水公園と白色ヒガンバナ。)
ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場の近くに、全国名水百選に名を連ねる水場があります。江川の湧水です。町なかに湧いているにもかかわらず水質は飲めるほどに澄んでいます。さらに不思議なのはその水温。夏場に平均10度と冷たく、冬場には逆に20度ほどまで温度があがる「異常水温」の湧き水として知られ、多くのみなさんの興味を引いています。そんな江川の湧水を中心に小さな公園施設が整備されています。(P.P)が通りかかった夕刻のこと、水辺で白い花をさかせた曼珠沙華が群生しているのを見つけました。曼珠沙華(マンジュシャゲ)いわゆるヒガンバナですが、通常、亀の血のように真っ赤な花色をしています。ここでは白花が先に開花し、赤い花は少し遅れて咲くようです。白花の見頃はせいぜい2、3日でしょうか。開花からすぐに黒ずみしおれてしまうのですが、(P.P)を迎えてくれた白花たちは、若々しく乳白色の光沢を放ち、微笑んでいました。
 
2017.0915
●神領地区で出会った秋祭りの賑わい! (神山町神領・若宮神社の天皇まつり。)
先週の日曜日。神山町に「雨乞い滝の女神さま」を久しぶりに訪ねた折、ピジョンズ・パーク(P.P)は奇遇にも神領地区の秋祭りに遭遇。町筋に立って、しばらくまつりの賑わいに身を浸しました.若宮神社の拝殿で稚児さんによる笛鐘太鼓の奉納に耳を傾け、神官の祝詞で神様を迎え入れた神輿を氏子さんたちが担ぎ、町内を練り歩くのに、しばらく(P.P)も、くっついて回らせていただきました。神輿を先導する紫の幟(のぼり)が秋風に揺れ、季節の移ろうのを(P.P)は知ったのです。
 
2017.0912
●名瀑のそばで秋の味覚とり! (神山町神領・雨乞い滝の女神さま宅の秋。)
朝夕の涼しさに秋の足音が聞こえるようになりました。ピジョンズ・パーク(P.P)は、平地よりも、ひとあし早く秋の色が濃くなる神山町へ足を運びました。ITをキーワードに猛烈な変化をみせている町で、歴史をたどり、移りゆく町の風景に愛情をそそぐ「雨乞い滝の女神さま」を訪ねました。町の中心地、神領地区で、ふるさと徳島が誇る三大名瀑のひとつ「雨乞いの滝」への遊歩道入り口近くにある女神さまの畑では、まるまると太ったすだちが緑の色を濃くし、枝をしならせ、たわわに実っています。鋭いトゲを避けながら、ひとつふたつと実をもいで、(P.P)に袋いっぱいに持たせてくれました。秋を代表する味覚「栗」拾いとあわせて、今シーズンの行楽計画を錬る楽しい時間をいただきました。女神さま、ありがとうございました。
 
2017.0911
●梨の峠を越えて行こう! (神山町阿川・二ノ宮八幡神社の狛犬さん。)
ピジョンズ・パーク(P.P)は、年に数度だけれど、鴨島町から南へ山越えで延びる県道31号線を辿り、梨の峠を経由して神山町阿川および神領地区へ彷徨うことがあります。初秋の風に誘われた先週の日曜日。(P.P)はペットボトルで凍らせたカルピスを背負い、慣れ親しんだ甘味「安宅屋羊羹」(三好市池田町)を2つポケットにねじ込んで、エッチラオッチラ、スタコラサッサ。本号では、梨の峠を下った先にある二ノ宮八幡神社の境内を紹介します。お楽しみください。
 
2017.0910
●御年335歳!雰囲気が満ちる広い境内。 (観音寺市大野原町・大野原八幡神社に参拝。)
御神木が晩夏の陽光を遮り、涼しい風を通して葉を慣らす大野原八幡神社の境内。観音寺市大野原、髙松自動車道の大野原ICからほど近くに開かれています。先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は石造りのアーチ式ダム「豊稔池堰堤」を訪ねたおり、当社のご祭神に呼ばれ、喜んで参拝させていただきました。
 
2017.0909
●御年88歳!威容を誇る石積みのアーチダム。 (観音寺市大野原町・石造の要塞! 豊稔池石積式ダム)
観音寺市大野原町を流れる柞田川(くにたがわ)の上流部。緑の渓谷に深い青水を蓄えた石積みの要塞があると聞き、ピジョンズ・パーク(P.P)は直ちに出撃。これを激撮せんとす。本日天候晴朗なれども風涼し。要塞というのは、もちろん冗談で、豊稔池堰堤(えんてい)をたとえて言ったもので、石積み式のアーチ型をしたダム。竣工したのは昭和4(1929)年といいますから、今年で88歳。簡単には持ちこたえられそうにもない長い年月、補修を重ねながらだと思いますが、生き延びてきた古い石積みダムなのです。(P.P)は先日、ふるさと徳島の西部の町、三好市池田町とは雲辺寺山を挟んだ北側に設けられた豊稔池堰堤を見学しました。
 
2017.0908
●安楽寺近くのオーガニック米。 (上板町・引野の有機農園)
青空にぽっかり浮かんだ白い雲。上板町引野地区の田園に晩夏の陽光が降り注いでいます。もうすぐ、丸い雲は薄くのばされ、入道雲はちりぢりに破れて、満遍に広げられて、空のウロコになっていく。秋が近づく中で、田んぼの稲も次第に頭(こうべ)を下げはじめています。稲の間に雑草も育っています。ここは除草剤などを一切使わない有機の農園。園主さんにとっては、味はもちろんですが、出来高も気になる頃ですね。収穫まで台風が来ませんように。ピジョンズ・パーク(P.P)もいっしょに願いながら、のんびりと田舎の風景を楽しませていただきました。
 
2017.0907
●藍があつい、愛のまち。 (上板町・上板町役場のある風景。)
ジャパンブルー(Japan Blue)の名で知られる阿波藍。ふるさと徳島を西から東へ流れる大河・吉野川の流域を中心に、古くから生産されてきました。なかでも上板町は一大生産地として、着物などの染料「蒅」(すくも)の製造も盛んだったといいます。そして、いま、「食用の」というよりも「食用に」藍が注目されているそうで、特産品の新たな活用が模索されていると聞きました。「古道・観音道(かんのんみち)」「第十の堰」「力餅の大山寺」「四国88ヶ所霊場第6番札所・安楽寺」などの名所でも知られる町の中心となる風景を記録しました。
 
2017.0906
●出かけてみたいな。特急うずしおの旅。 (板野町・JR板野駅の周辺 後編。)
前号に引き続き、JR高徳線・板野駅前の風景を紹介します。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねたとき、偶然にもJR髙松駅と徳島駅を結ぶ「特急うずしお」が駅に入ってきました。クルマで行っても近い高松市ですが、列車の旅も楽しそうだなぁ(=^・^=)なんて、思ってしまうのです。旅のカタチはいろいろあるにせよ、いつもわくわくさせてくれる、それが旅の魅力なのです。
 
2017.0905
●県北駅前の落ち着き。 (板野町・JR板野駅の周辺 前編。)
ふるさと徳島と高松市を結ぶJR高徳線。利用者もほどほどにあるようで、たとえば板野町大寺平田にあるJR板野駅には「特急うずしお」が止まり、たいていの時間帯で自由席は埋まっているように見えます。駅前にも、タクシーが常駐していて、利用者の存在をうかがわせてくれます。近くでシゴトがあったピジョンズ・パーク(P.P)は、久しぶりに駅を訪ねてみました。今回と次回の2回連続で、JR板野駅周辺の風景を紹介します。
 
2017.0902
●海の激流を見下ろす。 (鳴門市・撫養の瀬戸、小鳴門海峡。)
空をうろこ雲が抱擁して、森を風がサラリと撫でる季節。気候は落ち着き、心は逸(はや)るのです。歩いたり走ったりも楽しいのだけれど、ちょっと遠出のドライブも楽しいもの。クルマのエアコンを切って、窓を開ければ、潮の香りが…。汐? というわけで、ピジョンズ・パーク(P.P)が無意識のうちにたどり着いたのは、撫養の瀬戸とも呼ばれる風光明媚な小鳴門海峡。瀬戸町北泊と島田島の間で、速いスピードで潮が流れていくのが目に見えて、自然の迫力を感じることができます。(P.P)は海峡にかかる小鳴門新橋から北方に北泊の町並み、南方に堂浦の眺望を楽しみました。
 
●阿波國一宮と史跡。 (鳴門市大麻町板東・大麻比古神社。)
はや9月。こよみの上では、秋。そういえば朝夕には、冷気も混じりはじめています。でも、日中の光線はまだ衰えてはおらず、ジリジリと肌を焦がしてくれるのです。んなわけで、涼とご利益を求めて、ピジョンズ・パーク(P.P)は、阿波國一宮の境内へ足を運びました。場所は鳴門市大麻町板東の大麻比古神社。裏山には、かつての戦争時、旧ドイツ兵俘虜(捕虜)のみなさんが、地域との交流の証に製作した石造りの「めがね橋」や「ドイツ橋」などの史跡も残されていて、森林浴を兼ねて散策させていただくのが、(P.P)が当社を訪れた際の恒例なのです。
 
2017.0831
●ローカル鉄道駅にて。 (板野町・高徳線の阿波川端駅。)
ふるさと徳島の北部地域。四国88ヶ所霊場の第3番札所金泉寺、第4番札所大日寺、第5番札所地蔵寺がある板野郡板野町。鳴門への道中にも位置して、ピジョンズ・パーク(P.P)はしばしば、この町を通りかかります。ずっと気にはなっていても、これまで立ち寄らない場所がありました。それが阿波川端駅。高徳線の駅です。県道12号線、通称鳴池線沿いに建っています。平日のこの日、駅前にはたくさんの自転車が駐輪されていました。小さな駅ですが、多くの人が利用しているようです。
 
2017.0830
●吉野川堤防ラン。 (鴨島町・吉野川堤防みちと稲荷神社。)
朝夕に少し涼しさが感じられるようになってきたものの、やっぱり日中は焦げるのです。ふるさと徳島の天気は晴れ。ピジョンズ・パーク(P.P)は、涼しさが残る午前中に、川島町との町境に近い鴨島町の吉野川堤防みちを辿りました。
 
2017.0829
●ふるさと指定の天然記念物さ。 (鴨島町森藤・くすくす、壇の大クス。)
徳島県神山町と吉野川平野を分ける山並みの北側。吉野川市鴨島町の森藤地区に、壇の大クスと呼ばれる堂々としたクスの巨樹が生きています。樹周10mあまり、樹高は約35mに達し、さらに樹齢は破格の950年と推定されています(=^・^=)!。切り倒さずに、樹齢はどうやって調べるんだろう? 太い枝が折れていたりすれば、そんなところから年輪が数えられたりするのかもしれません。数日前の爽やかに晴れ渡った日。ピジョンズ・パーク(P.P)はそんなことを考えながら、徳島県の天然記念物にも指定されている、地域が誇る大クスを見上げていました。
 
2017.0828
●たくさん収穫できるといいね。 (鴨島町・善入寺島と田んぼの稲。)
今日のふるさと徳島の空は、薄曇り。暑さがとれて、朝、シャワーしていると肌寒さを少し感じました。暑いのは辛いし、寒いのは淋しいし、困った生き物なのです。ピジョンズ・パーク(P.P)は…。でもね、決して、汗を流すのが嫌なわけじゃないし、秋の風景が苦手なわけでもないのです。いや、むしろ好きこのんで外に出て、自然に身をさらしたりするのです。で、出会ったのは日本一広いことで知られる川中島「善入寺島」。吉野川市と阿波市の間を流れる大河・吉野川に浮かぶ巨大川中島です。かつては集落があり、暮らしがあったそうですが、今は田畑が広がるだけになっています。そんな善入寺島で、ふるさとの旬の味覚がたくさん育っています。今は、お米。刈り入れ収穫が最盛期を迎えようとしています。
 
2017.0825
●レプリカ城天守に登ってみたよ。 (川島町・川島城からの眺望。)
ピジョンズ・パーク(P.P)も、その何というか例に漏れず、高いところに登りたがる生き物なのでありますっ。高所が決して得意なわけではないのですが、どうしたものか、目指しちゃったりしてね。ときに足はすくんで、悪くすると、降りられなくなってしまったりするのに、やっぱり登ってしまうんだね。そんなわけで、数日前に足を運んだは、川島町のランドマーク川島城。レプリカ城とはいえ、そこそこの高さがある上、吉野川が川底を削って流れているため、天守閣から望めば、ほどほどに高度を感じられたりするんだね。「無料」という言葉にも弱い、(P.P)は、久しぶりに好天に誘われて、天守閣の眺望を楽しんできた。読者のみんなにもお裾分けしよう。
 
2017.0824
●熊野権現のご縁と千手の救済。 (阿波市土成町・千手観音を祀る第8番札所「熊谷寺」。)
四国88ヶ所霊場のひとつ、熊谷寺(くまだにじ)は、阿波市土成町の小高い丘上を走る県道139号沿いにあります。霊場の第8番札所ということで、8が三つ重なる縁起の良い寺だと、ピジョンズ・パーク(P.P)は勝手に納得していたりします。読者のみんなは気づいていたかな?徳島自動車道からも一目でそれと分かるのが、大型の木造建築「仁王門」。阿吽の金剛力士様が、威風堂々、まさに仁王立ちされています。(P.P)はサクラの季節にこの寺を訪れるのが恒例で、早咲きの蜂須賀桜、華やかに咲くソメイヨシノを楽しみにしています。そして、紅葉の秋を控えた先日、(P.P)は涼を静寂、そして千手の救済を求めて、境内を散策させていただきました。
 
2017.0823
●標高379mの神域を目指せ。 (山川町・種穂山山頂の忌部種穂神社。)
ここ数日、涼しさを感じていたのですが、今日は朝からアチアチの好天&夏日。こんな日は、クーラーの効いた冷え冷えのシゴト場で、まったり番ネコ(=^・^=)と過ごすのが一番!、なんて考えないのがピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。速乾アンダーウェアに腕を通したら、日焼け止めもそこそこに、自然の涼を求めて緑のフィールドに立ちたいと願うのです。とはいえ、今日はまだ平日。おシゴトは放っておけないのです。なので、本日のポッポニュースでは、数日前の休日、やっぱりスカッと晴れた日の外景を紹介します。場所は、山川町で吉野川を望む小高い丘「種穂山(たなぼやま)」の山頂(標高約379m)。そこに建立されている忌部種穂神社さんに、お参りしてきました。滝のような汗をかきながら登り詰めた種穂山山頂の境内には、案の定、清々しく冷えた風が吹いていたんだよ。
 
2017.0820
●ほんとはね、県内に札所は24ヶ寺あるんだよ。 (三好市池田町。四国八十八ヶ所霊場第66番札所 雲辺寺)
お盆を過ぎて、朝夕の風が、少し涼しさを帯びてきたました。きっとこれから、日中も過ごしやすくなるのに違いありません。シゴト場の近辺ではアブラゼミとミンミンゼミが声を張り上げていますが、森に入るとヒグラシが夏の終わりが近づいているよと歌ってくれます。森のひとつに、雲辺寺山があります。ふるさと徳島と香川県の県境にそびえる標高約927mの霊峰です。その頂上近くに建立されているのが、四国八十八ヶ所霊場66番札所の雲辺寺(うんぺんじ)です。徳島県の霊場は第1番札所霊山寺から第23番札所薬王寺までの23ヶ寺とされていますが、実は、66番札所の雲辺寺も三好市池田町に住所があります。でも、香川県の最初の札所として登録され、お遍路さんをはじめ多くの参拝客や観光客を迎えています。ピジョンズ・パーク(P.P)も、久しく足を運んでいなかった雲辺寺山へ分け入っていました。ヒグラシに誘われるまま。
 
2017.0818
●エッチラオッチラ、夏の阿波富士に挑戦。 (山川町・高越山へ山行。)
ふるさと徳島の今日の空は曇り。雨も落ちてきそうな色合いです。雨予報だったにもかかわらず晴れ間が見られた一昨日(16日)、ピジョンズ・パーク(P.P)は、古い友人二人と高越山(標高約1133m)に登らせてもらいました。高越山は、地元では「おこうっつぁん」の愛称で親しまれ、裾を広げた美しい山容から「阿波富士」とも称されています。(P.P)も、そんなスガタに魅せられて、花や涼や紅葉や雪を求めて、年に数回ですが、足を運ぶお気に入りプレイスのひとつにしています。近く、本物の富士山を攻略するという友人のひとり「ようちゃん」と、修験に勤しむ「賢篤」さんとの同行3人山行。夏山の雰囲気とともに記録しておきます。
 
2017.0816
●本場の賑わい。 (徳島市・阿波おどり続編。)
本場徳島の阿波おどりは、昨夜、熱狂のうちに幕を下ろしました。少し雨に降られたものの、踊り子さんも観客も、不乱で今夏の踊りを楽しんだのに違いありません。本日のポッポニュースは昨日に引き続き、阿波おどりにわいた徳島市中心街のようすをご紹介します。お楽しみください。
 
2017.0815
●ぞめきのリズムに誘われて。 (徳島市・阿波おどり。)
人は、どうも前倒しでものを考えてしまう生き物のようで…。朝夕に、少し涼しい風が吹いたりすると、秋の足音を聞いたきになったり…。でも、今日は8月15日、本場「徳島市の阿波おどり」最終日だし、夏休みだって、まだ2週間も残っています。夏は、まだ本番で、スイカだって、ナシだって、モモだって、まだまだ主役。ブドウにはちょっと早く、柿や栗の出番はずっと先なのです。本当です。というわけで、ピジョンズ・パーク(P.P)は、暑い夏の象徴「徳島市の阿波おどり」を昨夕、楽しんで来ました。会場となっている街角では、たくさん熱い踊り場面にも出くわして、ついついシャッターを切ってしまいます。何度かにわけて、踊り天国となった町のようすを掲載します。
 
2017.0813
●よし。山へ行こう。 (三好市・剣山山行の思い出。)
本場ふるさと徳島の阿波おどりが始まって、今日はやくも2日目。雨の心配もなさそうで、路上や演舞場での踊りをたっぷり堪能できそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)も、明日あたり、マチ歩きしてみようかな?なんて、考えていますよ(=^・^=)。さて、本日のポッポニュースは剣山山行の記録第3弾! 登山客で賑わう登山道のようすをお届けします。阿波おどりのサイト訪問のついでに、ちょこっと、口直し。どうぞ、剣山の涼をご堪能下さい。
 
2017.0812
●山の日の賑わい。 (三好市・剣山山頂の山の日イベント。)
8月11日は、昨年新たに施行された国民の祝日「山の日」です。今年で2年目の運用となる祝日に、ふるさと徳島の空は青で塗られました。西日本第2位の高峰で、県内第1位を誇る剣山山頂では、昨年に引き続き、登山イベント開催されるなど、多くの登山客で賑わって居ました。ピジョンズ・パーク(P.P)も、えっちらおっちら、山頂へ。清々しい山頂の空気をたっぷり味わってきました。ポッポニュース読者のみんなにも、風景のおすそわけ。どうぞお楽しみください。
 
2017.0811
●山の日に咲く、天涯の花。 (三好市・剣山に咲くキレンゲショウマ。)
国民の祝日「山の日」が生まれて、今年で2年目。青空が広がった8月11日。ピジョンズ・パーク(P.P)は、剣山(標高約1955m)の山頂へ。山の日を記念して山頂で開催されるイベントの記録担当として、随行させていただきました。数回にわけて、当日の風景を数回にわけてご紹介します。まずは、天涯の花の異名を持つ、高山植物「キレンゲショウマ」の群生と開花の様子です。沢沿いの急な斜面で、日陰を埋めるように黄色い花が群れて咲いていました。
 
2017.0805
●(P.P)おすすめ! ふるさと徳島の名勝。 (那賀町木頭・清流が彫った歩危峡。)
ふるさと徳島の南部を流れる清流・那賀川。県内第2位の標高1930mを誇るジロウギュウに水源を持ち、総延長125kmおよぶ県内で最も長い流れを持っているとウィキペディアに載っていました。そんな県南の大河上流部に、長い時間をかけて清流が掘り出した景勝があります。歩危峡(ほききょう)です。県西部の大歩危峡は大股で歩くと危険だよと教えてくれ、小歩危峡は、さらに険しい道だよと旅人に用心するよう伝えたのが地名になったのだとか。歩危峡もひょっとすると、普通に歩くと危険だよとのメッセージが込められた名称なのかもしれません。
 
2017.0804
●「たじまゆきひこ展」に行ってきたよ。 (那賀町相生・相生森林美術館の夏休み特別展。)
那賀川の中流。深緑を映して満々と山水をたたえる川口湖畔に小さな美術館があります。木や森や自然をテーマにした相生森林美術館です。常設展は木を素材にした彫像や造形作品で見応えがあります。そして年間に数回開催される企画展は、毎回、趣向が凝らされ、厳選された作家さんの作品展示で人気を集めています。現在、開催されているのは「たじまゆきひこ展」。型絵染と絵本原画の展示です。館内展示スペースを余すことなく使い、鮮やかな色が踊っています。期間は9月10日(日)まで。入館料は一般320円、中学生以下は無料です。この日、足を運んだピジョンズ・パーク(P.P)は、展示壁やパネル、ガラスケースの作品に加え、天井を多う大型の布に染められた作品を、穴があくほど、首が戻らなくなるくらい、見上げていました(=^・^=)。
 
2017.0803
●神域のおもてなし。 (那賀町木沢・国道193号沿い小剣神社。)
ナカ奧(徳島県那賀町木沢地区)を走る国道193号。釜ヶ谷渓谷を望み隣町、神山町との町境に近くまで標高を上げていく。緑に覆われ曲がりくねった細い道路の脇に突然、緑の境内が現れ、しっとり潤んだ斜面、巨樹の根元、巨石を背負って小さな社(やしろ)が鎮座している──。社名は小剣神社。ピジョンズ・パーク(P.P)は、この道を通らせていただくたび、お参りします。きっと、社の主さまに呼ばれているんだと思うんです。まだ、お会いしたことはありませんが、二拝二拍手一礼でもって、(P.P)はご挨拶とお招きへのお礼を伝えます。この日も、静謐(せいひつ)でもてなしていただきました。
 
2017.0802
●ナカ奧に落ちる雨後の滝。 (那賀町木沢・国道193号沿い大轟の滝。)
ふるさと徳島の南部の那賀町は、ナカの愛称で親しまれる緑濃い山間の里。とくに木沢地区はナカ奧と呼ばれるいっそう山深い地域。ピジョンズ・パーク(P.P)は木沢地区を訪れると、坂州木頭川にそそぐ沢谷川の河口近くに落ちる「大轟(おおとどろ)の滝」を眺めるのが定番。そうやって疲れをしばし癒すのも、ナカ奧ドライブの楽しみなのです。この日、午後に降ったにわか雨が、滝壺周辺の緑を洗い、流れを太らせて、大轟の滝をいっそう輝かせていました。
 
2017.0801
●みんなでガロになった日。 (那賀町木頭・木頭杉一本乗り大会。)
早くも8月。セミもワンワン鳴いています。隣のお宅では大型犬がゼイゼイ息をはいています。夏本番の7月30日(日)。ナカ奧と呼ばれる那賀町木頭を流れる那賀川を舞台に、木材運搬の伝統の技を楽しみながら後世に残すイベント「木頭杉一本乗り大会」が開催されました。今大会は第30回となる記念大会。初級の10級から最高位は名人まで、ライセンス取得を目指す多くの参加者が水しぶきをあげていました。そうして、涼しい夏の一日をピジョンズ・パーク(P.P)も楽しませてもらいました。
 
2017.0729
●雨が似合う滝。 (那賀町・にわか雨に濡れる大釜の滝。)
ふるさと徳島が誇る県の三大名瀑といえば、神山町の雨乞の滝、海陽町の轟の滝、そして那賀町の釜ヶ谷渓谷に落ちる大釜の滝です。落差約20m。森の緑が深みを重ねる渓谷の底に、深い滝壺を彫って、清冽な谷水をたっぷり蓄えています。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだ27日。梅雨明けした県南の山中は、にわか雨に濡れて、緑がしっとり沈んで艶めかしくさえ見えるのでした。
 
2017.0728
●弁慶ゆかりの祭り。 (県外編:和歌山県田辺市・闘鶏神社の夏祭り「田辺祭り」。)
和歌山県南部地域は紀南と呼ばれ、国道42号は伊勢参りの参道として古くから使われてきたそうです。紀南地域の西端に位置する田辺市は南高梅の産地としても知られ、早春、梅花の芳しい香りが山々の斜面を覆い尽くして漂って、ピジョンズ・パーク(P.P)のココロと記憶に染みこんだのです。季節は移って、夏。田辺市の中心地に建立されている闘鶏神社で夏祭りが開催されました。毎年7月24日、25日に行われる祭りで、かつて源平合戦において、源氏に組みするのか、平家にしたがうのかを闘鶏で占ったという伝説から闘鶏神社と名付けられたのだそうです。当時の領主が源義経に仕えた武蔵坊弁慶の父親だったことから、弁慶ゆかりの神社でもあります。まずは拝殿に向かい、二拝二拍手一礼でごあいさつさせていただいた(P.P)は、笠鉾巡行にレンズを向け、たくさん並んだ夜店屋台を物色し、提灯の明かりとソースの香りと笑い声に包まれて、夏祭り気分を堪能させてもらいました。今号は昼の様子。どうぞお楽しみください。
 
2017.0727
●源平合戦の伝説を伝える祭り。 (県外編:和歌山県串本町の河内祭り。)
久しぶりの更新となってしまいました。ポッポニュース読者のみなさん、おはようございます。言い訳をすれば、ここのところ出張が多くて…^^;)なんて、ちょっと恰好悪いのです。また、今日からセッセと記事を追加します。どうか、ご愛読くださいね。さて、本日の話題は「まつり」。7月ももう残すところわずかとなって、家内安全や厄除けなどを願う夏祭りがあちらこちらでシーズンを迎えます。というわけで、今号は和歌山県串本町の伝統の祭り「河内祭り」を紹介します。国の重要無形民俗文化財にも指定されている祭典で、源平の戦いで活躍し、凱旋した地元・熊野水軍をたたえる祭りなのだそうです。奇しくもピジョンズ・パーク(P.P)の誕生日にあたる7月25日に毎年開催されていたのだそうですが、最近はライフスタイルの変化から7月の第4土日曜日に行われるようになったのだそうです。で、(P.P)が出かけたのは7月23日(日)。飾り立てられた屋形船や伝馬船のレース、獅子舞などの催し物を堪能させていただきました。
 
2017.0722
●紀州熊野那智大社からはるばる。 (吉野川市鴨島町・西寺谷の熊野神社へ参拝。)
ふるさと徳島の空は青。強い陽射しが梅雨あけを教えてくれます。本格的な夏…。野外が好きなピジョンズ・パーク(P.P)は、日陰を探して歩いています。だって(P.P)は、すぐに日焼けしてしまうから。そんなわけで、涼しい木陰を思って、すぐに浮かんでくるのは、神社の杜。そういえば、(P.P)は最近、紀南でのシゴトが多くなってるし、ふるさと徳島の熊野神社にも足を運ばなければ。というわけで参拝させていただいたのは、吉野川市鴨島町山路を走る山麓文化の道沿いに建立されている西寺谷の熊谷神社。境内には「カドが取れて丸くなった」木漏れ日が射し、水気を含んだ木の肌を撫でて冷却された風が踊っていました。二拝二拍手一礼でご挨拶を済ませた(P.P)は、冷たい石段に丸くなって、時を過ごすのです。
 
2017.0721
●縁と運に恵まれる寺 (上板町神宅・夏もありだな仏王山大山寺。)
四国88ヶ所霊場の番外20寺を巡る「四国別格二十霊場」の第一番札所にして、四国四県の不王明王をまつる「四国三十六不動霊場」の第一番札所も兼ねているのが、上板町の大山(おおやま・標高約680m)中腹に建立されている古刹・仏王山大山寺(たいさんじ)。毎年1月第3日曜日の初会式(はつえしき)に合わせて行われる、巨大な餅を運ぶ大山寺「力餅」大会や、秋が深まるころ、境内の御神木大いちょうが葉を一度に落とし、真っ赤に色づいたモミジと黄金色のモミジの落葉のコントラストで写真愛好家さんたちの人気を集めています。春、サクラが咲く季節も見逃せず、そうしてピジョンズ・パーク(P.P)は、夏の光が木漏れ日となって境内に落ちる今の時季も大山寺に足を運びたくなるのです。3日ほど前、(P.P)は千手観音菩薩さまに呼ばれ、大山の麓で栽培されている桃の香りに包まれて、良縁幸運にご利益が深い大山寺に参拝させていただきました。
 
2017.0720
●キターッ。ピジョンズ・パーク(P.P)にハト来た! (キジバト夫婦の巣。)
今日で7月も20日となって、学生たちには夏休みだったり、気候的には梅雨明けだったり、いろいろと騒がしくなるシーズンの変わり目です。そして、ピジョンズ・パーク(P.P)の周辺にも、びっくり珍事がっ。(P.P)がシゴトの屋号として使わせてもらっているピジョンはハトのこと。Pigeon's park.公園は人が作ったモノですが、たぶん誰ひとりハトたちよりその公園に早く居着いたものはなくて、そうして、長く暮らしているものも居ないのじゃないかと、(P.P)はかつて行きつけの公園でお弁当を広げ、ハトたちと分かちあっていて、そう思ったのです。だから、ハトたちが居る公園じゃなくて「ハトたちの公園」と言って、場所を譲り、場所を借りているキモチになって、人は(P.P)こそは、謙虚な振る舞いを忘れないでいようと誓ったわけなのです。さて、そんな(P.P)のシゴト場の駐車場に、ついにハトがやってきました。アソビに来たのじゃありません。居着いて、そうして巣を作ったのです。調べてみると、ハトはキジバト。ヤマバトとも呼ばれます。日本で繁殖している野生のハトは、このキジバトに加えてアオバト、シラコバト、カラスバト、ベコバト、キンバトの6種類(日本鳩対策センターHP)なんだそうです。鳩被害なんて言葉もあるそうですが、(P.P)は雛の誕生と巣立ちを見守りたいと思っているのです。
 
2017.0717
●熊野那智大社の例大祭「扇祭り」を待つ。 (県外編:和歌山県那智勝浦の伝統神事。)
梅雨明けしたんでしょうか。昨日、今日と、ふるさと徳島は真夏日の晴天。あまりに暑くて、スイカとアイスキャンデーをつまみにビール三昧の連休となってしまったのです(=^・^=;)。そんなわけで、14日に偶然出会った、伝統の神事「扇祭り」の様子を掲載します。毎年7月14日に開催されている熊野那智大社の例大祭で、巨大な松明を掲げ、12柱の神様を現す大扇を那智の滝へ迎え入れる、盛大な神事。燃えさかる松明が滝参拝の石段を行き交うことから、別名:那智の火祭りとも呼ばれているんだそうです。たまたま、ほんとにたまたま、シゴトで通りかかったのは、そうしてこの神事に間に合ったのは、12神の誰かにピジョンズ・パーク(P.P)が呼ばれたのに違いないのです。いつも、いつ呼ばれても大丈夫なように、こころ構えしておかなければと、(P.P)は思うのです。
 
2017.0713
●地域の歴史をたどる道。 (鴨島町:山麓文化の道と国一八幡宮。)
吉。向麻山(こうのやま・標高約92m)の南面を回り込むように延びる県道240号線で、鴨島山麓文化の道と呼ばれています。今号は途中に建立されている国一八幡宮。ピジョンズ・パーク(P.P)にも、先日やっとお呼びがかかり、参拝させていただきました。
 
2017.0708
●すさみ八景の秘滝で涼浴。 (県外編:和歌山県すさみ町・広瀬渓谷に落ちる琴の滝。)
今日のふるさと徳島の空は薄曇り。湿度の高さから梅雨明けの遠いことが察せられますが、意外にも気温は上がっていないのか、通りを渡る風を涼しく感じます。涼といえば、滝。渓谷に谷の水といっしょに落ち、滝壺から吹き流れてくる冷たい空気は、ピジョンズ・パーク(P.P)の混濁した思考をスッキリとまとめてくれる妙薬だったります。というわけで、本日のポッポニュースは海を挟んだ隣県和歌山県すさみ町の滝景を紹介します。すさみ町は紀伊半島の南端近く、山海の幸に恵まれた自然豊かな土地柄。特産の「餅鰹」が採れる太平洋の漁場から、すぐに山がせり上がって、深い渓谷を成し、そこに多くの滝を落としています。(P.P)が足を運んだのは7月5日(水)のこと。午後一番に約束していた打ち合わせまでの1時間。ちょっと寄り道、道草のつもりがついつい歩いて、分け入って、汗だくになったうえ、昼食も取りそびれるはめに。けれど、そんなことはどうでもよいと思えるくらいに、深い癒しと大きな満足をいただくことができました。すさみ八景にも数えられる広瀬渓谷に落ちる落差約20mの秘滝「琴の滝」と多くの小滝。次回はしっかりと足下を固め、お弁当も持って、準備万端で訪ねたいと、(P.P)に思わせてくれる、県外のベストプレイスに出会えました。
 
2017.0707
●逢えるかな。 (吉野川市鴨島町・JR鴨島駅前の七夕飾り。)
逢・え・る・か・な。織り姫(琴座ベガ)と彦星(鷲座アルタイル)が年に一度、天の川に架かる橋を越えて、ふれあえる夜なのだそうです。今夜は。ずっと昔のこと。仲が良すぎてシゴトをサボった二人は、川の両端に分けられてしまいます。けれども、織り姫があまりに哀しんだため、年に一度、7月7日にだけ、逢えるようにと橋がかけられるのです。けれど、けれど、雨が降ると川の水かさが増してしまい、お預けになっちゃうのだそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)は、冷房の効いたシゴト部屋の窓から、ふるさと徳島の空を見上げて、雲が切れるのを願っているのです。雨が苦手じゃない、というか、むしろ好んでいる(P.P)ですが、今夜だけは天の川に橋が架かりますように。
 
2017.0703
●ダムのない川の景観を彩る梅雨の花。 (県外編:和歌山県 富田川沿いのアジサイ)
山国を自認する徳島県民のピジョンズ・パーク(P.P)が言うのもなんなのですが、紀伊水道を挟んだ東の和歌山県も大変な山国。大きな街が海沿い海岸沿いに発展しているうえ、おいしい魚介にも恵まれて、なんだか海の印象が強かったのですが、実際は熊野の山や高野山をはじめ地図を広げるまでもなく、ほぼほぼ山。そうした環境では多くの川が流れ、しかも急峻で渓谷峡谷も多く、美しい滝が生まれ、水辺の名所も少なくないのが常で、和歌山県もその例にもれません。そして川があれば、細い川は別として主要河川の多くはダムを上流に持っていたりします。逆にダムのない川は貴重だったりします。そして和歌山県内の主要河川で、唯一ダムを持たないのが富田川なのだそうです。本日のポッポニュースは、富田川を望む渓谷の斜面。梅雨の花「アジサイ」の群落が満開する田辺市中辺路町福定の景観を紹介します。先週末、雨後の梅雨に濡れたアジサイたちが、先を急ぐ(P.P)のちょっと寄り道気分をくすぐって、大きな花の笑顔で迎えてくれました。
 
2017.0627
●雨の花。 (神山町・コットンフィールドに咲くアジサイ)
今日のふるさと徳島は、ふったりやんだりのお天気。室内でおシゴトするピジョンズ・パーク(P.P)に、関係があるのかといえば、ないのだけれど…。やっぱり雨が苦手じゃない、というか、いっそ好きな(P.P)は、こんな日にはアジサイの色を風景の中に探してみたくなるのです。というわけで、前号に続き、場所は神山町の宿泊&BBQコットンフィールドの思い出。雨のしずづくに輝く、アジサイたちの光景を楽しんでね。
 
2017.0626
●せせらぎの中から。 (神山町・宿泊&BBQコットンフィールド)
ここ数年の恒例お楽しみ行事のひとつは、山深い神山町の案内人・雨乞滝の女神さまとの「せせらぎBBQ」。場所は、乳イチョウの巨木で知られる大久保地区を潤す大久保谷川のほとり。宿泊・BBQ施設のコットンフィールド。ここの施設は園主の森昌槻さんが日々手を加え、常に進化と拡大を続けています。コットンフィールドを会場に先の日曜日、今シーズンのお声かけを待ち兼ねていたピジョンズ・パーク(P.P)をお呼びいただき、女神さまご一行との楽しいひとときをすごさせてもらいました。笑い声がこだました谷から、素敵な神山町をほんの少しですが紹介しますね(=^・^=)。
 
2017.0625
●頂き物+ハイボール。 (朝から恐縮ですが、お酒の話)
昨日、ピジョンズ・パーク(P.P)のもとに、数少ない友だちのひとりから、うれしい焼き菓子が届きました。「フランス菓子工房takashima武庫之荘」さんのお菓子詰め合わせで、どれも美味しそうです。甘い物に目がない(P.P)は、さてどれから開けようかと迷ってしまうのです。菓子をごそごそとかき回していて、メッセージカードを見つけました。そこには、「ゼリーがはいっています。オレンジ味なので凍らせて、ハイボールに入れるといいかな」と、友だちでプロの料理人さんからのアドバイスがっ! すぐさま冷凍庫に放り込んで夜を待ち、いただいたのが本日の四方山話。ゼリーはスプーンでいただくことしか、頭にありませんでしたが、グラスに泳がせると、ハイボールにほんのりオレンジが香り、甘味が漂って、誠に美味しくいただけました。お菓子とアイデア、2つの贈り物。ようちゃん、ありがとね(=^・^=)。
 
2017.0621
●夏の境内。 (吉野川市山川町・夏草と木漏れ日の忌部神社。)
昨夜の大雨も、ふるさと徳島に大きな災害をもたらすことはなく、ピジョンズ・パーク(P.P)もほっとしています。夕刻近い今、青色で満たされた空に、白い雲が泳いでいます。青一色に染まった先週末、(P.P)は県民のルーツのひとつを辿りたいと思い、忌部神社の境内に立っていました。青草が風に揺れ、青葉を茂らせた御神木の木々が、何かを語ってくれるのではないかと、期待を膨らませて。
 
2017.0620
●危機一髪っ!、だったの?。 (吉野川市山川町・学島川のほとりの珍事。)
ニュースには出てなかったけれど、山川町の忌部神社さんにお参りに足を運んだピジョンズ・パーク(P.P)は、学島川のほとり、忌部橋の北詰の草はらに放水する消防車と隊員の姿に出会いました。何ごと?と近づいて、野次馬さんたちの話に耳を傾けていると、どうやら野焼きの火が勢いづいて、走ってしまったようで、ついには消防車の出番となったのがこの光景。それにしても便利なのは、道路の真ん中にあった消火栓。普段は地中にあるのですが、ひとたび火事となれば、鉄トビラの下から、水を吸い上げることができるのです。国道からかなり南へ入った、細い道路ですが、日本の徳島の山川の至れり尽くせりは本島にありがたいのです。
 
2017.0619
●日本一川中島で空を見上げた。 (吉野川市鴨島町・甘々娘のふるさと善入寺島。)
ふるさと徳島の空は、今日も青。まったく困ったお天気さんですっ(=^・^=)。ただし、日本一の広さを誇る川中島「善入寺島」に降り注ぐ太陽の光は、とてもイカシタ夏野菜を育ててくれます。その名も吉野川市鴨島町発スイートコーン「甘々娘(かんかんむすめ)」さんです。スイートコーンといえば、甘さが売りですが、甘々娘はとびきり上等。糖度は15度を超えるそうで、生食も可能なくらいに皮は薄く、黄と白の実が混ざり合った見た目にも楽しい、ふるさとの逸品。青空から陽光降り注ぐ善入寺島で今、まさに甘々娘さんが収穫・出荷のシーズンを迎えています。
 
2017.0618
●そうだ善入寺島を覗いてみよっ。 (吉野川市鴨島町・夏野菜が育つ善入寺島。)
やれやれ困ったお天気さんですっ。たまったというか、ためてしまったシゴトの山を前に、たじろぎつつもやる気を奮い起こしていたピジョンズ・パーク(P.P)だったのですが…。窓を開けて、ベランダに立ったのがいけなかった。スタコラサッサとデスクから逃亡を図らせるには十分な光があふれています。空は青、風はほどよく澄んで、ジリジリと射す陽も気になりません。「お昼ごはんを取った後はどっちにしても、集中力が高まらないし、ちょこっとなら、出かけても悪くはないよね?」なんて、思案にふけっていたりするのです。そんなわけで、本日のポッポニュースは昨日、空に誘われるまま出かけた、善入寺島の様子をご紹介します。今号は前編。川島潜水橋を渡ってすぐ、善入寺島の入り口あたりの風景を、スイカでもかじりながら、お楽しみください。
 
2017.0617
●県外編:名刹に呼ばれて。 (和歌山市・紀三井山金剛宝寺護国院へ参拝。)
以前にもポッポニュースで書いてきている通り、ボクたちの目の前にあるのは、いつも2択。ピジョンズ・パーク(P.P)の座右銘であって、そう信じています。根拠や2択であることを理解することで得られるメリットなんかについて、詳しくは次号以降でボチボチ書いていきますが、今号ではざっくりと。人生が選択の連続であることは誰もがわかりきっているわけですが、ただ、真正面から選択の重要性を考えてないような気がするのです。たとえば中華料理店に入ってランチA,B,Cがあったとします。3択じゃんと、思われるかもしれませんが、そうじゃありません。Aランチを選ぶか選ばないか、Bランチを選ぶか選ばないか、C…といった具合に、どれも2択。もっと言えば、その店に入るか入らないかから、2択は始まっていて、いやいや、昼食を取るか取らないか、今にするのか、後にするのか、と2択の連続を経て、「ランチはA,B,Cありますけどぅ、どれにしますくわぁ~」なんて、若い女性店員さんにせっつかれている状況に陥っているわけです。まぁ、いいや(=^・^=;)。で、本日のポッポニュースは、県外編。海を挟んだお隣の和歌山市にある名刹「紀三井山金剛宝寺護国院(きみいさんこんごうほうじごこくいん)」の風景を掲載します。通称は紀三井寺。こっちのほうが、通りが良いというか、紀三井寺の寺号しかしりませんでした。先日までは。南海フェリーを降りて、和歌山港から新宮市を目指していた(P.P)の目に、国道42号の右手で小高く盛り上がる深緑の中、多宝塔の赤色が飛び込んできました。程なく道路標識に「紀三井寺」の文字が躍り、(P.P)は観音信仰の霊場・西国三十三所2番札所の観音様に呼ばれているのだと気づきました。お呼びが架かって、「参拝するか、しないか」なんて考える余地もなく、「参拝する!」を選んだ(P.P)は山門から231段の石段を揚々と辿らせていただきました。
 
2017.0612
●県外編:日開谷の支流に落ちる秘滝。 (香川県東かがわ市・みぞおちの滝。)
日開谷川が、市場町で吉野川に注いでいます。ピジョンズ・パーク(P.P)が密かに県内屈指の花見名所に認定しているのは、河口付近からおよそ2kmにわたる川沿いの土手。樹勢あるソメイヨシノが数え切れないくらい植えられていて、桜花の下をどこまでも歩いてしまいたくなるのです。そんな日開谷川の源流は香川県の東女体山(標高約667m)の中腹あたりに生まれ、途中で沢山の支流を受け入れて下っています。その支流のひとつに東かがわ市五名地区(旧大川郡白鳥町)を潤す宮川があります。本日のポッポニュースは、宮川に落ちる秘滝「みぞおちの滝」の景観を紹介します。高さ約20m、ツルツルとした岩肌を山水が滑り落ちる岩滝です。岩は7000万年以上昔、中生代にかたちづくられた地層で、和泉層と呼ばれる貴重な地質なのだそうです。(P.P)は宮川沿いに延びる林道をたどり、新緑に萌える木々の間から、流れ落ちる秘滝の涼をのぞき見させてもらいました。

●うまいうどんと境内の賑わい。 (香川県さぬき市・霊場最後の札所「大窪寺」へ参詣。)
昨日の土曜日。ピジョンズ・パーク(P.P)は梅雨の晴れ間をいとおしみ、隣の香川県東かがわ市の山間で癒やしの湯けむりをあげる白鳥温泉に向かいました。クルマで約30分と距離もほどほど。もちろん湯につかるのも楽しみの一つでしたが、白鳥温泉を拠点に10kmほど離れた場所にある四国八十八ヶ所霊場第88番札所大窪寺に徒歩参拝するのが一番の目的でした。道中、ほどよい上りが続き、木々に覆われ、木漏れ日が差し込む遍路道には涼しい風が通っていました。今号のポッポニュースは、中間ゴールで折り返し地点にした「大窪寺」の様子を掲載します。どうぞお楽しみください。道中の報告画像記事はまた後日に。(=^・^=)
 
2017.0606
●甲浦駅から海部駅まで。 (高知県東洋町・甲浦駅と八幡神社そして宍喰の港。)
明日から雨だそうです。夕刻になって、予報どおりなのか、ふるさと徳島の空も雲ってきました。曇り空とはほど遠く、高知県東洋町の甲浦駅から見上げた空は、青く澄み渡っていました。先週末6月3日(土)の昼過ぎ。阿佐東線の起点・海部駅から阿佐海岸鉄道の列車に乗り終点・甲浦駅に降り立ったピジョンズ・パーク(P.P)は、海岸線を北に延びる国道55号に沿って、海部駅を目指しました。距離は約12.5km。海風は意外にもサラリと澄んで心地よく、強い陽ざしも和らいで感じられました。

●駅はたった3つだけれどっ。 (海陽町・距離8.5km・約10分の旅満喫、阿佐東線。)
牟岐線は、JR阿徳島駅と海陽町のJR海部駅を結ぶ鉄の道。県南の海や山や田畑や集落を窓外に眺めながら、のんびり約79kmの列車の旅が楽しめます。ただし今回、ポッポニュースが取り上げるのは、海部駅から先、宍喰駅を経由して高知県東陽用の甲浦駅を結ぶ、鉄道ルート「阿佐東線(阿佐海岸鉄道)」です。ピジョンズ・パーク(P.P)が6月3日(土)の、この日一番の目的としたのは、牟岐線の終点駅になっているJR海部駅のホーム直前にある「山のないトンネル」の確認。どういう状況下というと、トンネルを掘ったはずの山の部分が全部開発されて、トンネルをかたちづくっていたコンクリート隧道だけが残っている光景を見ることでした。で、その一大目的ですが、列車に乗るまでもなく、JR海部駅のホームから望むことができ、簡単にミッションクリア。苦笑しながらも、時間の余裕を見逃しはしない(P.P)は、そこからさらに南へ接続し延びる阿佐東線に飛び乗ったしだいなのです。列車は単線。しかも海部駅・宍喰駅・甲浦駅の間、約8.5kmを約10分ほどでつないでいます。車両は1両で、連結の話ではなくて、働いている車両が1台だけで、40分から1時間30分くらいの間隔で行ったり来たり、往復しています。なので、甲浦に向かう時に前になる列車のプロントプレートには「あさちゃん」の文字が。逆に海部駅に向かう際に前面になる側には「てっちゃん」の文字が刻まれています。1台二役というわけですね(=^・^=;)。たまたま発車時刻にホームにいた(P.P)は、喜びいさんで、甲浦駅を目指したのです。
 
 
2017.0603
●新緑に萌える瀑頭。 (神山町神領・初夏の光射す雨乞の滝。)
ふるさと徳島は晴れ。しかも空気が澄んで、さらさらと肌心地が良くて、ピジョンズ・パーク(P.P)は、もうどうにもじっとしていられないのです。そんなわけで、本日は県南へ、とある番組の次回作ナレーション原稿制作のための取材に出かけることにしました。で、本日のポッポニュースは取り急ぎ、心地よい初夏の光と名瀑の風景をご紹介します。場所は、山深い神山町神領の石堂地区に流れる高根谷川が落ちる雨乞の滝(あまごいのたき)。雌雄2本の滝があり、山道を登って最初に目に飛び込んでくるのは、小さい雄滝。その奥、向かって右側に堂々と落ちるのは3段の岩滝が約45mの高さでつらなり、2つの滝壺を懐(ふところ)にいだく、雌滝。県の三大名瀑のひとつに数えられる名瀑を前に、二拝二拍手一礼。(P.P)は、鮮やかな緑と、まだ柔らかな初夏の陽光が魅せてくれる滝頭を見上げ、深く息を飲み、立ち尽くしたのです。
 
2017.0602
●駆け込み。 (番ネコと朝。)
昨夜はカミナリと強い雨が中四国に降ったようですが、ピジョンズ・パーク(P.P)はぜんぜん、知りませんでした。局地的に(P.P)事務所あたりは雨が少ないのかもしれません。露地物ブドウの産地になってるということは、雨量もある程度少ないのかなと想像できるから。さて、本日のポッポニュースは、雨乞い滝の様子を紹介する予定だったのですが、席につけたのはかなり遅い時間で、仕方なく番ネコと朝の気だるさを表現いたしました。ぜひ、ご覧下さい。
 
2017.0601
●ラストは島美人さん登場!?。 (阿南市伊島町・メイキングそらたび同行、伊島編。)
はや、今日から6月。なんちゅうスピードなんだ!って。時間さんの足の速いのに、あらためて驚愕するピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。驚かされた勢いに背中を押され、そうして、こころは急(せ)くのだけれど、何から手を着ければ満足のいく一日になるのか、そんなことを考えてると、また一日が経ってしまう。んなわけで、とりあえず、手近なところをやってみるという日が重なって、今日を迎えています。やれやれ(=^・^=;)。さて、本日のポッポニュースは伊島旅のラスト。ケーブルテレビとくしまの番組「そらたび」の撮影スタッフさんたちに同行させてもらって、現場の雰囲気を堪能した(P.P)。当日の風景と空気感を振り返ります。もう一度、今度は真夏かなぁ、泊まりもありありで、伊島に足を運びたい──そんなふうに(P.P)は思っています。
 
2017.0530
●島の湿地。 (阿南市伊島町・歴史も緑も深いぞ、伊島。)
古墳時代。3世紀~7世紀といわれています。伊島で5世紀くらいに作られた土器のかけらが見つかっているそうです。西暦400年代だから、今から1600年くらい前に、すでに島に暮らしがあったと推測されます。平安時代中期には、紀州から海を越えて空也上人が島を訪れ、浄土教を広め観音堂を建立したとも伝えられています。これは1000年ほど前になるのかな。そして戦国の時代には阿波水軍の重要拠点としても注目されました。そんな歴史深い伊島には、かつて水田としても活用された湿地があります。日本の重要湿地500にも選ばれている、伊島の土器。ピジョンズ・パーク(P.P)は、今日を待ち兼ねて、スーパー林道にクルマを走らせました。
 
2017.0529
●離島の暮らし。 (阿南市伊島町・大切な水と希少な花のある伊島。)
昨夜は久しぶりに徹夜。今日のお昼までに納品しなければならない原稿が2本も重なってしまって…。まぁ、どうにか間に合ったので良かったのですが。頭はベトベト、腰は痛いわで、意識も少し霞んでおります。そんなわけで、ちょっと更新が遅くなってしまった伊島シリーズ第3話。伊島町の集落から島の北、深部へ続く遊歩道を歩いて、出会った笑顔やつぼみや水面の輝きをご紹介します。

●いっぱいある! 見どころと希少な自然。 (阿南市伊島町・ワンダフルアイランド伊島。)
人が暮らしているとはいえ、本島の大きさは周囲わずか10kmに足りず、集落があるのも港に面した狭いエリアのみ。数十人もいるだろうか?と、想像してしまいそうです。ところがどっこい、島には小中学校があり、老若男女200人ほどが暮らし、島の時間を進めています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、町から島の奧に延びる遊歩道をたどり、カベヘラという、見どころのひとつを目指しました。
 
2017.0527
●連絡船に乗って、四国最東端の島へ! (阿南市伊島町・有人の伊島。)
このところ、ピジョンズ・パーク(P.P)は、フェリーに乗る機会が多く、それはつまり海を越えて県外に出張しておるわけです。日本最大の川中島、善入寺島にたびたび足を運んでいる(P.P)は、ハタと考えました。船に乗ったら県外っ!じゃなくて、県内もあるんじゃないかと。調べるまでもなく、太平洋、瀬戸内海に開かれた、ふるさと徳島には、人が暮らしている島がいくつかあることを知っています。北から南へ思いつくままに、島田島、大毛島、伊島、手羽島、竹ヶ島などが青い洋上に浮かんでいます。ならば、というわけで、北の島田島、南の竹ヶ島のちょうど中間地点に浮かぶ、伊島を目指しました。阿南市伊島町の島で、四国最東端の半島、蒲生田岬から東へ隔たること約6kmの洋上に浮かぶ有人の島。定期連絡船「みしま」が阿南市答島(こたじま)から約30分でつないでいます。青空が広がった休日、(P.P)は意気揚々と四国最東端の島を目指しました。ポッポニュース読者のみんなに見て欲しい風景がたくさん撮れたので、連載します。今号は第1話、答島から伊島港まで。
 
2017.0524
●お礼のキモチが並ぶ江川稲荷神社! (吉野川市鴨島町・お稲荷さんと赤鳥居。)
稲荷大明神を祀る稲荷神社。日本で最も多い神社だといわれています。ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場の近くにも建立されていて、(P.P)はもちろん、陽の高いうちに近くにうかがった際には必ず石段を登り参拝させていただきます。にもかかわらず、あまり紹介していないかもしれません。桜花の名所が近くにあって、周辺はよく紹介してるのだけれど。というわけで、本日のポッポニュースは吉野川市医療センターにほど近い、江川稲荷神社をご紹介。
 
2017.0523
●修験の山のいただきを目指せ! (吉野川市川島町・高越寺と周辺の聖域名所。)
聖域は、いたるところに拓かれていますが、いつでも好きなときに足を運ぶことができるわけではありません。神仏のお招きがあって、はじめて、そこに参拝させていただけるのです。先日のこと、ピジョンズ・パーク(P.P)は幸いにも、お招きをいただき、聖域:阿波富士・高越山(標高約113m・通称:おこうっつぁん)に登ることができました。本日のポッポニュースは参拝登山の合間に、出会えた取って置きの風景をご紹介します。
 
2017.0522
●要望に応えて、樹花の森へ。 (吉野川市川島町・吉野川河川敷のセンダンの森。2)
先日のポッポニュースを読んでくれた友人から、次のような感想をいただきました。「(近くのお散歩コースで見つけた花の写真付きで)これって、センタン? たくさん咲いてて、きれいだね♡」「そうです。その花です。でも、名前はセンダンだよ」「あー…ゼンダンなんだね(汗)覚えたよ。花が咲くと存在感が出てくるね」温厚をもって良しとする、さすがのピジョンズ・パーク(P.P)も「なめてるのか?」「はんまや(汗汗)。センダンって、うったつもりやのに…^^)」と、一応の解決をみたわけですが、なんだか気にかかってしまって…。ひょっとしたら、同じように勘違いの、言いまつがい、書きまつがい、をしてるひとがほかにもいるかもしれない。そんなわけで、今度はスマホじゃくて、コンデジ片手にセンダン樹花の森へ行ってきました。今回は川島町編。毎年、見てるはずなんだけど、今年は当たり年(?)なんでしょうね。樹花の森が薄紫色にふくれあがって、大迫力で魅せてくれます。開花が進むと、甘い香りがあたりに漂い、(P.P)をいっそう心地よく酔わせてくれのです。
 
2017.0520
●今シーズンはまずまずのオンツツジ。 (吉野川市山川町・船窪つつじ公園のオンツツジ。)
標高1133m。山川町にそびえる阿波富士こと高越山(こうつさん・おこうっつぁん)に登ってきました。毎年初夏のピジョンズ・パーク(P.P)恒例イベントの一つが、おこうっつぁん山頂近くに整備されている船窪つつじ公園がオンツツジの花で真っ赤に染まる風景をココロに記録するためです。今年のつぼみの付き具合は少し頑張りが足りないようで、写真の感じで七分咲き。まぁ、それでも、山の一面を覆って群生するオンツツジの赤い花は、見上げる(P.P)を感動のほほえみで包んでくれるのでした。

●大満開!河原で咲き誇る紫の樹花。 (吉野川市鴨島町・吉野川河川敷のセンダンの森。)
青空が広がっているのに、光を遮蔽したシゴト場にずっと閉じ籠もっているなんて、誰にできるでしょう。いくらエアコンが効いて、自分好みにおとすこだわりホットコーヒーも、愛してやまないコカコーラも、チョコや和菓子やそんなのが、どれだけ誘っても、ピジョンズ・パーク(P.P)の尻を落ち着かせることはできやしないんです。はい。夏日にジリジリと脳天から焼かれ、乾いた土埃がノドや鼻腔をざらつかせ、シャツが背中に張り付いても、(P.P)はこうして吉野川の土手道を越え、河原に続く白い土道を辿ってほんとに良かったと実感するのです。水筒を忘れ、ノドの乾きに耐え抜いた(P.P)を迎え入れてくれたのは、今や盛りと紫の花を咲き誇らせるセンダンの森。吉野川の河川敷を埋め尽くして、樹高15mほどにまで成長した大樹の森。ヘビがちょっと怖いけれど、花のあるうちに、星空とともに見上げるのもいいかなって、(P.P)は思うのです。
 
2017.0518
●田んぼの緑と青空と。 (吉野川市鴨島町・元気に育て田んぼの稲。)
ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場の近くの水の張られた田んぼの中。ホントに一瞬だけ命の輝きを見せる生物が大繁殖します。カブトエビ。あっという間に孵化して、成長して、産卵して、死んじゃいます。たぶん、田んぼに水が張られてる間のドラマ。生き急ぐって言葉があるけれど、それは人のためじゃなくって、カブトエビたちにこそ、ふさわしいって(P.P)は思うのです。今日のポッポニュースはそんなカブトエビたちが今が盛りと群れ遊ぶ田んぼと青空のコラボ風景。ふるさと徳島は清々しい空気にみたされています。でもって、(P.P)は生き急ぐというか、これからお隣愛媛県は西条市までおシゴト出張。準備が遅れてて、汗汗なのです。ポッポニュースでの報告はいずれまた!
 
2017.0517
●佐古最西端の町の神域。 (徳島市佐古八番町・産八幡神社。)
昨日、今日と、蒸し暑い一日でした。夕刻になって雨もぱらついています。梅雨を意識しますが、まだ梅雨入りには早いような。5月で愚図ついたお天気が続くのを「走り梅雨」というのだそうです。はじめて知りました。知ったといえば、こんな話を聞きました。「スイカをカブトムシに食べさせると下痢をする」って。確かに、おしっこが赤くなってたような記憶があります。あれはお腹をこわしてたのかなぁ。で、ピジョンズ・パーク(P.P)は夏に向けて一案を思いつきました。歯も無くて液体を吸収するだけのカブトムシがお腹をこわすのなら、蚊だってきっと!。で、今夏(P.P)はスイカをたらふく食べて夕暮れの吉野川堤防道を歩いてみようかと画策します。(P.P)のおいしい香りに誘われ、(P.P)を出し抜いてまんまと吸血した蚊、高い確率で下痢になるんじゃないかと。一矢報いてやるわけです。結果を確認することがかなり難しいのが残念ではありますが。さて、前置きはこれくらいにして。本日のポッポニュースは徳島市佐古八番町でお招きいただいた産八幡神社をご紹介します。ちなみに佐古地区は一番町から八番町まであり、その最西端に位置するのが八番町。小さい地域ではありますが、最西端には違いありませんっ。そんなプチ特別な場所で産八幡神社の御祭神に参拝させていただきました。神社名はたぶん「うぶ」と読むのでしょう。急な石段を登り切った境内で、建立されている社は小さくはありましたが、全体に霊験な雰囲気を漂わせる落ち着いた神社でした。

●木造の旧上秋津小学校を見学。 (県外編:田辺市上秋津の旧校舎。)
ピジョンズ・パーク(P.P)が通った小学校も木造でした。(P.P)が卒業する年に、鉄筋コンクリート建てになって、講堂は体育館へと建て替えられました。当時は「ええなぁ…」なんて、指をくわえてみたりもしたのですが、今になって思うと、木造っていいなって、思い直したりするんですね。本日のポッポニュースは、和歌山県田辺市上秋津で2006年まで児童が学んだ旧秋津小学校舎。自由に見学ができるようになっていて、(P.P)ははじめて足を踏みいれさせていただきました。いっしょに懐かしんでくださいね。

●渡らないより渡ったほうがいい。 (県外編:龍神村日高川に架かる筋川橋。)
人生は選択の連続である──。ことを、ピジョンズ・パーク(P.P)は知っています。お風呂と夕餉はどっちが先か、半袖か長袖か、左右どちらの足から踏み出すか、目が覚めてから眠るまで、数限りない選択を繰り返しているのです。(P.P)は気づいていました。そうして、選択は結局のところ2択しかないってことを。たとえば、お昼の定食はA、B、Cのコースがあったとします。それでも2択だって、読者のみんななら、速攻で理解してくれたことでしょう。「3択じゃん♪」なんて声はあがらないと思いますが、あえて解説しておきます。つまり選択の方法はひと通りしかないということです。するかしないか、これだけ。3つの定食の中から、好きなメニューを選ぶのか否かが答え。どのメニューを選ぶかは気分しだいなのであって、どれかを選ぶのか選ばないのかは、その人のポリシーそのものなのだから、常に一定しているもの。ときにいつもと違った選択をすることを「気の迷い」というのです。お風呂と夕餉だって、歩き出すタイミングだって、結局のところ2択。やるかやらないか。というわけで、本日のポッポニュースは県外編、和歌山県田辺市龍神村を流れる日高川に架かる吊り橋「筋川(すじかわ)橋」を紹介します。渡るのか渡らないのか、の2択を前に、(P.P)が前者を選ばない理由はなかったのです。
 
2017.0514
●弁慶ゆかりのマチに参拝。 (県外編:勝負の神様を祀る闘鶏神社。)
5月10日の時点で、ふるさと徳島のガソリン平均価格は1リットルあたり124円60銭。全国平均を5円近く下回って、全国最安値となっていると地元紙が昨日の紙面で報じていました。ピジョンズ・パーク(P.P)もこのところ、県外への出張が多くなり、ガソリン価格にほんの少しだけれど敏感になっていたので「やっぱりなぁ」と納得したのです。どこに行っても、5円どころか、10円を超えるくらいに差があって、出かける前には必ず、地元で給油しておくのがクセ付いています。県外大手業者との価格競争で、地元の業者さんが頑張っているという構図なのですが、(P.P)は価格うんぬんもさることながら、やっぱりキモチの上で地元応援団に加わりたいと思うのです。安売りで真っ向勝負! なんて商いは、少しも垢抜けないけれど、どことなくいじらしくもあるのです。さて、地元愛をたっぷり給油して向かったのは、紀南地域と呼ばれる和歌山県田辺市。弁慶ゆかりの地でもある同市で世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている闘鶏神社に参拝させていただきました。当社には、弁慶親子にまつわる勝負の神様が祀られているのだそうです。勝敗にこだわらず、白黒もつけるのが不得手であることを自認する(P.P)ですが、本心ではきっちり勝ちたいし、優柔不断はダメだとも思っているのです。だから、一心不乱にお招きいただいたことへのお礼を述べ、 読者のみんなにたっぷり、(P.P)にもほんの少し、ご利益があるように願ってきました。
 
2017.0513
●汗にもいろいろ。 (県外編:龍神村の名も無き吊り橋。)
和歌山県田辺市龍神村。深い緑に囲まれた静かな渓谷の里を清流・日高川が潤しています。深い渓谷といえば、吊り橋。このところ、橋というか細くてスリリングな吊り橋に引かれているピジョンズ・パーク(P.P)は、龍神村でひとシゴトしたのを幸い、吊り橋のデパートのような龍神村でスリル渡橋を楽しんできました。冷や汗を掻いたあとは、龍神温泉でほっこり汗を流す、贅沢なひととき。冷や汗も湯上がりの汗も、どっちも悪くないなって、(P.P)は思ったりするのです。
 
2017.0509
●一本乗りの瀬に夏の色。 (那賀町木頭・ナカ奧の清流で。)
ナカ奧に残る伝統の技、木頭杉一本乗り。ちょっと昔。ふるさと徳島を代表するブランド杉「木頭杉」の丸太をマチに搬出するために使われたのが、一本乗りという技法。県南の大河・那賀川に直径30~40cm、長さ約4mの丸太を無数に流し、これが河口や貯木場まで途中で岩などに引っかからないように操縦します。流れる丸太の上に立って、瀬を下っていく様は、見る人の目に、まさに神業のように映ったのに違いありません。道路が整備され、ダムが建設された今、伝統の技を発揮する場面はなくなりました。そこで、その技や存在した史実を未来に伝えようと、有志により毎夏、開催されているのが木頭杉一本乗り大会。会場は、ナカ奧と呼ばれる木頭出原の河原。ほどよい深みと瀬があり、丸太に乗るには絶好のポイント。今大会は30回を数える記念大会となるのだそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)は河原に立ってみました。せせらぎに鳥の声がこだまするだけで、イベント当日の賑わいを想像できませんが、小さく咲いた白い野菊たちに、初夏の気配を感じていました。
 
2017.0508
●青空の下の杜へ参拝。 (国府町・府中の宮「大御和神社」。)
地元では、府中(こう)の宮と呼ばれ親しまれている杜があります。徳島市国府町の大御和(おおみわ)神社さんです。府中も読みにくいけれど、大御和の漢字も、なかなかに手応えのある読みだったりするのです。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、大国主神とか、大黒様とかの別名もあったりする神様だそうです。祭神も読みにくい(=^・^=;)。青空のした、ピジョンズ・パーク(P.P)は、折角のお呼ばれに際し、読者のみんなの商売繁盛とか安全とか、祈ってまいりました。さて、本日は昨日に続きナカ奧(那賀町木頭地区)へ出張。伝統の技を伝えるイベントの打ち合わせに行ってきます。読者のみんなに喜んでもらえる素敵な風景に出会えるといいな。ご期待下さいね。
 
2017.0507
●標高約1301mで、お手伝い。 (那賀町・GW最終日のファガスの森「高城」。)
ゴールデンウィーク(GW)最終日の今日。ピジョンズ・パーク(P.P)は、剣山スーパー林道の休憩宿泊施設・ファガスの森「高城」で過ごしておりました。名物・ジビエ・シカ肉カレーを大盛りにして、施設を訪れるお客さんに提供する、一日食堂店員として、管理人の地下足袋王子(平井滋さん)を応援するためでした。GW中は、雨や霧やで山は淋しいかと思っていたのですが、連日、100人を超えるお客さんがあって、大忙しだったとのこと。連休も終わる今日も、オフロードバイクや四輪駆動車を駆ってツーリングを楽しむ人や、山登り、ランニングに汗を流すアウトドアの人、花や鳥を追うカメラマンたちが次々と訪れては、地下足袋王子特製の大盛りカレーでお腹を満たして、笑顔の花を咲かせていました。標高約1301m。肌寒さが残るファガスの森「高城」の周辺にも、初夏の色が降りています。
 
2017.0506
●ありがたい出逢い。 (石井町・下浦の釈迦堂と釈迦如来座像。)
石井町浦庄下浦地区で、国道192号から南へ別れ、そこから県道240号線が西方へ延びています。入ってすぐのところに立っているJA名西郡の建物を通り過ぎ、100mほど西へ進んだ北側に釈迦堂の表札を掲げた家(?)をピジョンズ・パーク(P.P)が見つけたのは一週間ほど前。通称なのでしょうか、Googleマップで確認すると「下浦の釈迦堂」とよばれる建物であることが分かりました。で、おそるおそる敷地に入らせてもらうと、立派な案内看板があり「石井町指定有形文化財 釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)」と紹介されていました。鎌倉時代初期に創られたものだそうで、室町時代、江戸時代に修復されているのだそうです。釈迦堂に人の気配はなく、入り口のカギも掛かったままでした。仕方なく、お賽銭を納めて、ガラス越しに中を覗かせていただくと、身の丈240cmという堂々としたお釈迦様の坐像がこちらを見ています。表情はやさしく、(P.P)は知らず知らず、両の手のひらをあわせていました。

●藤まつり回顧。 (石井町・地福寺の藤花まつり。)
ピジョンズ・パーク(P.P)が初夏の楽しみのひとつにしているのは、藤花の色と香り。石井町地福寺では、220年前に植えられたと伝えられる紫藤と100年ほど前に植えられたと言われる白藤が境内いっぱいの藤棚を埋め尽くすように垂れて咲き誇ります。数日前の晴れた日、(P.P)は石井町商工会の主催で行われている藤まつりと合わせて、甘い香りとお花見を楽しませてもらおうと、地福寺を訪ねました。今シーズンの藤花は例年以上に咲き具合が良かったようで、3日までだった祭り期間を今日5日まで延長されたんだそうですよ。
 
2017.0504
●GWの農家さんに感謝。 (吉野川市鴨島町・初夏の土手とニンジン畑。)
日本が丸ごとゴールデンウィーク(GW)の行楽に浮かれる中、みんなの笑顔を支えているのは、やっぱりヒト。すぐに思いつくのは、食堂や公共交通機関や宿泊施設やアミューズメント施設といったGWを書き入れ時とばかりに働くサービス業にかかわる人々のこと。そしてピジョンズ・パーク(P.P)が忘れてならないと思っているのは、農家さん。GWだから忙しいというわけではなく、年間を通じて、次々と旬を迎える農作物の生産と収穫に明け暮れているのです。ぎらぎらの太陽が雲に遮られた昨日の昼前。(P.P)は鴨島町を流れる吉野川に架かる阿波中央橋から下流の西条大橋まで堤防道を歩いてみました。広大な河川敷に耕作された畑では、旬を迎えた洋ニンジンの収穫が行われていました。収穫してくれるから、八百屋さんで選んだり、食堂のカレーが美味しかったりするんですね。あらためて考えれば、当然の成り行きなのですが、ありがとうと頭が下がります。
 
2017.0503
●あれっ? (吉野川市鴨島町・とある通りのおもてなし。)
ふるさと徳島の空が青色で塗られています。ゴールデンウィークのはじまりとしては、最高のお日よりで、県外ナンバーの大型オートバイクの集団や笑顔を満載したミニバンなど、国道192号を気持ちよく走り去って行きます。ピジョンズ・パーク(P.P)は何してるのかって? はい。数日前の取材テープを聞き直して、原稿書きに励んでおります。で、思うのは青空の下で散策したら「どんだけキモチいいんだろうか」。思い始めると、どんどん膨らんで、想像も手伝って、ぐるぐるめぐって、収集が付かなくなってしまうわけで。だから(P.P)は、ちょっと前の記憶を手探りして、ココロを落ち着かせるのです。場所はJR西麻植駅の近くの路地。向かい合う家の軒が近い日だまりで、甘いおもてなしをいただきました。
 
2017.0501
●懐かしい街角と思い出の味わい (三好市池田町・八千代のある通り。)
懐かしい味というものは、記憶の底に眠っていて、それは死んでしまっているわけではないから、何かのきっかけで、ふっと蘇ってきたりするんです。決して、美味しくないわけではないのだけれど、行列につながるような特徴はなくて、それでも、この店の味を知る、みんなのココロにしっかり住みついている。ピジョンズ・パーク(P.P)にも、そんな不思議な店の忘れられない味があります。たとえば、三好市池田町のJR阿波池田駅近く、銀座通りにある八千代の中華そばがそれにあたります。本日のポッポニュースは、県外に出張する前に、(P.P)のアイデンティティーを確認するキモチも込めて、町並みはずいぶん変わってしまったけれど、変わらないレシピを提供し続ける店のある通りを紹介します。
 
2017.0430
●渓谷を泳ぐ鯉の群れ。 (三好市山城町・大歩危峡と鯉のぼり。)
今朝のふるさと徳島の空は爽やかに晴れわたっています。ピジョンズ・パーク(P.P)のポッポニュース読者のみんな、おはようございます。現在6時47分。早起きなのです。4月も今日で終わりだなぁ、なんてぼんやり思っていたら、ゴールデンウィークの2日目の朝だってことに気づきました。こうしちゃいられない、なんかしなきゃと、キモチが急(せ)いてしまい、おかげさまで爽やかな月末の日曜日の朝を寝過ごすといった大失敗をしないですんだわけです(=^・^=;)。本日のポッポニュースは三好市山城町を流れる吉野川の渓谷美と初夏の風物詩のコラボ。大歩危峡を望む「ドライブインまんなか」の目の前で、数百旒(りゅう)の鯉のぼりが泳いでいます。(P.P)は写真をチョイスしながらも、手動ですが高速に歯ブラシを動かし、今日の予定を嬉々として模索しているところなのであります。
 
2017.0429
●小歩危峡に架かる謎の吊り橋。 (三好市山城町・渓谷観賞専用?を疑う吊り橋)
三好市山城町を吉野川の流れに沿って、高知県へと延びる国道32号。今、この国道を包む大歩危小歩危と呼ばれる深い渓谷が鮮やかな新緑に萌え、観光に訪れる国内外のお客さんの目を楽しませています。今日の、ふるさと徳島の空と同じくらい空が青色に塗られた昨日。ピジョンズ・パーク(P.P)は、心ひかれるままに、国道32号を川の流れに沿って遡上してきました。道中で出会ったのは、前号で紹介した敷之上橋と似た鉄の吊り橋。小歩危峽が持ち前の渓谷美で迎えてくれる山城町国政地区あたりで、鮎戸バス停の近くなのですが、橋の名称は不明。架設された年も当然ながら不明。なので再調査してからとも思ったのですが、今が景観の旬。というわけで、とりあえず景観だけ、楽しんでください。(P.P)読者のみんなで知ってるひとがいたら教えてくらはい(=^・^=)。
 
2017.0428
●怖し、懐かし、湖上の吊り橋。 (三好市池田町・池田ダム湖に架かる敷之上橋)
吊り橋と聞いて、風にゆらゆら揺れて、スリリングなイメージを持つのは、ふるさと徳島の観光名所「祖谷のかずら橋」を知っているからに違いありません。そして大河・吉野川をはじめ、多くの一級河川があり、そこに注ぐ無数の支流や谷がある山国徳島では、昔ながらの葛(かずら)の橋ではなく、鉄製の吊り橋が数多く架かっています。鉄製だからといって、キンチョーしないで渡れるのかといえば、それはなくて、風にも揺れれば、歩く足下で上下に跳ねる橋もあるのです。その一本が、三好市池田町にある水瓶、池田ダム湖に架かる「敷之上橋(しきのうえばし)」です。橋の長さは約195m。池田町ウエノ地区と対岸の白地地区を結ぶ鉄製の吊り橋です。橋の看板を読むと完成したのは昭和49年3月のこと。いまから42年ほど前になります。ピジョンズ・パーク(P.P)が高校生だったころ、お気に入りポイントのひとつでした。今日まで、ずいぶん長い間忘れてしまっていたのです。ふと見かけて、鮮やかに記憶が戻ってきたのを「勇気」に変えて、ちょっと肝を冷やす湖上の吊り橋を渡ってきました。
 
2017.0427
●青空を見上げて思案。 (吉野川市川島町・吉野川上空の青。その2)
先週の日曜日。ピジョンズ・パーク(P.P)はシゴト場の近くで田植えの風景に出くわしました。これまで意識したことがなかったのですが、田植えって4月の終わりにはじまるのですね。日曜日だしお天気だし大安だったからかな? そのあと、気の向くままに足を延ばした先でも田に水を張り、何て言うのかな田植えする機械にまたがって、汗する人にたくさん出会いました。それにしても、と思うのです。(P.P)は。畑を耕す機械はトラクターで、稲を刈り取る機械はコンバインなんて、なんとなく恰好良い名称がついているのに、肝心の稲苗を植える機械は、田植機!なんかイカしたネーミングはないかと思案に暮れ、あげく思いついたのは「プランターロボ」。われながら、ふへへぇっと、青空のした脱力してしまったのであります(=^・^=)。
 
2017.0425
●ふるさと徳島に似合う色を知ってる? (吉野川市川島町・吉野川上空の青。)
ふるさと徳島はちょっと遠い昔、藍の栽培で全国に知られ、多くの人々の笑顔につなげていました。そんな、ふるさとに最もよく似合う色といえば、やっぱり青。「青は藍より出でて藍より青し」という、あれです。今日のふるさとの空にも青が広がりましたが、夕刻から崩れて雨が落ちてきました。明日も雨の予報。ポッポニュースは晴れを届けます。
 
2017.0424
●イイ天気に二拝二拍手一礼。 (吉野川市山川町・新緑に萌える忌部神社の杜。)
昨日に引き続き今朝も、そしてどこもかしこもイイ天気っ。青空が広がって、爽やかな風がそよいでいます。ピジョンズ・パーク(P.P)は幸運にも、今日、ご用があって県南のマチに出かけることになっています。シゴト場に内窓をいれて、熱も音も花粉もシャットアウトできたのはいいのだけれど、差し込んでくる陽光の加減から、やっぱり外の気配は気になるのです。さて、青空に誘われるまま、飛び出した昨日。桜花に湧くシーズンに、どうにも時間が取れず足を運べなかった忌部神社に参拝しました。ソメイヨシノはほとんど散って一輪二輪、枝先で震えているばかり。そんななか、本殿前で花を満開させた桜の木を一本見つけました。花びらは5枚ではなく、密集するかたちでたくさん付いています。重そうにも見える花は薄桃色が陽光に弾け、まぶしく神々しささえ感じられました。新緑に萌える忌部神社の杜のようすをどうぞお楽しみください。
 
2017.0423
●人工滝と新緑。 (那賀町・初夏の色合いに包まれる長安口ダム。)
たしかにシゴトはたまっています。やんなきゃなんないことも無くはありません。だけれど、ピジョンズ・パーク(P.P)の頭上には、このところ目にしたことのなかった青が広がっています。どこまでも。空気はおいしくて、風は心地良い。シゴトと青を天秤にかけてみました。人生は、結局のところ、選択の連続。しかも二択。簡単なようで難しいのです。悩んだ末、(P.P)は裏山を抜けるランコースに繰り出す決心をしました。青空に呼ばれて、あらがってはいけないのです。そんなわけで、今日のポッポニュースも急ぎまとめます。場所は、ナカ(徳島県那賀町)を潤して流れる一級河川の清流・那賀川の上流部。長安地区に設けられ、改修工事が進められている大型のダム・長安口ダムと周辺の新緑の様子を掲載します。重力式ダムというのだそうで、大量のコンクリートで建設されたダムの自重で川の水をせき止めています。雨が続いたせいもあって、ご覧のとおりの水量。およそ85mの高さがある人工の瀑布は、新緑の中でごうごうとうなりをこだまさせていました。
 
2017.0422
●ケイコクとサクラ。 (那賀町・釜ヶ谷峽を彩る遅咲きの桜花。)
ナカ(徳島県那賀町)を数日前に旅してきました。県内ではありますが、ピジョンズ・パーク(P.P)の事務所からクルマを走らせるのにほどよい距離があって、プチ旅気分を楽しめるのがナカの魅力です。本日のポッポニュースはナカ奧と呼ばれる同町でも最深部の木沢地区。標高約1955mを誇る剣山につらなる山々にふれながら延びる国道193号。名称は国道ですが、道幅は細く、そしてコースは釜ヶ谷峽に沿っって曲がりくねっています。変化に富んだ、(P.P)お気に入りのドライブコースで、新緑がふわり膨らみはじめたナカ奧で、人知れず咲く桜花の色を楽しんできました。
 
2017.0420
●新橋をわたってみたよ。 (那賀町・出合ゆず大橋を初渡橋。)
ピジョンズ・パーク(P.P)は昨日、先月19日に開通したばかりの新橋を渡ってきました。橋が架かっているのは、ナカ(那賀町)を流れる那賀川で、同町日真地区と平谷地区間の一般に出合と呼ばれるポイント。新橋の名称は「出合ゆず大橋」で全長約180m、幅約8m。橋の形式は、ニールセンローゼ桁橋というそうです。木頭地区に向かう際、これまでお世話になった黄色い出合橋とともに新橋「出合ゆず大橋」のスガタを記録しておきます。
 
2017.0418
●ありがちだけれど…空から。 (雲海と日本一の山の雪景。)
今夕、県外出張から帰ってきたピジョンズ・パーク(P.P)。和歌山県南部、東京ビッグサイト、髙松に続き、岡山市での取材を完了させて、ひとまず安堵の帰社。ふるさと徳島の空気にカラダの隅々まで癒されています。さて、本日のポッポニュースは、ちょっと以前を振り返り、徳島-東京間を飛ぶ航空機から除いた雨の風景。お楽しみください。
 
2017.0417
●後編:桜花が誘う丘の上の城跡。 (和歌山県新宮市・新宮城跡の桜)
昨日はお休みをいただきました。そした明日もポッポニュースは休刊いたします。和歌山県の紀南でもなく、東京の上野でもなく、うどん県の髙松でもありませんが、県外出張のため。現在、早朝から資料読みで忙しくしております。というわけで、一昨日の続き。丹鶴(たんかく)城こと新宮城趾の桜花風景です。いわれは分かりませんが、丹鶴といわれるだけあって、赤い城だったのでしょうか? さて、江川鴨島公園など、ふるさと徳島の桜花は昨日、ほぼ散ってしまいましたが、ピジョンズ・パーク(P.P)を満開の桜花で迎えてくれた丹鶴城のピンクの樹花風景を紹介しますね。
 
2017.0411
●まだこの雨はこわくない。 (吉野川市鴨島町・江川鴨島公園の桜花)
昨日から降り始めた雨は、深夜を過ぎても、ふるさと徳島の桜花を洗い続けています。咲いたばかりの桜花、咲ききった桜の木々も、風雨の試練に耐えて、青空のもとで輝く、つかの間のコントラストでボクたちを楽しませてくれるのに違いありません。今日のポッポニュースに掲載したのは、吉野川市の憩いスペース「江川鴨島公園」の桜花たち。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは8日(土)のお昼ころ。どんよりした空からしずくが垂れ、冷たい風が江川の水面をわたって吹き付けていました。芽吹いた若葉の緑鮮やかな柳が、その垂れた枝をなびかせるのを借景に、緑に白色やピンク、赤みの強い桜花が咲き競っていました。
 
2017.0410
●県道2号線を遡る桜花の並木。 (阿波市阿波町・日開谷川沿いの桜花)
日開谷川は香川県との県境近く、阿波市市場町大影地区の熊埜大権現あたりの山中に湧き、県道2号線沿いに南下して、阿波病院脇で吉野川に注いでいます。その河口から上流に向かって道沿い約2kmにわたり、樹勢旺盛なソメイヨシノが二列等間隔で植えられています。桜花のシーズンに通りかかろうものなら、思わずドライバーにブレーキを踏ませ、ウォーカーやランナーを立ち止まらせ、頭上を見上げさせて、ためいきをつかせる──。そんな光景が広がります。ピジョンズ・パーク(P.P)が見上げたのは、花曇りから雨に変わった4月8日(土)の昼。咲ききったばかりの満開の桜花は、可憐ではあっても少々の風雨には負けない若々しい強さを感じさせて、(P.P)をしばし楽しませてくれました。今日のふるさと徳島は冷たい雨模様。桜花はまだ頑張っているのに違いありません。
 
2017.0409
●桜花の天井画。 (吉野川市鴨島町・江川鴨島公園の夜桜)
待ちに待った桜花シーズン。ピジョンズ・パーク(P.P)は県外出張から帰ったその足で、近くのお花見名所を訪ねました。江川鴨島公園は吉野川市鴨島町に湧く名水「江川湧水」の源流近くに拓かれた憩いスポットで、地域では屈指のお花見ポイント。(P.P)が見上げた7日(金)の夜、樹勢旺盛なソメイヨシノが川岸から公園を囲み、包み込んで開花のピークを迎えていました。
 
2017.0408
●田園を望む桜並木…。 (神山町・鬼籠野の桜花)
しだれ桜をはじめ桜花が街道を彩る神山町。とくに開花が早いのが石井町と神山町を結ぶ県道21号線と、佐那河内村と神山町を結ぶ国道438号が交差する鬼籠野地区。ピジョンズ・パーク(P.P)がカメラのレンズを向けたのは、もう4日も前のこと。街道でしだれ桜が満開の見頃を迎えた今、この桜花が咲く光景は来年のものとなりました。ここで振り返っておこうと思います。
 
2017.0407
●雨乞滝の女神さんちの桜花…。 (神山町・知る人ぞ知る桜花の名所)
ポッポニュース読者のみんなにはもうお馴染みの…といえば、雨乞滝の女神さま。神山町をくまなく巡って、それでもいつも何かしらの出会いや発見があるのだそうです。そんな女神さまが暮らす家の庭は、かつて段々畑だった場所で花が咲きほころぶ、知る人ぞ知る花名所だったりするのです。暖かな陽ざしに恵まれた先日、ピジョンズ・パーク(P.P)も桜花が満開の庭先にお招きいただきました。
 
2017.0406
●境内から湧き出すピンクの森…。 (神山町・明王寺のしだれ桜。)
清流で知られる鮎喰川の上流部。特産すだちが香る神山町は、しだれ桜のマチとしても花見客の人気を集めています。中でも神山町下分地区の町役場にも近い明王寺のしだれ桜は、春を告げるマチのランドマークとして町内外から多くのファンに支持される桜の古木です。明王寺のしだれ桜が満開を迎えると町内のしだれ桜もしだいに見頃となるといわれ、町内の桜の開花の指標ともなっています。ピジョンズ・パーク(P.P)がおじゃましたのは4月4日のこと。今日6日もまだ桜花が残っていればと願いながら、一昨日を振り返りました。
 
2017.0405
●山あいの里の春の色…。 (神山町上分・菜の花で埋まる江田の棚田。)
前号に続き、今日のポッポニュースも神山町上分、江田地区の棚田。菜の花の黄色に染まる山あいののどか風景を掲載します。菜の花の香りは独特で、日だまりのホワンと蒸れた気だるさが、心地よく漂い寝そべっていたりします。見るとも無く目をやり、歩くとも無くさまよい、嗅(か)ぐとも無く吸い込み、聞くとも無く耳を傾けてしまう、そんな風景にピジョンズ・パーク(P.P)は出逢いました。ポッポニュース読者のみんなにも、もう少しだけ、お分けしますね。
 
2017.0404
●ピンクを楽しむその前に、おもてなしの里へ…。 (神山町上分・江田の菜の花まつり。)
花冷えから一転、今日はジリジリ焦がされるような陽気となった、ふるさと徳島なのであります。桜の開花もみるみる進み、朝は痩せているように見えた枝が、夕刻にはモヤモヤッと薄いピンク色をまとって、少しふっくらしたように感じさせるシルエットに変わっていました。浮き立つ風景は、もうすぐなのです。っと、行きつけの公園の空がピンクに染まるその前に、ピジョンズ・パーク(P.P)は真っ黄色の世界でココロを泳がせてみたいと思ったのは気の迷いでもなんでもありません。楽しみの前に愉しみを重ねる。(P.P)流の生き方なのです。うらやましいですか? 夏を思わせる陽ざしのもと、足を運んだのは、花の里「神山町」上分の江田地区。標高1000mを超える通称よつい山を源流に流れる江田谷川が地区の中心を流れる山間地域で、急峻な山の斜面に石積みの棚田が幾重にも重なる、なんとものどかな田舎風景が横たわってます。そして田作り前の棚田を黄色に染めているのは満開の菜の花。菜の花の棚田です。地区では「菜の花まつり」と称して、住民みんなで訪れる花見客をもてなしてくれます。「近所の人らと話す機会も増えるし、よそから人が来てくれたら賑やかになるけんな」と、上萩博宣さん。菜の花まつりのまとめ役を務めています。じっとり汗ばんだ背中に谷を渡る風が心地よく、上萩さんの笑顔がいっそう清々しく「おもてなし」の一番はこれなんだなと(P.P)は強く思ったのです。

●まだかっ…。 (徳島市庄町・JAバンク徳島スタジアム脇の桜花。)
カキーンッ。ヘイ!ヘイ!ヘイ!。こぎ見よい金属音と元気な声が、春の蔵本球場にあふれていました。本日のお昼、ピジョンズ・パーク(P.P)はちょいシゴトのついでに桜花の開花具合をチェックしようと徳島市庄町1丁目のJAバンク蔵本公園とJAバンク徳島球場(蔵本球場)脇の南北に走る通りで桜の古木を見上げていました。ほとんどの木は数輪咲いてるような状態でしたが、そんななか、ご覧の古い木が花を盛大に咲かせていました。う~ん、やっぱり亀の甲より年の功。いさんで駆けつけた(P.P)の期待をただの空振りにさせないところは、球場の脇の桜といったところでしょうかね(=^・^=)。
 
2017.0402
●陽ざし、きつッ。あっ咲いた…。 (吉野川市鴨島町・江川鴨島公園で開花調査だよ。)
昨日の凍える寒さから一転ッ! 今日のふるさと徳島は汗ばむ陽気となりました。昨日、おこうっつぁん(高越山)山頂に近づいた際には、梅花どころか蕾が膨らんでいたのですが…。さて、シーズン主役の桜花はどうか。さすがに昨年に比べるとまったく開花は進んでいませんが、それだけに待ちわびた分、少しのピンク色にピジョンズ・パーク(P.P)は喜び、感動してしまうのです。人気上昇中ラーメン店の戦略を思わせる、焦(じ)らせ味付け。今年の桜花は、並んでも味わいたい、喜びに満ちているのです。というわけで今日のポッポニュースは、吉野川市の花見名所のひとつ「江川鴨島公園」の桜花のようす。予約していたiPhone7が手に入ったので、カメラの性能を試しがてら、足を運びました。
 
2017.0401
●おこうっつぁんに春雪…。 (吉野川市山川町・高越山が春の雪化粧。)
さて、お昼はどこで食べようか、とピジョンズ・パーク(P.P)がクルマを走らせていると、見慣れた阿波富士の山頂が白く染まっていました。山川町にそびえる高越山(標高約1133m)の霊峰で、地元の人から「おこうっつぁん」と親しみを込めて呼ばれる吉野川市のランドマーク。骨身にしみた昨夜から今朝の寒気が嘘のような暖かさに変わった今日の昼。「昼食なんて取ってる」より、ときならぬ「春の雪景色を撮れ」ということで、いさんで向かったのは山頂近くに広がる船窪つつじ公園。ただ、降り悪くというか、まさか積雪があるとは思わなかった(P.P)は、冬用タイヤをすでに、普通のタイヤにつけかえていたもので、目的地に到達することはできませんでした。が、目がヤケドするくらいの白銀世界へ、ほんの少しだけれど分け入ることはできました。ポッポニュース読者のみんなに、お分けします。お楽しみあれ。
 
2017.0331
●去年と、ちょっと違うぞ…。 (吉野川市・去年の江川湧水源と川島神社の桜花。)
今日は、とても冷たい雨が一日中降り続いてます。午後7時近くになって、いっそう寒気が増してるように感じられます。そんなわけで公園の桜の木も開花を少し控えてしまったようで、マチがピンク色に染まるのは、あとほんの少し先になったようです。で、去年の今日、2016年の3月31日はどうだったのか。桜花の咲き具合。というわけで吉野川市の桜花の名所を2つ、回顧録で紹介します。今年の桜花を想像してもらえれば幸いです。
 
2017.0330
●もうあと、ちょっとだね…。 (吉野川市・江川鴨島公園の蕾桜。)
桜花の名所では、ぼんぼり提灯が夜風に揺れる光景を目にするようになりました。湧水源からの名水が脇を流れることで知られる江川鴨島公園は、吉野川市を代表する花見名所のひとつとして知られます。ピジョンズ・パーク(P.P)は今日、ちょっと遅いお昼を兼ねて、花見名所に足を運んでみました。数輪でもピンクの花弁を見つけることができたら「めっけものっ」と、小さな欲も携えて。近くのコンビニでお弁当を手に入れ、意気揚々。ソメイヨシノの枝先で花芽たちが、プクッと膨らむ様子に、(P.P)は箸を使うのを忘れてしまうのでした。開花からそこそこ見られるようになるには、そうだなぁ、明後日あたりというところでしょうか。
 
2017.0329
●桜の季節にもういちど…。 (和歌山市・紀伊徳川家の平山城。)
ふぅ、間に合った。本日のポッポニュースは和歌山城。徳川御三家のひとつ、紀伊藩徳川家の城、和歌山城の外観をご紹介します。和歌山城は山の上に築かれた山城とは違い、平野部に気づかれた、紀ノ川を天然堀とする平城。それだけに高く積み上げられた石垣が印象的な城で、桜花の季節にもういちど、訪れたいすてきな場所でもありました。
 
2017.0328
●牛島で桜並木が赤い花を咲かせたら…。 (鴨島町牛島・昭和精機工業前の桜花五分咲き。)
吉野川市鴨島町内で、一足早く赤みの強い花を咲かせる桜並木が、牛島地区を走る県道235号線沿い西側で見られます。通称といってもピジョンズ・パーク(P.P)が、そう呼んでいるだけかもしれないのですが「昭和精機工業(株)鴨島工場前の桜並木」がそれ。ここの桜が花を咲かせると、南方の国道192号を望んで、こんもりうずくまっている向麻山(こうのやま・標高約92m)の枝垂れ桜が開花の支度をはじめるのです。今日の午後、くだんの桜花の咲き具合は五分咲き。この分だと2,3日で見頃の満開を迎えることでしょう。吉野川市の花見名所、向麻山公園をはじめ夜桜が見応えある江川鴨島公園も賑やかになります。年度末に忙殺されそうな(P.P)ですが、生き抜きを通り過ぎて、ついつい長居させられてしまう花の季節がやってきました。
 
2017.0327
●かつての賑わいがうずくまってる。 (鴨島町・南銀座商店街を歩く。)
JR鴨島駅前の通りや駅近くの江川鴨島公園などは、ときおり散策するものの、銀座と名の付く通りには、なぜだか足が向かないでいました。通りは狭く、寂しさを含んだ静けさが満ちて、何かしらの発見につながる予感がしなかったためかもしれません。でも先日、ピジョンズ・パーク(P.P)はそんな思い込みが間違いだったことを知りました。たまたま迷い込んだ通りに、案の定、人影はなかく、軒を並べる商店の多くは営業をやめて久しいようすだったものの、お肉屋さんや八百屋さん、床屋さんに食堂、スナック、飲み屋さんなど結構、残っていて、リアル昭和で魅力的な雰囲気を醸しているのです。今度、夜にじっくり通りを歩いてみたいキモチが(P.P)の中で膨らみました。
 
2017.0326
●ぶくぶく。河口から源流が見えてしまっていいの?。 (那智勝浦町・日本一短いぶつぶつ川)
3月21日付けのポッポニュースで、ちょこっと触れた日本一低い山「弁天山(べんてんやま)」。とくしま動物園の近く、徳島市方上町にそびえる(?)標高6.1mの天然の山です。日本一低い山があるかと思えば、数日前のこと、和歌山県那智勝浦町で、日本一短い川に出会いました。長さは、聞いてビックリの13.5m。そしてその名も驚きの「ぶつぶつ川」。源流は地下からの湧き水で、ブクブクとあふれ出る沫(あわ)が流れのイメージにつながって、この名前になったのだとか。ちなみに太平洋にそそぐ粉白川(このしろがわ)の下流にそそぐ支流として、2級河川に指定されるれっきとした天然の河川。世の中には「天然ちゃん」と呼ばれる人が少なくありませんが、弁天山も、この「ぶくぶく川」も、まぎれもない天然。ピジョンズ・パーク(P.P)は、源流に置かれていた柄杓(ひしゃく)で、ひとすくい。軟水なのでしょうか。なんともまろやかな天然水でノドを潤させてもらいました。さわやかな旨味に舌鼓を打ちながら、徳島を中心に全国でマイナーな日本一を探してみたいと(P.P)は思った次第なのです。
 
2017.0325
●オーディエンスから黄色い声援。 (吉野川市鴨島町・吉野川河川敷のモトクロス練習場。)
明日は、吉野川河川敷の土手道をメーン会場に、第10回目の開催を数える市民マラソン「とくしまマラソン2017」が開催されます。今朝の新聞によれば15000人近いランナーが参加されるのだそうで、回を重ねるごとに大きくなって、いまやふるさと徳島を代表するイベントのひとつと言えそうです。さてそんなイベントの会場となっている吉野川河川敷は、バイク競技の練習場にもなっているようです。阿波市吉野町の柿原堰から少し吉野川沿いの土手道を下ったピジョンズ・パーク(P.P)の視線の向こう、南岸・鴨島町側の広々とした河川敷で砂埃があがり、うなりを上げるエンジンの音が空にぶつかっていました。近づいていくと、大勢のライダーたちがモトクロスというバイク競技の練習をしています。声をかけると「見てってくれていいよ」と笑顔で迎え入れてくれました。ライダーの中には、小さなバイクを駆る小さな子どものスガタもあって、親子で来ていたのでしょうか、「将来有望なんよ」と紹介してくれました。河川敷に咲き乱れる菜の花から黄色い声援を受けて、ダートコースの急カーブを曲がり、バイクと一体となって宙を舞うライダーの妙技に、しばし見とれる(P.P)なのでありました。
 
2017.0324
●板名用水はここから生まれる。 (阿波市吉野町・渇水期の柿原堰を散策調査。)
柿原堰って知ってますか? 「かきはらぜき」と読んで、吉野川の中流、阿波市吉野町柿原地区から吉野川市鴨島町側に向かって築かれた堰です。誕生したのは明治40年、西暦1907年だから、今からちょうど110年前ということになります。現在、最高齢の「田島ナビ」さん(116歳)には、少しかないませんが、なかなかの長寿なのであります。大河とはいえ今は、まだ渇水期。吉野川の水も少々涸れ気味で、春分の日の3月20日、南岸から堰をたどったピジョンズ・パーク(P.P)は、北岸まであと少しのところまで、大河をわたることができました。対岸では菜の花が黄色く揺れて、(P.P)を誘ってくれていたのですが…。今週末3月26日は第10回とくしまマラソンが開催されます。1万5000人近いランナーさんたちが対岸を西へ走り、西条大橋渡って、南岸を東へ駆けていく。すっかり、ふるさと徳島の春の風物詩となりました。
 
2017.0323
●喧噪に「ひとけ」はいらないのかも。 (吉野川市鴨島町・笑い声がたまってるJR西麻植御駅。)
西麻植って、なんて読む? ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんなは読めたかな? 答えは「にしおえ」と読みます。そうして今号のポッポニュースは、JR鴨島駅の、いっこ西の駅、JR西麻植駅と周辺の様子をレポ。2011年だったか、いまから6年前の8月31日に惜しまれながら幕を閉じた、ふるさと徳島の娯楽の殿堂、笑顔の心象風景の第一席、吉野川遊園地への最寄り駅としても知られたJR駅。現在は無人駅として、ほそぼそ存続していますが、どうしてどうして…。近隣の人々の通勤通学などの足として重宝されているのです。っんなわけで、JR西麻植駅の春景をお楽しみください。
 
2017.0322
●ニッポン最大の川中島探検(続編)。 (吉野川市&阿波市・昔は人も住んだ善入寺島。)
前号に引き続いて、ニッポン最大の川中島「善入寺島」から、ピジョンズ・パーク(P.P)がレポート致します!なんちて(=^・^=)。過去ログです。善入寺島は、かつて粟島(あわしま)と呼ばれ、粟島村や宮の島村などの自治体もあったようで。そうして今、住民のみなさんが移住したあとも、やっぱり吉野川がはぐくむ肥沃な土地は、人が住んでいようが、いまいが、オーマイガッてなノリで、四季を通じて県内屈指のお野菜生産地となっています。2、3日前にピジョンズ・パーク(P.P)が探索した折には、ダイコンやキャベツが収穫の終わりを迎えていて、レタスやニンジンがハウスなんかで育っていて、夏にはカボチャやスイカ、それから秋には、お米の収穫風景も見られます。(P.P)が誇(ほこ)る! ふるさと徳島にあるニッポン最大の川中島は、探訪するにも味わうにも、おいしいベストプレイスなのです。
 
2017.0321
●ニッポン最大の川中島探検。 (吉野川市&阿波市・昔は人も住んだ善入寺島。)
ふるさと徳島には、なにげに日本一とか世界一の自慢があったりします。たとえば、神山町の特産すだちは生産量日本一というか世界一。食べ物でいうと、あと鳴門海峡で生産される鳴門わかめは文字どおり、日本一。小松島市のSL公園にある狸の像は大きさで世界に誇れるナンバーワン! 逆に小ささでいえば、徳島市の弁天山(べんてんやま)は、標高6.1mで天然の山としては、日本最低でも、話題は最高! そしてピジョンズ・パーク(P.P)事務所近くを流れる大河・吉野川に浮かぶ川中島「善入寺島」は、広さ約500haでニッポン最大の川中島なのです! 散歩やランニングや道草やと、何かと渡ることの多かった善入寺島ですが、日本一ということであれば、あらためて探検せねば。で、今回のポッポニュースと次回の2回にわたり、春の善入寺島を紹介します。楽しんでね。
 
2017.0320
●みんなの思いが寄せられた石板。 (美馬市脇町野村・徳島らしい青石の百万遍供養塔。)
百万遍って、ご存じですか? 正確には、百万遍念仏といって、文字どおり念仏を100万回唱える浄土宗・浄土真宗の儀式ことです。じゃ、一体何のために? 病気の快復もあれば、故人の冥福だったり、みんなの幸せだったりを100万回の念仏「南無阿弥陀仏」に込めて願うのです。しかし、言うは易く行うは難しであって、一人で100万回も唱えるのは大変。そこで10人とか100人とか、大勢で願えばいいんじゃないかということで、ずっと昔には、その拠り所として百万遍供養塔が設けられたりしたそうです。塔の素材は石で、形はさまざま。丸いものや柱のような四角いもの、そして、今日のポッポニュースで紹介している板状のものなどがあるようです。ピジョンズ・パーク(P.P)が出会ったのは、美馬市脇町野村地区を走る古い通り。県道12号線(鳴門池田線)の一本南に位置し、大師(弘法大師)庵の前庭に建てられていました。石板の文字を読むと「奉 供養光明真言一百萬遍塔」「村中安全」「講中敬白」などと彫られています。百萬遍は、ひょっとすると浄土宗だけでなくて、空海が説き歩いた真言宗の檀家にも浸透していたのかもしれません。そんなことを考えながら、(P.P)は脇町の古い通りで散策を楽しませていただきました。ふるさと徳島の今日の空は晴れ。午後から崩れてくる予報です。
 
2017.0319
●脇町の土手道で「菜の花」耽美。 (美馬市脇町・うだつアリーナから春散策。)
三連休中日の今日、ふるさと徳島には暖かな春の陽ざしが降り注いでいます。大地を潤して、西から東へ流れるふるさとの大河・吉野川の周辺では、群生する菜の花が黄色い花をいっせいに開いて、土手道を散策するピジョンズ・パーク(P.P)の視線をうばい、ココロを虜(とりこ)にするのです。写真は昨日のお昼ころの様子。美馬市脇町新町のゴミ焼却施設「クリーンセンター美馬」に隣接する新町公園やテニス場からあふれる元気な声に耳を傾け、川岸をどこまで黄色に塗りつぶして咲き誇る菜の花の光景に耽美した(P.P)は、その後、偶然ながら貸し切り状態になったスポーツ施設「うだつアリーナ」のお風呂でまったりと過ごしました。さて、本日は何して楽しもうかな。たまったシゴトをこなしつつ、時間を無駄にしないスケジュールの立案を楽しみ、窓外の陽光に期待を膨らませる(P.P)なのです。
 
2017.0318
●ついに石段の頂へ。 (石井町石井尼寺・御瀧神社。)
3月1日にお呼びがかかたのにもかかわらず、石段の下で見上げることしかできなかった御瀧神社の神様に、一昨日やっと参拝することができました。頂上まで一足飛びとはいかなかったものの、3回くらい石段を蹴ったところで、境内に。体調さえ戻れば、天狗にもたとえられる猿田彦大神のごとく、まことに身軽なピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。石井町石井尼寺。隣町、徳島市国府町との境に位置し、国道192号を望む境内の下、石の大鳥居周辺は、一面が菜の花の黄色に塗られていました。レッドカーペットならぬ鮮やかな黄色の絨毯(じゅうたん)を敷き詰め、そうやって(P.P)の到着を待ち受け、迎え入れてくれた御祭神の心遣いに、(P.P)の涙腺は緩み、マスクの下で鼻水もたれてくるのです。境内下の菜の花は、今が見頃のピークに見えました。

●お城山のふもとに春きてました。 (徳島中央公園で満開の蜂須賀桜。)
あイタッ! 封筒で親指切った! 請求書在中の判子を押して、封をする際、小口がすべってスパッと。欲をかいたわけではないのですが、注意力を欠いていたようです。年齢のせいかなぁ、鮮やかな赤を期待というか、普通に想像していたのに、実際、指先に滲(にじ)んできたのは粉を溶いたイチゴソーダみたいな薄い色。え?たとえが、古い^^)?。スプラッタームービーな臭いは捨てて、ぽかぽかやわらかな赤、ピンクの花景を紹介します。本日のポッポニュースの舞台は、徳島市徳島町城内、徳島中央公園。徳島城公園とも呼ばれる親水公園で、助任川の南岸に位置しています。その川沿いで満開の見頃を迎えているのが蜂須賀(はちすか)桜の並木。ピジョンズ・パーク(P.P)は、昨日の夕刻近く、おシゴトのついでに立ち寄らせてもらいました。というか、シゴトの時間より、公園を歩いてる時間のほうが長かったかも(P.P;)。蜂須賀桜は藩政の時代に、徳島城を彩っていたそうですが、その後、県内に広がったと伝えられています。早咲きの寒桜の仲間で、ソメイヨシノより一足二足早く、満開を迎えます。その色はあたたかく、見上げるひとのココロをほぐしてくれるのです。
 
2017.0316
●菜の花が咲く土手をみんなでラン♪。 (吉野川市リバーサイドハーフマラソン。)
朝食は昨日に続き、セブンイレブンのサンドイッチ。フレッシュレタスがたっぷり挟みこまれてて、満腹するのにヘルシーなイメージでピジョンズ・パーク(P.P)は、はまり気味です。これはシゴト場で新聞を読みながらいただくのですが、その際、汁気もほしいということで、クノールのカップスープ「クルトン入りポタージュ」を熱湯で溶きました。ただ、(P.P)は辛いモノに加えて、熱いモノがちょっと苦手。食べられるのですが、ヤケドはしょっちゅうで。今朝も、用心してたのにもかかわらず、上あごを焼いてしまいました。そうして、困るのは痛さが引いたあと、薄く皮がむけること。今朝、ネットでの打ち合わせでしたが、話してるうち、自らの皮が剥がれ落ちて、それが結構、広くて、舌の上で存在感を主張するわけです。一瞬、飲み込んじゃおうかなんて考えもよぎったものの、さすがに気持ち悪くて、つまみ出しました。せめても、ネット会議中で良かった(=^・^=;)。さて、前置きが長くなりましたが、本日のポッポニュース写真は、先週12日の日曜日に、吉野川市鴨島運動場をスタート・フィニッシュ会場に、吉野川沿いの土手を駆ける市民マラソン、吉野川市リバーサイドハーフマラソンの様子を撮影したものです。(P.P)も参加しましたが、さっさとゴールした後に、ランナーさんたちの応援に回ったしだいです。恰好いいでしょ(=^・^=)。ホントはふらふらだったんですけどね。吉野川の上空は爽やかな水色に塗られ、土手は菜の花が鮮やかな黄色に染められていました。そうして、ランナーのみなさんの表情は、気持ちよく晴れ渡っていました。
 
2017.0315
●八重に咲いた薄桃色。 (桜花のたより。)
桜花のシーズンが2週間後くらいに迫ってきました。桜花といえば、ソメイヨシノですが、たとえば神山町では、マチをあげて枝垂れ桜を植えていますし、エドヒガン桜や今が盛りの寒桜・蜂須賀桜をはじめ、種類は多岐にわたります。ピジョンズ・パーク(P.P)事務所の近くでも、八重の花を満開にさせた桜の木が、あちらの庭先、こちらの通りでと、春の風に揺れて誘ってくれます。薄桃色の桜花を遠くから眺めるのも悪くはないのですが、(P.P)は簡単に誘いにのってしまいます。ひょこひょこと。ほとんどの桜に雌雄はないそうですが、(P.P)には女性的に見えてしまうのです。読者のみんなもそうじゃないですか?
 
2017.0314
●賑わいが生まれる街角で。 (徳島市南末広町・新町川沿い朝景。)
新町川と沖洲川が合流する南末広町。もう少し河口では、さらには園瀬川も取り込んで、徳島市を潤した流れは、紀伊水道にそそいでいます。早朝、ピジョンズ・パーク(P.P)は新町川・沖洲川沿いに設けられた広い遊歩道に立って、朝日に焼かれる眉山を眺めておりました。ぼ~っと、そうやってずいぶん長く佇んだ(P.P)は、いつものようにハタとわれに返って、周囲を気にしつつも、ふるさとの魅力にまたしても抗えなかったのを内心喜んでしまったりするのです。その場所から振り返えって、東の方向に目をやると凪いだ河口がやっぱり赤く焼けていました。冷たく清々しい風にキモチを引き締めてもらって、離れがたい景観を後に、シゴトへと向かうのでした。
 
2017.0313
●春の陽光があたためる里の道、探索。 (吉野川市美郷・神山川島線をちょい歩き旅。)
川島町川島を走る国道192号神後の三叉路から南進し、ひと山ふた山の峠を越えて神山町を走る国道438号神領北の三叉路をつなぐ30km弱の県道43号線(神山川島線)。ちょうど中間地点あたりに古土地、通称東山地区があり、郵便局などもあります。そこから西へ東山谷川沿いに県道245号線が延びていて、これをたどると国道193号にあたり、美郷ほたる館や物産館、市立種野小学校、今が見頃の梅どころ美郷の梅林の眺望も楽しむことができます。ピジョンズ・パーク(P.P)は、美郷地区で2本の県道から里の風景を存分に堪能させてもらいました。
 
2017.0312
●お久しぶりです。お招きありがとうございます。 (那智勝浦町・日本一の直瀑、那智の滝へ。)
落差はおよそ133mもあるのだそうです。驚きの高さです。原生林の中に、突如として現れる岩壁と流れ落ちる太い水流。和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にそびえる熊野三山の一峰“那智山”に落ちる“那智の滝(一の滝)”。日本三大名瀑のひとつに数えられる、規模・容姿に秀でた美滝。ピジョンズ・パーク(P.P)も中学生か小学生のころ、バス遠足だったかで、訪れたきり、ン十年ぶりに拝滝させていただきました。滝正面の遥拝所、熊野那智大社・西岸渡寺に参詣参拝したのち、標高約330mの境内から、名瀑を見学。幸運なことに、滝壺に現れた虹を拝むことができました。写真ですが、本日もポッポニュースで、読者のみんなにも(P.P)の幸運をお分けします。
 
2017.0311
●気だるく香る梅の花。 (吉野川市美郷・見頃終盤の梅園を散策。)
今日のふるさと徳島は晴れ。表を歩くとヒリヒリ日焼けしそうで、時折吹き付ける風は、まだ底冷え感のある冷たさを捨てきってはいません。だけど、今日は週末の土曜日。ピジョンズ・パーク(P.P)も、仕事明けとはいえ、あたたかい布団のなかで安穏(あんのん)としていられるわけもなく…。見頃のピークを過ぎたとはいえ、まだまだ見応えのある梅花風景を求めて、県内屈指の梅どころ美郷を訪ねました。天野梅園と隣接する西梅園を梅花の香りを頼りウロウロ。少し香りも弱まっているようで、夏の夕暮れを思わせる気怠い陽気のもと、今シーズン最後になるであろう梅花の色と香りを楽しんできました。
 
2017.0308
●阿波市民が集う場所。 (阿波市市場町・阿波市交流防災拠点施設アエルワ。)
四国88ヶ所霊場第10番札所切幡寺の南方、市場町切幡に、新しい阿波市役所が誕生したのは3年前の平成26年。同時に、市役所に隣接して阿波市交流防災拠点施設アエルワも建設共用されています。アエルワ3階には地元食材を豊富に使った食事を提供するアエルワ食堂があり、ピジョンズ・パーク(P.P)も利用させてもらいました。そして先日、訪ねた折には、食堂のさらに上階に展望台があるのを発見! そこからの眺めを独り占めで堪能しました。本日のポッポニュースは、展望台となっている最上階室と隣接する市役所前の落ち着いた風景を紹介します。近くまで足を運んだ際、ほっと一息つかせてもらうのに結構いけてる、(P.P)的お気に入りスポットのひとつです。
 
2017.0307
●寒い朝の空色。 (吉野川市鴨島町・国道192号沿いの朝焼け。)
早朝のふるさと徳島。冷たくて、強い風が通りを吹き抜け、街路樹を揺さぶり起こしています。寒風にさらされていると背骨が軋(きし)むような冷えを感じて、かじかんだ指先は息を吹きかけたくらいでは旨く動いてくれそうにありません。ただ白い空は蛍光灯のように明るくて、寒いながらもピジョンズ・パーク(P.P)の心を軽くしてくれるのです。ブラインドカーテンの隙間から差し込んでくる朝の光は、(P.P)を日焼けさせるくらいに強く、外の寒気をイメージさせませんでした。そんなわけで本日のポッポニュースは、寒さに驚きながら撮影した今朝の通りの寒風景を掲載します。
 
2017.0306
●春おんばさらたらまきりく。 (阿波市土成町・四国88ヶ所霊場第8番札所熊谷寺の桜花。)
千手観音菩薩を本尊にまつる熊谷寺。「くまがや」じゃなくて「くまだにじ」と称する、四国88ヶ所霊場第8番札所のお寺です。昨日の午後、ピジョンズ・パーク(P.P)は阿波市市場町から土成町にから市場町に延びる広域農道でクルマを走らせていて山門周辺を彩る桜花に出会いました。花は早咲きの蜂須賀桜。まだ木が若いのか、全体的に小振りでしたが、ちょっと早めのお花見を楽しませてもらいました。
 
2017.0305
●青空の下、たくさんの笑顔が駆け抜けた。 (阿波市・第12回阿波シティマラソン。)
今日のふるさと徳島は、朝からスッキリと晴れて、空気の冷えもほどほど。過ごしやすい一日となりました。そして全国的にもマラソンシーズンまっただ中の今日、吉野川の北岸、中流部のマチ、阿波市で第12回目となるマラソン大会「阿波シティマラソン」が開催されていました。コースは市場町と土成町を駆ける21.0975kmのハーフマラソンと市役所周辺を会場とする2km(チャレンジマラソン・エンジョイマラソン)の2種。たくさんの笑顔がスタートする瞬間をピジョンズ・パーク(P.P)も一生懸命に応援させていただきました。
 
2017.0304
●会津川上流の景勝、奇岩の渓谷を思う。 (和歌山県田辺市上秋津・歩きたいな奇絶峽。)
本日のふるさと徳島は気持ちよく晴れ。県内屈指の梅どころでは、観梅を楽しむ花見客で賑わっていることでしょう。梅花の甘酸っぱい香りを思い出しながら、ピジョンズ・パーク(P.P)は事務所でシコシコとおシゴトに向き合っているのであります。というわけで本日のポッポニュースは先日、足を運んだ海を挟んだ隣県、和歌山県のお話。場所は、和歌山港からクルマで約1時間30分ほど南下した田辺市上秋津の景勝・奇絶峽。「きぜつきょう」と読み、清流・会津川の上流部にゴロゴロ転がる奇岩の風景で魅せてくれる、行楽名所。(P.P)は護摩壇山(標高約1372m)越えで高野山を目指す途中、景勝の入り口で小休止。桜花が見頃を迎える頃、雑木が色づく頃、きっと行程を歩いてみたいと思わせてくれる雰囲気が漂っていました。
 
2017.0303
●ひな人形たちのおもてなし。 (勝浦町・ブラリ坂本おひな街道。)
♪あかりをつけましょ ぼんぼりに…というわけで、今日は桃の節句ひな祭りの日。しかし、童謡「うれしいひなまつり」のタイトルがついていますが、曲調はいたってマイナーな感じでちょっと暗い。なんでかなぁ~って、昔から引っかかってはいたピジョンズ・パーク(P.P)ですが、真剣に探していなかったこともあって未だ解決はみていないのです。さて、ふるさと徳島でひな祭りといえば、勝浦町のビッグひな祭りが知られています。メーン会場の人形文化交流館に3万体にも及ぶひな人形が大集合し、100段飾りのピラミッドひな壇が圧倒的なスケールで目を楽しませてくれます。本日のポッポニュース掲載写真は、勝浦町を流れる勝浦川沿いを走る県道16号線を上流にたどり、隣町上勝町に近い坂本地区で昨年の春に出会った街道のひな飾りたちです。今春も3月19日まで「おひな様の奥座敷と坂本おひな街道」と銘打ち、メーン会場のビッグひな祭りにあわせて、街道でひな人形たちが迎えてくれます。(P.P)はまだ、足を運べていませんが、滑り込みたいとは願っているのです。今日のふるさと徳島は爽やかに晴れ。沈んだ童謡も、楽しい響きに聞こえてきます。
 
2017.0302
●信仰の象徴を集めたパワースポット史跡。 (阿波市阿波町小倉・史跡 六十一庚申塚。)
昔、日本の風習のなかで、眠ってはいけない日というのがあったそうです。それが庚申の日。「こうしん」「かのえさる」と読みます。庚申になぜ、眠らないで過ごすのか? 人の体の中に、三尸(さんし)という虫が棲んでいて、これがどうも告げ口が好きな性格らしく、庚申の夜に眠ってしまうと、こっそり宿主の体から這い出て、なんだかんだと神様に悪口を伝えるのだそうです。そこで三尸が抜け出さないように、夜明かしをする風習が生まれ、庚申信仰につながっているのだとか。また、テレビもインターネットもない時代に、ひとりで夜明かしするのは難しかったため、地域の人々が集まって夜明かしする「庚申講」も生まれました。そしてこの庚申講の祭神とされたのが、青面金剛(しょうめんこんごう)という神様。夜叉神とも呼ばれる怖い形相をしていて、邪気を祓ってくれるのだそうです。阿波市阿波町にもこの風習が長くあり、たくさんの庚申講が生まれていました。そこには祭神を彫った石像(庚申塚)がそれぞれに存在しましたが、これを明治18年(1885)に一所に集めたのが、阿波町小倉の「史跡 六十一庚申塚」。石には、青面金剛や道祖神猿田彦などの文字が彫られ、三尸を今も見張ってくれているのです。
 
2017.0301
●次はきっと石段の頂へ。 (石井町石井尼寺・御瀧神社。)
本日のふるさと徳島は清々しい空気が満ちる、申し分のない晴れ。ピジョンズ・パーク(P.P)は、朝から所要があって徳島市内の施設で一日過ごしておりました。帰りの道中、出会ったのは参道を彩る黄色い花。この時期、外に出れば結構な頻度で出会うことができる菜の花の群生です。菜の花が植えられた田んぼの真ん中に真っ直ぐ延びる参道を見つけてしまった(P.P)は、抗うこともできず、しばし屯(たむろ)ってみたのであります。場所は、石井町石井尼寺地区。国道192号を西へ辿り徳島市国府町から石井町へ抜けてすぐの南側山裾。鳥居に扁額(へんがく)は掲げられていませんでしたが、石柱に「御瀧(おたき)神社」と神社名が彫られていました。石柱脇から急な石段が境内拝殿に向かって積み上げられています。垂涎ではあったのですが、わけあって今回は石段の下から、二拝二拍手一礼でご挨拶させていただきました。次に、お呼びいただいたおりには、きっと頂に立ち、参拝させていただこうと誓った(P.P)なのでした。
 
2017.0228
●青空の前のカチンコチン。 (ふるさとの田園に降りた霜。)
ふるさと徳島の空は青。空色なんて言葉があるけれど、今日の澄み切った薄い青もその分類にはいるのでしょう。ピジョンズ・パーク(P.P)は、曇ってどんより沈んだ空も、陽に焼けた空も、みんな空色だ!なんて思っていたりしますが、口にはしません。さて、今日みたいな青空の前にまずやってくるのは、早朝の冷え込み。放射冷却っていうそうですね。地面の熱がガンガン奪われて、地表の温度がガツンと下がる。熱はどこへ行くかといえば、宇宙に逃げていくんだそうで、なんだか結構、壮大なことが早朝に行われていたりするわけです。はい。で、今朝は(P.P)がちょっとだけ苦手な冷え込みに見舞われました。とはいえ、布団から出ないで今日をやり過ごせたりできるはずもなく、ならいっそ、外の空気をしっかり吸ってこようと散歩した(P.P)を迎えてくれたのが田畑に降りた霜の光景。以前に「高越山が白くなると梅の開花が一時止まる」と、徳島の梅どころ美郷で、地元の方から聞いたのを思い出しました。「美郷梅の花まつり(吉野川市)」「阿川梅まつり(神山町)」「明谷梅林まつり(阿南市)」など、県内の梅どころでは、観梅を楽しむ祭りが開催されています。甘酸っぱい春の香りを追って、(P.P)もぐるっと回ってみようかな、なんて思いを膨らませています。
 
2017.0227
●甘酸っぱい香りは晴れに降る。 (近所の空に広がる大きな枝垂れ梅。)
今日のピジョンズ・パーク(P.P)は、がっつり忙しい一日を過ごしました。月末の事務書類の整理をいくつかこなすうち、工務店さんとの打ち合わせ、飛び込みの卒論修正などに追われて、讃岐うどんを予定していたお昼は、結局シゴト場でカップうどんとなってしまいました。そんなわけ今日のポッポニュース更新もこんな時間になっております。ネタもシゴト場の近所。神山町と鴨島町との境に延びる尾根の鴨島町側の麓。麻名用水が潤す田畑が一帯に横たわり、全体にのんびりした景観が広がっています。今日のふるさと徳島と同じくらいに空が青色に染まった数日前、近所のブラブラ散策に没頭していた(P.P)は、甘酸っぱい香りに立ち止まりました。漂ってくる香りを鼻で追った(P.P)は、頭上に垂れる梅の花にたどり着きました。どうやら、「梅の香」は空から降ってきたようで、「なるほど、晴れた日にも何かしら落ちてくるのだ」と、(P.P)はうれしくなって散策を続けたのです。
 
2017.0226
●時化と千畳敷とイノブータンと。 (和歌山県すさみ町・高浜海岸の千畳敷。)
今日のピジョンズ・パーク(P.P)はちょっとというか、かなりブルー。ショックなことに、昨日の土曜と今日、日曜に撮りためた写真データを紛失してしまいました。愛用のカメラ(FUJIFILM XQ1)ごと。仕方ないので先日、足を運んだ和歌山県ネタで本日のポッポニュースをまとめます。場所は、和歌山県西牟婁郡すさみ町の海岸。紀伊半島の南端を走る国道42号を東から西へ、クルマを走らせていると、太平洋を望む海岸沿いに小さな広場があり、ブタをモチーフにしたようなモニュメントが立っているのを見つけました。さっそく道草してみると、正体は地元の特産イノブタのキャラクター「イノブータン大王」。大王は海風の向こう、海岸縁に広がる岩の広場「千畳敷」の景勝を紹介するために立っているようでした。前々号で紹介した橋杭岩といい、ちょっとクルマを走らせるだけで、紀南の海岸線は(P.P)のココロを簡単に奪ってしまうのです。
 
2017.0225
●ふるさとを想うなら、港の朝。 (徳島市南沖洲・徳島港と南海フェリー乗り場。)
旅から帰ってくると、ふるさとのそこらここらに漂う“安らぎ”に気づきます。だから、ピジョンズ・パーク(P.P)は、ちょっと遠くに目新しい風景を探して出かけるのを面倒くさいとは思いません。そして県外もいや海外だって(P.P)が、ふるさとを想うためのツール的フィールドであると信じてもいるのです。徳島県の港や山やいろんな場所から眺望できる和歌山県。紀伊水道が阻んで、遠い場所に思えますが、高速道路なら約3時間の距離。フェリーに乗れば「楽ちん(死語か?)」の約2時間! というわけで、和歌山を目指すひとの玄関口、徳島市南沖洲にある徳島港に南海フェリー乗り場を訪ねました。紀州梅が花を満開にして、海沿いや山際や道路脇に立つ(P.P)をやさしく包んでくれる場所にたどり着くために。
 
2017.0223
●近所の若宮神社と遠景の高越山と。 (番ネコのつぶやきPART2。)
昨夜遅くに、ご主人から電話がありました。今度こそは、とミィも完全に話の内容を聞き取ろう集中したのだけれど、「山」とか「歌」とか、そんなことしか覚えていないのです。だって(=^・^=)にゃンだもん。あ、ミィというのは、つまりわたくし、ピジョンズ・パーク(P.P)の番ネコでみぃこのことです。ひょっとして、わたしのことを知ってくれてる読者さんもいらっしゃるかもニャ。もう、何度も登場させられてますし…(=^・^=;)。とりあえずは2つのキーワード「山」「歌」をゲットしたんだニャ。推測するに「♪娘さん、良く聞けよ…」的な春山に山行してんのかなぁ。いやでも、二つを分けずに一口に言ってたような気もするしニャァ~。まぁ、いいや帰ってきたら、また聞こう。なんてったって、ミィは探偵さんじゃなくて、(P.P)番ネコさんだし。さて、前置きが長くなってしまいましたが、ちゃんと本日の写真を2枚選びましたよ。1枚は近所の若宮神社さん。自転車でさまよって、はじめて出会ったらしいです。ご主人にも、ようやくお呼びがかかったんだニャ。というわけで記念の1枚に。もう1枚は遠景。真ん中の奧にそびえてるのが、通称おこうっつぁん。阿波富士とも言われる高越山で標高は1133mくらいあるんだそうです。ミィも一度は登ってみたいものだニャ。本日のポッポニュースは遠近取りそろえてみました。お楽しみいただければ幸いです。
 
2017.0222
●青空と菜の花と。 (番ネコのつぶやき。)
今朝早く、ご主人は遠いところに行ってしまいました。なので、わたくし番ネコのみぃこ、愛称ミィが、ポッポニュースをつづりますというか、語るニャ。何だか、古い写真をいろいろ集めて回想的アルバムを作るんだそうです。夕べ、熱心に話してくれてたんですが、しっかりとは理解できませんでした。だって(=^・^=)にゃンだもん。「留守番と更新よろしこっ!」なんて言い残して、大急ぎで出てってしまいましたが、きっと夜になれば連絡をくれるんだと思います。さて、今日の写真をば、ピックアップと…。おお、オオ、いっぱい楽しそうな風景を撮ってるなぁ、ご主人っ。ミィが番をしてる間に、ひとりでいろいろ楽しんでるんだニャ~ッ。あ、これいいな青空と菜の花。ミィは「青空にちょっと浮かぶ雲の白」とか、「萌える緑にちょっと彩りを添える菜の花の黄」とか、好きかも。だって、見てると気持ちよく眠れそうなんだもんニャ。
 
2017.0221-2
●真っ直ぐな道をつくるために上分2号橋。 (神山町上分・鮎喰川に架かる新橋工事を見学。)
しだれ桜が街道沿いを彩ることで人気のスポットといえば、山深いことでも知られる神山町のメーンロード国道438号。蛇行して流れる清流・鮎喰川に沿って町の真ん中を抜け、隣村(今は町や市ですが)の木屋平や一宇といった山中(さんちゅう)の集落を経由して、徳島市と香川県坂出市を結んでいます。山々をつないで延びる国道だけに、道幅はそれほど広くはなく、また谷川にそって作られているため、急で見通しの効かないカーブも数えきれません。ピジョンズ・パーク(P.P)は、のろのろ運転だけれども、そうした道をドライブするのにいささかのためらいもなかったりするのですが、やっぱり「真っ直ぐ延びて広いほうが絶対いい!」というドライバーさんも少なくはないわけで…いや、むしろ多いかな。で、道路は拡幅され、橋が架けられたり、トンネルが掘られたりして、とにかく真っ直ぐな道が毎日少しずつ確実に日本中に延びているのです。で、神山町上分を流れる鮎喰川にもバイパスとなる橋が2本連なって完成しようとしています。ちょうど「Ω(オーム)」の形にくねった流れの首の部分に橋を架けることで、距離を短縮し真っ直ぐで走りやすい国道438号にまた一歩近づけようというのです。一本目の橋はできているようで、二本目(上分2号橋)の工事が進められていて、一応の工期は今年3月25日ということなので、残り1カ月ちょっと。蛇行道がそこそこ好きな(P.P)ですが、新橋でみんなの便利が広がるといいなと思うのです。
 
2017.0221-1
●変わる町、変わらない思い。 (三好市池田町・JR阿波池田駅前レトロ通りとウキウキ散策。)
本当のことをいうと、地方の町の景観は、ちょっとやそっとの時間の経過で、それほど大きな変化は無いとピジョンズ・パーク(P.P)は実感しています。
足繁く通ったラーメン店や書店や釣具屋やジーンズショップやレコード店や…がスガタを消しても、駅前から大通りに接続する真っ直ぐな通りやレトロなアーケードやパッとしない舗装道路なんかは昔のままで、戻ってくる人や訪ねてくる客を迎え続けているのが常(つね)なんです。
だからこそ「ふるさとは二つと無い」と、(P.P)は思っています。
本日のポッポニュースは、そんな変わらない地方の町の風景を紹介します。三好市池田町は、位置的に四国の中心に近いというウリで「四国のヘソ」を自称する、昔から、そして今も交通の要衝。(P.P)が青春時代を過ごした、ン十年前に比べると、人は少なくなったように思うけれど、イマドキのお店が軒を連ねる景観は垢抜けているようにも見えます。JR阿波池田駅、周辺で「今」の風景を記録してきました。
 
2017.0220
●300有余年の歴史を重ねた阿波の民家。 (神山町下分栗生野・重要文化財 粟飯原家住宅。)
雲早山(くもそうやま・標高約1496m)を源に、神山町を潤して流れる鮎喰川。その上流部、神領本野間地区の山裾に切妻屋根の堂々とした平屋家屋が建っています。築後320年ほど経っているという「粟飯原家住宅」です。草葺きの屋根は、鉄板で覆われているものの、昭和51年には、重要文化財(重文)の指定も受けています。現在の当主は15代目となり、現役で暮らしを支える歴史ある阿波の民家です。「ずっと昔、本家は地域で庄屋を務め、当家は分家して農業を中心に酒造や木材、製茶業を続けてきました。今は、家族で静かに暮らしています」と、粟飯原さん。突然訪ねたピジョンズ・パーク(P.P)を、やわらかな笑顔でもてなしてくれました。住宅に隣接する土蔵は240年あまり、門は140年ほどの歴史があるんだそうです。次回、訪問の際には広々とした間取りの居室も紹介してくれるとのこと。本格的に昔の神山町の暮らしを学ばせていただこうか、などと(P.P)は考えているのです。
 
2017.0219
●寒波予報が一転、ほかほか陽気の県南。 (海陽町浅川・まぜのおかオートキャンプ場の朝景。)
本日のポッポニュースは半分、お休み。更新がこんな時間(22:00直前)になってしまいました。ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんなには、ゴメンなさいなのです。こんな時間になってしまったのには訳があって、今日(P.P)は県南を流れる清流・海部川ぞいで開催された市民マラソン「海部川風流マラソン」に参加してきたからなのです。42.195kmをなんとか走りきることができた(P.P)でしたが、疲れることしきり。面目ないことですが、とりあえず本日、早朝に出会った、まぜのおかキャンプ場からの海景をご紹介しておきます。
 
2017.0218
●地酒にほろよい、賑わいにトリップ。 (三好市池田町・第17回四国酒まつり大盛況。)
このところ「少々のことでは動じなくなったヤイッ!」と自信を深めていたピジョンズ・パーク(P.P)でありましたが、いやいやどうして。ちょっと目を開けば、(P.P)をビックリさせることくらい、世の中にいくらでもあるんだってことを、またしても思い知らされたのであります!、ギャフン。今日は、2月8日付けのポッポニュースで告知していた「第18回四国酒まつり」の会場におじゃましてきました。会場といっても県西部のマチ池田町の中心街全域で、結構広いのです(=^・^=)。どんな祭なのかといえば名称のとおり、四国四県の地酒をテーマにしたオ・サ・ケ・イベントで、2000年2月を起源に、今回で18回目を数える、そこそこ歴史ある地域の祭りなのです。(P.P)が最後に訪れたのは、2011年だったから…6年前になるのかぁ。色えんぴつ画家の川上和彦氏と連れだって、酒香るマチや酒蔵を見学徘徊したのを懐かしく思い出しています(今回は、新進気鋭のイラスト作家さんとご一緒させていただきました。読者の別の機会にご紹介しますのでお楽しみに!)。そのときはまだ、臨時駐車場も余裕で、(P.P)の愛車トラックも難なく駐車できたのですが、今回は様相が違っていました(´ρ`)。まず町に入ってすぐ、ちょっとした渋滞。マジっ?(゜▽゜;)。さらに広い駐車場をグルグルまわっても、なかなか空きスペースを見つけることができないほど。県外ナンバーをつけたクルマも多く、それだけで祭りの盛況を感じ取らせてくれるのです。町筋では、三味線グループの流しやバンド演奏、また特設広場ではダンスなどの披露が次々と繰り出され、特に(P.P)の目をひき、ココロを捉えたのは、四国酒まつりのテーマソング&ダンスなのでしょうか、歌も曲もかなりイケてて、乗りの良いグルーブに(P.P)も心地よく酔わされました。たった6年ですが、祭りの進化は10倍にも感じられて、企画から運営に携わられているスタッフさんや関係者のみなさんのアイデアや情熱に頭が下がるのです。第18回の今回は(P.P)トラックで訪ねましたが、次回こそは列車を使って、雰囲気だけじゃなく、地酒にもおいしく酔わせてもらいたいと、ココロから思った(P.P)でした。

●鮎喰川沿いにほころびはじめた白梅花。 (神山町下分・鮎喰川北岸に香る粟生野の梅花。)
神山町を潤す鮎喰川。その流れに沿って延びる国道438号は町の往来を支える幹線道で、町外から訪れる人には、ことに利用しやすい道路のひとつです。対して、鮎喰川を挟んだ北岸に、細く曲がりくねった町道が延びています。沿線には、しだれ桜の花名所として知られる明王寺や国指定重要文化財の粟飯原家住宅などの、ピジョンズ・パーク(P.P)おすすめ「お立ち寄りポイント」が控えています。青空が広がった一昨日の夕刻近く、(P.P)はこの細い町道にうずくまる梅花の香りを追い、清流沿いをくだりました。
 
2017.0216
●花園の起源は1999年春だった。 (神山町上分・菜の花まつり近づく江田の棚田。)
前号のポッポニュースで予告したとおり、今日は神山町上分江田地区の景観をご紹介します。神山町と那賀町(通称ナカ)、つまもの「いろどり」で知られる上勝町にまたがりそびえる雲早山(標高約1496m)は、県内外の登山愛好家に親しまれる緑豊かな山。その北方に通称「よつい山」と呼ばれる標高1200m超の頂が連なっています。「よつい山」を水源に江田谷川が流れ下り、江田に折り重なる無数の棚田を潤しています。この棚田が春、菜の花で埋まるようになったのは、18年前の平成11(1999)年のこと。地元で土建業を営む西森由一さん(88歳)が、田植え前の田んぼを活用しようと「菜の花」栽培をはじめたのがきっかけだったそうです。「菜の花を収穫した後、田作りまでの間に、残った花芽から開花して目を見張るような風景になったんです。これはええということで、地域のみんなと協力して、菜の花の出荷をやめた後も、菜の花を咲かせ続けとるんです」。現在、地域には20戸弱30数人が暮らしているんだそうです。菜の花が見頃を迎えるのは3月中旬から約1カ月ほど。この間、「菜の花まつり」が開催され、ウォーキング大会や特産品の販売、もちつきイベントなども行われ、回を重ねるたび人出も増えているそうです。「今は、若い人が中心になり、江田の棚田に菜の花を咲かせてくれています」と西森さん。花が終わった後には、菜種を集め、種蒔きは毎年10月20日前後の土日に行うといいます。「みな年がよったけん(年寄りになったから)、若い人がもんて(帰って)来て、手伝ってくれるんよ」。「よつい山」の恵みをもらい、地域を大切に思う人がチカラをあわせ、ほぼ1年がかりで咲かせる江田の棚田の菜の花。今シーズン、ピジョンズ・パーク(P.P)は感謝を込めてココロに焼き付けようと思います。
 
2017.0215
●迷うのも、そんなに悪いことじゃない。 (南あわじ市・播磨灘にそそぐ三原川と修繕中の御原橋。)
ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみなさん、こんちわ。今日のふるさと徳島は晴れ。抜けるような青空が広がり、いわゆるピーカン(ひょとして死語?)。(P.P)のテンションも朝から急上昇中なのです。しかも本日の午後、山深い神山町の最深部、上分地区の谷あい山あいを訪ねる予定になっています。そこで、足を運んだ誰もが惜しみなくため息をつくであろう黄色一色の景観を、毎春作りだしている住民のみなさんの話を聞かせていただくためです。期待が膨らむのです。(P.P)読者のみんなには、あらためてレポートを紹介します。お楽しみに!さて、今日のポッポニュースは、やっぱり気持ちよく晴れた日の午後に出会った橋の風景を掲載します。場所は淡路島。兵庫県南あわじ市湊地区を流れる三原川と河口にかかる御原橋周辺。同市の幹線道路のひとつ県道25号線と県道31号線、県道125号線が、この橋で混じり合い、クルマの往来も多くなっています。そして交差点には、意表をつかれる大きさの道路標識がド~ンと掲げられ、どこへ向かおうかと悩ませてくれる「うれしい思案」材料を提供してくれます。たまには、いろいろと迷わせてくれる、県外歩きもいいもんだと、(P.P)は思うのです。

●回想、寒い朝の地方駅前。 (吉野川市鴨島町・雪の日のJR鴨島駅。)
今日のような寒い日には、とてもありがたい石油ファンヒーターですが、換気は欠かせないようで、3時間も回しッ放しでいると息苦しくて、眠くもないのに目の焦点が合わなくなってきたりします。仕方なく窓を開け放して、空気の入れ換えをするわけですが、最初の冷気さえやり過ごせば、新鮮な空気で肺が満たされる心地よさにあらためて気づくピジョンズ・パーク(P.P)なのでありす。寒さに弱い(P.P)ではありますが、雪が嫌いなわけでは決してあません。いや、むしろ好き、というか大好きだったりします。みんなそうだよね。で、雪山に足を踏み入れたいのですが「やっぱり寒いしなぁ」と、逡巡(しゅんじゅん)を重ねて、結局、暖房の効きすぎた部屋で春を迎えてしまうことがここ数年の恒例になってしまっています。優柔不断とは、たぶんこれから先もずっと付き合っていくことになるんだろうなと(P.P)は思うのです。だって、もしも優柔不断が病気であるなら、きっと効くしろ効かないにしろ、クスリが売られてるはずだものね。病気でないなら、これは個性だから大事にしなくちゃなんて考えて、訳が分からなくなってくるのです。やれやれ、もう一回、空気の入れ換えしようかな…。そんなわけで、本日のポッポニュースは、手近な雪景色をチョイス。4日ほど前の早朝、ふるさと徳島の平野部にも雪が舞いました。これくらいならと、出かけたのはJR徳島線のJR鴨島駅前。落ちてくる雪を目薬みたいに受けてやろうと企む(P.P)を尻目に、クルマが次々に駅前にやってきては、人をおろしては去って行きます。きっと雪の効用。いつもはひっそり静かな地方の駅前で、ちょっとした喧噪が見られました。
 
2017.0213
●梅花と第九初演の地の記念館。 (鳴門市大麻町・青空が似合う白亜の鳴門市ドイツ館。)
1924年~18年にかけて世界を二分した戦いがありました。第一次世界大戦です。このとき連合国側に組みしていた日本に対して、同盟国側に参加していた国のひとつがドイツでした。そして戦いの中で捕虜となったドイツ兵を収容する施設として鳴門市大麻町に板東俘虜(ふりょ・捕虜)収容所が設けられていました。収容所といっても、そこでの生活はけっこうゆるかったようで、ドイツ兵技術者による石橋の建設指導やパン作り、そして音楽コンサートの開催などによる地域住民との交流も行われていたのだそうです。なかでも音楽交流では、日本で初めてとなる本格的な第九(ベートーヴェン作曲・交響曲第九番)の演奏が披露されました。そうした交流の歴史を今に伝えるのが大麻町桧にある鳴門市ドイツ館です。モチーフは分かりませんが、小高い丘の上に左右対称の白亜の建物がたち、空の青色に映えて、思わずシャッターを切りたくなる風景を見せてくれます。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは、先週8日のこと。良い具合に、ふるさと徳島の空は青く塗られた日にあたりました。
 
2017.0212
●阿波国一宮に参拝。 (鳴門市大麻町板東・大麻比古神社と御神木大クス。)
清々しい青空が、早春のふるさと徳島を包んだ数日前のこと。ピジョンズ・パーク(P.P)は、阿波国一宮とも称される大麻比古神社へ参拝させていただきました。当社は鳴門市大麻町板東にあり、近くには四国88ヶ所霊場第1番札所霊山寺や日本ではじめて第九が演奏された板東俘虜収容所を紹介する鳴門市ドイツ館などがあり、多くの観光客も参拝に訪れています。また延喜式神名帳にも記された歴史ある式内社として信仰を集める当社の裏山には、第1次世界大戦当時に捕虜として過ごしたドイツ兵が建築した「めがね橋」や「ドイツ橋」などの遺跡も残されています。(P.P)も鳴門を訪れる際に、参拝させていただくのを恒例としています。
 
2017.0211
●雪化粧を求めて漆喰塗りの通りへ。 (美馬市脇町・うだつの町並み雪景色。)
本日、撮れたての冬景色をご紹介します。昨日の午後から、ふるさと徳島では徳島市など平野部でも強い風とともに雪が舞い飛んで、さながら吹雪を思わせる光景も見られました。今日はといえば、雪は強く降ったかと思えば、青空が広がったりと、めまぐるしく空模様が変わる忙しい一日。とはいえ、春は確実に近づいているわけで…。ひょっとすると平野部で雪景色が見られるのは今シーズン最後かもしれないと思えば、週末の土曜日にピジョンズ・パーク(P.P)はただ寒さを恐れて室内にこもっていることはできないわけなのです。で(P.P)が本日、雪景色を求めて足を運んだのは県西部屈指の観光地「うだつの町並み」。ここはいわずと知れた重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の通り。美馬市脇町に栄えた古い商家が軒を連ね、漆喰塗りの防火壁「うだつ」の豪華さで栄華を競った城下町の風情が今に伝えられています。さて(P.P)が通りに隣接する「道の駅藍ランドうだつ」にたどり着くと、それまで吹雪まがいに荒れていた天候はピタリとおとなしくなり、青空さえ覗かせて、通りへと迎え入れてくれたのでした。

●花の息づかいがうずくまってる。 (神山町・上分江田の棚田風景。)
とあるテレビ番組のナレーションを担当することになりました(=^・^=)。もちろん、魅力的な声を持っているわけでないピジョンズ・パーク(P.P)が、ナレーターとして語るわけではありません。ナレーション原稿をまとめるお仕事での参加です。で、内容はといえば、ふるさと徳島の魅力的な場所を紹介する旅番組です。要するにポッポニュースでやってことを、もう少しまじめに組み立て直したうえで、美しい映像とともにナレーターさんが格好良く語られるというわけです。現在、県内各地の知られざる名所を探してロケハン(ロケ地探し・ロケーション ハンティング)しています。ロケハンなんて、またしても恰好つけて言ってはみましたが、いつものように、何ものかに誘われるままに彷徨ってるのと、見た目にはまったく変わりはなかったりします。そうやって、迷い込んだのは、(P.P)にもなじみ深い山間のマチ神山町。勝手知ったるというわけで奧へ奧へと分け入りたどり着いたのは、上分江田地区。そこは急峻な山に囲まれた谷あいで、隠れ里という言葉がしっくりくる印象の集落です。里の中心を流れる江田谷川を中心に、一枚一枚は小さな棚田が無数にひしめき、折り重なって山肌を埋める光景は、いつ見ても息を呑むモノがあります。3月中旬から2週間ほどの間、隠れ里に春の賑わいが訪れます。棚田に植えられた菜の花が一斉に開花すると、ミツバチと数を争うほどに多くの花見客が足を運んでは、鮮やかな黄色に塗りつぶされた谷あいの風景に、せっせと笑顔の花を咲かせるのです。今シーズン、(P.P)も何だか見逃せない気分になっているのです。
 
2017.0209
●荒れる気候にご注意! (ちょっと出てくるのが早かったね。)
またまた寒波がやってくるそうです。少しゆるんだと思ったら、冬に逆戻り。山間部では雪が降るかもしれないんだとか。以前、吉野川市美郷の梅園で作業されていた方に聞いた話だと「おこうっつぁんのテッペンが白くなったら、花はいっぺん戻るんよ」とのこと。陽気にゆるんで開きかけていた花が、寒くなるとまた縮こまって、蕾に戻ったようになって、開花が先送りされるのだそうです。それでも梅の花は少し待てば、また開き直すことができますが、生き物はそうはいきません。とくに土中で越冬していた虫や動物やハ虫類には、季節の勘違いは命取り。数日前の朝、ピジョンズ・パーク(P.P)シゴト場の駐車場で、長さ5cmくらいのカエルが一匹、干からびていました。「鳥が運んで来たのかな?」なんて想像しながら、木の棒で突くと、とてもゆっくりでしたが手足が動いていました。「おいおい、かじかんじゃってるんだな」というわけで、スコップで花壇の土に埋め直してあげたピジョンズ・パーク(P.P)でしたが、生き延びてくれたかどうかはわかりません。野生の生き物の勘すら狂わせるほど、今は気候が落ち着かない時期。(P.P)読者のみんなも、週末を前に体調を崩したりしないよう、どうぞお気をつけ下さいね。

●四国のお酒と愛飲家が大集合! (三好市池田町・第17回四国酒まつり。)
ふるさと徳島を代表するビッグイベントと聞いて、すぐに思い浮かぶのは“阿波おどり”。で、少し間をおくと、花火やら伝統芸能やら地元の味覚やらをテーマにした見逃せないイベントが春夏秋冬、県内の東西南北各地域で開催されていることに気づきます。そうして毎年早春2月に県西部の三好市池田町をメーン会場に、四国全県からご当地地酒が大集合する「四国酒まつり」も気になるイベントのひとつ。2000年に始まって以来、回を重ねるごとに参加酒蔵や入場者も増え、県西部の魅力を語るのに欠かせない賑わいとなっています。開催17回目を数える今年は、2月18日(土)に開催が予定されているそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)ものぞいてみたいと思うのですが…、舌で楽しもうと思えばクルマは使えない。ムムム、列車の旅もいいかもしれませんね。
 
●春待ち。 (徳島市南田宮・田宮運動公園をぐるっと散策。)
徳島市内で打ち合わせたついでに、南田宮の運動公園を散策してきました。公園好きを自認するピジョンズ・パーク(P.P)は、かつて徳島城公園とも呼ばれる中央公園や徳島市役所に隣接する幸町公園などがお気に入りでしたが、このところのベストプレイスは田宮運動公園にシフトしているのに気づきました。駐車場が広い上に無料で、公園の外周は1km弱と歩くのにほどよい距離で、ちょっとした時間を有効に使えるところがいいんでしょうね。もちろんもうすぐやってくる桜花のシーズンには、徳島城公園を中心に眉山の山頂公園や西部公園なんかも見逃せないヒーリングスポット。桜花情報を読者のみんなに早く届けたい気持ちを抱えて歩く(P.P)の目に、田宮公園もうずうずと春待ちしてるように映りました。
2017.0206
●どうぶつたちの声が聴こえる原画展。 (三好郡東みよし町加茂・カフェパパラギで田中公代さん原画展。)
失礼と思いながらも「この人、すごいかも」と、いうのがピジョンズ・パーク(P.P)がはじめて生作品を目にしたときの感想でした。ネコやブタやウサギやライオンやトカゲやら、主に生き物たちをモチーフにした、やさしい「おとぎ話」を想像させてくれるイラスト原画。ことに(=^・^=)たちが主人公の作品が多いようで、一匹一匹の表情はゆるくそして豊かで、楽しげに踊っています。作者は美馬町在住のイラスト作家・田中公代さん。ひと月ほど前に作品の一部をメールで拝見していた(P.P)は、2月に原画展を開催するとうかがって、期待を膨らませて会場に足を運びました。行ったのは、ふるさと徳島に青空が広がった先週の土曜日。「画を描くのが子どもの頃から好きだったのですが、本格的に描くようになったのは10年ほど前から」と田中さん。王手出版社の作品コンクールに入賞したのがきっかけだったそうです。以来、コツコツと描きためてきた作品のなかから、最新作など30点をピックアップ。2月26日(日)まで、東みよし町加茂のカフェ・パパラギさんで、原画展を開催されています。ピリ辛でおいしいタイ風カレーを味わいながら、ゆっくり田中さんワールドを堪能させていただきました。
 
2017.0205
●県西部で吉野川景勝を望む。 (三好郡東みよし町・美濃田の渕。)
今日のふるさと徳島は朝から冷たい雨が降っています。午後になっても、ポツリポツリとハッキリしません。好天に恵まれた昨日(土)、出かけておいて良かったと、先週のシゴトの残りを片付けながらピジョンズ・パーク(P.P)は振り返っているところです。というわけで昨日、(P.P)が足を運んだ景勝「美濃田の淵(渕)」の眺めをご紹介します。美濃田の淵は、東みよし町の足代地区と加茂地区の間を流れる吉野川が作った淵(ふち)。深い淀(よど)みが幅約100m、長さ約2kmにわたって続き、獅子岩やウナギ巻岩、鯉釣岩などの奇岩が淵の所々に散らばり、不思議な景観を見せています。そして、ここは県西部でも指折りの桜花の名所。バーベキューなども楽しめるキャンプ施設やハイウェイオアシス、遊覧船乗り場が隣接する観光地だったりもします。まだ、桜花にはいくぶん早かったりしましたが、まずは下見ということで、(P.P)から読者のみんなに今シーズンのお花見候補地を紹介しておきます。

●夕景と夜景と。 (暮れる田園と沈む街の風景。)
鬼は外、福は内♪。叫んで豆を投げて、いくつか口に放り込んで…。恵方巻を北北西に向かって食べた昨日は節分。そして今日から春。“立春”を境に本格的な花の季節がやってきます。土づくりを控えた田んぼでは、若々しい緑の雑草が、夕日に焼かれていっそう鮮やかに輝きます。深い夜に沈んでいく静かな街では、ネオンが闇に包まれてもっと魅力的な光になって飛んでゆきます。ふるさと徳島の春は、花が咲き、華が舞う──。この週末は、ことに「陽気の誘い」を断るのが難しそうです。さて、ピジョンズ・パーク(P.P)は、どこに出かけようかな。
 
2017.0203
●梅花より早く咲く特別な桜花。 (徳島市富田浜・両国橋南詰めの早咲きカンザクラ。)
徳島市の中心地を流れる新町川。そこに架かる両国橋は少し上流に架かる新町橋と並び、両国本町・南内町と富田浜一丁目・東船場町を結ぶ幹線として、毎日、多くの人やクルマが往来する目抜き通りのひとつ。ピジョンズ・パーク(P.P)は、昨日の夜、所要の途中で両国橋南詰めを散策しておりました。そうして出会ったのが、ずいぶん早く花を咲かせた一本の桜の木。ほとんど満開と言いたくなるくらいの咲き具合で、ピジョンズ・パーク(P.P)は首が痛くなるのも忘れて見上げておりました。調べたところ、カンヒザクラ(寒緋桜・別名は元日桜)で早咲きの桜の仲間のようです。両国橋南詰めの桜の木は、5分咲きといったところで、ほぼ見頃。昼間の花色も楽しみに足を運んではどうだろうと、(P.P)読者のみんなに提案します。
 
2017.0202
●境内へ誘う梅花の香り。 (吉野川市鴨島町・JR鴨島駅前通りの八幡神社でほころぶ梅花。)
幸運なことに、今日のピジョンズ・パーク(P.P)は、朝日を神社の境内でお迎えすることができました。ひと月ほどさかのぼる1月1日。初詣させていただいたJR鴨島駅前通りの八幡神社の境内に、甘酸っぱい香りが漂っているのに気づいたのは数日前でした。ただ、寒かったり雨模様だったりで確かめに行くことができないでいたのです。そして、ふるさと徳島に青空がすっきりと広がった今朝、満を持して足を運ぶと、ご覧の通りの色合い咲き具合(=^・^=)。鼻を近づけて思い切り息を吸って香りを楽しんでいるところへ、御神木の間から朝日が差し込んできたという次第です。つかの間、春の抱擁に身をゆだね癒しをいただきました。さっそく二拝二拍手一礼でもって感謝を伝え、(P.P)読者のみんなにも幸運が訪れるよう願いました。
 
2017.0201
●2.14。 ((P.P)番ネコから。)
今日のふるさと徳島は寒い一日でした。県西部へシゴトで出かけたピジョンズ・パーク(P.P)でしたが、車載温度計を見ると外気温3度。フリースに冬用ジャンパーでは足りず、カイロのお世話になってしまいました。寒がりは昔からですが、年齢のせいかもね、なんて自虐的ななぐさめを口にしてみたりした次第です。自虐的といえば、途中で立ち寄ったコンビニでの話。店内の飾りボードに、2.14の文字が躍っていました。「なんだろ? 何年か前に大きな事故か災害があったのかな?」なんてスルーしたのですが、どうも思い出せない。買い物を済ませて、クルマのシートに座っても、頭の隅に引っかかって、カレーうどんのシミのような気持ち悪さが残っていました。で、正面から疑問に向き合って、すぐに気づきました、「あぁ、バレンタインデーか」。まぁ、昔から(P.P)には関係なかったといえば、いっそう自虐的だけれど、数字の持っている意味に気づかなくなってしまっているのにも、鈍化を覚えて焦りを感じてしまうのです。きっと、寒さのせいだろうな。事務所に帰ると、ぬくぬくの(P.P)番ネコが迎えてくれ、ちょっとやる気が出てきた(P.P)なのでありました。今日から2月。春は近し。読者のみんなも頑張ろうね。
 
2017.0131
●吉野川を望む阿波の城。 (吉野川市川島町・レプリカ川島城。)
「♪阿波の川島よいところ 昔床しい歴史の町よ しのぶ城山上桜 滝は水神しぶきにぬれて 月の名所は二つ森」とは、昭和43年に制作された川島小唄の1番。歌詞は4番まであって、鮎やぶどう畑や工場などの情景が描かれています。聴いたみたいなと思いつつもまだ耳にする機会はなく、調子のほうも残念ながらピジョンズ・パーク(P.P)は知りません。1番の歌詞にある城山上桜とは、たぶん川島町桑村の小高い丘の上に築かれていた上桜城を指しているのだろうと思います。そして本日のポッポニュースで紹介するのは、上桜城が落城した後に吉野川を望む現地に築かれた川島城の、二の丸跡に再現された天守閣レプリカ「レストハウス川島城」。晴れた日には白亜の外壁が青空に映え、模擬天守閣とはいえ、その美しいスガタにひかれ、ついつい時間を忘れて見上げてしまいます。早春の今はまだ、人気(ひとけ)はありませんが、桜の花が咲く季節には、地域では有数の花見名所として多くの人が足を運びます。
 
2017.0130
●川のほとりの赤い屋根。 (吉野川市美郷・東山谷川を望む暮石八幡神社。)
吉野川市美郷といえば、梅酒特区にもなっている県内屈指の梅どころ。もう1カ月もすれば、梅花のたよりが届きはじめることでしょう。梅園が広がる美郷を潤して川田川が流れています。そしてホタルの群舞でも知られる川田川にそそぐ、水量豊富な東山谷川のほとりに建立されている古い神社が本日のポッポニュースの話題です。場所は暮石地区。県道245号線にそって南側を流れる東山谷川を挟んだ対岸に、赤い屋根がひときわ目を引く神社が建っています。流れを渡り、鳥居の扁額(へんがく)を見上げると「暮石八幡神社」と刻まれていました。広々とした境内の奧に青い屋根の拝殿、そのさらに奧に赤い屋根の本殿が控え、杜の緑とあいまって、美しいコントラストを見せてくれます。ピジョンズ・パーク(P.P)が、当社に参らせていただくのは、これで2度目ですが、今年は初詣。お招きへの感謝を伝えました。
 
2017.0129
●思いがけず、お七社詣りの道へ。 (吉野川市山川町・忌部神社摂社をつなぐ、お七社道。)
遠い昔、忌部(いんべ)氏が吉野川流域を開拓した際、粟がよく実ったことから粟の国、その後、阿波の国と表記されるようになったといったようなことが徳島県民手帳に記されています。阿波忌部氏の祖神(天日鷲命)をまつる忌部神社が山川町忌部山の麓に建立されています。地域の桜花の名所としても知られ、ポッポニュースでも幾度となく紹介してきた神社です。この忌部神社に縁が深い神様をまつった神社(摂社)が忌部山や麓に7社あり、これを辿る古道が最近、地元の有志によって修繕され復活しています。ピジョンズ・パーク(P.P)は昨日、思いがけずこの参道に迷い込み、全長8.5kmに及ぶ山道の参道の一部でしたが、歩かせていただきました。かつて、旧正月に地域の人々がこぞって7社をめぐり初詣したという由緒ある神の道。今回は本社の忌部神社のほか、摂社4ヶ所に参拝。その行程は、あまりにも楽しく、次は一通り巡らせていただこうと、(P.P)はすでに心躍らせています。

●見頃のピークは3月中旬か。 (吉野川市美郷・天野梅園でつぼみの膨らみをチェック。)
先日の徳島新聞に「美郷で梅の花がほころぶ」といったような記事を見つけました。えらくはやい知らせに、やっぱり気候が変わりはじめてるのかなぁといぶかりつつ、ピジョンズ・パーク(P.P)は美郷の梅花名所「天野梅園」さんに足を運びました。結果はご覧の通りで、花の気配はありませんでした。ときおりほころんでいる木もありましたが、選定作業をされていた方に話を聞くと「花の観賞用の梅の木で、ちょっと早いんよ」とのことでした。見頃を聞くと「例年通り3月中旬頃だろう」と、応えてくれました。梅花が咲くいて一週間もすれば桜花のシーズンがやってくるうえ、「おこうっつぁん(高越山)の山頂が白くなると開花が一休みするんよ」ということらしく、長く咲いても梅は桜よりもお花見のタイミングが短いのです。
 
2017.0127
●冬の日の暮れ方に。 (吉野川市川島町・岩の鼻展望台から吉野川眺望。)
「今日もいい日だったなぁ」と、ピジョンズ・パーク(P.P)は振り返っています。これといって特別なことはなかったけれど、咳もでないし熱っぽくもない、お腹も痛くないし、ゴハンもおいしい。幸せだと思います(=^・^=)。ポッポニュース読者のみんなは、どんな一日だったでしょうか。満足のいく日だった、すてきな一週間だったと、思って週末を迎えられることを願っています。さて、今日のポッポニュースで取り上げるのは、おこうっつぁん(高越山・標高約1133m)の山際に落ちていく冬の陽と川島町の眺望名所「岩の鼻展望台」から見下ろした、ふるさとの大河・吉野川の流れ、とか。陽はだんだんと長持ちするようになっていますが、まだまだ日中は短く、土手道の上にも冬の風が吹き抜けていくのです。この週末もしっかり計画を練らないと、あっという間に、終わってしまうのです。(P.P)読者のみんなも、どうか充実した休日をお過ごしくださいね。

 
2017.0126
●所作にも美がおどる人。 (フリーアナウンサー・平石香奈子さん。)
今日のふるさと徳島はすっきりと晴れ。空気もほどよく緩んで、ピジョンズ・パーク(P.P)を誘っています。こんな日には、くすんだ色味のシゴト場なんかにこもっているのは、頭皮にもココロにも悪い!というわけで、クルマのオイル交換も兼ねておじゃましたのは、とあるガソリンスタンド(GS)。県内はもちろん県外にも積極的にエネルギー供給を行う企業さんの経営で、同社PRツール作成の打ち合わせがメーンでした。そして数カ所の現場をめぐる際、同社から同行いただいたのは容姿端麗で声も透明なモデルさんでした。最初お会いしたときに、どこかでお会いしたことがあるような気がしつつ、一生懸命に記憶をたどり、そして名刺をいただいてハタと気づいたのは、テレビで見ていた女性アナウンサー・平石香奈子さんの笑顔でした。四国放送テレビでキャスターを6年半務められ、パリ市などフランスに3年半の留学ののち、現在はCATVテレビトクシマの番組にも出演するフリーアナウンサーとして活躍されています。モニターを通して一方的に知っていただけなので、「どっかでお会いしたことなかったですか?」なんて、とぼけた質問をしないで良かったと胸をなでおろす(P.P)との雑談にも、気軽な様子で応じてくれました。会話の中にも知的なイロハがにじみ、「なるほど才色兼備とは、こういう方のことを指して言うのだな」と、(P.P)はあらためて納得したのです。ふるさとの空が青く塗られた日には、やっぱり出かけてみるものだ、と読者のみんなもそう、思いませんか(=^・^=)。

 
2017.0125
●サブイボが立っても空は青くて。 (徳島市南田宮・田宮運動公園が雪色に染まった日。)
ふるさと徳島に昨日、この冬はじめての、雪景色が広がりました。といっても、ちょこっとですが…(=^・^=)。おシゴトのついでに、ピジョンズ・パーク(P.P)お得意の道草で、迷い込んだのは田宮運動公園。とくしまマラソンのフィニッシュ会場と紹介したほうが、みんなにはピ~ンとくるかもしれません。ちなみに今年の大会は3月26日(日)に予定されているそうです。そんな田宮運動公園の中心的設備「陸上競技場」のトラックを囲んで、小高い丘が設けられていて、もうすぐやってくる春には桜やコブシの木が花を咲かせて、離れがたい景観を見せてくれます。そして昨日は、雪がいいシゴトをしてくれました。丘の斜面を白絹がうっすら覆って、乳首が下着にこすれて痛くなるくらいの寒さでしたが、青空とのコントラストでもって、(P.P)に打ち合わせの時間すら忘れさせてしまう光景を演出して迎え入れてくれたのです。今日のふるさとの空にも寒風が渡り、なにかしら、いいことありそうなキモチにさせてくれる青色が広がっています。
 
2017.0124
●あああ、癒されます…。 (阿波市土成町・ひつじとうまが迎えてくれる)
阿波市の土成町と市場町を結ぶ広域農道に自動販売機がたくさん並ぶ、コインスタンドがあります。ドライバーさんやお遍路さんも利用するのでしょう。カップラーメンなんかも、落ち着いて食べられる休憩小屋も備わっていて便利そうです。そんなコインスタンドにはマスコット動物がいて、お客さんたちにかわいがられています。ニワトリやウズラやウサギや、それからヤギやポニーたちが、愛想良く迎え入れてくれます。ピジョンズ・パーク(P.P)は、ちょっといろいろ疲れたとき、吉野川北岸に延びる街道沿いの憩いスペースへ、しばしの癒やしをいただきに足を運ばせてもらうのです。(P.P)読者のみんなにも、そんな場所があることを願っています。
 
2017.0123
●思い出の場所。娯楽の殿堂。 (吉野川市鴨島町・旧吉野川遊園地の桜)
ふるさと徳島の今日のお天気は晴れ。空はスッキリ青く、空気はキリリ。新しい一週間の始まりには最高の一日になりそうです(=^・^=)。さて、本日のポッポニュースは、旧吉野川遊園地の回顧録。今日と同じように晴れた先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、「江川湧水」公園脇のロウバイの香りを求めて、ふらふら歩いておりました。と、公園に隣接する吉野川医療センターの駐車場で桜の木の枝落としが行われていて、作業のゆくえをしばらく眺めることにしました。ここは以前、遊園地の駐車場で、春には桜花が頭上を覆って咲き乱れる花名所のひとつでした。いまも桜の木々は健在で、伸びすぎて邪魔になって剪定される枝の先にもしっかりつぼみが並んでいます。咲きたかっただろうな、なんて勝手なことを考えるうち、遊園地が閉園された年の春にも、(P.P)はお花見に来ていたのを思い出していました。最後の営業日となった2011年8月31日のふるさと徳島の娯楽の殿堂の表情といっしょにご覧ください。
 
2017.0122
●桜の寺もまだつぼみ。 (阿波市土成町・四国88ヶ所霊場第8番札所「熊谷寺」)
1月のポッポニュースは、寺社の紹介が目白押しで、初詣シリーズみたいになってきましたが、今回も名刹。阿波市土成町に建立されている四国88ヶ所霊場第8番札所「熊谷寺(くまだにじ)」に、今年最初の参拝にうかがわせていただきました。お寺の駐車場から本堂に向かって参道が延び、奧から民謡のような節回しで当寺をたたえる御詠歌が流れてきます。静寂がおりる参道を辿るのに、なんとも味わい深く、歌が進むほどに心が落ち着いてくるのです。そんな熊谷寺ですが、ピジョンズ・パーク(P.P)が密かに注目しているのは桜花。シーズンには駐車場前に延びる広域農道沿いや山門から本堂にいたる参道脇で蜂須賀桜がピンク色の花を惜しげも無く咲かせます。県内にある札所23ヶ寺のなかでも指折りのお花見名所はどこか?と問われれば、(P.P)はまず熊谷寺を推すことでしょう。とはいえ開花の頼りが聞かれるのは2カ月も先のこと。つぼみたちは枝の先で身を縮め、暖かい光がそそがれるのをじっと待っているのでした。
 
2017.0121
●寒風がはぐくむアジワイ。 (阿波市土成町・切り干し大根の畑にて。)
週末でもクルマの通りが比較的多い広域農道が、阿波市市場町の金清自然公園からJクラシックゴルフクラブ前を経由して同市土成町の四国88ヶ所霊場第8番札所・熊谷寺へ延びています。ふるさと徳島に青空が広がった今日、ピジョンズ・パーク(P.P)はこの時期恒例の光景を求めて熊谷寺の近くに広がる田園に足を運びました。恒例の…というのは、畑一面を覆い尽くす切り干し大根の風景です。一昨年に出会い、昨年、そして今年もこの風景が恋しくなってしまったのです。そして今回は、偶然にも切り干し大根作りに精を出す老夫婦に出会えました。さっそくお話をうかがうと「わたしらはシブヤっていうんでよ。ニジュウニ(22歳)の時に嫁いできて、最初は桑畑だったけど、長いこと、大根作りをやっとるんでよ」と、おばあちゃん。おじいさんもシゴトの手を少し休めて笑っています。聞けば、おばあちゃんの年は80歳。58年頑張った手の指は曲がってしまい、ホホにも深いシワが刻まれていましたが、二人の笑顔には後悔はもちろん気負う色もみじんも無く、ただただ周囲を抱き込んで和ませる、あたたか味が宿っているのでした。寒風は、大根をいっそう美味しくするだけでなく、ヒトの中にもアジワイをそだてるのだと、(P.P)は知りました。
 
2017.0120
●いいことないかな。 (吉野川市鴨島町・堤防道の虹とか)
今日のふるさと徳島には、長く立っている頭が割れてしまうんじゃないかと危ぶむくらいに冷たい風が強く吹き付けました。夕方になって、雨粒も混じるようになり、ひょっとすると明日の朝は、平野部がまたしてもの銀世界になってるかもと期待させてくれもするのです。ピジョンズ・パーク(P.P)は、昼食の後の腹ごなしにと、フリースの帽子でホホまで覆って、吉野川の土手道に登ってみました。川島潜水橋から川下の阿波中央橋に向かって強風が吹き荒れ、雲を飛ばして、切れ間から青空がまるで場違いのような表情で顔をのぞかせます。まずは川上に向かった(P.P)でしたが、どれくいの風速なのか分かりませんが、前に進むのがやっと。背中に汗をかいてしまいそうなくらい。ちょっと期待していた追い風も強すぎて、つまづいてしまいそうになるのを一生懸命に踏ん張って耐えたほど。だけど、(=^・^=)も歩けば棒に当たるもので、ふるさとの空をいっそう好きにさせてくれる光景に出会えました。なんか、いいことないかな。どんな日だって、期待して歩いてみるもんだよ。
 
2017.0119
●神麻の大しめ縄を見学。 (神山町神領・上一宮大粟神社へ初詣)
昨秋、神山町神領にある上一宮大粟神社に麻で編んだ大しめ縄、中しめ縄、小しめ縄が秋の例大祭にあわせて奉納されました。地域の一大イベントとなったようですが、ピジョンズ・パーク(P.P)は残念ながら、この時には足を運ぶことができませんでした。それが年が明けた先日、やっと祭神よりお呼びがかかり、初詣とあわせて本物の麻をより合わせた、しめ縄(注連縄)を拝観させていただくことができました。苔むした参道石段を踏むたび、キリリとした気持ちがわき、二拝二拍手一礼にて、感謝をお伝えしました。
 
2017.0118
●氷瀑を滝壺から空から。 (神山町・凍り付いた神通の滝)
ふるさと徳島で、氷瀑が見られると聞いてもすぐにはイメージが湧いてこないかもしれません。温暖な気候で暮らしやすい四国にあって、「南国とも言われることがある阿波徳島で、滝が凍るんやけん。これは地元の宝じゃ」とは、神山町で造園業を営む山田勲(いさお)さんの弁。山田さんは、同町と隣町ナカ(徳島県那賀町)の境に近い標高約1000mの高地で「土須峠」を望む四国山岳植物園「岳人の森」の園主としての顔が広く知られる人。そんな山田さんのフェイスブックから氷瀑の情報が発信されたのは1月15日。ひょっとしてまだ見られるかも!と、ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは昨日の午後のことでした。凍り付いた滝というのは、神山町上分を流れる神通谷川の上流近くに落ちる「神通の滝」。贅沢にも、同町の名所やイベントなど地元の魅力を知り尽くす雨乞滝の女神さまが道案内役を買ってくれました。気温の上がり始め、さすがに滝全体が凍り付いた光景は見られませんでしたが、滝壺の周辺や滝の岩肌は厚い氷に覆われる部分も多く、何より巨大に成長したツララが迫力満点の表情で迎えてくれました。平日にもかかわらず、多くのみなさんが氷瀑見物に訪れ、凍てつく滝壺をふるさとの笑顔が暖めていました。今シーズン、もう一度凍り付くことを願いながら、(P.P)は記録と同時に心にも、しっかりと焼き付けたのです。

 
2017.0117
●氷瀑へ、ぜいたく道草。 (神山町・里に活気をつくる人)
神山町を東西南北上下に走り回り、大切な風景を写し、住民の声を記録し、ふるさとの魅力をみんなに知ってもらおうと頑張られている女性がいます。ここまで書くと、ポッポニュース読者のみんなにはもう気づかれたかもしれません。はい、お馴染みの「雨乞滝の女神さま」こと麻空弘美さんです。ピジョンズ・パーク(P.P)が「凍り付いた神通の滝を見に行かんで?」と、女神さまからありがたいお誘いをいただいたのは、今朝。カメラ片手にカイロを腰と背中に、 (P.P)は駆け出しておりました。実は、神山町の観光名所「四国山岳植物園・岳人の森」園主・山田勲さんのフェイスブックで氷瀑の様子は知っていたのですが、まだ躊躇していました。何しろ今日は平日なので(=^・^=;)。ところが偶然にも、神山町への入り口にあたる石井町にシゴトが!!! これはもう神の啓示──ということで、神山町上分の神通の滝に道草。氷瀑を見学してきました。本日は、ほんのさわり。次回でたっぷりお楽しみいただきますね。
 
2017.0116
●「癒し」と「番」。2つの意識。 (番ネコの気持ち。)
ふるさと徳島の朝を予報通りの寒気が包み込んで、さっき(午前8時過ぎ頃)から雪が舞い始めています。冬は好きだけど、ちょっぴり寒がりのピジョンズ・パーク(P.P)は、下着に長袖のTシャツ、フリースを着込んで、エアコンは1度上げの28度。さらに電気ストーブ900Wフル稼働させてシゴト場に閉じ籠もっています。雪は見たい、でも窓に近づくのはイヤ。葛藤というのは、選択であって、何かと(P.P)にまとわりついては、決断をうながしてくるわけなのであります。こうした面倒くささと向き合っていくことが、生きてるってことなんだろうね。きっと。さて、今日のポッポニュースは、葛藤についてもう少し考えてみます。選ぶという行為は、ヒトでなくても実際のところ動物たちも行っているように思えます。それは自らの立ち位置を決める意識のあり方につながっているのです。(P.P)番ネコの爪を切ってやると、少し嫌がって、しばらくふてくされたりします。そんなスガタを見ていて、ハタと気づいたのは、たぶん(P.P)番ネコは、撫でさせることで癒やしを与えるのではなく、主人である(P.P)を護衛することで役に立つつもりでいるのに違いないということ。だから、いざというときに必要な爪を丸められるのには納得がいかないのでしょう。でも、壁紙をこれ以上剥がされるのはとても困るし、朝起こしに来て、鼻を爪で引っかけられるのは痛すぎる。だから(=^・^=)の爪切りは、これからも続くのです。(P.P)番ネコのケースとは反対に困ったちゃんなのは、愛玩用だと勘違いしている大中小型イヌたち。吉野川の堤防道などで、散歩中の彼らに足下にじゃれつかれたりすると(P.P)は固まってしまいます。吠えることができるなら、もうそれは「番」をしなくちゃならないし、誰にでも尻尾を振ってはいけないのだ!と思うわけなのです。(P.P)番ネコもイヌたちもどこかで選択し、そして少しだけ誤ったのでしょう。もはや意識は変えられず、彼らの立ち位置「癒し」と「番」もきっと揺るぎはしないのです。ヤレヤレ。
 
2017.0115
●ちょっぴり銀世界。 (吉野川市鴨島町・国道192号沿い初雪景色)
「最強寒波なんて呼ばれてるけどホントかなぁ」と、昨日の陽気で高をくくっていたピジョンズ・パーク(P.P)でしたが、今朝目覚めてギャフン。しびれるような寒さにたたき起こされ、カーテンを開けると一面真っ白け! (P.P)のモチベーションは一気にマックス!!! 「天気予報すげぇな」と感心しつつ、歯磨き洗顔もそこそこに表に転がりだしておりました。いくら誘っても毛布から出てこない(P.P)番ネコはほっといて、(P.P)は喜び庭駆け回ってしまったしだいなのです。もちろん、いい大人なので用心深くスパイク付きの長靴で足下をかため、ご近所をブラッと視察してきたのが、本日の初雪風景であります。あったかい室内でおいしいコーヒーでもすすりながら、お楽しみいただければ幸いです。
 
2017.0114
●坂を登って初詣。 (阿波市阿波町・八幡日吉神社)
結局のところ、ピジョンズ・パーク(P.P)の都合のようで、本当は神様に呼ばれているのだなと、あらためて思うのです。阿波市阿波町十善地に建立された八幡日吉神社には、ここ数年、数回にわたりお参りさせていただいています。シゴト場からは結構な距離があるのですが、神様にお招きいただく栄誉、名誉、ありがたさに気づけば、いろいろなことはすべて問題にならないのであります。さて今週末は、西日本四国も雪予報。この週末の(P.P)は、いずこに呼ばれるのでしょう(=^・^=)。楽しみでならないのであります。
 
2017.0113
●冬の奇勝を望む。 (阿波市阿波町・阿波の土柱)
ふるさと徳島を西から東へ流れる大河・吉野川。その中流北岸に広がるマチ・阿波市に出かけたついでに、ピジョンズ・パーク(P.P)は天然記念物の「阿波の土柱」に立ち寄りました。国から指定を受けたのは昭和9年なのだそうで、結構な歴史があります。戦前にまで遡ると知って感動しつつも、再指定など受けないでもそのまま通用していることに(P.P)は少し驚いてもいます。土柱はその名の通り、風雨などによって特殊な地質の山が浸食され、土の柱がいくつも林立する場所。こうした奇勝は、世界的にも少ないのだそうです。(P.P)は桜花の季節、紅葉のシーズン、そして雪景色を期待できる冬といったように、年間を通じて数度は訪れています。今年初訪問となった今日は空撮にも挑戦してきました。それじゃ、ふるさと徳島が誇る冬の奇勝の表情をお楽しみください。

 
2017.0112
●ネコニンゲンについて。 (ネコの話)
「ネコのような人」と言われたことはありませんか。ピジョンズ・パーク(P.P)はいっさいありませんが、どんなヒトなのか考えてみました。気怠そうな雰囲気の人、寝てばかりいる人、コロコロ気分の変わる人、甘え上手な人、敏捷(びんしょう)な人とかでしょうか。最後のたとえを除けば、(P.P)的には言われてあまりありがたくないイメージですね。逆にヒトのようなネコはいるのでしょうか。勤勉だったり、社交的だったり、笑ったり、落ち込んだり、そんなネコに出遭(であ)ったら、(P.P)は躊躇(ちゅうちょ)なく「ネコニンゲン」に分類したいと考えています。進化のチカラをその言葉に感じるから。冒頭の例だと、どこかしら退化の重苦しさが漂っているように思うのです。そして(P.P)はこれまでに何匹となく、進化の途中にあるネコニンゲンに出遭っていたことを本日告白します。さらには、ネコニンゲンを見かけるケースも時の経過とともに増えているのも事実です。ネコたちは、(P.P)たちのそばで、というより目の前で、確実に進化している──。(=^・^=)たちは、これからも良き隣人でいてくれるのか、あるいはボクたちを従わせようとする脅異となるのか、(P.P)の目下(もっか)の関心事なのであります。ふぅ~っ。
 
2017.0111
●十日戎、商売繁盛で笹もってこい。 (徳島市通町・事代主神社のえびす祭り)
1月9日から始まっている徳島市通町・事代主神社の「えびす祭り」も今日で最終日(残りえびす)となりました。ピジョンズ・パーク(P.P)は、昨日の本えびす(十日戎)で、えべっさん(恵比寿様)に参拝させていただきました。事代主神社を中心にした通りには、縁起物やこうばしい香りを漂わせるファストフードを売る屋台が軒を連ね、今年の商売繁盛を願う人々の熱気でざわめいていました。屋台からもれるあたたかい空気や参拝客の笑い声が夜風に乗り、参拝を終えた(P.P)をなかなか帰そうとはしてくれないのです。そうやってふらふら歩いた通りの一角で、「商売繁盛で笹もっておいで」と誘う声が聞こえた気がして、後ろ髪を引かれながらも、(P.P)が会場をあとにするきっかけになりました(=^・^=)。今夜は最終日。まだ「今年を精一杯頑張るゾ」といった誓いを立てていない(P.P)読者のみんなも間に合いますよ。
 
2017.0110
●次回こそは、参拝させていただきます。 (阿波市市場町・八大龍王宮の鳥居)
阿波市市場町にある四国88ヶ所霊場第十番札所「切幡寺」を数日前に訪ねた際、ピジョンズ・パーク(P.P)は、かつての民宿や土産物店が並ぶ表参道ではなく、クルマで山門まで行ける回り道を歩きました。その際、見つけたのが扁額に「八大龍王宮」と記された立派な石(コンクリート)の鳥居。龍王だから雨とか川とか水の神様が祀られている神社が近くにあるのだろうと想像しながら、一礼しくぐらせていただきました。道は、そのまま切幡寺の山門に延びていましたが、ただ神社を見つけることができない。切幡寺さん初詣するのに気を取られたこともあって、この日は結局、参拝させていただくことができませんでした。後でGoogleMAPなどで調べると、どうも山門のそばにある建物が神社だったようです。これまで何度も足を運んでいたのですが、いつも表参道をたどり、鳥居を見ることがなかったため、神社の拝殿とは気づかないでいたのです。今回は、招かれるところまではいきませんでしたが、一応お声かけはいただいたのに違いありません。近日、(P.P)はあらためて参拝させていただこうと目論んでいます。昨日、一昨日とぐずついたお天気でしたが、今日のふるさと徳島の空は青。風は強め。せっかくのお天気ですが、ドローンは飛ばしづらそうだし…、というわけで(P.P)のお天気は、シゴト場に缶詰となりそうな雲行きなのです。

 
2017.0109
●えべっさんに行けへんで。 (徳島市通町・えびす祭り)
七草が終わったと思ったら、はや「えべっさん(えびす祭り)」がやってきました。一年の商売繁盛を神様(事代主)に「願い」というか「誓い」、ピジョンズ・パーク(P.P)は、縁起物の偶像としてではなく、誓その証として「熊手」や「福笹」「招き猫」を買い求めます。もちろん(P.P)だけのためではなく、読者のみんなの商売繁盛に役立つ情報の提供を続けるゾ!という意思の現れだったりもします(=^・^=)。心強く感じていただければ幸いです。で、(P.P)が毎年参拝させていただいているのは、徳島市通町にある事代主神社。今日から3日間、1月9日「宵えびす」、10日「本えびす」、11日「残りえびす」の名で祭が行われ、福を求める参拝客で賑わいます。昨年は宵えびす、つまり1年前の今日参拝させていただいた(P.P)。さて今年は、今日を含めて、どの日に神様に呼ばれるか、楽しみにしているところなのであります(=^・^=)。

 
2017.0108
●冬枯れた町の境界。 (阿波市吉野町・阿波中央橋北詰、西側の土手道の冬色)
吉野川市と阿波市をつなぎ吉野川にかかる橋のひとつ「阿波中央橋」。橋の長さは約821m、堂々とした姿を川面に映して、人や車の往来を支えています。ただ完成したのは昭和28年ということで、御年64歳。高齢者の基準年齢が75歳に引き上げられるとか議論される中で、64歳はまだ若いのですが、コンクリートの建造物としてはかなり老朽化が危ぶまれたりもします。そのためか、昨年の秋頃から修復工事がはじまっていて、現在も進行中だったりします。さて、その阿波中央橋の北詰から西へ延びる土手道を、ピジョンズ・パーク(P.P)は、何を思うこともなくぶらぶらと散策してきました。土手道から分岐し北方向、四国88ヶ所霊場第10番札所切幡寺に向かう道の脇で(P.P)は冬枯れた色に誘われ分け入ろうとしたのですが、泥棒草(コセンダングサ)の群生に阻まれ、ただ眺めるだけで我慢しました。冬の土手に花も咲けば、分け入る生き物に取りついて子孫を残そうとする草もあり、静まりかえった冬枯れ色の中にも、力強い生命力の存在に気づかずにはいられないのです。古い色を落として新しい色を迎えようとする、ふるさと徳島のどこにでもある土手風景もじっくり見ればいとおしく、(P.P)読者のみんなと共有したいと思うのです。
 
2017.0107
●善女の寺へ初詣。 (阿波市市場町・四国88ヶ所霊場第10番札所切幡寺)
昔々、僧衣がほころびて困っていた弘法大師(空海)に、織りかけていた布を切って分け与えた女性が、後に千手観音菩薩となったと伝えられるのが四国霊場第10番札所の切幡寺。そうした由来から「善女の寺」として多くのみなさんの信仰を集めているのだそうです。ピジョンズ・パーク(P.P)も毎年1月中に、切幡寺にお参りさせていただいています。善女への憧れが、(P.P)の足を当寺へ向かわせているのかもしれません(=^・^=)。今日のポッポニュースは切幡寺境内の様子です。また、今回初めてお参りさせていただいた奥の院も紹介しています。どうぞ、ご覧ください。

 
2017.0106
●新春の通りで健脚を競う。 (第63回徳島駅伝)
今年で63回を数える、ふるさと徳島の新春イベント「徳島駅伝」の最終日。地域の期待を背負ったランナーたちが、国道192号を舞台にタスキをつないで駆け抜けていきました。徳島駅伝は毎年1月4日~6日までの3日間、国道55号、県道12号線、国道192号をメーンコースに、県内16郡市の代表選手達が健脚を競う新春の人気恒例イベントです。ピジョンズ・パーク(P.P)も毎年楽しみにしているのです。ひょっとすると3年後に東京の舞台に立つアスリートが誕生するかもしれないとわくわくしながら、(P.P)も沿道で声援を贈りました。
 
2017.0105
●ペースアップを誓う。 (同窓会に想う)
年の初め、同窓会に足を運びました。数十年ぶりに会う同級生たちは、当時の面影を残しながら、みんないい笑顔に成長していました。ピジョンズ・パーク(P.P)がまだ学生の頃、思いやる心はポケットのあめ玉ほどに小さかったし、周囲のみんなもきっと同じだったろうから気遣われることもあまりなかったです。だから辛口の言葉に辛(つら)い思いを噛みしめたり、苦(にが)い経験に苦しい気持ちがこみ上げたりしたけれど、まったくもって、純粋だったからというか、深く物事を考えるチカラがなかったから、やり過ごせたり、引き出しにしまったりすることができたのだろうと振り返っています。屈託無く話す中にも、同級生たちから、これまでも、そして、これからも頑張っていくんだって思いがあふれていて、(P.P)も去年以上にペースをあげるためのエネルギーをもらうことができました。またいつか、ずっと先でみんなに出会えたとき、いい笑顔でいられるために、どんどん減っていく時間を大切に使わないと、と思うのです。
 
2017.0104
●シゴト始め。 (吉野川市鴨島町・八幡神社境内のお稲荷さんと事代主)
三が日も終わり今日から、シゴト始め。ピジョンズ・パーク(P.P)は2017年酉の飛躍を誓ってみたりしたのです。今更ですが、(P.P)のピジョンは鳩のこと。鳩も鳥の仲間で、公園に行けば必ずと言っていいくらいに出会えるポピュラーな存在。そんな鳩を会社の名前に冠させていただいている以上は、今年にかける意気込みも自然、大きくなるのであります。そんなわけでシゴト始めにあたり訓示のひとつ語っておこうと、ときには看板ネコも兼ねる(P.P)番ネコに顔近づけてえらいことに気づいてしまいました。口臭が…。(P.P)番ネコのあくびが臭い。くさい、くっさぁ~い。明日は、オーラルケアの薬を買ってきてあげなければ。しかし、おかげで幾分残っていた正月気分が吹っ飛び、本格的にデスクに向かうことができました(=^・^=)。番ネコ、さっそくありがとう。前置きが長くなりましたが、本日のポッポニュースではJR鴨島駅前の八幡神社境内に合祀されている、稲荷神と事代主神の社を紹介しています。普段は社の戸は閉められているため、滅多に見られない内部を覗かせていただけました。いずれも“商”にご利益のある神様。(P.P)と読者のみんなの商運上昇を願って、念入りに初詣させていただきました。
 
2017.0103
●忌部山に初詣。 (吉野川市山川町・忌部神社)
初詣の第2弾として、ピジョンズ・パーク(P.P)は吉野川市山川町の忌部山に神域を張る忌部神社に本日、参拝しました。静寂が満ちる杜のなかで、拝殿に向かい二拝二拍手一礼。新年のご挨拶と旧年を無事に過ごさせていただいたことへの感謝の気持ちを伝えました。参拝を終えて境内を見渡していたおり、これまでと様子の違う一角を見つけました。何やら真新しい看板が立っている。読むと、近隣にある7社を巡る古道が復活したとのこと。とりわけ新しい道には目が無い(P.P)。近々、巡ってみたいと計画を練っています。
 
2017.0102
●はしご初詣。 (吉野川市・鴨島八幡神社&川島神社&西麻植八幡神社)
昨日、元旦は青空に恵まれ、ピジョンズ・パーク(P.P)の正月恒例行事「初詣はしご」にはもってこいの日よりとなりました。JR鴨島駅前通りの八幡神社を皮切りに、吉野川を見下ろして立つ川島城に隣接する川島神社、そして「狛犬と太鼓橋」で知られる西麻植八幡神社の3社に参拝させていただきました。(P.P)の初詣はしご第1弾。どうぞ、ご覧下さい。
 
2017.0101
●あけましておめでとうございます。 (酉年 謹賀新年)
ふるさと徳島に新しい年がやってきました。ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみなさん、あけましておめでとうございます。新しい年の干支は、酉(とり)。(P.P)読者のみんなにとって、羽ばたきの年、飛躍の一年となることを願って、今年最初のポッポニュースをつづります。今年も一年、ふるさと徳島の魅力を精一杯、ご紹介していくつもりです。大いに期待いただき、ご愛読いただければと思います。あらためまして、よろしくお願い致します。


2016

 
2016.1231
●今年も一年ありがとうございました。 (吉野川市鴨島町・新しい春を迎える準備着々)
2016年も残り数時間。小春日和に誘われて、ピジョンズ・パーク(P.P)はふるさと徳島の地元散策に出かけました。初詣はもちろん何かにつけ足を運ばせていただくJR鴨島駅前の八幡神社に立ち寄ると、新春を迎える支度の仕上げが急ピッチで行われていました。紅白の布で飾られた鈴紐を振らせてもらい、二拝二拍手一礼。今年一年を無事に過ごさせていただいたお礼を念入りに申し上げさせていただきました。勢いに乗って、吉野川沿いの土手道を散歩。大河を見下ろす川島城の膝元、流れに架かる沈下橋「川島潜水橋」の脇で、はやスイセンが白い花を咲かせていました。このところの寒気から一転の陽気に、待ちきれず、ほころんでしまったのかもしれません。新春はすぐそこ。新しい年の、羽音が聴こえています。(P.P)読者のみんな、きっと良い年をお迎えくださいね。
 
2016.1230
●申から酉へ。 (ピジョンズ・パーク(P.P)的干支の引継式)
2016年もついに今日と明日の2日間を残すのみとなりました。振り返ってみれば、あっという間の365日。噛みしめてみれば、何かと記憶に残る一年でもあったと感じています。悲喜こもごもいろいろな体験・出会いに感謝しながら、ポッポニュース読者のみんなといっしょに、今年に別れを告げたいと思います。年末恒例のピジョンズ・パーク(P.P)的干支の引継式。写真をご観覧いただくことで、読者のみんなもご参加ください。

 
2016.1229
●2017年の初日はどこで見よ? (新年最初のご来光拝観そなえ)
今日のふるさと徳島の空はほどよく晴れ。この後も、晦日、大晦日、三が日と好天が予報されています。中でも関心が集まるのは元日の朝。どうやら、初日の出を拝むことができそうな気配なのであります。ご来光はもちろん、なかでも元旦のご来光は、格別にありがたい心持ちをいだかせてくれます。新しい年の年神様が日出とともにやって来るといわれ、しかも福の神さまである確率が非常に高い(からに違いありません…勝手な思い込みですが^^;)。ふるさと徳島は、東に海が広がり、西日本第2位の高峰・剣山(つるぎさん・標高約1955m)まで備える、ご来光ウォッチポイントの宝庫県!!!!! だから悩ましい。ピジョンズ・パーク(P.P)は、いまからそわそわ。初日の出を拝む場所選びに迷いつつも、福の神さまを迎える準備に余念がないのであります。
 
2016.1228
●冬枯れの絶壁。 (那賀町木頭・高の瀬峡)
ピジョンズ・パーク(P.P)が通った高校の同窓会があるというので、専用のHPを覗いてみました。集合写真が掲載されていて、「あっ!この男の子はあの子だな」「こっちの女の子は○組の子だ」と懐かしい顔が並んでいます。「ああ、あいつだ」「そういえば、こいつと遊んだな」といった気持ちで見るものかと思っていたのですが、そこに並んでるのは子どもの顔であって、みんなかわいいのです。だから、ちょっと引きぎみの目線でみてしまったのかもしれません。いや、単純に友だちが少なかったのか…(P.P;)。ところで7クラスあったのですが、その中に(P.P)の顔がなかなか見つからない。ひょっとして、休んでた!?☆#などと振り返りながら数往復、間の抜けた顔の(P.P)がリキンで立っていました。やっと見つけて、ほっとしたものの「青いオーラ」があふれ出ていて、少し恥ずかしいのです。さてと、いきなり脱線してしまった本日のポッポニュースですが、1週間前に訪ねたナカ(徳島県那賀町)の景勝地、高の瀬峡の様子です。10月末頃から12月の初旬くらいまで、清流・那賀川を谷底にそそり立つ断崖絶壁に張り付き育った木々が葉を赤や黄に色づかせ、大紅葉の景観でモミジ狩り客の目を楽しませてくれました。しかし(P.P)が足を運んだ21日は、人の気配は無く、木々も葉を落として、岩肌が透けて見え、風呂上がりに鏡越しに見つめ返してくる(P.P)の頭部にも見えてしまったのです。高校生の時には、ヘアスタイルは気になっても、本数のことなんて気にも留めてやしませんでしたのに(P.P;)。いかん、また脱線しそうです。というわけで、今回のポッポニュースは、紅葉の名所だけにあまり見られることのない高の瀬峡の冬枯れた表情を紹介します。こんな顔もあるんだなっ!てお楽しみいただければ幸いです。空撮動画も現在編集中! 仕上がり次第、(P.P)読者のみんなに向けて公開しますので、お楽しみに!
 
2016.1225
●メリークリスマス。 (番ネコ・みぃことクリスマス撮影会)
ポッポニュース読者のみんな、メリクリ。イブのふるさと徳島は晴れて、きっと楽しい一日を過ごされたことでしょう。ピジョンズ・パーク(P.P)はといえば、トホホ。またしても風邪の熱がぶり返して、一日咳き込みながら、布団にくるまっておりました(ρ_;)。しかし、今日はクリスマス当日!ロキソニンで熱を撃退しつつ、(P.P)番ネコのみぃこにXmasモデルをお願いしました。というわけで、本日のポッポニュースは、(P.P)番ネコとMerryChristmas. I wish you a merry chiristmas!!!

●青い新橋が完成間近。 (那賀町出合・出合ゆず大橋)
昨日のポッポニュースは、ピジョンズ・パーク(P.P)体調不良のためお休みしました。最高40.1度を記録して、慌ててふらつきながら病院に向かいましたが、幸運にもインフルエンザではありませんでした(=^・^=;)ホッ。とはいえ、40度を超えると苦しいもので、横になったまま動けないで1日を過ごしました。一転、今日は平熱。セキのしすぎで腹筋が痛いものの順調に回復しております。さて、そんなわけで本日のポッポニュースは一昨日21日に足を運んだナカ(徳島県那賀町)の風景です。場所は出合地区に架かる出合橋。国道195号と国道193号が出合い、そして那賀川の水を満たした長安口ダム湖上流に架かる黄色い出合橋から川口の三叉路(信号機あり)まで2つの国道が共用します。出合橋のすぐ上流で現在、青い新橋の建設が進んでいます。新橋の名称は最近決まったそうで「出合ゆず大橋」というのだそうです。この橋を渡った先に「ブランド柚子」で知られる木頭地区があり、地元感のある可愛らしいネーミングだと(P.P)も思います。完成は2017年3月。完成が楽しみなのです。一方、これまで多くの交通を担ってきた出合橋は消えゆく運命にあります。その先にある素掘りのトンネルも通ることはなくなるでしょう。(P.P)はこの日、来年、通れなくなるまでできるだけたくさん足を運んであげようと感傷的になりながら橋のたもとに立っていました。そこでハタと気づいたのは、この橋は徒歩で渡れるのか?ということ。素掘りのトンネルは信号がついていて、交互通行になっています。信号が変わるまでに人の足で通り切れるとは思えない距離。徒歩の人は、これまでどうしていたのか?、これは宿題にさせていただいます。分かり次第あらためて掲載します。
 
2016.1221
●朝霧。 (吉野川市鴨島町・国道192号と濃霧)
今朝、外に出てビックリ! すわっ!PM2.5が襲来したのかっっっ!と、一瞬ひるんだものの、よくよく見れば朝霧。国道192号でも、20mくらい先になると見えないくらいの濃霧。朝日は昇っているのですが、空におぼろに丸く溶けていました。さて、ふるさと徳島では、午後は雨になるとの予報。ピジョンズ・パーク(P.P)も、お仕事の区切りを早めにつけて、年末のポッポニュースのネタ拾いに出かけなくっちゃと、目論んでいるところなのであります(=^・^=)。

●ちょっといっぷく。 (コーヒーと番ネコ)
ピジョンズ・パーク(P.P)はこのところ、初雪で純白に塗られた山々の風景やLEDイルミネーションの華やかな輝きに染められたマチの光景に心を弾ませています。楽しいうれしい時は瞬く間に過ぎゆくのがセオリーですが、そのとおり師走の声を聞いて、はや20日が経ち、今年も残すところ10日あまりとなっています。ここはひとつ、落ち付かなければというわけで、今回の表題となりました。でも、(P.P)はタバコをやめてすでに4年半が経過していますから、飲むのは、うまいコーヒーということになります。(P.P)がこのところずっとはまっているのは、DOUTORいわゆるドトールコーヒー。けれどお店に足を運ぶのはおっくうで、基本的にドトールブランドの豆を買って自宅で入れるスタイルをとっています。もっと面倒くさい時には、ネスレのバリスタのインスタントコーヒーも愛飲しています。いっぷくする際、独りほわぁ~っと背中を丸めるのもお気に入りの過ごし方ひとつですが、誰かと語り合うのもまんざらではない(P.P)なのです。そうして適当な距離に恰好の話し相手がいたりします。読者のみんなにはもうお馴染みの、(P.P)番ネコのみぃこです。変に焦ることを知らない生き方をしている(ように見える)彼女の場合、大体「1:1:8」くらいの割合で1日を過ごしています。「浮かれる:ねだる:眠る」の並びです。(P.P)の場合は「4:3:3」くらいでしょうか。並びは「浮かれる:働く:焦る」。ああ、こんなことを書いていて(P.P)は、今年を振り返り、自分を振り返り、また焦りはじめています。さて、コーヒーブレークは切り上げなくっちゃ(=^・^=;)。
 
2016.1219
●メーン会場の周辺も光あふれて。 (徳島LEDアートフェスティバル2016・おまけ編)
「徳島LEDアートフェスティバル2016」の紹介第3弾は、徳島中央公園・新町川沿いの2つのメーン会場の周辺にあふれた光の夜景を掲載します。JR徳島駅前ロータリーで輝く2本のクリスマスツリーは、タクシーやバス、マイカーのヘッドランプ・テールランプと絡み合って、光で描いた絵画のように見えました。県立中央武道館前のアーチやイルミネーションツリーは、練習帰りの子どもたちの歓声を浴びています。しんまちボードウォークに並んだパラソルショップは暖かさを求めるお客さんの笑顔があふれ、JR徳島駅の輝きは人々の活気をエネルギーとしているかのよう。ふるさと徳島の県都中心部でピジョンズ・パーク(P.P)が包まれた、光あふれるイルミネーションイベントの最終回「おまけの周辺編」をお楽しみください。
 
2016.1218
●イルミネーションの川辺へ。 (徳島LEDアートフェスティバル2016・新町川エリア編)
一昨日から始まった「徳島LEDアートフェスティバル2016」会場を散策したピジョンズ・パーク(P.P)がつづるポッポニュース第2弾! 今回は新町川エリアをちびっとご紹介します。新町川水際公園、藍場浜公園、しんまちボードウォークなど川の両岸はもちろん、流れの中、川面にも球体のイルミネーションオブジェが浮かび、どの位置、どの角度からも、幻想的で美しい光の芸術を楽しむことができました。徳島市中心部が丸ごとイルミネーションにライトアップされるのはクリスマスシーズン中。(P.P)は記録した写真をあらためて眺めているうち、もう一度、足を運びたくなっているのです。

●雪の「おこうっつぁん」上空へ。 (吉野川市山川町・高越山&船窪つつじ公園)
昨日の未明、平野部にも初雪が降り、日が出るまで、国道192号沿いにもうっすらと雪が積もりました。ピジョンズ・パーク(P.P)が目を覚ました午前6時にはもう溶けてしまっていました。がっっっ、吉野川南岸にそびえる阿波富士「高越山」やそこに連なる山々の山頂付近は白く凍り付いていました。(P.P)は大慌てで、近所のタイヤ屋さんで冬タイヤに交換してもらい、初夏には山肌を真っ赤な花で染めるオンツツジ群落で知られる「船窪つつじ公園」から立岩峠を経由して、高越寺の山頂駐車場へ向かいました。期待通り、駐車場に積もった雪は深く、そして山の木々は凍り付いて、エビの尻尾などと呼ばれる霧氷も見られました。さて、(P.P)はただ初雪に浮かれただけで、山頂近くまで足を運んだわけではありません。第2回目のDRONEフライトが狙いでした。ただ、雪山に落とすと、まず探し出すのは不可能(=^・^=;)というのは、現場に到着してすぐに分かりました。というわけでハラハラドキドキの2nd Flightの模様も記事の最後に紹介しています。どうぞ、お楽しみください。

●イルミネーションの森へ。 (徳島LEDアートフェスティバル2016・徳島中央公園編)
昨夜から徳島市中心部で光の一大イベントが開幕しています。新町川の川面とその両岸に整備された水際公園や藍場浜公園、しんまちボードウォークなど「新町川エリア」、城山をいただく県民みんなの憩いの森「徳島中央公園エリア」の2会場で、LEDを使った様々な光のアート作品が展示され、街全体が幻想的な光景に包まれています。ピジョンズ・パーク(P.P)も見逃せないと「徳島LEDアートフェスティバル2016」と銘打たれたイルミネーション街イベントの初日の会場におじゃま。2つの会場と、JR徳島駅周辺をふわふわと遊んできました。ポッポニュースでは前編、後編、おまけの3回シリーズでご紹介します。第1回の今号は、徳島中央公園編。それではさっそく光の森をご一緒しましょ。
 
2016.1216
●吉野川河川敷で初フライト。 (吉野川市川島町・川島潜水橋を空撮)
ついにこの日が来ました。ピジョンズ・パーク(P.P)に新たな視点を加えるべく導入を図った空撮用機器「BEBOP2」。いわゆる小型無人航空機ドローンを携え、向かったのはポッポニュースではお馴染みの吉野川ビューポイントの一つ「川島潜水橋」。吉野川市川島町の川島城下に位置する風光明媚な場所で、この沈下橋が架かる吉野川の南岸には広々とした河川敷が川下に向かって延び、また北岸は吉野川最大の川中島「善入寺島」が広がっています。いまだ見たことのない風景を手に入れようと初フライトを試みた(P.P)でしたが、さっそく墜落させてしまいました^^;)。しかし、良くできているのか、機体の軽さが幸いしたのか再度、空へ舞い上がることができました。周囲の状況をよほど確認して、安全を確保しなければと改めて思い知りながら、人知れず練習に励む(P.P)なのであります。今後、技術の向上を図り、よりよい映像画像で、ふるさと徳島の魅力を捉え、紹介したいと思います。(P.P)読者のみんなには、期待して待っててほしいのです。では、初フライトで撮影した画像と動画(youtubeチャンネル)を楽しんでくらはい。
 
2016.1215
●海の安全を守る船。 (小松島市・海面清掃船みずき)
このところの雨続きで偶発的に始まった10年一昔前を振り返る企画のシリーズ化(^^;?)を狙い、本日のポッポニュースでは第3弾を掲載します。そして今回、登場願ったのは、海面清掃船「みずき」。文字通り、海面を浮遊するプラスチックなどのゴミや流木などを回収して、船舶が航行する港や航路をきれいにするのが役割です。陸上で道路保守が行われているのと同じように、海の道の障害物を取り除くことで、航行する船の安全が図られているというわけなのですね。それに海の環境も良くなって一石二鳥なのです。「みずき」は偉いのです。「みずき」が誕生したのは、サイトの資料によると平成10(1998)年とのことなので、一昔前の2006年時点で8年。そして現在も名前の後に「Ⅱ」などが付されていないのをみると、19年近く現役を続けているのです。これからもできるだけ長く、ふるさと徳島の海の交通を守ってほしいとピジョンズ・パーク(P.P)は願ってやまないのであります。
 
2016.1214
●どうぶつえんのクリスマス。 (徳島市・とくしま動物園)
昨日のポッポニュースは10年前に吉野川市美郷の高開地区で開催された石積みライトアップイベントを紹介しました。今日のポッポニュースも10年前のイベント風景を掲載します。場所は、県民みんなが大好きな場所「とくしま動物園」。そして開催されていたイベントは「どうぶつえんのクリスマス」。当日、サンタさんに仮装して行くと入園料が無料になるという、嬉しい子どもはもちろん大人にも嬉しい企画で、動物へのエサやりも体験できたりしました。そして今年2016年12月23日(祝)にも、「どうぶつえんのクリスマス」が開催されるようです。鳥インフルエンザが全国的に流行しつつあるなか、来年の干支のことも気になりますが、とりあえずは、とくしま動物園に、鳥たちをはじめ愛くるしい動物たちの元気な姿に逢いに行きたいとピジョンズ・パーク(P.P)は思っているのです。

●10年後の進化に期待。 (吉野川市美郷・高開の石積みライトアップ)
10年一昔と言います。ひとつの区切りである10にかけた諺(ことわざ)ですが、実際、人も風景も大きく様変わりすることがあります。10歳だった子どもは成人し、開発中だった団地は新しい住人で賑わっている一方で、人が減り、見る影も無く衰退してしまった村や商店街も少なくありません。そんななかで、ずっと続く祭やイベント、伝統の類いは奇跡に近いのかもしれません。10年前の2006年12月17日に撮影した写真を放り込んでいたフォルダをごそごそと探っていたピジョンズ・パーク(P.P)は、“高開の石積みライトアップ”というタイトルのデータを見つけました。10年後の今年2016年12月17日(土)、18日(日)の2日間、第19回となるライトアップイベントが高開の石積みを舞台に開催されるそうです。10年の時を経て、どんな輝きが見られるのか、どれくらいの賑わいに成長したのか、(P.P)はここまで生き残ってきたイベントの進化に期待を膨らませているのです。

●国宝のマチ。 (奈良県奈良市・興福寺五重塔)
この土、日曜に、ピジョンズ・パーク(P.P)は思いついて奈良を訪ねていました。野放しのシカさんたちに会いたいというのもあったのですが、とにかく町なかに国宝があふれているのには、海外からの観光客でなくとも惹かれてやまないのです。3年前に訪問した際には、奈良公園で神さまの遣いたちと戯れる一方、春日大社や東大寺に参拝、正倉院などの国宝建造物ものぞかせてもらいました。そして今回は、近鉄奈良駅を起点に東向商店街から南へ抜けた餅飯殿センター街の東に広がる古い町並み、通称「ならまち」に遊び、国宝の興福寺五重塔を見上げてきました。せわしない師走であっても、古都の落ち着きの中に佇むと、ちょっと一息つくことができるのです。
 
2016.1211
●(P.P)番ネコのまどろみ。 (週末の番ネコ)
今日は、朝からとても眠いのだニャ。ご主人、たまには公園とか、連れてってほしいのだ。
 
2016.1210
●(P.P)番ネコの憂鬱。 (週末の番ネコ)
師走2度目の週末。ポッポニュース読者のみんなはどんな予定を入れていますか^^?)。ピジョンズ・パーク(P.P)は、さてどうしたものか。(P.P)番ネコと相談中。
 
2016.1209
●まったり、はちはち。 (クロスワードパズル制作)
本日のピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト部屋は、エアコン&電気ストーブで暖められた空気に満ち、“まったり”とした雰囲気に包まれております。しかし、(P.P)はそんなゆるい空気感とは裏腹に、追い詰められて“はちはち”と作業にいそしんでおります。う~ん、でも納期を間近にした焦燥感は、ただ苦しいかといえば、ちょっと違って、快感も見え隠れしたりして(=^・^=;)。いずれにしても、何か作ってるというのは愉しい時間なのです。今週も、はや今日で終わり。(P.P)読者のみんなも、明日からの週末を楽しみに、今日を精一杯がんばりましょう!

●視野を変えてみようかな。 (Parrot BEBOP DORONE 2)
いまだ目にしたことのない景色は世界にごまんとあるわけだけれど、身近にも少なくない。というか、自分の身長を超えた高さからの眺めはまず見ることがないし、しゃがんで歩かない限り、その逆を視野に入れる機会はほぼないだろう。それにいつも眺めている大河・吉野川の流れの真ん中で振り返ることも、橋がかかっていない場所では舟でも持っていないかぎり難しい──。そんなことを思って、ピジョンズ・パーク(P.P)は新しい視野を手に入れることにしました。で、届いたのは、最近よくその名を耳にするドローン。従来からのラジコンヘリなどよりも操縦しやすく、というかほとんど自動で制御してくれるため、付属のカメラを使った写真や動画の撮影構図づくりに意識を集中しやすくなっています。飛ばして良い場所や時間もあったりするため、そのあたりの事前確認は必要ですが、けっこう楽しめそうです。今からしっかり練習しておいて、来年は本格的に使ってみようと思います。奇しくも2017年は、酉(とり)年だしね(=^・^=)。
 
2016.1207
●残秋、見ぃ~つけた。 (川島町・大正池)
寒い季節の到来を一番意識するのは秋の終わり。真冬になると、不思議と春をリアルに感じ始めるのです。現状に満足しない、自画自賛しちゃえば進歩し続けるヒトだからこその感情なんざんすかねぇ。過ごしやすい春や秋の季節を少しでも長く楽しもうと追い求めて、手に入れるのは次の季節のリアルな足音。近づこうとした分、距離を置かれるお月様みたいなもので、立ち止まっても、求めても、今与えられているもの以上には、何も得られないジレンマがそこにあります。秋の残り香をかいで公園を歩くうち、いつのまにかこんな思索に囚われてしまうのです。みんなそうじゃないかな。

●溜池公園も冬支度。 (川島町・大正池)
ここ10日あまり、ピジョンズ・パーク(P.P)は微熱があって、体調がいまひとつ優れません。鼻水や咳の原因菌たちも居心地が良いのか腰を落ち着けています。でも、今日は朝のうちにわか雨がありましたが、すぐに晴れて清々しい秋風が吹く過ごしやすい陽気となりました。そこで気晴らしを兼ねて、徳島市内にある酒店「天羽」までお正月用の日本酒を求めに出かけ、その帰りにシゴト場近くの溜池公園・大正池を散策してきました。溜池の真ん中に架けられた桟橋をゆらゆら渡り、パリパリと靴底から上がる落ち葉の乾いた音にリズムを探していると、渡ってきた鴨たちの合唱が重なって、心地よい調和が生まれました。はぁ、この分だと明日は少しジョギングできるくらいの元気が出るかもしれません。ただ問題は、今日買ってきた純米新酒3本。どれも美味しそうで、今夜、我慢できるかどうか。体調と相談しなければ…。あっ、お正月用だった(=^・^=;)
 
2016.1205
●おかげ参りの記憶。 (三重県伊勢市・伊勢神宮)
今月最初の月曜日。今年もどんどん残り少なくなっていきます。「ひょっとして寂しい?」とピジョンズ・パーク(P.P)は、(P.P)番ネコに問うてみました。「ウンにゃ、淋しくにゃンか、ニャーですだ」「ほう。それは?」「と申しますのはニャ、次は猫年かもしれないと思うからっ」「そうか。そうだね。そうだったらいいねぇ」。(=^・^=)の順番が来るのはいつなのか分からないけれど、(P.P)番ネコの話を聞いて、新しい年が楽しみになりました。とはいえ、今年一年を見守ってくれた猿年さんへの感謝は忘れません。そこで昨年の今日、おかげ参りに足を運んだ伊勢神宮での思い出を振り返って少しですが、ありがとうの気持ちを伝えます。
 
2016.1203
●晩秋の森散策(その4)。 (神山町・県立神山森林公園)
シリーズのラストは泉の広場。紅葉は、この日まさに見頃のピークを迎えていましたが、人影は皆無。道草もしてみるものだとピジョンズ・パーク(P.P)は思うのです。これで、何人かのもみじ狩り客がいれば申し分ない風情だったのですが、平日だから仕方ないのです。2016年最後の県立神山森林公園の紅葉風景をどうぞお楽しみください。
 
2016.1203-2
●晩秋の森散策(その3)。 (神山町・県立神山森林公園)
12月といえば、紅葉はシーズンを終えて、イルミネーションがふるさと徳島の景観を彩るようになります。そんな次第なので、昨日、県立神山森林公園で探し当てた晩秋の光景を出し惜しむこと無く、盛大に放出します。本日、2話目のポッポニュースは、森林公園の尾根伝いの風景。ご覧下さい。
 
2016.1202-1
●晩秋の森散策(その2)。 (神山町・県立神山森林公園)
本日のふるさと徳島は、朝から快晴。空は高く、すがすがしい青色にぬられています。そんなわけで、ピジョンズ・パーク(P.P)も気持ちよく、おシゴトに向き合い、傍らでは(P.P)番ネコが、小春日和の窓際でうつらうつらを満喫しているのであります。近くの公園に、ふらふらと出かけたい思いは募りますが、今日は缶詰予定。よって、ポッポニュースは晩秋の森散策の第2話を掲載します。冬枯れの寂しい風景が訪れる直前の賑わい。赤や黄に染まった県立神山森林公園イルローザの森の賑わいを楽しんでください。
 
2016.1201-2
●晩秋の森散策(その1)。 (神山町・県立神山森林公園)
本日2本目のポッポニュースです。2016年最後の月の最初の日に、ちょっと前のしかも県外の風景回顧では勤勉な読者のみんなに申し訳ないということで、本日採れたての秋景をさわりだけですが紹介します。午後になって足を運んだのは、神山町阿野地区にある徳島県立神山森林公園イルローザの森。春、桜の花見名所として知られる西龍王山(標高約495m)の山頂西側一帯に設けられた公園で、初夏にはツツジの群落が花見客を楽しませ、そして今、赤や黄に染まった雑木の森が見頃の終盤を迎えています。シゴトで出かけたついでに、ちょっと道草!のつもりで足を伸ばしたピジョンズ・パーク(P.P)でしたが、ついつい長居となりました。手入れの行き届いた遊歩道を、久しぶりにのんびり歩くと、時間の経つのを忘れてしまうようです。では、晩秋の森散策の第1話をお楽しみください。
 
2016.1201-1
●播磨富士のすそ野散策。 (兵庫県神河町・笠形山麓のモミジ)
やれ師走なのであります。ピジョンズ・パーク(P.P)の中で、せわしない気持ちが盛り上がってきています。で、そのままやる気急上昇となればいいのですが、シゴト場の片隅では(P.P)番ネコが鼻ふうせんを膨らませているし、窓のブラインドの隙間からは、小春日和を思わせるやわらかな光が差し込んでいたりで、緊張感はしだいに緩んでくるのであります。本日12月初日のポッポニュースは気持ちの切り替えを込めて、先日、足を運んだ笠形山(標高約939m)の山麓の秋色を紹介します。場所は名水の里として知られる兵庫県神河町。播磨富士とも呼ばれる美しい山容を背景に紅葉と温泉も楽しみました。
 
2016.1130
●“時”は生きた記憶。その先には無い。 (和歌山県高野町・記憶の中の高野山)
ついに今月も最終日。時間は恐ろしく足が速く、そして休むことなく進んでいく持久力を備えている。まっ、そんなこと今更でしたね^^;。だけど時間は記憶として記録することができます。あっ、それも今更か(=^・^=;)。11月も今日で最後。そして今年も残すところ1カ月となります。そこで去年の今日、ピジョンズ・パーク(P.P)はどこで何をしてたのか、振り返ってみると、高野山を歩いていたのを思い出しました。古寺がひしめく聖域には、静寂ではなく多くの信者や海外からの観光客の賑わいが満ちていました。そして風景は、晩秋の色に染まっておりました。高野山でかいだ森の香りの思い出していて、(P.P)は腑に落ちることがありました。生きるということは“時”の流れに乗ること。過ぎ去って行くのを見送っているのではないということです。“時”は人生の後に生まれるもので、歩んできた道が“時”なのだ。だから、自分が居る場所より先に“時”は無い!のです。一方で、“時”は記憶し振り返ることができる。思い出を、いとおしく感じるのは、きっとそのためなのです。
 
2016.1129
●12番札所の山を望むイチョウ。 (神山町上分・イチョウの木)
神山町上分。キャンプ施設せせらぎの里から少し奧に入った高台に一本のイチョウの木が生きています。国道193号沿い、といっても県道253号線との共用で対向車を交わすのにかなり気を使う細い道路の脇に、集落を眼下にスックと延びたイチョウの大樹に出会います。葉を黄金に染めても、根元にギンナンの落ちていないところを見ると、どうも雄の木のようで、群れから離れ独り岩山に腰をおろす獅子のイメージもまとっています。ピジョンズ・パーク(P.P)は毎秋、このイチョウの下に立って、遠く焼山寺山に視線を泳がせるのを楽しみにしているのです。
 
2016.1128
●冬の星。 (那賀町木沢・ファガスの森『高城』の夜空)
昨日は一日、ふるさと徳島に冷たい雨が降っていました。今日から少しずつ回復してくるようで明日、明後日は清々しい「晴天に恵まれ」そうです。まぁ、雨が決してキライでないピジョンズ・パーク(P.P)なので、天候によって気分が昇降したりはしません。「恵みの雨」なんて言葉もあるわけですし^^)。ただ、晴れていないと見えないのが星。雨の日の楽しみは後日に紹介することにして、本日のポッポニュースは剣山スーパー林道の休憩宿泊施設レストハウス・ファガスの森『高城』前の広場から見上げた星空を紹介します。ガタガタ震えたのは、決して寒さのためだけではなかったと思わせてくれる、圧倒的な光の数でした。
 
2016.1127
●標高1628mの色。 (那賀町木沢・高城山山頂の朝日)
昨日土曜日の早朝。ピジョンズ・パーク(P.P)は高城山(標高約1628m)の山頂へ、ご来光をお迎えに登ってきました。早起きするのも、山に登るのも、冷たい空気にさらされるのも、静寂の中に立つのも、久しぶりのことで、どれもが懐かしく、そして新鮮に感じられました。剣山スーパー林道のレストハウス・ファガスの森『高城』の管理人・地下足袋王子さんの話だと、前日の25日は霧氷が見られたそうですが、この日は霧氷に出会うことはできませんでした。でも、一番の目的だったご来光は笑顔を見せてくれました。世界は、秒針に追われて赤く染まり、(P.P)はホホを凍らせたまま、ただ歓喜の中で立ち尽くしたのです。
 
2016.1126
●月の終わりの初詣。 (神山町上分・江田の御崎神社)
県内外を問わず、行く先々で出会う神社さんには、とにもかくにもお呼びいただいたお礼を伝えるために参拝するピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。したがって、少なくとも県内の神社のほとんどを訪れているのだろうと、読者のみんなには思われがちなのでありますが、そんなことはまったくなくて、たいてい出かけた先で新しい神社なり祠なりに呼ばれるのです。いったいいくつあるのか、想像するだけでも愉しいのです。そんなわけで、本日のポッポニュースは、おじゃまするのが遅すぎるくらいの古社を紹介します。場所は、春に休耕棚田を黄一色に染める菜の花の群生で知られる神山町上分江田地区。御神木の銀杏が、散らした葉で境内を黄金色に輝かせる御崎神社(三崎神社)。初詣でさせていただいたのは11月20日(日)の黄昏時でありました。
 
2016.1125
●赤の境内。 (神山町神領・中津地区の八坂神社)
晩秋。雨の日もいいけど、晴れた日の昼間や夕刻だってピジョンズ・パーク(P.P)にとっては、至福の時間だったりするのです。先日、(P.P)を心地よい光景で癒してくれたのは、山深い神山町の神領中津地区に赤色の世界を見つけました。すぐ近くでは大久保の乳いちょうが黄金色の風景を見せてくれます。ただ、今回のポッポニュースは、赤色の癒やしを読者のみんなに分けましょう。どうぞ、お楽しみください。
 
2016.1124
●端四国霊場と落葉。 (つるぎ町半田・端山四国88カ所霊場第68番四眠堂)
つるぎ町貞光から半田地区に向かう里山は端山(はばやま)地区と呼ばれています。そして貞光の江ノ脇地区にある薬師堂を皮切りに、半田松生の赤目庵まで88カ所の札所が点在し、端山四国88カ所霊場(通称:端四国)として昔から信仰の地になっていました。かつては多くの巡礼者が辿った端四国(はばしこく)ですが、今はあまり巡礼者の姿を目にすることは少なくなりました。ただ、各札所の建物は地域のみなさんがお世話しているのでしょう。いずれも古くはなっているもののしっかりと継承されています。半田紙屋地区にある四眠堂(しみんどう)も、そうやって地域で大切に守られている札所のひとつで68番目にあたります。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねた昨日の黄昏時、雨上がりの境内が黄金色に染まっていました。(P.P)の心にまたひとつ、信仰の火をともす光景に出会いました。
 
2016.1122
●集落を黄金色に染める巨木一本。 (神山町神領・大久保の乳いちょう)
清流・鮎喰川に注ぐ上角谷川。かつては豊富な水量があり、無数の棚田を潤し肥やしたそうです。そのなごりが神山町の東・西大久保地区に残る棚田の休耕田。ちょっと昔には見られた賑わいが去り、今は静けさに包まれた集落ですが、ひととき、人々の笑顔があふれ、笑い声がこだまする瞬間があります。たとえば、春。菜の花の頃、休耕棚田に植えられた菜の花がいっせいに開花すると、集落は黄一色に塗られ、カメラを抱えた花見の行楽客が三々五々やってきます。そして、11月23日(勤労感謝の日)には、集落のランドマーク「大久保の乳いちょう」の下で、毎秋恒例の秋まつりが開催され、多くの見物客が足を運びます。明日がちょうど、その恒例の秋まつり「大久保いちょう祭り」にあたり、樹齢およそ500年、樹周約13m、樹高約38mといわれる、大いちょうもさぞや待ち遠しがっていることだろうと、ピジョンズ・パーク(P.P)は思うのです。本日のポッポニュースの写真は、おととい11月20日の色合い。明日は黄金色に染まっているかもしれません。楽しみなことだねぇ(=^・^=)。
 
2016.1121
●神通谷川の新滝初詣。 (神山町上分・姫の滝)
噂には聞いていた“新滝”を拝観してまいりました。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは、昨日の午後。小春日和というには、暖かすぎるくらいの陽光があふれていました。新滝が落ちているのは、神山町上分地区を流れる神通谷川の上流部。名瀑「神通滝」の少し下流に位置し、紅葉真っ盛りの渓谷に美しい姿を見せています。お先達くださったのは、ポッポニュースではお馴染み「雨乞滝の女神」さま。今回、新滝の展望所の整備に、四国山岳植物園「岳人の森」の主・山田勲さんらとともに尽力されてもいます。もちろん、この新滝の命名にも一役買ったおひとりです。気になる新滝の名は、ジャカジャカジャ~ン!!!!パフパフッ?!「姫の滝」です。高さは目測で15m~20mほどあるでしょうか。滝頭を赤い紅葉に彩られ、豊富な谷水が白いラインを引いて真っ直ぐに落ちています。のぞき込むと、深い渓谷から谷風が吹き上げ、水音のこだまが渦を巻いていました。四季折々の雨乞滝、神通滝と並び、同町の名瀑の観光名所となりそうです。次は、雪の頃に参拝したいものだと(P.P)は思うのです。

●コスモスと紅葉のマーブル。 (阿波市市場町・広域農道沿いの紅葉)
ふるさと徳島の空は、朝からスカッと青一色。シゴト部屋にこもっていても、ピジョンズ・パーク(P.P)の心は、ふわふわと浮き立つのです。というわけで、本日のポッポニュースも気持ちのいい秋の光景をご紹介。訪ねたのは、今日と同じくらいに晴れ渡った昨日の午前。場所は、阿波市市場町を走る広域農道沿いで、金清自然公園内にあるひっそりと静まりかえった公園と、そこからほど近い県道246号線上喜来地区。葉を黄色に色づかせた藤棚のトンネル散策や、コスモスと紅葉のコラボが楽しめます。
 
2016.1117
●秋晴れの下で。 (板野町の田んぼ&吉野町のコスモス)
1週間ほど前の11月12日。青く晴れ渡った秋の空の下で、小春日和の暖かな風に、コスモスが紅白の花をたゆたわせ、新米の刈り入れを終えた田んぼでは、わらぐろがホカホカあたたまっていました。ピジョンズ・パーク(P.P)も、居心地の良い風景に誘われて、ふわふわと。
 
2016.1114
●一番さんの紅葉。 (鳴門市大麻町・第1番札所霊山寺)
総延長およそ1460km。四国88ヶ所霊場をめぐる遍路が、世界遺産に登録されることをピジョンズ・パーク(P.P)も心待ちにしています。さてそんな遍路の最初の札所になっている寺が、鳴門市大麻町板東の第1番札所竺和山一乗院霊山寺です。日々多くの巡拝者が訪れる境内にも、秋の色が降り、肌寒い風が鳴っていました。
 
2016.1112
●秋晴れ、ふるさとの祭り。 (鳴門市大麻町・大谷焼窯まつり)
ここ数年、雨続きだったふるさと徳島の秋の直売イベントがあります。鳴門市大麻町の東林院境内で行われる阿波の伝統工芸・大谷焼の展示即売会が人気の「大谷焼窯まつり」です。出店する窯元や毎秋掘り出し物との出会いを楽しみに足を運ぶお客さんたちの気持ちが通じたのでしょう。2日間開催される初日の今日は朝から青空が広がる快晴に恵まれました。朝9時の開始を待ちきれないお客さんたちで大賑わいの会場を、ピジョンズ・パーク(P.P)もさっそく覗いてきました。
 
2016.1111
●見頃のピークを迎えた菊花たち。 (吉野川市・鴨島大菊人形)
今週末まで開催されている菊花イベント「鴨島大菊人形」は、ふるさと徳島の秋を彩る原風景のひとつです。閉幕を前に花は見頃のピークを迎え、多くの花見客も会場を訪れています。本日のポッポニュースは、メーン会場の吉野川市役所前イベント広場の様子です。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは昨日の午後。色とりどりの菊花を楽しむ人々の笑顔があふれていました。
 
2016.1110
●安芸の小京都を散策 (広島県竹原市・ニッカウヰスキーの起源の町並み)
ちょっと前の話になりますが、朝の話題を集めたNHK連続テレビ小説「マッサン」は、ポッポニュース読者のみんなも楽しみに見ていたのではないでしょうか。その物語のモチーフとなったのが、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴夫妻と竹鶴酒造でした。先週末の日曜日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、今も酒造りを続ける竹鶴酒造の佇まいと、当時の趣を大切に保存する古い町並みの「安芸の小京都」と評される、しっとり落ち着いた雰囲気に浸ってきました。
 
2016.1109
●日本初の国立公園 (広島県福山市・鞆の浦)
今日のふるさと徳島の空は午前中、厚い雲に覆われていますが、徐々に晴れて、洗濯日和になりそうです。さて、洗濯日和といえば先週末の土曜日から日曜日の午後まで、秋らしい爽やかな空色が広がっていました。ピジョンズ・パーク(P.P)は思いつきに流されて、瀬戸内海を渡りました。向かったのは、広島カープの25年ぶりのリーグ優勝に沸く広島県。呉市、東広島市、福山市を巡った中で、今回は福山市鞆の浦の町並みを記録しておきます。鞆の浦は日本初の国立公園「瀬戸内海国立公園」内にあります。指定されたのは1934年3月16日ということで、80年以上の歴史ある景勝地。どうぞ、お楽しみください。
 
2016.1104
●もうひとつの秋の花 (阿波市市場町・伊月のコスモス)
ふるさと徳島の里を彩る秋の花を考えると、いろいろあるけれどコスモスもそのひとつ。阿波市が認定している市の花だったりもします。同市市場町の伊月地区の遊休農地1ヘクタールに約50万本のコスモスが植えられ、赤や白、ピンクの花が秋の風に揺れていました。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは、昨日11月3日文化の日。青い空に白い雲が浮かぶ、絶好の行楽日和でした。
 
2016.1103
●菊花の見頃はもうすぐ! (吉野川市鴨島町・鴨島大菊人形)
ふるさと徳島の秋を彩る魅力的なイベントは数え切れないほどあります。そのうちのひとつに「鴨島大菊人形」があります。名称通り菊花で飾られた菊人形と菊花を愛でる催しで、今年で76回を数える歴史あるイベントです。会場はサブのJR鴨島駅前とメーンの吉野川市役所イベント広場。品評会用の大型の鉢植えやNHK大河ドラマ「真田丸」をテーマにした菊人形が多数展示されています。そろそろ花の見頃かと期待してピジョンズ・パーク(P.P)も文化の日の晴天に誘われて足を運びました。満開はもう少し先のようでしたが、11月13日の最終日まで、しっかり楽しめそうです。
 
2016.1102
●標高92mの秋 (鴨島町・向麻山)
徳島市から西へ20kmほどの距離にある鴨島町は、かつて養蚕と製糸で栄えたことで知られます。そんな歴史ある町のランドマークのひとつに、桜の名所として多くの市民に親しまれる向麻山(こうのやま)があります。標高は約92m。国道192号から眺める分には、小さな丘にしか見えませんが、ちゃんとした山だったりするのです。麓にある國中八幡神社から芝生公園を経由して山頂の竜眼・御嶽神社まで登ると、秋の風に吹かれながらも、背中にうっすら汗が浮いてきます。というわけで、麓よりも少し早く秋が訪れる小山の山頂で季節の移ろいを探し歩きました。
 
2016.1101
●神域の証「しめ縄」 (山川町・川田八幡神社)
きっと10月22日に行われた秋祭りにあわせて取り替えられたのでしょう。太く真新しい「しめ縄」が拝殿に取り付けられています。場所は、吉野川市山川町の川田八幡神社。ちなみにしめ縄は、神様がいらっしゃる聖域とピジョンズ・パーク(P.P)が暮らす一般の場所を隔てる目印で、結界なのだそうです。だから、しめ縄の下で、2杯2拍手1礼させていただくわけです。ふるさと徳島の今日の空は、どうやら青に塗られそうです(=^・^=)。
 
2016.1031
●うろこ雲がかかる阿波富士へ (山川町・高越山)
先週末といっても昨日のことですが、久しぶりの青空に誘われたピジョンズ・パーク(P.P)は、阿波富士に登ってきました。阿波富士とは山川町にそびえる標高約1133mの霊峰・高越山のこと。遠くから眺めると富士山のような秀麗な山容をしていますが、山肌のほとんどは杉に覆われて、紅葉らしきものはあまり期待はできません。ただ立ち上がりが急な登山道は古くから修験のために修行者が通った参道で、登り応えは十分。現在は、多くの登山者が鉄塔の管理のために設けられた尾根道を辿るようになっていますが、(P.P)は麓の川田八幡神社脇から延びる昔ながらの表参道がお気に入り。ところどころに色づいた風景もあり、とりあえず10月最後の日曜日を楽しむことができました。
 
2016.1028
●のど自慢氏子たちの祭典 (上板町・八坂神社の奉納カラオケ大会)
今日のふるさと徳島は午前中から降り出した雨がお昼を過ぎて、少し強まってきました。気温は低く、ピジョンズ・パーク(P.P)はついに、エアコンのスイッチを入れてしまいました。居心地が良くなったのか、番ネコもシゴト場の角で丸くなっております(=^・^=)。本日のポッポニュースは、少々の悪天候も寒さもへっちゃらとばかりに、鎮守の森に響き渡った氏子ののど自慢大会の様子を紹介します。足を運んだのは先週の日曜日、10月23日のこと。厚い雲が空を覆い、小さく降ったりやんだりのお天気でした。まぁ、雨乞いの神様が祀られているということもあって、氏子さんたちが集まるイベントで雨が降るのは、神様が喜んでいる証拠に違いないのです。そういえば、今日28日が当社の「秋祭り」だと神主さんがおっしゃっていました。いま、雨は次第に強くなっていて、神様の喜びもまた大きかったのだろうと思うわけなのです。またいつか、近いうちに当社の神様に呼ばれ、ご利益に浴することができますようにと、 (P.P)は願うのです。
 
2016.1027
●ああ、スッキリ。堤防みち (吉野川市鴨島町・吉野川堤防道路の草刈り)
冬期を除いて、定期的に堤防道路の法面(のりめん)の草刈りが行われています。法面というのは、そうですねぇ、親子や友達やカップルなんかで、段ボールそりに乗って滑り落ち、転がったりなんかして、目を見合わせて、盛大に笑ったり、はにかんだりする場所です。吉野川沿いの堤防道路でも、朝夕には高齢者を中心に、多くの人がウォーキングを楽しんでいます。その一方で、吉野川市鴨島町にある吉野川堤防道路の法面では、ススキやこれと競合する外来種のセイダカアワダチソウとか、キクの仲間やカヤといった雑草が、これでか!と伸びています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、サクサクと良い感じ刈り込まれて、鮮やかな緑の草原になった堤防道路の斜面を眺めながら、「えらい、すっきりしましたわ」とイガグリ頭をぺろんと撫でて照れ笑いする、草原(法面)の声に耳を傾けていました。
 
2016.1026
●里の秋と霊峰 (吉野川市山川町・おこうっつぁん遠景)
「おこうっつぁん」のすそ野にも秋色が広がり、深まっています。阿波富士の別称でも知られる秀麗な山容を持つ高越山(こうつさん・標高約1133m)を、親しみを込めて「おこうっつぁん」と呼ばれています。少年の頃、ピジョンズ・パーク(P.P)も高越山中腹にあった少年自然の家での宿泊訓練に参加して、早朝の体操のあと「おこうっつぁ~~~ん」と、みんなで大声を張り上げたのを覚えています。すそ野に広がる山川町にもそこここに秋の気配がうずくまっています。(P.P)が見上げる先の高越山ではどれくらい深まっているのでしょうね。
 
2016.1025-3
●賑わい去っても心奪う石垣の通り (吉野川市川島町・街道)
本日は大盤振る舞い! 3本目のポッポニュースです。日本中、あちらこちらにある風景。ふるさと徳島でも、どこかで歩いたような町筋。ここは吉野川市川島町に昔から伸びていた街道。かつては砂埃が舞っていたであろう通りは、アスファルト舗装された一方で、賑わいも去って行ったようです。細く静かな道の脇に民家が軒先をそろえて並んでいます。道と敷地を分けるのは、石垣。様々な形の石が隙間無くバランス良く積まれ、力強く収まっています。こんな風景に出会ってしまうと、ピジョンズ・パーク(P.P)は、石積みのワザに目を奪われ、想像が膨らんでいくのに抗うことができず、ただ立ち尽くしてしまうのです。
 
2016.1025-2
●秋の花が演じるドラマ「真田丸」 (吉野川市鴨島町・第76回鴨島大菊人形)
ふるさと徳島が舞台のドラマ「真田丸」は、主人公・真田幸村をはじめ、主要な登場人物をキクの花が演じます(=^・^=)。今年で76回目を数える吉野川市の風物詩「鴨島大菊人形」が、JR鴨島駅前と吉野川市役所イベント広場で始まりました。11月13日(日)まで。ピジョンズ・パーク(P.P)は、さっそく花の咲き具合を確認に足を運んできました。21日に始まったばかりで、まだ花は咲きはじめ。会場で水やりのお世話をされていた方にたずねると、「11月3日(文化の日)頃が、一番の見頃」とのこと。会場のひとつ、市役所イベント広場には、鴨島大菊人形と同時開催されている「第84回四国菊花品評会」に合わせて、花が最も美しくなるようにタイミングをはかる花の達人の作品が並び、日に日に開花が進んで来場者を楽しませています。
 
2016.1025-1
●田園に晩秋の色 (神山町・鬼籠野地区の夕景)
ふるさと徳島の今朝の空模様は曇り。どんよりと厚く黒い雲が積もっています。ひょっとすると、このあと、雨になるかもしれません。気温も低く、肌寒いのを超えて、指先がうまく動かないくらい冷えています。そんなわけで、ピジョンズ・パーク(P.P)は、フリースの上着をタンスの奧から引っ張り出してこようかと思案中です。さて、本日のポッポニュースは秋深まった山里の風景。場所は県道21号線と国道438号が交わる神山町鬼籠野地区の田園です。鬼籠野谷川の澄んで流れる豊富な山水ですくすくと育った稲、たぶんキヌヒカリの収穫を終えた田んぼは、冬枯れた色に染まり、細い畦道もはっきり見て取れるようになっていました。数日前の夕刻、そそくさと暮れていく風景を前に、(P.P)は寒い季節の足音に耳を傾けていました。
 
●秋雨を弾く山車の勇壮 (山川町・川田八幡神社の秋祭り)
ふるさと徳島の今日の空は爽やかに秋晴れ。清々しく新鮮な空気がゆっくり流れて、いつもより呼吸が深くなっていくのを感じます。昨日、一昨日の先週末は秋雨が降ったりやんだりのぐずついた空模様でした。しかし、すべての天候を良しとするピジョンズ・パーク(P.P)は、毎日といわず午前午後でも色合いが移るほどに、変化に富む今の季節をとても気に入っています。せっかくの週末に雨空だからといって、閉じ籠もってはいられない!というわけで、10月22日(土)は、吉野川市山川町の川田八幡神社で行われた秋祭りに足を運びました。3台の山車(だし・屋台)が町を練り、参道を抜けて、急な石段を担ぎ上げられる勇ましい神事が目玉の秋祭り。雨に濡れながら見守る観客の前を、土砂降りのような大汗をしたたらせた担ぎ手が、威勢の良いかけ声を上げ、今年の豊作への感謝の気持ちを載せた山車を上下左右に揺らして進んでゆきます。では、さっそく秋雨をはじき飛ばすように八幡神社境内に響いた、秋祭り当日の歓声をご覧下さい。

●やっと招かれた清流を望む神域 (美馬市木屋平・川上神社)
剣山の山腹に源流を持つ穴吹川は、大河吉野川に注ぐ日本一の清流として知られています。澄んだ流れに沿ってさかのぼり、美馬市木屋平川上地区まで来ると、集会所とお堂の間に古めかしい神社があるのに気づきます。静寂が満ちる佇まいに、ピジョンズ・パーク(P.P)はもう何年も前から気になっていたのですが、まったく当社の祭神に呼ばれることはなく、月日は流れていったのであります。それが先日、同行くださっていた雨乞滝の女神さまのお陰か、ついに参拝させていただく機会に恵まれました。拝殿にご挨拶させていただいたあと回った、掃き清められた境内奧には三柱が鎮座し、地神も建てられていました。清流を望む境内にも紅葉が降りはじめていました。
 
2016.1020
●一ノ森・剣山登山口あたり紅葉調べ (美馬市木屋平・冨士の池)
ハタと気づけば10月20日。今年も残すところ2カ月と10日ほどになってしまいました。時はもちろん月日の経つのもアッと言う間なんざんす。とはいえ、指をくわえて時の過ぎゆくのを見送るようなピジョンズ・パーク(P.P)では、いたくない!ええ、いたくありましぇん!というわけで、今シーズンの紅葉具合をの調査に行ってきました。場所は剣山のすそ野で標高約1000mほどにある一ノ森・剣山への登山口・冨士の池の周辺で秋の色を探してみました。空はどんよりと曇っていましたが、空気はあたたかく、用意していた上着の袖に腕を通すこともなく、快適に山の色の変化を観察することができました。またこの日、(P.P)のポッポニュースではお馴染みの神山町の生き字引「雨乞滝の女神さま」一行がご同行くださいました。ひとつには紅葉を愛でながらの芋煮会の開催と、そしてもうひとつは、メンバーのお一人「京子姉さま」のおじいさまの足跡を辿るミニ旅という2つの特典が(P.P)のぶらっと紅葉調査に付与されたわけです。殺風景な心持ちになりがちな(P.P)の一人歩きを、賑やかな笑い声で彩ってくださいました。この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございました(=^・^=)。じゃ、さっそく一昨日の紅葉の具合をご確認いただきましょう。
 
2016.1018
●忌部由来の神社へ (山川町・種穂忌部神社)
先の週末。青い秋空に誘われるままに、ピジョンズ・パーク(P.P)は山川町の種穂山に登ってきました。正式には、川田忌部山というのだそうで、標高は約363m、吉野川中流に架かる岩津橋の南詰めにある登山口から急勾配の参道を2kmほど一気に登ります。山頂には、種穂忌部神社(たなぼいんべじんじゃ)が建立されています。古代の朝廷の祭祀(さいし)を担ったとされる忌部氏にかかわりが深いと伝えられ、もとは多那穂大権現と呼ばれていたものが多那穂忌部神社に改名され、現在の種穂忌部神社に落ち着いたのだそうです。(P.P)は今春以来の再訪で、吉野川が悠大に流れて行く眺望をたっぷり楽しませていただきました。
 
2016.1016
●太公望たちの熱気 (川島町・落ちあゆ漁)
「あゆる」という言葉を初めて耳にしたのは5年前。吉野川市川島町を流れる吉野川に長尺の竿を出し、鮎を狙う太公望たちのスガタを堤防からノンビリ眺めているときでした。同じように、釣り人を眺めていた高齢の男性が「今日はやっとらんが、わたしも長いことここで鮎釣りを楽しんどるんでわ。ところで、『あゆる』って言葉を知っとるか?魚が上流から下ってくることを、昔から『あゆる』と言いよったんじゃわ。それが、鮎の語源じゃと、聞いたことがある」と話してくれたのでした(2011年ポッポニュース2参照)。その後、ピジョンズ・パーク(P.P)がその言葉に出会うことはなく、話の真偽のほどはまだ未確認ではありますが、本当なら、味わい深い言葉だなと思うのです。本日のポッポニュースの風景は5年前と同じ川島潜水橋のすぐ上流。ふるさと徳島の上空の高いところに青色が広がった一昨日、大河の流れを舞台に、あゆる魚たちと太公望らの駆け引きの様子を記録しておきます。
 
2016.1013
●収穫のとき (上板町・有機米)
吉野川や那賀川、海部川などの大河をはじめ穴吹川や貞光川といった全国に名だたる清流を数多く有する、ふるさと徳島。豊富な水を背景に、平野部を中心に、おいしいお米がたくさん育っています。そして多くの田んぼではほとんど刈り入れが終わり、ピジョンズ・パーク(P.P)も新米に舌鼓を打っています。さて、本日のポッポニュースは、(P.P)がこの夏から注目していた上板町の田んぼの風景。有機農法で育てた稲は他の田んぼより遅く、昨日になってやっと収穫することができたようです。「台風の影響で収量はあまり見込めません」(農家さん)が、とはいえ待ちに待った有機の新米。食欲が増す秋の食卓に美味しさの彩りを添えることでしょう。
 
2016.1012
●県南の海と秋の雲 (牟岐町・貝の資料館モラスコむぎ&徳島県立牟岐少年自然の家)
徳島県南部の美波町から牟岐町まで海岸線沿いを走る県道147号線は南阿波サンラインと呼ばれ、太平洋に望む千羽海崖や変化に富んだリアス式海岸を眼下にドライブを楽しめることで知られています。途中には4カ所の展望台があり、そこからの眺望は何度も足を運びたくなる魅力的なもの。一昨日の10月10日(体育の日)、ピジョンズ・パーク(P.P)は南阿波サンラインの牟岐町側、徳島県立牟岐少年自然の家と貝の資料館モラスコむぎの前の海岸を歩いていました。
 
2016.1009
●吉野川沿いの秋 (鴨島町&板野町・コスモス)
昨日は雨予報だったのにもかかわらず、吉野川中流域の上空は清々しい青色で遠くまで抜けていました。居ても立ってもいられず、ピジョンズ・パーク(P.P)は水筒に氷と水を詰めて3連休の初日に飛び出しました。空に種を飛ばして根付こうとするかのように伸びたコスモスや秋祭りを控えた神社の幟(のぼり)があちらコチラで秋風に揺れ、公園ではドングリやギンナンなどの木の実がまるまると太って、あてなくさまよう(P.P)に、幸福な光景を見せてくれるのです。
 
2016.1007
●番ネコと季節の香り (鴨島町・コスモス)
夕刻になって雲が厚くなってきました。それでも朝からふるさと徳島の天井はとても高く、澄んだ青色に塗られていました。そこに薄い絹が浮かび、そよいでいました。吉野川沿いの堤防道を歩きながら見上げていると、トンビVSトンビもしくはトンビVSカラスもしくはカラスVSカラスの大空中戦がそこかしこで展開されていて、ワクワクさせてくれます。この時期、堤防道沿いに延びた雑草刈り作業が行われていて、その副産物として現れる「ごちそう」の取り合いをやっているのです。ネズミやらトカゲやら、カエルやら時にはヘビやら。そんな中で食べ応えのありそうな巨大バッタを見つけたのは体はまだ小さめで艶もある若いカラス。バッタが跳ねるに合わせて自分も飛ぶのですが、バッタも飛び上がって自由落下するわけではなく、風の影響も受ければ、羽根を広げて方向を変えることもできて、しかも素早い。なんと言っても、そこは大空ではなくて、短く刈り込まれたとは言え、草むら。彼らのフィールドです。カラスがまんまと捕まえるのは難しいようで、ピジョンズ・パーク(P.P)が近づいてもピョンピョン跳び上がっては、緑の斜面に転がり落ちるのを繰り返しています。膝のバネは若いだけあってよく弾み、見ていて心地よいほど身軽で、しかも飽きずにずっとやってるところはまだ大人になっていない証左にも思えるのです。(P.P)は、少しお腹が空いたのを忘れて、座り込み、しばらくひとりで風景の一部になる愉しみを味わっていました。本日のポッポニュースは、事務所にこもっているつもりだった(P.P)が、吉野川堤防道まで、お昼の散歩に行くことになったきっかけの光景。番ネコの視線の先には、季節の色が揺れておりました。
 
2016.1005
●海岸線の旅 (香川県東かがわ市・ランプロファイヤー岩脈)
四国への上陸はなさそうですが、台風18号の影響があるのか、今日の徳島は朝から雨。気温はあるのか、室内には湿気がこもっていてエアコンが必要かもしれません。天気といえば、青空が広がっていた先月末、ピジョンズ・パーク(P.P)は東かがわ市馬篠の温泉施設・ベッセルおおちの湯から小浦海水浴場、三本松、白鳥、安戸池を経て、JR引田駅まで、播磨灘を望む海岸線を歩き旅してきました。港町の風情や海岸に打ち寄せる波の音を楽しみながら、名所巡りや讃岐うどんも堪能。盛りだくさんの旅の思い出の中で、今日のポッポニュースでは、まずは国指定天然記念物・ランプロファイヤー岩脈の風景を紹介します。
 
2016.0924
●鎮守の森に秋近し (神山町・宇佐八幡神社)
今日の徳島は曇り空。雲の色はそれほど黒くないため、陽ざしも時間によってはあるかもしれないと、期待させてくれます。今日は、久しぶりに香川県の引田あたりまで足を伸ばしてみようかとピジョンズ・パーク(P.P)は目論んでいます。わっ、もう9時!準備を急がなくっちゃ。というわけで本日のポッポニュースを更新します。前号に引き続き、場所は神山町。樹齢800年を超えるといわれる大クスの御神木「辰の宮大樟」が、大鳥居前で枝葉を広げる宇佐八幡神社に参拝させていただきました。静寂が降りる鎮守の森の社で2拝2拍手1礼。涼を吹くんだ空気を深く呼吸すると、秋の香りが鼻の奥に残ります。鎮守の森ももうすぐ色づくのでしょう。
 
2016.0922
●赤緑黄とあと青と (神山町・鮎喰川とヒガンバナ)
都市より徳島が、街より里のほうが、ひょっとすると季節が早くやってくるのかもしれないとピジョンズ・パーク(P.P)は思っている。目の前の風景に塗られた色や、涼を吹くんだ風に混じる香りや、うろこ雲の下に虫や鳥が落としていく声や、そうしたものに、田んぼの畦道や谷のそばだと早く気づくからね。だから山国と冠(かんむり)を付けて呼ばれることもある、ふるさと徳島にあって、だれより先(さき)んじて秋を感じようと目論むとき、(P.P)は手近に里山風景が広がる神山町へ足を伸ばす。まず、はずれを引くことがないから、ここ数年来の定石になっている。そして心強いツテもある。町の魅力を惜しみなく教えてくれる雨乞滝の女神さまである。隠れ名所を知り尽くしてなお、町の自慢探しに余念がない。今回も快くご案内くださった。そこでさっそく(P.P)も読者のみんなに、撮れたての季節を紹介する。
 
2016.0920
●県外編:猫と坂 (広島県尾道市・千光寺)
台風一過の言葉どおり、16号が先ほど通り過ぎた徳島の空に青色が広がり始めています。本日のポッポニュースは、台風16号が近づいていた尾道市の坂景。25年ぶりにプロ野球のリーグ優勝を果たした広島カープ。その熱気を追ったわけではもちろんありませんが、これといった目的もなく尾道市を見下ろす千光寺山をブラッと訪ねました。
 
2016.0917
●うろこ雲と観月 (徳島市大原町・小神子から観月)
いよいよ2016年秋のシルバーウィークがはじまりました。ポッポニュース読者のみんなの中には有休を上手に活用して大型連休を楽しむ方もいるだろうし、こよみ通りの休日を近隣行楽でのんびり過ごす人も少なくないことでしょう。休みがあって無いようなピジョンズ・パーク(P.P)ですが、分けも無くそわそわしております。近づく台風16号の動きや秋雨前線の影響なんかも気になるところですが、とにかく今日の徳島は陽が射しています。午前8時の今のところは^^)。貴重な晴れ間、大切に使わなくてはね。さて、晴れ間といえば、一昨日15日は中秋にあたり、観月を楽しみました。前日まで雨が降って、厚い雲が空を覆っていましたが、名月が空に漂う頃、雲は薄いうろこ状になり、月の輝きをいっそうやわらげて、見上げる(P.P)の目にも優しく、観月の時を楽しませてくれたのでした。場所は徳島市大原町小神子の丘の上。涼しい海風が吹いていました。
 
2016.0915
●有機農園で穂を垂れる「あけぼの」 (上板町・有機農園小七郎)
立て続けの台風接近と秋雨前線の影響もあるようで、このところ雨続き。中秋の名月は見られそうにありません。とはいえ、9月始め頃まで、かんかん照りが続いていたわけで、涼を呼ぶきっかけになり、畑の作物にもうれしい潤いになっていることでしょう。降りすぎて災害にまでつながるような雨は困りものですが。本日のポッポニュースは、吉野川の中流、北岸に広がる上板町の有機農園の田んぼ風景。そこで、すくすく育っているのは「あけぼの」という品種のうるち米。金色の稲穂を垂れて、刈り取りを今や遅しと待っている風情を前にして、ピジョンズ・パーク(P.P)は、お腹の虫が泣き止まないのであります。新米の香ばしいかおりに包まれて、(P.P)も肥える季節がやってきたのを実感しています。
 
2016.0913
●ヒマワリとヒガンバナ (吉野川市鴨島町・善入寺島)
今日の徳島は雨。夕べ遅くから降り始めた雨は、今日一日、落ちてきたりやんだりを繰り返す予報です。暑くはないのですが、湿度が高いようで、デスクに裸の腕がくっついて、キーボードを叩きにくかったりします。雨が苦手ではないピジョンズ・パーク(P.P)ですが、できれば明後日は、夜空に浮かぶ雲は少ない方がいいと思っていたりします。風流を解する(P.P)読者のみんなには待ち遠しい中秋の名月が15日に迫っているわけで。月日は足早で、はや9月もなかば。季節をあそぶ風流に、時の流れ行くさまを見るのです。(P.P)は、座り込んでみたり、焦ってみたり、惚けてみたり。いずれにしても、何かしなくちゃと渇望はやまないのです。本日のポッポニュースは、うなだれたヒマワリたちを尻目に、赤く輝くヒガンバナを紹介します。場所は、吉野川最大の川中島、善入寺島。黄色から赤色へ、花のスターがバトンタッチする傍らで、唐辛子の一種、辛くない野菜「あまなが」の収穫が最盛期を迎えていました。
 
2016.0912
●うろこ雲 (吉野川市川島町・吉野川上空の秋空)
うろこ雲が浮かんでいました。空一面が小さな雲の群れに覆われるのは、もう時間の問題。本格的な秋がもうすぐそこにやってきているのだなぁ。吉野川北岸に広がる土成町や上板町、板野町の果樹園が広がる地域では、道端で即席の市が立ち、甘く熟れたブドウやみずみずしい梨が山盛りで並べられ、秋の味覚を求める人たちで賑わっています。そんなふるさとの実りの秋景の上空には、抜けるような青色を背景に、きらきら輝く純白の絹積雲(けんせきうん)が集まって、遠目には「ザ・田舎の秋」といった風情を漂わせ、ピジョンズ・パーク(P.P)も漂わせるのです。
 
2016.0911
●溜池と青空 (阿波市土成町・史跡浦之池)
時折、通っているのに目に入らない場所というものがあるようで…。時は承和16年(846)、国司として赴任した山田阿波介が干ばつ対策のために建造したと伝えられる溜池が、史跡として阿波市土成町浦池地区に守られておりまする。…というわけで、今日のポッポニュースはJクラシックゴルフクラブの近くを走る広域農道の脇で、山水を満々と蓄える史跡“浦之池”を紹介します。土成町を走る県道鳴門池田線(県道12号線)から県立吉野川高等学校(旧阿波農業高等学校)脇を北へ延びる県道236号を辿り、徳島自動車道を潜るとすぐ左手に元々は約2haあったという大きな溜池が見えてきます。クルマで行ってしまえばあっという間で、周囲の緑や田畑に同化して目に付きづらいのですが、徒歩散策だとまず見逃すことはありません。周囲にはぐるっと堤防が築かれ遊歩道を中心とした公園が整備されています。何カ所か東屋もあって、なかなかに具合がいいのです。浦之池の水はこれまで涸れたことがなく、地域の田畑を潤しているそうで、地元では「大池」や「万代池」などの別名でも親しまれています。
 
2016.0902
●天高く (吉野川市鴨島町・西麻植地区の秋空)
今日も暑いことは暑いのですが、なんだか違う。数日前、外に出た途端に顔のアブラがピチピチと揚げ頃サインで教えてくれていたのに、今日の陽ざしはどうもチカラが無い──というか、優しい感じになっている。空を見上げると、雲がちょっと高い位置にあるような気もするし、視線を下ろした先の田んぼで、籾殻(もみがら)の山がくすぶっている。柿の実も太っているように見える。どれもこれも「秋」を示唆して、食欲だの、読書だの、やれ行楽だ、やれスポーツだのと、ピジョンズ・パーク(P.P)の気持ちを逸(はや)らせようと画策しているように思えてしかたないのだ。┐( ̄ヘ ̄)┌ふむ。いいだろう。えぇえぇ分かりましたよ。本格的な秋をじっくり待ちながら、とりあえずそわそわしてしまえばいいんだね。だけどね、(P.P)は今年の夏のことも忘れはしないから。たくさんの記録をブルーレイのタイムカプセルにしまって、またいつか掘り起こすのを楽しみにして。
 
2016.0901
●ファガスの森の賑わい。 (那賀町木沢・ファガスの森『高城』)
気がついたら、もう9月に入ってました。駅前にも学生たちの笑顔があふれて、暑かった季節の終わりを感じています。でも、残暑はまだまだ続くのです。きっと。そんなわけで、ナカ(那賀町)を走る剣山スーパー林道の涼景を紹介します。標高1300mを超える山々を連ねる、巨大な森は、一足先に色づく季節を迎えます。
 
2016.0827
●もう少し、夏空。 (石井町&上板町・入道雲と青空)
台風10号が近づいているようです。進路はまだ定まらないものの本州に上陸する恐れもあるそうで、ふるさと徳島にも昨日、久しぶりに雨が降りました。そして今朝はどんより空が広がっています。明日からまた台風の影響で雨になる予報です。この台風が去ったらきっと一気に秋めいてくるのでしょうね。ピジョンズ・パーク(P.P)は、待ち遠しい秋がいっそう楽しくなるように、夏の空をもう少し見上げていたくもあるのです。というわけで前号で紹介した上板町の空に加えて、通り雨の後に広がった石井町の夏空を掲載します。
 
2016.0826
●夏の終わりの稲と空。 (市場町&上板町・うるち米と酒米)
ふるさと徳島の空はまぶしい青一色。まだ7時30分を回らない早い朝。ピジョンズ・パーク(P.P)は、空の色を喜んで、洗濯物を干すためいそいそとベランダに出ました。ところが、朝というのに陽の勢いは苛烈で、ホホがジリジリと焼かれて痛みを感じるくらい。お盆を疾(と)うに過ぎて、夏も終わりに近づいているはずなのですが、さすが南国を謳う阿波の国。まだまだ当分は酷暑が続きそうな気配です。それでも外に出ると、ふるさとの田んぼでは稲刈りが始まっていて、収穫の季節が着実に近づいているようです。本日のポッポニュースは昨日、通りかかった吉野川北岸の町、市場町と上板町の田園風景を紹介します。こうばしい新米の香りを想像できれば、夏バテも食欲不振も吹っ飛んでいくかもしれません。
 
2016.0821
●レトロな涼風。 (神山町神領・麻空弘美さん宅の扇風機)
今日も暑くなりそうです。朝9時の時点で、ふるさと徳島のほぼ中央に位置する吉野川市鴨島町では気温31度。最高35度まで上がる予報で、県内各地でも真夏日になりそうです。日曜日の行楽も体調の変化にはお気をつけください。昨日も暑い日でしたが、ピジョンズ・パーク(P.P)は標高1301m、ナカ(徳島県那賀町)木沢地区を走る剣山スーパー林道のレストハウス・ファガスの森『高城』から高城山(標高約1627m)の山頂へ歩いてきました。太い幹に霧露を滴らせるミズナラや深山が香る太い幹のブナの茂る森は気温23度。いやぁ涼しかったぁ(=^・^=)。山頂近くに立つ雨量観測用レーダードーム塔の工事が続いているためか、鹿の食害が減って、ササの原が深くなっていました。チクチクと服の上から刺してくるアザミの群生も旺盛。さすがにコレは食べられないのですね。見た目には緑濃くて美味しそうですが(P.P)。さて、納涼山行の帰り、(P.P)はナカの隣町、神山町の語り部、雨乞滝の女神さまを訪ねました。涼しげで、居心地よさげな気配には、ハイ敏感なのであります(=^・^=)。涼を呼ぶ打ち水のおもてなしを皮切りに、ノドを潤す冷たい緑茶のサービス、こうばしい香りが漂う鉄板料理の〆は、鈴虫の声に耳を傾けながら、採れたてのスイカの種を飛ばす、大人(おせ)の愉しみ時間にたっぷり浸らせてくださいました。あらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。ところで、女神さまに聞くと標高は130m程度とのこと。周囲に緑が広がり、サラサラと谷が流れ、通り雨が走り去っていく。「標高は無くとも十分に心地よい涼を得えられる」と、うれしい発見を得た(P.P)は、大満足で帰途につきました。
 
2016.0817
●地域のヤットサー。 (鴨島町・吉野川市阿波踊り大会)
一昨日、本場徳島市の阿波おどりがフィナーレを迎え、昨夜は県内各地域の通りでも最終日となっていたようです。ピジョンズ・パーク(P.P)は、例年、つるぎ町貞光の二層卯建が連なる古い町並みで、よしこのやぞめきの音色に耳を傾けていたのですが、今年は何となくそんな気になって、JR鴨島駅前通りで開催される吉野川市阿波踊り大会に出かけました。8月14日~16日の3日間で、時刻も午後7時から大体10時くらいまでと、徳島市に比べると可愛らしい開催サイズ。最終日の〆には、地元の有名連数連による総踊りもあるのですが、これも当日の場内放送で確か7連とか紹介されるミニ版。祭りもたけなわの9時前。ほろ酔い加減で出かけた(P.P)でしたが、会場で押し合いへし合いすることもなく、通りの両側に設けられた観覧席から、ゆる~い心持ちで今夏最後の阿波おどりを楽しみました。ええ感じで流れる阿波の夏時間を掲載します。
 
2016.0816
●踊り子。 (徳島市・阿波おどり初日2)
年に一度、待ちに待った本場徳島市の阿波おどり4日間もあっという間に過ぎ去って行きました。初日に踊り天国となった街角を歩いたピジョンズ・パーク(P.P)は、「もう一夜」と思いを募らせてはいたのですが、何かと忙しくもあり、最終日までついに見逃してしまったのであります(=^・^=;)。前々号では初日の踊り天国・街角の雰囲気を紹介させていただきました。あわせて今号では踊り子さんたちの表情を掲載します。(P.P)読者のみんなにはご容赦いただき、2016年の笑顔を楽しんでもらえればと思います。
 
2016.0815
●標高1301mの涼。 (那賀町木沢・ファガスの森)
今日は本場徳島の阿波おどり最終日。有料・無料の演舞場にも、街角にも、踊る阿呆や見る阿呆の熱気が渦巻くことでしょう。いや、暑いアツイ。暑さを楽しむのも阿波のオセ(おとな)の粋なたしなみ。とはいえ、涼も恋しいのは人情であって、ピジョンズ・パーク(P.P)は昨日、標高頼みの暑気払いにナカ(徳島県那賀町)の木沢地区の山中へ出かけてきました。標高1301mに立つ剣山スーパー林道のキャンプ施設・ファガスの森『高城』も、涼と緑を求める多くの人出で賑わっていました。
 
2016.0813
●街角の踊り天国。 (徳島市・阿波おどり)
昨日、待ちに待った本場・徳島市の阿波おどりが開幕しました。昼に照りつけた真夏の陽が陰り、風に涼が乗る午後6時。ドン、ドン、ドンと徳島市中央公園の上空あたりで、音花火「三段雷(らい)」が威勢良く弾けて、踊る阿呆、見る阿呆たちの心をかき立てます。ピジョンズ・パーク(P.P)も、意味も無く気が急いて、まだ決めかねている目的地の街角を求める足は知らず知らず速くなるのです。今年の阿波おどり4日間は、連続の晴れ予報。踊り天国となる街角は、多くの人出で賑わうことでしょう。今日のポッポニュースは初日の徳島市中心街の様子をご紹介します。阿波おどり連の乱舞は次回以降で。こちらもお楽しみに(=^・^=)。
 
2016.0812
●新!国民の祝日。 (剣山・山の日)
昨日、8月11日は新国民の祝日「山の日」でした。今年、施行されたばかりの真新しい祝日。海の日に対抗してというわけではないのでしょうが、これで海と山の祝日がそろったわけです。祝日の趣旨としては「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」のだそうで、それではということでピジョンズ・パーク(P.P)も山に親しんできました。登ったのは、ふるさと徳島にそびえる西日本第2位の高峰・剣山(つるぎさん・標高約1955m)。青空がひろがる絶好の夏山登山日和の祝日とあって、登山道も山頂も多くの家族づれや団体客で賑わっていました。祝日が1日増えたのを喜びながら、(P.P)はや来年の山行先を考えているのです(=^・^=)。
 
2016.0811
●天涯の花を求めて。 (剣山・キレンゲショウマ)
西日本第2位の標高を誇る剣山(つるぎさん・標高約1955m)は、夏登山シーズンを迎え、多くの登山客で賑わっています。そして剣山は別名:天涯の花で知られるキレンゲショウマの群生地が山頂近くに守られ、お盆前に開花・花見の頃となることでも人気を集めています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、高山に咲く黄色い花を見物しようと、えっとぶり(久しぶり)に剣山を登りました。
 
2016.0808
●目の神様、ここにも。 (鳴門市大麻町姫田大森・葛城神社)
目の病の快復にご利益があるといえば、北灘町粟田に建立されている葛城神社さんが、ふるさと徳島では結構知られています。そこから分社したのでしょうか、以前にポッポニュースでご紹介した大谷焼窯元『佳実窯』さんの裏手にも葛城神社さんがありました。そして今回、ピジョンズ・パーク(P.P)は以前から気になっていた神社にお参りさせていただき、そこが3つ目の葛城神社さんであることを知りました。場所は大麻町姫田大森で、広々とした緑の田園の中に、ポツリと神社の杜がうずくまっています。さっそく2拝2拍手1礼。ご祭神・葛城一言主神に呼ばれること2回目。いよいよ大元の粟田の葛城神社さんに招かれる日も近いように感じているしだいなのであります(=^・^=)。
 
2016.0807
●夏の白花。 (鳴門市大津町・蓮の花)
夏の花といえば、ひまわり。でも、もうひとつピジョンズ・パーク(P.P)の胃袋を刺激する白い花があります。大輪の蓮の花。赤い花びらもありますが、(P.P)の目に印象的なのは夏の陽光に透ける白い花。その可憐なスガタには、ジリジリと降る夏の陽に晒されながらも、確かに観賞する価値があります。でも、真実(P.P)を昂揚させてくれるのは、想像と期待が生む、味覚への刺激。花のスガタに想いを馳せるのは、秋から冬にかけて旬を迎える地下茎。蓮の根。レンコンです。(P.P)の大好物根野菜の代表格。白い実は煮込んでもシャキシャキとして歯ごたえバツグン。天ぷらでホクホクとした甘味を発揮で舌をとろかせてくれます。酢の物でもいいし、エビなんかとの相性もピカイチ。ふるさと徳島での生産量は堂々の全国2位!!! えっへん!!! トップの茨城県と比べれば4分の1以下と大きく水をあけられているものの、3位の佐賀県には倍近くの差をつけています。そんな徳島県で屈指の産地にあげられるのが鳴門市大津町。広大なレンコン田を覆い尽くす大きな緑の葉。緑のグランドに大輪純白の花がポツリポツリと顔を突き出しています。夏の花に秋の味覚を想って舌鼓を打つ──(P.P)的暑気払いなのです。
 
2016.0806
●夏の夜の花。 (鴨島町・吉野川市納涼花火大会)
夏の昼の花がひまわりなら、夜のそれは煙火。とくに夜空を煌(きら)びやかに彩る大輪の打ち上げ花火は、ズシンとお腹に響く轟音とあいまって、見上げるピジョンズ・パーク(P.P)を畏怖させるのです。ふるさと徳島の夏といえば「阿波おどり」ですが、吉野川の川面を焼く花火イベントもみんなの原風景で間違いないのです。そんなわけで昨夜、県西部鴨島町で開催された吉野川市納涼花火大会でしびれてきました。星が降る会場上空には、ほどよい風が吹いていたのでしょう、次々と打ち上げられる1500発の大花火は、自らの煙にまかれることもなく、切れの良い輪郭を見せてくれました。ここ数年来一番の花火打ち上げ日和に恵まれた河川敷の賑わいを少し、(P.P)読者のみんなに持ち帰りました。お楽しみください。
 
2016.0805
●夏の集団行動。 (川島町・ひまわり)
夏の花といえば、ひまわり。ピジョンズ・パーク(P.P)が一番に思いつくのは、黄色い丸い大きな顔。ひまわりは、向日葵と書く通り、日に向かって咲く花。だけど、陽の見える位置は刻々と変わっているわけで、ひまわりもいっしょに顔を動かしているのかなどと安易に想像もしてしまうのですが、グルグル同じ方向に回ったら首(茎)がねじ切れてしまう。回した通り戻る? というか陽が昇るのに合わせて徐々に上を向いて、のけぞっていく(笑)。夜は、ひょっとして、うつむいてたり…。などとイメージは広がっていくのです。で、昨日、偶然見つけていた、ひまわりが集団で咲いているポイントに出かけてみました。陽がじりじりと焼き付ける朝8時。黄色い顔の集団は、しっかり東を向いていました。南でも、真上でもありません。たぶんこのまま翌朝を迎えるように思うのですが、そのうち夕方と夜、足を運んで事実を確認するつもり。ひまわりの秘密は(P.P)読者のみんなにだけ、いつかこっそり報告します。
 
2016.0801
●峠の花。 (神山町・岳人の森のレンゲショウマ)
山深いふるさと徳島にあっていっそう緑濃いマチ──ピジョンズ・パーク(P.P)お決まりの紹介で恐縮ですが神山町の名所が本日のポッポニュースの話題。そしてやっぱり深山を連ねる隣町ナカ(那賀町)との町境になっているのが土須峠(どすとうげ)です。この峠の直下、標高約1000mの山肌に個人の手によって拓かれているのが四国山岳植物園『岳人の森』(園主・山田勲さん)です。先月末の7月28日夕刻、久しぶりに園内を散策させてもらいました。剣山系の山林等では絶滅が伝えられるレンゲショウマがここでは群生し花の見頃を迎えていました。「本州で見られる同種のものは茎に赤みがありますが、当園のレンゲショウマは淡いグリーンで花ビラも可憐な白色です」(山田さん)。見頃はお盆前くらいまでだそうです。ほかに園内ではシラヒゲソウやキツネノカミソリ、キレンゲショウマなどの希少な花々もシーズンを迎えています。ヒグラシが鳴く森で避暑を兼ねたお花見散策! 活動的(P.P)読者のみんなにおすすめです。
 
2016.0730
●ボスはゾンビ猫。 (吉野川市鴨島町・野良猫)
ピジョンズ・パーク(P.P)に3年ほど前からやってくるようになったネコがいます。精悍な顔立ちと逞しい体躯、そしてノラの野生を放つ堂々とした立ち居にもかかわらず、(P.P)の顔をみると人なつこい振る舞いを魅せるノラ。(P.P)は、彼を「ボス」と呼んで、親しくさせてもらっていました。しかし、外ネコでオスの宿命なのか、栄華は短く、体も顔も傷だらけで、体はやせ細ってきました。今や見た目は、傷つきすぎて、ゾンビのよう。ゾンビ猫です。それでも、いや、そんなスガタになっても、生き抜いて、(P.P)を訪ねてくれるボス。うれしいよT T)。(P.P)のシゴト場を訪ねてくれた時くらいは、のんびり、くつろいでくれたらと思っているのです。
 
2016.0730
●体感できるアート。 (那賀町相生・相生森林美術館のデジタルアート作品展)
暑い。今、午前7時30分。爽やかなはずの朝日はジリジリと焼く熱線のようで、それを忘れるためなのか、アブラゼミがその大声で、ピジョンズ・パーク(P.P)の頭を割ることに熱中しています。番ネコといっしょに、(P.P)も床に転がってしまいたいと心から思ってしまうのです。とはいえ、せっかくの週末。台無しにするのはもったいない!というわけで(P.P)からの提案。涼しい図書館とか博物館とか美術館に出かけるのはいかがでしょうか。博物館といえば、いま徳島県立博物館では「トクシマ恐竜展」が開催されていて、早くも入場者は1万人を超え、すでに前売券は完売なんだとか。もちろん(P.P)も、先輩生物たちの奇異なスガタをのぞきにゆくつもりです。その前に、足を運んだのは、山深い県南の町ナカ(徳島県那賀町)にある相生森林美術館。清流・那賀川の中流に蓄えられた川口ダム湖を望む小さな「木」をテーマにした美術館です。年間に数回開催される企画展も人気で、知る人ぞ知る森の美術館としてリピーターも多く訪れています。今は絵本作家・五味太郎さんの作品展「絵本の時間」(8月28日まで)が開催されていて、夏休みを利用して来館した親子連れなどで賑わっていました。加えて今回、(P.P)がちょっと驚いたのは「デジタルアート展」。一室の壁面に現れ流れていく「花」や「土」や「雨」「雷」「鳥」「蝶」「虹」といった毛筆文字に触れると、その瞬間にそれぞれの文字を現す映像が室内に踊り出してきました。その光景は万華鏡のように千変万化。まったく飽きることがありません。涼しい展示室で、好きな文字を追っかけるのは、とても楽しく、(P.P)読者のみんなにもぜひ体験してほしいと思うのです。開催は8月28日(日)まで。入場料は一般320円でした。
 
2016.0727
●感謝の風景。 (鴨島町・こうべを垂れる田園の稲穂)
そろそろやってみるか──というわけで、最初に捕まえたのはゼニガメ。事務所のベランダにいました^^)。進化させると結構なスキルがあるというので、なんだか育て甲斐を感じたりもするのですが、とりあえずこれ一匹でゲーム終了。ポケモンGOの話なんですが、いまいち楽しさが分からないので、今日のところはここまで。で、本日のポッポニュースは、シゴト場近くの田園風景です。田んぼによって、稲の育ち具合や密集具合も違いがあるのですが、どれも少しずつ穂を太らせ初めています。みのるほどに頭(こうべ)を垂れる稲穂たち。朝の散歩を楽しむピジョンズ・パーク(P.P)に「ありがとう」のシャワーを浴びせ、一日のやる気を与えてくれるのでした。
 
2016.0713
●ネコの話をしようじゃないか。 (番ネコ・みぃこ)
昨日の午後のこと。いつものようにピジョンズ・パーク(P.P)はパソコンのモニターに顔をくっつけていました。(P.P)番ネコが、ヒョイとデスクの右端に飛び乗って、トコトコ近づいてくると(P.P)の右肩を左手でトントン。「あのね、ご主人。みぃネ、すぐにご主人に捕まってしまうのは、とろこいからかなァ?」と、聞いてきました。ちなみに、(P.P)番ネコの名は「みぃこ」で、自分では、どうも「みぃ」と認識しているようです。しばらく考えて、「う~ん、多分だけど、すぐに抱っこできるのは、ボクがサドコイからじゃないかな」と応えてやりました。(P.P)番ネコは「ふぅ~ん」と小首をかしげたものの、納得したのか、満足したのか、口の周りをぷくっと膨らませて、デスクから降りてくれました。もう一度、会話の言葉を解説すると、「とろこい」は、(P.P)番ネコが「年を取ったので鈍くなったのか?」と疑ってるわけで、対して「サドコイ」は、「(P.P)の運動神経が優れているためで、番ネコに焼きが回ったわけじゃ無いから、安心しなさい」といった意味を、それぞれたった4文字で伝えあっているわけです。長いこといっしょにいると、省エネ会話ができるようになるのです。本日のポッポニュースですが、ネコの話をもうちょっと続けてもいいですか? そうですか、ありがとうございます。 では、さっそく。「猫なで声」という言葉があります。(P.P)は意味を分かってはいますが、一応、広辞苑第6版に2169ページを開いてみました。「(=^・^=)をなでるように、あたりをやわらかく発する声」であると紹介されています。つまりもとになっているのは、実際の声ではなくてソフトなタッチという行動をレトリックに、声の質を表現しているわけです。媚びを含んだ感じの人の声です。逆に、ネコが自分の顔を人の足や顔にこすりつけて、甘えた声を上げるのはしょっちゅう。外ネコ(ノラ)であっても、人に甘えた声で近づいてくるのがいます。そこで(P.P)の疑問。ネコがネコにあの声を出してるのだろうか? というのも、これまで数え切れないくらい外ネコや家ネコ(飼い猫)に出会ってはいるものの、そんな現場に行き会わせたことがない。ここで(P.P)の想像は膨らんで、ひょっとするとネコは、人に対しては爪を捨て、「ねだる」というチカラを身につけるように進化したのじゃないだろうか、なんて思いながら、(P.P)番ネコを注視しているのです。
 
●つながる出会い。 (香川県仲多度郡まんのう町・国営讃岐まんのう公園)
昨日の雨は久しぶりで「豪雨」という言葉を思い出させてくれました。雨雲は西から東へ吉野川を這うように移動しながら、ふるさと徳島をずぶ濡れにして去ってゆきました。このところ、しばらく晴れ間が多く、空気も軽くなってきたように感じていただけに、まだ梅雨がしっかり残っているのをあらためて思い知ることにもなりました。ところで「梅雨入り」「梅雨明け」の判断は難しいようで、先日、テレビの中で気象予報士が「秋くらいになって、入りと明けを確定している」といったような話をしていました。ある日、ふと「ああ、梅雨入りしたのね」とか、「なんだ明けてたんだ」といった具合に、ボクたちも暮らしのなかで、かなりその日を過ぎてから気づいたりします。なんだか人生のターニングポイントを思ったりします。「ああ、あの人の一言で走る楽しみを知ったんだな」とか「あの笑顔を見たから登るようになったんだな」とか、振り返って初めて思い当たるのです。梅雨の有り様(ありよう)と人の出会いはよく似ているのだとピジョンズ・パーク(P.P)は思考するわけなのです。出会いといえば、本日のポッポニュースは、またまた香川県の風景。満濃池を望む『国営讃岐まんのう公園』を数年ぶりに散策してきました。四国で唯一の国営公園なのだそうで、広さも手入れも申し分ありません。ちなみに剣山があるのは国定公園。前者は国交省が管理する都市公園で、剣山を含む後者は環境省が景勝地として指定する自然公園です。都市公園とはいえ、国営! 園内の遊歩道は一日でめぐりきれないほど長く延び、人工の大滝が豪快に水音を轟かせ、各種遊具はもちろんフードコーナーやキャンプ場まで完備されています。(P.P)が訪ねた日、梅雨を忘れさせてくれる青空が広がっていました。汗だくになるのも忘れて走り回ってしまったのは、仕方の無いことだったのです^^;)。園内には、レンタサイクルもあって、ぐるっと園内をめぐる自転車専用のコースも設けられていました。(P.P;)へとへとになりながらもさっそく乗車。えっとぶりに乗った自転車は童心をあおり、汗も爽やかに吹き飛ばしてくれるのでした。季節も風景も人も出会ってつながる──。梅雨だからって、閉じ籠もってばかりは、いられないのです(=^・^=)。
 
2016.0707
●出会いの予感 (香川県丸亀市・商店街の七夕飾り)
ここ数年、ピジョンズ・パーク(P.P)は七夕に天の川を見上げた記憶がありません。そのため、今日のふるさと徳島の上空に青空が覗いていることがうれしくてならないのです。いまだ梅雨あけには至っていない不安はあるものの、浮かぶ雲に切れ間は多く、期待は膨らむばかりなのです。さて、今夜どこで星たちの出会いを待つか…(P.P)。報告は後日。本日は、前号に引き続き香川県の風景。JR丸亀駅近くで七夕の笹に飾られた商店街を歩きます。

●甲羅の上の城 (香川県丸亀市・丸亀城)
今日も暑い一日でした(=^・^=;)。おかげで今、感謝の気持ちで満たされています。木陰や屋根の恩恵を身近に感じられたし、夕刻をなでていく風もなんだか甘いしね。だから先週末、また香川県丸亀市を訪ねたのは暑さを逃れるためではありませんでした。讃岐うどんの歯ごたえを楽しむのと同時に、まんのうの池とそうして丸亀城のことをもう少し知りたいと欲したからでした。まずは、文字通りカメの甲羅のような亀山(標高約66m)山頂に、そそり立つ石垣の高さと対照的に手頃なサイズの天守閣が鎮座する丸亀城の魅力を訪ねてみましょうか。
 
2016.0701
●お手頃サイズのアミューズメントパーク (香川県丸亀市・レオマリゾート)
ふるさとの原風景のひとつだった吉野川遊園地がスガタを消して早5年。徳島に今あるアミューズメントパークといったら動物園に隣接する「とくしまファミリーランド」くらい。規模は小さくても、いやいっそ年齢的に落ち着けたりするのがうれしいピジョンズ・パーク(P.P)にとっては、吉野川遊園地のこぢんまりとした賑わいとサンダルで巡れるサイズでお気に入りの場所でした。数日前、跡地に建った吉野川医療センターを吉野川沿いの土手道から見下ろしていた(P.P)は、懐かしさも手伝って遊園地に行きたくなったのです。で、思いついたのは徳島からもほど近い、香川県丸亀市にあるNEWレオマワールド。今年は、ちょうど開業から25周年らしくお得なキャンペーンもいろいろあり、しかも(P.P)はまだ一度も足を運んだことがなかった場所ということで、ちょっとリッチに園に隣接するホテルで一泊しつつ楽しんできました。そして、思った通り、サイズも賑わいもまずまず手頃。(P.P)お気に入りのプレイスになりました^^)。
 
2016.0628
●あじさい (吉野川市・吉野川医療センター&川島駅近く)
前号「長安口ダム」の放流光景を紹介して5時間くらいしか経っていないように感じるのに、こよみは5枚もめくられていました(=^・^=;)。やれやれ──。年を重ねると、カラダはうまく動かなくのに反比例して、光陰は加速するのを実感しているピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。昨日の午後から降り始めた雨は、今日も庭先を濡らしています。洗濯物は溜まるばかりですが、その一方で、着替えを探して引き出しの奥に眠っていた肌着やTシャツなんかを見つけることもあって、悪いことばかりでもないわけなのです。雨のいいところは、まだあります。たとえばしっとりと色を落ち着かせたアジサイの風景も(P.P)に得した気分を味あわせてくれます。身近をこんな色が飾ってくれてたんだなと、あらためて振り返ってみたり。本日のポッポニュース掲載写真はすべてiPhoneで撮影したデータです。あらためて知りましたが、スマホの画角は4対3だったのですね。どうでもよいことですが…^^;)。便利に使っていると、いつの間にかデータも1000点以上もたまっていて、懐かしい写真に見入ってしまったりするのです。やれやれ──。こんな具合で、またしても走り去る時間の足音に気づけないのです。
 
2016.0623
●放水っ! (那賀町・長安口ダム)
朝、空を見上げたピジョンズ・パーク(P.P)は、ちょっとあきらめて、コインランドリーに行く決心をしたのです。それだったのに、洗濯機が止まった8時過ぎ、雨の代わりに光が降ってきました。つかの間の洗濯干しを楽しんだ次第でございます。さて、本日のポッポニュースは、まだ雨だった昨日の那賀川上流の風景です。現在、長安口ダムは洪水調節能力を向上させるための改造工事が進められています。高さ85.5mのダムから放水された那賀川の水が、巨大な滝のようになって流れ落ちていました。同じ那賀町の釜ヶ谷に落ちる徳島県三大名瀑のひとつ『大釜の滝』が落差20mと言われています。すなわち4倍以上の大滝となった長安口ダム滝は、この日、ひょっとすると県内最大の滝かもしれない──そんなことを思いながら、(P.P)はしばし人工滝を眺めさせていただきました。

●土佐ちょい旅 (高知県高知市・高知城&竹林寺ほか)
今日の徳島の空は、気持ちよく晴れ渡っています。湿気も少なくて、梅雨が明けたかのような心地よさです。午後からは曇りの予報ですが、くぅ~っ洗濯したいっ。干したいっ(=^・^=)。いかんいかん、仕事に集中するためにも、久しぶりにブログをつづることにしました。本日の話題は県外ちょい旅。行き先は先週末に行った高知県高知市。ひろめ市場でちょい食べからの高知城見学、良い感じにお腹を空かせてカツオの藁焼きを体験、県立牧野植物園を散策し、四国88ヶ所霊場第31番札所五台山『竹林寺』に参拝して帰途につく、盛りだくさんな内容。計画があるようで行き当たりばったりの「ゆる旅」で、久しぶりに「のんびりした時間」を楽しむことができました。

●天空の中熊上堂 (つるぎ町半田・端四国八十八ヶ所霊場)
ふるさと徳島のある四国も、どうやら昨日、梅雨入りしたようです。雨を嫌わないピジョンズ・パーク(P.P)や読者のみんなにとっても、外遊びにまったく問題はないのです。さて、四国といえば、四国八十八ヶ所霊場を巡るお遍路をイメージする方も少なくないと思います。著名な方々も多くまわっているようで、世界遺産への登録も待ち望まれていたりします。地元に住むものには、とても身近なお遍路ですが、ただ巡るとなると話は別。札所八十八ヶ寺をつなぐと総延長で1200km近くあるとも言われ、歩くのはもちろん、乗り物を使っても全部回るのは、なかなかに大変なのです。そこで、昔から行われていたのが、地域に小さな88ヶ所を設けて巡るミニ巡礼。交通の便が良くなった現在も、そうしたポイントは多々あるようで、ふるさと徳島の西部地区、つるぎ町の『端(はば)四国八十八ヶ所』もそのひとつです。正式には、端山(はばやま)新四国八十八ヶ所霊場というもので、町内地域のお堂や庵、寺が札所になっています。ただし、端四国は貞光地区や半田地区の急峻な山肌に張り付く集落をつなぐ山道がメーンコース。起伏といったレベルではなく、ほぼ登山。そして距離は80kmにも及びます。徒歩で3、4日、あるいはそれ以上の日程が必要になりそうです。先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、半田川の支流・大藤(おおと)谷川がつくる『土々呂の滝』に遊んだついでに、半田中熊地区の札所を訪ねました。今号では、県指定有形文化財『十一面観音立像』が納められている中熊上堂を紹介します。お堂や庵は、地域の集会場で、これからの季節、雨宿りにもありがたい場所になりそうです。
 
2016.0604
●半田川支流の名瀑 (つるぎ町半田・土々呂の滝)
つい「ととろの滝」と読みたくなってしまうのが、つるぎ町半田と東みよし町の境界山間に落ちる人気の親水スポット『土々呂の滝』。清流・半田川にそそぐ支流・大藤(おおと)谷川が運んできた山水が、落差約30m(つるぎ町HPより)下の滝壺に落ちています。年間を通じて水量は豊富なようで、ピジョンズ・パーク(P.P)が久しぶりに訪ねた5月29日(日)にも、晴天が続いていたのにもかかわらずゴウゴウとうなりを渓谷にこだまさせ、盛大に水しぶきを上げていました。周辺は、親水公園になっていて、駐車場や水洗トイレも整備されていました。これからやってくる熱い阿波の夏。涼を求めるのに、結構いいかも!というわけで、(P.P)読者のみんなにも、おすすめの涼感スポットです。
 
2016.0531
●近くて遠かった神域 (鴨島町・敷地敷島神社)
7、8年前の記憶を頼りに、一度きり、お参りしたことのあった神社を探しました。社号も思い出せなかったのですが、境内は比較的広くて、鴨島町と川島町の境にあったような…。そんなハッキリしない手がかりしかなかったのですが、以外と簡単に見つけることができました。前々回で紹介した西麻植八幡神社から徒歩で5~10分ほど離れた、小高い丘の上。徳島病院に隣接して建っていました。神社の名称は、敷地敷島神社。今回はしっかり覚え、丁寧に参拝させていただきました。近くにあっても神域。やはり「招かれないかぎり、立ち入ることはできない場所」なのかもしれません。2度目のお招きに、ピジョンズ・パーク(P.P)は感謝しました。

●窯元と古墳と神社と (鳴門市大麻町大谷・佳実窯)
鳴門市北灘町粟田地区の杜(もり)に、葛城神社が建立されています。この神社に祀られているのは一言主神です。当社を加護するきっかけとなったのは、祭神が当地で目を患った折、境内に湧く井戸水で目を洗ったところたちまち快復したのが由来なのだそうです。そんな由緒から葛城神社は目の病にご利益がある神社として知られるようになり、井戸は霊水〝柳の井戸〟と呼ばれて今も、境内に湧いています。さて、そんな葛城神社と同じ名前の神社が近くの大麻町大谷地区にも建立されています。大谷地区といえば、阿波の伝統工芸〝大谷焼〟の里。そしてピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんなには、もうお馴染みの大谷焼窯元『佳実窯(よしみがま)』(窯主・瀧野佳宏さん)の工房の裏手に隣接して第2の葛城神社が祀られているのです。(P.P)もこれまで、何度も佳実窯にお邪魔していたのですが、先日まで全く気づかないでいました。「裏手に、葛城神社があるんですよ。お参りしますか?」と、案内してくれたのは窯主の瀧野さん。実はゴールデンウィーク前にメバチコ(目イボ)を患い、それが悪化したのを切ったばかりで、目を腫らしていた(P.P)を気遣ってのお誘いでした。「目の神様と同じ名称の神社ですから、ご利益があるかもしれませんよ」。また、神社のそばには横穴式石室を持つ古墳があり、葛城神社古墳と名付けられていることも教えてくれました。おかげさまがあり、目の腫れはかなり治まり、目薬も市販のもので対応できるようになりました(=^・^=)。近いうち、さっそくお礼参りにうかがうつもりの(P.P)なのであります。

●鳴いて迎えてくれる狛犬 (鴨島町・西麻植八幡神社)
寺の聖域を守るのが仁王様であるなら、神社の神域を見つめるのは狛犬さんであったりします。そして仁王様は木造であることが多いように感じますし、一方で狛犬さんは石やコンクリート製であることが少なくないように思います。吉野川市鴨島町の西麻植八幡神社には陶製の狛犬さんが鎮座しています。徳島県内には2社しかなく、全国的にも珍しいものだそうです。しかも、ここの狛犬さん、参拝者が境内参道に架けられた太鼓橋を下駄で渡ると、その足音に共鳴して「キャンキャン」と鳴く特技を持っていたりします。そんなわけで「鳴き狛犬」とも呼ばれる名物狛犬さんを訪ねて、西麻植八幡神社に参拝しました。
 
2016.0520
●氷瀑の名所で初夏の涼 (山川町・母衣暮露滝)
先日のこと。おこうっつぁん(高越山)山頂近くの船窪つつじ公園でオンツツジ花見を楽しんだピジョンズ・パーク(P.P)は、その帰り、公園駐車場から4kmほど離れた谷あいに落ちる母衣暮露滝(ぼろぼろのたき)を訪ねました。落差は30mほどあるのだそうですが、谷水は細く、岩肌を濡らす程度。それでも汗ばんだ(P.P)の頬に落ちてくる滝の風は心地よく、疲れを癒してくれるのでした。母衣暮露滝は、冬期には凍り付くことで知られ、数年前に氷瀑を見るため訪れたのを、不思議なことにセミの声を聞きながら思い出していました。
 
2016.0518
●First Place. First Contact. (山川町・高越神社奥の院)
ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場から吉野川沿いに延びる堤防道を辿って向かったのは山川町川田の川田八幡神社。約16kmのミニ旅の後、境内脇から高越山山頂へ延びる約5kmの参道を歩いて、高越寺に手を合わせて高越神社へ参拝したのは五月晴れの5月14日(土)のことでした。そして今回、(P.P)はさらに奧山へ分け入り、話に聞いていた高越神社奥の院を参拝させていただきました。初夏を賑やかに彩る渡り鳥たちのさえずりさえも、遠くかすかに聞こえる深山。新緑に包まれた静寂の中、正真正銘の初詣で。二拝二拍手一礼とともに、招かれた幸運に感謝しました。

●真っ赤に〝萌え〟るぅ♫♬ おこうっつぁん (山川町・船窪つつじ公園のオンツツジ)
このところ晴天続きでしたから、昨日の雨は、田植えを終えた田んぼやトウモロコシやレタスなどの畑、そしてピジョンズ・パーク(P.P)のプランター菜園にも恵みの潤いとなりました。そして今日の徳島は晴れ。青色が空いっぱいに広がっています。そんな青い空に映えるのは、真っ白な雲だけではありません。ブルーの壁紙に赤い花もよく似合うのですね。ふるさと徳島に初夏の陽光が降り注いだ5月14日(土)。「おこうっつぁん」の愛称で親しまれる阿波富士・高越山(標高約1133m)の山頂近く、船窪つつじ公園にオンツツジの群落が真っ赤な花を満開させていました。
 
2016.0513
●標高1000mの花園 (神山町・四国山岳植物園 岳人の森)
本日の徳島は快晴。明日も好天予報となれば、お洗濯もやる気が満ちて、トイレや洗面所や台所やお風呂のタオルも全~部っ、まとめて洗濯機へドンっ。窓から差し込む絹の光に心地よく目覚めたのは、普段なら考えられない早朝5時30分! 8時前には洗濯も含めていろいろ済ませることができました。はぁ~気持ちいいっ! というわけで、お仕事にかかる前に、本日のポッポニュースをまとめました。今朝の空にも勝る青色が広がった昨日の撮れたて花景です。場所は、山国・徳島にあってなお山深い緑の里、神山町。氷瀑で知られる神通の滝の上流部に位置し、県南の那賀町との境界・土須峠に近い山腹(標高約1000m)に拓かれた、とある山岳植物園。ここまで書けば、(P.P)読者のみんなは、「あぁっ!あそこね」と、分かったはず。なので今回は名称を伏せておきます(=^・^=)。入場料500円を払って、いざ散策へ。園内では赤紫色の花を咲かせる「クリンソウ」と薄い青紫の小さな花の群生「ヒメシャガ」が見頃を迎えていました。
 
2016.0512
●初夏の空色 (川島町・彩雲)
今朝のふるさと徳島は、青空に覆われています。午前8時前にはすでにジリジリと照りつける光の強さを肌に感じるくらい。午後は夏日、ひょっとしたら気温30度を超える真夏日が予想されます。本日は、同じように晴れ渡った先週日曜日の空景をご紹介します。場所は吉野川市川島町。晩秋の甘味ぶどうの県内屈指の産地として知られる町です。そして今、臭覚じゃなくて収穫シーズンを迎えているのはニンニク。これも町の特産品となっていて、近くの産直市などでは大ぶりで色白のおいしそうなニンニクが安く販売されていて、好きな人にはうれしいかぎりなのです。そんな川島町を、〝一年で最も過ごしやすい季節〟を思わせる初夏の空が、青い包み紙さながらに覆っていました。吉野川の川面を青く澄み渡らせ、棚田に張られた水面をキラキラと輝かせる川島町の夏空風景を記憶に残してください。
 
●曙に賑わう剣山スーパー林道 (那賀町・アケボノツツジ)
総延長日本一を謳う未舗装道『剣山スーパー林道』(総延長約87.7km)沿いに連なる新緑の山々で、山肌にアケボノ色を際立たせるポイントに出会います。そのひとつが那賀町木沢地区で営業する休憩宿泊施設・ファガスの森『高城』からほど近い、高城山(標高約1628m)と南高城。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは5月7日(土)。ゴールデンウィーク最後の週末に、明け方の色にも似た、淡い桃色に咲き誇るアケボノツツジの群落風景を心に焼き付けてきました。

●読めますか?「躑躅」 (徳島市・ツツジの花名所)
日本に生まれただけでは「髑髏」とか「蝋燭」とか「躑躅」とか、きっと一生自信をもって書けるようにはならないだろうなと思うのです。本気で覚えないとね。最初のはドクロ、次はロウソク、最後はツツジですが、読むのだって難しい。画数が問題なのかなぁ。原稿用紙のマスに収めるのも一苦労です^^;)。ところがカタカナにすると、どれも威厳がなくなる代わりにちょっとかわいい感じになる気がします。ツツジなんかだと、鮮やかな色のイメージまで湧いてくるから不思議です。そのツツジですが、今が花のシーズン。ふるさと徳島の花名所や国道の分離帯などを彩り、多くの花見客を招き、行き交う人々を見送っています。今日のポッポニュースはツツジの花名所2ヶ所と通りで出会った花風景をご紹介します。

●藩主たちの眠る山 (徳島市・蜂須賀家万年山墓所)
明治より前、ふるさと徳島がまだ徳島藩と名乗っていた頃、藩を統べていたのは初代・至鎮(よししげ)から14代・茂韶(もちあき)にいたる蜂須賀家でした。徳島市のランドマーク眉山(びざん・標高約290m)の北面中腹には藩主とその一族が眠る場所があり、蜂須賀家の万年山墓所と呼ばれています。そして藩主たちの墓をつなぐ参拝のルートは、眉山頂上に延びる6つの登山ルートのうちの一つでもあります。ピジョンズ・パーク(P.P)は夏草が茂り始めた墓所の道を、今年、初めて聞いたセミの声に誘われるままに辿ってきました。

●薄紫は初夏の色 (石井町・童学寺の藤棚)
はやもう5月。ゴールデンウィーク2度目の三連休初日ですが、五月晴れとはならず、ふるさと徳島の空には肉厚の雲が乗っかっています。風も強まっているようで、午後には、ちょっと荒れそうな雲行きです。どんよりとした天気の話はこれくらいで、今日のポッポニュースでは先日の青空に誘われて訪ねた藤棚の花景をご紹介します。場所は、名西郡石井町の役場にもほど近い山際に建立されている古刹『童学寺(どうがくじ)』。空海(弘法大師)が幼少の頃に学んだとされ、それが寺名の由来にもなっているのだそうです。四国三十六不動尊霊場の第11番札所でもある当寺に、ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは4月30日のことでした。
 
2016.0430
●GW2日目の空にそわそわ。
2016年のゴールデンウィーク(GW)2日目。ふるさと徳島の空には青色が広がっています。気持ちいいです。公園のベンチでうとうとしたいです。閑話休題。今回のGWは長く取れるケースもあるそうで、来月2日(月)と6日(金)に有給休暇を利用すれば何と10日連続休暇なんてこともできたりするわけです。ピジョンズ・パーク(P.P)には、関係ない話ですが…^^;)。とはいえ、GWの響きには「どくとく」の「わくわく」があって、シゴト場でだらだらキーボード叩いたり、ニュースを読んだり、あくびをしたりで過ごすわけにはいかなかったりするのです。そんなわけで、今日は曆に従って(P.P)もお休みを算段。どっかにツツジの花でも訪ねようかと目論んどります。
 
2016.0428
●築山シバザクラ (美馬市脇町・八久保のシバザクラ)
美馬市には、ひょっとすると知られざるシバザクラの花見名所がたくさんあるのかもしれません。前号で紹介した同市脇町広田名地区の花園、同市美馬町の美馬温泉(保養センター)近くの入倉地区にも40アールの敷地に6000株のシバザクラが植えられた花畑が広がっています。いずれも個人の方がコツコツと育て、広げ、一般に無料公開されています。そして、今号で紹介するのも高齢の女性が9年の歳月をかけて工夫してきたシバザクラ園です。場所は、同市脇町曽江名の八久保地区。小高い斜面に拓かれた旧畑一面に色とりどりのシバザクラが植えられています。脇町から北へ延びる国道193号からも、緑の山肌にひときわ色鮮やかに映えて、広棚で満足していたはずのピジョンズ・パーク(P.P)でしたが、これは「別腹」と寄り道したのです。ちょうど花園の前で畑仕事をする女性に出会い花見させて欲しい旨を伝えると、「どうぞどうぞ」と快く案内してくれました。「ひとりで株を植え始めて今年で8、9年になるんでよ。毎年きれいに咲いてくれて、みんなに見てもらいよるんじゃけど、去年の夏が熱すぎて、株が結構焼けてしもうたんよ。ほなけん、今年はちょっと花が少ないんよ」と。花畑には散策路が作られ、花で覆われた築山のような小高い丘を中心に巡らせていただきました。花の色と香りをたっぷり堪能した帰り、お礼を言う(P.P)に、「また、来年も来てよ」と、コロコロ笑いながら見送ってくれたのでした。
 
2016.0427
●丘の上の花園 (美馬市脇町・広棚のシバザクラ)
4月16日、ピジョンズ・パーク(P.P)は丘の上の花園に立っていました。観光名所『うだつの町並み』で知られる美馬市脇町にシバザクラの名所があります。個人の方が植えて一般に公開しているそうで、それがある場所の名を取って、広棚のシバザクラと呼ばれています。10日ほど前の花景ですが、お楽しみ下さい。
 
2016.0426
●花所の藤まつり (石井町・地福寺)
桜花の名所で知られる徳島県名西郡の町は?と問われれば、最初に神山町と答えてしまいそうですが、ふるさと徳島の幹線道・国道192号沿いに広がる石井町も桜をはじめとした花どころだったりします。桜花の見どころでよく知られるのは旧農大の桜並木や前山公園のソメイヨシノ、吉野川の第十堰近くにも名所があります。そして石井町が誇る花は桜だけではありません。今、満開の見頃を迎えているのが、JR石井駅から徒歩約1分の距離にある地福寺境内の藤。紫や白の花が藤棚から流れ落ちるように咲き乱れ、甘い香りを放っています。ピジョンズ・パーク(P.P)が訪ねたのは、満開にはちょっと早い4月23日(土)午後のこと。境内では、花に負けじと笑顔を見せる、和服のモデルさんたちを囲んで撮影会が行われるなど、花見客で大いに賑わっていました。
 
2016.0422
●気延山の尾根筋散策 (石井町・気延山)
えっとぶりです。今日はとてもお天気が良くて、朝からシゴトもはかどっています。ここのところの雨とせわしなさで、ふるさと徳島の近況発信が滞ってしまっていたのにも気づくくらいに少しだけですが余裕が生まれました(=^・^=)。とはいえ、素材が無くて、^^;)トホホ。そんなわkで、ちょっと前に足を運んだ気延山(きのべやま・標高約212m)の尾根道と周辺の春山風景をご紹介します。桜の花は散ってはいるものの、なんとか地面にピンク色を留めている──そんな晴れた日の穏やかな小径をピジョンズ・パーク(P.P)といっしょに歩く想像を楽しんでもらえたら、なんて願ったりして。
 
2016.0415
●桃色桟敷 (石井町・前山公園)
石井町の憩いポイントのひとつに前山公園があります。旧童学寺トンネルへ向かう道路は今、閉鎖されて歩行者天国のようになっていて、さらに気延山に尾根道が延びています。その起点となっているのも前山公園です。一週間前の4月8日、ピジョンズ・パーク(P.P)は、桜花が敷き詰められた小径を歩いてきました。
 
2016.0414
●改造で変わる風景 (那賀町木沢・長安口ダム)
永遠に変わらないものを想像しましたが、何にも思い浮かびません。あえていえば、太陽が東から昇って西へ沈み、夜空には見慣れた星座が輝き続けることくらいでしょうか。気が遠くなるくらい、ずっと先には、変化があるかもしれませんが。ただ、ものを思うヒトの一生を尺度にして、変化を眺めると、そのスピードは緩慢。だから、田舎町を訪ねて「ああ、懐かしいなぁ」なんて言葉が口をついてしまうのです。しかし、言うまでもなく見慣れた風景は刻々とスガタを変えています。小さな変化の連続で、あるとき10年前を、20年前を振り返って、その変化の大きさにびっくりすることもあるのです。だから、ピジョンズ・パーク(P.P)は、今目の前にある「見慣れた風景」こそ、次代に向けて「記録するべき」だと考えています。繰り返しますが、変化を止めることができない中で、風景そのままを次代に残すことは難しいと思うから。前置きが長くなりましたが、本日のポッポニュースは那賀町を流れる清流・那賀川の中流部に設けられた長安口ダム湖周辺の移りゆく風景を2つ、ピン留めします。1ヶ所目はダム湖上流の国道195号と国道193号の合流ポイント。黄色い欄干の那賀川出会橋とすぐ隣に建設が進む青い新橋が架かる風景です。東から延びてきた国道195号は那賀川出会橋前から国道193号に接続し木沢地区へ向かっています。一方、黄色い橋を渡ると今度は国道193号が木頭地区へ導いてくれます。そして橋を渡った先に素掘りのトンネルがあり、これが老朽化していることから、迂回路の建設が進められ、新橋が近く誕生することになったようです。4月12日、橋を吊るアーチが完成を間近にしていました。そして2ヶ所目。こちらは長安口ダム本体の改造工事が進められています。洪水調節のため放流ゲートを増やすのだそうです。ダムの上には巨大なクレーンが設置され、下流の川底では重機群が忙しく動き、川底や岸を整地していました。完成は18年度とのことで、2年後にどんな風景が現れるのか。(P.P)は想像を楽しみながら、いつか変化に驚くため「今」を記録しました。
 
2016.0413
●未明の空に踊る火の玉 (那賀町木沢・ファガスの森『高城』)
一昨日の4月11日。地下足袋王子(平井滋さん)が管理人を務めるファガスの森『高城』が、4月3日から今シーズンの営業を開始したのを祝うため、お誘い下さった山の先輩方とともに晩餐へと赴きました。おいしいお酒をいただきながら、山の話を聞き、所々で工事中だった剣山スーパー林道も開通したとのうれしい情報にも触れ、気持ちよく酔い深く眠ることができました。その甲斐あってか、12日未明の午前4時に目が覚ましたピジョンズ・パーク(P.P)は、ごそごそと寝袋を這い出し標高1301mの冷たい夜風のなかに立ったのです。目的は降るような星々。見上げると、流れているような青雲が横たわり、青や白やオレンジに輝く星が、暗い空に点滅しています。そんなときです。午前4時27分、いくつもの光の玉が長い尾を引いて落ちてくるではありませんか。そして、せっかくのチャンスを逃さないのが(P.P)。星降る夜に向かって、ファガスの森『高城』の繁盛とポッポニュース読者のみんなの幸せを願いました。
 
2016.0411
●春の境内の人形浄瑠璃 (神山町神領・小野さくら野舞台公演)
マチでは、すっかり花を散らせ青や赤の葉を茂らせる桜。春が深まっているのを感じます。ただし、山間部ではまだ満開の木も見られる場所もあり、そうした桜花との邂逅に深く感じ入ったりするピジョンズ・パーク(P.P)なのです。不意を突かれるのは誰しも嫌なものですが、桜花は別。そこに春の残りを見つけるのは(P.P)の小さな喜びだったりします。昨日の4月10日(日)、山深い徳島県にあっていっそう自然が濃い神山町の神領小野地区にも、まだまだ花盛りの木をポツリポツリと見つけることができました。ただし、先述のように桜花はおまけの喜び。この日の目的は、同地区に建立されている天皇神社の境内にある〝小野さくら野舞台〟で開催される人形浄瑠璃公演の見物。今年は第9回開催だそうで、地元の人形座「寄井座」による外題「傾城阿波鳴門」が演じられていました。また、小野さくら野舞台は、数え切れないほどの襖絵を使って場面転換が行われる「襖からくり」の演出も見応えがあり、足を運ぶお客も年々増加しているそうです。桜花が散る境内で、賑やかに行われた阿波の伝統芸能。みんなで楽しんだ祭りのようすを記録しておきます。
 
2016.0408
●忌部神社周辺の桜 (吉野川市川島町・フルーツロード)
昨日の雨でほとんど桜は花を散らしてしまったようです。早朝に訪ねた近所の八幡神社の境内では、前日まで頭上にあったピンク色が地面に横たわっていました。週末は天候が回復しそうな予報です。さてどこに残り桜を訪ねてみようかとピジョンズ・パーク(P.P)はワクワク思案中なのであります。今日のポッポニュースは満開だった先週末のフルーツロード桜花風景を紹介します。吉野川市川島町から山川町に接続する山間農道は果樹園を抜けて延びていることからフルーツロードとも呼ばれているのだそうです。前号で紹介した峯八峠から西へ延びる沿道の要所を桜花が飾り、町境に位置する忌部神社の境内に圧巻の桜花風景が待ち構えています。

●峯八峠の満開桜 (吉野川市川島町・六地蔵展望台)
桜の花は待たせたあげくに、さっさと散って行くわけで。それだからこそボクたちを惹きつけてやまないのだろうし、長く記憶にも残るんだね。桜花を思い出しつつ、ピジョンズ・パーク(P.P)が今シーズンに出会った印象的な桜花観賞ポイントのひとつを紹介します。吉野川市川島町を走る国道192号の南側に連なる山地を吉野川市川島町から美郷地区へ東西に貫くパイロット道路(通称フルーツロード)のほぼ中間点にある絶景地「峯八峠の六地蔵展望台」に見応えあるソメイヨシノの桜花を求めました。善入寺島を包んで蛇行するふるさとの大河・吉野川の流れとともにお楽しみいただければと思います。
 
2016.0406
●桜花が包む岩山 (吉野川市川島町・岩の鼻展望台)
大雨が降ると、結構な確立で吉野川に沈む川島潜水橋。そんな名物橋を眼下にする川島城を見上げ、隣接する川島神社に参拝して、ピジョンズ・パーク(P.P)が向かったのは〝岩の鼻展望台〟でした。(P.P)が岩上に立った時、ちょうど桜花が見頃を迎えていました。足早に散りゆく桜花が楽しませてくれた一瞬を記録しておきます。
 
2016.0405
●桜トンネル (石井町・旧農大の桜花)
多くの野鳥に出会えることで知られる石井町のランドマーク気延山(きのべやま・標高約212m)。その山麓で、ふるさと徳島の農業技術者を育てた旧農業大学校の敷地に樹勢盛んなソメイヨシノが並木を作っています。その数160本にも及ぶ木々が一斉に開花させる春、ピンク色のトンネルが歩きたがってるボクたちみんなを迎え入れてくれます。
 
2016.0404
●散りゆく丘桜 (吉野川市鴨島町・向麻山の桜花)
午前中は雨。午後は曇り。ずっと気温は高く、クルマのフロントガラスがすぐに曇って、ドライブには向かない一日でした。花散らしの雨にあらがう桜花の健気な姿を目に焼き付けようとピジョンズ・パーク(P.P)は、今シーズンのマイブーム花見どころ向麻山(標高約92m・こうのやま)の山頂公園へ足を運びました。しだれ桜はかなり花を散らせ、ヤマザクラは葉を大きく広げるなか、ソメイヨシノが踏ん張っていました。
 
2016.0403
●境内の桜 (吉野川市川島町・川島神社)
ふるさと徳島の週末、今日は朝から花曇り。白い空が広がっています。夕刻から雨の予報で、満開を迎えた桜の花見名所はお昼を中心に賑わうことでしょう。ピジョンズ・パーク(P.P)も今日はお花見に呼ばれて、空の具合を見上げながら、この後、出会える桜花の色に想像を膨らませているのです。さて、今日の写真は吉野川市川島町に建立されている川島神社境内の桜花。川島城に隣接する地域では比較的大きな拝殿を持つ神社です。うぐいすの声を聞きながら、散策したのは先月31日のことでした。
 
2016.0401
●城山の桜 (吉野川市川島町・川島城)
吉野川市川島町のランドマークといえば、まず最初に浮かんでくるのは川島城。復刻天守閣ですが白い壁と甍の堂々とした屋根の城が緑の森に囲まれた高台に立ち、吉野川に架かる潜水橋や国道192号を行くクルマの流れを眼下に眺められるピジョンズ・パーク(P.P)一押しのビューポイントだったりします。そして川島城周辺は見応えある桜花で彩られることでも知られています。写真は3月31日の開花状況。早くも見頃を迎えていました。
 
2016.0331
●吉野川遊園地跡の桜 (鴨島町・吉野川医療センター)
今から約5年前の2011年8月31日に閉園した吉野川遊園地は、ふるさと徳島を代表する娯楽の殿堂として多くのお客さんを迎え入れてきました。遊具だけでなく、桜の名所としても知られ、シーズンには花見を楽しむ家族づれなどで賑わっていました。閉園後の跡地には吉野川医療センターが稼働していますが、桜の木は健在で、今日もピンク色の花を春の風にそよがせていました。江川湧水脇のしだれ桜はほぼ満開。駐車上のソメイヨシノは3分咲きほど。
 
2016.0330
●夜の桜 (鴨島町・江川鴨島公園の夜桜)
今日の徳島も朝から花曇り。桜は青空に似合うと信じているピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんなも少なくないようですが、好みは千差あります。(P.P)も灰色の空にこそピンクの花びらは愛されていると信じていたりするひとりだったりするのです。ただ、夜桜を見上げるのに満天の星空も曇天もありません。提灯の明かりに浮き上がる桜はどれもやわらかに赤く、火照(ほて)って見えます。木の下で、一杯やりたくなるのも、自然な流れなのでしょう。今シーズン、(P.P)はどれだけの桜花に酔えるのか、名所巡りがちょっと楽しみなのです(=^・^=)。
 
2016.0329
●もう一度、下見。 (鴨島町・向麻山の桜花)
ふるさと徳島では、今週末あたりに各地の花見名所で桜花が見頃を迎えそうな雰囲気です。3月29日の午後。ピジョンズ・パーク(P.P)は下見花見へいそいそと。吉野川市川島町の大正池や上桜城趾周辺では、まだ咲き始め。江川遊園地跡地の吉野川医療センターも同様。川島城や川島神社境内は木によっては5分咲きの見頃。これでは物足りないわけで…。前号に続き、向麻山の妖怪桜を訪ね、一応の満腹を得ました(=^・^=)。
 
2016.0326
●しだれ咲き始め (鴨島町・向麻山の桜花)
しだれ桜のほうが、どうもソメイヨシノよりも早く咲くようです。吉野川市鴨島町のランドマーク向麻山(こうのやま・標高約92m)が遠目に赤く色づいているように思え、偵察に足を運びました。そこで目にした光景に浮かんだのが冒頭の感想です。向麻山といえば、見事な垂れっぷりで魅せてくれるしだれ桜。大木の根元を越えて、眼下の道路まで枝を伸ばしたスガタは妖怪桜の名にふさわしい威容なのであります。突然、出てきた「妖怪桜」はピジョンズ・パーク(P.P)の勝手な命名ですが、夜桜見物のたび驚かされているうち、そう呼ぶようになっていたのです。(P.P)読者のみんなも、満開の頃にはきっと納得するのに違いありません。というわけで今日のポッポニュースは桜花見物の名所「向麻山」の開花の具合を報告します。ソメイヨシノは咲き始め。花は数えるほど。しだれ桜は2分~3分咲き。足を運んだのは昨日3月25日の午後。今日からの週末、ちょっと立ち寄ってもいいかも。
 
2016.0325
●山村の春 (つるぎ町半田・大惣の半田川沿い)
ピジョンズ・パーク(P.P)は、えっとぶりに渓流に竿を出してきました。ほんの2時間ほどの釣行。それでも、一応狙った獲物アメゴを谷の流れから引きあげ、手に取ることができました。フキノトウの天ぷらと合わせて素揚げにしてパクリ。春の息吹を堪能させていただきました。清流・半田川を見下ろす、つるぎ町半田大惣地区の急な傾斜地では100%人力の畑作りが行われていました。梅の木もまだ花を満開させていて、標高を感じさせてくれます。深呼吸する(P.P)を歓迎してくれるように、ウグイスが非の打ち所がない歌声を谷あいにこだまさせていました。
 
2016.0318
●古刹小径 (美馬市美馬町・寺町)
昨日は花粉が多く舞ったのか、ピジョンズ・パーク(P.P)はマスクを付けていてもクシャミがやまず、参ってしまったのです。クシャミといえば、年齢を重ねると音が大きくなるんですね。自分でもビックリします。普段なら声は出ないほうで、外食に出かけても料理の注文がなかなか通らないくらいなのに(=^・^=;)。今日も春霞で朝が始まりましたが、夕刻には曇り雨の予報です。花粉が少し洗い流されるかもと期待したりして。さて、今日のポッポニュースは晴れた日の寺町風景。美馬市美馬町に常念寺、願勝寺、安楽寺、西教寺、林照寺といった浄土真宗や真言宗の古刹が集まる地域があり、通称「寺町」と呼ばれています。朱塗りの山門や枯山水の庭園、また初夏には花しょうぶが咲き乱れる菖蒲園など見どころにあふれています。歴史を感じさせてくれる小径を(P.P)がちょっと散策してきました。
 
2016.0316
●本格的な春は黄色から。 (美馬市脇町・吉野川沿いの菜の花)
白漆喰の飾り防火壁を施した旧商家が軒を連ねる県西部の観光名所「うだつの町並み」にも春の陽気が漂い、休日を中心に県外や海外からも多くのお客さんが訪れています。そんな古い町並みから望む大河吉野川の河原一面が今、菜の花色に染められています。黄色い花びらを舞台に、陽光が奔放に舞い、金色に輝いて弾けます。今回は、美馬市脇町を流れる吉野川沿いの菜の花の風景を紹介します。まずは、写真でお楽しみ下さい。そして通勤の途中に、週末の行楽でちょっと寄ってみたらいいかも?と、ピジョンズ・パーク(P.P)はググッとおすすめしてみたり。
 
2016.0315
●白と黄 (吉野川市川島町・菜の花とモクレン)
菜の花全開!!! モクレン限界っ!!! 吉野川市川島町を走る国道192号沿いの畑に、白と黄の花が満開していました。ピジョンズ・パーク(P.P)的には、吉野川沿いの堤防道路を埋める菜の花の風景に強く堅く激しくひかれていたりもするのですが、この光景は見逃せなかったのです。道中、桃も咲き乱れてたりして、お花見放題シーズン。もうすぐ桜も…くふふふ。楽しみなのです(=^・^=)。
 
2016.0310
●桃花
ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場の近くに花モモの木を見つけました。もちろん存在には気づいていて、そこにあることはずっと知ってたのです。毎春、花の季節の間、遠目に淡い色を眺めて満足していたため梅花だとばかり思っていました。でも、一昨日朝日の下で桃色をいっそう輝かせるスガタを見て、いつもとは違う感情が湧いたのです。で近づいてみたのが今日の写真。桃色を分かち合いましょう(=^・^=)。
 
2016.0309
●善入寺島北側の吉野川堤防 (阿波市・阿波町&市場町&土成町&吉野町)
ふるさと徳島は久しぶりの雨。先日、目にした吉野川沿いの畑で植えられたばかりの春野菜の苗もたっぷり潤っていることでしょう。今日は一日雨の予報。外に出られないピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんなのため、春陽があふれた先日の吉野川北岸堤防沿いの爽やか風景をご紹介します。吉野川最大の川中島「善入寺島」の北側に位置する阿波市(阿波町&市場町&土成町&吉野町)を走る堤防に淡い色があふれていました。
 
2016.0308
●熊谷寺山門の桜とコブシ (阿波市土成町・四国八十八ヶ所霊場第8番札所)
阿波市土成町にある四国八十八ヶ所霊場第8番札所普明山真光院熊谷寺は、重厚な複層の瓦屋根を持つ山門が見逃せない古寺。そしてこれからは山門周辺で桜とコブシの花が見頃を迎えます。今日のポッポニュース写真は、一昨日の日曜日に訪ねた花の様子です。今朝と同じく靄(もや)がかかっていましたが、それでも良い感じの咲具合。ひょっとすると今日あたり、見頃のピークを迎えているかもしれません。
 
2016.0304
●満開の桜 (勝浦町・沼江の前田商店の駐車場の桜)
ふるさと徳島は標高1955mの剣山を最高峰に1000mを超える山々がつらなる山国でもあります。山には緑があふれ、そして澄んだ流れをたくさん生み出しています。山から染み出した一滴は、清流と呼ばれる谷をつくり生き物をはぐくんで大河に成長します。そうしたふるさとの川の一本に勝浦川があります。鮎釣りのメッカとして知られシーズンには多くの太公望が県内外から訪れています。そんな勝浦川を望む川岸の駐車上で花を満開させた桜の並木を見つけました。ふるさとの春のたよりだなぁ(=^・^=)。
 
2016.0303
●ひな街道歩き (上勝町・おひな様の奥座敷)
♪あかりをつけましょ、ぼんぼりに…というわけで、今日は桃の節句─ひな祭りの日です。ひな祭り欠かせない「ひな人形」を盛大に飾り付けて祝うことで知られる徳島県勝浦町と、そこを流れる清流・勝浦川の上流に隣接する上勝町を訪ねました。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは3月1日のこと。町をあげてのひな祭りイベント「ビッグひな祭り」開催中の街道を散策しました。開催も今年で28回を数えるとあって、勝浦町・上勝町坂本地区の家々の軒先に飾られた「ひな人形」もいっそう豪華になっていて、見応えがありました。ちなみに勝浦町の人形文化交流館での、ひな人形展示は4月3日(日)まで行われるようです。総数30000体にも及ぶ新旧ひな人形が迎えてくれる会場ものぞいてみたいものです。
 
2016.0302
●梅花の里歩き (神山町阿川・代次地区の梅林)
ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんな、こんにちは! 1日空いてしまいましたが、前号に引き続き、神山町阿川地区の梅花の先具合をご紹介します。神山町といえば爽やかな香味と酸味で知られる緑の宝珠スダチの世界一産地として知られています。と同時に、おいしい食材あふれる徳島県内でも屈指の梅の生産地だったりもします。傾斜地の畑に植えられた紅白や大小粒の実をつける各種梅の木が、春の陽光に、それぞれ独自の花色を輝かせて(P.P)を魅了してくれました。訪ねたのは、2月28日(日)のこと。恒例の春期間イベント「阿川梅まつり」の初日でした。では、さっそく梅花が香り立つ里山の風景をご堪能ください。
 
2016.0229
●祭りと餅投げと花見と (神山町阿川・阿川梅まつり)
今日は2月最後の日。4年に1回の閏日。言うまでもなく、明日から3月。県内では渓流の女王「アメゴ」の釣り解禁となり、早咲きの桜の便りも方々から届くようになるでしょう。春は良いですなぁ(=^・^=)。梅だの桃だの、そして桜だのの樹花が開花のシーズンを迎えて、ボクたちのココロを浮き立たせてくれますからねぇ。そしてお楽しみ!!お花見の口火を切るのは梅。青空が広がった昨日、県内屈指の梅どころ神山町の阿川地区で、毎年恒例の梅の花を観賞する祭りが始まりました。阿川地区(神木・代次)に植樹された約16000本の梅の木が咲かせ、香る風景を背景に、これから約1カ月にわたり梅花観賞と地元のおもてなしイベント期間。そして昨日28日(日)は、阿川地区の二ノ宮八幡神社境内でオープニングイベントが開催され、屋台や特産品販売所が出展するなか、獅子舞の奉納や餅投げが行われ、大勢の人出で賑わっていました。ピジョンズ・パーク(P.P)も、春のまつり気分をちょっと楽しませていただきました。今号と次号の2回連載で、阿川梅まつりと例年より開花が早い梅園の様子を紹介します。
 
2016.0226
●棟上げ
家を建てるのは、家族や個人の人生において最大のイベントのひとつであろうと思います。ピジョンズ・パーク(P.P)が子供だった頃、新しい家の骨組みを仕上げる『棟上げ』『建て前』と呼ばれる作業の日、組み上がった構造の上から、お餅を投げて福を分ける儀式を楽しむ、施主や家族の笑顔があったのを覚えています。もちろん、近隣の子供やお年寄り、大人もいっしょになってお餅を拾い、笑ったものでした。お餅投げの光景は、寺社の祭りやイベントなどで見かけるくらいになりましたが、拾ってみると、いつのまにか夢中になっていたりします(=^・^=)。ふるさと徳島に青空が広がった吉日のこと。県西部のとある町で、新しい暮らしの建築が始まりました。餅投げの予定は聞きませんでしたが、施主さんはもちろん、作業する大工さんたちの表情も晴れやかに見えました。
 
2016.0223
●本物『鳴門わかめ』漁 (鳴門市瀬戸町・収獲と浜茹で)
先週末土曜日の大雨から一転、日曜日は好天に恵まれました。ふるさと徳島の春イベント会場や行楽地も賑わったのに違いありません。そして新しい一週間が始まった昨日の月曜日も引き続きの青空がウキウキ広がりました。そんなわけで、ピジョンズ・パーク(P.P)は、お誘いいただいていた『鳴門わかめ』の収獲と浜茹での見学に足を運ばせてもらいました。場所は鳴門市瀬戸町小海の日出湾の沖。井川水産(井川頼雄さん)の養殖場です。日出と書いて「ひゅうで」と読むそうです。朝4時起きで家を出た(P.P)は、明け切らない5時30分、船出した播磨灘は波が高く、あっという間に気持ちも体力も衰弱して、常々、自信を持っていた(P.P)の忍耐は、いともたやすく波濤の藻屑となりました。波に、もまれながら約2時間の収獲を見せてもらった8時前、ほうほうの体で上がった日出漁港では、浜茹での準備が進んでいました。陸に上がり、気分が落ち着いたところで、茹でたてを食べさせてくれました。何の味付けもしないその味わいは鳴門海峡の滋味をたっぷり含んで深く、シコシコの歯ごたえは食べることの幸せをもじっくりと、(P.P)に教えてくれるのでした。
 
2016.0216
●早朝の雪と春の陽
背骨が軋んで今朝の気温を知りました。窓外の無音に降雪を感じました。そして今、ピジョンズ・パーク(P.P)は、オレンジ色に差し込む春の陽気を見ています。ふるさと徳島の森には、きっと霧氷が彩りを添えたのに違いないと想像も膨らむのです。今日は火曜日。新しい一週間はまだ、始まったばかりで、こんなに劇的な夜明けに出会えた(P.P)は、いっそう期待を膨らませているのです。何に、って? もちろん、 (P.P)読者のみんなに、小さな幸せをたくさん届けられそうな予感にです。
 
2016.0215
●そうだレンズを売ろう!
日曜日の昨日は強風が吹いたものの、ぽかぽか陽気。出かけてみれば、気持ちの良い春の一日を過ごすことができました。打って変わって今日のふるさと徳島には、冷たい北風が渦巻いています。ぐぐぐっと気温は下がっているようで、ストーブも朝から全開なのです。下がったといえば、ピジョンズ・パーク(P.P)の所有するカメラレンズもハンパない下がりようなのです。使用頻度の少ない単焦点のレンズを、本格的な春の到来と新機購入に向けて下取りに出そうとネットで査定してみました。使うときは大切にぶつけたりしないよう気を使い、使用頻度の少ない物は湿気に注意しつつ、収納は防湿庫で管理していたのに、なのに、だのに愕然の価格ヽ(  ̄д ̄;)ノ。あ~あ。でもまぁ、寝かせておくよりは、もっと使うレンズやカメラに変更するのがよいと、決意を固め、(P.P)レンズ達と今、別れを惜しんでいるところなのです。

●雨と100円ネコ (吉野川市鴨島町・春雨)
春雨と呼んでいいのでしょうか。立春を過ぎているから、きっといいのでしょう。あたたかく感じれられる雨が、今日の昼過ぎくらいから、ふるさと徳島を洗っています。雨が苦手ではないピジョンズ・パーク(P.P)は、週末でもあるし、ついふらふらと雨のようすをうかがいに、靴を突っかけてしまうわけなのです。で、吉野川市山川町を走る国道192号沿いの和菓子店に寄り、久しぶりに「川田まんぢう」を購入しました。ほの暗い店の中で、「どうぞ」と試食させてくれた一粒がとてもおいしく、つい「買ってしまった」わけです。そうしてですね「買ってしまった」というのは、実のところ(P.P)は今朝、体重を測って愕然としていたわけで…。そこで一念発起、4月24日(日)に開催されるマラソンイベントまでに、8kgを目標に減量することを誓っていたためなのです。詳しく言うと、2カ月と10日の期間で69kgを61kgにしようと考えておるしだいなのです。ちょっとした後悔を春雨に洗い流してもらいつつ、明日からのチャレンジに決意を固くしている(P.P)なのであります。
 
2016.0211
●春の吉野川沿い散策道 (吉野川市川島町/阿波市土成町・善入寺島外周)
朝から広がっていた青空は、夕方になってもまだ居座って、ピジョンズ・パーク(P.P)のココロを浮き立たせてくれます。建国記念日の今日、(P.P)は春の陽気に誘われるまま、吉野川の土手道で、浅緑の芽吹きやら暖かい風に乗る甘い香りやらに、まみれてきました。ふるさと徳島を西から東へ流れる大河・吉野川の中で最大の川中島で広さは約500ha。ざっと計算してみると、甲子園球場全体の約130倍くらいです。で、善入寺島の西の端を望んで架かる阿波麻植大橋、そして東の端を望む阿波中央橋、吉野川の北岸・南岸の堤防道をつないで、ぐるっと巡ると約20kmの散策コースになります。春が深まるほどに、豊かな表情を見せてくれる、(P.P)とっておきのベストプレイス。(P.P)読者のみんなにだけ、こっそり教えてあげます(=^・^=)。
 
2016.0208
●番ネコGallery (皆勤で頑張ってます。)
ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみなさん、おはようございます。昼休みに読まれた方には、こんにちは。夜、立ち寄ってくれたみんなには、こんばんワ。今日のふるさと徳島は快晴。引き替えに凍り付いたままの朝が迎えてくれました。にゃンとも布団に別れを告げがたくはあったのですが、新しい一日、輝かしい一週間の始まりと思えば、チカラも湧いてくるのです。そして(P.P)にチカラを分けてくれる、もうひとつの存在があります。ご存じ、(P.P)番ネコ。今朝のように寒い日も、逆にセミにたたき起こされる灼熱の朝も、そして雨が絡みつき、雪がのしかかり、雷が弾けていようとも、(P.P)番ネコは休むこと無く職務を全うしています。穏やかな春の陽気にまどろむような、照りつける夏の日が傾いたけだるい午後に寝そべるような、ゆる~い様子に癒され、勇気づけられるのです。そんな番ネコの様子を(P.P)読者のみんなにもみていただこうとウェブギャラリー2部屋を追加しました。よかったら、のぞいてみてくださいね。少し元気になれるかもしれません。眠くなったら、ごめんなさい(=^・^=)。
 
2016.0204
●新しい道にワクワク (吉野川市川島町・忌部神社)
2015年気分がいまだ抜けていないピジョンズ・パーク(P.P)ではありますが、もう2月も4日目。昨夜は「お庭外、福は内」とマメを投げました。そして今日は立春。ふるさと徳島は曆どおり、ポカポカあたたかい日和に恵まれています。さて、本日のポッポニュースは少し日を戻して、1月31日(日)のこと。(P.P)は久しぶりに吉野川市川島町と山川町の町境に建立されている『忌部神社』に参拝しました。ここは県西部の知る人ぞ知る桜の花見名所。ソメイヨシノの枝先を見るとつぼみが大きく膨らんでいました。楽しみっ!そして、楽しみといえば、神社の脇に工事用の仮設道路が延びていました。初めて聞いた名称ですが「どんど谷」という谷があって、そこを通る林道か町道が造られているのだろうと想像しました。(P.P)にとって新しい道の発見は何より心躍る愉しみのひとつ。桜の開花とあわせて、待ち遠しいのです(=^・^=)。
 
2016.0202
●地下足袋王子がお祝いに! (番ネコの誕生日)
ピジョンズ・パーク(P.P)に、ネコの『みぃこ』がやってきたのは2006年2月2日のことだった。その日から丸10年。いまや事務所を守る(P.P)番ネコとして、そこそこ貫禄もついたようにみえます。一日のほとんどをウトウトまどろんで過ごしているのに、高さ70cm以上ある机の上にひらりと飛び乗る筋力を備えていたりします。玩具のネズミを相手に本格的な格闘シーンを演じてくれることもあります。そして何より、かつて来社くださるたびに「シャァ~」と威嚇していた地下足袋王子(平井滋さん※)を愛想良くお迎えできるようになっています。※ファガスの森『高城』管理人、南つるぎ地域活性化協議会会長、木沢鹿肉加工所所長ほか多岐にわたって活躍されています。で、本日は『みぃこ』の(P.P)番ネコ10年を祝うため地下足袋王子がわざわざ足を運んでくださいました。ありがとうございます。(P.P)番ネコもそのあたりの空気が読めるくらいに成長したのでしょう、なんだか感極まっているように(P.P)には思えたのです。
 
2016.0201
●忌部氏ゆかりの地へ (吉野川市山川町・種穂山)
昨日の朝のこと。満面の笑みを浮かべたピジョンズ・パーク(P.P)が立ち尽くしているのを見た!と、(P.P)山友からメールをいただきました。場所は近所のガソリンスタンド。レギュラー99円!ついうれしくなって、不覚にも笑ってしまったのですな(=^・^=;)。ちなみに(P.P)山友さんたちは、高越山(標高約1133m)を目指していたそうです。というわけで本日のポッポニュースは、高越山の北側につらなる台地のようなカタチをした種穂山(たなぼやま・標高約379m)の風景。その山頂に建立されている『種穂忌部神社』や参道をご紹介します。訪ねたのは先々週末1月23日(土)の午後。道中では紅白の花を満開させた梅の木が迎えてくれる場面もあり、いつもより早めの春を楽しませてもらいました。
 
2016.0128
●想いのカタチ/このままがいいな。
ゴハンはいっしょに食べます。ベッドもひとつです。じゃれあうのも日課です。鼻の先の冷たさを相手の鼻先の温度で確認し合うのは朝の恒例です。視界の端に置いたり、ときには凝視したりして、互いの存在を感じて安心をつむいでいます。まともに口にすれば照れくさいわけですが…、そう!、ボクたちの間にのみ存在する「想いのカタチ」があって、いい感じの距離感がピジョンズ・パーク(P.P)事務所内に蔓延というか、固定化しているのです。同じ方向へ走るし、掃除も手伝うし、買いものやドライブも、いつもじゃないけれど、結構いっしょだし…。だけど決して、べたべたなんかじゃありません。寝息を近くに感じていても夢の色はきっと違っていて。こんなまったりしたことを考えてしまうのも、ゆるんだ気温に春が香ってるからなのでしょうかね(=^・^=)。
 
2016.0127
●吹雪 (吉野川市鴨島町・吉野川の堤防道路)
今朝はまだ陽が少し差していますが、ふるさと徳島の今週末の天気は雨の予報となっています。気温はどんどん緩んでいくようで、本格的な冬はもう終わったような気持ちになっているピジョンズ・パーク(P.P)なのです。ポッポニュース3の今号話題は、貴重な2015─2016冬日を掲載して名残を惜しんでおきます。吉野川堤防道路に現れた吹雪の風景です。
 
2016.0126
●ご苦労さまです (吉野川市川島町・吉野川の護岸工事)
空は何色ですか?曇っていますか?今日も寒いですか?つぼみはほころびかけていますか?今日のピジョンズ・パーク(P.P)はしっかり閉じこもって、外のようすがわかりません。あ~あ。バリスタのコーヒーをもう何杯飲んだのか、数えるのをあきらめました。さっさと一本仕上げちゃえばいいのですが、集中力が持続しません。ついつい「境界の彼方」なんてのに見入ってしまったり…^^;。番ネコとミニボクシングを楽しんでみたり…(=^・^=)。いかんいかん。こんなに頑張ってる人もいるのだから。というわけで先週末の寒波到来直前の土曜日お昼頃の光景。吉野川市川島町を流れる吉野川で護岸工事が行われていました。巨大なテトラを水中に沈める際、ポイントにきっちり合わせるためクレーンのマニピュレータに水中から指示を送っていたダイバー。この夜、徳島県内に大雪が降りました。寒風のなか、頑張るスガタを思って、(P.P)は今から再度エンジンをかけるつもりです^^)。
 
2016.0125
●水が楽しませてくれる季節 (吉野川市鴨島町・西麻植交差点)
昨夜から今朝にかけて日本全体が冷凍庫状態に。それこそ何十年かぶりの寒波だとか。ふるさと徳島も山間部から市街地までカチカチの朝を迎えました。昨日はふわふわの雪があたりを包み、今朝は鏡のように凍り付いていました。お昼を過ぎて気温が緩むと車道も路地も畑も、屋根も、みんな濡らして、そうして青空に還りはじめています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、水に還る前の乾いた音を、長靴の裏に楽しみました。
 
2016.0124
●休日の雪景色・その3 (吉野川市鴨島町・西麻植交差点)
JR鴨島駅から下り隣駅のJR西麻植駅までは約3kmほど離れています。JR西麻植駅の前の通りを南へ進み国道192号に接する西麻植交差点の陸橋にのぼり、町のようすを眺めてみました。ご覧のとおりのいい色合いです。スノータイヤでないクルマのドライバーさんたちは特に苦労して走らせているようでお気の毒様ですが、大急ぎでビュンビュン走り抜けていく日常の光景を思えば、のんびりとも思えるスピードで往来する風景は、高みから見物している身からすれば安心感があったりもするのです。それでは休日のマチの雪景色ラスト第3弾は、国道192号西麻植交差点の周辺をお楽しみいただきましょう。
 
2016.0124
●休日の雪景色・その2 (吉野川市鴨島町・江川鴨島公園)
ピジョンズ・パーク(P.P)にとっては2016年初の本格的な雪景色。昨夕から降り始めた雪は、今日の午後1時近くなって、やっとひといきついたようです。でもまだ、徳島県西部地域や山間の神山町などでは大雪の警報が出されたままで警戒は続いています。とはいえ、酷暑も極寒も晴天も雨も、ピジョンズ・パーク(P.P)が重ねる無味乾燥の日々に、ひとときの安息や潤いを与えてくれる一粒のドロップだったりするのです。目の前に広がる色の変化や気候の移り変わりや香りの濃淡こそがふるさとの味付けなのですね。前号に続き、雪に塗られた休日の今日、(P.P)が散策した町の風景を紹介します。第2弾は、JR鴨島駅の北側約500mほどの場所に設けられている江川鴨島公園の雪景色です。
 
2016.0124
●休日の雪景色・その1 (吉野川市鴨島町・JR鴨島駅周辺)
昨夜から降り始めた雪は、お昼を過ぎても降ったりやんだりを繰り返しています。とはいえ、早朝には真っ白だった国道も、溶けるスピードのほうが早いようで、黒い路面を水しぶきをあげて、クルマが走り去ってゆきます。まだ、雪が溶け残っていた午前中、ピジョンズ・パーク(P.P)は、劇的に変化した町の色合いを楽しむため、長靴に足を突っ込んでいました。町をあっちこっち歩いて見つけた雪景色を3回にわけて紹介します。まず最初は徳島本線のJR鴨島駅周辺。国道192号より積雪、残雪は少ないように(P.P)には感じられました。

●寒い季節にはコレッ!
今週末、大寒波がやってくるのだそうです。南国と評されることもある「ふるさと徳島」にも!まぁ、海抜0mから、標高約1955mまで、狭い県土に豊かな環境変化がひしめき合ってるわけで、雪国のような場所があっても不思議ではありません。ただ、今回の寒波は何十年かぶりというような冷え込みが予報されてるようで、積雪や水道の凍結といった事態に備えておきたいところです。このところピジョンズ・パーク(P.P)のポッポニュース3でも「寒さ」がテーマになってますが、寒いからこそ、冷え込むからこそ、といった楽しみがあります。そんな楽しみの一つが、あったかぁ~い甘酒。味噌屋さんや酒蔵さんのどぶろく甘酒が好物ですが、酒粕を湯に戻して、適量のお砂糖や生姜で味付けする甘酒も、この時期、恋しくなる味覚だったりします。そして、この甘酒を飲むのに、重宝しているのが6年ほど以前に〝四国山岳植物園(旧しゃくなげの里) 岳人の森〟で分けてもらった湯飲み(各500円・税込み)。軽く150mlくらい入り、甘酒をいただくのにちょうど良い分量になるのです。はぁ、この週末もこの味とあったかさで、元気に過ごせそうです。(P.P)読者のみんなにも試してほしいな。
 
2016.0121
●大寒に思う (鳴門市瀬戸町小海・日出漁港)
今日もサブイ{{ (>_<) }}と思ったら、やっぱり!大寒(だいかん)でした。1年のうちで一番寒い日なんだそうで、だいたい1月20日前後に決まっているようです。そんな大寒前日の昨日、ピジョンズ・パーク(P.P)は鳴門に足を運んでいました。で、ちょこっと時間ができたのを幸い、道草を愉しみました。場所は鳴門市瀬戸町小海の日出漁港。瀬戸内海が目と鼻の先に見える西山地区を走る国道11号の鳴門警察署鳴門検問所の脇から東へ延びる県道183号線を5分ほどクルマで進んだあたりに開かれています。小さな漁港には十数隻ほどの小型漁船が係留されて、北風を受け小刻みに揺れていました。粉雪が舞う港には人影はないものの、まもなくやってくる鳴門わかめの収穫期には、浜ゆでする大鍋に湯気が立ち、人々の笑い声で賑わうのに違いありません。漁の準備が進んでいるようすから、そんな想像を愉しんだ(P.P)なのでした。
 
2016.0120
●初雪ふぶき (吉野川市鴨島町・雪の国道192号)
3月だ、4月だの陽気が昨年暮れから続いていましたが昨日、やっと、ふるさと徳島の平野部にも雪が降りました。しかも「舞った」というのじゃなくて、「吹雪いた」が表現の正確。鳴門・板野・上板・吉野川市とクルマを走らせたピジョンズ・パーク(P.P)は、夕方から夜、明け方にかけて強まる風と降雪に少し怖くも感じられたのです。日が落ちた国道の黒い路面が見る間に白く染まり凍り付いてゆきます。朝、積雪はほとんどないものの、郊外の田畑はうっすらと雪に覆われ、冬らしい風景に変わっていました。
 
2016.0119
●陽気に誘われて (阿波市土成町・樫原神社と裏山山行)
ふるさと徳島を流れる吉野川中流域の北岸。のどかな田園が魅力的な風景のひとつになっている阿波市土成町が横たわり広がっています。ピジョンズ・パーク(P.P)は、陽気に誘われたのもあって、田園に縦横に抜ける農道を目的地も決めず辿ってみました。そうして最初に招かれたのは御所神社。長い石段を一息に登り切って二拝二拍手一礼。さらに北西に向かって歩を進めると、小さな古い鳥居に出会いました。最初の鳥居の神額には樫原神社とあり、奧にあった二つ目の鳥居には鈴川神社と彫られていました。ひょっとすると何かの縁で二つの神社がこの地に鎮座しているのかと想像を愉しみつつ、ここでも初詣のご挨拶。なんの疑いも感じないまま、見えないチカラに促されるまま裏山へ登らせてもらいました。(P.P)のGPS腕時計の数字を信じるなら標高は300m弱くらい。眼下に吉野川や田園風景を見下ろし、清々しい空気を堪能させてもらいました。
 
2016.0118
●谷間の春 (神山町・神領地区)
昨年暮れから続く暖冬で、ロウバイはもちろん、木によっては満開している梅花やジンチョウゲなどを見かけます。開花時期が大幅に前倒されて季節感も狂ってしまいます。昨日、阿波市土成町の山中では、5月の連休明けくらいに見頃がやってくるはずのオンツツジが赤い花で枯れた山を彩っているのに出会いました。混沌とした季節感を取り戻したくて、ピジョンズ・パーク(P.P)は先日、深い自然が残る神山町に足を運び、里山を散策。本格的な春の到来を待ち焦がれる例年の愉しみを探してきました。やっぱり、じらされることで気持ちは昂(たか)ぶるし、やっと叶えられた快感はいっそう手応えのあるものになるのです。だから(P.P)は今、あえて冬を探し、春を探り当ててみたいのです。
 
2016.0113
●ココロ満足プチ旅 (兵庫県神戸市・神戸ハーバーランド)
そんなに愛着があるわけでもなく、旅と称するほどに遠くもないのだけれど、突如として足を運びたくなるプレースがあります。ピジョンズ・パーク(P.P)にとって、神戸はまさにそんな場所の一つで、今回はぶらっと神戸ハーバーランドを歩いてきました。バスでJR神戸三宮駅へ。そこから甲子園口駅へ回り、諸事を済ませてJR神戸駅到着。いざ神戸ハーバーランド散策開始。いろいろと有名だったり人気だったりするお店もあるようなのですが、そこらはチラ見でスルー。いい感じの猫雑貨が店頭で誘ってきても、大きめのスポーツバッグを引きずり歩く汗かきの(P.P)にはちょっと敷居が高く、甘い香りを漂わせるスイーツの店に気持ちを持って行かれても、おっさん(P.P)を順番待ちの行列が受け入れてくれるとも思えないから。とはいえ、きれいなマチには洗練されたイロやヒカリやカタチがあって、ただただ歩いているだけで、幸せな気持ちになれるのです。たまには、近くの県外散策もココロのためにおすすめなのです。

 
2016.0111
●宵のうちに (徳島市通町・えびす祭り)
今日は残り戎(残り福)の日。一年の商売繁盛を願って、えべっさん(恵比寿神)に参り、福を買い求める年中行事『えびす祭り』の最終日です。縁起を担ぐのにやぶさかでないピジョンズ・パーク(P.P)は、宵の9日に、徳島市通町にある事代主神社へ参拝し、飾り熊手やら招き猫やらを手に入れてきました。ちなみに、えびす祭りは9日の宵戎、中日10日の十日戎、最終日の残り戎の3日間行われます。で、この時期よく耳にするかけ声に「商売繁盛(で)、笹もってこい!」というのがありますが、福笹は持って帰るのにも、祀るのにも、結構かさばるため、(P.P)は1.000円の小さな飾り熊手を買い求めることにしています。金額の多寡やものの大小や笹か熊手かの違いに、何かしらの面目はかかることがあるのかもしれませんが、いただくご利益のほうは、きっと同じくらい価値あるものと信じているからです。そんなわけで「ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんなが、今年も豊かであるように」と願ってきました。
 
2016.0107
●お隣さん (阿波市市場町・粟嶋神社と八幡神社)
はや今日は、1月も7日。言わずと知れた、七草がゆの日。年末のゆず湯や5月のしょうぶ湯のように、邪気を払って健康を願う古い儀式のひとつです。今夜は、「七草にしようかなぁ」。まぁ、そんなわけで今日まで正月ということで、ピジョンズ・パーク(P.P)が正月に梯子した神社をご紹介します。ちょっと珍しい雰囲気の境内です。入り口に鳥居が2つ並んでいます。縦列に並んでいるのは普通にありますが、一つの境内に並列しているのは、あまり見かけません。で、見上げてみると右手は八幡神社、左側が粟嶋神社の社名が書かれた額束が。昔、八幡神社の境内に粟嶋神社が引っ越してきたんだそうです。粟嶋神社は、吉野川最大の中島である善入寺島にあった本須賀八條神社や東北須賀山神社、愛宕神社、中須賀戎社、高尾須賀戎社、西須賀三宝荒神社などがひとつになったもの。善入寺島に住んでいた人々が一斉に引っ越しさせられたのをきっかけに大正5年に遷宮したと境内の祈念碑にありました。老朽化から20年ほど前に新築再建されていますが、やっぱり間借りしているからなのか、八幡神社に比べて小さく、少し後ろに下がって建立されているスガタが健気にも思えるのです。きっとこれは拝殿が無く (あるいは八幡神社と兼ねているのか)、いきなり本殿となっているためなのでしょう。また近く、訪ねてみたい神社でした。
 
2016.0106
●札所参拝 (阿波市市場町・切幡寺)
正月三が日の最終日。ピジョンズ・パーク(P.P)は『四国88ヶ所霊場 第10番札所 得度山灌頂院 切幡寺』に初詣させていただきました。数年前の秋頃に訪ねた折には、鐘撞き堂の梵鐘の下で、日なたぼっこする子ザルに出会いました。今年はサル年ということで、期待もあったのですが、待っていてくれることはありませんでした。今年のお正月はとてこあたたかく、ここまで来なくても、山の中で過ごしやすかったのかもしれません。参拝者が三々五々訪れていた2016年1月3日の切幡寺境内の様子です。
 
2016.0105
●凝縮〝徳島の昭和〟 (写真アルバム〝ふるさと徳島市〟)
戦後70年の節目となった昨年暮れ、昭和の時代を中心に集められた写真440点余りが掲載された写真アルバム〝ふるさと徳島市〟(税抜9250円・郷土出版社)が発刊されました。ピジョンズ・パーク(P.P)もほんの少しですが、お手伝いさせていただきました。そして、今朝の徳島新聞に6段1/3ほどのスペースでご紹介いただいています。さっそくポッポニュース3でも、再掲載させていただきました。執筆編集作業にご尽力下さった先生方にあらためてお礼を申し上げ、ご一緒させていただけたことに感謝いたします。
 
2016.0104
●あっちこっち初詣 (吉野川市川島町・川島神社&忌部神社)
ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみなさんは、今日から張り切って出社していることでしょう。(P.P)も2016年の事始め。もりもり働くつもりなのであります。ちなみに「事始め」とは、辞書によれば「物事に初めて手を付けること」とあり、シゴト始めと理解していました。でも、もともとは「正月事始め」が主だったようで、正月に年神様を迎える準備に取りかかる神事を事始めといい、これが12月8日。逆に終えるのは2月8日で事納めというそうです。話を戻して、辞書的理解からいうと初詣でも事始めのうちというわけで、(P.P)は正月三が日、向麻山(標高約92m)山麓の國中八幡神社参拝を皮切りに、JR鴨島駅前の八幡神社、川島城に隣接する川島神社、川島町と山川町の町境にある忌部神社、そして阿波市市場町にある四国八十八ヶ所霊場第10番札所切幡寺を梯子参拝してきました。もちろん、年始のご挨拶と(P.P)読者みんなが今年も元気に過ごせるよう願ったしだいです。今年も(P.P)のポッポニュース3をご愛読いただければと思います。
 
2016.0102
●山頂の初日の出 (吉野川市鴨島町・向麻山)
徳島市沖の海上に初日の出が見られたのは7時7分頃。ピジョンズ・パーク(P.P)の陣取る向麻山(標高約92m)の山頂公園に朝日が差したのは、それから20分余り遅れた7時30分過ぎのこと。公園展望台から東に望む気延山(標高約212m)の稜線を2016年のご来光が越えてきました。この公園で(P.P)が初日の出を迎えるのは初めて。太鼓の演奏があり、書き初めショーがあり、多くの人々が集まって、とても賑わしく、一年の計の出発点として、ここに立つのは悪くないと感じたのです。
 
2016.0101
●謹賀新年2016
あけまして おめでとう ございます
ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみんなにとって
新しい年がより良い日々となりますよう、
心から願っています。
 
2016年の(P.P)も、昨年以上に
ふるさと徳島のチャームポイントを探して
歩きに歩きたいと決意しています。
 
どうぞ、今年もご愛読・ご声援くださいますよう
お願いします。


2015

 
2015.1231
●干支の引き継ぎ式
2015年も残り3時間を切りました。ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみなさんをはじめ、お世話下さったみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。(P.P)は、新しい年も何かしら、ふるさと魅力を探して、(P.P)読者のみんなに小さな幸せのかけらを提供できればと願っています。2016年もどうぞ、よろしくお願いします。新しい歴史に一歩を踏み出したポッポニュース3のご愛読くださいますよう、番ネコ(=^^=)ともども、願う次第なのです。というわけで、ピジョンズ・パーク(P.P)恒例の干支の引き継ぎ式を行いました。いつもなら、大谷焼窯元〝佳実窯〟さんの焼き物が登場するのですが、今回は、縁あって伊勢の五十鈴干支さんにお願いしました。佳実窯さんのサルは後日ご紹介しますね。それでは、(P.P)読者のみなさん、良い年をお迎え下さい。
 
2015.1230
●これで一安心〝〆詣〟 (吉野川市鴨島町・JR鴨島駅前と八幡神社)
2015年も残すところ今日を含めて2日となりました。毎年感じていることなのですが「またしてもやり残したことがたくさんある」ような〝気〟がして、ピジョンズ・パーク(P.P)はどうも落ち着かないのです。じゃ、それはなんだ?と振り返ってもみるのですが、カタチははっきりとしてきません。〝気〟というのは、そういうものなのです(=^^=)。乾いたぞうきんを無理にひねって、やり残しを一滴しぼりだしてみて気づいたのは、新しい年を迎えるための準備がまだ、何もできてないこと。とはいえ、何をしたらよいのかさっぱり想像が膨らまない(P.P)は、町のようすを覗いてみるのです。駅前にも商店の入り口にも、期待した角松の姿はありません。それでも、きっといつもなら多くの通勤客で賑わっているだろう列車のホームに人はまばらで、駅前のアーケードを歩く人もなく、年末のただただ過ぎて行く気怠い時間が駅前ロータリーにうずくまって、それらしい気配を漂わせているのです。新年を迎えるための準備を探しに来た(P.P)は、もちろんこれくらいでは納得できないわけで…。目的を果たすべく、駅前中央通りを南へ抜けて、鴨島八幡神社へ参拝しました。そこでは、しっかりと初詣客を迎える準備が整っていました^^)。二拝二拍手一礼。初詣のためにひとまず、〝〆()詣〟させていただきました。
 
2015.1228
●年末の川上画伯 (色えんぴつ画家・川上和彦氏)
2015年最後の日曜日だった昨日(27)。地元新聞の朝刊にのんびり目を通していたピジョンズ・パーク(P.P)は、見慣れた人の名を見つけてうれしくなりました。ピジョンズ・パーク(P.P)のポッポニュース2では、もうお馴染みの色えんぴつ画家・川上和彦くんを紹介する記事でした。今年4月に死んだ介助犬たんぽぽ号との日々や、色えんぴつ画家として活動する川上画伯の活躍に思いを馳せることができました。そうして今年、お世話になったお礼の気持ちを持ったまま、さて新年会をいつ頃やろうかと、心弾ませる年末を過ごしている(P.P)なのです。
 
2015.1227
●雪無し峠 (吉野川市川島町・チェリーロードライン)
吉野川市川島町と美郷地区を結ぶ県道43号線は、吉野川の南岸につらなる山の山腹を走る眺望良い山道。春には街道沿いを無数の桜花が彩ることから、別名チェリーロードラインと呼ばれる徳島県西部の花見名所としても知られています。川島町と美郷の境にあたる峠は展望台となっていて、蛇行してゆうゆうと流れる吉野川と最大の川中島である善入寺島の区画された田園風景を眼下に、遠くは淡路島や沼島まではっきりと見通すことができます。昨日、ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは、休日のことでもあり、小春日和に誘われもしたから。そういえば去年の今頃は西部地区が大雪に見舞われ、一昨年も峠は雪が積もっていました。今年は打って変わっての暖冬。こんな冬も、まあいいかなと寒がりの(P.P)は納得していたりします。
 
2015.1225
●県外編:都会の光飾 (神戸市・JR三ノ宮駅前)
メリークリスマス。「!」とか「♪」なんかの記号を語尾に付けたいところなのですが、暖冬のためか、今年のクリスマスはどうも気分が盛り上がらないピジョンズ・パーク(P.P)なのです。とはいえ、今日はクリスマス。県外のイルミネーション風景ですが、22日の夜に歩いたJR三ノ宮駅前(神戸市)の夜景を掲載します。忘年会の喧噪があふれていたこの夜はとても暖かく、おかげで寒がりの(P.P)も、のんびりと都会の電飾を楽しむことができました。
 
2015.1220
●いしいドーム周辺イルミネーション (石井町・飯尾川公園)
今日の徳島はすっきりと晴れ。青い空がどこまで続いています。放射冷却というのですか、窓から差し込む朝日の角度がかなり大きくなって、気温がそれなりに上がって、やっとベッドから離れることができました(=^^=)。でも、寒いことは悪いことでは決してありません。だって、田舎町の暗い夜に踊るイルミネーションの光が、いっそうくっきり見えるから。クリスマスシーズンの彩りを、いしいドームに隣接する飯尾川公園に探しました。
 
2015.1219
●ケンチョピアきらきら (徳島市万代町・県庁前ヨットハーバー)
冬とは思えないくらい暖かい日が続いています。おかげでクリスマスムードも盛り上がりにくいのか、テレビや街角からクリスマスソングが流れてくることが少ないように感じられるのです。これじゃ、あっという間にお正月がやってきてしまって、何かしらの〝やり残した感〟が気持ちの中に漂ってしまいそうです。せっかく新しい年がそこまできているのです。そんなはめにならないようピジョンズ・パーク(P.P)はクリスマスムードを迎えにいくことにしました。というわけで昨夜、最初に思いついた場所〝ケンチョピア〟に足を運びました。徳島県庁の前を流れる新町川の河口に係留されたヨットがそれぞれイルミネーションで飾られ、田舎町の暗い夜に幻想的な輝きを漂わせていました。
 
2015.1208
●県外編:高野表参道を歩く (和歌山県高野町・町石道)
11月最後の週末。ピジョンズ・パーク(P.P)は、ご縁をいただいて紀伊水道を渡り、真言宗総本山のある和歌山県の山へ向かいました。言わずと知れた高野山。金剛峯寺へ参詣するための表参道〝高野山町石道(ちょういしみち)〟を歩く機会に恵まれたのです。四国88ヶ所霊場へ旅立つにあたり、そして巡礼の締めくくりに多くの巡礼者が歩いた道は、ほどよく踏み固められて歩を進めやすく、杉の巨木が林立する森にも、ところどころに秋の色づきが見られて、飽く間もなく多くの距離を消化していました。
 
2015.1207
●県外編:お伊勢参り (三重県伊勢市・伊勢神宮とおかげ横丁)
先日は縁あって高野山(和歌山県高野町)で合掌し、また一昨日はお招きいただいて伊勢神宮に二拝二拍手一礼することができました。2015年も残りわずかとなって、神仏に交わる機会をたくさんいただいたピジョンズ・パーク(P.P)は、早くも新しい年にウキウキウッキッキーと心躍らせているわけなのです(申年だけに)。そんなわけで、初めて足を運んだ伊勢神宮の内宮と外宮の静寂。それと参拝客で賑わう「おはらい町」「おかげ横丁」のカットを少しばかり掲載します。お楽しみ下さい。
 
2015.1125
●ホッとするね。この景色。 (神山町・神領と鍋岩あたりの町並み)
今日のポッポニュース・フォトは前号に引き続き、神山町が舞台です。最近は町内に残る半鐘(はんしょう)を追って、こつこつと記録を進めている〝雨乞の滝の女神さま〟といっしょに何気ない田舎の風景を訪ねさせてもらいました。人の繋がりやご近所の助け合いや道端の人情やといったものが、そこらじゅうに寝そべっていたころの地域の賑わいを、冬枯れた雑草の中に見つけることもあります。かつて火事などの災害をいち早く知らせるために叩かれた半鐘。谷を挟んだ向いの集落から、あるいは地域で近隣の人が支柱にのぼり半鐘を打ち鳴らし、響き渡ったのに違いありません。木の柱は風雨にやせて、谷間に吠えた鐘は赤く錆びつきましたが、記憶はまだ残されていたりするのです。半鐘を例にとるまでもなく、田舎の風景にはいろんな記憶がまだまだ染みている気がします。
 
2015.1124
●名瀑の秋 (神山町・雨乞の滝)
阿波の三大名瀑といえば那賀町の釜ヶ谷渓谷に刻まれた〝大釜の滝〟、海陽町の王餘魚谷川(かれいたにがわ)に落ちる〝轟の滝〟、神山町の悲願寺そばに湧く高根谷川が雨水山水を集めて流れる〝雨乞の滝〟。三連休の中日にあたる一昨日の22日。紅葉に染まる名瀑を求めたピジョンズ・パーク(P.P)は、神山町の見どころ、歴史、人情を隅々まで知り尽くす『雨乞滝の女神さま』に案内を請うことにしました。というわけで今回、足を運んだのは〝雨乞の滝〟。このところ降り続いた雨で水量は申し分なく、葉を色づかせた木々が渓谷と名瀑をいっそう魅力的なスガタに変えていました。
 
2015.1117
●秋のお楽しみ! 阿波の陶器市 (鳴門市大麻町・大谷焼窯まつり)
今日の徳島は朝から冷たい雨が降っています。マチもすっかり秋めいて、イチョウの木々も葉を黄金色に染めています。さて、久しぶりのポッポニュース更新となってしまいましたが、今回は先週末に鳴門市で行われた恒例の陶器市〝大谷焼窯まつり〟の賑わいを紹介します。ピジョンズ・パーク(P.P)が足を運んだのは、2日間開催された市の初日。あいにくの雨模様でしたが、阿波の伝統工芸品の掘り出し物を求めて、多くの大谷焼陶器ファンが訪れていました。
 
2015.1104
●県西部の林道秋景 (つるぎ町・大惣の紅葉)
特産・半田そうめんの産地として知られるつるぎ町半田地区。山深い町を流れる清流・半田川沿いの道をさかのぼると大惣(おおそう)と呼ばれる山間地域に達します。石堂山や白滝山、矢筈山といった魅力的なピークへの登山口もあり、川沿いに走る県道から別れる林道も少なからず利用されています。数年前くらいまでピジョンズ・パーク(P.P)もよくドライブした大惣地区へ、久しぶりに足を運び、もみじ狩りを楽しんできました。色の頃合いは、まずまず。枯れ散る前の秋の光景を記憶に残すことができました。
 
2015.1102
●秋の絶景 (阿波市阿波町・阿波の土柱)
「標高1000mを超える山々では、赤や黄に葉を染めた木々が鮮やかな秋世界を演出している」(地下足袋王子:談)のだそうです。そんな標高には到底おっつかないわけなのですが、吉野川流域の名勝もゆっくりそしてしっかりと秋に覆われていくのです。ピジョンズ・パーク(P.P)は、去年の秋風景を思い出しながら、国指定天然記念物の名勝景勝『阿波の土柱』に散策。秋の降り具合を確認してきました。
 
2015.1027
●晩秋の大菊人形 (吉野川市鴨島町・JR鴨島駅前&市役所イベント広場)
晩秋の恒例イベント『鴨島大菊人形』がJR鴨島駅前と市役所イベント広場で始まっています。初日からまだ5日目ですが、菊の花はほどよく咲いて、人形の表情も上品な雰囲気を醸しています。これから時を待たずして、残る多くのつぼみも次々と開花し、色取りも賑やかになっていくことでしょう。ピジョンズ・パーク(P.P)のお気に入りの花の香りに菊があります。この時期、薔薇の花が席捲・魅了するところですが、(P.P)は少し控えめの菊の花の香りによろめいてしまうのです。イベントは1115日まで。会場への入場も菊花観賞も無料です。
 
2015.1025
●今秋一番のお気に入り (鳴門市大麻町・天円山/天ヶ津山)
昨日(24)。空は青いし、風は涼しいし、このところノンビリしてないしで、ちょっと時間が取れたのを幸いに、ピジョンズ・パーク(P.P)は鳴門に出かけました。行き先は山。海を眺めながら潮風をほおばるのも魅力的でしたが、紅葉を探して山に分け入るのを選択した次第です。で、足を運んだのは焼き物の里として知られる鳴門市大麻町大谷にそびえる天円山(標高約434m・あまがつぶやま)。通称、天ヶ津山(あまがっつぁん)。なんだか、高越山の愛称「おこうっつぁん」に似ています。山友から話には聞いていたのですが、足を運んだのは今回が初めてでした。そしてコースは大当たり! (P.P)的には今秋であった自然ふれあいコースのなかでも一番のお気に入りポイントになりました。登山口のひとつ「御嶽神社」裏から「さるの墓」というポイントを経由するコースで山頂まで約3.5km。ずっと登りなのですが、山有り谷有りで眺望の利く広場もあり。手頃なのに、充分に楽しめる山道を備えていました。月に一度は足を運びたいような、そんな場所でした。
 
2015.1021
●県都のランドマークで秋探し (徳島市・眉山)
昨日のお昼前。徳島市のランドマーク『眉山』(びざん・標高約290)に登ってきました。山頂の広場にあったモラエス館の撤去工事もかなり進んでいるようで、建物のスガタはまったく見えなくなっていました。ピジョンズ・パーク(P.P)は、この日の前日、前々日と久しぶりに遅くまで作業して、ぐったり疲れてしまっていたのですが、県都のランドマークから吉野川平野とそこを潤して流れる川や賑わいが広がる街の様子を眺めていると、すっかり元気を取り戻すことができたように感じられるのでした。山頂では桜の葉やススキの穂に秋が降りていました。もうすぐ、雑木の森も色づいてくることでしょう。
 
2015.1020
●県南駅前の山 (阿南市・津乃峰山)
先日、ピジョンズ・パーク(P.P)は阿南市橘町にシゴトがあって足を運びました。打ち合わせを終えたのは11時過ぎ。このまま帰るのも何だなぁ、と回りを見舞わして見つけたのは津乃峰神社の赤い大鳥居。さっそくくぐってしまった(P.P)。くぐったからには、参拝しなければならないわけで…。とはいえ、実のところ(P.P)は参道を歩いて津乃峰山頂(標高約284m)に建てられた拝殿に向かうのは初めてだったりします。新米参拝者ということで参道入り口が分からず、八大神社に迷い込んだりで、しばらく迷ってしまったりして=^_^=;)。やっと先行する参拝者さんたちが乗ってきたのであろうクルマが数台止められている空き地を見つけ、そこから(P.P)も歩き出したのでした。
 
2015.1019
●水際の秋 (徳島市・JR徳島駅&藍場浜など)
剣山(標高約1955m)では、木々の葉が色づき、見頃を迎えているそうです。しかも例年を上回る見応えであるそうです。ふぅ。いくら「そうです」と重ねてもむなしさがつのる一方で、山に向かえない我が身をあわれむピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。とはいえ、ちょっと目をこらせば、小さい楽しみはそこここにあるもので、とりあえずJR徳島駅から藍場浜、新町川沿いを歩いて、秋の気配とか、香りとか、風とか、音とかを探してみました。
 
2015.1006
●公園の秋 (徳島市八万町・徳島県文化の森総合公園)
図書館、博物館、美術館、文書館などの文化施設が集まる徳島県文化の森総合公園。園内には、芝生の広場を中心に自然と親しめる散策道が延びています。春にはお花見を、お昼にはお弁当を広げ、そして秋には…。というわけで先日のこと、ピジョンズ・パーク(P.P)は、色を楽しみに歩いてみました。
 
2015.0930
●新町川沿いの賑わい (徳島市東船場町界隈・パラソルショップほか)
先週末の日曜日。降り注ぐ紫外線さえもエネルギーに自己変換できるピジョンズ・パーク(P.P)は、県都で水の都で阿波おどりのメーン会場にもなる徳島市の中心部をフワフワさまよってきました。秋の陽ざしに恵まれた新町川沿いのボードウォークでは、白い花のようなパラソルショップが立ち並んで、新鮮な農産物や食品や小物や特産品をそろえ、たくさんの笑顔がのぞき込んでは買いものを楽しんでいます。新町川の水面には、カヌーを操る人たちや無料のクルーズ船で川風観光するみなさんが遊んでいます。富田町の通りへ迷い込むと「富街まつり」の開催日だったらしく歌や踊り、ちんどんパフォーマンスに人だかりが出来ています。(P.P)は近くのセルフうどんでお腹を満たしつつ、〆は吉野川河口近くにかかる新橋「しらさぎ大橋」まで、足をのばしてみたりしたのです。
 
2015.0929
●名水と樹花の杜 (徳島市佐古山町・椎宮八幡神社)
近くにあるのに、まったく足を運ばない場所があることに時々気づきます。徳島市のランドマーク眉山の南麓にある小高い丘「椎の山」は、初夏ともなれば辺りを赤や白に塗りつぶすツツジの花見名所として知られています。石段の参道を登り切ると椎宮八幡神社が建立鎮座しています。振り返れば、少なくとも5年余り足を運んでいなかったように思います。先日のこと。ピジョンズ・パーク(P.P)は当社の祭神にきっと招かれたのでしょう。懐かしい杜を散策してきました。
 
2015.0928
●県外編 1000万ドルの夜景とか (兵庫県神戸市・六甲山ホテルほか)
シルバーウィーク期間中のこと。ピジョンズ・パーク(P.P)は、神戸にそびえる自然のランドマーク六甲山(標高約932m)の山腹に建つ洋館「六甲山ホテル」の屋上から、値1000万ドルとも褒められる神戸の夜景を眼下に楽しんできました。今回の旅では、神戸市王子動物園を皮切りに、横尾忠則現代美術館、北野異人館街を経てメリケンパークに遊び、南京町で食べ歩く贅沢観光も堪能。距離にすれば20kmに足らずの行程でしたが、文字通りクルマを使わない散策旅。路地の風景やオシャレな街角や雑踏や空気や香りに触れることができました。(P.P)的人力旅の風景を紹介します。
 
2015.0923
●県外編 至福!酒蔵めぐり (兵庫県神戸市&西宮市・灘五郷)
ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみなさん、こんちわ。シルバーウィーク(SW)も今日が最後。期間中は天候にも恵まれて、山海の行楽を満喫されたことでしょう。(P.P)SWの一日、思い切って海峡を渡り、酒蔵が軒を連ねる町並みを散策しました。灘の生一本のうたい文句で知られる日本酒どころ灘五郷で、通りに流れる甘い香りを頼りにひと蔵、また一蔵と探し当てる愉悦のひととき。写真だけですが、記録して、(P.P)読者のみんなにもご紹介しておきます。
 
2015.0922
●キノコとマムシと山道と (鳴門市・大麻山~卯辰越)
先週の良く晴れた日。ピジョンズ・パーク(P.P)は鳴門市のランドマーク大麻山の弥山神社に参拝させてもらいました。大麻山山頂は標高約538mと小さな山ですが、侮ってはいけません。登山道の勾配は結構きつくて「サンダル履きでちょこっと」とはいかないのです。それでも、登山道は山頂の弥山神社への参道にもなっており、延々と続く石段などもよく整備されていて、気軽に登れる山でもあるのです。参拝させてもらった後、(P.P)は大麻山の麓の西側にある卯辰越まで山道を下り、そこから南北に延びる県道41号を伝って、クルマを止めさせてもらっていた大麻比古神社の駐車場までぐるっと散策。途中、下りの山道で日向ぼっこするマムシのすぐそばに足を置いて冷や汗をかく場面もありましたが、色づき始めたふるさとの森をたっぷり堪能できました。次回は、落ち葉が山を覆う頃に足を運んでみたいと思う(P.P)なのです。
 
2015.0915
●県外編 台地の蓮池 (高松市・屋島)
スパッと平らな山上が特徴の溶岩台地の島〝屋島〟。瀬戸内海を望む標高約292mの台地は、どこに立っても目を奪われる景観名所ばかり。ピジョンズ・パーク(P.P)は、四国八十八ヶ所霊場の第84番札所屋島寺に参拝させていただきつつ、島内の見どころを散策させてもらいました。台地の三大展望所〝談古嶺〟〝遊鶴亭〟〝獅子の霊巌〟や血の池と呼ばれる瑠璃宝池、千間堂跡などを散策する中で出会った、水面を蓮の花が色取り湖畔に蒲の穂が揺れる池と芝生の公園。憩いと愉しみがあふれる屋島のなかでも、最も(P.P)的に居心地の良い場所でした。
 
2015.0914
●県外編 古戦場の砲台跡 (高松市・長崎の鼻)
那須与一の逸話などが残される源平合戦の古戦場〝屋島〟。標高約292mの島の北端に、長崎の鼻と呼ばれる場所があります。今から160年あまり前、黒船と呼ばれる米国艦隊が浦賀に来航したのは誰もが知る史実。国内大騒ぎの末、外海に対する防衛力を確保しようと、江戸幕府の命令により全国各地の海岸に砲台が設けられることになりました。長崎の鼻の砲台もそうした海防の痕跡なのだそうです。一昨日の土曜日。屋島を登頂し周囲をめぐり、ついでに隣接する庵治半島を一周したピジョンズ・パーク(P.P)の小旅の記録をポッポニュースで少しずつ紹介します。第1弾は屋島の北端〝長崎の鼻の砲台跡〟です。
 
2015.0908
●秋のいただきもの (神山町産スダチと栗)
雨の日が続いているためか、朝の肌寒さも日増しに強くなっているようです。ピジョンズ・パーク(P.P)としては室内にこもっていながらも秋を意識するようになるわけで…。思考は日常から切り離されがちになってしまい、行楽や読書や観月やスポーツやといろいろ想像を楽しんでしまうのです。仕方ないのです(=^^=)。そして秋といえば味覚。うまいもんが、これから次々と旬を迎えるわけです。先日のこと、(P.P)読者のみなさんには、もうお馴染みの「雨乞滝の女神さま」からいただきものをしました。女神さまが暮らす、徳島県で最も便利で元気な〝いなか〟神山町の特産『スダチ』と秋を代表する山の幸『栗』。いずれも女神さまの畑や裏山で収穫されたものです。(P.P)の今秋最初の愉しみカテゴリーは「食欲の秋」だったようです。
 
2015.0827
●番ネコヒトリゴト
今朝早く…。ご主人が開け放していたベランダの窓から、今夏はじめてのヒンヤリ風が吹き込んいるのに気づきましたネコっ。心地よく私のホホをなで起こしてくれる風に、いつものようにセミの声が乗っています。耳のいい、私には困りものの大合唱が始まるか!とうんざりしたのは昨日までと同じなのですが、ただ、今朝はちょっと様子が違っていました。「おらおら今日も、思いっきり行くぞっ!」とばかりに鳴き出すはずのセミたちが、声のボリュームを上げきれないままグズッているのだにゃ。で、髭の先にピンっと感じてしまったのね。待ち焦がれた秋の始まりを…=^_^=。いつもならちょっとでも冷たい廊下やガラステーブルの上に伸びているところなのですが、今朝はご主人の寝返りを避けながらベッドの足下で丸くなりたい気分だったのです。昼前の今、セミも元気を取り戻したようで、外が騒がしくなってきました。やれやれ=^_^=;。私は耳をふさいで、もうひと眠り。涼しくて静かな季節を待とうと思います。
 
2015.0819
●駅前通りのエライヤッチャ (徳島市上八万町・宅宮神社の神踊り)
日の落ちるのが早まっていることに気づいたのは昨日のこと。夕刻にも雨雲が空を覆い、夕日が見えなかったのも理由のひとつでしょう。日が短くなって思うのは、季節の移ろい。秋の訪れ。五穀豊穣を願い、豊作に感謝する秋祭りのシーズンがやってきます。秋祭りというには、ちょっと早い感もありますが、お盆期間中の先日815日に、徳島市上八万町の宅宮(えのみや)神社へ、無形民俗文化財の県指定も受けている〝神踊り〟を見学させてもらおうと、ピジョンズ・パーク(P.P)は足を運んできました。家を守る神様を祀る珍しい神社で舞われた、五穀豊穣を願った踊りの奉納をご覧下さい。
 
2015.0818
●駅前通りのエライヤッチャ (吉野川市鴨島町・吉野川市阿波踊り大会)
ピジョンズ・パーク(P.P)がつづるポッポニュースの阿波おどりネタもついに最終回。吉野川市鴨島町のJR鴨島駅前中央通で行われた阿波おどりです。会期は814日から16日までの3日間。(P.P)は、中日にあたる15日に足を運びました。徳島市や鳴門市のように幾筋もの通りや街角で踊られるわけではなく、会場は通り一本。また、つるぎ町貞光や三好市池田町の阿波おどりのような混雑もありません。それだけにゆったりのんびり「見る阿呆」になれるのが吉野川市阿波踊り大会なのです。さっそく駅前通りのエライヤッチャをお楽しみください。
 
2015.0817
●うだつのぞめき (つるぎ町・貞光の阿波おどり)
チャンカチャンカ♪チャンカチャンカ。ぞめきのリズムが、複層うだつの旧商家が軒を連ねる古い通りの奧から近づいてきます。ピジョンズ・パーク(P.P)が、通りの入り口に立ったのは昨日16日の夜。県西部の歴史あるマチ、つるぎ町貞光地区の阿波おどりが最終日を迎えました。いつもはひっそりと静かな通りに、「今宵ばかりは!」と踊る阿呆と見る阿呆がひしめき合い、ソースとアブラの混じり合った香ばしく甘いにおいが、(P.P)のお腹を刺激して流れていくのでした。
 
2015.0816
3日目 (徳島市・阿波おどり)
あっという間の徳島市の〝阿波おどり〟でした。激しく燃えるほど、早く尽きるのは焚き火だけではないようです。ただ、楽しい時間の残り火は地域に一日分、残っていて、昨夕、ピジョンズ・パーク(P.P)が出かけた吉野川市鴨島町をはじめ、三好市池田町や美馬郡つるぎ町貞光などの阿波踊りは今日が最終日となっています。夕方から雨予報は出ているものの、踊りの熱を冷ますことはできないでしょう。さて、本日のポッポニュースは徳島市の阿波おどり3日目のマチのようすです。冷たいお茶の入った水筒を片手に、 (P.P)は、新町橋、東新町アーケード街、両国橋、富田橋やらを歩いて、まちかど踊りを堪能させてもらいました。
 
2015.0814
●まちかどカンカンドコドコ (徳島市・阿波おどり)
朝からエアコン全開でしのぐピジョンズ・パーク(P.P)なのであります。(P.P)番ネコもシゴト机の下で延びています。窓外はうだり、室内はけだるく、作業はうまく進まないわけで、気分転換にこうしてブログを書いている次第なのです。写真は前回に続き、徳島市の阿波どおり初日の様子。今回は街角の踊りをピックアップしました。三味線や笛を欠いた踊り連に多く出会いました。カンカン、ズンドコ、ドコドコと打ち鳴らされるリズムにグルーブ感があって立ち止まるのですが、年齢のせいか、すぐに音量についていけなくなって、次の街角へ新しい連を探してしまうです。そんな初日の街角踊りのノリを、さっそく見てケロ。
 
2015.0813
●あちち (徳島市・阿波おどり)
さっき、雨が落ちてきましたが、阿波おどり2日目が開幕する6時には、きっちりやんでくれたようです。初日だった昨日、たっぷり踊りとぞめきと熱気を堪能したピジョンズ・パーク(P.P)は、今夏はこれでもう充分と考えていたのですが、またあのマチのエネルギーに包まれたくなっているから不思議です。というわけで、本日のポッポニュースは、明日のそぞろ歩きを楽しみに、初日の市役所前演舞場の様子第1弾として阿波おどり超有名連「娯茶平」連を中心に掲載します。
 
2015.0811
●海の玄関口の花火大会 (鳴門市・納涼花火大会)
久しぶりの更新になってしまいました。どもども=^_^=;)。明日から、いよいよ徳島市の阿波おどりが始まります。13日と14日の中2日間が若干雨が降りやすいようですが、4日間とも熱気がマチに渦巻くことを願ってやみません。渦といえば、渦潮で知られる鳴門海峡に鳴門大橋が開通して30周年を迎えました。これを記念して、恒例の鳴門市納涼花火大会は例年を大幅に上回る10000発の花火打ち上げられ、撫養川河口を色とりどりに染めました。花咲く夜空を見上げて、ピジョンズ・パーク(P.P)も川沿いを歩きました。そうして本格的な夏が、ふるさと徳島にやってきたのを実感したのです。
 
2015.0729
●初花火 (徳島市・吉野川グラウンド)
ふるさとを流れる大河をもっと知るためのイベント〝吉野川フェスティバル〟が、先週末3日間にわたり開催されていました。ピジョンズ・パーク(P.P)は中日にあたる25()。蜂須賀家の墓所がある万年山コースから登った眉山山頂をあとに、天神社へ下り、新町川を渡って、会場の吉野川グラウンド(吉野川橋南岸河川敷広場)へ。特設のバーベキュー広場から阿波牛を焼くこうばしい香りが川風に漂う中、お腹の虫をスポーツ羊羹で黙らせた(P.P)は、見上げた夜の空に期待を膨らませていました。午後9時。大河の川面を鮮やかに染めて花火が広がります。今夏、(P.P)にとっては初花火。(P.P)読者のみんなにも、ちょこっとお裾分けします。
 
2015.0725
●雨後の小滝へ (吉野川市川島町・水神の滝)
梅雨明けしたばかりの空を染める朝の青色は、清々しくていつまでも見上げていたくなるのです。週末のけだるさを洗い落としてあげたくなったピジョンズ・パーク(P.P)は、(P.P)番ネコにシャワータイムを振る舞ってやりました。排水口に絡んだ小さなコブシひとつ分くらいの抜け毛を始末してコシをのばすと、(P.P)もどっかに出かけたくなるのです。そうだ今夕は、花火の鑑賞も兼ねて眉山でも登ってみようかな。眉山といえば、えっと前になりますが、ふるさと徳島を舞台に撮影された同名の映画がありました。印象的だったのは、劇中の回顧シーンに登場する小滝のスガタ。というわけで本日のポッポニュースでは、雨後で水量が増した件の小滝を取り上げました。青空の下でしか思い出せないことがあって、〝雨〟もそのひとつなのです=^_^=
 
2015.0724
●ポポを偲ぶ色えんぴつ画展 (東みよし町)
今日の夕刊に夏本番を伝えるニュースが掲載されていました。平年より6日遅れ、昨年より4日遅れの梅雨明け宣言です。ピジョンズ・パーク(P.P)読者のみなさんも待ち遠しかったことでしょう。台風12号の進路が気にはなりますが、明日からの週末。お出かけ日和になればと願っています。さて、お出かけと言えば、絵画展に足を運んでみてはいかがでしょうか。ポッポニュースではおなじみの色えんぴつ画家・川上和彦氏の個展が、喫茶店パパラギ(東みよし町加茂)で、始まっています。車いすに乗る川上画伯を10年近く、傍らで支え続けた「介助犬たんぽぽ号」を描いた25点の色えんぴつ画作品が展示されています。会期は831日まで。(P.P)読者のみんなに、ぜひおすすめします=^_^=
 
 
2015.0723
●県外編 登山家のふる里の山へ (兵庫県・蘇武岳)
日本を代表する登山家を思うと、最初に植村直己さんの名前が浮かんでくる人は少なくないと思います。兵庫県豊岡市出身の植村さんにとってのふる里の山といえるのが『蘇武岳』。豊岡市と香美町を隔てる標高1074.4mの山です。先週三連休の最終日のこと。徳島県内にある剣山国定公園を中心に山の自然環境を見守るNPO法人剣山クラブの県外研修で蘇武岳を山行するという話を聞きつけ、ピジョンズ・パーク(P.P)もちゃっかり同行させていただきました=^_^=。高越山(愛称:おこうっつぁん・標高約1133m)と同じくらいの高さがあるのですが、山道は分かりやすく、歩きやすく、それほど苦労なく山頂に立つことができました。今回は、巨樹の谷と名付けられた道中の見どころを紹介します。
 
2015.0716
●ぞめきの街へ (徳島市・徳島中央公園の周辺夕景)
台風11号の跫音が近づいてきました。だんだん雨も風も強くなっています。災害がなければいいけれどと願いながら、それでも雨はピジョンズ・パーク(P.P)のココロを不思議と軽くするのです。とはいえ、よく晴れた夕刻の街も悪くないと思うのです。徳島市の真ん中を流れる助任川の畔に立つと川面が赤く揺れています。河口へたどり行き着いた徳島中央公園では早、ヒグラシが歌っています。7時を過ぎてもまだ陽が落ちきらない夏の街に、賑やかなお囃子の音色が渦を巻き始めます。助任川と新町川に囲まれて島のようになった一帯は、(P.P)にはミドリムシに見えたりもするのですが、一般には〝ひょうたん島〟の愛称で親しまれていたりします。この台風が去ったら、また歩いてみたいな…そんな思いをこめて、ゆっくり散策した一昨日の夕刻風景を掲載します。
 
2015.0714
●残りわずか梅雨景色 (吉野川市・大正池と川島潜水橋)
今週の木、金曜日をピークに、11号台風が近づいているそうですが、今日の徳島は朝から快晴。容赦のない夏日にさらされた地表温度もグングン上がっているのが、道路に漂う陽炎から見た目にもわかるほどです。とはいえ今度の台風が去った後には、きっと梅雨明けが伝えられるのだろうと思うのです。鬱陶しいと、多くのみんなに評価される梅雨も今シーズンの店じまいというこ
とになります。湿気は場合によりますが、ことに「雨」が苦手でないピジョンズ・パーク(P.P)は、名残惜しさを大いに覚えてしまうのです。そんなわけで、(P.P)が独自に選んだ「雨の名所」の梅雨景色を楽しんでいただきましょう。今回は、(P.P)厳選「雨の名所」のほんの一端ですが、吉野川市川島町の大正池および吉野川に架かる潜水橋がシットリ濡れる様を掲載しました。さっそくご覧下さい。
 
2015.0702
●海峡を望む鳴門のお不動さん  (鳴門市・成田山)
風光明媚で知られる県内屈指のドライブ観光名所〝鳴門スカイライン(県道183号線)〟。中でも、島田島と北泊の半島を分ける細い海峡に架かる小鳴門新橋からの眺望は、ふるさと徳島の海風景を語るとき、ピジョンズ・パーク(P.P)が最初にイメージする原風景のひとつだったります。この新橋を北泊の半島に渡ってすぐに見えてくるのが今日のポッポニュース写真で紹介する〝成田山 徳島分院光輪寺〟です。森の緑を背景に朱塗りの本堂が石段の上に構え、潮の香を含んだ海風が境内をなでてゆきます。まつられているのは、成田山の御本尊・不動明王(アチャラ・ナータ)。心の迷いを火炎で清め、災厄を断ち切ってくださる仏様で、交通安全や旅行安全のご利益が得られ、家内安全や商売繁盛などのお願いにも耳を傾けてくれます。良く晴れた日の午後のこと、(P.P)は、小鳴門海峡やウチノ海の景勝を目にする小さな幸せを手にするかたわら、読者のみんなの今夏の幸運をしっかりお願いしてきましたゾ=^_^=
 
2015.0629
●県外編 双子のダム散策  (南あわじ市・北富士ダム&成相ダム)
1年にわたり取材を続けてきた淡路島のシゴトも一区切りがつき、肩の荷をおろしています。多くのみなさまに出会い、お世話になり、ご厚情をいただいたお陰で洲本市、南あわじ市、淡路市のかなり奥深くまで見ることができました。ほんの1年前まで、ふるさと徳島からは、ほんの目と鼻の先にあるのにもかかわらず、ピジョンズ・パーク(P.P)には遠い場所だった淡路島が、とても近いことを実感し、そして第2のふるさとにさえ思えるほどに親近感をおぼえることができたました。島で出会ったみなさまにあらためてお礼を申し上げたいと思います。そんなわけで今回、とくにお世話になった方々を先週末に訪ねました。日曜日の早朝、(P.P)はホテルのベッドに横たわっているのがもったいなく感じて、夜明けとともに南あわじ市を走るオニオンロードを散策しました。そこで見つけたのはオニオンロードから簡単にアクセスできる2つのダム「北富士ダム」と「成相ダム」。いずれもダム湖を眺める散策道が湖畔に延び、また両ダムが隣接していることから人工湖を梯子する楽しみも得られました。シゴトでは最後の訪問となった日。淡路島の神様が、心に残る絶景をプレゼントしてくれたように(P.P)は感じたのです。
 
2015.0622
●補助ロボット体験 (色えんぴつ画家・川上和彦氏の挑戦)
「ちょっと恰好ええ実験というか体験に挑戦してるでぇ」と、画伯からメールが送られてきました。画伯とは、ピジョンズ・パーク(P.P)のポッポニュースではすっかりお馴染みの色えんぴつ画家・川上和彦さん。先日、パートナーとして歩んできたポポ(介助犬たんぽぽ号)が亡くなり、すっかり気を落としていた画伯から、思わぬ明るいメールの内容に、(P.P)も少し心が軽くなった思いがしました。で、足を運んだのは(P.P)のシゴト場からほど近くにある医療施設。画伯はここに入院して、ロボットスーツによる歩行訓練に挑戦していたのです。ところでロボットスーツって、知ってますか?まさに着るようにカラダに装着して、その動きを手助けしてくれる最先端技術による補助器具(なのだそう)です。装着したスガタもなかなかに恰好いいのです。そして何より、下半身がまったく自由にならない画伯が、近い将来に自ら立ちあがり、どこにでも歩いていくことができる、そんなうれしい想像を実現してくれる予感が膨らんだのです。
 
2015.0622
●炎天下の閑散 (石井町・変わり続けるJR石井駅前)
とある平日の午後。場所はJR石井駅前の通り。真夏を思わせる陽光がジリジリとアスファルトを焼く、まさに炎天。ハンカチでは足らず、首に巻いたタオルも重くなるほどの汗を垂らしながら、ふらふらと歩いていたのは、ピジョンズ・パーク(P.P)のみ。線路を眺め、しばらく待っていると上下線の列車が駅で待ち合わせ、すれ違ってゆきました。少ないながらも降りる客はあったようで、学生や会社員風の人びとがまぶしげに額に手をかざし、足早に駅を後にする光景が見られました。久しぶりに駅周辺を散策すると新しい建物がいくつかできており、同時に広い空き地は緑に覆われていました。活気らしいものは、この日、残念ながら見つけることはできませんでしたが、マチが少しずつ、そして確実にスガタを変えているのを実感しました。今、この風景を記録しておきたいと(P.P)は、炎天で鈍りながらも思考したのです。
 
2015.0619
●立体交差の向こうの青 (神山町・大久保地区の棚田)
この場所を訪れるのは〝秋〟というのが定石なのですが、ピジョンズ・パーク(P.P)は梅雨の晴れ間に呼ばれては、これに抗(あらが)うこともままならず足を運んでみました。(P.P)が訪ねたのは神山町大久保地区。山深い田舎町には珍しい立体交差をくぐり、たどり着いたのは、太い枝からコブ(気根)が垂れ下がる古木の大樹〝大久保の乳いちょう〟で知られる秋行楽の名所。今回、初めて目にした初夏の風景は、ステロタイプな表現で申し訳ないのですが、これぞ〝ザ・日本の原風景〟なのでありました。焼山寺山に連なる峯から湧き出た喜来谷川の水を蓄えた棚田に、浅黄色をした若い稲が育つ清々しい光景。盆前くらいまでには、再訪したいと(P.P)は強く願ったのです。
 
2015.0609
●記念日の雨
決意の日からついに3年。ピジョンズ・パーク(P.P)のライフスタイルのなかから、タバコの煙と香りとヤニの味が消え、「これでストレスを解消してるんです」なんて言い訳もすっかり使わなくなってしまいました。ニコチンへの依存からは脱出できたようですが、まだ油断はならないとも思うのです。シゴトに集中しているときなど、ふとタバコの香りが鼻の奥に蘇ってくることもわずかながらあったりするのです。まだ、成分がどこかカラダのスミに残っているのかもしれません=^_^=;。というわけで、今日は(P.P)喫煙記念の雨風景。どうぞ、お楽しみください。
 
2015.0608
●県外編 麦秋の朝 (東かがわ市・借り入れ間際の大麦畑)
先月末近い日曜日のこと。ピジョンズ・パーク(P.P)は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島を目指し早朝の国道318号にクルマを走らせていました。東かがわ市の西山地区に差し掛かったとき、朝日を受けて金色(こんじき)に萌える大麦の風景に出会いました。大麦といえば、パンの材料になったり、「麦焦がし」あるいは「はったい粉」の名で食べられたりするいたってメジャーな穀物です。そして、ふるさと徳島の暑い夏を乗り切るのに欠かせないビールも大麦から作られています。梅雨入り直前の畑は刈り入れを急ぎ、そのため初夏を告げる麦秋を目にするチャンスは希少でもあります。この日の夕刻、国道を引き返す(P.P)を、麦畑が丸坊主の笑顔で見送ってくれました=^_^=
 
2015.0607
●屈指の観光地を飾る色 (美馬市・脇町うだつの町並み)
徳島県西部のマチに、ふるさと徳島屈指の観光地があります。重要伝統的建造物群保存地区に指定されている〝脇町うだつの町並み〟。雨に洗われたある日の昼下がり。散策を楽しむピジョンズ・パーク(P.P)は、いつしか観光地に彩りを添える縁の下の力持ち、あるいは塩味のきいたエキストラ的、色の脇役たちに目を奪われていました。
 
2015.0606
●歴史の道を濡らす雨 (美馬市・脇町うだつの町並み)
今日の徳島は青空に白い雲が流れる、爽やかな一日になりました。雨と雨に挟まれた晴れは、晴れた日の次の日の晴れよりも、いっそう気持ちよく感じられるのです。そして反対に、晴れた日に歩くことの多い観光名所だからこそ、雨に洗われたときに特別な光景が現れるのです。梅雨の空が広がった昨日、ピジョンズ・パーク(P.P)は脇町うだつの町並み散策に興じておりました。
 
2015.0604
●日本人の夏は米作りから! (上板町・Kさんちの田植え)
吉野川沿いの平野部では田植えが進んでいます。ピジョンズ・パーク(P.P)のシゴト場から見える近くの田園でも小さな苗が風に揺れています。昨日、雨のシーズンを口にした(P.P)の予見どおり、四国が梅雨入りしたそうですが、今日の徳島はサラッと晴れています。湿気も少なく梅雨が少し後退したようにも感じられた一日でした。さて、梅雨の立ち位置を考えると日本の季節が夏へ脱皮するためのサナギです。そして梅雨や雨の風景を見せてくれるだけでなく、茶色い田んぼを緑一色に塗り替えてくれる季節でもあります。日本の初夏の原風景なのです。というわけで、今回は上板町のKさんちの田植え風景を紹介します。田植えが行われたのは、今日のように青空が広がった528日。日一日と成長を続ける稲の様子を今後も紹介していきたいと思います。
 
2015.0603
●あの季節がやってくる2 (那賀町木沢・高城山へ続く尾根道2)
ネタが無い!というわけでは、もちろんありません=^_^=。ピジョンズ・パーク(P.P)は、ただ霧の風景が好きなのです。そんなわけで、連続で申し訳ないと思いながらも前回、(P.P)読者ののみんなに紹介できなかった、高城山へ続く尾根道霧風景を数点掲載しました。今日の徳島は、朝からずっと湿りがちでした。雨と湿気が苦手なみんなにも、梅雨のいいところを見つけてほしいから、あえて掲載します。だってさ、結局のところ、季節は当たり前にやってくるのだものね。
 
2015.0601
●あの季節がやってくる (那賀町木沢・